JP2007157658A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタハウジング同士の嵌合が困難になることを防止できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は第1のコネクタハウジング3と第2のコネクタハウジング4を備えている。コネクタハウジング3,4は互いに係合するロックアーム12とロック受けアーム19を備えている。ロックアーム12は一旦ロック受けアーム19の連結部25に乗り上げた後係合する。ロック受けアーム19の連結部25には脱落規制部5が設けられている。脱落規制部5は規制突起27とガイド突起28を備えている。脱落規制部5は規制突起27とガイド突起28との間にロックアーム12の突部17を位置付けて該突部17が脱落することを規制する。
【選択図】図29

Description

本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタに関する。
移動体としての自動車に用いられるワイヤハーネスは、例えば、互いの間に車体を構成するパネルを挟み込んだ状態で互いに嵌合する第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングと有したコネクタを備えている。即ち、第1のコネクタハウジングと、第2のコネクタハウジングとの間に前述したパネルが位置付けられる。また、パネルには、前述した第1及び第2のコネクタハウジングを通す孔が形成されている。
前記コネクタとして、例えば、前述したパネルとしてのボディパネルに第1のコネクタハウジングが仮係止した状態で取り付けられ、第2のコネクタハウジングがこの仮係止した第1のコネクタハウジングに嵌合されて組み立てられるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のコネクタでは、コネクタハウジング同士が完全に嵌合するまでは、前記第1のコネクタハウジングがパネルに対し相対的に移動することが規制されている。そして、コネクタハウジング同士が完全に嵌合すると、前記第1のコネクタハウジングがパネルに対し相対的に移動することが許容される。そして、第2のコネクタハウジングを前記パネルに向かって押し付けて、これらのコネクタハウジングをパネルに対し相対的に移動させて、該パネルに取り付けられるようになっている。
前述した特許文献1に示されたコネクタは、前記ボディパネルに仮係止する仮係止アームを前記第1のコネクタハウジングに複数設け、前記仮係止アームの仮係止を解除する解除突起を前記第2のコネクタハウジングに複数設け、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの一方に他方に嵌合するためのロックアームを複数設けている。仮係止アームと解除突起は、前述した第1及び第2のコネクタハウジング周方向に間隔をあけて配置されている。前述したロックアームは、前記一方のコネクタハウジングの互いに裏側(反対側)となる位置に配置されている。
特願2004−070121号
前述したコネクタは、仮係止アームと解除突起とを複数設けているので、前述したコネクタハウジングの成形時等に生じる寸法誤差などによって、複数の仮係止アームの解除突起による仮係止の解除が時間的にずれることがある。コネクタハウジング同士を嵌合する際に、仮係止アームの仮係止の解除に時間的なずれが生じると、第1のコネクタハウジングの先に仮係止が解除された仮係止アームの近傍がボディパネルの孔の奥に侵入するとともに、第1のコネクタハウジングの仮係止が解除されていない仮係止アームの近傍がボディパネルに対する移動が規制される。このため、第1のコネクタハウジングが前記ボディパネルの孔内で傾くことがあった。
第1のコネクタハウジングがボディパネルの孔内で傾くと、一旦、他方のコネクタハウジング上に乗り上げたロックアームが、該他方のコネクタハウジング上から脱落してしまう。このため、前述したコネクタは、複数の仮係止アームの仮係止の解除に時間的なずれが生じると、第1のコネクタハウジングがボディパネルの孔内で傾いて、コネクタハウジング同士を嵌合させることが困難となる場合があった。
したがって、本発明の目的は、乗り上げたロックアームが脱落することを防止して、コネクタハウジング同士の嵌合が困難になることを防止できるコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタは、第1のコネクタハウジングと、該第1のコネクタハウジングと嵌合する第2のコネクタハウジングと、を備えたコネクタにおいて、前記第1のコネクタハウジングは、端子金具を収容する本体部と、該本体部の互いに裏側に位置する一対の外表面それぞれに連なった弾性変形自在なロックアームと、を備え、前記第2のコネクタハウジングは、端子金具が取り付けられる本体部と、前記ロックアームが係合するロック受け部と、を備え、前記ロックアームは、前記第2のコネクタハウジング寄りの端部に前記本体部に向かって突出した突部を設けて、該突部が前記ロック受け部を乗り越えることで、前記ロック受け部に係合するとともに、前記ロックアームの突部が前記ロック受け部上に乗ると、該ロック受け部上から前記ロックアームの突部が脱落することを規制する脱落規制部を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記脱落規制部は、前記ロック受け部の前記第1のコネクタハウジング寄りの端部から突出した規制突起を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のコネクタは、請求項2に記載のコネクタにおいて、前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとは、互いの間にパネルを位置付けて、前記パネルの孔内に通されて互いに嵌合するとともに、前記第1のコネクタハウジングに設けられかつ前記パネルの孔に仮係止する仮係止手段と、前記仮係止手段が前記パネルの孔に仮係止した前記第1のコネクタハウジングに前記第2のコネクタハウジングを嵌合させる際に、前記第1のコネクタハウジングの前記仮係止手段の前記パネルの孔内への仮係止を解除する解除手段と、前記仮係止手段が前記パネルの孔に仮係止した前記第1のコネクタハウジングに前記第2のコネクタハウジングを嵌合させる際に、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合するまでは、前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを規制し、かつ前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合すると前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを許容する移動規制許容手段と、を備え、前記移動規制許容手段は、前記ロック受け部と、前記ロックアームと、を備え、前記ロック受け部上に前記ロックアームの突部が乗り上げて、該ロックアームが前記本体部から離れる方向に弾性変形して前記パネルの内縁と干渉することで、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合するまで前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを規制するとともに、前記ロックアームの突部が前記ロック受け部を乗り越えると、弾性復元力により前記ロックアームが本体部に近づいて、前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを許容することを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のコネクタは、請求項3に記載のコネクタにおいて、前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとが嵌合した状態で、前記第2のコネクタハウジングと前記第1のコネクタハウジングとを互いに離れる方向に変位させると、前記ロックアームを前記本体部から離れる方向に変位させる変位手段を備えたことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明のコネクタは、請求項3又は請求項4に記載のコネクタにおいて、前記仮係止手段と、前記解除手段とは、前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合した状態で、前記パネルに対するスライド方向に沿って互いに相対する相対部を備え、前記仮係止手段の相対部と、前記解除手段の相対部とのうち少なくとも一方は、前記パネルに対するスライド方向に直交する方向に沿って平坦に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のコネクタによれば、ロック受け部上に乗り上げたロックアームの突部が脱落規制部によりロック受け部から脱落することが規制される。このため、コネクタハウジング同士の嵌合中に一方のコネクタハウジングが他方のコネクタハウジングに対して傾こうとしても、一旦乗り上げたロックアームの突部が脱落することを防止できる。
請求項2に記載した本発明のコネクタによれば、脱落規制部がロック受け部の第1のコネクタハウジング寄りの端部から突出した突起であるので、ロックアームの突部がロック受け部上から脱落しようとしても、該突起がロックアームの突部と干渉する。
請求項3に記載した本発明のコネクタによれば、コネクタハウジング間にパネルを位置付けるので、第1のコネクタハウジングがパネルの孔内で傾こうとしても、一旦乗り上げたロックアームの突部が脱落することを防止できる。
請求項4に記載した本発明のコネクタによれば、変位手段が、互いに嵌合したコネクタハウジング同士を互いに離すと、突部が本体部から離れる方向にロックアームを弾性変形させる。このため、互いの間にパネルを位置付けてコネクタハウジングが互いに嵌合すると、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングから離れる方向に移動しても、ロックアームがパネルの孔の内縁と干渉することとなる。
請求項5に記載した本発明のコネクタによれば、仮係止手段と解除手段とがパネルに対するスライド方向に沿って相対する相対部を備えている。このため、相対部間の間隔を狭くすると、互いに嵌合したコネクタハウジング間の相対的に移動可能な範囲を狭くすることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、コネクタハウジング同士の嵌合中に一方のコネクタハウジングが他方のコネクタハウジングに対して傾こうとしても、一旦乗り上げたロックアームの突部が脱落することを防止できる。このように、一旦乗り上げたロックアームの突部が脱落することを防止できるので、コネクタハウジング同士の嵌合が困難になることを防止でき、コネクタハウジング同士を確実に嵌合できる。
請求項2に記載の本発明は、ロックアームの突部がロック突起上から脱落しようとしても、脱落規制部としての突起がロックアームの突部と干渉するので、該脱落規制部が、一旦乗り上げたロックアームの突部が脱落することを確実に防止できる。
請求項3に記載の本発明は、第1のコネクタハウジングがパネルの孔内で傾こうとしても、一旦乗り上げたロックアームの突部が脱落することを防止できるので、コネクタハウジング間にパネルを位置付けても、該コネクタハウジング同士の嵌合が困難になることを確実に防止できる。
請求項4に記載の本発明は、互いの間にパネルを位置付けてコネクタハウジングが互いに嵌合すると、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングから離れる方向に移動しても、ロックアームが変位手段によって弾性変形されてパネルの孔の内縁と干渉することとなる。このため、一旦コネクタハウジング同士を嵌合させると、該コネクタハウジングがパネルに対し移動することを防止でき、コネクタハウジングが互いに分離することを防止できる。
請求項5に記載の本発明は、仮係止手段と解除手段の相対部間の間隔を狭くすると、互いに嵌合したコネクタハウジング間の相対的に移動可能な範囲を狭くすることができるので、コネクタハウジングのパネルに対するガタを抑制できる。
また、相対部のうち少なくとも一方がパネルに対するスライド方向に対し直交する方向に沿って平坦に形成されている。このため、コネクタハウジング同士が嵌合すると、該コネクタハウジング同士を離そうとしても、仮係止手段が変位することを防止できる。したがって、互いに嵌合したコネクタハウジングが分離することを防止できる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタを、図1ないし図31を参照して説明する。図1などに示すコネクタ1は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。コネクタ1は、図1に示すように、互いの間に車体を構成するボディパネル(パネルに相当する)2を位置付けた状態で、互いに嵌合する第1のコネクタハウジング3及び第2のコネクタハウジング4と、脱落規制部5とを備えている。
ボディパネル2には、図1などに示すように、孔7が設けられている。孔7は、勿論、ボディパネル2を貫通している。第1のコネクタハウジング3と第2のコネクタハウジング4は、孔7内に後述の本体部8,18を通した状態で、互いに嵌合する。すなわち、第1のコネクタハウジング3と第2のコネクタハウジング4は、互いの間にボディパネル2を位置付けた状態でボディパネル2の孔7内に通されて互いに嵌合する。また、このとき、第1のコネクタハウジング3と第2のコネクタハウジング4は、ボディパネル2などに固定される。
なお、第1のコネクタハウジング3と第2のコネクタハウジング4とが嵌合する際に、これらのコネクタハウジング3,4同士が近づく方向を、以下、奥行き方向と呼び矢印Yで示す。奥行き方向Yに直交する2方向のうち一方の図1中の矢印X方向を、以下幅方向と呼ぶ。奥行き方向Yに直交する2方向のうち他方の図1中の矢印Z方向を、以下厚み方向と呼ぶ。幅方向Xと厚み方向Zとは、互いに直交しているとともに、それぞれ後述の端子収容室13同士が並ぶ方向となっている。
第1のコネクタハウジング3は、合成樹脂で構成されている。第1のコネクタハウジング3は、本体部8と、仮係止手段としての複数の仮係止アーム9と、一対の位置決めアーム11と、ロックアーム12と、ガタ押さえフランジ10とを一体に備えている。本体部8は、扁平な箱状に形成されており、図4などに示すように、複数の端子収容室13を備えている。端子収容室13は、それぞれ、直線状に形成されており、図示しない雌型の端子金具(以下、雌端子と呼ぶ)を収容する。端子収容室13は、互いに平行に配されている。
本体部8は、コネクタハウジング3,4同士が嵌合する際に、第2のコネクタハウジング4の本体部18内に侵入する。このとき、本体部8の図1中手前側の端面8aが第2のコネクタハウジング4と相対するとともに、端子収容室13即ち雌端子の長手方向に沿って移動して、本体部8が第2のコネクタハウジング4の本体部18内に侵入する。
仮係止アーム9は、一端部が本体部8に外壁に連なったアーム本体14と、解除突起15とを備えている。アーム本体14は、本体部8に連なった一端部から他端部が、前記端面8aから離れる方向則ち第2のコネクタハウジング4から離れる方向に伸びている。また、仮係止アーム9は、他端部が本体部8に接離する方向にアーム本体14が弾性変形自在となっている。なお、接離とは、互いに近づいたり離れることをいう。仮係止アーム9は、本体部8の厚み方向Zに沿って互いに裏側に位置する二つの外表面(図示例では、上面と下面)それぞれに二つ設けられている。これら二つの仮係止アーム9は、幅方向Xに沿って、互いに間隔をあけて配されている。
解除突起15は、アーム本体14の中央部に設けられている。解除突起15は、アーム本体14の中央部から幅方向Xに沿って、第1のコネクタハウジング3の外方向に突出している。解除突起15には、それそれ、一対の傾斜面15a,15bが設けられている。傾斜面15aは、解除突起15の端面8a寄り則ち第2のコネクタハウジング4寄りの位置に設けられている。傾斜面15aは、前述した端面8a則ち第2のコネクタハウジング4から離れるのにしたがって、徐々に第1のコネクタハウジング3の外側に向かうように、奥行き方向Yに対し傾斜している。
傾斜面15bは、前述した傾斜面15aに連なっているとともに、該傾斜面15aより端面8a則ち第2のコネクタハウジング4から離れた側に配置されている。傾斜面15bは、前述した端面8a則ち第2のコネクタハウジング4から離れるのにしたがって、徐々に本体部8に近づくように、奥行き方向Yに対し傾斜している。
仮係止アーム9は、前述した他端部がボディパネル2の孔7の内側に係止することで、ボディパネル2の孔7に仮係止する。仮係止アーム9は、アーム本体14が前述したように弾性変形することで、前述した他端部をボディパネル2の孔7に係止させたり、他端部のボディパネル2の孔7への係止を解除させたりする。仮係止アーム9は、アーム本体14が弾性変形していない初期状態で、他端部が孔7の内縁に係止した状態になる。
位置決めアーム11は、本体部8の幅方向Xに沿って互いに裏側に位置する二つの外表面(図示例では、手前側の側面と奥側の側面)に設けられている。位置決めアーム11は、一端部が本体部8の外壁に連なっている。位置決めアーム11は、本体部8に連なった一端部から他端部が、前記端面8aから離れる方向則ち第2のコネクタハウジング4から離れる方向に伸びている。また、位置決めアーム11は、他端部が本体部8に接離する方向に弾性変形自在となっている。
位置決めアーム11は、仮係止アーム9がボディパネル2の孔7の内縁に係止すると、他端部が該孔7の内面に当接する。そして、位置決めアーム11は、他端部が本体部8に近づく方向に弾性変形して、該他端部が孔7の内縁を第1のコネクタハウジング3の外方向に押圧する。一対の位置決めアーム11は、本体部8の前述した外表面に設けられているので、前述した他端部が孔7の内縁から押圧されて弾性復元力を生じることで、孔7の幅方向Xの中央に第1のコネクタハウジング3を位置付ける。則ち、一対の位置決めアーム11は、第1のコネクタハウジング3を位置決めする。
ロックアーム12は、本体部8の幅方向Xに沿って互いに裏側に位置する二つの外表面(図示例では、手前側の側面と奥側の側面)それぞれに一つ設けられている。ロックアーム12は、一端部が本体部8の外壁に連なったアーム本体16と、該アーム本体16の他端部に設けられた突部17と、を備えている。
アーム本体16は、本体部8に連なった一端部から他端部が、前記端面8aに近づく方向則ち第2のコネクタハウジング4に近づく方向に伸びている。また、アーム本体16は、他端部が本体部8に接離する方向に弾性変形自在となっている。
突部17は、アーム本体16の第2のコネクタハウジング4寄りの他端部から本体部8に向かって凸に設けられている。突部17の本体部8に相対する表面には、一対の傾斜面17a,17bと一つの平行面17cとが設けられている。傾斜面17aは、突部17の端面8a則ち第2のコネクタハウジング4寄りの位置に設けられている。傾斜面17aは、アーム本体16が弾性変形していない中立状態で、端面8a則ち第2のコネクタハウジング4から離れるのにしたがって徐々に本体部8に近づくように、奥行き方向Yに対して傾斜している。
傾斜面17bは、突部17の端面8a則ち第2のコネクタハウジング4から離れた位置に設けられている。傾斜面17bは、アーム本体16が弾性変形していない中立状態で、端面8a則ち第2のコネクタハウジング4に離れるのにしたがって徐々に本体部8から離れるように、奥行き方向Yに対して傾斜している。平行面17cは、一対の傾斜面17a,17b間に配置されているとともに、これらの傾斜面17a,17bに連なっている。平行面17cは、アーム本体16が弾性変形していない中立状態で、前述した奥行き方向Yに沿って平坦に形成されている。
ガタ押さえフランジ10は、本体部8の外面からこの本体部8の外方向に向かって伸びている。ガタ押さえフランジ10は、ボディパネル2の孔7内に係止した仮係止アーム9の他端部との間にボディパネル2を挟んで、第1のコネクタハウジング3が、ボディパネル2に対してがたつくことを防止する。
第2のコネクタハウジング4は、合成樹脂で構成されている。第2のコネクタハウジング4は、本体部18と、ロック受けアーム19と、解除手段としての解除突部20とを備えている。
本体部18は、一枚の奥壁21と、該奥壁21から立設した複数の外壁22とを備えて、筒状に形成されている。本体部18は、複数の外壁22間に第1のコネクタハウジング3の本体部8が侵入する。本体部18には、図2などに示すように、複数の端子金具23が取り付けられている。端子金具23は、導電性の金属で構成されており、図示例では、棒状に形成されている。端子金具23は、奥壁21を貫通しているとともに、前述した第1のコネクタハウジング3寄りの一端部が前述した複数の外壁22間に位置している。端子金具23は、一端部が外壁22間に侵入した第1のコネクタハウジング3の本体部8の端子収容室13内に侵入して、該端子収容室13内の雌端子と接続する。
本体部18は、コネクタハウジング3,4同士が嵌合する際に、複数の外壁22間に第1のコネクタハウジング4の本体部8が侵入する。すると、端子金具23の一端部が第1のコネクタハウジング3内に収容された雌端子の電気接触部内に侵入する。そして、端子金具23と雌端子とが電気的に接続する。
ロック受けアーム19は、図示例では、一対設けられている。ロック受けアーム19は、奥壁21から立設している。一対のロック受けアーム19は、幅方向Xに沿って、互いに間隔をあけて配されている。一対のロック受けアーム19は、本体部18の外壁22間に第1のコネクタハウジング3の本体部8が侵入すると、互いの間に第1のコネクタハウジング3の本体部8が位置する。
ロック受けアーム19は、一対の平行アーム24と、該平行アーム24同士を連結したロック受け部としての連結部25とを一体に備えている。平行アーム24は、奥壁21から立設している。平行アーム24は、互いに平行でかつ厚み方向Zに沿って互いに間隔をあけて配置されている。連結部25は、平行アーム24の奥壁21から離れた側則ち第1のコネクタハウジング3寄りの先端部同士を連結している。連結部25には、コネクタハウジング3,4同士が嵌合する際に、一旦、第1のコネクタハウジング3のロックアーム12の突部17が乗り上げる。ロックアーム12の連結部25には、ロックアーム12の突部17が乗り越えて、該ロックアーム12の突部17が一対の平行アーム24と連結部25との間に位置して、該ロックアーム12が係合する。
前述したロック受けアーム19は、ロックアーム12の突部17を一対の平行アーム24と連結部25との間に位置付けることで、該ロックアーム12と係合する。ロック受けアーム19とロックアーム12とが係合することで、コネクタハウジング3,4同士が嵌合する。則ち、ロック受けアーム19とロックアーム12とが係合するまでは、コネクタハウジング3,4同士が嵌合していない状態となっている。
また、ロック受けアーム19の連結部25にロックアーム12の突部17が乗り上げると、ロックアーム12のアーム本体16は、突部17が本体部8から離れる方向に弾性変形する。則ち、ロックアーム12のアーム本体16は、突部17が第1のコネクタハウジング3の外側に向かうように弾性変形する。すると、ロックアーム12のアーム本体16は、特に前述した他端部がボディパネル2の孔7の内縁より第1のコネクタハウジング3の外側に位置して、該ボディパネル2の孔7の内縁と干渉する。すると、ロックアーム12のアーム本体16は、特に前述した他端部がボディパネル2の孔7の内縁より第1のコネクタハウジング3の外側に位置すると、該他端部がボディパネル2の孔7の内縁と干渉して、第1のコネクタハウジング3がボディパネル2に対して移動することを規制する。
また、ロック受けアーム19の一対の平行アーム24と連結部25との間に、ロックアーム12の突部17が位置すると、ロックアーム12のアーム本体16は、弾性変形していない中立状態に復帰する。すると、ロックアーム12のアーム本体16は、特に前述した他端部がボディパネル2の孔7の内縁より第1のコネクタハウジング3寄りに位置して、該ボディパネル2の孔7の内縁と干渉しない。すると、ロックアーム12のアーム本体16は、前述した他端部がボディパネル2の孔7の内縁と干渉せずに、第1のコネクタハウジング3がボディパネル2に対して移動することを許容する。
このように、ロックアーム12とロック受けアーム19の連結部25とは、互いに協働して、仮係止アーム9がボディパネル2の孔7に仮係止した第1のコネクタハウジング3に第2のコネクタハウジング4を嵌合させる際に、コネクタハウジング3,4同士が嵌合するまでは、ロックアーム12のアーム本体16を前述したように弾性変形させて、第1のコネクタハウジング3がボディパネル2に対して相対的に移動することを規制する。また、ロックアーム12とロック受けアーム19の連結部25とは、互いに協働して、コネクタハウジング3,4同士が嵌合すると、ロックアーム12のアーム本体16を前述したように中立状態に復帰して、第1のコネクタハウジング3がボディパネル2に対して相対的に移動することを許容する。このように、ロックアーム12とロック受けアーム19は、特許請求の範囲に記載された移動規制許容手段としての移動規制許容部6を構成している。
さらに、前述したロック受けアーム19の連結部25には、傾斜面25aが設けられている。傾斜面25aは、連結部25の第1のコネクタハウジング3から離れた側の外縁に設けられている。傾斜面25aは、第1のコネクタハウジング3から離れるのにしたがって、徐々に第2のコネクタハウジング4の内側に向かうように、前述した奥行き方向Yと幅方向Xとの双方に対して傾斜している。
前述した傾斜面17b,25aは、ロックアーム12とロック受けアーム19とが互いに係合すると、互いに相対する。そして、ロックアーム12とロック受けアーム19とが互いに係合則ちコネクタハウジング3,4同士が嵌合した状態で、コネクタハウジング3,4同士を離すと、傾斜面17b,25aは、互いに表面上をスライドして、ロックアーム12の突部17則ち前述した他端部が本体部8から離れる方向に弾性変形(変位)させる。これらの傾斜面17b,25aは、特許請求の範囲に記載された変位手段としての変位部26を構成している。
解除突部20は、前記外壁22のうち幅方向Xに沿って互いに相対する二つの外壁22に設けられている。また、解除突部20は、前述した二つの外壁22の互いに相対する内面に設けられている。解除突部20は、前述した二つの外壁22の第1のコネクタハウジング3寄りでかつ第2のコネクタハウジング4の外側寄りの縁に設けられている。解除突部20は、前述した二つの外壁22の内面から凸に形成されている。
解除突部20には、一対の傾斜面20a,20bが設けられている。傾斜面20a,20bは、解除突部20の第2のコネクタハウジング4の内側寄りの箇所に設けられている。傾斜面20aは、第1のコネクタハウジング3寄りに配置されており、該第1のコネクタハウジング3に向かうにしたがって第2のコネクタハウジング4の外側に向かって、前述した奥行き方向Yに対して傾斜している。傾斜面20bは、傾斜面20aより第1のコネクタハウジング3から離れた側に配置されている。傾斜面20bは、第1のコネクタハウジング3から離れるのにしたがって第2のコネクタハウジング4の外側に向かって、前述した奥行き方向Yに対して傾斜している。
解除突部20は、コネクタハウジング3,4同士が嵌合する際に、これらのコネクタハウジング3,4同士が互いに近づくと、第1のコネクタハウジング3の仮係止アーム9に設けられた解除突起15と接触して、仮係止アーム9のアーム本体14を他端部が本体部8に近づく方向に弾性変形させる。また、解除突部20は、コネクタハウジング3,4同士が嵌合すると、仮係止アーム9が弾性変形していない初期状態に変位することを許容する。
このように、解除突起15と解除突部20とは、仮係止アーム9がボディパネル2の孔7に仮係止した第1のコネクタハウジング3に第2のコネクタハウジング4を嵌合させる際に、互いに当接して、第1のコネクタハウジング3の仮係止アーム9のボディパネル2の孔7への仮係止を解除する。
また、前述した解除突起15則ち仮係止アーム9と、解除突部20とには、それぞれ、相対部としての平坦面15c,20cが設けられている。平坦面15c,20cは、コネクタハウジング3,4同士が互いに嵌合した状態で、前述した奥行き方向Y則ちコネクタハウジング3,4同士の嵌合方向(コネクタハウジング3,4同士が嵌合する際にこれらが互いに近づく方向)に対し直交し、かつ前述した幅方向Xと厚み方向Zとの双方に沿って平坦に形成されている。則ち、平坦面15c,20cは、互いに嵌合したコネクタハウジング3,4をボディパネル2に対してスライドする方向に対し直交する方向に沿って平坦に形成されている。また、平坦面15c,20cは、前述した奥行き方向Y則ち嵌合方向に沿って、互いに相対する。
脱落規制部5は、図2及び図3に示すように、規制突起27と、一対のガイド突起28とを備えている。規制突起27は、ロック受けアーム19の連結部25の第1のコネクタハウジング3寄りの縁(端部に相当)に設けられている。規制突起27は、ロック受けアーム19の連結部25の前述した縁から凸に形成されており、厚み方向Zに沿って直線状に延びている。
一対のガイド突起28は、ロック受けアーム19の連結部25の前述した厚み方向Zの両縁から凸に形成されており、奥行き方向Yに沿って直線状に延びている。また、一対のガイド突起28は、規制突起27の両端に連なっている。前述した規制突起27と一対のガイド突起28とは、連結部25上に乗り上げたロックアーム12の突部17と干渉する。
前述した脱落規制部5は、連結部25上に乗り上げたロックアーム12の突部17を前述した規制突起27と一対のガイド突起28との間に位置付けて、該ロックアーム12の突部17と干渉することで、該突部17が連結部25上から脱落することを規制する。
前述した構成のコネクタ1を組み立てる際には、まず、図5に示すように、仮係止アーム9をボディパネル2の孔7の内縁に仮係止させて、第1のコネクタハウジング3をボディパネル2の孔7に仮に取り付けておく。このとき、図4に示すように、ロックアーム12が前述した中立状態に位置付けられるとともに、位置決めアーム11がボディパネル2の孔7の内面を押圧している。
そして、図6及び図7に示すように、第1のコネクタハウジング3に第2のコネクタハウジング4を徐々に近づけて、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に徐々に挿入する。すると、図6に示すように、ロックアーム12の突部17と、ロック受けアーム19の連結部25とが互いに接触する。
そして、図8および図9に示すように、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に更に徐々に挿入する。すると、図8に示すように、ロックアーム12の突部17がロック受けアーム19の連結部25上を移動して、該ロックアーム12のアーム本体16が、突部17が本体部8から離れる方向に徐々に弾性変形する。
さらに、図10および図11に示すように、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に徐々に挿入する。すると、図11に示すように、解除突起15と、解除突部20とが互いに当接する。なお、図11に状態では、仮係止アーム9は、ボディパネル2の孔7の内縁に係止している。
そして、さらに、図12および図13に示すように、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に徐々に挿入する。すると、図12及び図14に示すように、ロックアーム12の突部17が、規制突起27を乗り越えて、連結部25上に乗り上げるとともに、前述した規制突起27と一対のガイド突起28との間に位置付けられる。さらに、突部17が連結部25上に乗り上げると、ロックアーム12のアーム本体16の前述した他端部がボディパネル2の孔7の内縁より第1のコネクタハウジング3の外側に突出する。
また、図16に示すように、解除突起15と解除突部20とが互いに当接して、仮係止アーム9のアーム本体14を前述した他端部が本体部8に近づく方向に弾性変形させる。そして、仮係止アーム9のボディパネル2の孔7の内縁への仮係止を解除する。すると、第2のコネクタハウジング4から押圧されて、第1のコネクタハウジング3がボディパネル2の孔7の奥に移動するとともに、図15に示すように、前述したロックアーム12のアーム本体16が孔7の内縁と干渉して、該第1のコネクタハウジング3がボディパネル2に対して移動することが規制される。
そして、図17及び図18に示すように、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に徐々に挿入する。さらに、図19及び図20に示すように、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に挿入するとともに、図21及び図22に示すように、第1のコネクタハウジング3の本体部8を第2のコネクタハウジング4の本体部18の外壁22間に挿入する。
すると、図23に示すように、突部17が連結部25を乗り越えて、ロックアーム12とロック受けアーム19とが互いに係合して、コネクタハウジング3,4同士が嵌合する。そして、第1のコネクタハウジング3の移動が許容される。さらに、図24に示すように、解除突起15と解除突部20とが互いに干渉しなくなり、仮係止アーム9が弾性変形していない中立状態に位置付けられる。
そして、図25及び図26に示すように、第2のコネクタハウジング4の奥壁21をボディパネル2に近づく方向に、互いに嵌合してコネクタハウジング3,4を奥行き方向Yに沿ってスライドさせる。すると、図26及び図27に示すように、解除突起15の平坦面15cと解除突部20の平坦面20cとが、奥行き方向Yに沿って相対する。こうして、第1のコネクタハウジング3と第2のコネクタハウジング4が、互いの間にボディパネル2を位置付けて、該ボディパネル2に設けられた孔7内に通されて互いに嵌合して、前述した構成のコネクタ1は、組み立てられる。
本実施形態によれば、ロック受けアーム19の連結部25上に乗り上げたロックアーム12の突部17が脱落規制部5によりロック受けアーム19の連結部25上から脱落することが規制される。このため、コネクタハウジング3,4同士の嵌合中に、仮係止アーム9の仮係止の解除に時間差が生じるなどして、図28に示すように、コネクタハウジング3,4同士が傾こうとしても、図29に示すように、脱落規制部5がロックアーム12の突部17と干渉して、一旦乗り上げたロックアーム12の突部17が連結部25上から脱落することを防止できる。
このように、一旦、ロック受けアーム19の連結部25上に乗り上げたロックアーム12の突部17が脱落することを防止できるので、コネクタハウジング3,4同士の嵌合中に、これらのコネクタハウジング3,4同士が分離することを防止でき、コネクタハウジング3,4同士の嵌合が困難になることを防止できる。したがって、コネクタハウジング3,4同士を確実に嵌合できる。
脱落規制部5がロック受けアーム19の連結部25の第1のコネクタハウジング3寄りの縁から突出した規制突起27を備えているので、ロックアーム12の突部17がロック受けアーム19の連結部25上から脱落しようとしても、該規制突起27がロックアーム12の突部17と干渉する。したがって、脱落規制部5が、一旦乗り上げたロックアーム12の突部17が、ロック受けアーム19の連結部25上から脱落することを確実に防止できる。
コネクタハウジング3,4間にボディパネル2を位置付けるので、第1のコネクタハウジング3がボディパネル2の孔7内で傾こうとしても、一旦乗り上げたロックアーム12の突部17がロック受けアーム19の連結部25上から脱落することを防止できる。したがって、コネクタハウジング3,4間にボディパネル2を位置付けても、該コネクタハウジング3,4同士の嵌合が困難になることを確実に防止でき、コネクタハウジング3,4同士を容易で確実に嵌合できる。
互いに嵌合したコネクタハウジング3,4同士を互いに離すと、変位部26の傾斜面17b,25a同士が互いに重なる。互いに嵌合したコネクタハウジング3,4同士を互いに離すと、前述した変位部26の傾斜面17b,25aが、突部17が本体部8から離れる方向にロックアーム12のアーム本体16を弾性変形させる。このため、互いの間にボディパネル2を位置付けてコネクタハウジング3,4が互いに嵌合すると、コネクタハウジング3,4同士を離そうとしても、図30及び図31に示すように、ロックアーム12のアーム本体16の前述した他端部がボディパネル2の孔7の内縁と干渉する。このため、一旦コネクタハウジング3,4同士を嵌合させると、該コネクタハウジング3,4がボディパネル2に対し移動することを防止でき、コネクタハウジング3,4が互いに分離することを防止できる。
仮係止アーム9の解除突起15と解除突部20とがボディパネル2に対するスライド方向に沿って相対する相対部としての平坦面15c,20cを備えている。このため、コネクタハウジング3,4同士が嵌合した状態で、平坦面15c,20c間の間隔を狭くすると、互いに嵌合したコネクタハウジング3,4間の相対的に移動可能な範囲を狭くすることができる。したがって、コネクタハウジング3,4のボディパネル2に対するガタを抑制できる。
さらに、平坦面15c,20cが、ボディパネル2に対するスライド方向に対し直交する方向に沿って平坦に形成されている。このため、コネクタハウジング3,4同士が嵌合すると、該コネクタハウジング3,4同士を離そうとしても、仮係止アーム9が変位することを防止できる。したがって、互いに嵌合したコネクタハウジング3,4同士が分離することを防止できる。
前述した実施形態では、平坦面15c,20cの双方を、奥行き方向Y則ちコネクタハウジング3,4のボディパネル2に対するスライド方向に対し直交する方向に沿って、平坦に形成している。しかしながら、本発明では、平坦面15c,20cのうち少なくとも一方を、奥行き方向Y則ちコネクタハウジング3,4のボディパネル2に対するスライド方向に対し直交する方向に沿って、平坦に形成すれば良い。前述した実施形態では、コネクタ1をボディパネル2に取り付けている。しかしながら、本発明では、コネクタ1をボディパネル2以外の種々のパネルに取り付けても良い。
さらに、前述した実施形態では、コネクタ1をボディパネル2に取り付けている。しかしながら、本発明では、コネクタ1をボディパネル2などの種々のパネルに取り付けなくても良い。則ち、本発明では、コネクタハウジング3,4間にボディパネル2などの種々のパネルを位置付けなくても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタを分解して示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図2中のIII部を拡大して示す断面図である。 図1に示されたコネクタの第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを相対させた状態を示す断面図である。 図4に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図4に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図6に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図6に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図8に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図8に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図10に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図10に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図12に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図12中のXIV部を拡大して示す断面図である。 図12に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図15に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図15に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図17に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図17に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図19に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図19に示された状態より第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを近づけた状態を示す断面図である。 図21に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図21に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合した状態を示す断面図である。 図23に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図23に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとをスライドさせた状態を示す断面図である。 図25に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの側面図である。 図26中のXXVII部を拡大して示す断面図である。 図12に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに傾いた状態を示す断面図である。 図28中のXXIX部を拡大して示す断面図である。 図25に示された第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを互いに離そうとした状態を示す断面図である。 図30中のXXXI部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 ボディパネル(パネル)
3 第1のコネクタハウジング
4 第2のコネクタハウジング
5 脱落規制部
6 移動規制許容部(移動規制許容手段)
7 孔
8 本体部
9 仮係止アーム(仮係止手段)
12 ロックアーム
15c 平坦面(相対部)
17 突部
18 本体部
19 ロック受けアーム
20 解除突部(解除手段)
20c 平坦面(相対部)
25 連結部(ロック受け部)
26 変位部(変位手段)
27 規制突起
Y 奥行き方向(スライド方向)

Claims (5)

  1. 第1のコネクタハウジングと、該第1のコネクタハウジングと嵌合する第2のコネクタハウジングと、を備えたコネクタにおいて、
    前記第1のコネクタハウジングは、端子金具を収容する本体部と、該本体部の互いに裏側に位置する一対の外表面それぞれに連なった弾性変形自在なロックアームと、を備え、
    前記第2のコネクタハウジングは、端子金具が取り付けられる本体部と、前記ロックアームが係合するロック受け部と、を備え、
    前記ロックアームは、前記第2のコネクタハウジング寄りの端部に前記本体部に向かって突出した突部を設けて、該突部が前記ロック受け部を乗り越えることで、前記ロック受け部に係合するとともに、
    前記ロックアームの突部が前記ロック受け部上に乗ると、該ロック受け部上から前記ロックアームの突部が脱落することを規制する脱落規制部を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記脱落規制部は、前記ロック受け部の前記第1のコネクタハウジング寄りの端部から突出した規制突起を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとは、互いの間にパネルを位置付けて、前記パネルの孔内に通されて互いに嵌合するとともに、
    前記第1のコネクタハウジングに設けられかつ前記パネルの孔に仮係止する仮係止手段と、
    前記仮係止手段が前記パネルの孔に仮係止した前記第1のコネクタハウジングに前記第2のコネクタハウジングを嵌合させる際に、前記第1のコネクタハウジングの前記仮係止手段の前記パネルの孔内への仮係止を解除する解除手段と、
    前記仮係止手段が前記パネルの孔に仮係止した前記第1のコネクタハウジングに前記第2のコネクタハウジングを嵌合させる際に、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合するまでは、前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを規制し、かつ前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合すると前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを許容する移動規制許容手段と、を備え、
    前記移動規制許容手段は、
    前記ロック受け部と、前記ロックアームと、を備え、
    前記ロック受け部上に前記ロックアームの突部が乗り上げて、該ロックアームが前記本体部から離れる方向に弾性変形して前記パネルの内縁と干渉することで、前記第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合するまで前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを規制するとともに、
    前記ロックアームの突部が前記ロック受け部を乗り越えると、弾性復元力により前記ロックアームが本体部に近づいて、前記第1のコネクタハウジングが前記パネルに対し相対的に移動することを許容することを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとが嵌合した状態で、前記第2のコネクタハウジングと前記第1のコネクタハウジングとを互いに離れる方向に変位させると、前記ロックアームを前記本体部から離れる方向に変位させる変位手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記仮係止手段と、前記解除手段とは、前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとが互いに嵌合した状態で、前記パネルに対するスライド方向に沿って互いに相対する相対部を備え、
    前記仮係止手段の相対部と、前記解除手段の相対部とのうち少なくとも一方は、前記パネルに対するスライド方向に直交する方向に沿って平坦に形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のコネクタ。
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