JP2007156894A - 協調制御データ配信方法、運転支援装置及び配信サーバ - Google Patents

協調制御データ配信方法、運転支援装置及び配信サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】走行支援を中止した地点において、走行支援を再開するための協調制御データ配信方法、運転支援装置及び配信サーバを提供する。
【解決手段】配信システム1は、道路データを記憶した地理データ記憶部、及び道路データに沿って車両の走行制御を行うCPUを備えた運転支援装置10と、運転支援装置10とネットワークNを介して接続された配信サーバ2とを備えている。運転支援装置10は、車両協調制御に沿わないメンテナンス地点を検出するとともに、検出したメンテナンス地点に関する検出データを、配信サーバ2に送信する。配信サーバ2は、各運転支援装置10から検出データを収集し、各検出データに基づいた更新データを運転支援装置10に配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、協調制御データ配信方法、運転支援装置及び配信サーバに関する。
近年、渋滞等の交通問題を解決し、自動車の円滑な走行を図るために、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems)の開発が進められている。このシステムの一
環として、安全運転を支援するシステムが開発されている。このシステムでは、急カーブ等の発見の遅れ、道路状況等の判断の誤り等の問題に対し、車々間通信、路車間通信、又は自動車に搭載された各種装置を用いて、道路状況や他車両に関する各種情報を提供する。さらに、自車両又は他車両の状況に応じて、車両に搭載された表示部やスピーカ等により警報を発し、道路状況に応じた運転操作を支援する。
このような装置として、道路形状に対応させて自動車の走行制御を行う車両制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この制御装置は、装置が有するデータベースに基づき自車両前方の道路形状を推定し、推定結果に基づいてトランスミッションECU(電子制御装置)等を制御する。そして、実際にその道路を走行した後、走行した実際の道路形状と推定した道路形状とを比較する。さらに、推定した道路形状と、データベースの道路形状とに大きな差異がある場合には、次回その道路を走行する際に、データベースに基づく走行制御を中止する。
特開平11−311316号公報
ところが、車両制御装置による走行制御を中止した後、その道路を走行する際は、常に走行制御が行われない状態になる。このため、走行制御を中止した道路に対するフォローが要求されている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、走行支援を中止した地点において、走行支援を再開するための協調制御データ配信方法、運転支援装置及び配信サーバを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、運転支援のための協調制御データを記憶した協調制御データ記憶手段、及び前記協調制御データに沿って車両の走行制御を行う協調制御手段を備えた運転支援装置と、前記運転支援装置とネットワークを介して接続された配信サーバとを用いて、前記協調制御データを更新する協調制御データ配信方法であって、前記運転支援装置が、前記協調制御データと前記車両の走行結果とが合わないメンテナンス地点を検出する段階と、検出したメンテナンス地点に関する検出データを、前記配信サーバに送信する段階と、前記配信サーバが、前記各運転支援装置から前記検出データを収集する段階と、更新した前記協調制御データを前記運転支援装置に送信する段階とを有することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の協調制御データ配信方法において、前記配信サーバが、前記各運転支援装置から収集した前記検出データに基づき、前記協調制御データの改訂を通知する通知情報を生成する段階と、前記通知情報を前記各運転支援装置に送信する段階と、前記各運転支援装置から受信したデータ更新要求に基づき、更新された前記協調制御データを前記運転支援装置に送信する段階と、前記運転支援装置が、前記配
信サーバから受信した前記通知情報を、出力手段に出力する段階と、前記通知情報に従って、前記データ更新要求を前記配信サーバに送信する段階とをさらに有することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の協調制御データ配信方法において、前記配信サーバが、前記各車両に搭載された前記各運転支援装置から収集した前記各検出データに基づき、前記メンテナンス地点又はメンテナンス地点を含む道路の数を示す前記通知情報を生成することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、車両に搭載された運転支援装置において、運転支援のための協調制御データを記憶した協調制御データ記憶手段と、前記協調制御データに沿って車両の走行制御を行う協調制御手段と、前記協調制御データと前記車両の走行結果とが合わないメンテナンス地点を検出するメンテナンス地点検出手段と、検出したメンテナンス地点に関する検出データを、配信サーバに送信する送信手段と、更新された協調制御データを、前記配信サーバから取得する更新データ取得手段とを備えることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の運転支援装置において、前記配信サーバから受信した、前記協調制御データの改訂を通知する通知情報を、出力手段に出力する出力制御手段をさらに備えることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の運転支援装置において、前記メンテナンス地点に対する前記協調制御データを生成する生成手段をさらに備え、前記送信手段は、前記運転支援装置が算出した前記協調制御データを含む前記検出データを、前記配信サーバに送信することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の運転支援装置において、前記出力制御手段は、前記配信サーバから受信した、前記メンテナンス地点の数を示す前記通知情報を前記出力手段に出力することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7のいずれか1項に記載の運転支援装置において、前記通知情報に基づき、前記メンテナンス地点を重み付けして、重要度の高いメンテナンス地点を判断する地点判別手段をさらに備え、前記出力制御手段は、重要度の高いメンテナンス地点に関する通知を前記出力手段に出力することを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の運転支援装置において、前記更新データ取得手段は、前記重要度の高いメンテナンス地点のデータ更新要求を前記配信サーバに送信することを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項5〜9のいずれか1項に記載の運転支援装置において、前記通知情報に基づき、重要度の高いメンテナンス道路数を算出し、そのメンテナンス道路数に応じて通知パターンを変更するパターン選択手段をさらに備えたことを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、車両に搭載された運転支援装置に、運転支援のための協調制御データを配信する配信サーバにおいて、前記各運転支援装置から、前記協調制御データと実際の走行結果とが合わないメンテナンス地点に関する検出データを収集する受信手段と、更新した前記協調制御データを前記運転支援装置に送信する配信手段とを備えたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、運転支援装置が、協調制御データと車両の走行結果とが合わないメンテナンス地点を検出した場合、検出データを配信サーバに送信する。配信サーバは、各運転支援装置から収集した検出データを受信して、検出データの収集を行う。そして、更新した協調制御データを各運転支援装置に送信する。このため、協調制御に沿わない地点も、協調制御データの更新を行うことで、協調制御を可能にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、配信サーバは、各運転支援装置から収集した検出データに基づいて通知情報を生成し、その通知情報を各運転支援装置に送信する。運転支援装置は、受信した通知情報を出力手段に出力し、通知情報に従って更新データの要求を行う。このため、データ更新前に、予め通知を行い、データ更新の可否を問うので、ドライバーにとって必要なタイミングでデータ更新を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、配信サーバは、各運転支援装置から収集したメンテナンスデータに基づき、メンテナンス地点の数又はメンテナンス地点を含む道路を示す通知情報を、運転支援装置に送信する。このため、運転支援装置では、データ更新が必要なメンテナンス地点の数を出力手段に出力するので、ドライバーは、データ更新が必要なメンテナンス地点の数を確認し、データ更新の可否を決定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、運転支援装置が、協調制御データと車両の走行結果とが合わないメンテナンス地点を検出した場合、検出データを配信サーバに送信する。そして、運転支援装置は、検出データに基づいた更新データを配信サーバから受信する。このため、協調制御に沿わない地点も、協調制御データの更新を行うことで、協調制御を可能にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、運転支援装置は、受信した通知情報を出力手段に出力し、通知情報に従って更新データの要求を行う。このため、データ更新前に、予め通知を行い、データ更新の可否を問うので、ドライバーにとって必要なタイミングでデータ更新を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、運転支援装置は、運転支援装置が算出した協調制御データを送信する。このため、配信サーバは、各運転支援装置から収集した協調制御データを統計することができる。従って、各協調制御データの統計により、最適化した協調制御データを各運転支援装置に配信できる。
請求項7に記載の発明によれば、運転支援装置は、データ更新が必要なメンテナンス地点の数を出力手段に出力するので、ドライバーは、データ更新が必要なメンテナンス地点の数を確認し、データ更新の可否を決定することができる。
請求項8に記載の発明によれば、運転支援装置は、メンテナンス地点を重み付けして、重要度の高いメンテナンス地点に関する通知を出力手段に出力する。このため、ドライバーは、重要度の高いメンテナンス地点の情報を得ることによって、データ更新の可否を決定することができる。
請求項9に記載の発明によれば、運転支援装置は、重要度の高いメンテナンス地点のデータ更新要求を配信サーバに送信する。このため、配信サーバから送信されるデータ量が軽減される。
請求項10に記載の発明によれば、通知情報に基づき、重要度の高いメンテナンス道路数を算出し、そのメンテナンス道路数に応じて、通知パターンを変更する。このため、例
えば重要度の高いメンテナンス道路数が多い場合には、ドライバーの注意を喚起することができる。
請求項11に記載の発明によれば、配信サーバは、各運転支援装置から収集した検出データを受信して、検出データの収集を行う。そして、検出データに基づき、更新データを各運転支援装置に送信する。このため、協調制御に沿わない地点も、協調制御データの更新を行うことで、協調制御を可能にすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図22に従って説明する。図1は、本実施形態における、配信システム1の概略図である。
図1に示すように、配信システム1は、配信サーバ2を有している。配信サーバ2は、一般通信回線網・専用通信回線網、衛星回線、基地局3等から構成されるネットワークNを介して、各車両Cに搭載された各運転支援装置10に接続されている。配信サーバ2は、各車両Cの運転支援装置10から、各車両Cが走行した道路の状況に関するプローブ情報Prを収集する。そして、収集したプローブ情報Prに基づき、各種データを生成して、そのデータを各運転支援装置10に配信する。
次に、運転支援装置10の構成について、図2に従って説明する。運転支援装置10は、協調制御手段、メンテナンス地点検出手段、送信手段、更新データ取得手段、生成手段、地点判別手段、パターン選択手段としてのCPU11、RAM12、ROM13、GPS受信部14、センサ側I/F部15及び通信部16を備えている。CPU11は、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS受信部14が受信した、緯度・経度等
の座標を示す位置検出信号を入力する。また、センサ側I/F部15を介して、車両Cに設けられた車速センサ50及びジャイロセンサ51から車速パルス、角速度ωをそれぞれ入力する。そして、CPU11は、これらの信号に基づき、電波航法及び自律航法を組み合わせて自車位置を検出する。
また、CPU11は、センサ側I/F部15を介して、Gセンサ52、上下加速度センサ53、車重センサ54から各種電気信号を入力する。Gセンサ52は、車両進行方向の加減速度αを検出し、加減速度αに応じた電気信号をセンサ側I/F部15に出力する。上下加速度センサ53は、サスペンションのバネ上の車体に取付けられ、バネ上の上下加速度βを検出して、上下加速度βに応じた電気信号をセンサ側I/F部15に出力する。車重センサ54は、車両Cの総重量Wを検出し、総重量Wに応じた電気信号をセンサ側I/F部15に送信する。例えば、車重センサ54は、シート下方等に配設されるとともに、車両Cのみの重量に、乗員による増加重量を加算した総重量Wを検出する。
また、運転支援装置10は、協調制御データ記憶手段としての地理データ記憶部20、出力制御手段としての画像プロセッサ21を備えている。地理データ記憶部20は、ハードディスク、又は光ディスク等の外部記憶媒体である。この地理データ記憶部20には、目的地までの経路を探索するための各経路ネットワークデータ(以下、経路データ22という)と、出力手段としてのディスプレイ25に地図画面25aを出力するための各地図描画データ23とが格納されている。
図3に示すように、経路データ22は、全国を各区域に区画したリージョン毎のデータであって、ヘッダ22a、ノードデータ22b、リンクデータ22c、リンクコスト22d、座標データ22e、バージョン22fを有している。ヘッダ22aは、各経路データ22を管理するためのデータを有している。ノードデータ22bは、交差点、道路の端点等を示す各ノードの番号等の識別データ、隣接するノードの識別データ等を有している。リンクデータ22cは、リンクIDや、接続ノードを示す各リンクID、通行規制を示す
データ等を有している。リンクコスト22dは、リンク長、平均旅行時間等から構成されるデータ群である。座標データ22eは、各ノードの絶対座標を示す。バージョン22fは、その経路データ22のバージョンを示している。
CPU11は、この経路データ22を用いて、目的地と現在の自車位置とを接続する推奨経路を探索する。このとき、リンクコスト22dのリンク長、平均旅行時間等を用い、最短距離となる推奨経路、走行時間が最も短縮化される推奨経路、経費が縮小できる推奨経路等のように、複数の経路を探索する。そして、CPU11は、各推奨経路を一度探索すると、その経路を表わすノード・リンクを示す、ノードデータ22b、リンクデータ22c、リンクコスト22d、バージョン22f等を、履歴データ24に格納される探索履歴データ24aとしてRAM12に記憶する。
また、CPU11は、車両Cが一度走行した道路は、履歴データ24中の走行履歴データ24bとして、RAM12に格納する。走行履歴データ24bは、経路探索の有無に関わらず、車両Cが走行した道路を示し、ノードデータ22b、リンクデータ22c、リンクコスト22d、バージョン22f等が記憶されている。
また、図4(a)に示すように、地図描画データ23は、全国の地図を分割したエリア毎に格納され、広域の地図から狭域の地図まで各階層毎に分かれている。各地図描画データ23は、ヘッダ23a、協調制御データとしての道路データ23b、背景データ23c、バージョン23dを有している。ヘッダ23aは、その地図描画データ23の階層、エリア等を示し、管理目的のデータである。道路データ23bは、地図上に表示される道路の形状を示すデータである。背景データ23cは、道路、市街地、河川等を描画する描画データである。
さらに、道路データ23bは、図4(b)に示すように、道路属性データ23g、制御パラメータ23h、リンク形状データ23i、接続データ23jを有している。道路属性データ23gは、道路名称、各道路に割り振られた道路番号、道路の方向、道路幅、車線数を有している。制御パラメータ23hは、道路の路面状況・形状を示すデータであって、カーブの曲率半径Ra、勾配(傾斜角)Da、道路の凹凸の粗さ又は細かさを示す波長λa、凹凸の鉛直方向の振幅の大きさを示す振幅レベルLa等を有している。
リンク形状データ23iは、道路の形状を示すためのデータであるとともに、座標データ23m、形状補完データ23nを有している。座標データ23mは、各リンク及び各ノードの座標を有している。形状補完データ23nは、リンクの途中に設定され、道路のカーブ形状を示すために設定された形状補間点に関するデータである。この形状補完データ23nは、形状補完点の座標、各形状補完点の連結部(リンク)の方位等のデータを有している。
運転支援装置10の画像プロセッサ21は、CPU11に基づき、自車位置から所定距離内の地図描画データ23を地理データ記憶部20から読出す。そして、リンク形状データ23iに基づいた形状の道路、背景データ23cに基づく市街地等を描画するための描画データを生成し、内蔵する画像メモリに一時記憶する。そして、描画データに基づく映像信号をディスプレイ25に出力する。地図画面25aには、自車位置を示す指標が25bが重畳されている。
車両Cが走行状態であるとき、CPU11は、GPS受信部14から受信した位置データと、ジャイロセンサ51から受信した角速度ωと、道路データ23bとを照合して、マップマッチングを行う。例えば、CPU11は、位置データ及び角度変位量に基づき車両Cの走行軌跡を算出して、その走行軌跡と、道路データ23b内に基づく道路形状とを比
較する。そして、類似性が高い道路を、車両Cが現在走行している道路であると判断する。マップマッチングの結果、類似性の高い道路が検出されなかった場合、CPU11は、そのマップマッチングが失敗した道路又は地点を、メンテナンス地点として認識し、そのメンテナンス地点に関する検出データ30をRAM12に記憶する。図5(a)に示すように、検出データ30は、地図描画データ23のバージョン23d、経路データ22又は地図描画データ23に基づくリンクID30a、座標データ23m等に基づく座標30b、属性30cを有している。属性30cは、マップマッチングが失敗した際の、車両Cの走行軌跡等である。
また、運転支援装置10は、図2に示すように音声プロセッサ17を備えている。音声プロセッサ17は、CPU11の制御に従って、図示しない音声ファイルデータベースから音声ファイルを読出して音声信号を出力手段としてのスピーカ26に出力する。これにより、経路を案内する案内音声等が出力される。
また、運転支援装置10は、外部入力I/F部18と、外部出力I/F部19とを備えている。外部入力I/F部18は、運転支援装置10のディスプレイ25に隣設された操作スイッチ27等が操作されたとき、その入力操作に応じた電気信号をCPU11に出力する。また、ディスプレイ25は、タッチパネルであって、タッチパネルが入力操作されると、外部入力I/F部18は、入力操作に応じた電気信号をCPU11に出力する。
また、CPU11は、道路データ23b(協調制御データ)に基づき判断処理を行うとともに、車両ECU55に外部出力I/F部19を介して制御信号を出力して、いわゆる車両協調制御を行う。車両ECU55は、例えばトランスミッションECU、サスペンションECU等があるが、ここでは図示を省略する。尚、車両協調制御とは、運転支援装置10が、道路データ23b等に基づき道路形状や路面状況を推測して、推測した道路形状や路面形状に応じて行う車両Cの制御であって、本実施形態では加減速制御・段差制御を行う。
加減速制御は、道路形状に応じて、トランスミッションECU等を制御して、車両Cの速度を調節するための制御である。まず、運転支援装置10のCPU11は、推奨経路の探索を実行している間は、その推奨経路内であって、車両Cの現在位置から所定距離内の道路に相当する道路データ23bを読み出す。そして、道路データ23bに基づき、進行方向前方の道路の曲率半径Ra、道路を走行するときの車両Cの旋回角度、及びカーブ区間の距離を取得及び算出する。経路探索を行わず、単に車両Cの現在位置周辺を案内している場合には、車両Cの現在位置から所定距離内の道路に相当する道路データ23bに基づき、道路の曲率半径Ra、旋回角度、及びカーブ区間の距離を算出する。
また、CPU11は、旋回角度が閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上であった場合には、コーナ制御を行う。このとき、CPU11は、ROM13から図示しない推奨速度マップを読出す。推奨速度マップは、曲率半径Raと推奨速度Vrとを関連付けた曲線であって、この曲線からは、曲率半径Raが小さい場合には小さい推奨速度Vrを、曲率半径Raが大きい場合には比較的大きい推奨速度Vrを算出される。CPU11は、曲率半径Raと、推奨速度マップとに基づき、そのカーブを曲がる際の推奨速度Vrを算出する。
そして、車両Cがカーブ入口から所定距離手前に到達すると、CPU11は、車速センサ50に基づく現在の速度Vと、推奨速度Vrとに基づいて、推奨変速段Trを算出する。このとき、CPU11は、道路データ23b中の勾配Daを読み出し、勾配Daが大きいと判断した場合には、推奨変速段Trを補正する。即ち、車両Cを登板路において減速させる場合には、シフトダウンの変速を行わなくても、減速効果が得られる。
さらに、CPU11は、車重センサ54に基づく車両の総重量Wに応じて、推奨変速段Trを補正する。そして、算出した推奨変速段Trに基づき、車両ECU55(トランスミッションECU)を制御する。その結果、急カーブの入口に車両Cが進入する際には、車両ECU55の制御に基づきシフトダウンされ、推奨速度Vrまで減速されることとなる。
カーブ制御を実行している間には、CPU11は、自ら曲率半径R及び勾配Dを算出する。具体的には、CPU11は、速度V、角速度ω、加減速度α、上下加速度β、車両Cの総重量W等の車両情報を、車速センサ50、ジャイロセンサ51、Gセンサ52、上下加速度センサ53及び車重センサ54から取得する。また、速度Vの微分値から算出した加速度γ、及びGセンサ52による加減速度αを用いて、以下の式に基づき、勾配D(傾斜角)を算出する。
D=arcsin{(γ−α)/g}・・・(式1)
さらに、速度V及び角速度ωに基づき、曲率半径R(=V/ω)を算出する。そして、勾配D及び曲率半径Rを、RAM12に記憶する。
また、運転支援装置10のCPU11は、推奨経路の案内を行っている場合には、その推奨経路内であって、車両Cの現在位置から所定距離内の道路に相当する道路データ23bに基づき、道路の段差形状を検出する。道路データ23bは、上記したように、段差形状を示す波長λa、振幅レベルLaを有している。波長λaは、図6に示すように、その道路を走行した場合の揺れのピークとなるピーク点Pの間の距離を示す。
CPU11は、道路データ23bに基づき、ROM13に記憶された振幅レベルマップ60(図18参照)を用いて振幅レベルLaを算出する。振幅レベルマップ60は、上下加速度β及び振動数Na(=速度V/波長λa)と、揺れのレベル値とを関連付けたテーブルである。車両Cが、段差が生じている箇所まで到達すると、CPU11は、レベル値が高い場合には、サスペンションを硬く、レベル値が低い場合には、サスペンションを柔らかくする必要があると判断し、レベル値に応じた信号を車両ECU55(サスペンションECU)に出力する。車両ECU55は、サスペンションのショックアブソーバの減衰力を制御して、振幅レベルLaが大きくなるほど減衰力を比較的小さくする。
また、段差制御を実行している間、CPU11は、車両情報に基づいて、自ら波長λ、振幅レベルLを算出し、RAM12に記憶する。具体的には、速度V、上下加速度β、総重量W等の車両情報を、車速センサ50、上下加速度センサ53及び車重センサ54から取得する。また、上下加速度βの変化を追跡して、上下加速度βの変曲点を検出し、路面の凸部のピーク点Pを検出する。そして、変曲点が検出された時間T1と、次の変曲点が検出された時間T2を求める。また、ピーク点Pが検出されたピーク間隔ΔT(=T2−T1)と、速度Vとを乗算して、各ピーク点Pの間の距離を示す波長λを算出する。さらに、波長λと速度Vとに基づき、振動数N(=V/λ)を算出する。そして、算出した波長λと振動数Nとを、RAM12に記憶する。
このように、CPU11により、加減速制御及び段差制御が行われ、曲率半径R等の各種パラメータが生成されると、CPU11は、それらのデータと、道路データ23bとを比較する。そして、曲率半径R、勾配D、波長λ、振幅レベルLのうち、道路データ23b中の曲率半径Ra、勾配Da、波長λa及び振幅レベルLaと異なるデータがある場合には、その差が閾値未満であるか否かを判断する。本実施形態では、各パラメータの差(例えば、勾配D,Da)は、各パラメータの値に対する割合(例えば、ΔD/Da)で表され、閾値は、10%に設定されている。
例えば、算出した勾配Dが、道路データ23b中の勾配Daと10%以上異なる場合には、その地点をメンテナンス地点として認識し、検出データ30としてRAM12に記憶する。検出データ30は、上記したように、バージョン23d、リンクID30a、座標30b、属性30cが記憶されているが(図5(a)参照)、属性30cの中には、運転支援装置10が算出したパラメータであって、差が10%以上であった値(例えば、勾配D)が記憶されている。
このように、運転支援装置10は、マップマッチングに失敗した地点、実際に車両協調制御が適切に実行されなかった地点を、メンテナンス地点として認識する。マップマッチングに失敗した地点は、その位置に道路が新設されているか、道路が改修されていることが想定されるので、そもそも道路データ23bが存在せず、車両協調制御を実行できないと判断する。そして、CPU11は、所定のタイミングで、RAM12に検出データ30が記憶されているか否かを判断し、検出データ30が記憶されている場合には、その検出データ30をプローブ情報Prとして、通信部16を介して配信サーバ2に送信する。
図7に示すように、配信サーバ2は、受信手段、通知手段、配信手段としてのCPU40、RAM41、ROM42、及び通信部43を備える。さらに、配信サーバ2は、サーバ側地理データ記憶部45を備える。CPU40は、ROM42に格納されたデータ更新プログラムに従って、データ更新のための各種処理を行う。
サーバ側地理データ記憶部45には、全国地図に対応した、最新版のサーバ側経路データ46、サーバ側描画データ47が格納されている。サーバ側経路データ46は、運転支援装置10の経路データ22と同様に、ヘッダ46a、ノードデータ46b、リンクデータ46c、リンクコスト46d、座標データ46e、バージョン46fを有している。また、サーバ側描画データ47は、運転支援装置10の地図描画データ23と同様に、ヘッダ47a、道路データ47b、背景データ47cを有している。
さらに、配信サーバ2は、ユーザデータ記憶部48を備えている。ユーザデータ記憶部48には、各運転支援装置10に対応するユーザデータ48aが格納されている。ユーザデータ48aには、各運転支援装置10に対して付与されたIPアドレス等のID、ユーザが更新用の経路データ22等を購入した際に、ユーザに対して課金を行うための各種データが格納されている。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図8〜図17に従って説明する。
まず、メンテナンス地点の登録処理について、図8〜17に従って説明する。運転支援装置10は、車両走行中、マップマッチング、車両協調制御(加減速制御、段差制御)を行いながら、メンテナンス地点の検出を行う。
まず、運転支援装置10のCPU11は、GPS受信部14、車速センサ50及びジャイロセンサ51に基づき、車両Cの現在位置を検出する(ステップS1−1)。また、自車位置を、道路データ23bの中の道路に位置付けて、マップマッチングを行う。
そして、CPU11は、マップマッチングにより、自車位置を道路上に位置付けできたか否かを判断する(ステップS1−2)。例えば、走行軌跡が直線状であるにも関わらず、道路データ23bに基づく道路形状が曲線状である場合には、マップマッチング失敗と判断する(ステップS1−2においてNO)。この場合、CPU11は、マップマッチングが失敗した地点を、メンテナンス地点として登録する(ステップS1−3)。このとき、地図描画データ23のバージョン23d、道路データ23b内のリンクID、座標データ23mを検出データ30に格納する。また、マップマッチングの失敗を示す識別データ
、走行軌跡を示す座標データ等を、属性30cとして検出データ30に格納する。また、CPU11は、RAM12に記憶されたメンテナンス地点カウンタC1の値を、インクリメントする。このメンテナンス地点カウンタC1は、RAM12に記憶された検出データ30の数を累積するカウンタである。
自車位置を道路上に位置付けできた場合には(ステップS1−2においてYES)、ステップS2−1に進む。
次に、CPU11は、図9に示すように、ジャイロセンサ51から角速度ωを取得し、車速センサ50から速度Vを取得する(ステップS2−1)。さらに、速度Vを角速度ωで除算して、曲率半径R(=V/ω)を算出する(ステップS2−2)。また、CPU11は、道路データ23bから、車両Cが現在走行している道路の曲率半径Raを読出す(ステップS2−3)。尚、車両Cが、「急カーブ」等を示すフラグが対応付けられた地点に到達した際に、曲率半径Rの算出を行うようにしてもよい。
そして、CPU11は、角速度ω及び速度Vに基づき算出した曲率半径Rと、道路データ23bの曲率半径Raとを比較し、その差が閾値(10%)未満であるか否かを判断する(ステップS2−4)。曲率半径R,Raの差が10%以上であると判断すると(ステップS2−4においてNO)、曲率半径R,Raが異なる地点を、メンテナンス地点として登録する(ステップS2−5)。このとき、CPU11は、検出データ30に、地図描画データ23のバージョン23d、道路データ23b内のリンクID及び座標データ23mを格納する。さらに、曲率半径R,Raが異なることを示す識別データ、新たに算出した曲率半径Rを含む属性30cを検出データ30に格納する。そして、この検出データ30をRAM12に記憶する。また、CPU11は、RAM12に記憶されたメンテナンス地点カウンタC1の値を、インクリメントする。差が10%未満であると判断した場合には(ステップS2−4においてYES)、ステップS3−1に進む。
図10に示すように、ステップS3−1において、CPU11は、Gセンサ52から上下加速度βを取得する。また、車速センサ50から取得した速度Vを微分して、進行方向の加速度γを算出する(ステップS3−2)。さらに、取得した上下加速度β、加速度γと、上記した数式(1)に基づき、勾配Dを算出する(ステップS3−3)。また、CPU11は、道路データ23bから、勾配Daを読出す(ステップS3−4)。そして、上下加速度β及び加速度γに基づき算出した勾配Dと、道路データ23bの勾配Daとの差が閾値未満であるか否かを判断する(ステップS3−5)。本実施形態では、この閾値を10%とし、勾配D,Daの差が10%未満である場合には(ステップS3−5においてYES)、ステップS4−1に進む。
勾配D,Daの差が10%以上である場合には(ステップS3−5においてNO)、勾配D,Daの差が10%以上である地点を、メンテナンス地点として登録する(ステップS3−6)。具体的には、CPU11は、検出データ30に、地図描画データ23のバージョン23d、道路データ23b内のリンクID及び座標データ23mを格納する。また、新たに算出した勾配D、勾配が異なることを示す識別データを属性30cとして検出データ30に格納する。そして、この検出データ30をRAM12に記憶する。このとき、RAM12に記憶されたメンテナンス地点カウンタC1の値を、インクリメントする。
次に、CPU11は、波長又振幅レベルが道路データ23bと異なるメンテナンス地点を検出する。図11に示すように、CPU11は、上下加速度センサ53から上下加速度βを取得する(ステップS4−1)。さらに、上下加速度βの変化を追跡して、上下加速度βの変曲点を検出し、変曲点が検出された時間T1と、次の変曲点が検出された時間T2を求める。また、各変曲点が検出された時間のピーク間隔ΔT(=T2−T1)を算出するとともに、速度Vをピーク間隔ΔTに乗算して、路面の凹凸形状を示す波長λを算出
する(ステップS4−2)。
さらに、CPU11は、ピーク間隔ΔTに基づき、振動数N(=1/ΔT)を算出する(ステップS4−3)。さらに、CPU11は、車重センサ54から、そのときの車両Cの総重量Wを取得する(ステップS4−4)。
そして、CPU11は、上下加速度β、振動数Nと、図18に示す振幅レベルマップ60とに基づき、振幅レベルLを判断する(ステップS4−5)。振幅レベルマップ60は、3段階の上下加速度β(小)、上下加速度β(中)、上下加速度β(大)と、列方向の振動数N(大)、振動数N(中)、振動数N(小)とから、振幅レベルLを算出可能になっている。このとき、車両Cの総重量Wが第1の所定値以上である場合には、車両重量が「大」であると判断し、上下加速度β(小)の絶対値は、0.05〜0.15m/sの範囲に設定される。また、上下加速度β(中)の絶対値は、0.15〜0.25m/sの範囲、上下加速度β(大)の絶対値は、0.25m/s〜に設定される。
総重量Wが、第2の所定値以上、第1の所定値未満であって、「中」であると判断すると、上下加速度β(小)の絶対値は、0.1〜0.2m/sの範囲に設定され、上下加速度β(中)の絶対値は、0.2〜0.3m/sの範囲に、上下加速度β(大)の絶対値は、0.3m/s〜の範囲に設定される。
総重量Wが、第2の所定値未満であって、「小」であると判断すると、上下加速度β(小)の絶対値は、0.15〜0.25m/sの範囲に設定され、上下加速度β(中)の絶対値は、0.25〜0.35m/sの範囲に、上下加速度β(大)の絶対値は、0.35m/s〜の範囲に設定される。即ち、車両Cの総重量Wが大きくなるほど、比較的大きな上下加速度βでも、低い振幅レベルLが算出され、総重量Wが小さくなるほど、比較的小さな上下加速度βでも、高い振幅レベルLが算出される。
この振幅レベルマップ60に基づき、振幅レベルLを算出すると、CPU11は、ステップS4−2で算出した波長λと、道路データ23bに記憶された波長λaとを比較して、その差が閾値未満であるか否かを判断する。本実施形態では、この閾値は10%に設定されている。また、ステップS4−5で算出した振幅レベルLと、道路データ23bに記憶された振幅レベルLaが異なるか否かを判断する(ステップS4−6)。波長λと道路データ23bの波長λaとの差が閾値未満及び各振幅レベルL,Laが同じであると判断した場合には(ステップ4−6においてYES)、ステップS4−8に進む。
CPU11が、各波長λ,λaの差が閾値以上、又は各振幅レベルL,Laが異なると判断した場合には(ステップS4−6においてNO)、その地点をメンテナンス地点として登録する(ステップS4−7)。このとき、CPU11は、バージョン23d、リンクID、座標データ23mを記憶した検出データ30を生成する。またその検出データ30に、新たに算出した波長λと、波長が異なる事を示すフラグを、属性30cとして記憶する。そして、その検出データ30をRAM12に記憶する。また、CPU11は、RAM12に記憶されたメンテナンス地点カウンタC1の値を、インクリメントする。
ステップS4−8では、CPU11は、終了トリガの入力があるか否かを判断する。終了トリガは、本実施形態ではイグニッションモジュールのオフ信号、又は運転支援装置10の主電源のオフ信号である。終了トリガを入力した場合には(ステップS4−8においてYES)、処理を終了する。このとき、RAM12に記憶された検出データ30は消去されずに、開始トリガ(イグニッションモジュールのオン信号、主電源のオン信号)を入力するまで記憶する。終了トリガを入力しない場合には(ステップS4−8においてNO)、ステップS1−1に戻り、車両Cが走行している間、車両協調制御と、メンテナンス
地点の登録とを繰り返す。このようにして、車両走行中には、メンテナンス地点の検出データ30が蓄積される。尚、上記したように、メンテナンス地点は、道路の新設又は改修により、曲率半径Ra等の制御パラメータ23hやリンク形状データ23i等が無く、車両協調制御を実行できない地点と、曲率半径・勾配・波長・振幅レベルが制御パラメータ23hと異なるために車両協調制御が実行できなかった地点とが含まれる。
次に、データ更新に関する処理について、図12〜図17に従って説明する。まず、運転支援装置10がスリープ状態にあるとき、CPU11は、開始トリガの入力を待つ(ステップS5−1)。開始トリガは、本実施形態では、イグニッションモジュールのオン信号又は運転支援装置10の主電源のオン信号である。
開始トリガを入力したと判断すると(ステップS5−1においてYES)、通常のナビゲーション処理を起動し、自車位置の検出を行う。また、CPU11は、RAM12に記憶されたメンテナンス地点カウンタC1の値を取得して、未登録のメンテナンス地点数を取得する(ステップS5−2)。
また、CPU11は、メンテナンス地点数に基づき、配信サーバ2に送信されていない、未登録のメンテナンス地点があるか否かを判断する(ステップS5−3)。即ち、メンテナンス地点カウンタC1の値が「0」等の初期値であって、未登録のメンテナンス地点が無いと判断した場合には(ステップS5−3においてNO)、次の処理である更新データ数の収集処理(ステップS6−1)に移行する。
メンテナンス地点カウンタC1の値が「0」以上であって、未登録のメンテナンス地点があると判断した場合には(ステップS5−3においてYES)、RAM12に記憶された検出データ30を、バージョン22f,23dとともに、配信サーバ2に対して送信する(ステップS5−4)。配信サーバ2に検出データ30を送信すると、CPU11は、メンテナンス地点カウンタC1の値を「0」に初期化する(ステップS5−5)。
配信サーバ2は、このように各地域を走行する各車両Cの運転支援装置10から収集した、プローブ情報Prとしての各検出データ30を、それぞれRAM41に記憶する。そして、各運転支援装置10から収集した各検出データ30を統計処理する。例えば、配信サーバ2のCPU40は、各検出データ30が示すメンテナンス地点を含む道路を判断する。また、CPU40は、検出データ30の属性30cに基づき、メンテナンス地点を含む道路が、新設道路であるか、改修道路であるか、又は車両協調制御が適切に実行できなかった道路であるかを判断する処理を行う。例えば、属性30cに、マップマッチングの失敗を示す識別データが記憶されていた場合、最新の道路データ47bと車両Cの走行軌跡とを参照して、新設道路であるか又は改修道路であるかを判断する。属性30cに、曲率半径R,Ra、又は勾配D,Da、又は波長λ,λa、又は振幅レベルL,Laの差が閾値以上であることを示す識別データが記憶されている場合、車両協調不可道路であると判断する。さらに、最新版のサーバ側経路データ46、又はサーバ側描画データ47の更新点を検出した場合には、ノードデータ46bやリンクデータ46c、座標データ46e等を更新する。又は、属性30cに含まれている曲率半径R、勾配D、波長λ又は振幅レベルLを、サーバ側描画データ47の道路データ47bに記憶して更新する。そして、更新したリージョンのバージョン46f,47dを、更新する。
また、配信サーバ2のCPU40は、メンテナンス地点を含む道路(メンテナンス道路)が、新設道路又は改修道路であると判断した場合には、RAM41に記憶された新設道路数カウンタC2又は改修道路数カウンタC3とをインクリメントする。新設道路数カウンタC2は、各バージョンの移行過程で、新設された道路を計数するカウンタである。例え
ばバージョン「1」と最新版のバージョン「5」との間の新設道路をカウントする第1新
設道路数カウンタC2aと、バージョン「2」と最新版のバージョン「5」との間の新設
道路をカウントする第2新設道路数カウンタC2b等が設定されている。CPU11は、
受信したバージョン22f,23dを参照し、そのバージョン22f,23dを始点とした移行期間の新設道路数カウンタC2、改修道路数カウンタC3をインクリメントする。
メンテナンス地点を含む道路が、車両協調制御が適切に実行できなかった道路であると判断した場合には、RAM41に記憶された制御不可道路数カウンタC4をインクリメン
トする。制御不可道路数カウンタC4も、新設道路数カウンタC2と同様に、各バージョンの移行過程で生じた、車両協調不可である道路を累積する各カウンタがそれぞれ設定されている。
さらに、配信サーバ2のCPU40は、検出データ30及び各カウンタC2〜C4に基づいて、通知情報としてのメンテナンス通知データ65及び詳細通知データ66を生成する。図5(b)に示すように、メンテナンス通知データ65は、各旧バージョンの数だけ生成され、各カウンタC2〜C4が計数した、新設道路数65a、改修道路数65b、制御不可道路数65cが含まれている。新しいバージョンになるほど、そのバージョンに対応するメンテナンス通知データ65の各道路数65a〜65cは少なくなる。
図5(c)に示すように、詳細通知データ66には、サーバ側描画データ47に基づく道路番号66a、属性66bが記憶されている。属性66bには、その道路が、新設道路、改修道路、協調制御不可道路のいずれかであるのかを示す識別データが記憶されている。また、サーバ側経路データ46及びサーバ側描画データ47に、検出データ30に基づく、新設道路、改修道路、協調制御不可道路が反映されている場合には、新設道路、改修道路、協調制御不可道路に関する、リンクコスト、道路種別(国道、県道、高速道路等)が、属性66bに記憶されている。この道路番号66a及び属性66bからなるデータは、新設道路・改修道路・協調制御不可道路の数だけ記憶されている。また、詳細通知データ66は、旧いバージョンの数だけ生成されている。
次に、運転支援装置10が更新データ数を取得する処理について、図13に従って説明する。検出データ30を送信すると、運転支援装置10のCPU11は、配信サーバ2に対して、データ更新を要する道路を示す、新設道路数・改修道路数・協調制御不可地点数の取得要求と、経路データ22のバージョン22f、地図描画データ23のバージョン23dとを送信する(ステップS6−1)。複数のバージョン22f,23dが混在している場合には、各バージョン22f,23dと、ヘッダ22a,23aとを送信する。
配信サーバ2は、この要求を受信すると、受信したバージョン22f,23dと最新版のバージョンとの間の差異を示すメンテナンス通知データ65をRAM41から読出して、運転支援装置10に送信する(ステップS6−2)。
運転支援装置10のCPU11は、受信したメンテナンス通知データ65に基づき、ダウンロードをしていないデータがあるか否かを判断し(ステップS6−3)、未ダウンロードデータがある場合には(ステップS6−3においてYES)、道路番号のダウンロードを要求する(ステップS6−4)。未ダウンロードデータがない場合には(ステップS6−3においてNO)、コスト算出処理(ステップS7−1)に進む。
配信サーバ2は、未ダウンロードデータの要求を受信すると、要求された道路番号、属性を含む詳細通知データ66をRAM41から読出し、運転支援装置10に送信する(ステップS6−5)。運転支援装置10は、受信した詳細通知データ66を、RAM41に記憶する(ステップS6−6)。
次に、メンテナンス地点のコスト算出処理について、図14に従って説明する。運転支援装置10のCPU11は、配信サーバ2から受信した詳細通知データ66に基づき、データ更新の必要がある道路のコストを未計算であるか否かを判断する(ステップS7−1)。例えば、運転支援装置10のRAM12に、コスト算出フラグを記憶し、このコスト算出フラグが「ON」であった場合には、コストを算出済みであると判断して(ステップS7−1においてNO)、コスト算出処理を終了する。
コスト算出フラグが「OFF」であった場合には、コストを未計算であると判断して(ステップS7−1においてYES)、詳細通知データ66の道路番号66aに基づき、コスト算出を行う(ステップS7−2)。具体的には、CPU11は、道路番号66aに対応する道路が、図19に示すコスト判定マップ61に設定された道路に該当するか否かを判断する。コスト判定マップ61は、メンテナンス道路を重み付けするためのマップであって、各条件項目61a〜61jが設定され、各条件項目61a〜61jには、コスト61p〜61yが設定されている。
条件項目61aには、メンテナンス道路が、「自宅周辺から所定距離(50km)以内」が設定されている。条件項目61aを満たす場合には、コスト61pである「5」が、そのメンテナンス道路のコストとして算出される。
条件項目61b〜61dは、「登録済みの目的地までの最短距離ルートになりうる道」、「登録済みの目的地までの最短時間ルートになりうる道」、「登録済みの目的地までの最小料金ルートになりうる道」であって、「5」のコスト61q〜61sが設定されている。CPU11は、詳細通知データ66の属性66bに、メンテナンス道路のリンクコストが含まれている場合には、各目的地までの探索履歴を示す、上記した探索履歴データ24aをRAM12から読出す。そして、その目的地までの推奨経路を、メンテナンス道路のリンクコストを反映した経路データ22を用いて再探索する。そして、距離、時間又は料金のいずれかが短縮又は縮小されるか否かを判断し、短縮又は縮小される場合には、メンテナンス道路のコストに「5」を加算する。このとき、例えば距離、時間及び料金のうち複数が短縮又は縮小される場合には、該当する条件項目61b〜61dの数だけ、「5」を加算する。
条件項目61eは、そのメンテナンス道路が主要道路であるかであって、「2」のコスト61tが設定されている。CPU11は、受信した属性66bに基づき、そのメンテナンス道路が主要道路であるか否かを判断する。また、条件項目61fは、そのメンテナンス道路が自宅の同一県内であるか否かであって、「2」のコスト61uが関連付けられている。また、条件項目61gは、「走行履歴ルートから半径1km以内」であって、「2」のコスト61vが関連付けられている。CPU11は、上記した走行履歴データ24bに基づき、そのメンテナンス道路が、走行履歴のある道路から1km以内であるか否かを判断する。
また、条件項目61hは、「自宅の隣接県内」であって、「1」のコスト61wが設定され、条件項目61iは、「走行履歴ルートから半径10km以内」であって、「1」のコスト61xが関連付けられている。さらに、条件項目61jは、その他の道路であって、「1」のコスト61yが関連付けられている。
CPU11は、このコスト判定マップ61に基づき、通知する新設道路があるか否かを判断する(ステップS7−3)。具体的には、CPU11は、算出したコストが「5」以上であって、詳細通知データ66の属性66bに、「新設道路」を示す識別データが含まれているか否かを判断する。新設道路がないと判断すると(ステップS7−3においてNO)、ステップS7−5に進む。
新設道路があると判断すると(ステップS7−3においてYES)、CPU11は、RAM12に記憶された新設道路数カウンタC5の値をインクリメントする(ステップS7
−4)。
さらに、CPU11は、通知する改修道路があるか否かを判断する(ステップS7−5)。具体的には、CPU11は、算出したコストが「5」以上であって、詳細通知データ66の属性66bに、「改修道路」が記憶されているか否かを判断する。改修道路がないと判断すると(ステップS7−5においてNO)、ステップS7−7に進む。
改修道路があると判断した場合(ステップS7−5においてYES)、CPU11は、RAM12に記憶された改修道路数カウンタC6の値をインクリメントする(ステップS
7−6)。
また、CPU11は、算出したコストが「5」以上であって、詳細通知データ66の属性66bに「協調制御不可道路」が記憶されているか否かを判断する(ステップS7−9)。協調制御不可道路ではないと判断した場合(ステップS7−9においてNO)、通知方法判断処理(ステップS8−1)に進む。
協調制御不可道路があると判断した場合(ステップS7−9においてYES)、制御不可道路数カウンタC7をインクリメントして(ステップS7−10)、通知方法判断処理
(ステップS8−1)に進む。
その結果、各運転支援装置10ごとに、車両Cが通行する可能性が高いメンテナンス道路の数が算出される。即ち、詳細通知データ66で通知されたメンテナンス道路のうち、車両Cを運転操作するドライバーにとって必要性の高い道路が判別され、その数が、新設道路数カウンタC5、改修道路数カウンタC6、制御不可道路数カウンタC7に記憶される
次に、通知方法判断処理について、図15に従って説明する。運転支援装置10のCPU11は、図20に示す通知パターンマップ62を、ROM13から読出す(ステップS8−1)。通知パターンマップ62は、メンテナンス道路数と、各種通知方法とを関連付けている。
CPU11は、この通知パターンマップ62に基づき、通知方法を選択する(ステップS8−2)。詳述すると、CPU11は、通知パターンマップ62に基づき、メンテナンス道路数が「0〜9」である場合には、運転支援装置10の起動時の通知画像を「表示」、起動時の通知音声が「通知なし」と判断する。また、車両C走行中に、そのメンテナンス道路に接近したとき、通知画像の描画が「なし」と判断する。
また、CPU11は、メンテナンス道路数が「10〜99」であると判断すると、起動時の通知画像の描画を行い、データ更新を推奨する音声を出力すると判断する。さらに、メンテナンス道路に接近したときは、通知画像の描画を行うと判断する。
さらに、CPU11は、メンテナンス道路数が「100〜」であると判断すると、起動時の通知画像の描画を行い、データ更新を警告する音声を出力するとともに、メンテナンス道路に接近した場合には、通知画像の描画を行うと判断する。
そして、CPU11は、選択した通知パターンが、起動時の通知画像を表示するパターンであるか否かを判断する(ステップS8−3)。本実施形態では、起動時の通知画像を
表示しないパターンは設定されていないが、起動時の通知画像を表示しないパターンが選択された場合には(ステップS8−3においてNO)、ステップS8−5に進む。
通知画像の描画を表示すると判断した場合(ステップS8−3においてYES)、ROM13等から画像描画用の描画データを読出し、通知画像を出力する(ステップS8−4)。その結果、図21に示す通知画像70がディスプレイ25に表示される。通知画像70には、新設道路数表示70aと、改修道路数表示70bと、制御不可道路数表示70cとが表示されている。新設道路数表示70aは、メンテナンス通知データ65の新設道路数65aに基づく新設道路数と、コストが「5」以上である新設道路数が表示されている。同様に、改修道路数表示70bには、メンテナンス通知データ65の改修道路数65bに基づく改修道路数と、コストが「5」以上の改修道路数とが表示されている。制御不可道路数表示70cには、メンテナンス通知データ65の制御不可道路数65cと、コストが「5」以上の協調制御不可道路の数とが表示されている。
次に、CPU11は、選択したパターンが、音声出力を行うパターンであるか否かを判断する(ステップS8−5)。音声出力を行うパターンである場合(ステップS8−5においてYES)、その音声の種類が推奨音声であるか警告音声であるかを判断し、音声プロセッサ17を制御して、その音声を出力する(ステップS8−6)。その結果、図21に示すように、推奨音声71又は警告音声(図示省略)が出力されるので、ドライバーは、通知画像70及び推奨音声71(又は警告音声)に基づいて、更新の必要性を判断する。
次に、データ更新処理について図16に従って説明する。運転支援装置10のCPU11は、更新実行の入力操作を待つ(ステップS9−1)。具体的には、通知画像70に表示された更新実行部70dが入力操作されるのを待つ。
更新実行部70dが入力操作されると(ステップS9−1においてYES)、運転支援装置10のCPU11は、更新要求と、算出コストが「5」以上のメンテナンス道路の道路番号及び座標(又はリンクID)、運転支援装置10のIDを配信サーバ2に対して送信する(ステップS9−2)。
配信サーバ2は、この要求を受信すると、受信した道路番号に基づき、メンテナンス道路を含むサーバ側経路データ46、サーバ側描画データ47を、サーバ側地理データ記憶部45から読出す。そして、読出したサーバ側経路データ46及びサーバ側描画データ47を、それらのデータのバージョン46f,47dとともに、受信したIDに基づき運転支援装置10に送信する(ステップS9−3)。このとき、運転支援装置10にとって重要度の高いメンテナンス道路のデータのみを送信することにより、データ通信量が軽減される。
運転支援装置10は、受信した更新データを、地理データ記憶部20に記憶して、データ更新を行う(ステップS9−4)。CPU11は、更新を行うと、経路データ22又は地図描画データ23のバージョン22f,23dを、そのバージョンに応じて更新する。
また、配信サーバ2は、更新データを送信した後、そのデータ量等に応じて、ユーザデータ記憶部48内のユーザデータ48aに基づき、課金処理を行うようにしてもよい。
次に、走行中の画面表示について、図17に従って説明する。運転支援装置10のCPU11は、自車位置を検出しながら、コストが「5」以上のメンテナンス道路が、自車位置から所定距離以内であるか否かの判断を繰り返す(ステップS10−1)。そして、メンテナンス道路が、自車位置から所定距離以内に入ったと判断した場合(ステップS10−1においてYES)、図22に示す、走行中通知画像73を表示する。走行中通知画像
73には、メンテナンス道路の概略を示す道路表示73aと、例えば協調制御不可地点を示すメンテナンス地点指標73bとが表示されている。
続いて、CPU11は、音声プロセッサ17を制御して、更新を促す音声74を出力する。ドライバーは、更新地点を実際に確認し、データ更新の必要があると判断すると、図示しない更新実行部を操作して、データ更新を要求する。データ更新が要求されると、上記したデータ更新処理が実行される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、運転支援装置10は、道路の形状、曲率半径Ra、勾配Da、波長λa、振幅レベルLa等を有する道路データ23bを備えるとともに、道路データ23bに沿って車両Cの協調制御を行う。また、運転支援装置10のCPU11は、車両協調制御に合わないメンテナンス地点を検出し、メンテナンス地点に関する検出データ30を、配信サーバ2に送信するようにした。配信サーバ2は、プローブ情報Prとしての検出データ30を各運転支援装置10から収集し、メンテナンス地点数に関するメンテナンス通知データ65及び詳細通知データ66を生成し、これらのデータを運転支援装置10に送信するようにした。運転支援装置10は、受信したメンテナンス通知データ65及び詳細通知データ66に基づき、メンテナンス地点数を示す通知画像70等をディスプレイ25に出力し、推奨音声71等を出力するようにした。さらに、通知画像70等に基づき、ドライバーの操作があった場合には、配信サーバ2にデータ更新要求を送信し、そのメンテナンス地点を含む最新版のサーバ側経路データ46及びサーバ側描画データ47を受信して、地理データ記憶部20内に記憶するようにした。このため、協調制御に沿わない地点も、通知情報に従って、経路データ22及び地図描画データ23の更新を行うことで、協調制御を可能にすることができる。
(2)上記実施形態では、配信サーバ2は、各運転支援装置10から収集した検出データ30に基づき、道路データ23bの改訂を通知するメンテナンス通知データ65及び詳細通知データ66を生成するとともに、それらのデータを運転支援装置10に送信するようにした。運転支援装置10は、受信したメンテナンス通知データ65及び詳細通知データ66に基づき、通知画像70及び走行中通知画像73をディスプレイ25に表示し、推奨音声71等をスピーカ26から出力するようにした。このため、データ更新前に、予め通知を行い、データ更新の可否を問うので、ドライバーにとって必要なタイミングでデータ更新を行うことができる。
(3)上記実施形態では、運転支援装置10は、メンテナンス地点を検出した際に、運転支援装置10が算出した曲率半径R、勾配D、波長λ、振幅レベルLを、属性30cとして検出データ30に記憶して、配信サーバ2に送信するようにした。このため、配信サーバ2は、各運転支援装置10から収集した検出データ30を統計して、最適化した道路データ23bを生成できる。運転支援装置10は、この最適化された道路データ23bによりデータ更新を行うことができるとともに、その運転支援装置10が搭載された車両Cが走行したことのない道路のデータを得ることができる。
(4)上記実施形態では、配信サーバ2は、収集した検出データ30に基づき、新設道路・改修道路・協調制御実行不可道路の数を示すメンテナンス通知データ65を、運転支援装置10に送信するようにした。このため、運転支援装置10では、データ更新が必要なメンテナンス道路の数をディスプレイ25に出力することができるので、ドライバーは、データ更新が必要なメンテナンス道路の数を確認し、データ更新の可否を決定することができる。従って、不必要なデータを受信して、運転支援装置10の処理量が増大したり、通信コストが増大するのを抑制できる。
(5)上記実施形態では、運転支援装置10は、詳細通知データ66に基づき、メンテナンス道路のコスト計算による重み付けを行って、ドライバーが走行する可能性の高いメンテナンス道路の数を、通知画像70内に表示するようにした。このため、ドライバーは、重要度の高いメンテナンス道路の情報を得ることによって、更新データの必要性を認識することができる。
(6)上記実施形態では、運転支援装置10は、メンテナンス道路のコスト計算を行い、コストが「5」以上であるメンテナンス道路の数に応じて、通知パターンを選択するようにした。このため、例えば重要度の高いメンテナンス道路数が多い場合には、通知画像70の表示、推奨音声71又は警告音声の出力、走行中通知画像73の表示を行って、車両協調制御が実行できなくなることを、ドライバーに把握させることができる。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、経路データ22及び地図描画データ23を、図3及び図4に示すデータ構造にしたが、これ以外のデータ構造でもよい。
・上記実施形態では、Gセンサ52、上下加速度センサ53、車重センサ54に基づき、加減速度α、上下加速度β、総重量Wを計測し、波長λ、振幅レベルL等を算出するようにしたが、他のセンサを用いてもよい。例えば、ショックアブソーバのピストンロッド内に組込まれたピエゾ圧力センサにより、路面の凹凸による振幅レベルを検出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、カーブ制御の際には、曲率半径R、勾配Dを算出し、段差制御の際には、波長λ、振幅レベルLを算出するようにしたが、旋回角度、振動数N等、これ以外のパラメータを算出し、RAM12に記憶するようにしてもよい。
・上記実施形態では、各曲率半径R,Ra、各勾配D,Da、各波長λ,λa、各振幅レベルL,Laの差が10%以上あるか否かによって、メンテナンス地点を登録するようにしたが、閾値は、10%以外の値でもよい。
・振幅レベルマップ60は、上下加速度β及び振動数Na等、段差の形状と振幅レベルとを関連づけしたマップであればよく、上記したマップに限定されない。また、コスト判定マップ61は、メンテナンス道路の属性と、コストとを関連付けたマップであればよく、上記したマップに限定されない。また、通知パターンマップ62は、メンテナンス道路数(又はメンテナンス地点数)と、通知方法とを関連づけしたマップであればよく、上記したマップに限定されない。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、通知画像70とともに、その運転支援装置10がメンテナンス地点として登録した道路数又は地点数をディスプレイ25に表示するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10が、車両協調制御を行う地点を、経路データ22又は地図描画データ23に基づき判別可能にしてもよい。この場合、リンクIDや座標等と、その地点が車両協調制御を実行する地点であることを示す制御実行フラグが、関連づけられて経路データ22又は地図描画データ23に記憶されている。このようにすると、CPU11は、車両Cの進行方向前方に、制御実行フラグがONである地点があるか否かを判断し、そのような地点があった場合には、車両協調制御を実行するとともに、メンテナンス地点であるか否かの判断を行う。
・上記実施形態では、運転支援装置10のCPU11は、コストが「5」以上のメンテナンス道路数に応じて、通知パターンを選択するようにしたが、常に一定の通知パターンにするようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、道路番号66aに基づき、メンテナンス道路のコストを算出するようにしたが、この処理を省略するようにしてもよい。そして、メンテナンス道路数のみをディスプレイ25に表示するようにしてもよい。
・上記実施形態では、配信サーバ2は、メンテナンス道路数を通知するメンテナンス通知データ65及び詳細通知データ66を、運転支援装置10に送信するようにしたが、更新が必要なデータの有無を示すデータ等を送信するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、自らが算出した曲率半径R等の協調制御データを配信サーバ2に送信するようにしたが、メンテナンス地点を検出したことを示す識別データと、リンクID・座標のみを配信サーバ2に送信するようにしてもよい。このとき、例えば、配信サーバ2は、メンテナンス地点の検出を示すフラグを「ON」にする。そして、データ更新担当者により、フラグが「ON」にされた道路のデータを手動で更新するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、車両協調制御として、加減速制御、段差制御を行うようにしたが、その他の走行制御を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、配信サーバ2から更新データを受信するようにしたが、通知画像70,走行中通知画像73等を表示したり、推奨音声71等を出力するのみでもよい。例えば、ドライバーは、これらの通知に基づき、販売店等の店舗に出向き、運転支援装置10と、店舗が有する専用端末とをケーブル等で接続して、更新データを送信するようにしてもよい。又は、新たな経路データ22及び地図描画データ23を記憶した光ディスクを運転支援装置10に挿入するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、ドライバーに対して、データ更新の必要を示す通知を行った後、入力操作の有無に応じて、データ更新要求を行うようにした。これ以外に、配信サーバ2が、各運転支援装置10から受信した検出データ30を統計処理して、更新データを生成し、通知を行うことなく、新たな更新データを自動的に各運転支援装置10に配信するようにしてもよい。例えば更新データ量が少ない場合や、課金処理がない場合には、このようにすると、ドライバーは、入力操作することなくデータ更新を行うことができるので、利便性を向上できる。
・上記実施形態では、運転支援装置10は、配信サーバ2からネットワークNを介して更新データを受信するようにした。これ以外に、販売店等で、旧い経路データ22及び地図描画データ23が記憶された光ディスク又はハードディスクからなる地理データ記憶部20を、新しいデータが記憶された地理データ記憶部20に交換するようにしてもよい。
本実施形態のシステムを示す概略図。 本実施形態の運転支援装置の構成を説明するブロック図。 経路データの説明図。 (a)は地図描画データ、(b)は道路データ、(c)はリンク形状データの説明図。 (a)は検出データ、(b)はメンテナンス通知データ、(c)は詳細通知データの説明図。 波長の演算方法の説明図。 配信サーバの構成を説明するブロック図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 本実施形態の処理手順を示す説明図。 振幅レベルマップの説明図。 コスト判定マップの説明図。 通知判定マップの説明図。 通知画像の説明図。 走行中通知画像の説明図。
符号の説明
1…配信システム、2…配信サーバ、10…運転支援装置、11…協調制御手段、メンテナンス地点検出手段、送信手段、生成手段、更新データ取得手段、地点判別手段、パターン選択手段としてのCPU、17…出力制御手段としての音声プロセッサ、20…協調制御データ記憶手段としての地理データ記憶部、21…出力制御手段としての画像プロセッサ、23b…協調制御データとしての道路データ、25…出力手段としてのディスプレイ、26…出力手段としてのスピーカ、30…検出データ、30c…協調制御データとしての属性、40…受信手段、通知手段、配信手段としてのCPU、47…通知情報としてのメンテナンス通知データ、48…通知情報としての詳細通知データ、C…車両、N…ネットワーク。

Claims (11)

  1. 運転支援のための協調制御データを記憶した協調制御データ記憶手段、及び前記協調制御データに沿って車両の走行制御を行う協調制御手段を備えた運転支援装置と、前記運転支援装置とネットワークを介して接続された配信サーバとを用いて、前記協調制御データを更新する協調制御データ配信方法であって、
    前記運転支援装置が、
    前記協調制御データと前記車両の走行結果とが合わないメンテナンス地点を検出する段階と、
    検出したメンテナンス地点に関する検出データを、前記配信サーバに送信する段階と、
    前記配信サーバが、
    前記各運転支援装置から前記検出データを収集する段階と、
    更新した前記協調制御データを前記運転支援装置に送信する段階と
    を有することを特徴とする協調制御データ配信方法。
  2. 請求項1に記載の協調制御データ配信方法において、
    前記配信サーバが、
    前記各運転支援装置から収集した前記検出データに基づき、前記協調制御データの改訂を通知する通知情報を生成する段階と、
    前記通知情報を前記各運転支援装置に送信する段階と、
    前記各運転支援装置から受信したデータ更新要求に基づき、更新された前記協調制御データを前記運転支援装置に送信する段階と、
    前記運転支援装置が、
    前記配信サーバから受信した前記通知情報を、出力手段に出力する段階と、
    前記通知情報に従って、前記データ更新要求を前記配信サーバに送信する段階と
    をさらに有することを特徴とする協調制御データ配信方法。
  3. 請求項2に記載の協調制御データ配信方法において、
    前記配信サーバが、
    前記各車両に搭載された前記各運転支援装置から収集した前記各検出データに基づき、前記メンテナンス地点又はメンテナンス地点を含む道路の数を示す前記通知情報を生成することを特徴とする協調制御データ配信方法。
  4. 車両に搭載された運転支援装置において、
    運転支援のための協調制御データを記憶した協調制御データ記憶手段と、
    前記協調制御データに沿って車両の走行制御を行う協調制御手段と、
    前記協調制御データと前記車両の走行結果とが合わないメンテナンス地点を検出するメンテナンス地点検出手段と、
    検出したメンテナンス地点に関する検出データを、配信サーバに送信する送信手段と、
    更新された協調制御データを、前記配信サーバから取得する更新データ取得手段と
    を備えることを特徴とする運転支援装置。
  5. 請求項4に記載の運転支援装置において、
    前記配信サーバから受信した、前記協調制御データの改訂を通知する通知情報を、出力手段に出力する出力制御手段をさらに備えることを特徴とする運転支援装置。
  6. 請求項4又は5に記載の運転支援装置において、
    前記メンテナンス地点に対する前記協調制御データを生成する生成手段をさらに備え、
    前記送信手段は、
    前記運転支援装置が算出した前記協調制御データを含む前記検出データを、前記配信サ
    ーバに送信することを特徴とする運転支援装置。
  7. 請求項5又は6に記載の運転支援装置において、
    前記出力制御手段は、
    前記配信サーバから受信した、前記メンテナンス地点の数を示す前記通知情報を前記出力手段に出力することを特徴とする運転支援装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の運転支援装置において、
    前記通知情報に基づき、前記メンテナンス地点を重み付けして、重要度の高いメンテナンス地点を判断する地点判別手段をさらに備え、
    前記出力制御手段は、
    重要度の高いメンテナンス地点に関する通知を前記出力手段に出力することを特徴とする運転支援装置。
  9. 請求項8に記載の運転支援装置において、
    前記更新データ取得手段は、
    前記重要度の高いメンテナンス地点のデータ更新要求を前記配信サーバに送信することを特徴とする運転支援装置。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の運転支援装置において、
    前記通知情報に基づき、重要度の高いメンテナンス道路数を算出し、そのメンテナンス道路数に応じて通知パターンを変更するパターン選択手段をさらに備えたことを特徴とする運転支援装置。
  11. 車両に搭載された運転支援装置に、運転支援のための協調制御データを配信する配信サーバにおいて、
    前記各運転支援装置から、前記協調制御データと実際の走行結果とが合わないメンテナンス地点に関する検出データを収集する受信手段と、
    更新した前記協調制御データを前記運転支援装置に送信する配信手段と
    を備えたことを特徴とする配信サーバ。
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