JP2007158920A - 積層型誘電体共振器及び積層型誘電体フィルタ - Google Patents

積層型誘電体共振器及び積層型誘電体フィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】電極パターン密度を高くせず、誘電体基板の主面内寸法を低減し共振周波数を低減することが容易で、良好なQ値の確保が容易な積層型誘電体共振器を提供する。
【解決手段】誘電体基板a〜eの積層体を形成し、基板c,d間領域に共振電極21を形成し、基板a,b間領域にアース電極10を形成し、共振電極21の一方端を接続導体50を介してアース電極10と接続させて短絡端とし、共振電極21の他方端を基板積層体内部に位置する開放端とした積層型誘電体共振器。基板b,c間領域内に形成され共振電極21に沿って延びた付加的共振電極22,23の互いに接続された第1の端部は、ビアホール電極31を介して共振電極21の開放端と接続される。付加的共振電極22,23の第2の端部はそれぞれ基板積層体内部に位置して開放端とされる。付加的共振電極23に接続された引き出し電極40は入出力電極51に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層された複数の誘電体基板(誘電体層)間に所要の膜状導電体からなる素子を配置してなる積層型誘電体共振器及び積層型誘電体フィルタに関するものである。本発明の積層型誘電体共振器及び積層型誘電体フィルタは、マイクロ波等の高周波用の電子機器例えば携帯電話機等を構成するための電子部品として使用される。
積層型誘電体共振器及びそれを利用する積層型誘電体フィルタは、高周波用電子機器の小型化に大きく貢献するという理由で、従来より広く使用されている。
積層型誘電体共振器においては、複数の誘電体基板(誘電体層)を互いに隣接する誘電体基板の主面同士が対向するように積層して基板積層体を形成している。この基板積層体のうちの互いに隣接する誘電体基板間の領域に、誘電体基板の主面に沿って膜状の共振電極が形成されている。該共振電極の一方端は、基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された接続導体を介してアース電極と接続され、短絡端とされている。アース電極は、基板積層体の主表面(基板積層体を構成する誘電体基板の主面により構成される)または誘電体基板間領域であって共振電極が形成されていない主表面または誘電体基板間領域に形成されている。共振電極の他方端は、基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置しており、開放端とされている。
このような共振器の共振周波数fは、基板積層体の内部に位置する共振電極の長さ(短絡端から開放端まで距離)をLとし、誘電体基板の比誘電率をεrとし、光速をvとした場合、次式:
f=v/[4L(εr)1/2
で示されるようになる。このように、共振周波数fは内部電極の長さLによって決まるため、積層型誘電体共振器をこの長さLより短くして小型化することは困難であった。
この様な技術的課題を解決するために、例えば特開平6−120703号公報(特許文献1)の積層型誘電体フィルタにおいては、その図1、図9及び図14を参照して記載されているように、共振電極(共振素子)の形成されている誘電体基板間領域(誘電体層間領域)及びアース電極の形成されている誘電体基板主面のいずれとも異なる誘電体基板間領域(誘電体層間領域)に内層アース電極を設け、この内層アース電極を共振電極(共振素子)の開放端に平面視で重なる(即ち、誘電体基板(誘電体層)の主面の法線方向に見たときに重なる)ようにしている。この内層アース電極は、共振電極(共振素子)の開放端の上下両側に配置されており、これにより、共振周波数を低下させ、或いは積層型誘電体共振器及び積層型誘電体フィルタの小型化を図っている。
一方、積層型誘電体フィルタにおいて、共振器間の結合力を高めるために、例えば特開2003−152402号公報(特許文献2)には、その図1、図4または図6を参照して、共振電極(第1伝送線路)の形成されている誘電体基板間領域(誘電体層間領域)及びアース電極の形成されている誘電体基板主面のいずれとも異なる誘電体基板間領域(誘電体層間領域)に電極(第2伝送線路)を形成し、この電極(第2伝送線路)と共振電極(第1伝送線路)の開放端近傍とをビアホール導体で接続することが開示されている。
この電極(第2伝送線路)を形成する意図は、それと共振電極(第1伝送線路)との間の誘電体基板間領域(誘電体層間領域)に結合電極を配置することで共振器間の結合を高めることにある。
特開平6−120703号公報 特開2003−152402号公報
しかるに、特許文献1に記載の手法では、各共振器の共振電極(共振素子)の開放端は1つであるので、これとの間での所要の容量を確保するために、内層アース電極を共振電極(共振素子)の開放端の上下両側に配置している。このため、共振電極(共振素子)の開放端付近の上下方向(膜厚方向)の電極パターン密度が高くなり、共振器の良好なQ値の確保が難しく、高性能な共振器特性を得るのが困難になるという技術的課題があった。
また、特許文献2に記載の手法では、共振電極(第1伝送線路)と電極(第2伝送線路)との間に結合電極を配置するため、結合電極は共振電極(第1伝送線路)の短絡端の近くには配置しないことから、電極(第2伝送線路)の長さは共振電極(第1伝送線路)の長さに比して十分に小さい。従って、特許文献2には、共振電極(第1伝送線路)と電極(第2伝送線路)との組み合わせ構造を採用することで共振器及びフィルタの誘電体基板主面内寸法の低減を図り且つ共振周波数を低下させるという技術的課題に関しては、示唆がない。
そこで、本発明の目的は、膜厚方向の電極パターン密度を高くすることなく、誘電体基板の主面内寸法を低減し且つ共振周波数を低減することが容易で、良好なQ値の確保が容易な積層型誘電体共振器を提供することにある。
また、本発明の目的は、そのような積層型誘電体共振器を用いた積層型誘電体フィルタを提供することにある。
本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
複数の誘電体基板を互いに隣接する誘電体基板の主面同士が対向するように積層して基板積層体を形成し、該基板積層体のうちの互いに隣接する誘電体基板の間の領域に前記誘電体基板の主面に沿って延びた膜状の共振電極を形成してなり、前記誘電体基板の主面または誘電体基板間領域であって前記共振電極が形成されていない誘電体基板主面または誘電体基板間領域にはアース電極が形成されており、前記共振電極の一方端は、前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されて短絡端とされており、前記共振電極の他方端は、前記基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置して開放端とされている積層型誘電体共振器であって、
前記アース電極が形成されている前記誘電体基板主面または誘電体基板間領域と前記共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内にて、前記共振電極に沿って互いに反対向きに延びた膜状の第1及び第2の付加的共振電極が形成されており、該第1及び第2の付加的共振電極は第1の端部同士が接続されており、該第1及び第2の付加的共振電極の第1の端部は前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記共振電極の開放端と接続されており、前記第1及び第2の付加的共振電極の第2の端部はそれぞれ前記基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置して開放端とされていることを特徴とする積層型誘電体共振器、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記共振電極の一方端は前記基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されている。本発明の一態様においては、前記共振電極の一方端は前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記アース電極と接続されている。
本発明の一態様においては、前記第1及び第2の付加的共振電極の長さの合計は、前記第1及び第2の付加的共振電極の延びている方向の前記基板積層体の寸法の2分の1以上である。本発明の一態様においては、前記共振電極の開放端は、前記共振電極が延びている方向に関して、前記基板積層体の中心から前記短絡端に向かって前記基板積層体の寸法の8分の1以下の位置と前記基板積層体の中心から前記短絡端とは反対側に向かって前記基板積層体の寸法の8分の1以下の位置との間に存在する。
本発明の一態様においては、前記アース電極が形成されている前記誘電体基板主面または誘電体基板間領域と前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内にて、少なくとも前記第1及び第2の付加的共振電極の開放端にそれぞれ対応する部分を有する第1及び第2の周波数調整電極のうちの少なくとも一方が形成されており、該第1及び第2の周波数調整電極はそれぞれ前記アース電極と接続されている。本発明の一態様においては、前記第1及び第2の周波数調整電極はそれぞれ前記基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されている。本発明の一態様においては、前記第1及び第2の周波数調整電極はそれぞれ前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記アース電極と接続されている。
本発明の一態様においては、前記共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域と前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内にて、少なくとも前記第1及び第2の付加的共振電極の開放端にそれぞれ対応する部分を有し且つ前記ビアホール電極とは非接触の第3及び第4の周波数調整電極のうちの少なくとも一方が形成されており、該第3及び第4の周波数調整電極はそれぞれ前記アース電極と接続されている。本発明の一態様においては、前記第3及び第4の周波数調整電極はそれぞれ前記基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されている。本発明の一態様においては、前記第3及び第4の周波数調整電極はそれぞれ前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記アース電極と接続されている。
本発明の一態様においては、前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域には、前記第1及び第2の付加的共振電極のうちの一方と接続された引き出し電極が形成されており、該引き出し電極は前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極と接続されている。本発明の一態様においては、前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域と前記共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域または前記アース電極が形成されている前記誘電体基板主面または誘電体基板間領域との間の誘電体基板間領域には、前記第1及び第2の付加的共振電極のうちの一方に対応する部分を有する容量結合性の引き出し電極が形成されており、該引き出し電極は前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極と接続されている。
更に、本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
上記の積層型誘電体共振器を複数配列し且つ互いに隣接する積層型誘電体共振器同士を結合させてなる積層型誘電体フィルタであって、前記複数の積層型誘電体共振器につき共通の前記基板積層体を使用し、両端の積層型誘電体共振器のそれぞれの前記第1及び第2の付加的共振電極の一方に結合された引き出し電極が形成されており、該引き出し電極は前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極と接続されていることを特徴とする積層型誘電体フィルタ、
が提供される。
以上のような本発明によれば、アース電極が形成されている誘電体基板主面または誘電体基板間領域と共振電極が形成されている誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内に特定の第1及び第2の付加的共振電極を形成し、これら第1及び第2の付加的共振電極をビアホール電極を介して共振電極の開放端と接続したことで、実効的に共振電極の長さが長くなり且つ開放端が2つ形成されるので、これら第1及び第2の付加的共振電極の開放端と対向して所要の容量形成に寄与することの必要なアース電極は膜厚方向に片側だけでよい。このため、膜厚方向の電極パターン密度を高くすることなく、誘電体基板の主面内寸法を低減し且つ共振周波数を低減することが容易で、Q値の高い高性能な積層型誘電体共振器が提供される。また、本発明によれば、以上のような積層型誘電体共振器を用いた小型で高性能な積層型誘電体フィルタが提供される。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。尚、以下に説明する図面においては同等の機能を有する部材又は部分には同一または対応する符号が付されている。
図1は本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図であり、図2はその模式的斜視図であり、図3は図2のA−A’方向に沿った面で切断した模式的縦断面図である。
本実施形態では、5つの同等な矩形状誘電体基板a,b,c,d,eをこの順に互いに隣接する誘電体基板の主面(図における上下面)同士が対向するように積層して基板積層体を形成している。誘電体基板a〜eの材質としては、例えば上記特許文献2に記載されているようなBaO−TiO系その他の誘電体セラミックを使用することができる。誘電体基板a〜eの厚さは、例えば20〜300μm程度である。
基板積層体のうちの互いに隣接する誘電体基板c,dの間の領域(以下、互いに隣接する任意の2つの誘電体基板の間の空間領域を単に「誘電体基板間領域」という)に誘電体基板の主面に沿ってA−A’方向に延びた膜状の共振電極21が形成されている。誘電体基板a,b間の誘電体基板間領域には、共振電極が形成されておらず、大部分において第1のアース電極10が形成されている。同様に、誘電体基板d,e間の誘電体基板間領域には、共振電極が形成されておらず、大部分において第2のアース電極11が形成されている。
第1のアース電極10を誘電体基板bの下面に形成することで、誘電体基板aを省略することができる。同様に、第2のアース電極11を誘電体基板dの上面に形成することで、誘電体基板eを省略することができる。また、第2のアース電極11は、外乱防止の観点から有効であるが、共振器の特性自体に対して格別の影響を与えることはなく、この観点からは誘電体基板eと共に省略してもよい。
共振電極21のA−A’方向の一方端は、基板積層体の端面(各誘電体基板の端面により構成される端面)にまで延びており、該端面に形成された接続導体(外部接地電極)50を介して第1及び第2のアース電極10,11と接続されて短絡端とされている。共振電極21の他方端は、基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置して開放端とされている。
尚、共振電極21の一方端は、図13に示されているように、接続導体(外部接地電極)50を介することなく、誘電体基板dに形成したビアホール電極(ビアホール導体)1を介して及び/または誘電体基板c,bにそれぞれ形成したビアホール電極(ビアホール導体)2,3を介して、第2及び/または第1のアース電極11,10と接続してもよい。
第1のアース電極10が形成されている誘電体基板間領域と共振電極21が形成されている誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板b,c間の誘電体基板間領域内に、共振電極21に沿ってA−A’方向に互いに反対向きに延びた膜状の第1の付加的共振電極22及び第2の付加的共振電極23が形成されている。第1及び第2の付加的共振電極22,23は第1の端部同士が互いに接続されている。これらの第1及び第2の付加的共振電極22,23の第1の端部の接続部分は、誘電体基板cに形成されたビアホール電極(ビアホール導体)31を介して共振電極21の開放端と接続されている。第1及び第2の付加的共振電極22,23の第2の端部は、それぞれ基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置して開放端とされている。第1及び第2の付加的共振電極22,23は、誘電体基板bを介して第1のアース電極10と対向している。
共振電極21、及び第1及び第2の付加的共振電極22,23の幅は、適宜設定することができる。これらの電極の長さは任意であるが、第1及び第2の付加的共振電極22,23の長さは同一であるのが好ましい。
共振電極21の開放端の誘電体基板主面内位置は、共振電極21が延びているA−A’方向に関して、基板積層体の中心から短絡端に向かって基板積層体の寸法(すなわち誘電体基板の寸法)の8分の1以下の位置と基板積層体の中心から短絡端とは反対側に向かって基板積層体の寸法の8分の1以下の位置との間に存在するのが好ましい。このようにすることで、第1及び第2の付加的共振電極22,23の長さを一層大きくすることが容易になる。
また、第1及び第2の付加的共振電極22,23の長さ(第1の端部から第2の端部までの距離)の合計は、好ましくは第1及び第2の付加的共振電極の延びているA−A’方向の基板積層体の寸法の2分の1以上、更に好ましくは3分の2以上である。このように第1及び第2の付加的共振電極22,23の長さの合計を大きくすることすることで、実効的に共振電極の長さが一層長くなり、誘電体基板の主面内寸法を低減し且つ共振周波数を低減することが一層容易で、よりQ値の高い高性能な積層型誘電体共振器が得られる。
第1及び第2の付加的共振電極22,23が形成されている誘電体基板間領域には、第2の付加的共振電極23と接続された引き出し電極40が形成されており、該引き出し電極40は基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極51と接続されている。入出力電極51は、第1及び第2のアース電極10,11とは非接触とされている。引き出し電極40と第2の付加的共振電極23との接続位置は、外部回路との接続インピーダンスに応じて適宜設定できる。また、引き出し電極40は、第1の付加的共振電極22に接続しても同様の機能を果たす。
上記の第1及び第2のアース電極10,11、第1及び第2の付加的共振電極22,23、ビアホール電極(ビアホール導体)1〜3,31、及び引き出し電極40の材質としては、例えば上記特許文献2に記載されているようなAgその他の低抵抗導電体を使用することができる。これらの電極は、誘電体基板a〜eの基板積層体を形成する焼成に先立ち、所定の誘電体基板グリーンシートに低抵抗導電体含有の導電性ペーストを所要パターン状に印刷により形成しておき、これらを同時焼成することで、形成することができる。また、上記の接続導体(外部接地電極)50及び入出力電極51の材質としても、同様に、Agその他の低抵抗導電体を使用することができる。これらの電極は、上記同時焼成により得られた基板積層体の外面に対して低抵抗導電体含有の導電性塗材を所要パターン状に印刷することで形成することができる。
本実施形態においては、共振電極21が形成された誘電体基板間領域とは異なる誘電体基板間領域に、共振電極21に接続された第1及び第2の付加的共振電極22,23を設けており、第1のアース電極10に対向する第1及び第2の付加的共振電極22,23には複数の開放端(第2の端部)が存在するので、よりキャパシタンス成分を大きくすることができる。従って、従来の共振器より小型化することが容易になり、本質的には第2のアース電極11の寄与を要することはなく、従って、さほど膜厚方向の電極パターン密度を高くしなくても、容易に共振周波数を低下させることができ、高いQ値の共振器を得ることができる。具体的数値として、従来の共振器ではQ値が70であったのに対して、同等の誘電体基板面内寸法の本実施形態のものではQ値90を得ることができた。
図4は本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図であり、図5はその模式的縦断面図である。図4は図1に対応する方向での模式的分解斜視図であり、図5は図3に対応する方向での模式的縦断面図である。
本実施形態では、誘電体基板a,b間に同様な誘電体基板fが介在している。第1のアース電極10が形成されている誘電体基板a,f間の誘電体基板間領域と第1及び第2の付加的共振電極22,23が形成されている誘電体基板b,c間の誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板f,b間の誘電体基板間領域内に、少なくとも第1及び第2の付加的共振電極22,23の開放端にそれぞれ対応する部分を有する第1及び第2の周波数調整電極61,62が形成されている。ここで、第1及び第2の周波数調整電極61,62は、それぞれ第1及び第2の付加的共振電極22,23に沿って基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体(外部接地電極)50を介して第1及び第2のアース電極10,11と接続されている。
尚、第1及び第2の周波数調整電極61,62は、図14に示されているように、接続導体(外部接地電極)50を介することなく、それぞれ誘電体基板fに形成したビアホール電極(ビアホール導体)71,72を介して、第1のアース電極10と接続してもよい。また、第1及び第2の周波数調整電極61,62のうちの一方を省略してもよい。
本実施形態においては、上記の図1〜3に係る実施形態と同様な効果に加えて、第1及び第2の周波数調整電極61,62を挿入することにより、より正確な共振周波数設定が可能になる。また、第1及び第2の付加的共振電極22,23と第1のアース電極10の間との空間を広くすることができ、この点からもより高いQ値の共振器を得ることができる。
図6は本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図であり、図7はその模式的縦断面図である。図6は図1に対応する方向での模式的分解斜視図であり、図7は図3に対応する方向での模式的縦断面図である。
本実施形態では、誘電体基板b,c間に同様な誘電体基板f’が介在している。第1及び第2の付加的共振電極22,23が形成されている誘電体基板b,f’間の誘電体基板間領域と共振電極21の形成されている誘電体基板c,d間の誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板f’,c間の誘電体基板間領域内に、少なくとも第1及び第2の付加的共振電極22,23の開放端にそれぞれ対応する部分を有する第3及び第4の周波数調整電極63,64が形成されている。ここで、第3及び第4の周波数調整電極63,64は、それぞれ第1及び第2の付加的共振電極22,23に沿って基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体(外部接地電極)50を介して第1及び第2のアース電極10,11と接続されている。
尚、第1及び第2の周波数調整電極61,62の場合と同様に、第3及び第4の周波数調整電極63,64は、接続導体(外部接地電極)50を介することなく、それぞれ誘電体基板f’,bに形成した不図示のビアホール電極(ビアホール導体)を介して、第1のアース電極10と接続してもよい。また、第3及び第4の周波数調整電極63,64のうちの一方を省略してもよい。
誘電体基板f’には、ビアホール電極(ビアホール導体)31と同一の誘電体基板面内位置に、該ビアホール電極31と接続されたビアホール電極(ビアホール導体)32が形成されている。これらのビアホール電極(ビアホール導体)31,32を介して、第1及び第2の付加的共振電極22,23の第1の端部の接続部分が共振電極21の開放端と接続されている。第3及び第4の周波数調整電極63,64は、ビアホール電極(ビアホール導体)31,32とは非接触となるような領域に形成されている。
本実施形態においては、上記の図1〜3に係る実施形態と同様な効果に加えて、第3及び第4の周波数調整電極63,64を挿入することにより、より正確に共振周波数設定が可能になる。また、第1及び第2の付加的共振電極22,23の開放端を第1のアース電極10と第3及び第4の周波数調整電極63,64とでそれぞれ挟み込む構造となるので、第1及び第2の付加的共振電極22,23と第1のアース電極10との間で形成される容量に加えて、第1及び第2の付加的共振電極22,23と第3及び第4の周波数調整電極63,64とでそれぞれ形成される容量により、より小型の共振器を得ることができる。
以上のように、周波数調整電極は、図4及び5の実施形態のように第1及び第2の付加的共振電極22,23の下方(すなわち第1のアース電極10に近づく側)にあっても良いし、図6及び7の実施形態のように第1及び第2の付加的共振電極22,23の上方(すなわち共振電極21に近づく側)にあっても良い。更には、図4及び5の実施形態と図6及び7の実施形態とを組み合わせて、第1及び第2の付加的共振電極22,23の上下双方に周波数調整電極(第1〜第4の周波数調整電極61〜64)を配置してもよい。
図8は本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図である。図8は図1に対応する方向での模式的分解斜視図である。
本実施形態では、誘電体基板b,c間に同様な誘電体基板gが介在している。第1及び第2の付加的共振電極22,23が形成されている誘電体基板b,g間の誘電体基板間領域と共振電極21の形成されている誘電体基板c,d間の誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板g,c間の誘電体基板間領域内に、第2の付加的共振電極23の開放端に対応する部分を有する容量結合性の引き出し電極41が形成されている。ここで、引き出し電極41は、基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極51と接続されている。容量結合性の引き出し電極41は、第1の付加的共振電極22の開放端に対応する部分を有するものであってもよい。
本実施形態においては、上記の図1〜3に係る実施形態と同様な効果が得られる。
図9は本発明による積層型誘電体フィルタの一実施形態を示す模式的分解斜視図であり、図10はその模式的斜視図である。図9は図1に対応する方向での模式的分解斜視図であり、図10は図2に対応する方向での模式的斜視図である。
本実施形態は、上記図1〜3の実施形態の積層型誘電体共振器を2つ配列し且つ互いに隣接する積層型誘電体共振器同士を結合させてなる積層型誘電体フィルタ(バンドパスフィルタ)に係るものである。第1の積層型誘電体共振器に固有の部材は、図9〜10において、上記図1〜3の実施形態の積層型誘電体共振器の部材の符号にXを付して示されている。同様に、第2の積層型誘電体共振器に固有の部材は、図9〜10において、上記図1〜3の実施形態の積層型誘電体共振器の部材の符号にYを付して示されている。
2つの積層型誘電体共振器につき共通の基板積層体(誘電体基板a〜eを積層してなるもの)が使用されている。両端すなわち2つの積層型誘電体共振器の第2の付加的共振電極23X,23Yにそれぞれ引き出し電極40X,40Yが接続されており、該引き出し電極40X,40Yは基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極51X,51Yと接続されている。尚、使用する積層型誘電体共振器の数は、2個に限定されるものではなく、3個以上であってもよい。その場合には、両端の積層型誘電体共振器についてのみ、第1及び第2の付加的共振電極の一方に結合された引き出し電極を設ければよい。
本実施形態によれば、小型でQ値の高い積層型誘電体共振器を用いているので、小型でロスの少ない高性能なバンドパスフィルタを得ることができる。
図11は本発明による積層型誘電体フィルタの一実施形態を示す模式的分解斜視図である。図11は図1に対応する方向での模式的分解斜視図である。
本実施形態は、上記図4及び5の実施形態の積層型誘電体共振器を2つ配列し且つ互いに隣接する積層型誘電体共振器同士を結合させてなる積層型誘電体フィルタ(バンドパスフィルタ)に係るものである。第1の積層型誘電体共振器に固有の部材は、図11において、上記図4及び5の実施形態の積層型誘電体共振器の部材の符号にXを付して示されている。同様に、第2の積層型誘電体共振器に固有の部材は、図11において、上記図4及び5の実施形態の積層型誘電体共振器の部材の符号にYを付して示されている。
本実施形態においては、上記の図9〜10に係る実施形態と同様な効果が得られ、更に上記図4及び5の実施形態において述べた効果が得られる。
図12は本発明による積層型誘電体フィルタの一実施形態を示す模式的分解斜視図である。図12は図1に対応する方向での模式的分解斜視図である。
本実施形態は、上記図8の実施形態の積層型誘電体共振器を2つ配列し且つ互いに隣接する積層型誘電体共振器同士を結合させてなる積層型誘電体フィルタ(バンドパスフィルタ)に係るものである。第1の積層型誘電体共振器に固有の部材は、図12において、上記図8の実施形態の積層型誘電体共振器の部材の符号にXを付して示されている。同様に、第2の積層型誘電体共振器に固有の部材は、図12において、上記図8の実施形態の積層型誘電体共振器の部材の符号にYを付して示されている。
本実施形態においては、上記の図9〜10に係る実施形態と同様な効果が得られる。
本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 図1の積層型誘電体共振器の実施形態の模式的斜視図である。 図2のA−A’方向に沿った面で切断した模式的縦断面図である。 本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 図4の積層型誘電体共振器の実施形態の模式的縦断面図である。 本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 図6の積層型誘電体共振器の実施形態の模式的縦断面図である。 本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 本発明による積層型誘電体フィルタの一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 図9の積層型誘電体フィルタの実施形態の模式的斜視図である。 本発明による積層型誘電体フィルタの一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 本発明による積層型誘電体フィルタの一実施形態を示す模式的分解斜視図である。 本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的縦断面図である。 本発明による積層型誘電体共振器の一実施形態を示す模式的縦断面図である。
符号の説明
a,b,c,d,e,f,f’,g 誘電体基板
1,2,3 ビアホール電極(ビアホール導体)
10 第1のアース電極
11 第2のアース電極
21,21X,21Y 共振電極
22,22X,22Y 第1の付加的共振電極
23,23X,23Y 第2の付加的共振電極
31,31X,31Y ビアホール電極(ビアホール導体)
32,32X,32Y ビアホール電極(ビアホール導体)
40,40X,40Y 引き出し電極
41,41X,41Y 容量結合性の引き出し電極
50 接続導体(外部接地電極)
51,51X,51Y 入出力電極
61,61X,61Y 第1の周波数調整電極
62,62X,62Y 第2の周波数調整電極
63 第3の周波数調整電極
64 第4の周波数調整電極
71,72 ビアホール電極(ビアホール導体)

Claims (14)

  1. 複数の誘電体基板を互いに隣接する誘電体基板の主面同士が対向するように積層して基板積層体を形成し、該基板積層体のうちの互いに隣接する誘電体基板の間の領域に前記誘電体基板の主面に沿って延びた膜状の共振電極を形成してなり、前記誘電体基板の主面または誘電体基板間領域であって前記共振電極が形成されていない誘電体基板主面または誘電体基板間領域にはアース電極が形成されており、前記共振電極の一方端は前記アース電極と接続されて短絡端とされており、前記共振電極の他方端は前記基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置して開放端とされている積層型誘電体共振器であって、
    前記アース電極が形成されている前記誘電体基板主面または誘電体基板間領域と前記共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内にて、前記共振電極に沿って互いに反対向きに延びた膜状の第1及び第2の付加的共振電極が形成されており、該第1及び第2の付加的共振電極は第1の端部同士が接続されており、該第1及び第2の付加的共振電極の第1の端部は前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記共振電極の開放端と接続されており、前記第1及び第2の付加的共振電極の第2の端部はそれぞれ前記基板積層体の内部の誘電体基板間領域内に位置して開放端とされていることを特徴とする積層型誘電体共振器。
  2. 前記共振電極の一方端は前記基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の積層型誘電体共振器。
  3. 前記共振電極の一方端は前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の積層型誘電体共振器。
  4. 前記第1及び第2の付加的共振電極の長さの合計は、前記第1及び第2の付加的共振電極の延びている方向の前記基板積層体の寸法の2分の1以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の積層型誘電体共振器。
  5. 前記共振電極の開放端は、前記共振電極が延びている方向に関して、前記基板積層体の中心から前記短絡端に向かって前記基板積層体の寸法の8分の1以下の位置と前記基板積層体の中心から前記短絡端とは反対側に向かって前記基板積層体の寸法の8分の1以下の位置との間に存在することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の積層型誘電体共振器。
  6. 前記アース電極が形成されている前記誘電体基板主面または誘電体基板間領域と前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内にて、少なくとも前記第1及び第2の付加的共振電極の開放端にそれぞれ対応する部分を有する第1及び第2の周波数調整電極のうちの少なくとも一方が形成されており、該第1及び第2の周波数調整電極はそれぞれ前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の積層型誘電体共振器。
  7. 前記第1及び第2の周波数調整電極はそれぞれ前記基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項6に記載の積層型誘電体共振器。
  8. 前記第1及び第2の周波数調整電極はそれぞれ前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項6に記載の積層型誘電体共振器。
  9. 前記共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域と前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域との間に存在する誘電体基板間領域内にて、少なくとも前記第1及び第2の付加的共振電極の開放端にそれぞれ対応する部分を有し且つ前記ビアホール電極とは非接触の第3及び第4の周波数調整電極のうちの少なくとも一方が形成されており、該第3及び第4の周波数調整電極はそれぞれ前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の積層型誘電体共振器。
  10. 前記第3及び第4の周波数調整電極はそれぞれ前記基板積層体の端面にまで延びており且つ該端面に形成された接続導体を介して前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項9に記載の積層型誘電体共振器。
  11. 前記第3及び第4の周波数調整電極はそれぞれ前記誘電体基板に形成されたビアホール電極を介して前記アース電極と接続されていることを特徴とする、請求項9に記載の積層型誘電体共振器。
  12. 前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域には、前記第1及び第2の付加的共振電極のうちの一方と接続された引き出し電極が形成されており、該引き出し電極は前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極と接続されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の積層型誘電体共振器。
  13. 前記第1及び第2の付加的共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域と前記共振電極が形成されている前記誘電体基板間領域または前記アース電極が形成されている前記誘電体基板主面または誘電体基板間領域との間の誘電体基板間領域には、前記第1及び第2の付加的共振電極のうちの一方に対応する部分を有する容量結合性の引き出し電極が形成されており、該引き出し電極は前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極と接続されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の積層型誘電体共振器。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の積層型誘電体共振器を複数配列し且つ互いに隣接する積層型誘電体共振器同士を結合させてなる積層型誘電体フィルタであって、前記複数の積層型誘電体共振器につき共通の前記基板積層体を使用し、両端の積層型誘電体共振器のそれぞれの前記第1及び第2の付加的共振電極の一方に結合された引き出し電極が形成されており、該引き出し電極は前記基板積層体の端面にまで延びており、該端面に形成された入出力電極と接続されていることを特徴とする積層型誘電体フィルタ。
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