JP2007169180A - 非対称に置換されたフルオレン化合物 - Google Patents

非対称に置換されたフルオレン化合物 Download PDF

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太一 千田
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Abstract

【課題】フルオレン化合物を提供すること。
【解決手段】式(1)
Figure 2007169180

(式中、数字はフルオレンの置換位置を表し、Rはハロゲン原子、置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリール基、置換もしくは無置換の炭素数7〜20のアラルキル基、置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルコキシ基、置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリールオキシ基、置換もしくは無置換の炭素数7〜20のアラルキルオキシ基、置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたシリル基又は置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたアミノ基を表し、Aはフルオレンの6位および7位と一体となって形成される脂肪族環状構造を表す。)
で示されるフルオレン化合物。
【選択図】なし

Description

本発明は、非対称に置換されたフルオレン化合物に関する。
フルオレン化合物はシクロペンタジエン化合物と同様に、重合触媒成分として有用なメタロセンの合成中間体として利用されている。これらのメタロセンの中で、シクロペンタジエニル基とフルオレニル基をジメチルシリレンなどで架橋したCs対称構造を有するメタロセン化合物は、α−オレフィンをシンジオタクチックな立体規則性で重合させることができることが見出されている(例えば非特許文献1)。さらにフルオレニル基の2,7位にtert−ブチル基を有するメタロセン化合物を用いて、シンジオタクチックな立体規則性をさらに制御する試みがなされている(例えば特許文献1)。一方、フルオレンに環構造が縮環したメタロセン化合物によって、シンジオタクチックなポリオレフィンを与えることが見出されている(例えば特許文献2および非特許文献2)。これらのメタロセンに用いられるフルオレン化合物は、合成上の容易さから左右対称に置換されたフルオレン化合物が好ましいと記載されている(例えば特許文献3)。
特開平4−69394号公報 US2003−0139544 特開2005−200453号公報 J.Am.Chem.Soc.1988,110,6255. Organometallics 2004,23,1777. Synthesis,1984,335. J.Org.Chem.2000,65,3858.
本発明は、特にメタロセン錯体へ誘導した場合に、重合反応において中心金属周りに新しい重合場を提供することが可能な、新規な置換フルオレン化合物を提供しようとするものである。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、新規な置換フルオレン化合物を見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、
式(1)
Figure 2007169180
(式中、数字はフルオレンの置換位置を表し、Rはハロゲン原子、置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリール基、置換もしくは無置換の炭素数7〜20のアラルキル基、置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたシリル基又は置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたアミノ基を表し、Aはフルオレンの6位および7位と一体となって形成される脂肪族環状構造を表す。)
で示されるフルオレン化合物、を提供するものである。
本発明により得られるフルオレン化合物をメタロセン化合物の合成に利用すると、特異な重合場を形成することができ、特異な立体構造を有するポリオレフィン重合体を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いるフルオレンの置換位置を表す数字としては、以下の順序を用いている。
Figure 2007169180
同様にベンゾフルオレンの置換位置を表す数字としては、以下の順序を用いている。
Figure 2007169180
同様にシクロペンタフルオレンの置換位置を表す数字としては、以下の順序を用いている。
Figure 2007169180
同様にシクロヘプタフルオレンの置換位置を表す数字としては、以下の順序を用いている。
Figure 2007169180
同様にシクロオクタフルオレンの置換位置を表す数字としては、以下の順序を用いている。
Figure 2007169180
本発明の式(1)で示されるフルオレン化合物において、R1におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などがあげられ、好ましくはフッ素原子、塩素原子または臭素原子であり、より好ましくは塩素原子である。
1における炭素原子数1〜20のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、n−へプチル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−エイコシル基などがあげられ、好ましくはメチル基、エチル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基またはイソペンチル基である。
これらのアルキル基はいずれもフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。ハロゲン原子で置換された炭素原子数1〜20のアルキル基としては、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモメチル基、ジブロモメチル基、トリブロモメチル基、ヨードメチル基、ジヨードメチル基、トリヨードメチル基、フルオロエチル基、ジフルオロエチル基、トリフルオロエチル基、テトラフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、クロロエチル基、ジクロロエチル基、トリクロロエチル基、テトラクロロエチル基、ペンタクロロエチル基、ブロモエチル基、ジブロモエチル基、トリブロモエチル基、テトラブロモエチル基、ペンタブロモエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロペンチル基、パーフルオロヘキシル基、パーフルオロオクチル基、パーフルオロドデシル基、パーフルオロペンタデシル基、パーフルオロエイコシル基、パークロロプロピル基、パークロロブチル基、パークロロペンチル基、パークロロヘキシル基、パークロロオクチル基、パークロロドデシル基、パークロロペンタデシル基、パークロロエイコシル基、パーブロモプロピル基、パーブロモブチル基、パーブロモペンチル基、パーブロモヘキシル基、パーブロモオクチル基、パーブロモドデシル基、パーブロモペンタデシル基、パーブロモエイコシル基などがあげられる。
1における炭素原子数6〜20のアリール基としては、例えば、フェニル基、2−トリル基、3−トリル基、4−トリル基、2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、2,5−キシリル基、2,6−キシリル基、3,4−キシリル基、3,5−キシリル基、2,3,4−トリメチルフェニル基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−トリメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,3,4,5−テトラメチルフェニル基、2,3,4,6−テトラメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチルフェニル基、ペンタメチルフェニル基、エチルフェニル基、n−プロピルフェニル基、イソプロピルフェニル基、n−ブチルフェニル基、sec−ブチルフェニル基、tert−ブチルフェニル基、n−ペンチルフェニル基、ネオペンチルフェニル基、n−ヘキシルフェニル基、n−オクチルフェニル基、n−デシルフェニル基、n−ドデシルフェニル基、n−テトラデシルフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基などがあげられ、好ましくはフェニル基である。これらのアリール基はいずれもフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。
1における炭素原子数7〜20のアラルキル基としては、例えば、ベンジル基、(2−メチルフェニル)メチル基、(3−メチルフェニル)メチル基、(4−メチルフェニル)メチル基、(2,3−ジメチルフェニル)メチル基、(2,4−ジメチルフェニル)メチル基、(2,5−ジメチルフェニル)メチル基、(2,6−ジメチルフェニル)メチル基、(3,4−ジメチルフェニル)メチル基、(4,6−ジメチルフェニル)メチル基、(2,3,4−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,5−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,6−トリメチルフェニル)メチル基、(3,4,5−トリメチルフェニル)メチル基、(2,4,6−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,4,5−テトラメチルフェニル)メチル基、(2,3,4,6−テトラメチルフェニル)メチル基、(2,3,5,6−テトラメチルフェニル)メチル基、(ペンタメチルフェニル)メチル基、(エチルフェニル)メチル基、(n−プロピルフェニル)メチル基、(イソプロピルフェニル)メチル基、(n−ブチルフェニル)メチル基、(sec−ブチルフェニル)メチル基、(tert−ブチルフェニル)メチル基、(n−ペンチルフェニル)メチル基、(ネオペンチルフェニル)メチル基、(n−ヘキシルフェニル)メチル基、(n−オクチルフェニル)メチル基、(n−デシルフェニル)メチル基、(n−デシルフェニル)メチル基、(n−テトラデシルフェニル)メチル基、ナフチルメチル基、アントラセニルメチル基などがあげられ、好ましくはベンジル基である。これらのアラルキル基はいずれもフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。
1における炭素原子数1〜20のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−オクチルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ウンデシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基、n−トリデシルオキシ基、n−テトラデシルオキシ基、n−ペンタデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキシ基、n−ヘプタデシルオキシ基、n−ヘプタデシルオキシ基、n−オクタデシルオキシ基、n−ノナデシルオキシ基、n−エイコソキシ基などがあげられ、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基またはtert−ブトキシ基である。これらのアルコキシ基はいずれもフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。
1における炭素原子数7〜20のアラルキルオキシ基としては、例えば、ベンジルオキシ基、(2−メチルフェニル)メトキシ基、(3−メチルフェニル)メトキシ基、(4−メチルフェニル)メトキシ基、(2,3−ジメチルフェニル)メトキシ基、(2,4−ジメチルフェニル)メトキシ基、(2,5−ジメチルフェニル)メトキシ基、(2,6−ジメチルフェニル)メトキシ基、(3,4−ジメチルフェニル)メトキシ基、(3,5−ジメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,4−トリメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,5−トリメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,6−トリメチルフェニル)メトキシ基、(2,4,5−トリメチルフェニル)メトキシ基、(2,4,6−トリメチルフェニル)メトキシ基、(3,4,5−トリメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,4,5−テトラメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,4,6−テトラメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,5,6−テトラメチルフェニル)メトキシ基、(ペンタメチルフェニル)メトキシ基、(エチルフェニル)メトキシ基、(n−プロピルフェニル)メトキシ基、(イソプロピルフェニル)メトキシ基、(n−ブチルフェニル)メトキシ基、(sec−ブチルフェニル)メトキシ基、(tert−ブチルフェニル)メトキシ基、(n−ヘキシルフェニル)メトキシ基、(n−オクチルフェニル)メトキシ基、(n−デシルフェニル)メトキシ基、(n−テトラデシルフェニル)メトキシ基、ナフチルメトキシ基、アントラセニルメトキシ基などがあげられ、好ましくはベンジルオキシ基である。これらのアラルキルオキシ基はいずれもフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。
1における炭素原子数6〜20のアリールオキシ基としては、例えば、フェノキシ基、2−メチルフェノキシ基、3−メチルフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基、2,3−ジメチルフェノキシ基、2,4−ジメチルフェノキシ基、2,5−ジメチルフェノキシ基、2,6−ジメチルフェノキシ基、3,4−ジメチルフェノキシ基、3,5−ジメチルフェノキシ基、2,3,4−トリメチルフェノキシ基、2,3,5−トリメチルフェノキシ基、2,3,6−トリメチルフェノキシ基、2,4,5−トリメチルフェノキシ基、2,4,6−トリメチルフェノキシ基、3,4,5−トリメチルフェノキシ基、2,3,4,5−テトラメチルフェノキシ基、2,3,4,6−テトラメチルフェノキシ基、2,3,5,6−テトラメチルフェノキシ基、ペンタメチルフェノキシ基、エチルフェノキシ基、n−プロピルフェノキシ基、イソプロピルフェノキシ基、n−ブチルフェノキシ基、sec−ブチルフェノキシ基、tert−ブチルフェノキシ基、n−ヘキシルフェノキシ基、n−オクチルフェノキシ基、n−デシルフェノキシ基、n−テトラデシルフェノキシ基、ナフトキシ基、アントラセノキシ基などがあげられ、好ましくはフェノキシ基である。これらのアリールオキシ基はいずれもフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。
1における炭化水素基で置換された炭素原子数1〜20の置換シリル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−へプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基などの炭素原子数1〜20のアルキル基;フェニル基などのアリール基などの炭化水素基で置換されたシリル基をあげることできる。具体的には、例えば、メチルシリル基、エチルシリル基、フェニルシリル基などの1置換シリル基;ジメチルシリル基、ジエチルシリル基、ジフェニルシリル基などの2置換シリル基;トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリ−n−プロピルシリル基、トリイソプロピルシリル基、トリ−n−ブチルシリル基、トリ−sec−ブチルシリル基、トリ−tert−ブチルシリル基、トリ−イソブチルシリル基、tert−ブチル−ジメチルシリル基、トリ−n−ペンチルシリル基、トリ−n−ヘキシルシリル基、トリシクロヘキシルシリル基、トリフェニルシリル基などの3置換シリル基などがあげられ、好ましくはトリメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基またはトリフェニルシリル基である。これらの置換シリル基はいずれもその炭化水素基がフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子などのハロゲン原子で置換されていてもよい。
1における炭化水素基で置換された炭素原子数2〜20の2置換アミノ基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基などの炭素原子数1〜10のアルキル基;フェニル基などのアリール基などの炭化水素基2つで置換されたアミノ基をあげることできる。具体的には、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、ジ−sec−ブチルアミノ基、ジ−tert−ブチルアミノ基、ジ−イソブチルアミノ基、tert−ブチルイソプロピルアミノ基、ジ−n−ヘキシルアミノ基、ジ−n−オクチルアミノ基、ジ−n−デシルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ピロリル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、カルバゾリル基、ジヒドロイソインドリル基などがあげられ、好ましくはジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ピロリジニル基またはピペリジニル基である。
Aはフルオレンの6位および7位と一体となって形成される脂肪族環状構造を表す。
かかるAで表される環構造としては、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロオクタン環などが例示され、好ましくはシクロヘキサン環である。これらの環構造のうち、フルオレンの6位および7位を除く位置はそれぞれハロゲン原子、置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリール基、置換もしくは無置換の炭素数7〜20のアラルキル基、置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたシリル基又は置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたアミノ基で置換されていてもよい。
かかるフルオレン化合物としては、2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−エチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−プロピル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−イソプロピル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−tert−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−sec−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−ペンチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−ネオペンチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−アミル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−ヘキシル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−オクチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−フェニル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−(2−トリル)−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−(3−トリル)−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−(4−トリル)−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−ベンジル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−トリメチルシリル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−ジメチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、
2−メチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−エチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−プロピル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−イソプロピル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−ブチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−tert−ブチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−sec−ブチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−ペンチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−ネオペンチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−アミル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−ヘキシル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−n−オクチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−フェニル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−(2−トリル)−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−(3−トリル)−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−(4−トリル)−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−ベンジル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−トリメチルシリル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、2−ジメチルアミノ−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン、
2−メチル−シクロペンタフルオレン、2−エチル−シクロペンタフルオレン、2−n−プロピル−シクロペンタフルオレン、2−イソプロピル−シクロペンタフルオレン、2−n−ブチル−シクロペンタフルオレン、2−tert−ブチル−シクロペンタフルオレン、2−sec−ブチル−シクロペンタフルオレン、2−n−ペンチル−シクロペンタフルオレン、2−ネオペンチル−シクロペンタフルオレン、2−アミル−シクロペンタフルオレン、2−n−ヘキシル−シクロペンタフルオレン、2−n−オクチル−シクロペンタフルオレン、2−フェニル−シクロペンタフルオレン、2−(2−トリル)−シクロペンタフルオレン、2−(3−トリル)−シクロペンタフルオレン、2−(4−トリル)−シクロペンタフルオレン、2−ベンジル−シクロペンタフルオレン、2−トリメチルシリル−シクロペンタフルオレン、2−ジメチルアミノ−シクロペンタフルオレン、
2−メチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−エチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−n−プロピル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−イソプロピル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−n−ブチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−tert−ブチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−sec−ブチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−n−ペンチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−ネオペンチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−アミル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−n−ヘキシル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−n−オクチル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−フェニル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−(2−トリル)−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−(3−トリル)−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−(4−トリル)−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−ベンジル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−トリメチルシリル−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、2−ジメチルアミノ−6,6,8,8−テトラメチルシクロペンタフルオレン、
2−メチル−シクロヘプタフルオレン、2−エチル−シクロヘプタフルオレン、2−n−プロピル−シクロヘプタフルオレン、2−イソプロピル−シクロヘプタフルオレン、2−n−ブチル−シクロヘプタフルオレン、2−tert−ブチル−シクロヘプタフルオレン、2−sec−ブチル−シクロヘプタフルオレン、2−n−ペンチル−シクロヘプタフルオレン、2−ネオペンチル−シクロヘプタフルオレン、2−アミル−シクロヘプタフルオレン、2−n−ヘキシル−シクロヘプタフルオレン、2−n−オクチル−シクロヘプタフルオレン、2−フェニル−シクロヘプタフルオレン、2−(2−トリル)−シクロヘプタフルオレン、2−(3−トリル)−シクロヘプタフルオレン、2−(4−トリル)−シクロヘプタフルオレン、2−ベンジル−シクロヘプタフルオレン、2−トリメチルシリル−シクロヘプタフルオレン、2−ジメチルアミノ−シクロヘプタフルオレン、
2−メチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−エチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−n−プロピル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−イソプロピル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−n−ブチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−tert−ブチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−sec−ブチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−n−ペンチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−ネオペンチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−アミル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−n−ヘキシル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−n−オクチル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−フェニル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−(2−トリル)−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−(3−トリル)−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−(4−トリル)−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−ベンジル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−トリメチルシリル−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、2−ジメチルアミノ−6,6,10,10−テトラメチルシクロヘプタフルオレン、
2−メチル−シクロオクタフルオレン、2−エチル−シクロオクタフルオレン、2−n−プロピル−シクロオクタフルオレン、2−イソプロピル−シクロオクタフルオレン、2−n−ブチル−シクロオクタフルオレン、2−tert−ブチル−シクロオクタフルオレン、2−sec−ブチル−シクロオクタフルオレン、2−n−ペンチル−シクロオクタフルオレン、2−ネオペンチル−シクロオクタフルオレン、2−アミル−シクロオクタフルオレン、2−n−ヘキシル−シクロオクタフルオレン、2−n−オクチル−シクロオクタフルオレン、2−フェニル−シクロオクタフルオレン、2−(2−トリル)−シクロオクタフルオレン、2−(3−トリル)−シクロオクタフルオレン、2−(4−トリル)−シクロオクタフルオレン、2−ベンジル−シクロオクタフルオレン、2−トリメチルシリル−シクロオクタフルオレン、2−ジメチルアミノ−シクロオクタフルオレン、
2−メチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−エチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−n−プロピル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−イソプロピル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−n−ブチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−tert−ブチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−sec−ブチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−n−ペンチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−ネオペンチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−アミル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−n−ヘキシル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−n−オクチル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−フェニル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−(2−トリル)−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−(3−トリル)−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−(4−トリル)−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−ベンジル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−トリメチルシリル−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、2−ジメチルアミノ−6,6,11,11−テトラメチルシクロオクタフルオレン、
などが例示される。
本発明のフルオレン化合物は、その一方が縮環構造を有するフルオレン化合物に置換基を導入することによって製造することができる。
例えば、ルイス酸の存在下、式(2)
Figure 2007169180
(式中、数字およびAは前記と同じ意味を表す。)
で示されるフルオレン化合物とハロゲン化アルキルとをFriedel−Crafts反応させることにより製造することができる。
かかる反応に用いられるルイス酸としては、例えば、塩化ホウ素、臭化ホウ素、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、塩化鉄、臭化鉄などが挙げられ、好ましくは塩化アルミニウム、塩化鉄が挙げられる。
特にtert−ブチル基の導入方法としては、塩化アルミニウム存在下、2,6−ジ−tert−ブチルクレゾールからトランスアルキル化反応によりフルオレンの2および7位にtert−ブチル基を導入する方法(例えば、非特許文献3参照)、塩化鉄存在下、tert−ブチルクロライドとフルオレンを反応させることにより2および7位にtert−ブチル基を導入する方法(例えば、非特許文献4参照)が知られている。
また、例えば、式(2)
Figure 2007169180
(式中、数字およびAは前記と同じ意味を表す。)
で示されるフルオレン化合物の2位をジクロロメタン中、臭素で臭素化する方法(例えば、Tetrahedron Lett.2003,44,8121)、あるいは、ハロゲン化溶媒を使用しない水中で界面活性剤と硫酸存在下、臭素で臭素化する方法(例えば、EP1298117参照)ことによって得られる式(3)
Figure 2007169180
(式中、数字およびAは前記と同じ意味を表す。)
で示される、ブロモフルオレン化合物を利用すれば、公知のパラジウム触媒やニッケル触媒を用いたカップリング反応により種々の置換基を導入することができる。
特に、置換アリール基の導入方法としては、パラジウム触媒および塩基存在下、ブロモ化合物と有機ホウ素化合物とをカップリングさせる鈴木−宮浦反応(例えば、Chem.Rev.1995,95,2457参照)が知られている。
Figure 2007169180
(式中、Arは、置換されていてもよいアリール基を表す。)
同様に、2置換アミノ基の導入方法としては、パラジウム触媒および塩基存在下、ブロモ化合物と置換アミンとカップリング反応させる方法(例えば、J.Org.Chem.2000,65,1158参照)が知られている。
同様に、有機金属化合物を用いて、ブロモ化合物とカップリングすることにより置換基を導入する方法としては、例えば、WIlEY出版、Armin de Meijere,Francois Diederich著、「Metal−Catalyzed Cross−Coupling Reactions」第13章(699−760ページ)および第14章(761−814ページ)に記載されている方法が挙げられる。
本発明のフルオレン化合物の製造に用いられる溶媒としては、特に限定されないが、反応に対して不活性な溶媒中で行われる。かかる溶媒は、例えば、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ヘキサメチルホスホリックアミド、ジメチルホルムアミドなどのアミド系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル、アセトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ニトロメタン、二硫化炭素などの極性溶媒などが例示される。かかる溶媒はそれぞれ単独もしくは2種以上を混合して用いられる。好ましくは、ニトロメタン、二硫化炭素である。
反応温度は通常−80℃から溶媒の沸点以下の温度であり、好ましくは−20℃から20℃程度の範囲である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
2−tert−ブチルテトラメチルテトラヒドロベンゾフルオレンの合成
本反応に使用した6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレンは非特許文献1に記載の方法に従って合成した。
テトラメチルテトラヒドロベンゾフルオレン6.92g(25.05mmol)、2,6−ジ−tert−ブチルクレゾール11.04g(50.09mmol)をニトロメタン123mLに加え、0℃で攪拌した。このスラリーに塩化アルミニウム5.01g(37.57mmol)のニトロメタン溶液7.5mLを0℃で滴下した。0℃で1.5時間攪拌した後、沈殿物を濾別して、濾液をヘキサンで抽出した(42mL×7回)。ヘキサン溶液を硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過して、濾液を濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーにより黄色オイルを得た。このオイルにエタノールを加えて得られた沈殿を濾過して真空下で乾燥し、2−tert−ブチルテトラメチルテトラヒドロベンゾフルオレンを白色固体として得た(2.89g、収率34.7%)。
H−NMR(CDCl)、δ(ppm)):1.32(s、9H)、1.36(s,12H)、1.72(s,4H)、3.81(s,2H)、7.36(d,J=7.9Hz,1H)、7.46(s,1H)、7.51(s,1H)、7.65(d,J=7.9Hz,1H)、7.67(s,1H)
13C−NMR(CDCl),δ(ppm)):31.04、31.62、32.14、32.25、33.00、34.50、34.54、34.77、35.28、36.64、117.27、118.94、121.81、122.80、123.65、139.20、139.36、140.63、143.14、143.36、149.38
マススペクトル(EI、m/z):332(M),317
[参考例1]
実施例1により得られたフルオレン化合物は、例えばn−ブチルリチウム等の塩基と反応させることによりフルオレニルアニオンを発生させ、ジクロロジメチルシラン等のジアルキルジクロロシラン化合物と2:1の比で混合することにより、メタロセンの配位子として有用なジフルオレニルジアルキルシラン化合物を得ることができる。
[参考例2]
実施例1により得られたフルオレン化合物は、例えばn−ブチルリチウム等の塩基と反応させることによりフルオレニルアニオンを発生させ、6,6−二置換フルベン化合物等と混合することにより、メタロセンの配位子として有用なイソプロピリデン(フルオレニル)(シクロペンタジエニル)化合物を得ることができる。

Claims (7)

  1. 式(1)
    Figure 2007169180
    (式中、数字はフルオレンの置換位置を表し、Rはハロゲン原子、置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリール基、置換もしくは無置換の炭素数7〜20のアラルキル基、置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルコキシ基、置換もしくは無置換の炭素数6〜20のアリールオキシ基、置換もしくは無置換の炭素数7〜20のアラルキルオキシ基、置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたシリル基又は置換もしくは無置換の炭素数1〜20の炭化水素基で置換されたアミノ基を表し、Aはフルオレンの6位および7位と一体となって形成される脂肪族環状構造を表す。)
    で示されるフルオレン化合物。
  2. が置換もしくは無置換の炭素数1〜20のアルキル基である請求項1に記載のフルオレン化合物。
  3. がtert−ブチル基である請求項1に記載のフルオレン化合物。
  4. Aが6員環構造である請求項1記載のフルオレン化合物。
  5. 2−tert−ブチル−6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾフルオレン。
  6. ルイス酸の存在下、一般式(2)
    Figure 2007169180
    (式中、数字およびAは前記と同じ意味を表す。)
    で示されるフルオレン化合物と2,6−ジ−tert−ブチルクレゾールとを反応させることを特徴とする請求項3に記載のフルオレン化合物の製造方法。
  7. ルイス酸が塩化アルミニウムである請求項6に記載のフルオレン化合物の製造方法。
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