JP2007170493A - 固体潤滑無給油チェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた潤滑特性を備え、高温雰囲気や粉塵雰囲気においても潤滑性能を良好に保持して、長期にわたり安定した潤滑効果を維持できる無給油チェーンを提供すること。
【解決手段】ブシュ111の両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレート112、112と前記ブシュ111内に回転自在に嵌挿されたピン113の両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレート114、114とが交互に多数連結されたブシュチェーン、さらに、ブシュ111の外面にローラ116を回転自在に嵌挿したローラチェーンにおいて、ブシュ111とピン113との間あるいはブシュ111とローラ116との間に、黒鉛100%のグラファイトシートで形成された摺動部材115が設けられている固体潤滑無給油チェーン100。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力伝達機構や搬送機構などに用いられる無給油チェーンに関し、特に、ブシュとピンおよび/またはブシュとローラとの間に摺動部材を設けた無給油チェーンに関する。
従来から、動力伝達機構や搬送機構などに用いられる無給油チェーンとして、内プレートに嵌着されるブシュに含油焼結ブシュを用い、含浸させた潤滑油をブシュとピンの間に供給するようにしたものや、内プレートと外プレートとの間にOリングを配置してブシュとピンの間のシールを行い、封入されているグリース等の潤滑油の飛散防止と外部からの異物の侵入を防止するようにしたものがある。
また、ブシュに外嵌されるローラの内面に、潤滑性に優れた摺動部材として、黒鉛、二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレン等の固体潤滑剤を含有する金属製または樹脂製の滑り軸受を設けてブシュの外周面とローラ内周面の摩耗を低減するものもある(特許文献1参照)。
特開平11−351338号公報
しかしながら、前述した含油焼結ブシュを用いたものでは、含浸された潤滑油が雰囲気温度あるいは摩擦熱により必要以上に染み出し、保油量も少ないため長期にわたり安定した潤滑効果を維持できず、また、内プレートと外プレートとの間にOリングを配置したものでは、充填されている潤滑油は僅かであるため、摩擦熱で劣化しやすく同様に長期にわたり安定した潤滑効果を維持できないという問題がある。しかも、これらは、潤滑油を用いているため、特に450℃〜600℃のような高温雰囲気では使用できず、また、粉塵雰囲気で使用すると、潤滑油が粉塵に吸収されて無給油寿命をさらに短くするという問題もある。
また、固体潤滑剤を含ませた摺動部材では、含油焼結ブシュと同様に、固体潤滑剤の含量が少ないため、無給油寿命が短く、特に、樹脂製のものでは高温下での使用はできないように、使用温度に制限があるという問題がある。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、優れた潤滑特性を備え、高温雰囲気や粉塵雰囲気においても潤滑性能を良好に保持して、長期にわたり安定した潤滑効果を維持できる無給油チェーンを提供することである。
本請求項1に係る発明は、ブシュの両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレートと、前記ブシュ内に回転自在に嵌挿されたピンの両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレートとが交互に多数連結されているチェーンにおいて、前記ブシュとピンの間に、黒鉛100%のグラファイトシートで形成された摺動部材が設けられていることにより、前記課題を解決したものである。
ここで、本発明でいう「黒鉛」とは、天然黒鉛、人造黒鉛またはこれらの混合物を意味するものである。
本請求項2に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記摺動部材が、前記ブシュ内面またはピンの外面に加圧形成されていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項3に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記ブシュ内面またはピン外面に、前記摺動部材を係止する凹部が形成されていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項4に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明の構成に加えて、前記外プレートとブシュまたは内プレートとの間に、Oリングが配置されていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項5に係る発明は、ブシュの両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレートと、前記ブシュ内に回転自在に嵌挿されたピンの両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレートが交互に多数連結され、前記ブシュの外面にローラが遊嵌されたチェーンにおいて、前記ブシュとローラとの間に、黒鉛100%のグラファイトシートで形成された摺動部材が設けられていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項6に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記摺動部材が、前記ブシュ外面またはローラ内面に加圧形成されていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項7に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項5または請求項6に記載の発明の構成に加えて、前記ブシュ外面またはローラの内面に、前記摺動部材を係止する凹部が形成されていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項8に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記ローラと内プレートとの間に、Oリングが配置されていることにより、前記課題を解決したものである。
本請求項9に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記摺動部材が、1.0g/cm3以上の密度を有することにより、前記課題を解決したものである。
本請求項10に係る固体潤滑無給油チェーンは、請求項1、請求項4、請求項5、請求項8及び請求項9のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記摺動部材が、グラファイトシートを予め圧縮して円筒状に形成されていることにより、前記課題を解決したものである。
本発明の固体潤滑無給油チェーンは、ブシュとピンとの間またはブシュとローラの間にに摺動部材を設けているため、滑り接触となるブシュとピンとの間またはブシュとローラの間の摺動摩耗を防止することができるとともに、以下のような構成を備えることによって特有の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1または請求項5に係る発明によれば、ブシュとピンまたはブシュとローラの間に設けられている摺動部材が、潤滑特性に優れた黒鉛100%のグラファイトシートで形成されているので、摺動面全体に潤滑作用が効率よく発揮されて潤滑性を高めて、長期にわたる無給油運転を達成することができる。また、黒鉛の耐熱特性から450〜600℃のような高温雰囲気においても、潤滑性能を失うことがなく、粉塵雰囲気中であっても、粉塵を吸収することなく潤滑効果を発揮できる。しかも、摺動部材が、グラファイトシートで形成されているので、取り扱いが容易であり、ブシュとピンとの間またはブシュとローラとの間へ簡単に設けることができる。
本請求項2または請求項6に係る固体潤滑無給油チェーンによれば、請求項1または請求項5に記載の発明が奏する効果に加え、摺動部材が、ブシュ内面またはピン外面、ブシュ外面またはローラ内面に加圧形成されているので、高密度化されて潤滑性能が高められ、無給油寿命をさらに向上させることができ、しかも、通常のブシュ、ピンまたはローラと同様に取り扱いできるので、工程を増やすことなくチェーン組み立て作業を行うことができる。
本請求項3または請求項7に係る固体潤滑無給油チェーンによれば、請求項2または請求項6に記載の発明が奏する効果に加え、ブシュ内面またはピンの外面、ブシュ外面またはローラ内面に摺動部材を係止する凹部が形成されているので、チェーン組立時に摺動部材の抜出しが防止でき、生産性を高めることができる。
本請求項4または請求項8に係る固体潤滑無給油チェーンによれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明または請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、外プレートとブシュまたは内プレートとの間、または、ローラと内プレートとの間にOリングが配置されているので、外部からの異物の侵入を防止できるとともに、摺動部材が摩耗しても、その摩耗粉の飛散を防止して潤滑効果を持続させる。
特に、ブシュまたはローラの端部内面に、Oリングの一部がブシュまたはロールの端面から突出するように、段部等のOリング収容凹部を設けると、ブシュと外プレートとの間またはローラと内プレートとの間での圧縮によるOリングの過度の変形を防止して、チェーンの寿命を向上させることができる。また、ブシュ端部を内プレートから突出させ、Oリングを、この突出部の外周面を囲むように内プレートと外プレートの間に配置すると、Oリングの一部がブシュの端面から突出することになるので、前記Oリング収容凹部と同様の効果を得ることができる。
本請求項9に係る固体潤滑無給油チェーンによれば、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明が奏する効果に加えて、摺動部材が、1.0g/cm3以上の密度を有するので、潤滑性能が著しく向上して、無給油寿命をさらに向上させることができる。
本請求項10に係る固体潤滑無給油チェーンによれば、請求項1、請求項4、請求項5、請求項8及び請求項9のいずれかに記載の発明が奏する効果に加え、摺動部材が、予めグラファイトシートを圧縮して円筒状に形成されているので、密度が高く潤滑効果が向上するとともに、ブシュまたはローラに容易に装着でき、組み立て効率を向上させることができる。
本発明の固体潤滑無給油のチェーンは、ブシュの両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレートと前記ブシュ内に回転自在に嵌挿されたピンの両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレートが交互に多数連結されたブシュチェーン、さらに、ブシュ外面にローラを回転自在に嵌挿したローラチェーンにおいて、ブシュとピンとの間あるいはブシュとローラとの間に、黒鉛100%のグラファイトシートで形成された摺動部材を設けることにより、優れた潤滑特性を備えるとともに、高温雰囲気や粉塵雰囲気においても潤滑性能を良好に保持して、長期にわたり安定した潤滑効果を維持できれば、その具体的態様は如何なるものであっても構わない。
すなわち、本発明で用いるチェーンは、ブシュチェーンでもローラチェーンでもよく、ローラチェーンを用いた場合には、摺動部材は、ローラとブシュとの間及びブシュとピンとの間の一方または双方に装着してもよい。
摺動部材は、黒鉛100%、すなわち、天然黒鉛100%、人造黒鉛100%あるいはこれらの混合黒鉛100%のグラファイトシートで形成され、ピンとブシュとの間またはブシュとローラとの間に設けることができれば、その形状は如何なるものであっても構わないが、予めグラファイトシートを圧縮して円筒状に形成するか、または、ブシュやローラの内面またはピンの外面やブシュの外面に、グラファイトシートを加圧圧縮して摺動部材を形成することが好ましく、このように摺動部材を加圧形成する場合には、加圧によってグラファイトシートが侵入して係止される、すなわち、投錨効果を発揮するような凹部を、摺動部材の形成面となるブシュやローラの内面またはピンやブシュの外面に設けることが好ましい。
また、グラファイトシートの密度とチェーンの摩耗伸びとの関係は、図7の摩耗勾配図に示すように、グラファイトシートの密度が0.7g/cm3付近から摩耗量は急激に低下し、1.0g/cm3からその勾配は緩くなることから、グラファイトシートの密度は、1.0g/cm3以上が好ましい。
ここで、図7は、グラファイトシートの密度(g/cm3)を横軸とし、摩耗勾配を縦軸としたものであり、摩耗勾配は、単位摺動回数当たりの摩耗伸び(mm/n、nは摺動回数を表す)で表している。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、一部を組立図で示した本実施例1の固体潤滑無給油チェーンの斜視図であり、図2は、一部を拡大図で示した図1のAーA断面図であり、図3は、本実施例1の摺動部材の作製説明図であり、図4は、一部を拡大図で示した本実施例2の固体潤滑無給油チェーンの断面図であり、図5は、本実施例3の摺動部材の作製説明図であり、図6は、本実施例3のブシュの断面図である。
本実施例の固体潤滑無給油チェーン100は、図1及び図2に示すように、ブシュ111の両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレート112、112と、前記ブシュ111内に回転自在に嵌挿されたピン113の両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレート114、114とが交互に多数連結されており、ブシュ111とピン113との間には摺動部材115が設けられている。
また、ブシュ111の外面にはローラ116が回転自在に嵌挿され、ブシュ111と外プレート114との間にピン113を囲むようにOリング117が配置されている。
このOリング117は、図2aの拡大図に示すように、ブシュ111の端部内面に形成した段部111aに、Oリング117の一部がブシュ111の端面から突出するように装着され、Oリングの圧縮率を20〜30%以下として、過度の変形によるOリングの損傷を防止するようにしている。
なお、図2b示すように、ブシュ111の端部を内プレート112から突出させ、Oリング117を、この突出部111bの外周面を囲むように内プレート112と外プレート114の間に配置してもよい。この場合にも、Oリング117は、その一部がブシュ111の端面から突出することになり、前記段部111aにOリング117を装着したものと同様にOリングの損傷を防止できる。
摺動部材115は、図3に示すように、低密度の黒鉛100%のグラファイトシート115aを圧縮して高密度グラファイトシート115bとした後、円筒状に成形して摺動部材115としたもので、圧縮後の密度は1.0g/cm3以上となっている。
そして、この摺動部材115は、チェーン組立前または組立時に、ブシュ111の内面またはピン113の外面に装着して、チェーンを組み立てることによって、ブシュ111とピン113との間に摺動部材115を設けた本発明の固体潤滑無給油チェーン100を得ることができる。
このように、本実施例の摺動部材115は、自己潤滑性に優れた黒鉛100%のグラファイトシートを用い、さらに圧縮して潤滑性能を高めるとともに、ブシュやピンの摺動面全体が黒鉛と接触するので、摺動摩耗が著しく低減されて、チェーンの長寿命化を達成することができる。また、ブシュ111と外プレート114との間に配置したOリングは、外部からブシュ111とピン113の間へ異物が侵入するのを阻止して、異物による摺動部材の損傷を防止できるとともに、摺動部材が摩耗しても、その潤滑性能を有する摩耗粉の飛散を防止して、ブシュ111とピン113との間またはその近傍に保持できるので潤滑効果を持続させることができる。
なお、本実施例では、ローラチェーンを用いているが、ローラのないブシュチェーンにも同様に適用できる。また、Oリングは必ずしも必要とするものではないが、特に、常温あるいはOリングが劣化しない中温雰囲気での使用においては、上述したように潤滑効果をさらに持続させることができるで、Oリングを配置することが好ましい。
次に、本発明の第2の実施例について図4の基づいて説明する。
本実施例は、前述した実施例1の固体潤滑無給油チェーン100と対比すると、摺動部材がローラとブシュの間に装着され、Oリングがローラと内プレートの間に装着されていることのみ異なっており、その他の具体的な構成は同じであるから、実施例1のツール固体潤滑無給油チェーン100と同一の部材については、200番台の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施例の固体潤滑無給油チェーン200は、図4に示すように、ブシュ211の両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレート212、212と、前記ブシュ211内に回転自在に嵌挿されたピン213の両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレート214、214が交互に多数連結されており、ブシュ211の外面にはローラ216が回転自在に嵌挿され、ブシュ211とローラ216との間には摺動部材215が設けられている。
また、ローラ216と内プレート212との間にブシュ211を囲むようにOリング217が配置されている。
このOリング217は、図4の拡大図に示すように、ローラ216の端部内面に形成した円錐状の凹部216aに、Oリング217の一部がローラ216の端面から突出するように装着され、Oリングの圧縮率を20〜30%以下として、過度の変形によるOリングの損傷を防止するようにしている。
なお、本実施例では、Oリング217を円錐状の凹部216aに装着しているが、実施例1のOリングと同様に、ローラ端部内面に段部を形成して、この段部に装着してもよい。また、実施例1のOリング117においても、ブシュ111の端部内面に円錐状の凹部を形成して、この凹部に装着してもよい。
そして、本実施例の摺動部材215は、実施例1と同様に、黒鉛100%のグラファイトシートを圧縮して円筒状に形成したものであって、この摺動部材215は、チェーン組立前あるいは組立中にローラ216の内面またはブッシュ211の外面に装着してチェーンを組み立てることにより、ブシュ211とローラ216の間に摺動部材215を設けた固体潤滑無給油チェーン200を得ることができる。
本実施例の摺動部材215も、実施例1と同様に、ブシュ211とローラ216との間の摺動摩耗を著しく低減できるので、チェーンの長寿命化を図ることができる。また、内プレート212とローラ216の間に配置したOリングも、実施例1と同様に、外部からブシュ211とローラ216との間へ異物が侵入するのを阻止して、潤滑効果を持続させる。
なお、本実施例では、摺動部材215をローラ216とブシュ211との間に設けているが、実施例1と同様に、さらに、ブシュ211とピン213との間にも設けてもよい。また、Oリングは必ずしも必要とするものではないが、特に、常温あるいはOリングが劣化しない中温雰囲気での使用においては、上述したように潤滑効果をさらに持続させることができるので好ましい。
前述した実施例1、2では、摺動部材115、215として、予めグラファイトシートを圧縮して円筒状に形成したものを用いているが、グラファイトシートをブシュ内面に加圧形成した、すなわち、摺動部材をブシュ内面に加圧形成した実施例3を図5及び図6に基づいて説明する。
なお、本実施例は、ブシュ内面に摺動部材を加圧形成した点を除いて、前述した実施例1の固体潤滑無給油チェーン100と同じであるので、内面に摺動部材を加圧形成したブシュについて説明する。
本実施例の摺動部材315は、図5に示すように、黒鉛100%のグラファイトシートをブシュ311の内面に加圧形成したものであって、ブシュ311の内部に、低密度のグラファイトシートからなる円筒体315aを配置し、プレス機Pにより、ブシュ311と間に、この円筒体315aが所定の圧縮厚みとなるようなクリアランスをもったポンチP1を圧入して、円筒体315aを半径方向に加圧圧縮することによりブシュ312の内面に摺動部材315が形成される。
その際、加圧されたグラファイトシートの一部が侵入して係止される、すなわち、投錨効果を発揮するように、ブシュ315の内面に凹部320を設けることが好ましい。
この凹部320は、加圧成形された摺動部材315の一部がブシュ311に係止され、投錨効果を発揮できればいずれの形状でもよく、これらの形態としては、図6aに示すような開口部を円形とした凹部320a、図6bに示す軸方向に延びた溝状の凹部320b、図6cに示すような両端面に円錐状の凹部320cを形成したもの等が挙げられ、図6aの円形の凹部320aに代えて、開口部を多角形や長円形としてもよく、図6bの溝状の凹部320bとしては、両端が閉鎖された盲溝でもよく、また、円周溝でもよい。また、図6cの円錐状の凹部320cに代えて、円筒状の段差部としてもよい。
なお、本実施例では、ブシュ311の内面に摺動部材315を加圧形成したもので説明したが、ピン外面に形成してもよい。また、ローラとブシュの間に摺動部材を設ける場合には、ローラ内面またはブシュ外面に形成できる。
以上のように、本発明の固体潤滑無給油チェーンは、ブシュとピンまたはブシュとローラの間に設けた摺動部材が、優れた潤滑性を備えた黒鉛100%のグラファイトシートで形成されているので、ブシュとピンとの間またはブシュとローラとの間での摺動摩耗を著しく抑制して、長期にわたり安定した潤滑効果を維持し、特に、450℃〜600℃のような高温雰囲気や粉塵雰囲気においても潤滑性を良好に保持できるという、その効果は甚大である。
一部を組立図で示した本実施例1の固体潤滑無給油チェーンの斜視図。 一部を拡大図で示した図1のAーA断面図。 本実施例1の摺動部材の作製説明図。 一部を拡大図で示した本実施例2の固体潤滑無給油チェーンの断面図。 本実施例3の摺動部材の作製説明図 本実施例3のブシュの断面図。 グラファイトシートの密度と摩耗量との関係を示した摩耗勾配図。
符号の説明
100、200 ・・・ 固体潤滑無給油チェーン
111、211、311 ・・・ ブシュ
111a ・・・ 段部
111b ・・・ 突出部
112、212 ・・・ 内プレート
113、213 ・・・ ピン
114、214 ・・・ 外プレート
115、215、315 ・・・ 摺動部材
115a ・・・ 低密度グラファイトシート
115b ・・・ 高密度グラファイトシート
116、216 ・・・ ローラ
216a ・・・ 円錐状の凹部
117、217 ・・・ Oリング
315a ・・・ 低密度円筒体
320 ・・・ 凹部
320a ・・・ 半球状凹部
320b ・・・ 溝状凹部
320c ・・・ 円錐状凹部
P ・・・ プレス機
P1 ・・・ ポンチ

Claims (10)

  1. ブシュの両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレートと、前記ブシュ内に回転自在に嵌挿されたピンの両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレートとが交互に多数連結されているチェーンにおいて、
    前記ブシュとピンとの間に、黒鉛100%のグラファイトシートで形成された摺動部材が設けられていることを特徴とする固体潤滑無給油チェーン。
  2. 前記摺動部材が、前記ブシュ内面またはピン外面に加圧形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体潤滑無給油チェーン。
  3. 前記ブシュ内面またはピン外面に、前記摺動部材を係止する凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の固体潤滑無給油チェーン。
  4. 前記外プレートとブシュまたは内プレートとの間に、Oリングが配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の固体潤滑無給油チェーン。
  5. ブシュの両端がそれぞれ嵌着された一対の内プレートと、前記ブシュ内に回転自在に嵌挿されたピンの両端がそれぞれ嵌着された一対の外プレートが交互に多数連結され、前記ブシュの外面にローラが回転自在に嵌挿されているチェーンにおいて、
    前記ブシュとローラとの間に、黒鉛100%のグラファイトシートで形成された摺動部材が設けられていることを特徴とする固体潤滑無給油チェーン。
  6. 前記摺動部材が、前記ブシュ外面またはローラ内面に加圧形成されていることを特徴とするを特徴とする請求項5に記載の固体潤滑無給油チェーン。
  7. 前記ブシュ外面またはローラの内面に、前記摺動部材を係止する凹部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の固体潤滑無給油チェーン。
  8. 前記ローラと内プレートとの間に、Oリングが配置されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の固体潤滑無給油チェーン。
  9. 前記摺動部材が、1.0g/cm3以上の密度を有することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の固体潤滑無給油チェーン。
  10. 前記摺動部材が、前記グラファイトシートを予め圧縮して円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の固体潤滑無給油チェーン。
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