JP2007160010A - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の品目数の増大を抑制し、且つ、品質感を損なうことなく、強度の向上を図ることができる車両用シートリクライニング装置を提供する。
【解決手段】シート幅方向の一側に、内歯歯車22a,32aを有するロアプレート21,31と、外歯歯車24a,34aを有するアッパプレート23,33と、両ロアプレートに回転自在に支持されたシャフト29と、内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されてこれら内歯歯車及び外歯歯車の噛合い位置を保持する一対の楔片26,27と、内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量が所定の偏心量に達したときにロアプレート及びアッパプレートと係合する支持片36と、シャフトに設けられ、回転に伴い楔片及び支持片を押圧するカム29cとを備える。支持片が形成する偏心量は、楔片が形成する偏心量よりも小さく設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、シートクッションに対してシートバックを傾斜させるための車両用シートリクライニング装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シートリクライニング装置は、シートクッション側に取り付けられ内歯歯車(18)を有するロアプレート(11)と、シートバック側に取り付けられロアプレートの内歯歯車よりは僅か少ない歯数でこれと噛合する外歯歯車(16)を有するアッパプレート(12)とを備え、これら両歯車の噛合い位置を回転させることによってロアプレートに対するアッパプレートの傾斜角度を連続的に調整できるように構成されている。そして、これら両歯車の噛合い位置を回転させる機構として、ロアプレート及びアッパプレートの間に介在される一対の楔部材(24)とカム部材(14)との組み合わせが採用されており、操作ハンドルでカム部材を回転させ、楔部材にてロアプレート及びアッパプレートの歯車を噛合い方向に押し付けつつ該楔部材を回転させることで噛合い位置を回転させている。
しかしながら、特許文献1では、例えばシートにシートベルト及びその周辺構造を一体に組み込んだ、いわゆるベルト組み込みシートに適用した場合に、車両衝突などでシートバックへと加わる大きな荷重に対してはその絶対強度が低く、車両衝突時の負荷に耐えられない可能性がある。
一方、強度向上を図った車両用シートリクライニング装置として、例えば特許文献2に記載されたものが知られている。この車両用シートリクライニング装置は、強度向上のために2組のリクライニング機構を鏡像関係となる配置で背中合わせに貼り合わせたもので、一方のリクライニング機構の両歯車(内歯歯車、外歯歯車)間のバックラッシが、他方のリクライニング機構の両歯車間のバックラッシよりも大きくなるように歯形形状が変更されている。これにより、通常の作動時には、一方のリクライニング機構の両歯車(内歯歯車、外歯歯車)のみが噛み合い、他方のリクライニング機構の両歯車を非接触とすることで、操作力の徒な増加が回避されている。また、車両衝突時には、一方のリクライニング機構の両歯車の変形に伴い、他方のリクライニング機構の両歯車を接触させることで、当該時の負荷を両方のリクライニング機構の歯車で受けるようにしている。
特開平7−255553号公報(第1−2図) 特許第3018566号公報
ところで、特許文献2では、2組のリクライニング機構の歯車の歯形形状が異なるため、噛み合いに係る2種類の部品が必要になってその品目数の増大を余儀なくされる。また、通常の作動時に噛み合う(接触する)両歯車であっても、その作動を円滑にするためや歯車精度によって作動に影響を受けないように、これらの間に微小のバックラッシを設ける必要がある。このため、シートバックにがたつきが生じ、品質感が損なわれる可能性がある。
本発明の目的は、部品の品目数の増大を抑制し、且つ、品質感を損なうことなく、強度の向上を図ることができる車両用シートリクライニング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に取り付けられ内歯歯車を有する第1プレートと、シートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に取り付けられ前記内歯歯車よりも少ない歯数で該内歯歯車と噛合する外歯歯車を有する第2プレートとを、シート幅方向の少なくとも一側に2組備える車両用シートリクライニング装置において、前記2組の両方の前記第1プレートに回転自在に支持されたシャフトと、前記2組のうちの一方の前記第1及び第2プレートの間に配置され、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されてこれら内歯歯車及び外歯歯車の噛合い位置を保持する一対の楔部材と、前記シャフトに設けられ、回転に伴い前記一対の楔部材を押圧して該一対の楔部材を一体回転させ前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置を回転させる第1カムと、前記2組のうちの他方の前記第1及び第2プレートの間に配置され、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量が所定の偏心量に達したときに前記第1及び第2プレートと係合する支持部材と、前記シャフトに設けられ、回転に伴い前記支持部材を押圧して該支持部材を一体回転させる第2カムとを備え、前記支持部材が形成する偏心量は、前記一対の楔部材が形成する偏心量よりも小さく設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置は、該内歯歯車及び外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢された一対の楔部材にて保持されることで、これら内歯歯車及び外歯歯車間のバックラッシによるがたつきが抑制され、品質感が向上される。また、前記支持部材が形成する偏心量は、前記一対の楔部材が形成する偏心量よりも小さく設定されているため、前記一対の楔部材の回転に伴う前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置の回転に際しては、前記支持部材が干渉することはなく、例えば前記第1カム(シャフト)を回転させるための操作力の増加が回避される。さらに、前記2組の前記第1及び第2プレートは、同一部品を採用可能であるため、部品の品目数の増加が抑制される。
さらにまた、例えば車両衝突などでシートに大きな荷重が加わった場合には、前記内歯歯車又は外歯歯車の変形などで前記偏心量が減少することがある。このとき、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量が所定の偏心量に達したときに、前記支持部材が対応する他方の組の前記第1及び第2プレートと係合することで、併せて荷重を受けることが可能となり、強度が向上される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記第1及び第2カムは、前記シャフトに設けられた1つのカムで兼用されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記第1及び第2カムは、1つのカムで兼用されていることで、例えばこれら第1及び第2カムを個別に設ける場合に比べて形状がより簡易化される。
請求項1又は2に記載の発明では、部品の品目数の増大を抑制し、且つ、品質感を損なうことなく、強度の向上を図ることができる。
以下、本発明を自動車などの車両に搭載される、3点式シートベルト及びその周辺構造を一体に組み込んだ、いわゆるベルト組み込みシートに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態のベルト組み込みシートでは、シートベルトのショルダーアンカがシートバックのシート幅方向一側(アウタ側、即ちドア側であって、ここではシート前方に向かって左側)に取着されるものとする。
図1(a)は、本実施形態の車両用シートリクライニング装置のシート幅方向一側の骨格部を示す断面図であり、図1(b)(c)は、それぞれ図1(a)の1B−1B線及び1C−1C線に沿った断面図である。また、図2は、この車両用シートリクライニング装置のシート幅方向一側の骨格部を示す分解斜視図である。
図1に示されるように、シートクッションの骨格をなす金属板からなるシートクッションフレーム11には、シートバックの骨格をなす金属板からなる一対のシートバックフレーム12,13が、2組のリクライニング機構20,30をそれぞれ介してシートクッションフレーム11に対し回動可能に連結されている。なお、両シートバックフレーム12,13は、左右対称であることを除いて互いに同一構造を有している。また、リクライニング機構20,30は、図1(a)において左側及び右側(外側及び内側)に背中合わせで配置・接合されている。
次に、2組のうちの一方のリクライニング機構20について説明する。
前記シートクッションフレーム11の外側面に固着される第1プレートとしてのロアプレート21は、金属板の半抜き(ハーフブランキング)により成形されたもので、内側(リクライニング機構30側)から円形に凹設された凹部22が形成されている。この凹部22には、内歯歯車22aが形成されている。また、上記凹部22の中央部には、中心部の開口する円環状の軸受部21aが凹部22と同心で内側に突出形成されている。
前記シートバックフレーム12の内側面に固着される第2プレートとしてのアッパプレート23は、金属板の半抜きにより成形されたもので、前記凹部22の内径よりも小さい外径を有して外側(ロアプレート21側)に円環状に突設された円環部24が形成されている。この円環部24には、外歯歯車24aが形成されている。また、上記円環部24には、その内径と同等の外径を有する円環状の軸受リング25が圧入にて固着されている。この軸受リング25の内径は、前記軸受部21aの外径よりも大きく設定されている。
ここで、前記内歯歯車22aは、外歯歯車24aよりも所定枚数(1枚)だけ多い歯数を有している。そして、前記内歯歯車22aの歯形は外歯歯車24aと噛み合うように成形されている。図1(b)に示したように、これらが噛み合う状態では、前記内歯歯車22aの中心軸O1と外歯歯車24aの中心軸O2とが偏心している。従って、前記内歯歯車22aと前記外歯歯車24aとの噛合い位置が周方向に順次移動すると、1回転するごとにアッパプレート23はロアプレート21に対して上記歯数の差分相当の角度だけ回動する。
前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う状態では、前記軸受リング25は、前記軸受部21aよりも軸方向一側(図1(a)の右側)に突出しており、その内周面の軸方向の位置は、軸受部21aの外周面の軸方向の位置と一部が重合している。そして、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心した噛合いにより、前記軸受リング25の内周面と軸受部21aの外周面との間に形成される環状の空間には、これら内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置を基準に周方向で2分された一対の楔部材としての楔片26,27が装着されている。これら楔片26,27は、前記軸受リング25の内周面と軸受部21aの外周面との間に形成される空間の形状に合わせて互いに対称形状をなす劣弧状に成形されており、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置側となる周方向先端部側に向かって径方向の幅が広くなるように形成されている。また、楔片26,27の軸方向の幅は、前記軸受リング25の軸方向の幅よりも大きく設定されている。これら楔片26,27は、その外周側に配置されたΩ形状のスプリング28(図2参照)の一端及び他端がそれぞれ係止されることで、互いに押し広げられるように、即ち前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量を増加させる側に付勢されている。これにより、これら楔片26,27は、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置を保持する。つまり、上記リクライニング機構20は、一対の楔片26,27の摩擦力、スプリング28の付勢力でロアプレート21に対するアッパプレート23の回転角度を保持している。
前記ロアプレート21の軸受部21aに内側から挿通される金属棒からなるシャフト29は、軸受部21aの内径と同等の外径を有して円柱状に形成された軸部29aを備えており、軸部29aにおいてロアプレート21に回転自在に支持されている。また、このシャフト29は、軸部29aの軸方向一側(図1(a)の右側)において、軸受部21aの先端面に近接する態様で、径方向外側に延出するフランジ29bを備えている。このフランジ29bの外径は、前記軸受部21aの外径よりも小さく設定されている。
そして、上記シャフト29は、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置とは反対側の角度位置で径方向外側に円弧状に延出する第1カム及び第2カムとしてのカム29cを備えている。このカム29cの外径は、前記軸受リング25の内径よりも小さく、且つ、前記軸受部21aの外径よりも大きく設定されている。また、上記カム29cの軸方向の位置は、軸受部21aの先端面から突出する前記一対の楔片26,27の軸方向の位置と一部が重合している。さらに、このカム29cは、周方向に間隙を有して前記一対の楔片26,27間に配置されている(図1(b)参照)。
このような構造において、前記シャフト29が回転駆動されると、回転方向に応じていずれか一方の楔片26,27がカム29cにより押圧されることで、前記スプリング28を弾性変形させつつ両楔片26,27は連れ回りする(一体回転する)。これにより、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置が回転して、前述の態様でロアプレート21に対しアッパプレート23が回動する。
なお、上記シャフト29は、軸部29aに連続してその軸方向他側(図1(a)の左側)に突出するセレーション軸29dを備えている。また、上記シャフト29は、フランジ29bに連続してその軸方向一側(図1(a)の右側)に突出する軸部29eと、軸部29eに連続してその軸方向一側に更に突出するセレーション軸29fとを備えている。軸部29eの外径は、軸部29aの外径と同等に設定されている。
次に、2組のうちの他方のリクライニング機構30について説明する。
前記シートクッションフレーム11の内側面に固着される第1プレートとしてのロアプレート31は、金属板の半抜きにより成形されたもので、前記ロアプレート21に対し鏡像関係で配置されることを除き同ロアプレート21と同一形状を有している。すなわち、上記ロアプレート31は、外側(リクライニング機構20側)から円形に凹設された凹部32が形成されている。この凹部32には、内歯歯車32aが形成されている。また、上記凹部32の中央部には、中心部の開口する円環状の軸受部31aが凹部32と同心で外側に突出形成されている。
なお、本実施形態では、上記ロアプレート21,31は、同一部品が採用されている。これらロアプレート21,31は、前記シートクッションフレーム11を厚さ方向に挟み込む態様で同シートクッションフレーム11に締結にて接合されている。従って、ロアプレート21,31は、実質的にシートクッションフレーム11と一体化されている。
前記シートバックフレーム13の外側面に固着される第2プレートとしてのアッパプレート33は、金属板の半抜きにより成形されたもので、前記アッパプレート23に対し鏡像関係で配置されることを除き同アッパプレート23と同一形状を有している。すなわち、上記アッパプレート33は、前記凹部32の内径よりも小さい外径を有して内側(ロアプレート31側)に円環状に突設された円環部34が形成されている。この円環部34には、外歯歯車34aが形成されている。また、上記円環部34には、その内径と同等の外径を有する円環状の軸受リング35が圧入にて固着されている。この軸受リング35の内径は、前記軸受部31aの外径よりも大きく設定されている。
なお、本実施形態では、上記アッパプレート23,33は、同一部品が採用されている。これらアッパプレート23,33は、背中合わせで接合されており、前記両シートバックフレーム12,13により厚さ方向に挟み込まれる態様でこれらシートバックフレーム12,13に締結にて接合されている。従って、アッパプレート23,33は、実質的にシートバックフレーム12,13と一体化されている。
ここで、前記内歯歯車32a及び外歯歯車34aの噛み合う状態では、前記軸受リング35は、前記軸受部31aよりも軸方向他側(図1(a)の左側)に突出しており、その内周面の軸方向の位置は、軸受部31aの外周面の軸方向の位置と一部が重合している。そして、前記内歯歯車32a及び外歯歯車34aの偏心した噛合いにより、前記軸受リング35の内周面と軸受部31aの外周面との間に形成される環状の空間には、支持部材としての支持片36が装着されている。この支持片36は、前記軸受リング35の内周面と軸受部31aの外周面との間に形成される空間の形状に合わせて対称形状を有する優弧状に成形されており、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛み合う角度位置側となる周方向中央部側に向かって径方向の幅が広くなるように形成されている。すなわち、この支持片36は、上記軸受部31aの外径と同等の内径を有するとともに、偏心する軸受リング35よりも内周側に配置されるようにその内周面に対する外周面の偏心量が設定されている。そして、上記支持片36は、前記一対の楔片26,27により前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a(並びに、内歯歯車32a及び外歯歯車34a)の噛合い位置が保持又は回転される通常の状態では、軸受リング35の内周面との間に間隙を有するように成形されている。また、支持片36の軸方向の幅は、前記軸受リング35の軸方向の幅よりも大きく設定されている。この支持片36は、シートに大荷重が加わるなどして前記内歯歯車32a及び外歯歯車34a(並びに、内歯歯車22a及び外歯歯車24a)の偏心量(中心軸O1,O2間の距離)が所定の偏心量まで減少したときに、軸受リング35の内周面と当接して当該荷重の一部を受けるためのものである。なお、上記支持片36には、前記スプリング28との干渉を避けるための切り欠き36a(図2参照)が形成されている。
前記シャフト29は、ロアプレート31の軸受部31aに外側から挿通されることで、前記軸部29eにおいてロアプレート31に回転自在に支持されている。前記フランジ29bは、軸受部31aの先端面に近接しており、前記カム29cの軸方向の位置は、軸受部31aの先端面から突出する前記支持片36の軸方向の位置と一部が重合している。また、上記カム29cは、前記内歯歯車32a及び外歯歯車34aの噛合い位置とは反対側の角度位置に配置されており、周方向両端面で前記支持片36の対向面(周方向両端面)にそれぞれ当接している(図1(c)参照)。つまり、上記カム29cは、周方向に間隙を有することなく前記支持片36の周方向両端面間に配置されている。
このような構造において、前記シャフト29が回転駆動されると、回転方向に応じて支持片36がカム29cにより押圧されることで、同支持片36は連れ回りする(一体回転する)。このとき、支持片36は、軸受リング35の内周面との間に間隙を有することで、前記両楔片26,27の回転、即ち前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a(並びに、内歯歯車32a及び外歯歯車34a)の噛合い位置の回転に影響を及ぼすことなく軸受部31a周りを空転する。
次に、前記一対の楔片26,27の形成する偏心量(中心軸O1,O2間の距離)と、前記支持片36の形成する偏心量との関係について図3に基づき説明する。前記一対の楔片26,27の形成する偏心量は、前記スプリング28の弾性変形(両楔片26,27の広がり)で変化するもので、図3(a)に示したように、両楔片26,27(スプリング28の両端)が最も近づいたときに、最小の偏心量cとなる。そして、図3(b)に示したように、両楔片26,27が離れたときには偏心量bとなり、図3(c)に示したように、両楔片26,27が最も離れたときに、最大の偏心量aとなる。
一方、図3(d)に示したように、前記支持片36の形成し得る偏心量はd(<c)となり、通常の動作時は、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a、並びに、内歯歯車32a及び外歯歯車34aの噛合い位置の保持に関わらない支持片36は、両楔片26,27の形成する偏心量に影響を及ぼすことはない(図3(e)(f)参照)。しかしながら、車両衝突などでシートに大きな荷重が加わると、前記内歯歯車22a若しくは外歯歯車24a、又は、内歯歯車32a若しくは外歯歯車34a、楔片26,27、軸受部21a,31a、軸受リング25,35などに変形が生じたり、あるいは楔片26,27が戻されたりして偏心量が減少することがある。そして、上述した偏心量dに到達すると、図3(d)に示したように、前記支持片36の内周面及び外周面は、それぞれ前記軸受部31aの外周面及び軸受リング35の内周面に当接することで、併せて荷重を受けることが可能となる。
図4は、車両用シートリクライニング装置の上述したシート幅方向一側の骨格部に加えて、シート幅方向他側(インナ側であって、ここではシート前方に向かって右側)の骨格部を併せて示す断面図である。同図に示されるように、シートクッションの骨格をなす金属板からなるシートクッションフレーム41には、シートバックの骨格をなす金属板からなシートバックフレーム42が、リクライニング機構43を介してシートクッションフレーム41に対し回動可能に連結されている。なお、リクライニング機構43の構造は、前記リクライニング機構20の構造と概ね同様であるため、同様の部材については同一の符号を付してその説明を一部割愛する。
リクライニング機構43の軸受部21aに内側から挿通される金属棒からなるシャフト44は、軸受部21aの内径と同等の外径を有して円柱状に形成された軸部44aを備えており、軸部44aにおいてロアプレート21に回転自在に支持されている。なお、上記シャフト44は、ロアプレート21の外側で軸部44aに装着された抜け止めリング45により内側への移動が規制されている。また、このシャフト44は、軸部44aの軸方向他側(図4の左側)において、軸受部21aの先端面に近接する態様で、径方向外側に延出するフランジ44bを備えている。このフランジ44bの外径は、前記軸受部21aの外径よりも小さく設定されている。
そして、上記シャフト44は、内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置とは反対側の角度位置で径方向外側に円弧状に延出するカム44cを備えている。このカム44cの外径は、軸受リング25の内径よりも小さく、且つ、軸受部21aの外径よりも大きく設定されている。また、上記カム44cの軸方向の位置は、軸受部21aの先端面から突出する一対の楔片26,27の軸方向の位置と一部が重合している。さらに、このカム44cは、周方向に間隙を有して一対の楔片26,27間に配置されている。
また、上記シャフト44は、フランジ44bに連続してその軸方向他側(図4の左側)に突出する軸部44dを備えている。前記軸受部21a及び軸受リング25間に配設された一対の楔片26,27及びスプリング28は、この軸部44dに装着される円盤状のホルダ46により覆われることでその脱落が防止されている。なお、上記ホルダ46は、その内側で軸部44dに装着された抜け止めリング47により内側への移動が規制されている。つまり、上記シャフト44は、両抜け止めリング45,47によりロアプレート21及びホルダ46が挟み込まれることで軸方向に位置決めされている。
さらに、上記シャフト44は、軸部44dに連続してその軸方向他側(図4の左側)に更に突出するセレーション軸44eを備えている。セレーション軸44eの外形は、前記セレーション軸29fと同等の外形を有している。シャフト29,44は、前記セレーション軸29f,44eにおいて一端及び他端がセレーション嵌合する筒状の連動パイプ48を介して一体回転するように連結されている。これらシャフト29,44は、カム29c,44cが同位相で配置されるように連結されていることはいうまでもない。
前記シャフト29には、前記シートクッションフレーム11に支持されたアクチュエータ50が連結されている。このアクチュエータ50は、電動モータの回転軸に固着されたウォーム51と、同ウォーム51に噛み合うウォームホイール52と、同ウォームホイール52の出力軸53に一体回転するように連結されたピニオン54と、前記セレーション軸29dにおいてセレーション嵌合して前記シャフト29と一体回転するように連結されるとともにピニオン54に噛み合う出力ギヤ55とを備えている。従って、電動モータが回転駆動されると、その回転がウォーム51、ウォームホイール52(出力軸53)、ピニオン54及び出力ギヤ55を介してシャフト29へと伝達される。そして、シャフト29が回転すると、前記連動パイプ48を介して連結されたシャフト44も一体回転する。
次に、本実施形態の動作について総括して説明する。まず、通常動作において、前記シャフト29が回転停止している状態では、リクライニング機構20の両楔片26,27がスプリング28により、互いに押し広げられるように付勢されていることで、即ち前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量を増加させる側に付勢されていることで、当該リクライニング機構20の前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置が保持される。このとき、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a(ロアプレート21及びアッパプレート23)と鏡像関係で配置されるリクライニング機構30の前記内歯歯車32a及び外歯歯車34a(ロアプレート31及びアッパプレート33)も併せてその噛合い位置が保持される。また、リクライニング機構43についても、前記シャフト44が回転停止している状態にあることで、同様にしてその内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置が保持される。これにより、シートクッションフレーム11,41に対するシートバックフレーム12,13,42の回転角度が保持される。
また、前記アクチュエータ50によりシャフト29が回転駆動されると、回転方向に応じてリクライニング機構20のいずれか一方の楔片26,27がカム44cにより押圧されることで、スプリング28を弾性変形させつつ両楔片26,27は連れ回りする(一体回転する)。これにより、当該リクライニング機構20の前記内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置が回転する。このとき、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a(ロアプレート21及びアッパプレート23)と鏡像関係で配置されるリクライニング機構30の前記内歯歯車32a及び外歯歯車34a(ロアプレート31及びアッパプレート33)の噛合い位置も併せて回転する。また、リクライニング機構43についても、前述の態様で前記シャフト29に連動してシャフト44が回転駆動されることで、同様にしてその内歯歯車22a及び外歯歯車24aの噛合い位置が回転する。これにより、シートクッションフレーム11,41に対してシートバックフレーム12,13,42が回動する。
一方、車両衝突などで前方方向に乗員の体重がかかり、シートベルトに当該方向への大きな引っ張り荷重が加わったとする。このとき、シートベルトのショルダーアンカがシートバックのシート幅方向一側(図4の左側)に取着されていることで、当該側のシートバックフレーム12,13に大きな荷重が加わってリクライニング機構20,30に大きな回転モーメントを生じる。これに伴い、前記内歯歯車22a若しくは外歯歯車24a、又は、内歯歯車32a若しくは外歯歯車34a、楔片26,27、軸受部21a,31a、軸受リング25,35などに変形が生じ、あるいは楔片26,27が戻されて偏心量が減少すると、偏心量d(図3(d)参照)に達することで、前記支持片36の内周面及び外周面がそれぞれ前記軸受部31aの外周面及び軸受リング35の内周面に当接して、併せて荷重(回転モーメント)を受けることが可能となる。従って、リクライニング機構20,30が配設されるシート幅方向一側において、大荷重に対する強度が向上されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a(並びに、内歯歯車32a及び外歯歯車34a)の噛合い位置は、該内歯歯車22a及び外歯歯車24aの偏心量を増加させる側にスプリング28により付勢された一対の楔片26,27にて保持されることで、これら内歯歯車22a及び外歯歯車24a間のバックラッシによるがたつきを抑制することができ、品質感を向上することができる。
また、前記支持片36が形成する偏心量は、前記一対の楔片26,27が形成する偏心量よりも小さく設定されているため、これら楔片26,27の回転に伴う前記内歯歯車22a及び外歯歯車24a(並びに、内歯歯車32a及び外歯歯車34a)の噛合い位置の回転に際しては、前記支持片36が干渉することはなく、例えば前記カム29c(シャフト29)を回転させるための操作力の増加を回避することができる。例えば、前記リクライニング機構20の2組を背中合わせで接合した構造を採用した場合、これらの歯形精度や組み付け精度にばらつきがあり、厳密な鏡像関係での配置とはならない。つまり、両リクライニング機構20による偏心量は全く同じとはならない。従って、一方の楔片26,27をカムで押圧していても、他方の楔片26,27が必ずしもカムで押圧されるわけではなく、回転に伴い当該楔片26,27が引きずられる現象が発生すると、操作力が増大して作動に悪影響を及ぼす可能性がある。本実施形態では、このような作動の悪影響を回避することができる。
さらに、前記2組のロアプレート21,31及びアッパプレート23,33は、それぞれ同一部品を採用したことで、部品の品目数の増加を抑制することができる。そして、プレス型費等、コストの増大を抑制することができる。
さらにまた、例えば車両衝突などでシートに大きな荷重が加わった場合には、前記内歯歯車22a若しくは外歯歯車24a、又は、内歯歯車32a若しくは外歯歯車34aの変形などで前記偏心量が減少することがある。このとき、前記内歯歯車32a及び外歯歯車34aの偏心量が所定の偏心量dに達したときに、前記支持片36の内周面及び外周面がそれぞれ前記軸受部31aの外周面及び軸受リング35の内周面に当接して対応するリクライニング機構30のロアプレート31及びアッパプレート33と係合することで、併せて荷重を受けることが可能となり、強度を向上することができる。
(2)本実施形態では、1つのカム(29c)で兼用して楔片26,27及び支持片36を押圧するようにしたことで、例えばこれら楔片26,27及び支持片36を押圧するためのカム(第1及び第2カム)を個別に設ける場合に比べてシャフト29の形状をより簡易化することができる。
(3)本実施形態では、ベルト組み込みシートにおいて、車両衝突時に生じる大荷重の回転モーメントに対する強度を向上することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、通常の状態で、支持片36の外周面と軸受リング35の内周面との間に形成される間隙には、がたつきを抑制するためのグリースを塗布しておくことが好ましい。
・前記実施形態において、軸受リング25,35は、アッパプレート23,33(円環部24,34)に一体形成されていてもよい。
・前記実施形態において、シャフト29等の回転駆動は、同シャフト29と一体回転するように連結した操作ハンドルにて手動で行うようにしてもよい。
・前記実施形態において、内歯歯車22a,32aの歯数は、外歯歯車24a,34aの歯数よりも2枚以上多くてもよい。
・前記実施形態において、楔片26,27を押圧するためのカム(第1カム)及び支持片36を押圧するためのカム(第2カム)をシャフト29に個別に設けてもよい。
・前記実施形態においては、アッパプレート23,33を突き合わせて両リクライニング機構20,30を接合したが、ロアプレート21,31を突き合わせて両リクライニング機構20,30を接合してもよい。この場合、両ロアプレート21,31が相反する軸方向に開口するため、楔片26,27及び支持片36が軸方向に離隔配置されることになる。このため、楔片26,27を押圧するためのカム(第1カム)及び支持片36を押圧するためのカム(第2カム)をシャフト29に個別に設けることが好ましい。
・前記実施形態において、カム29cは、前記一対の楔片26,27及び支持片36の軸方向の位置全体がその軸方向の位置と重合するように、即ちこれら一対の楔片26,27及び支持片36の端面全体を押圧できるように、軸受部21a,31aとの干渉を避けた断面H形でフランジ29bから延出させてもよい。
・前記実施形態において、シート幅方向両側に、両リクライニング機構20,30を備えた車両用シートリクライニング装置であってもよい。この場合、車両衝突時の大荷重に対する強度を、シート幅方向両側で均等に向上することができる。このような構造は、複数の乗員が同時に着座可能な多席シートのように、全体に加わる荷重が大きくなりがちなシートに適用することが好ましい。
・前記各実施形態においては、ロアプレート21,31及びアッパプレート23,33をそれぞれシートクッション側及びシートバック側に保持するようにしたが、これらの関係は逆であってもよい。
(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態を示す断面図。 同実施形態を示す分解斜視図。 (a)(b)(c)(d)(e)(f)は、偏心量の説明図。 同実施形態を示す断面図。
符号の説明
11…シートクッションフレーム、12,13…シートバックフレーム、21,31…第1プレートとしてのロアプレート、22a,32a…内歯歯車、23,33…第2プレートとしてのアッパプレート、24a,34a…外歯歯車、25,35…軸受リング、26,27…楔部材としての楔片、28…スプリング、29…シャフト、29c…第1及び第2カムとしてのカム、36…支持部材としての支持片。

Claims (2)

  1. シートクッション側及びシートバック側のいずれか一方に取り付けられ内歯歯車を有する第1プレートと、シートクッション側及びシートバック側のいずれか他方に取り付けられ前記内歯歯車よりも少ない歯数で該内歯歯車と噛合する外歯歯車を有する第2プレートとを、シート幅方向の少なくとも一側に2組備える車両用シートリクライニング装置において、
    前記2組の両方の前記第1プレートに回転自在に支持されたシャフトと、
    前記2組のうちの一方の前記第1及び第2プレートの間に配置され、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量を増加させる側に付勢されてこれら内歯歯車及び外歯歯車の噛合い位置を保持する一対の楔部材と、
    前記シャフトに設けられ、回転に伴い前記一対の楔部材を押圧して該一対の楔部材を一体回転させ前記内歯歯車及び前記外歯歯車の噛合い位置を回転させる第1カムと、
    前記2組のうちの他方の前記第1及び第2プレートの間に配置され、前記内歯歯車及び前記外歯歯車の偏心量が所定の偏心量に達したときに前記第1及び第2プレートと係合する支持部材と、
    前記シャフトに設けられ、回転に伴い前記支持部材を押圧して該支持部材を一体回転させる第2カムとを備え、
    前記支持部材が形成する偏心量は、前記一対の楔部材が形成する偏心量よりも小さく設定されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記第1及び第2カムは、前記シャフトに設けられた1つのカムで兼用されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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