JP2007161025A - Ptoクラッチ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えたとき、不意にPTOクラッチを接続されてPTO軸が回転するという不都合をなくす。
【解決手段】PTO入力スイッチとモード切替スイッチとが設けられ、モード切替スイッチにより、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モードと、クラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチを接続する独立モードとに切り替えるようにしたPTOクラッチ制御装置において、
PTO入力スイッチがオンされたままでモード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】PTO入力スイッチとモード切替スイッチとが設けられ、モード切替スイッチにより、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モードと、クラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチを接続する独立モードとに切り替えるようにしたPTOクラッチ制御装置において、
PTO入力スイッチがオンされたままでモード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、トラクタ等の作業機に使用されるPTOクラッチ制御装置に関するものである。
小馬力水田トラクタはクラッチペダルを踏み込むと、走行とPTOとが切断される構造である。大馬力畑作トラクタは、走行クラッチとは別にPTOクラッチを有しており、走行とは別にPTOの入切が可能である。
水田と畑作の両方でトラクタを使用する場合、独立PTOとクラッチペダルによるPTOを入切することが要求され、このようなトラクタ等に使用されるPTOクラッチ制御装置には、PTO入力スイッチとモード切替スイッチとが設けられ、モード切替スイッチにより、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モードと、クラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチを接続する独立モードとに切り替えるようにしたものがある。従来のこの種のPTOクラッチ制御装置は、PTO入力スイッチをオンしたままで、モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えると、PTOクラッチソレノイドに電流を流してPTOクラッチを接続すると共に、モード切替スイッチを連動モードに切り替えると、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接するようにしていた(例えば、特許文献1)。
実開昭63−165241号公報
水田と畑作の両方でトラクタを使用する場合、独立PTOとクラッチペダルによるPTOを入切することが要求され、このようなトラクタ等に使用されるPTOクラッチ制御装置には、PTO入力スイッチとモード切替スイッチとが設けられ、モード切替スイッチにより、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モードと、クラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチを接続する独立モードとに切り替えるようにしたものがある。従来のこの種のPTOクラッチ制御装置は、PTO入力スイッチをオンしたままで、モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えると、PTOクラッチソレノイドに電流を流してPTOクラッチを接続すると共に、モード切替スイッチを連動モードに切り替えると、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接するようにしていた(例えば、特許文献1)。
従って、従来では、PTO入力スイッチをオンしたままで、モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えたとき、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを切断した状態から不意にPTOクラッチが接続されて、PTO軸が回転するという不都合があった。
本発明は上記問題点に鑑み、モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えたとき、不意にPTOクラッチを接続されてPTO軸が回転するという不都合をなくすようにしたものである。
本発明は上記問題点に鑑み、モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えたとき、不意にPTOクラッチを接続されてPTO軸が回転するという不都合をなくすようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、PTO入力スイッチとモード切替スイッチとが設けられ、モード切替スイッチにより、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モードと、クラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチを接続する独立モードとに切り替えるようにしたPTOクラッチ制御装置において、
PTO入力スイッチがオンされたままでモード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が設けられている点にある。
PTO入力スイッチがオンされたままでモード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記PTO入力スイッチとモード切替スイッチとを介してクラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチソレノイドに電流を流してPTOクラッチを接続する独立モード回路を備えると共に、PTO入力スイッチとモード切替スイッチとクラッチペダルスイッチとを介してPTOクラッチソレノイドに電流を流してクラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モード回路を備え、
独立モード回路に、スイッチがPTOクラッチソレノイドに直列に設けられ、モード切替スイッチが連動モードに切り替えられているときに、独立モード回路のスイッチをオフすると共に、モード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、スイッチをオフに保持するように構成されている点にある。
独立モード回路に、スイッチがPTOクラッチソレノイドに直列に設けられ、モード切替スイッチが連動モードに切り替えられているときに、独立モード回路のスイッチをオフすると共に、モード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、スイッチをオフに保持するように構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、警報手段が設けられ、前記切断状態保持手段によりPTOクラッチを切断状態に保持している間に、警報手段を作動させる警報制御手段が設けられている点にある。
本発明によれば、PTO入力スイッチがオンされたままでモード切替スイッチが連動モードから独立モードに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチをオフしてオンするまで、切断状態保持手段によってPTOクラッチを切断状態に保持するので、モード切替スイッチを連動モードから独立モードに切り替えたとき、不意にPTOクラッチが接続されてPTO軸が回転するという不都合をなくすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1において、1は水田と畑作の両方で使用されるトラクタ等におけるPTO入力スイッチ1で、手動操作によりオン(接続状態)とオフ(切断状態)とに切替え可能である。2はモード切替スイッチ2で、手動操作により独立モードIと連動モードLとに切替え可能である。3はPTOクラッチソレノイド3で、ここにPTO入力スイッチ1及びモード切替スイッチ2を介して電流が流れると、励磁されて図示省略のPTOクラッチが接続され、電流が流れなくなると、消磁されてPTOクラッチが切断されるようになっている。
図1において、1は水田と畑作の両方で使用されるトラクタ等におけるPTO入力スイッチ1で、手動操作によりオン(接続状態)とオフ(切断状態)とに切替え可能である。2はモード切替スイッチ2で、手動操作により独立モードIと連動モードLとに切替え可能である。3はPTOクラッチソレノイド3で、ここにPTO入力スイッチ1及びモード切替スイッチ2を介して電流が流れると、励磁されて図示省略のPTOクラッチが接続され、電流が流れなくなると、消磁されてPTOクラッチが切断されるようになっている。
5はクラッチペダルスイッチで、図示省略のクラッチペダルを踏み込むと、この踏み込み動作に連動してオフ(切断状態)になり、また、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、この踏み込み解除動作に連動してオン(接続状態)になるように構成されている。
7は第1リレー回路で、第1リレーコイル7aと第1リレースイッチ7bとを有している。8は第2リレー回路で、第2リレーコイル8aと第2リレースイッチ8bとを有している。
7は第1リレー回路で、第1リレーコイル7aと第1リレースイッチ7bとを有している。8は第2リレー回路で、第2リレーコイル8aと第2リレースイッチ8bとを有している。
而して、PTO入力スイッチ1とモード切替スイッチ2とを介してクラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチソレノイド3に電流を流してPTOクラッチを接続する独立モード回路9が、PTO入力スイッチ1とモード切替スイッチ2と第2リレースイッチ8bとにより構成され、PTO入力スイッチ1とモード切替スイッチ2とクラッチペダルスイッチ5とを介してPTOクラッチソレノイド3に電流を流してクラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モード回路10が、PTO入力スイッチ1とモード切替スイッチ2と第1リレースイッチ7bとクラッチペダルスイッチ5とにより構成されている。また、独立モード回路9に、第2リレースイッチ8bがPTOクラッチソレノイド3に直列に設けられ、モード切替スイッチ2が連動モードLに切り替えられているときに、独立モード回路9の第2リレースイッチ8bをオフすると共に、モード切替スイッチ2が連動モードLから独立モードIに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチ1をオフしてオンするまで、第2リレースイッチ8bをオフに保持するように構成されている。また、PTO入力スイッチ1がオンされたままでモード切替スイッチ2が連動モードLから独立モードIに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチ1をオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が、第1リレー回路7及び第2リレー回路8等により構成されている。
次に動作を説明する。PTO入力スイッチ1をオンしたとき、モード切替スイッチ2が独立モードIに切り替えられていると、PTO入力スイッチ1、モード切替スイッチ2及び第2リレースイッチ8bを介してPTOクラッチソレノイド3に電流が流れ、PTOクラッチソレノイド3が励磁されて図示省略のPTOクラッチが接続され、PTO軸が独立モードIで回転駆動される。
PTO入力スイッチ1をオンしたとき、モード切替スイッチ2が連動モードLに切り替えられていると、PTO入力スイッチ1、モード切替スイッチ2を介して第1リレーコイル7aに電流が流れ、その結果第1リレーコイル7aが励磁されて、第1リレースイッチ7bがオンする。すると、第1リレースイッチ7bのオンにより、PTO入力スイッチ1、第1リレースイッチ7b、クラッチペダルスイッチ5を介してPTOクラッチソレノイド3に電流の供給が可能になり、図示省略のクラッチペダルを踏み込み動作に連動してPTOクラッチが断接動作し、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、PTOクラッチが接続されてPTO軸が回転し、クラッチペダルの踏み込むと、PTOクラッチが切断されてPTO軸が回転を停止するようになる。
このとき、第1リレースイッチ7bのオンにより、PTO入力スイッチ1及び第1リレースイッチ7bを介して第1リレーコイル7aに電流が供給可能になり、第1リレー回路7は自己保持される。また、第1リレースイッチ7bのオンにより、PTO入力スイッチ1及び第1リレースイッチ7bを介して第2リレーコイル8aに電流が流れ、第2リレーコイル8aが励磁されて第2リレースイッチ8bがオフする。
次に、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えると、PTO入力スイッチ1及び第1リレースイッチ7bを介して第1リレーコイル7aに電流が流れ、第1リレー回路7は自己保持されているため、第1リレースイッチ7bがオン状態に保持されている。このため、PTO入力スイッチ1及び第1リレースイッチ7bを介して第2リレーコイル8aに電流が流れ、第2リレーコイル8aが励磁されて第2リレースイッチ8bがオフ状態になっている。従って、PTO入力スイッチ1、モード切替スイッチ2及び第2リレースイッチ8bを介して(独立モード回路9を介して)PTOクラッチソレノイド3には電流が供給されず、PTOクラッチソレノイド3が消磁されて、図示省略のPTOクラッチが切断され、PTO軸が独立モードIで回転駆動することはない。ただし、クラッチペダルの踏み込みを解除すれば、PTO入力スイッチ1、第1リレースイッチ7b、クラッチペダルスイッチ5を介してPTOクラッチソレノイド3に電流の供給が可能になり、図示省略のクラッチペダルを踏み込み動作に連動してPTOクラッチが断続動作し、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、PTOクラッチが接続されてPTO軸が回転し、クラッチペダルの踏み込むと、PTOクラッチが切断されてPTO軸が回転を停止する。
そして、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えた後、PTO入力スイッチ1をオフしてオンすると、第1リレー回路7の自己保持が解除されて、第2リレーコイル8aに電流が流れなくなり、第2リレースイッチ8bがオン状態になるため、PTO入力スイッチ1、モード切替スイッチ2及び第2リレースイッチ8bを介してPTOクラッチソレノイド3に電流が流れ、PTOクラッチソレノイド3が励磁されて図示省略のPTOクラッチが接続され、PTO軸が独立モードIで回転駆動されるようになる。
従って、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えたとき、PTO入力スイッチ1をオフしてオンしなければ、PTO軸が独立モードIで回転駆動することはなくなり、不意にPTOクラッチが接続されてPTO軸が回転するという不都合をなくすことができる。
図2〜図4は他の実施形態を示し、11はマイクロコンピューター等で構成した制御装置で、制御装置11には、PTO入力スイッチ1、モード切替スイッチ2、クラッチペダルスイッチ5からスイッチ信号が入力されるようになっている。また、制御装置11は、警報ランプ12、警報ブザー13、PTOクラッチソレノイド3に駆動信号を出力するように構成されている。
図2〜図4は他の実施形態を示し、11はマイクロコンピューター等で構成した制御装置で、制御装置11には、PTO入力スイッチ1、モード切替スイッチ2、クラッチペダルスイッチ5からスイッチ信号が入力されるようになっている。また、制御装置11は、警報ランプ12、警報ブザー13、PTOクラッチソレノイド3に駆動信号を出力するように構成されている。
そして、制御装置11は、次のようにPTOクラッチを制御する。PTO入力スイッチ1をオンしたとき、モード切替スイッチ2が独立モードIに切り替えられていると、PTOクラッチソレノイド3に駆動信号を出力して、PTOクラッチソレノイド3を励磁して図示省略のPTOクラッチを接続する(PTO軸を独立モードIで回転駆動させる)。PTO入力スイッチ1をオンしたとき、モード切替スイッチ2が連動モードLに切り替えられていると、クラッチペダルの踏み込み動作(クラッチペダルスイッチ5のオンオフ動作)に連動してPTOクラッチを断接動作させるようにPTOクラッチソレノイド3に駆動信号を出力し、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、PTOクラッチを接続してPTO軸を回転させ、クラッチペダルを踏み込むと、PTOクラッチを切断してPTO軸の回転を停止させる(PTO軸を連動モードLで回転駆動させる)。
PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えると、PTOクラッチソレノイド3への駆動信号の出力を停止し、PTOクラッチソレノイド3を消磁して、図示省略のPTOクラッチを切断し、PTO軸を停止状態に保持する。また、このとき、警報ランプ12及び警報ブザー13に駆動信号を出力して、警報ランプ12及び警報ブザー13を駆動させる。そして、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えた後、PTO入力スイッチ1をオフすると、警報ランプ12及び警報ブザー13への駆動信号の出力を停止して、警報ランプ12及び警報ブザー13の駆動を停止させる。また、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えた後、PTO入力スイッチ1をオフしてオンすると、PTOクラッチソレノイド3に駆動信号を出力し、PTOクラッチソレノイド3を励磁して図示省略のPTOクラッチを接続し、PTO軸を独立モードIで回転駆動させる。
PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を独立モードIから連動モードLに切り替えると、PTOクラッチソレノイド3への駆動信号の出力を停止し、PTOクラッチソレノイド3を消磁して、図示省略のPTOクラッチを切断し、PTO軸を停止状態に保持する。また、このとき、警報ランプ12及び警報ブザー13に駆動信号を出力して、警報ランプ12及び警報ブザー13を駆動させる。そして、モード切替スイッチ2を独立モードIから連動モードLに切り替えた後、PTO入力スイッチ1をオフすると、警報ランプ12及び警報ブザー13への駆動信号の出力を停止して、警報ランプ12及び警報ブザー13の駆動を停止させる。また、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えた後、PTO入力スイッチ1をオフしてオンすると、図示省略のクラッチペダルを踏み込み動作(クラッチペダルスイッチ5のオンオフ動作)に連動してPTOクラッチを断続動作させるようにPTOクラッチソレノイド3に駆動信号を出力し、PTO軸を独立モードIで回転駆動させる。
而して、PTO入力スイッチ1がオンされたままでモード切替スイッチ2が連動モードLから独立モードIに切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチ1をオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が、制御装置11の一部により構成され、切断状態保持手段によりPTOクラッチを切断状態に保持している間に、警報手段(警報ランプ12、警報ブザー13)を作動させる警報制御手段が、制御装置11の他の一部により構成されている。
次に、図3〜図5に示すフローチャートを参照しながら制御装置11によるPTOクラッチの制御動作を説明する。ステップ1で、PTO入力スイッチ1がオンか否かを判別し、PTO入力スイッチ1がオンであれば、ステップ2に進み、PTO入力スイッチ1がオンでなければ、ステップ15に進む。
ステップ15で、PTOクラッチソレノイド3がオフし、ステップ16で、警報ランプ12及び警報ランプ13の駆動(警報処理)を停止し、ステップ17で、モード切替スイッチ2が独立モードIであるか否かを判別し、独立モードIであれば、ステップ18でモード1を設定してステップ1に戻り、独立モードIでなければ、ステップ19でモード2を設定してステップ1に戻る。
ステップ15で、PTOクラッチソレノイド3がオフし、ステップ16で、警報ランプ12及び警報ランプ13の駆動(警報処理)を停止し、ステップ17で、モード切替スイッチ2が独立モードIであるか否かを判別し、独立モードIであれば、ステップ18でモード1を設定してステップ1に戻り、独立モードIでなければ、ステップ19でモード2を設定してステップ1に戻る。
従って、PTO入力スイッチ1をオフにすれば、PTOクラッチソレノイド3をオフして、PTO軸の回転を停止させると共に、警報ランプ12及び警報ランプ13の警報動作を停止させる。そして、このとき、モード切替スイッチ2が独立モードIであればモード1を設定し、モード切替スイッチ2が連動モードLであればモード2を設定する。
ステップ2で、モード切替スイッチ2が独立モードIであるか否かを判別し、独立モードIであれば、ステップ3に進み、ステップ3で、モード1である(ステップ6,18でモード1を設定した後である)か否かを判別し、モード1であれば、ステップ4に進み、ステップ4で、警告処理中(ステップ7,13の警報処理実行後にステップ16の警報処理停止がなされていない状態)か否かを判別する。ステップ4で警告処理中でないと判別すれば、ステップ5に進み、ステップ5でPTOクラッチソレノイド3をオンして、ステップ6に進み、ステップ6でモード1を設定して、ステップ1に戻る。ステップ4で警告処理中であると判別すれば、ステップ7に進み、ステップ7で、PTOクラッチソレノイド3をオフ(消磁)し、警告処理(警報ランプ12及び警報ブザー13の駆動)を実行し、ステップ6に進み、ステップ6でモード1を設定して、ステップ1に戻る。
ステップ2で、モード切替スイッチ2が独立モードIであるか否かを判別し、独立モードIであれば、ステップ3に進み、ステップ3で、モード1である(ステップ6,18でモード1を設定した後である)か否かを判別し、モード1であれば、ステップ4に進み、ステップ4で、警告処理中(ステップ7,13の警報処理実行後にステップ16の警報処理停止がなされていない状態)か否かを判別する。ステップ4で警告処理中でないと判別すれば、ステップ5に進み、ステップ5でPTOクラッチソレノイド3をオンして、ステップ6に進み、ステップ6でモード1を設定して、ステップ1に戻る。ステップ4で警告処理中であると判別すれば、ステップ7に進み、ステップ7で、PTOクラッチソレノイド3をオフ(消磁)し、警告処理(警報ランプ12及び警報ブザー13の駆動)を実行し、ステップ6に進み、ステップ6でモード1を設定して、ステップ1に戻る。
従って、PTO入力スイッチ1をオンしたとき、モード切替スイッチ2が独立モードIであれば、警報を発することなくPTOクラッチソレノイド3をオン(励磁)し(ステップ5)、PTOクラッチを接続して、PTO軸を回転駆動させる。
また、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えた場合、PTOクラッチソレノイド3をオフし、PTOクラッチを切断して、PTO軸の回転を停止すると共に、警報ランプ12及び警報ランプ13により警報する(ステップ7)。この警報ランプ12及び警報ランプ13による警報は、PTO入力スイッチ1がオフされるまで、続行される(ステップ15,16)。
また、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えた場合、PTOクラッチソレノイド3をオフし、PTOクラッチを切断して、PTO軸の回転を停止すると共に、警報ランプ12及び警報ランプ13により警報する(ステップ7)。この警報ランプ12及び警報ランプ13による警報は、PTO入力スイッチ1がオフされるまで、続行される(ステップ15,16)。
ステップ2でモード切替スイッチ2を連動モードLであると判別すれば、ステップ2からステップ8に進み、ステップ8で、モード2であるか否かを判別し、モード2であれば、ステップ9に進み、モード2でなければ、ステップ13に進む。ステップ9で、警告処理中か否かを判別し、警告処理中であれば、ステップ13に進み、ステップ13で警告処理を実行して、ステップ14に進む。ステップ9で警告処理中でないと判別すれば、ステップ10に進み、ステップ10で、クラッチペダルスイッチ5がオンか否かを判別し、クラッチペダルスイッチ5がオンであれば、ステップ11に進み、ステップ11でPTOクラッチソレノイド3をオンし、ステップ12に進む。クラッチペダルスイッチ5がオンでなければ、ステップ14に進む。ステップ14で、PTOクラッチソレノイド3をオフし、ステップ12に進み、ステップ12でモード2を設定し、ステップ1に戻る。
従って、PTO入力スイッチ1をオンしたとき、モード切替スイッチ2が連動モードLであれば、警報を発することなくクラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断続し、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、PTOクラッチを接続してPTO軸を回転駆動し、クラッチペダルを踏み込むと、PTOクラッチを切断してPTO軸の回転を停止する。
また、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を独立モードIから連動モードLに切り替えた場合、PTOクラッチソレノイド3をオフしてPTOクラッチを切断し、PTO軸の回転を停止すると共に、警報ランプ12及び警報ランプ13により警報する。この警報ランプ12及び警報ランプ13による警報は、PTO入力スイッチ1がオフされるまで、続行される(ステップ15,16)。
従って、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を連動モードLから独立モードIに切り替えたとき、PTO入力スイッチ1をオフしてオンしなければ、PTO軸が独立モードIで回転駆動することはなくなり、不意にPTOクラッチが接続されてPTO軸が回転するという不都合をなくすことができる。また、PTO入力スイッチ1をオンしたままで、モード切替スイッチ2を独立モードIから連動モードLに切り替えたときも、PTO入力スイッチ1をオフしてオンしなければ、PTO軸が回転駆動することはなくなり、PTO入力スイッチ1をオンしたままでの、連動モードLと独立モードIとのモード切替が禁止される。
なお、前記図2〜図5の実施形態において、オンオフ動作するクラッチペダルスイッチ5に代えて図2に鎖線で示す可変抵抗器等で構成したクラッチペダルセンサ15を設け、連動モードLのときに、クラッチペダルセンサ15からの検出信号によって、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接動作させるようにPTOクラッチソレノイド3に駆動信号を制御装置11により出力させる(PTO軸を連動モードLで回転駆動させる)ようにしてもよい。
なお、前記実施の形態では、警報手段として、警報ランプ12及び警報ランプ13が使用されているが、これに代え、警報手段として警報ランプ12又は警報ランプ13のいずれか一方のみ使用するようにしてもよいし、また、警報ランプ12又は警報ブザー13に代えて、振動部材その他を使用するようにしてもよい。
1 PTO入力スイッチ
2 モード切替スイッチ
3 PTOクラッチソレノイド
5 クラッチペダルスイッチ
7 第1リレー回路
8 第2リレー回路
8b 第2リレースイッチ
9 独立モード回路
10 連動モード回路
2 モード切替スイッチ
3 PTOクラッチソレノイド
5 クラッチペダルスイッチ
7 第1リレー回路
8 第2リレー回路
8b 第2リレースイッチ
9 独立モード回路
10 連動モード回路
Claims (3)
- PTO入力スイッチ(1)とモード切替スイッチ(2)とが設けられ、モード切替スイッチ(2)により、クラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モード(L)と、クラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチを接続する独立モード(I)とに切り替えるようにしたPTOクラッチ制御装置において、
PTO入力スイッチ(1)がオンされたままでモード切替スイッチ(2)が連動モード(L)から独立モード(I)に切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチ(1)をオフしてオンするまで、PTOクラッチを切断状態に保持する切断状態保持手段が設けられていることを特徴とするPTOクラッチ制御装置。 - 前記PTO入力スイッチ(1)とモード切替スイッチ(2)とを介してクラッチペダルの踏み込み動作に関係なくPTOクラッチソレノイド(3)に電流を流してPTOクラッチを接続する独立モード回路(9)を備えると共に、PTO入力スイッチ(1)とモード切替スイッチ(2)とクラッチペダルスイッチ(5)とを介してPTOクラッチソレノイド(3)に電流を流してクラッチペダルの踏み込み動作に連動してPTOクラッチを断接する連動モード回路(10)を備え、
独立モード回路(9)に、スイッチ(8b)がPTOクラッチソレノイド(3)に直列に設けられ、モード切替スイッチ(2)が連動モード(L)に切り替えられているときに、独立モード回路(9)のスイッチ(8b)をオフすると共に、モード切替スイッチ(2)が連動モード(L)から独立モード(I)に切り替えられたとき、その後にPTO入力スイッチ(1)をオフしてオンするまで、スイッチ(8b)をオフに保持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のPTOクラッチ制御装置。 - 警報手段(12,13)が設けられ、前記切断状態保持手段によりPTOクラッチを切断状態に保持している間に、警報手段(12,13)を作動させる警報制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のPTOクラッチ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005357991A JP2007161025A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | Ptoクラッチ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005357991A JP2007161025A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | Ptoクラッチ制御装置 |
Publications (1)
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