JP2007170264A - 流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で作動流体の含有量の少ない潤滑油を膨張部の摺動部に供給可能とする流体機械を提供する。
【解決手段】流体機械において、潤滑油を含み、加熱されて気相状態となった作動流体の膨張によって駆動力を発生する膨張部110と、膨張部110の駆動力によって駆動されて、発電する発電部120と、膨張部110から吐出される作動流体が流通する流路内に形成されて、作動流体中の潤滑油が膨張部110および発電部120の少なくとも一方の摺動部113c、125に触れるように溜められるオイル溜め部101と、オイル溜め部101内の作動流体を加熱する加熱手段122、151、152とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば内燃機関の排熱を加熱源とするランキンサイクルに配設される膨張機と、この膨張機の駆動力によって駆動されて発電する発電機とから一体的に形成される膨張発電機に適用して好適な流体機械に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、ランキン機関内に油分離装置が設けられたものが知られている。この油分離装置は、油溜め部に高熱源を導入する熱交換器が設けられており、潤滑油中に溶け込んだ冷媒を蒸発させて、冷媒含有量の少ない潤滑油をランキン機関内の膨張機に供給できるようにしている。
特開昭58−32908号公報
しかしながら、上記の油分離装置は、膨張機に対して別体で形成されているので、構成が複雑となってランキン機関内での接続が増加すると共に、車両のように搭載条件の厳しいものにおいては、適用しにくいという面があった。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、簡素な構成で作動流体の含有量の少ない潤滑油を膨張部の摺動部に供給可能とする流体機械を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、流体機械において、潤滑油を含み、加熱されて気相状態となった作動流体の膨張によって駆動力を発生する膨張部(110)と、膨張部(110)の駆動力によって駆動されて、発電する発電部(120)と、膨張部(110)から吐出される作動流体が流通する流路内に形成されて、作動流体中の潤滑油が膨張部(110)および発電部(120)の少なくとも一方の摺動部(113c、125)に触れるように溜められるオイル溜め部(101)と、オイル溜め部(101)内の作動流体を加熱する加熱手段(122、151、152)とを有することを特徴としている。
これにより、上記従来技術で説明した別体の油分離装置を不要として、加熱手段(122、151、152)によってオイル溜め部(101)内の作動流体を加熱して、潤滑油から作動流体を蒸発させることができるので、粘度の高い潤滑油として摺動部(113c、125)へ供給することができる。
請求項2に記載の発明では、加熱手段(122、151、152)は、膨張部(110)の起動時に作動されることを特徴としている。
通常、膨張部(110)の起動前においては、オイル溜め部(101)に作動流体が寝込んだ状態となっており、潤滑油の粘度は極めて低い状態にあり、起動時での摺動部(113c、125)の潤滑性が劣る。よって、起動時に加熱手段(122、151、152)が作動されることで、潤滑油の粘度が高められて、起動時における摺動部(113c、125)の潤滑性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明では、加熱手段(122、151、152)は、膨張部(110)の定常運転時に作動されることを特徴としている。
これにより、定常運転時においても潤滑油の粘度が低い場合は、加熱手段(122、151、152)が作動されることで、潤滑油の粘度が高められて、摺動部(113c、125)の潤滑性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、加熱手段(122、151、152)は、潤滑油の粘度、あるいはこの粘度に相関する物理量が所定値より低い場合に作動されることを特徴としている。
これにより、所定値以上の潤滑油の粘度が確保でき、確実な潤滑性の向上を図ることができる。
請求項1〜請求項4に記載の発明において、加熱手段(122、151、152)としては、請求項5に記載の発明のように、発電部(120)において、力率が低下するように通電されることで発熱する電機子(122)とすることができ、発電部(120)本来の構成部材を活用した潤滑性向上の対応が可能となる。
また、加熱手段(122、151、152)としては、請求項6に記載の発明のように、外部高熱源(10)からの熱媒体が流通する熱媒体流路(151)としたり、請求項7に記載の発明のように、電熱ヒータ(152)とすることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る流体機械を冷媒ポンプ一体型膨張発電機(以下、ポンプ膨張発電機)100として、このポンプ膨張発電機100を、車両用のランキンサイクル30に使用したものとしている。ポンプ膨張発電機100は、膨張機(本発明における膨張部に対応)110と、電動機および発電機としてのモータジェネレータ(本発明における発電部に対応)120と、冷媒ポンプ130とが一体的に形成されたものである。以下、全体のシステム構成について図1を用いて説明する。
ランキンサイクル30は、エンジン(本発明における外部高熱源に対応)10で発生した廃熱からエネルギー(膨張機110にて発生される駆動力)を回収するものであり、冷媒ポンプ130、加熱器31、膨張機110、凝縮器32が順次接続されて形成されている。
冷媒ポンプ130は、ランキンサイクル30内の冷媒(本発明における作動流体に対応)を後述する加熱器31側へ圧送して循環させるものであり、詳細についてはポンプ膨張発電機100として後述する。
加熱器31は、冷媒ポンプ130から圧送される冷媒と、エンジン10に設けられた温水回路20内を循環するエンジン冷却水(温水)との間で熱交換することにより、冷媒を加熱する(冷媒を過熱蒸気冷媒とする)熱交換器である。
尚、温水回路20には、エンジン冷却水を循環させる電動式の水ポンプ21、エンジン冷却水と外気との間で熱交換してエンジン冷却水を冷却するラジエータ22が設けられている。また、ラジエータ22には、ラジエータバイパス流路22aが設けられて、エンジン冷却水の温度に応じて弁部が開閉するサーモスタット22bによって、ラジエータ22を流通するエンジン冷却水流量が調節されるようになっている。
膨張機110は、上記加熱器31から流出される過熱蒸気冷媒(本発明における気相状態となった作動流体に対応)の膨張により、駆動力を発生するものであり、詳細についてはポンプ膨張発電機100として後述する。凝縮器32は、膨張機110で膨張して吐出される低圧冷媒を冷却して、凝縮液化する熱交換器である。
そして、上記ポンプ膨張発電機100のモータジェネレータ120の作動を制御するための制御部40が設けられている。制御部40は、インバータ41とコントローラ42とを有している。
インバータ41は、モータジェネレータ120を電動機として作動させる時に、車両用のバッテリ11からモータジェネレータ120に供給する電力を制御し、また、モータジェネレータ120が膨張機110の駆動力によって発電機として作動される時に、発電される電力をバッテリ11に充電するものである。また、コントローラ42は、上記インバータ41の作動を制御するものである。
次に、ポンプ膨張発電機100の構成について図2を用いて説明する。ポンプ膨張発電機100は、膨張機110と、モータジェネレータ120と、冷媒ポンプ130とが同軸上で連結され、一体的に形成されている。ポンプ膨張発電機100は、作動軸が天地方向となり、下から順に膨張機110、モータジェネレータ120、冷媒ポンプ130となるように配設されている。
膨張機110は、周知のスクロール型圧縮機構と同一構造を有するもので、具体的には、膨張機ハウジング111を成すフロントハウジング111aおよび固定スクロール112、この固定スクロール112に対向して旋回変位する旋回スクロール113、高圧室114から作動室Vに繋がる流入ポート115等から成るものである。
固定スクロール112は、板状の基板部112aおよび基板部112aから旋回スクロール113側に突出した渦巻状の歯部112bを有して構成され、一方、旋回スクロール113は、上記歯部112bに接触して噛み合う渦巻状の歯部113b、およびこの歯部113bが形成された基板部113aを有して構成されており、両歯部112b、113bが接触した状態で旋回スクロール113が旋回することにより、両スクロール112、113により形成される作動室Vの体積が拡大縮小するようになっている。
高圧室114は、フロントハウジング111aと固定スクロール113との間に形成される空間である。フロントハウジング111aには、高圧室114内から外部に連通する高圧ポート111bが設けられており、この高圧ポート111bは加熱器31に接続されている。
流入ポート115は、基板部112aの中心部に設けられて、上記高圧室114と、最小体積となる作動室Vとを連通させて、高圧室114に導入された高温、高圧の冷媒、つまり過熱蒸気冷媒を作動室Vに導くポートである。
膨張機110のシャフト116は、後述するモータジェネレータ120のモータ軸124に接続(一体化)されている。シャフト116の一方(図2中の下側)には、シャフト116の回転中心軸に対して偏心したクランク部116aが設けられており、このクランク部116aは、ベアリング(本発明における摺動部に対応)113cを介して旋回スクロール113に連結されている。尚、クランク部116aは、偏心軸116bに回動可能なブッシュ116cが装着されて形成されている。
そして、旋回スクロール113と後述するモータハウジング121との間には、旋回スクロール113の滑らかな旋回運動を助ける摺動プレート(本発明における摺動部に対応)113dが介在されている。
尚、旋回スクロール113には、自転防止機構117が設けられており、この自転防止機構117によって、旋回スクロール113は、自転せずに、シャフト116(モータ軸124)の回転中心軸周りを公転旋回するようになっている。よって、作動室Vは、加熱器31からの過熱蒸気冷媒の膨張によって、あるいはモータ軸124の回転(モータジェネレータ120からの駆動力)に伴って、旋回スクロール113の中心側から外径側に変位するほど、その体積が拡大するように変化する。
モータジェネレータ120は、ステータ122およびステータ122内で回転するロータ123等から成る交流式の回転機であり、固定スクロール112に固定されるモータハウジング121内に収容されている。モータハウジング121は、円筒状の容器体を成しており、円筒軸線方向の両端部に底面、上面を有している。
ステータ(本発明における加熱手段、電機子に対応)122は、巻き線が巻かれたステータコイルであり、モータハウジング121の内周面に固定されている。ロータ123は、永久磁石が埋設されたマグネットロータであり、モータ軸124に固定されている。モータ軸124は、モータハウジング121の底面、上面にそれぞれ固定された軸受け(本発明における摺動部に対応)125、126によって回転可能に支持されている。そして、モータ軸124の膨張機110側となる一端側(図2中の下側)は、上記膨張機110のシャフト116およびクランク部116aに接続されており、また、冷媒ポンプ130側となる他端側(図2中の上側)は、直径が細くなるように形成されて、後述するポンプ軸132に接続されている。
モータハウジング121の底面の軸受け125近傍は、旋回スクロール113側に開口されており、モータハウジング121内部と、旋回スクロール113の上側、つまりベアリング113c、摺動プレート113dとが連通するようになっている。尚、軸受け125の周り(上方および外周側)には、冷媒および潤滑油中に混入される異物が、軸受け125に付着するのを防止するフィルタ127が設けられている。
また、モータハウジング121の側方(図2中の左側)には、膨張機110の両スクロール112、113の低圧側(スクロールの外周側)から、モータハウジング121内の上方に連通する吐出ガス通路121aが形成されている。また、吐出ガス通路121aの反対側(図2中の右側)となるモータハウジング121の上方には、モータハウジング121内から外部に連通する低圧ポート121bが設けられており、この低圧ポート121bは、凝縮器32に接続されている。
よって、本ポンプ膨張発電機100においては、後述するように、膨張機110から吐出される冷媒は、吐出ガス通路121aを通り、モータハウジング121内に流入して、低圧ポート121bから流出することになる。そして、低圧ポート121bよりも下側となるモータハウジング121内、および軸受け125の下側から連通するモータハウジング121の底面と旋回スクロール113との間の空間は、冷媒中の潤滑油が溜まリ得るオイル溜め部101として形成されている。
モータハウジング121の底面と旋回スクロール113との間の空間には、冷媒の温度を検出する温度センサ141が設けられており、この温度センサ141によって検出された温度信号は、コントローラ42に入力されるようになっている(図1)。また、低圧ポート121bには、冷媒の圧力を検出する圧力センサ142が設けられており、この圧力センサ142によって検出された圧力信号は、コントローラ42に入力されるようになっている(図1)。
そして、モータジェネレータ120は、ランキンサイクル30の起動時において、バッテリ11からインバータ41を介して、ステータ122に電力が供給されることで、ロータ123を回転させて、膨張機110、および後述する冷媒ポンプ130を駆動するモータ(電動機)として作動する。また、モータジェネレータ120は、膨張機110の膨張時に発生した駆動力によってロータ123を回転させるトルクが入力されると、冷媒ポンプ130を駆動すると共に、膨張機110での発生駆動力が冷媒ポンプ130用の駆動力を超えた時に、電力を発生させるジェネレータ(発電機)として作動する。そして、得られた電力は、インバータ41を介してバッテリ11に充電されるようになっている。
冷媒ポンプ130は、2段式のローリングピストン型のポンプであって、モータジェネレータ120の反膨張機側に配設されて、モータハウジング121に固定されるポンプハウジング131内に収容されている。
冷媒ポンプ130は、ポンプハウジング131の内部に形成されるポンプ軸132、シリンダ133a、ロータ134等を有している。シリンダ133aは、シリンダブロック133の中心部で円形に穿設されて形成されている。
ポンプ軸132は、スプラインによって上記モータ軸124と接続されており、シリンダブロック133を挟み込む端板137に固定された軸受け132b、132cによって回転可能に支持されている。ポンプ軸132には、このポンプ軸132に対して偏心した円形のカム部132aが形成されており、このカム部132aの外周側には扁平円筒状のロータ134が装着されている。ロータ134の外径は、シリンダ133aの内径より小さく設定されてシリンダ133a内に挿入されており、ロータ134はカム部132aによってシリンダ133a内を公転する。また、ロータ134の外周部にはロータ134の半径方向に摺動可能として、中心側に押圧されてロータ134に当接するベーン135が設けられている。そして、シリンダ133a内において、ロータ134およびベーン135によって囲まれる空間がポンプ作動室Pとして形成されている。
シリンダブロック133には、ベーン135に近接して、このベーン135を挟むようにシリンダ133a内に連通する冷媒流入部133b、および冷媒流出部(図示省略)が設けられている。冷媒流入部133bはポンプハウジング131を貫通する吸入ポート131aに接続されており、また、冷媒流出部は吐出弁133cを介して、ポンプハウジング131とシリンダブロック133(端板137)との間に形成される高圧室136に連通している。そして、高圧室136はポンプハウジング131のモータジェネレータ120側となる側壁に形成された吐出ポート131bに繋がっている。
この冷媒ポンプ130においては、冷媒はロータ134の公転作動によって、吸入ポート131a、冷媒流入部133bからポンプ作動室Pに流入され、冷媒流出部、吐出弁133c、高圧室136を経て吐出ポート131bから吐出される。
そして、一体的に形成されたシャフト116、モータ軸124、ポンプ軸132の内部には、ブッシュ116cの長手方向端部からカム部132aの外周部に連通する通路としてのシャフト通路102が形成されている。尚、シャフト通路102内でカム部132aの外周部に近接する部位は、所定の通路抵抗を有するように、内径が細く形成されている。
次に、本実施形態におけるポンプ膨張発電機100の作動について図3〜図6を用いて説明する。
1.ランキンサイクル起動前
まず、エンジン10の廃熱が充分得られる(エンジン冷却水温度が充分高い)場合で、ランキンサイクル30を起動させる前に、コントローラ42は、図3に示す制御フローに基づいて、モータジェネレータ120のステータ122を加熱手段として、モータハウジング121内および旋回スクロール113上側のオイル溜め部101内の冷媒を加熱する。
即ち、コントローラ42は、図3中のステップS100でモータハウジング121内の温度センサ141、および圧力センサ142から冷媒の温度、および圧力を検出する。
次に、ステップS110では、上記で検出した冷媒の温度、圧力から潤滑油の粘度を算出する。即ち、コントローラ42には予め図4に示す温度圧力に対する冷媒溶解度特性(以下、冷媒溶解度特性)、および図5に示す温度に対する潤滑油粘度特性(以下、潤滑油粘度特性)が記憶されており、この両特性から潤滑油の粘度を算出する。
更に詳述すると、冷媒溶解度特性は、冷媒溶解度をパラメータとした場合の温度と圧力との関係を示したものである。例えば、圧力一定であれば温度が高いほど冷媒溶解度は低く、温度が一定であれば圧力が高いほど冷媒溶解度は高い。検出された温度T1と圧力P1に対して、図4中に示すように冷媒溶解度Y1が定まる。
また、潤滑油粘度特性は、冷媒溶解度をパラメータとした場合の温度と潤滑油粘度との関係を示したものである。例えば、冷媒溶解度一定であれば、温度が高いほど潤滑油粘度は低く、冷媒溶解度が小さいほど潤滑油粘度は高い。上記冷媒溶解度特性から算出された冷媒溶解度Y1と検出された温度T1とから図5中に示すように、粘度N1が定まる。
次に、ステップS120で、上記で得られた潤滑油粘度(N1)が予め定めた所定粘度(本発明における所定値に対応)より低いか否かを判定する。低いと判定すると、ステップS130で発電機120のステータ122に所定電圧で所定の直流電流を通電して、ステータ122を加熱手段として作動させるための通電時間を演算する。つまり、ステップS110で算出した冷媒溶解度から、現在の冷媒をどれだけ加熱して(どれだけの熱量で)蒸発させれば、潤滑油粘度が所定粘度以上となるかを計算し、この熱量(所定電圧×所定電流×時間)を得るために必要とされる時間を通電時間として算出する。
次に、ステップS140でインバータ41に通電指令を出し、インバータ41からステータ122に所定電圧、所定電流で上記通電時間だけ通電する。尚、ここでは、ステータ122への通電に対して、ロータ123の回転作動はしないように、回転数はゼロ指示として通電を行う。すると、ステータ122は発熱して、モータハウジング121内および旋回スクロール113の上側空間、即ち、オイル溜め部101内に寝込んでいた冷媒が加熱されることになる。冷媒が加熱されることで、冷媒溶解度が低下し、冷媒に含まれる潤滑油の粘度が高くなり、高粘度の潤滑油として、膨張機110、モータジェネレータ120の摺動部、即ち、ベアリング113c、摺動プレート113d、軸受け125、126に供給されることになる。
そして、ステップS150で通電時間が経過すると、通電を終了してステップS160へ移行して、ランキンサイクル30の通常運転のための起動を行う。尚、ステップS120で潤滑油粘度が所定粘度より高い場合は、ステップS130〜ステップS150を実行せずにステップS160を行う。
2.ランキンサイクルの起動
ランキンサイクル30の起動にあたっては、コントローラ42はインバータ41からの電力供給によりモータジェネレータ120をまず電動機として駆動させて、膨張機110および冷媒ポンプ130を作動させる。すると、冷媒ポンプ130から冷媒が加熱器31に圧送され、圧送された冷媒は加熱器31によって加熱される。
そして、加熱器31によって加熱された高温高圧の過熱蒸気冷媒が、膨張機110の作動室Vに導入されて膨脹する。過熱蒸気冷媒の膨脹により旋回スクロール113が旋回すると、旋回スクロール113に接続されたモータジェネレータ120、冷媒ポンプ130が作動される。ここで、膨張機110の駆動力が冷媒ポンプ130駆動のための駆動力を超えると、モータジェネレータ120は発電機として作動されることになり、コントローラ42はモータジェネレータ120によって発電される電力をインバータ41を介してバッテリ11に充電する。
そして、膨張機110で膨脹を終えて圧力が低下した低圧冷媒は、凝縮器32→冷媒ポンプ130→加熱器31→膨脹機110の順に循環することになる(ランキンサイクル30を循環)。
3.定常運転
上記のようにランキンサイクル30が起動されて、定常運転を行う際も、コントローラ42は、図6に示す制御フローに基づいて、モータハウジング121内および旋回スクロール113上側のオイル溜め部101内の冷媒を加熱する。尚、図6に示す制御フローは図3で説明した制御フローのステップS120よりも後のステップを変更したものである。
即ち、コントローラ42は、図6中のステップS100〜ステップ120を上記(図3)と同様に行い、ステップS120で潤滑油粘度が所定粘度より小さいと判定すると、ステップS131でモータジェネレータ120の作動効率をあえて低下させて、ステータ122を加熱手段として作動させるための力率を計算する。つまり、ステップS110で算出した定常運転時における冷媒溶解度から、現在の冷媒をどれだけ加熱して(どれだけの熱量で)蒸発させれば、潤滑油粘度が所定粘度以上となるかを計算し、この熱量を得るための力率を計算する。力率は電圧に対する電流の位相差の余弦に等しい。
そして、ステップS141でインバータ41に上記で計算した力率となる電流位相差指令を出し、ステップS161でモータジェネレータ120を作動させる。すると、ステータ122は電流位相差指令が出される前に比べて、より多く発熱する。
上記ランキンサイクル30の定常運転時においては、加熱器31によって加熱された高圧の過熱蒸気冷媒は、高圧ポート111bから高圧室114に流入し、以下、流入ポート115→作動室V→両スクロール112、113の低圧側(スクロールの外周側)→吐出ガス通路121a→モータハウジング121→低圧ポート121bの順に流れ、凝縮器32に至る。
ここで、過熱蒸気冷媒が吐出ガス通路121aからモータハウジング121内に流入すると、流路の拡大に伴って流速が低下し、冷媒から潤滑油が分離し、軸受け126に至ると共に、モータジェネレータ120のステータ122やロータ123の巻き線、あるいは部材間の隙間を通り自重によって落下し、軸受け125、ベアリング113c、摺動プレート113dに至る。この時、冷媒は上記の力率低下に伴うステータ122の発熱によって積極的に加熱され、冷媒溶解度が低下し、潤滑油の粘度が高くなり、高粘度の潤滑油として、上記軸受け126、125、ベアリング113c、摺動プレート113dに供給されることになる。
また、ベアリング113cに至った潤滑油は、シャフト通路102を経て、冷媒ポンプ130のロータ134から軸受け132b、132cへ至る。軸受け132b、132cへ至った潤滑油は、ポンプ作動室Pから冷媒ポンプ130における液冷媒に再度溶け込み、ランキンサイクル30内を再度循環する。
尚、ステップS120で潤滑油粘度が所定粘度より高い場合は、ステップS131〜ステップS141を実行せずにステップS161へ進み、ランキンサイクル30の定常運転を継続する。
以上のように、本実施形態のポンプ膨張発電機100においては、冷媒中の潤滑油の粘度に応じて、ステータ122を加熱手段として作動させ、冷媒を加熱し潤滑油の粘度を上昇させて、この高粘度の潤滑油を各摺動部126、125、113c、113dに供給することができるので、各摺動部126、125、113c、113dの潤滑性を上げて信頼性(耐久性)を向上させることができる。ここでは、上記従来技術で説明したような別体の油分離装置を不要としており、特に本実施形態のように車両に用いる場合では、搭載性に優れたものとすることができる。
また、ステータ122を加熱手段とすることで、モータジェネレータ120の本来の構成部材を活用した潤滑性向上の対応が可能となる。
また、本実施形態ではランキンサイクル30の起動前にまず、ステータ122を発熱させて潤滑油の粘度を上昇させるようにしている。通常、膨張機110の起動前においては、オイル溜め部101に冷媒が寝込んだ状態となっており、潤滑油の粘度は極めて低い状態にあり、起動時での各摺動部126、125、113c、113dの潤滑性が劣る。よって、起動時にステータ122が発熱するように作動されることで、潤滑油の粘度が高められて、起動時における各摺動部126、125、113c、113dの潤滑性を向上させることができる。
また、同様にランキンサイクル30の定常運転時にも、潤滑油の粘度に応じてステータ122を発熱させて潤滑油の粘度を上昇させるようにしており、定常運転時においても確実に潤滑性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図7に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対してランキンサイクル30起動前の制御(制御フロー)を変更したものである。
第2実施形態における制御フローは、第1実施形態(図3)におけるステップS130、S150を廃止している。即ち、コントローラ42は、ステップS120で潤滑油粘度が所定粘度よりも低いと判定すると、モータジェネレータ120のステータ122への通電時間を演算することなく、オイル溜め部101内の冷媒を加熱するために、ステップS140でステータ122への通電指令を出す。そして、ステップS100に戻り、温度センサ141、圧力センサ142による冷媒の温度、圧力の検出を行い、ステップS100〜ステップS140を繰り返す中で、ステップS120での潤滑油粘度が所定粘度以上となると、ステップS160に移行して、ランキンサイクル30を起動する。
本第2実施形態においては、ステータ122への通電時間の演算を不要として、時々刻々と冷媒の温度、圧力を検出することで、ランキンサイクル30の起動前の潤滑油粘度を把握して、潤滑油粘度を所定粘度以上に高めることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図8に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対してオイル溜め部101内の冷媒を加熱するための加熱手段を変更したものである。
ここでは、モータハウジング121の外周部に温水ジャケット151を設け、温水回路20のうち加熱器31をバイパスする加熱器バイパス流路151aを温水ジャケット151に接続するようにしている。この温水ジャケット151と加熱器バイパス流路151aは、本発明における熱媒体流路に対応し、加熱手段を形成する。そして、加熱器バイパス流路151aには、コントローラ42によって開閉制御される開閉弁151bを設けている。
本第3実施形態においては、ランキンサイクル30の起動前、および定常運転時において、コントローラ42は、オイル溜め部101内の潤滑油粘度を算出して、潤滑油粘度が所定粘度より低い場合に、開閉弁151bを開いてエンジン10からのエンジン冷却水(本発明における外部高熱源からの熱媒体に対応)を温水ジャケット151に流す。すると、温水ジャケット151を流れるエンジン冷却水(温水)からの伝熱によって、オイル溜め部101内の冷媒は加熱されるので、潤滑油粘度を高めることができる。即ち、ランキンサイクル30における外部高熱源の熱媒体(エンジン冷却水)を有効に活用した加熱手段とすることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図9に示す。第4実施形態は、上記第1実施形態に対してオイル溜め部101内の冷媒を加熱するための加熱手段を変更したものである。
ここでは、モータハウジング121の外周部に、コントローラ42によってバッテリ11から通電される電熱ヒータ152を設けるようにしており、この電熱ヒータ152を加熱手段としている。
本第4実施形態においては、ランキンサイクル30の起動前、および定常運転時において、コントローラ42は、オイル溜め部101内の潤滑油粘度を算出して、潤滑油粘度が所定粘度より低い場合に、電熱ヒータ152に通電する。すると、電熱ヒータ152の発熱によって、オイル溜め部101内の冷媒は加熱されるので、潤滑油粘度を高めることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、流体機械として膨張機110、モータジェネレータ120、冷媒ポンプ130が一体的に形成されると共に、下側から膨張機110、モータジェネレータ120、冷媒ポンプ130が配設される冷媒ポンプ一体型膨張機100としたが、その構成、配置、使用姿勢は、以下のように種々変更して対応可能である。
変形例1を図10に示す。変形例1の流体機械100Aは、上記第1実施形態のポンプ膨張発電機100に対して下側から冷媒ポンプ130、モータジェネレータ120、膨張機110を配設している。そして、加熱器31から過熱蒸気冷媒が流入する高圧ポート111bをモータハウジング121の上方に設けると共に、膨張機110で膨張した低圧冷媒を吐出する低圧ポート121bを膨張機110の側方に設けている。
変形例1においては、オイル溜め部101にモータジェネレータ120の摺動部としての軸受け125、126が配設されることになり、ステータ122を加熱手段としてオイル溜め部101内の冷媒を加熱して、潤滑油粘度を高めることができる。軸受け125、126は、粘度の高められた潤滑油によって潤滑性が向上される。
変形例2を図11に示す。変形例2の流体機械100Bは、上記第1実施形態のポンプ膨張発電機100に対して使用姿勢を水平にすると共に、低圧ポート121bをモータハウジング121の冷媒ポンプ130側の上方に設けている。
変形例2においては、上記低圧ポート121bよりも下側の領域で潤滑油が溜まり得るオイル溜め部101となり、このオイル溜め部101には膨張機110、モータジェネレータ120の摺動部としてのベアリング113c、摺動プレート113d、軸受け125、126が配設されることになる。そして、ステータ122を加熱手段としてオイル溜め部101内の冷媒を加熱することで、潤滑油粘度を高めることができ、ベアリング113c、摺動プレート113d、軸受け125、126は、粘度の高められた潤滑油によって潤滑性が向上される。
変形例3を図12に示す。本発明の流体機械は、膨張機110とモータジェネレータ120を基本構成要素とするものであり、変形例3の流体機械100Cのように、上記第1実施形態のポンプ膨張発電機100に対して冷媒ポンプ130を廃止したものとしても良い。
変形例3に対して、図13に示すように、膨張機110とモータジェネレータ120の上下位置を変更した変形例4(流体機械100D)としたり、図14に示すように、使用姿勢を水平とした変形例5(流体機械100E)としても良い。
また、冷媒を加熱するための加熱手段としては、インバータ41をモータジェネレータ120のモータハウジング121の外周面に一体的に形成されるものとして、対応しても良い。
また、上記各実施形態においては、膨張機110をスクロール型、冷媒ポンプ130をローリングピストン型としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ギヤポンプ型、トロコイド型等その他の形式のものを適用することができる。
また、上記各実施形態においては、加熱器31における加熱源として、車両用のエンジン10(エンジン冷却水)としたが、これに限らず、例えば、外燃機関、燃料電池車両の燃料電池スタック、各種モータ、インバータ等のように作動時に発熱を伴い、温度制御のためにその熱の一部を捨てるもの(廃熱が発生するもの)であれば、広く適用することができる。
本発明の第1実施形態におけるシステム全体を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における冷媒ポンプ一体型膨張発電機を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における起動前の潤滑油粘度向上に使用される制御フローである。 温度圧力に対する冷媒溶解度を示す冷媒溶解度特性である。 温度に対する潤滑油粘度を示す潤滑油粘度特性である。 本発明の第1実施形態における定常運転時の潤滑油粘度向上に使用される制御フローである。 本発明の第2実施形態における起動前の潤滑油粘度向上に使用される制御フローである。 本発明の第3実施形態における加熱手段を示す模式図である。 本発明の第4実施形態における加熱手段を示す模式図である。 本発明のその他の実施形態における変形例1の流体機械を示す断面図である。 本発明のその他の実施形態における変形例2の流体機械を示す断面図である。 本発明のその他の実施形態における変形例3の流体機械を示す断面図である。 本発明のその他の実施形態における変形例4の流体機械を示す断面図である。 本発明のその他の実施形態における変形例5の流体機械を示す断面図である。
符号の説明
10 エンジン(外部高熱源)
100 冷媒ポンプ一体型膨張発電機(流体機械)
101 オイル溜め部
110 膨張機(膨張部)
113c ベアリング(摺動部)
113d 摺動プレート(摺動部)
120 モータジェネレータ(発電部)
122 ステータ(加熱手段、電機子)
125、126 軸受け(摺動部)
151 温水ジャケット(加熱手段、熱媒体流路)
152 電熱ヒータ(加熱手段)

Claims (7)

  1. 潤滑油を含み、加熱されて気相状態となった作動流体の膨張によって駆動力を発生する膨張部(110)と、
    前記膨張部(110)の駆動力によって駆動されて、発電する発電部(120)と、
    前記膨張部(110)から吐出される前記作動流体が流通する流路内に形成されて、前記作動流体中の前記潤滑油が前記膨張部(110)および前記発電部(120)の少なくとも一方の摺動部(113c、125)に触れるように溜められるオイル溜め部(101)と、
    前記オイル溜め部(101)内の前記作動流体を加熱する加熱手段(122、151、152)とを有することを特徴とする流体機械。
  2. 前記加熱手段(122、151、152)は、前記膨張部(110)の起動時に作動されることを特徴とする請求項1に記載の流体機械。
  3. 前記加熱手段(122、151、152)は、前記膨張部(110)の定常運転時に作動されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流体機械。
  4. 前記加熱手段(122、151、152)は、前記潤滑油の粘度、あるいはこの粘度に相関する物理量が所定値より低い場合に作動されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の流体機械。
  5. 前記加熱手段(122、151、152)は、前記発電部(120)において、力率が低下するように通電されることで発熱する電機子(122)であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の流体機械。
  6. 前記加熱手段(122、151、152)は、外部高熱源(10)からの熱媒体が流通する熱媒体流路(151)としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の流体機械。
  7. 前記加熱手段(122、151、152)は、電熱ヒータ(152)であることを特徴とする請求項1または請求項4のいずれか1つに記載の流体機械。
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