JP2007167252A - 遊技機及び遊技機における不正行為の検知方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 抽選処理を行う遊技機のメイン基板の不正な交換を防止する。
【解決手段】 サブ基板2にあるRAM2c−1へのバックアップ電源2b−1の供給をスイッチSWの接点Cを介して行う。メイン基板1が外された場合に、スイッチSWの接点Cがオフになり、バックアップ電源の供給がなくなる。RAM2c−2へのバックアップ電源2b−2の供給はスイッチSWの接点Cを経由しない。電源投入時にRAM2c−1と2c−2についてその内容が電源断時と同じかどうかを確認することでメイン基板1が外されたかどうか検知することができる。メイン基板1が外されたと判定されたとき、エラー報知を行ったり、遊技を停止することで不正行為を抑止することができる。
【選択図】 図8

Description

この発明は、スロットマシンなどの遊技機及び遊技機における不正行為の検知方法並びに当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関し、特に、メイン基板の不正な交換を防止するための技術に関する。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得した遊技媒体を種々の景品に交換することができる。遊技機には、その筐体内部に、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、所定の識別情報(図柄)を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに識別情報を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は制御回路装置によって制御されている。
最近の遊技機の内部に配設されている制御回路装置は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
遊技場に設置される遊技機は、制御プログラムが不正に改変されないよう管理されており、制御回路装置(メイン基板)を収納ケースに収納し、その収納ケースを、本体枠の所定部材に組み付けるなどして、メイン基板及び制御プログラムを記憶するROMが不正に交換されないように配慮がなされている。さらに、ROMには封印シールが貼付されるなどして、装着されている基板上から容易に外すことができないようになっている。
しかしながら、上記のようにメイン基板をケースに収納したり、ROMに封印シールを貼付するようにしても、メイン基板やROMの不正な交換は後を絶たない。
特願2004−358076号公報 この公報は、制御プログラムの不正な改変を確実に防止することを目的とし、メイン基板を収納するカバーの開放を検出する検出手段(スイッチ)を設け、カバーの開放を検出したときその旨を報知することを開示する。
特許文献1では、カバーの開放を検出し報知するために、遊技機本体の電源とは別に監視用電源を備えていた。メイン基板やROMの交換は、遊技機の電源をオフにしてから行われるが、その際に音響や光でカバーの開放の報知を行うためには、そのための電力を供給する別の電源が必要である。そのためコストが上昇し、不正行為防止機能を備える遊技機の普及の妨げになりかねない。
この発明は上記課題を解決することを目的になされたもので、専用の電源装置を追加することなくメイン基板やROMの不正な交換を検出し報知できる遊技機及び遊技機における不正行為の検知方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備える遊技機において、
前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、
前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、
電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び第2バックアップ電源と、
前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、
前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の出力に基づき、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定する判定部と、を備え、
前記第1バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力の供給線の少なくとも一部は前記スイッチを経由するように配置され、
前記第2バックアップ電源から前記第2揮発性記憶素子への電力の供給線は前記スイッチを経由しないように配置され、
前記第2バックアップ電源は、前記第1バックアップ電源よりも容量が小さいものである。
前記スイッチは、例えば作用部と、前記作用部によりオンオフされる接点とを備え、次のように配置されるものである。
(1)前記ケースは、前カバーと後カバーとからなり、これらの間に前記スイッチが設けられている。前カバー又は後カバーに形成された突起部で前記スイッチの前記作用部が前後に動くように配置されている。前カバーが後カバーに取り付けられた状態で、前記スイッチの前記作用部が前記突起部で押し込まれていて前記スイッチの前記接点はオンである。前カバーが外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(2)前記ケースの外部に前記スイッチが設けられている。前カバーを後カバーに取り付けた状態で、前記スイッチの前記作用部が前カバーの側面に当接するように配置されている。前カバーが後カバーに取り付けられた状態で、前記スイッチの前記作用部が前カバーの側面で押し込まれていて前記スイッチの前記接点はオンである。前カバーが外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(3)後カバーの内面に前記スイッチが設けられている。前記メイン基板が後カバーに取り付けられた状態で、前記スイッチの前記作用部が前記メイン基板の裏面で押し込まれていて前記スイッチの前記接点はオンである。前記メイン基板が後カバーから外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(4)遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。前記スイッチの前記作用部は、後カバーに設けられた開口を通って前記メイン基板の裏面に当接している。この状態で前記スイッチの前記接点はオンである。前記メイン基板が後カバーから外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(5)後カバーがない場合において、遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。前記スイッチの前記作用部は、前記メイン基板の裏面に当接している。この状態で前記スイッチの前記接点はオンである。前記メイン基板が遊技機筐体の内面から外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(6)遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。前記スイッチの前記作用部は、前記メイン基板に設けられた開口を通って脱着可能な半導体素子の裏面に当接している。この状態で前記スイッチの前記接点はオンである。前記半導体素子が前記メイン基板から外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(7)前記コネクタを覆うコネクタカバーを備える場合である。遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。前記スイッチの前記作用部は、前記メイン基板に設けられた開口を通って前記コネクタカバーの端に当接している。この状態で前記スイッチの前記接点はオンである。前記コネクタカバーが外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(8)前記コネクタを覆うコネクタカバーを備える場合である。遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。前記コネクタカバーを取り付けた状態で、前記スイッチの前記作用部が前記コネクタカバーの側面に当接するように配置されている。この状態で、前記スイッチの前記作用部が前記コネクタカバーの側面で押し込まれていて前記スイッチの前記接点はオンである。前記コネクタカバーが外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(9)遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。ハーネスのコネクタ(前記メイン基板の前記コネクタに嵌め込まれるプラグ)を取り付けた状態で、前記スイッチの前記作用部が前記ハーネスのコネクタの側面に当接するように配置されている。この状態で、前記スイッチの前記作用部が前記ハーネスのコネクタの側面で押し込まれていて前記スイッチの前記接点はオンである。前記ハーネスのコネクタが外されると、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオフになる。
(10)遊技機筐体の内面に前記スイッチが設けられている。ハーネスのコネクタ(前記メイン基板の前記コネクタに嵌め込まれるプラグ)を取り外す際に、前記スイッチの前記作用部が前記ハーネスのコネクタに当接するように配置されている。ハーネスのコネクタを取り付けた状態では、前記作用部が前記スイッチから突出し、前記スイッチの前記接点はオンである。上記(1)〜(9)のスイッチと異なり、前記作用部が押し込まれた状態で前記接点はオフ、前記作用部が突出した状態で前記接点はオンとする。前記ハーネスのコネクタ(プラグ)が外される際に、それは必ず前記作用部に当接し、少なくとも一度は前記接点がオフになる。
前記スイッチは、例えば磁石と、前記磁石によりオンオフされる接点とを備えるものであってもよい。この場合、上記(1)〜(10)の作用部が磁石に相当する。あるいは、ケースの側面又は端、メイン基板の裏面、半導体素子の裏面、コネクタの側面に磁石を設けるようにしてもよい。
前記判定部は、電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを電源切断時の特徴値としてそれぞれ保持し、電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを保持した前記電源切断時の特徴値とそれぞれ比較し、これらの比較結果に基づき前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定する。
前記判定部は、例えば、前記特徴値を得るために、前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全データ又は一部のデータについてチェックサムを求めること、論理積、論理和又は排他的論理和を含む論理演算を行うこと、又は、ハッシュ関数によりハッシュ値を求めることの少なくとも何れかを行う。
前記判定部は、電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ退避させ、電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ読み取り、これらを退避させたデータとそれぞれ比較し、これらの比較結果に基づき前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定する。
前記判定部は、前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の予め定められたアドレスに予め定められたデータをそれぞれ書き込み、電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の前記予め定められたアドレスのデータを読み出し、これらを前記予め定められたデータとそれぞれ比較し、これらの比較結果に基づき前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定する。
前記判定部は、前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しが有ったと判定し、エラー報知又は遊技停止のうちの少なくともいずれかを行うようにしてもよい。
前記判定部は、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致であるとき、前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果にかかわらず、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しが有ったと判定しない。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法であって、
電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを電源切断時の特徴値として保持し、
電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを保持した前記電源切断時の特徴値とそれぞれ比較し、
前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定するものである。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法であって、
電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ退避させ、
電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ読み取り、これらを退避させたデータとそれぞれ比較し、
前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定するものである。
この発明は、遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法であって、
前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の予め定められたアドレスに予め定められたデータをそれぞれ書き込み、
電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の前記予め定められたアドレスのデータをそれぞれ読み出し、これらを前記予め定められたデータとそれぞれ比較し、
前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定するものである。
この発明は、上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
この発明に係るプログラムは、例えば、記録媒体に記録される。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
本発明によれば、第1揮発性記憶素子へのバックアップ電源の供給を、メイン基板、メイン基板を収納するケース、メイン基板に搭載された半導体素子及びコネクタに取り付けられたワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチを介して行い、これらのいずれかが外された場合に第1揮発性記憶素子へのバックアップ電源の供給がなくなるようにするが、その場合でも第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成し、そして、電源投入時に第1揮発性記憶素子及び第2揮発性記憶素子についてその内容が電源断時とそれぞれ同じかどうかを確認することで、メイン基板、メイン基板を収納するケース、メイン基板に搭載された半導体素子及びコネクタに取り付けられたワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたかどうか検知することができる。これらのいずれかが外されたと判定されたとき、エラー報知を行ったり、遊技を停止することで不正行為を抑止することができる。しかも、第2揮発性記憶素子用のバックアップ電源の容量を第1揮発性記憶素子用のバックアップ電源の容量よりも小さくすることで、誤ったエラー報知を行うことを避けることができ、信頼性を向上できる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた扉130とを備えている。前記扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
図2はスロットマシン100の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1にはスタートスイッチ134,ストップボタン140,リールユニット(リール駆動装置を含む)70,リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置の制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。
上述のように、メイン基板1及びサブ基板2は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPU(処理部)が遊技者の操作を受けてROM(記憶部)に記憶されたプログラムを読み込むことで所定の動作を行う。具体的には、スタートスイッチ134及びストップボタン140の操作に基づきリールユニット70に内蔵される3つの回転リールの回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、本遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
発明の実施の形態1に係る遊技機は、さらに、メイン基板1、メイン基板を収納するケース(後述)、メイン基板1に搭載されたROMなどの半導体素子及びメイン基板1に取り付けられたワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチSWを備える。スイッチSWの接点出力はサブ基板2に入力されている。スイッチSWについては後に詳述する。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット70の駆動を開始させる。リールユニット70は、ストップボタン140によりその駆動が停止される。リールユニット70は、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
リールユニット70は、スロットマシン本体120から取り外すことができる。図3に示すように、扉130のうちの上側の扉130U(図示する遊技機の筐体は扉130の上側と下側を独立して開閉できるようになっている)を開き、リールユニット70を手前に引き出して、これを取り外すことができる。リールユニット70の奥にはメイン基板1が取り付けられている。
図4に示すように、メイン基板1はケース1−1に収納されていて、外部からメイン基板1に直接触れることができないようになっている。また、ケース1−1はスロットマシン本体120の背面内側に固定され、メイン基板1がケース1−1に収納されている限り、メイン基板1を取り外すことができないようになっている。ケース1−1の一部に複数の開口Aが設けられ、ここに複数のワイヤハーネスWHを差し込むことで、ワイヤハーネスWHのコネクタPがメイン基板1上に設けられたコネクタSに嵌合し、電気的に接続されるようになっている。ワイヤハーネスWHの端にはコネクタ(プラグ)Pが取り付けられている。
メイン基板1とこれを収納するケース1−1の分解斜視図を図5に示す。メイン基板を収納するケース1−1は、前カバー1−1bと後カバー1−1aとから構成される。後カバー1−1aは、スロットマシン本体120内部の背面側に取り付けられている。前カバー1−1bは、後カバー1−1aに公知の特殊なネジ(一度締め付けると緩めることができないネジ)1−1cで取り付けられ、カバー1−1を破壊しない限り、前カバー1−1bと後カバー1−1aを分離させることはできず、したがってメイン基板1は封印され、これを容易に取り外せないようになっている。メイン基板1上には、ワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pと嵌合するコネクタ(ソケット)Sが設けられている。
前カバー1−1bに左側面には、後カバー1−1aへ向けて突起部Yが設けられ、突起部Yに対応する後カバー1−1aの部分には凹部Xが設けられている。凹部Xには、オンオフするための作用部(例えば棒状又は凸状のもの)Zを備えるスイッチSWが設けられている。作用部Zが突出しているとスイッチSWの内部に設けられている接点がオフになり、作用部Zが押し込まれているとスイッチSWの接点がオンになるものとする(以下の説明において、スイッチSWの接点のオン/オフを、単にスイッチSWのオン/オフと記すことがある)。前カバー1−1bが後カバー1−1aに取り付けられている状態、すなわちメイン基板1が封印されている状態では、スイッチSWはオンとなる。前カバー1−1bが後カバー1−1aから取り外され、メイン基板1のROMなどを交換したり、メイン基板1自体を交換できるような状態では、スイッチSWはオフとなる。このスイッチSWのオンオフ動作を通じて、メイン基板1の封印が解かれたかどうか判断する。
図6を参照して、スイッチSWの動作についてさらに説明を加える。図6はカバー1−1の左側面図であり、同図(a)は前カバー1−1bが後カバー1−1aから取り外された状態を示し、同図(b)は前カバー1−1bが後カバー1−1aに取り付けられている状態を示す。同図(a)の状態では、前カバー1−1bの突起部Yが、後カバー1−1aの凹部Xに嵌まり込んでいないので、そこに設けられたスイッチSWの作用部Zは突出し、スイッチSWはオフである。同図(b)の状態では、突起部Yが凹部Xに嵌まり込み、そこに設けられたスイッチSWの作用部Zを押し込むので、スイッチSWはオンになる。
スイッチSWの別の取り付け方を図7に示す。図7では、ケース1−1の外部にスイッチSWが設けられている。例えば、スイッチSWは遊技機筐体の上面内側に、前カバー1−1を後カバー1−1aに取り付けた状態で、スイッチSWの作用部Zが前カバー1−1bの側面に当接するように配置されている。前カバー1−1bが後カバー1−1aに取り付けられた状態で、スイッチSWの作用部Zが前カバー1−1bの側面で押し込まれていてスイッチSWの接点はオンである(図7(b)参照)。前カバー1−1bが外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる(図7(a)参照)。
なお、スイッチSWは、例えば磁石と、この磁石によりオンオフされる接点とを備えるリードスイッチのようなものであってもよい。この場合、突起部Xや前カバー1−1bの側面に磁石が設けられる。
本発明の実施の形態1に係るスイッチSWとサブ基板2の接続図を図8に示す。同図は本発明の実施の形態1の動作を説明するために必要な部分のみを示し、サブ基板2上のCPUやROMの表示や、アドレス信号やデータ信号の表示を省略している。
図8において、2b−1及び2b−2は電源切断時に電力を供給するためのバックアップ電源である。バックアップ電源2b−1及び2b−2は、リチウム電池等の二次電池であるが、本発明は二次電池に限定されない。一次電池やコンデンサなどの蓄電器であってもよい。バックアップ電源2b−2の容量は、バックアップ電源2b−1のそれよりも小さいように設定されている。例えば、RAM2c−1と2c−2の消費電流が同じで、かつ、その内容が失われる電圧値が同じであるような場合に、バックアップ電源2b−2を1本の二次電池で構成し、バックアップ電源2b−1を2本の二次電池で構成したり、異なる容量の二次電池を用いたりするということである。一般的には、電池(電源)の容量は、どれだけの電流をどれだけの時間供給することができるかで表され、例えば流すことのできる電流(A:アンペア)とその時間(H:時間(Hour))の積(AH)で表される。ただし、本発明の実施の形態の説明において使用する「容量の大小」は、単なる電池(電源)そのものの容量の大小のことではない(詳しくは後述する)。バックアップ電源2b−2の容量がバックアップ電源2b−1のそれよりも小さいということは、バックアップ電池2b−1と2b−2を遊技機に装着した状態で、バックアップ電池2b−2のほうが先に蓄えた電気エネルギーが尽きる(上がる)ことを意味する。一般的な運用をしている限り、遊技機においてバックアップ電源が上がることはないので、そのような場合はバックアップ電源自体の性能が劣化したと考え、バックアップ電源を交換することが望ましい(実際は2つのバックアップ電源2b−1と2b−2を一緒に交換することが多い)。
2c−1はバックアップ電源(第1バックアップ電源)2b−1から電力の供給を受けるRAM(第1揮発性記憶素子)である。2c−2はバックアップ電源(第2バックアップ電源)2b−2から電力の供給を受けるRAM(第2揮発性記憶素子)である。RAM2c−1と2c−2は同じものであるが、電力供給を受けるバックアップ電源が異なり、しかも、バックアップ電源からの配線のルートが異なっている(この点はさらに後述する)。以下の説明において、RAM2c−1をRAM1と、RAM2c−2をRAM2と表現することがある。2dはメイン基板1のケース1−1の取り外し(詳しくは、前カバー1−1bを後カバー1−1aから外したこと)の有無を判定する判定部である。判定部2dはRAM2c−1,2c−2からデータを読み出したり、RAM2c−1,2c−2にデータを書き込むことができる。判定部2dは、例えば所定のプログラムで動作する図示しないCPUで実現される。サブ基板2のCPUが判定部2dのCPUを兼ねることもできる。判定部2dはメイン基板1のケース1−1の取り外しの有無を判定する以外にも、バックアップ電源2b−2の劣化を判断することもある。2e−1は基板の電源(直流電圧)VDDを受けてバックアップ電源2b−1に供給し充電を行うとともに、電源断のバックアップ時にバックアップ電源2b−2の電流が電源VDDに逆流しないようにするためのダイオードである。2e−2はバックアップ電源2b−2に設けられているダイオードであり、同様の機能を果たす。
図8においてバックアップ電源2b−1はサブ基板2に搭載されているが、バックアップ電源2b−1からRAM2c−1への電力の供給線の少なくとも一部はスイッチSWの接点Cを経由するように配置されている。すなわち、バックアップ電源2b−1からRAM2c−1への電力の供給線は、まずバックアップ電源2b−1からコネクタ2aの端子2a−1に接続され、この端子に対応するコネクタ6の端子6−1に接触することによりスイッチSWの接点Cの一方に入る。電力の供給線は、スイッチSWの接点Cの他方からコネクタ6の端子6−2とコネクタ2aの端子2a−2を経由して再びサブ基板2に戻り、RAM2c−1の電源端子に接続されている。なお、コネクタ6はスイッチSWのワイヤハーネスの端に設けられたプラグである。これに対し、バックアップ電源2b−2からRAM2c−2への電力の供給線はスイッチSWを経由しないようになっている。すなわち、バックアップ電源2b−2とRAM2c−2間の接続はサブ基板2上にのみ存在し、その外部に出ることはない。
参考のため図15に従来のバックアップ電源2bとRAM2c−1、2c−2間の接続を示す。従来はこれらが直接接続されていて、スイッチSWを経由することはなかった。バックアップ電源2bからRAM2c−1への電力の供給線の少なくとも一部がスイッチSWを経由するような配置は、新規なものである。図15に示すようにバックアップ電源はひとつであった。電源のバックアップという観点からは、RAMという同じデバイスをバックアップする際にバックアップ電源を複数設けることに技術的な意味はあまりない。まして、複数のバックアップ電源にわざわざ容量の差を設ける必要もない。
本発明の実施の形態1に係る装置/方法は、サブ基板(処理部)2上にある揮発性記憶素子(RAM)2c−2へのバックアップ電源の供給をスイッチSWを介さず(サブ基板2内における配線のみで)行うが、揮発性記憶素子2c−1へのバックアップ電源の供給をスイッチSWを介して行う。メイン基板1のケース1−1がサブ基板2から外された場合にはRAM2c−1へのバックアップ電源の供給がなくなるようにし、そして、電源投入時にRAM2c−1と2c−2の内容が電源断時と同じかどうかをそれぞれ確認することでメイン基板1のケース1−1が外されたかどうか確認することを特徴とする。メイン基板1のケース1−1が外されていなければバックアップは正常に行われており、電源切断時と電源投入時とでRAM2c−1の内容に変化はないはずである。その内容に変化が生じているとすればメイン基板1のケース1−1が外された可能性があると判断できる。
バックアップ電源が劣化したときも同様にRAM2c−1の内容に変化が生じるが、この場合はRAM2c−2の内容にも変化が生じる。RAM2c−1と2c−2それぞれについて比較(確認)を行い、これら比較結果を総合的に判断することで、メイン基板1のケース1−1が外された場合をバックアップ電源が劣化した場合と区別することができる。バックアップ電源2b−2がバックアップ電源2b−1よりも容量が小さくなるように構成されているので、自然に放電した場合には必ずRAM2c−2の方が先にバックアップ不良になる。容量の異なるバックアップ電池を複数用意する理由は、それぞれのRAMがバックアップ不良になる電圧と消費電流にばらつきがあるためであり、同じ容量の電池を使用して自然放電した場合には、偶然RAM2c−1が先にバックアップ不良となる可能性があるからである。この場合、メイン基板1のケース1−1の取り外しがあったと判断されてしまう。容量に差を設けることで、自然放電時にはRAM2c−2が確実に先にバックアップ不良となり、誤警報すなわち誤ってメイン基板1のケース1−1の取り外しがあった(不正行為があった)とエラー報知することを避けることができる。
このような観点から、自然放電時にはRAM2c−2が確実に先にバックアップ不良となるように、バックアップ電源2c−1の容量と2c−2の容量の差を、RAM2c−1のバックアップ不良になる電圧・消費電流とRAM2c−2のバックアップ不良になる電圧・消費電流の差に基づき決定することが好ましい。例えば、RAM2c−1の消費電流とRAM2c−2の消費電流の比が1:2であれば(バックアップすべきデバイスの個数に違いがあればこの程度の差は当然生じる)、バックアップ電源2b−1の容量とバックアップ電源2b−2の容量の比が1:1であっても「バックアップ電源2b−2はバックアップ電源2b−1よりも容量が小さい」と言うことができる。また、RAM2c−1の消費電流とRAM2c−2の消費電流の比が1:10であれば、バックアップ電源2b−1の容量とバックアップ電源2b−2の容量の比が1:5であっても「バックアップ電源2b−2はバックアップ電源2b−1よりも容量が小さい」と言うことができる。このように、本発明の実施の形態に係る容量の大小は、そのバックアップ電源が対象としているデバイスの消費電力の大小との関係で相対的に判断されるものであり、単に電池そのものの容量の大小ではないことに注意されたい(なお、RAM2c−1と2c−2の電気的な特性が同じであれば、通常の意味の容量の大小が本発明の実施の形態でも適用できることは言うまでもない)。
電源切断時と電源投入時でRAM2c−1及び2c−2の内容に変化が生じたかどうかを判定するために、発明の実施の形態1ではチェックサム(検査合計)を利用する。チェックサムとは、RAMの全アドレスのデータ又は一部のアドレスのデータについて求めた総合計である。ひとつのデータの1ビットが変化したときでもこれをチェックサムで検出することができる。チェックサムはRAM2c−1及び2c−2のデータ全体をそれぞれ表現する特徴値と言える。
図9に電源スイッチをオフにしたときの処理フローチャートを示し、図10に電源スイッチをオンにしたときの処理フローチャートを示す。図11(a)に電源スイッチをオフにしたときのタイミングチャートを示し、図11(b)に電源スイッチをオンにしたときのタイミングチャートを示す。これらの図を参照して発明の実施の形態1の動作を説明する。
図11(a)において電源スイッチがオンのとき、電源電圧は規定値である(期間P1)。期間P1では、図12に太線で示すように電源VDDがRAM2c−1と2c−2にそれぞれ供給されるとともにバックアップ電源2b−1と2b−2を充電している。電源スイッチがオンからオフにされたとき(時刻T1)サブ基板2等に供給される電源電圧はすぐには低下せず、電源スイッチのオフからしばらく時間が経ってから電源電圧がゼロになる(時刻T2)。この間(期間P2)でサブ基板2のCPU等は所定の処理を行うことができる。電源スイッチがオンからオフにされたとき(時刻T1)、その直後にその旨を示す電源断信号が有効になるので、CPU等は電源断信号を契機に電源終了時の処理を実行することができる。具体的には期間P2において図9の処理を行う。
すなわち、RAM1(RAM2c−1)とRAM2(RAM2c−2)のチェックサムをそれぞれ求め(S1)、求めたチェックサムをRAM1(RAM2c−1)の任意のアドレス(予めどのアドレスにするか決めておく)とRAM2(RAM2c−2)の任意のアドレスにそれぞれ記憶する(S2)。RAM2c−1とRAM2c−2にはバックアップ電源が供給されているから、電源断の際のRAM2c−1とRAM2c−2の特徴値(チェックサム)が電源断の期間(図11の期間P3)においてRAM2c−1と2c−2でそれぞれ保持されることになる。
図11(a)の時刻T2以降の期間P3において電源電圧はゼロであるが、図13に太線で示すようにRAM2c−1と2c−2に対してバックアップ電源2b−1と2b−2から電力が供給される。したがって、RAM2c−1と2c−2の内容は保持されたままである。
次に、図11(b)に示すように、電源スイッチがオンになると(時刻T3)電源電圧が上昇し速やかに規定値に達する。その際に通常はリセット信号が発生し、その後の期間P4においてCPU等は初期動作を開始する。初期動作のひとつとして図10の処理を行う。
すなわち、RAM1(RAM2c−1)とRAM2(RAM2c−2)のチェックサムをそれぞれ求め(S10)、電源断の際にRAM1(RAM2c−1)とRAM2(RAM2c−2)に記憶させたチェックサムをそれぞれ読み出す(S11)。
RAM2について、S10で求めたチェックサムをS11で読み出した電源断の際のチェックサムと比較する(S12−1)。両者が不一致であればバックアップ電源2b−2が劣化したことを意味するから、エラー処理を行い、その旨を報知する(S15)。一致していればメイン基板1のケース1−1の取り外しの有無を判断するために次の処理(S12−2)を行う。
RAM1について、S10で求めたチェックサムをS11で読み出した電源断の際のチェックサムと比較する(S12−2)。両者が一致していればRAM2c−1の内容が電源断中も保持されたことを意味するから、メイン基板1のケース1−1が取り外されなかったと判断できる。これは正常状態であるので通常の起動処理を行う(S14)。なお、この際にRAM2c−1と2c−2に記憶されたチェックサムをクリアするようにしてもよい。
これに対し、電源断の期間P3においてメイン基板1のケース1−1が取り外されると(メイン基板1やそのROMを交換する際、及び、そのROMを有効にするためには、一度は電源を切断する必要がある)、図14に示すようにメイン基板1のケース1−1が外された時点でRAM2c−1への電力の供給が絶たれる。バックアップ電源2b−1からRAM2c−1への電力の供給線の少なくとも一部はスイッチSWを経由するように配置されているためである。図14の状態になるとRAM2c−1の内容は失われ、再度電源が供給されても回復することはない(でたらめな内容になる)。RAM1(RAM2c−1)の内容が失われるからS10で求めたチェックサムはS1で求めたものと当然異なるし、S2で記憶したチェックサム自体も失われる。そこでエラー処理を行い、メイン基板1のケース1−1が外されたことを報知する(S13)。これ以降は通常の起動処理を行わないので、遊技を行うことができなくなる。なお、期間P3以外でもチェックサムの不一致を検出したときにエラー処理を行うようにしてもよい。
発明の実施の形態1によれば、メイン基板1のケース1−1が外されたときにオフになるスイッチを介して第1揮発性記憶素子(RAM1)へのバックアップ電源の供給を行い、メイン基板1のケース1−1が外された場合に第1揮発性記憶素子へのバックアップ電源の供給が遮断されるようにし、バックアップ不良を発生させる。電源投入時には第1揮発性記憶素子の合計値によるチェックが行われるため、メイン基板1のケース1−1が外された場合にはバックアップ不良を検出することになり、メイン基板1のケース1−1が外された可能性があると判断し、エラー状態などに移行して遊技を停止させる。他方、第2揮発性素子(RAM2)は、そのバックアップ電力の供給線がスイッチSWを経由しないので、メイン基板1のケース1−1が取り外されても特徴値が一致する。第1揮発性素子のみに関して特徴値の不一致が生じたときに、メイン基板1のケース1−1が交換されたと判定し、エラー処理を行う。このように処理することで、バックアップ電源の劣化によるバックアップ不良と区別して、メイン基板1のケース1−1が外されたということを判定できるようにした。以上のような構成により、メイン基板1のケース1−1の交換を検知しエラー報知することができ、メイン基板1やそのROMの不正な交換という不正行為を抑止することが可能になる。しかも、第2揮発性記憶素子用のバックアップ電源の容量を第1揮発性記憶素子用のバックアップ電源の容量よりも小さくすることで、誤ったエラー報知を行うことを避けることができ、信頼性を向上できる。
なお、以上の説明で、特徴値としてチェックサムを求める場合を例にとり説明を加えたが、本発明はこれに限定されない。揮発性記憶素子(RAM)の内容に固有の特徴値を求めることができればよく、例えば、論理積、論理和又は排他的論理和を含む論理演算を行ったり、又は、ハッシュ関数によりハッシュ値を求めるようにしてもよい。ハッシュ関数とは、与えられた原文から固定長の疑似乱数を生成する演算手法であり、生成した値は「ハッシュ値」と呼ばれる。「要約関数」「メッセージダイジェスト」とも呼ばれる。不可逆な一方向関数を含むため、ハッシュ値から原文を再現することはできず、また同じハッシュ値を持つ異なるデータを作成することは極めて困難である。
以上の説明で、特徴値をRAM2c−1と2c−2自身に書き込んだが、本発明はこれに限定されない。バックアップ電源の供給されるほかのRAM又は不揮発性記憶素子(EEPROMなど)に書き込むようにしてもよい。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1ではバックアップ電源2b−1をサブ基板2に搭載したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図16に示すようにスイッチSWの回路(ワイヤハーネス又はスイッチSWが取り付けられている基板)にバックアップ電源2b−1を搭載するようにしてもよい。図16の構成でもバックアップ電源2b−1からRAM2c−1への電力の供給線の少なくとも一部をスイッチSWを経由するように配置することができる。図16の構成でも発明の実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態1では揮発性記憶素子の内容の特徴値を利用してメイン基板1のケース1−1が外されたことを検出したが、特徴値を求めることなくデータそのものを比較することにより同様の検出を行うこともできる。その例を列挙する。
(1)RAM2c−1と2c−2の全データを退避させることにより、例えばバックアップ電源の供給されるほかのRAM又は不揮発性記憶素子(EEPROMなど)に書き込むことにより、電源断中も保持する。退避とは、一般的には、主記憶装置(main storage)上の特定の記憶位置(location)、領域(region)、レジスタ(register)などの内容を他の目的に使用するために、一時的に主記憶装置の他の記憶場所又は補助記憶に格納しておくことである。
電源切断時にRAM2c−1と2c−2の全データを読み取り、これらを他のRAM又は不揮発性記憶素子に書き込む。電源投入時にRAM2c−1と2c−2の全データを読み取り、これを退避したデータと比較する。比較の結果、全部又は一部のデータについて不一致が生じたとき、メイン基板1のケース1−1が外されたと判定する。
(2)RAM2c−1と2c−2の一部のデータを退避させることにより、例えばバックアップ電源の供給されるほかのRAM又は不揮発性記憶素子(EEPROMなど)に書き込むことにより、電源断中も保持する。
電源切断時にRAM2c−1と2c−2の一部のデータを読み取り、これらを他のRAM又は不揮発性記憶素子に書き込む。電源投入時にRAM2c−1と2c−2の一部のデータ(電源切断時と同じアドレスのもの)を読み取り、これを退避したデータと比較する。比較の結果、全部又は一部のデータについて不一致が生じたとき、メイン基板1のケース1−1が外されたと判定する。なお、ひとつのアドレスのデータのみを退避するようにしてもよい。電源断によりRAMの全てのアドレスのデータが影響を受けるので、ひとつのアドレスのデータを監視するだけでも判定可能である。
(3)RAM2c−1と2c−2の一部のデータを、RAM2c−1と2c−2自身の予め用意された領域に書き込む(退避させる)。他の点は上記(2)と同様である。
発明の実施の形態3は、発明の実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
発明の実施の形態4.
RAMの特定のアドレスに特定の値を書き込んでおき、電源投入時にそれが維持されているかどうか判断するようにしても、上記発明の実施の形態1乃至3と同様の効果を奏する。RAMの特定のアドレスは、少なくとも電源断時において常に特定の値であると決めておき、電源投入時にそれが維持されていなければメイン基板1のケース1−1が外されたと判断するのである。この場合、特徴値を求める必要はないし、電源断時にRAMの内容を読み取る必要もない。
発明の実施の形態4に係る事前データ書き込み処理のフローチャートを図17に、電源スイッチをオンしたときの処理のフローチャートを図18に示す。図17の特定のアドレスに特定の値を書き込む処理は電源断時(図11の期間P2)に行ってもよいし、それ以外の任意のタイミング(初期化時など)に行ってもよいし、定期的又は不定期に繰り返し行うようにしてもよい。図18において、まずRAM2(RAM2c−2)に関してチェックを行えば、バックアップ電源が劣化したときに直ちにエラー処理を行うことができる(この点は図10についても同様である)。
発明の実施の形態4は、発明の実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、上記説明において、判定部2dはメイン基板1のケース1−1が外されたことを検出したが、本発明はこれに限定されない。以下、他の例を列挙する。なお、以下の例においてスイッチSWの配線や判断部2dの処理は上記説明の場合と同じであり、スイッチSWの取り付け位置のみが異なる。
(A)メイン基板が外されたことを検出(図19(a)〜(c)参照)
図19(a)では、後カバー1−1aの内面にスイッチSWが設けられている。メイン基板1が後カバー1−1aに取り付けられた状態で、スイッチSWの作用部Zがメイン基板1の裏面で押し込まれていてスイッチSWの接点はオンである。メイン基板1が後カバー1−1aから外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1が外されたと判断する。
図19(b)では、遊技機筐体の内面(例えば背面の内側)にスイッチSWが設けられている。スイッチSWの作用部Zは、後カバー1−1aに設けられた開口Hを通ってメイン基板1の裏面に当接している。スイッチSWの作用部Zは、後カバー1−1aの厚みよりも長くなっている。この状態でスイッチSWの接点はオンである。メイン基板1が後カバー1−1aから外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1が外されたと判断する。この例では、開口HにスイッチSWの作用部Zを通さなければならないため、後カバー1−1aの位置決めにも役立つ。
図19(c)では、後カバー1−1aがなく、前カバー1−1bのみを備える場合において、遊技機筐体の内面にスイッチSWが設けられている。スイッチSWの作用部Zは、メイン基板1の裏面に当接している。この状態でスイッチSWの接点はオンである。メイン基板1が遊技機筐体の内面から外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1が外されたと判断する。
(B)メイン基板に搭載されているROMが外されたことを検出(図20参照)
図20では、遊技機筐体の内面又は後カバー1−1aの内面にスイッチSWが設けられている。スイッチSWの作用部Zは、メイン基板1に設けられた開口Hを通って脱着可能なROM(半導体素子)の裏面に当接している。スイッチSWの作用部Zは、メイン基板1の厚みよりも長くなっている。この状態でスイッチSWの接点はオンである。ROMがメイン基板1から外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1からROMが外されたと判断する。この例では、開口HにスイッチSWの作用部Zを通さなければならないため、メイン基板1の位置決めにも役立つ。
(C)メイン基板に接続されているワイヤハーネスが外されたことを検出(図21(a)〜(d)参照)
図21(a)は、ワイヤハーネスWHのコネクタPを覆うコネクタカバー1−1dを備える場合を示す。遊技機筐体の内面又は後カバー1−1aの内面にスイッチSWが設けられている。スイッチSWの作用部Zは、メイン基板1に設けられた開口Hを通ってコネクタカバーの端に当接している。スイッチSWの作用部Zは、メイン基板1の厚みよりも長くなっている。この状態でスイッチSWの接点はオンである。コネクタカバー1−1dが外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1からコネクタPが外されたと判断する。この例では、開口HにスイッチSWの作用部Zを通さなければならないため、メイン基板1の位置決めにも役立つ。
図21(b)は、上記と同様にコネクタカバーを備える場合である。遊技機筐体の内面(例えば側面内側)にスイッチSWが設けられている。コネクタカバー1−1dを取り付けた状態で、スイッチSWの作用部Zがコネクタカバー1−1dの側面に当接するように配置されている。この状態で、スイッチSWの作用部Zがコネクタカバー1−1dの側面で押し込まれていてスイッチSWの接点はオンである。コネクタカバー1−1dが外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1からコネクタPが外されたと判断する。
図21(c)は、スイッチSWの作用部Zが、コネクタPの側面に当接する場合を示す。遊技機筐体の内面にスイッチSWが設けられている。ハーネスWHのコネクタPを取り付けた状態で、スイッチSWの作用部ZがコネクタPの側面に当接するように配置されている。この状態で、スイッチSWの作用部ZがコネクタPの側面で押し込まれていてスイッチSWの接点はオンである。コネクタPが外されると、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1からコネクタPが外されたと判断する。
図21(d)は、スイッチSWの作用部Zが、コネクタPを取り外す際にそれに当接する場合を示す。遊技機筐体の内面にスイッチSWが設けられている。ハーネスWHのコネクタPを取り外す際に、スイッチSWの作用部ZがコネクタPに当接するように配置されている。ハーネスのコネクタPを取り付けた状態では、作用部ZがスイッチSWから突出し、スイッチSWの接点はオンである。上記スイッチと異なり、作用部Zが押し込まれた状態で接点はオフ、作用部Zが突出した状態で接点はオンとする。ハーネスのコネクタPが外される際に、同図の点線の位置にコネクタPの側面がくるので、それは必ず作用部Zに当接し、少なくとも一度は前記接点がオフになる。これによりバックアップ電源の供給は絶たれ、これに基づき判定部2dはメイン基板1からコネクタPが外されたと判断する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
遊技機(スロットマシン)の正面図である。 遊技機のブロック図である。 遊技機からリールユニットを取り出した状態を示す斜視図である。 メイン基板とこれを収納するケースの斜視図である。 メイン基板とこれを収納するケースの分解斜視図である。 スイッチの動作を説明するためのケースの左側面図である。 スイッチの他の取り付け方及びその動作を説明するためのケースの左側面図である。 発明の実施の形態1に係るバックアップ電源系統を示すブロック図である。 発明の実施の形態1に係る電源スイッチのオフ時の処理フローチャートである。 発明の実施の形態1に係る電源スイッチのオン時の処理フローチャートである。 発明の実施の形態1の動作を説明するためのタイミングチャートである。 発明の実施の形態1の動作を説明するためのブロック図である(電源入、バックアップ電源非作動時)。 発明の実施の形態1の動作を説明するためのブロック図である(電源断、バックアップ電源作動時)。 発明の実施の形態1の動作を説明するためのブロック図である(電源断時にスイッチを取り外した状態)。 従来のバックアップ電源系統を示すブロック図である。 発明の実施の形態2に係るバックアップ電源系統を示すブロック図である。 発明の実施の形態4に係る事前データ書き込み処理のフローチャートである。 発明の実施の形態4に係る電源スイッチのオン時の処理フローチャートである。 電源スイッチの他の配置例の説明図である。 電源スイッチの他の配置例の説明図である。 電源スイッチの他の配置例の説明図である。
符号の説明
1 メイン基板
1−1 メイン基板を収納するケース
1−1a ケースの後カバー
1−1b ケースの前カバー
1−1c ネジ
1−1d コネクタカバー
2 サブ基板
2a コネクタ
2a−1 第1端子
2a−2 第2端子
2b−1 第1バックアップ電源
2b−2 第2バックアップ電源
2c−1 RAM1(揮発性記憶素子)
2c−2 RAM2(揮発性記憶素子)
2d 判定部
2e ダイオード
6 コネクタ
6−1 第1端子
6−2 第2端子
70 リールユニット
71 リール位置検出回路
80 ホッパ駆動部
81 ホッパ
82 メダル検出部
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
130 扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートスイッチ
135 払出し口
140 ストップボタン
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
A 前カバーの開口
C スイッチの接点
H 開口部
P ワイヤハーネスのコネクタ(プラグ)
S メイン基板のコネクタ(ソケット)
SW スイッチ
WH ワイヤハーネス(ハーネス)
X 後カバーの凹部
Y 前カバーの突起部
Z スイッチの作用部

Claims (13)

  1. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備える遊技機において、
    前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、
    前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、
    電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び第2バックアップ電源と、
    前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、
    前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の出力に基づき、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定する判定部と、を備え、
    前記第1バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力の供給線の少なくとも一部は前記スイッチを経由するように配置され、
    前記第2バックアップ電源から前記第2揮発性記憶素子への電力の供給線は前記スイッチを経由しないように配置され、
    前記第2バックアップ電源は、前記第1バックアップ電源よりも容量が小さいものであることを特徴とする遊技機。
  2. 前記判定部は、電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを電源切断時の特徴値としてそれぞれ保持し、電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを保持した前記電源切断時の特徴値とそれぞれ比較し、これらの比較結果に基づき前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記判定部は、前記特徴値を得るために、前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全データ又は一部のデータについてチェックサムを求めること、論理積、論理和又は排他的論理和を含む論理演算を行うこと、又は、ハッシュ関数によりハッシュ値を求めることの少なくとも何れかを行うことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記判定部は、電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ退避させ、電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ読み取り、これらを退避させたデータとそれぞれ比較し、これらの比較結果に基づき前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記判定部は、前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の予め定められたアドレスに予め定められたデータをそれぞれ書き込み、電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の前記予め定められたアドレスのデータを読み出し、これらを前記予め定められたデータとそれぞれ比較し、これらの比較結果に基づき前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しの有無を判定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  6. 前記判定部は、前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しが有ったと判定し、エラー報知又は遊技停止のうちの少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項2乃至請求項5いずれかに記載の遊技機。
  7. 前記判定部は、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致であるとき、前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果にかかわらず、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかの取り外しが有ったと判定しないことを特徴とする請求項2乃至請求項6いずれかに記載の遊技機。
  8. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法であって、
    電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを電源切断時の特徴値として保持し、
    電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを保持した前記電源切断時の特徴値とそれぞれ比較し、
    前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定することを特徴とする遊技機における不正行為の検知方法。
  9. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法であって、
    電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ退避させ、
    電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ読み取り、これらを退避させたデータとそれぞれ比較し、
    前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定することを特徴とする遊技機における不正行為の検知方法。
  10. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法であって、
    前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の予め定められたアドレスに予め定められたデータをそれぞれ書き込み、
    電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の前記予め定められたアドレスのデータをそれぞれ読み出し、これらを前記予め定められたデータとそれぞれ比較し、
    前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定することを特徴とする遊技機における不正行為の検知方法。
  11. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを電源切断時の特徴値として保持し、
    電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子のデータの特徴値をそれぞれ求め、これらを保持した前記電源切断時の特徴値と比較し、
    前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定することを実行させるためのプログラム。
  12. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    電源切断時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ退避させ、
    電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の全部又は一部のデータをそれぞれ読み取り、これらを退避させたデータとそれぞれ比較し、
    前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定することを実行させるためのプログラム。
  13. 遊技に係る抽選処理を行うメイン基板と、前記メイン基板を収納するケースと、前記メイン基板からコマンド信号を受けて演出処理を行うサブ基板とを備え、前記メイン基板には、脱着可能な半導体素子及び前記サブ基板へ電気信号を伝達するワイヤハーネスを取り付けるためのコネクタが搭載され、さらに、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかが取り外されたときにオフになるように設けられたスイッチと、電源切断時に電力を供給するための第1バックアップ電源及び前記第1バックアップ電源よりも容量が小さい第2バックアップ電源と、前記第1バックアップ電源から電力の供給を受ける第1揮発性記憶素子及び前記第2バックアップ電源から電力の供給を受ける第2揮発性記憶素子と、を備え、前記メイン基板、前記メイン基板を収納する前記ケース、前記メイン基板に搭載された前記半導体素子及び前記コネクタに取り付けられた前記ワイヤハーネスのうちの少なくともいずれかを取り外したときに前記バックアップ電源から前記第1揮発性記憶素子への電力供給が停止されるが、前記第2揮発性記憶素子への電力供給は維持されるように構成された遊技機において不正行為を検知する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の予め定められたアドレスに予め定められたデータをそれぞれ書き込み、
    電源投入時に前記第1揮発性記憶素子及び前記第2揮発性記憶素子の前記予め定められたアドレスのデータをそれぞれ読み出し、これらを前記予め定められたデータとそれぞれ比較し、
    前記第1揮発性記憶素子に関する比較結果が不一致で、かつ、前記第2揮発性記憶素子に関する比較結果が一致であるとき、不正行為と判定することを実行させるためのプログラム。
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