JP2007154904A - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異音を十分に低減することができ、しかも、微振幅の高周波数の振動を減衰させやすい液封入式防振装置を提供する。
【解決手段】 第1取付け具1と第2取付け具2と防振基体3とダイヤフラム9と仕切り体12とオリフィス25とを備え、仕切り体12は、弾性仕切り膜15と一対の変位規制部材17,18とから成り、変位規制部材17,18に開口部54,84が形成され、開口部54,84は、第1開口54A,84Aと複数の第2開口54B,84Bとから成り、弾性仕切り膜15は、厚肉部50と薄肉部51と固定部52と複数の第1リブ53Aと複数の第2リブ53Bとから成り、第1リブ53Aと第2リブ53Bを厚肉部50と薄肉部51の境界部側だけに配置して、第1リブ53A及び第2リブ53Bの先端面94よりも径方向外方側の薄肉部分95が第2開口54B,84Bを臨むように構成してある。
【選択図】 図11

Description

本発明は、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらを連結するゴム状弾性材から成る防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体は、弾性仕切り膜と、この弾性仕切り膜の変位量をその膜面の両側から規制する一対の変位規制部材とから成り、前記一対の変位規制部材に、前記弾性仕切り膜の軸芯方向視で互いに重複する開口部をそれぞれ形成してある液封入式防振装置に関する。
上記の液封入式防振装置は、例えば、自動車のトランスミッションと車体フレームとの間に設けられている。そして、走行路面の凹凸に起因して大振幅の振動が生じると、液体がオリフィスを通って両液室間を流動し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。一方、微振幅の振動が生じると、両液室間を液体が流通することはなく、弾性仕切り膜が往復動変形し、第1液室の液圧を吸収して振動を減衰させる。
この種の液封入式防振装置では、弾性仕切り膜が変位規制部材に衝突したときに異音が発生しやすい。そこで従来、弾性仕切り膜と格子状の変位規制部材との接触面の面積が小さくなるように、弾性仕切り膜に放射状のリブを設けてあった(特許文献1参照)。
特開2003−294078号公報
上記従来の構成によれば、ある程度異音を低減することができるものの、弾性仕切り膜と変位規制部材との接触面の面積をあまり小さくすることができず、異音を十分に抑制できなかった。そして、弾性仕切り膜に第1液室の液体の圧力を伝えるための開口部の面積が変位規制部材の格子部の分だけ狭くなって第1液室の液圧を吸収しにくかった。
本発明の目的は、異音を十分に低減することができ、しかも、微振幅の高周波数の振動を減衰させやすい液封入式防振装置を提供する点にある。
本発明の特徴は、冒頭([技術分野]の項)に記載した液封入式防振装置において、
前記開口部は、前記変位規制部材の径方向中央側に形成された第1開口と、この第1開口の周りに分散して形成された複数の第2開口とから成り、
前記弾性仕切り膜は、径方向中央側の厚肉部と、前記厚肉部の径方向外方側に位置し、前記厚肉部の厚さ方向で前記厚肉部の中間部に位置するとともに前記一対の変位規制部材から離間して位置する薄肉部と、前記変位規制部材に対する外周側の固定部と、前記厚肉部の周りに放射状に位置する状態に前記薄肉部の一方の膜面に設けられ、頂部が一方の変位規制部材に当接する複数の第1リブと、前記厚肉部の周りに放射状に位置する状態に前記薄肉部の他方の膜面に設けられ、頂部が他方の変位規制部材に当接する複数の第2リブとから成り、
前記第1リブを前記薄肉部の一方の膜面と厚肉部の外周面との境界部側だけに配置し、前記第2リブを前記薄肉部の他方の膜面と厚肉部の外周面との境界部側だけに配置して、前記弾性仕切り膜の径方向で、前記第1リブ及び第2リブの先端面よりも外方側の薄肉部分が前記一対の変位規制部材の第2開口を臨むように構成し、
前記第1リブと第2リブを前記一対の変位規制部材で挟持固定し、前記厚肉部の外径を前記第1開口の径よりも小さく設定して、前記軸芯方向視で前記厚肉部を前記第1開口内に位置させることで、一方の変位規制部材側の第1開口の内周縁と前記厚肉部の外周縁との間に液体の第1流路を形成するとともに、他方の変位規制部材側の第1開口の内周縁と前記厚肉部の外周縁との間に液体の第2流路を形成してある点にある。
上記の構成によれば次の作用を奏することができる。
(A) 微振幅の振動が生じた場合、第1液室と第2液室の間を液体が流通することはなく、第1液室の液圧が変位規制部材の第1開口を通って弾性仕切り膜の厚肉部に伝わるとともに、第2開口と第2流路(又は第1流路)を通って弾性仕切り膜の薄肉部に伝わり、これにより、厚肉部及び薄肉部が往復動変形し、第1液室の液圧を吸収して微振幅の振動を減衰させる。大振幅の振動が生じて第1液室の液圧が所定の値になると、厚肉部及び薄肉部の変形が限界に達し、液体がオリフィスを通って両液室間を流動する。その液体流動効果によって大振幅の振動を減衰させる。
(B) 上記の構成では、前記複数の第1リブの頂部と複数の第2リブの頂部とが変位規制部材に当接するだけであるから、弾性仕切り膜と変位規制部材との接触面の面積を十分に小さくすることができる(弾性仕切り膜の固定部も変位規制部材に接触しているが、固定部は変位規制部材に固定されていることから異音発生源とはならない)。
(C) 弾性仕切り膜を第1液室の液圧の変化に追従変形しやすくしすぎると、大振幅の振動が生じたときに弾性仕切り膜を所望の液圧(第1液室の液圧)で変位規制(変形の制限)するのが困難になり、所望の液圧で液体を前記オリフィス(第1液室と第2液室を連通させるオリフィス)を流通させにくくなるが、本発明の構成によれば、弾性仕切り膜の径方向中央側を厚肉部にしてあり、しかも、前記境界部側だけに配置した第1リブと第2リブを一対の変位規制部材で挟持固定してあるから、例えば、弾性仕切り膜の軸芯周りに分散配置した複数の単なる突起部を一対の変位規制部材で挟持固定した構造等に比べると、弾性仕切り膜の剛性を強くすることができ、所望の第1液室の液圧で弾性仕切り膜を変位規制しやすくすることができる。
(D) 第1リブや第2リブを薄肉部と厚肉部との境界から薄肉部の外周縁側にわたる長いリブに設定すると(以下、この構造を「第2比較例の構造」と称する)薄肉部の剛性が高くなりすぎ、弾性仕切り膜の径方向中央側に厚肉部が設けられていることとの相乗で、弾性仕切り膜が第1液室の液圧の変化に追従しにくくなって、微振幅の振動を吸収しにくくなるという問題がある。さらに、第1リブ及び第2リブと一対の変位規制部材との接触面積が大きく、動荷重特性を表す図13に破線で示すように、動荷重の増加が大きくなって第1リブや第2リブと一対の変位規制部材との衝突による異音を発生しやすいという問題がある。これに対して、本発明では、第1リブを薄肉部の一方の膜面と厚肉部の外周面との境界部側だけに配置し、第2リブを薄肉部の他方の膜面と厚肉部の外周面との境界部側だけに配置して、弾性仕切り膜の径方向で、第1リブ及び第2リブの先端面よりも外方側の薄肉部分が一対の変位規制部材の第2開口を臨むように構成してあるから、薄肉部の剛性が高くなり過ぎるのを回避できて弾性仕切り膜が第1液室の液圧の変化に追従しにくくなる不具合を回避でき、微振幅の振動を十分吸収することができる。そして、図13に実線で示すように、動荷重の増加を小さくすることができて前記異音を発生しにくくすることができる。
(E) 第1開口を形成したことで、弾性仕切り膜の径方向中央側に格子部が形成されないから、弾性仕切り膜に第1液室の液圧を伝えるための開口部の面積がそれだけ広くなって、第1液室の液圧を十分吸収しやすくすることができる。
(F) 厚肉部の外径を第1開口の径よりも小さく設定して、軸芯方向視で厚肉部を前記第1開口内に位置させることで、一方の変位規制部材側の第1開口の内周縁と厚肉部の外周縁との間に液体の第1流路を形成するとともに、他方の変位規制部材側の第1開口の内周縁と厚肉部の外周縁との間に液体の第2流路を形成してあるから、薄肉部に液圧を作用させる液体が、一方の変位規制部材側の第2開口と第1流路、及び、他方の変位規制部材側の第2開口と第2流路を流通することができる。従って、第2開口だけを液体が流通する構造に比べると、前記液体が流通する流路の面積を大きくすることができる。その結果、高周波数域で前記流路に液体が詰まることを回避でき、図12に実線で示すように、高周波数域での動ばね定数を小さくすることができて、こもり音を発生しにくくすることができる。しかも、厚肉部の径方向外方側を液体が流通することで、厚肉部の全体を往復動変形させることができ、微振幅の振動を吸収しやすくすることができる。図12における一点鎖線は、前記軸芯方向視で、一方の変位規制部材に形成された第1開口の内周縁と厚肉部の外周縁との間、及び、他方の変位規制部材に形成された第1開口の内周縁と厚肉部の外周縁との間が閉鎖されて液体が流通できない構造(以下、この構造を「第1比較例の構造」と称する)の動ばね定数である。第1比較例の構造の場合、厚肉部の外周部が変位規制部材に固定されている。第1比較例の構造では、薄肉部に液圧を作用させる液体は第2開口しか流通せず、本発明に比べると薄肉部に液圧を作用させる液体の流路の面積が小さいために、高周波数域で前記流路(すなわち第2開口)に液体が詰まりやすく、高周波数域での動ばね定数が増加して、こもり音が発生しやすくなるという問題がある。また、厚肉部の外周部が変位規制部材に固定されているために、厚肉部が径方向中央部だけしか往復動変形ができず、厚肉部の往復動変形が不十分になり、微振幅の振動を十分吸収することができないという問題がある。本発明はこれらの問題を上記のように解消することができる。
前記第1開口を円形に、前記厚肉部を円板状に、前記複数の第2開口を前記厚肉部の周方向に沿う円弧状にそれぞれ形成してあると弾性仕切り膜の形状を簡素化することができる。
前記複数の第1リブと複数の第2リブと複数の第2開口を前記厚肉部の周方向に均等な角度ごとに配置してあると、厚肉部をその周りからより均一な力で支持できて、厚肉部に偏った力が加わるのをより防止することができる。
前記第1リブの先端面と第2リブの先端面とを、前記薄肉部の膜面側ほど前記径方向外方側に位置する傾斜面にそれぞれ形成し、前記第1開口の内周縁を、前記第1リブの頂部の長手方向の中央箇所よりも径方向外方側に配置するとともに、前記第2リブの頂部の長手方向の中央箇所よりも径方向外方側に配置してあると、次の作用を奏することができる。
つまり、第1リブの先端面と第2リブの先端面とを、薄肉部の膜面側ほど径方向外方側に位置する傾斜面にそれぞれ形成したことで、第1リブと第2リブの強度を強くすることができる。そして、第1開口の内周縁が、第1リブの頂部の長手方向の中央箇所よりも径方向外方側に位置するとともに、第2リブの頂部の長手方向の中央箇所よりも径方向外方側に位置していることで、第1リブや第2リブを介して変位規制部材で厚肉部を安定支持できて、厚肉部の姿勢が崩れるのを防止することができる。
前記第1リブの先端面と第2リブの先端面とを前記複数の第2開口の内周縁よりも径方向内方側に配置してあると、薄肉部の剛性が高くなり過ぎるのをより回避しやすくなり、弾性仕切り膜が第1液室の液圧の変化に追従しにくくなる不具合を回避でき、微振幅の振動をより十分吸収することができるようになる。
前記第1リブの頂部のうち前記厚肉部から最も遠い第1頂部部分と、前記第2リブの頂部のうち前記厚肉部から最も遠い第2頂部部分とが、前記厚肉部の厚さ方向で前記厚肉部の外方側に突出し、前記固定部は、前記薄肉部から前記弾性仕切り膜の厚さ方向両外方側に突出し、その両突出端部に断面円弧状のシール用の凸部をそれぞれ形成するとともに、両凸部を、前記厚肉部の厚さ方向で前記厚肉部の外方側に突出させ、前記一対の変位規制部材をいずれも扁平な円板状に形成して、前記固定部を前記一対の変位規制部材の外周側の扁平面部分で挟持固定し、前記第1頂部部分と第2頂部部分を前記一対の変位規制部材の内周側の扁平面部分で挟持固定してあると、第1リブの第1頂部部分や第2リブの第2頂部部分が変位規制部材に当接することになり、弾性仕切り膜と変位規制部材との当接面の面積を十分に小さくすることができる。前記当接面の面積を十分に小さくする手段として、例えば、弾性仕切り膜本体の膜面に複数の小突起を設け、小突起を変位規制部材で挟持する手段では、小突起が圧縮されたときに弾性仕切り膜本体の膜面が変位規制部材に衝突して異音が大きくなるおそれがあるが、本発明では、前記小突起に対応する第1頂部部分や第2頂部部分が仮に圧縮されたとしても、そのときにはリブの本体部が変位規制部材に衝突するから、前記当接面の面積を十分に小さくすることができて、異音の発生を抑制することができる。また、第1リブの頂部や第2リブの頂部のうち厚肉部に近い頂部部分を上記のように突出させてあると、厚肉部が、弾性仕切り膜の軸芯方向視で変位規制部材の第1開口内に位置することから前記頂部部分が変位規制部材に接触することなく第1開口に入り込むことが考えられるが、本発明の上記の構成では第1リブの頂部や第2リブの頂部のうち厚肉部から最も遠い頂部部分を突出させてあるから、前記頂部部分(第1頂部部分や第2頂部部分)を変位規制部材に確実に当接させることができる。
また、一対の変位規制部材をいずれも扁平な円板状に形成したことで変位規制部材の形状や弾性仕切り膜の挟持構造を簡素化することができる。
本発明において、前記一対の変位規制部材のうち一方の変位規制部材を、外周部にオリフィス形成溝を備えた筒部材の内周面間に前記筒部材と一体に設け、他方の変位規制部材を、前記筒部材の一端部側の開口部に形成された取付け座に内嵌してあると、部品点数を少なくすることができて構造を簡素化することができる。
本発明において、前記一対の変位規制部材のうち一方の変位規制部材を、外周部にオリフィス形成溝を備えた筒部材の内周面間に前記筒部材と一体に設け、他方の変位規制部材の外周部側に連設した筒部を前記筒部材の一端部に外嵌してあると、部品点数を少なくすることができて、構造を簡素化することができる。
高周波数の振動が入力した場合、弾性仕切り膜が往復動変形し、これにより、第1液室の液圧を吸収して本装置の高動ばね化を抑制するが、より高い周波数域の振動が入力すると、弾性仕切り膜の変位抵抗が増大して、低動ばね化が不十分になることが考えられる。そこで本発明において、前記第1液室内に攪拌板を設けて、前記攪拌板の外周縁と第1液室の内周面との間に第1液室側オリフィスを形成してあると、第1液室側オリフィスを流通する液体を高周波数域で共振させることができ(前記液体の共振周波数を高い値に設定する)、高周波数域での本装置の低動ばね化を図ることができる。
本発明によれば、異音を十分に低減することができ、しかも、微振幅の高周波数の振動を減衰させやすい液封入式防振装置を提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2,図11にFR車用の液封入式防振装置を示してある。この液封入式防振装置は、トランスミッションに第1取付けブラケット114を介して取付けられる第1取付け具1と、車体側のメンバーに第2取付けブラケット110を介して取付けられる筒状の第2取付け具2と、これらを連結する円錐台状のゴム状弾性材から成る防振基体3とを備えている。
第1取付け具1は段付きの円柱形状で、その下端部が、断面コの字状の第1取付けブラケット114にボルト連結している。第1取付けブラケット114はゴム部材115で覆われている。図2の符号6は複数の取付けボルト6である。第2取付け具2は、防振基体3が加硫成形される下側の筒状金具4と、この下側の筒状金具4に対して同芯状の上側の筒状金具5とから成り、下側の筒状金具4は筒状の収容金具107に内嵌・収容されている。防振基体3は第1取付け具1の外周面と下側の筒状金具4の内周面とにそれぞれ加硫接着している。
そして、上側の筒状金具5の上端部に、防振基体3との間に液体封入室8を形成するゴム膜から成るダイヤフラム9が加硫成形されて、液体封入室8に液体が封入されている。また、液体封入室8を防振基体3側の第1液室11Aとダイヤフラム側の第2液室11Bに仕切る仕切り体12が、上側の筒状金具5の上端側の折曲部5Bと段付き円筒状の挟持部材132とで挟持固定されている。挟持部材132の下端部にはフランジ132Cが設けられており、このフランジ132Cを下側の筒状金具4のフランジ4Aと上側の筒状金具5のフランジ5Aとが挟み込んだ状態になるように、これら3枚のフランジ4A,5A,132Cを一体にかしめ固定してある。
図11にも示すように、仕切り体12は、ゴム膜から成る円板状の弾性仕切り膜15と、この弾性仕切り膜15を収容して、内周面間に一体に設けた扁平な円板状の第1変位規制部材17で受止める筒部材16と、この筒部材16の一端部側の開口を覆う扁平な円板状の第2変位規制部材18とから成る。つまり、第1変位規制部材17と第2変位規制部材18が弾性仕切り膜15の変位量をその弾性仕切り膜15の膜面の両側から規制している。第1変位規制部材17と第2変位規制部材18に、弾性仕切り膜15の軸芯方向視で互いに重複する開口部54,84をそれぞれ形成してある。
前記第1液室11Aと第2液室11B同士を連通させるオリフィス25を、筒部材16の外周面と上側の筒状金具5の内周面との間、詳しくは上側の筒状金具5の内周面に加硫成形したゴム膜7との間に形成してある。図4に示すように、筒部材16は外周部にオリフィス形成溝83を備えている。オリフィス25は、筒部材16の上側切欠き58(図3参照)を介して第2液室11Bと連通し、挟持部材132に形成された開口を介して第1液室11Aと連通している。
図6,図7に示すように、第2変位規制部材18は、筒部材16の上端部側の開口部に形成された取付け座80に圧入内嵌している。第2変位規制部材18の開口部84は、径方向中央に形成された円形の第1開口84Aと、この第1開口84Aの周りに分散して形成された4個の円弧状の第2開口84Bとから成る。4個の第2開口84Bは互いに同一大きさ・形状で、第1開口84Aの軸芯周りに点対称に位置する。
図3に示すように、第1変位規制部材17の開口部54は、径方向中央に形成された円形の第1開口54Aと、この第1開口54Aの周りに分散して形成された4個の円弧状の第2開口54Bとから成る。4個の第2開口54Bは互いに同一大きさ・形状で、第1開口54Aの軸芯周りに点対称に位置する。
第1変位規制部材17の第1開口54Aと、第2変位規制部材18の第1開口84Aとは同一大きさ・形状であり、第1変位規制部材17の第2開口54Bと、第2変位規制部材18の第2開口84Bとは同一大きさ・形状である。そして、それらの軸芯方向視で、第1変位規制部材17の第1開口54Aと、第2変位規制部材18の第1開口84Aとが同一位置に位置して重複し、第1変位規制部材17の各第2開口54Bと、第2変位規制部材18の各第2開口84Bとが同一位置に位置して重複している。
図8,図9,図10に示すように、弾性仕切り膜15は、径方向中央側の円板状の厚肉部50と、この厚肉部50の径方向外方側に位置し、厚肉部50の厚さ方向(弾性仕切り膜15の軸芯方向)で厚肉部50の中間部に位置するとともに一対の変位規制部材17,18(第1変位規制部材17・第2変位規制部材18)から離間して位置する薄肉部51と、変位規制部材17,18に対する外周側の固定部52と、厚肉部50の周りに放射状に位置する状態に薄肉部51の一方の膜面91と厚肉部50の下側の外周面92に一体に設けられ、頂部81が一方の第1変位規制部材17に当接する8個の第1リブ53Aと、厚肉部50の周りに放射状に位置する状態に薄肉部51の他方の膜面93と厚肉部50の上側の外周面92に一体に設けられ、頂部101が他方の第2変位規制部材18に当接する8個の第2リブ53Bとから成る。つまり、第1リブ53Aを薄肉部51の一方の膜面91と厚肉部50の外周面92との境界部側だけに配置し、第2リブ53Bを薄肉部51の他方の膜面93と厚肉部50の外周面92との境界部側だけに配置して、弾性仕切り膜15の径方向で、第1リブ53A及び第2リブ53Bの先端面94よりも外方側の薄肉部分95が一対の変位規制部材17,18の第2開口54B,84Bを臨むように構成してある。そして、第1リブ53Aと第2リブ53Bを第1変位規制部材17と第2変位規制部材18とで後述のように挟持固定し、厚肉部50の外径を第1開口54A,84Aの径よりも小さく設定して、前記軸芯方向視で厚肉部50を第1開口54A,84A内に位置させることで、第1変位規制部材17側の第1開口54Aの内周縁97(図3,図4参照)と厚肉部50の外周縁92との間に液体の第1流路108を形成するとともに、第2変位規制部材18側の第1開口84Aの内周縁105と厚肉部50の外周縁92との間に液体の第2流路109を形成してある(図5,図11参照)。
複数の第1リブ53Aと第2リブ53Bはそれぞれ厚肉部50の軸芯Oに対して放射状に、かつ、均等な角度45°ごとに配置され、弾性仕切り膜15の軸芯方向視で各第1リブ53Aと各第2リブ53Bが重なっている。上記のように、それぞれ4個づつの第2開口54B,84Bは厚肉部50の周方向に均等な角度ごとに配置されている。第2開口54B,84Bは厚肉部50の周方向に沿う円弧状である。
第1リブ53Aの先端面94と第2リブ53Bの先端面94とが、薄肉部51の膜面側ほど径方向外方側に位置する傾斜面にそれぞれ形成され(図10参照)、第1開口54A,84Aの内周縁97,105が、第1リブ53Aの頂部81の長手方向の中央箇所100よりも径方向外方側に位置するとともに、第2リブ53Bの頂部101の長手方向の中央箇所100よりも径方向外方側に位置している(図5,図10参照)。
そして、第1リブ53Aの先端面94と第2リブ53Bの先端面94とが複数の第2開口54B,84Bの内周縁102,106よりも径方向内方側に位置している(図5参照)。
図10に示すように、第1リブ53Aの頂部81のうち厚肉部50から最も遠い第1頂部部分81Aと、第2リブ53Bの頂部101のうち厚肉部50から最も遠い第2頂部部分101Aとが、厚肉部50の厚さ方向で厚肉部50の外方側に少し突出している。
固定部52は薄肉部51から弾性仕切り膜15の厚さ方向両外方側に突出している。そして、その両突出端部に断面円弧状のシール用の凸部86をそれぞれ形成してある。両凸部86の頂面間の長さは厚肉部50の厚さよりも長く設定されて、両凸部86が、厚肉部50の厚さ方向で厚肉部50の外方側に突出している。この構造の固定部52を一対の変位規制部材17,18の外周側の扁平面部分17A,18Aで挟持固定し、第1頂部部分81Aと第2頂部部分101Aを一対の変位規制部材17,18の内周側の扁平面部分17B,18Bで挟持固定してある。
一例として、第1開口54A(84A)の径を27mm、弾性仕切り膜15の径を50mm、厚肉部50の外径を25mm、厚肉部50の肉厚を5.8mm、薄肉部51の肉厚を2.9mm、固定部52の高さ寸法(弾性仕切り膜15の軸芯方向の長さ)を6.8mm、固定部52の肉厚(弾性仕切り膜15の径方向における厚さ)を2mmに設定することができる。
図11に示すように、第1液室11A内に、円板状の攪拌板60を設けて、攪拌板60の外周縁61と第1液室11Aの内周面62との間に第1液室側オリフィス63を形成してある。すなわち、防振基体3を貫通した第1取付け具1の上端部65に攪拌板60の中央側の連結部66を外嵌・連結してある。
本発明は、第1液室11A内に攪拌板60を設けない構造にも適用することができる。また、自動車のエンジンと車体フレームとの間に設けられる液封入式防振装置にも適用することができる。
上記の実施形態では、第2変位規制部材18は、筒部材16の上端部側の開口部に形成された取付け座80に圧入内嵌しているが、この構造に換えて、第2変位規制部材18の外周部側に連設された筒部(図示せず)が筒部材16の一端部に外嵌し、一対の変位規制部材17,18が弾性仕切り膜15の固定部52を挟持固定している構造に構成してあってもよい。
液封入式防振装置の縦断面図 液封入式防振装置の正面図 筒部材の平面図 筒部材の縦断正面図 仕切り体の平面図 第2変位規制部材の平面図 第2変位規制部材の縦断面図 弾性仕切り膜の平面図 弾性仕切り膜の縦断面図 弾性仕切り膜の要部の縦断面図 攪拌板とその周りの構造を示す縦断面図 動ばね特性を示す図 動荷重特性を示す図
符号の説明
1……第1取付け具、2……第2取付け具、3……防振基体、8……液体封入室、9……ダイヤフラム、11A……第1液室、11B……第2液室、12……仕切り体、16……筒部材、25……オリフィス、15……弾性仕切り膜、17,18……変位規制部材、17A,18A……変位規制部材の外周側の扁平面部分、17B,18B……変位規制部材の内周側の扁平面部分、54,84……開口部、54A,84A……第1開口、54B,84B……第2開口、50……厚肉部、51……薄肉部、52……固定部、81,101……頂部、81A……第1頂部部分,101A……第2頂部部分、53A……第1リブ、53B……第2リブ、80……取付け座、83……オリフィス形成部材、60……攪拌板、61……攪拌板の外周縁、62……第1液室の内周面、63……第1液室側オリフィス、91……一方の膜面、92……厚肉部の外周面(厚肉部の外周縁)、93……他方の膜面、94……先端面、95……薄肉部分、97,105……第1開口の内周縁、100……中央箇所、102,106……第2開口の内周縁、108……第1流路、109……第2流路

Claims (9)

  1. 第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらを連結するゴム状弾性材から成る防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体は、弾性仕切り膜と、この弾性仕切り膜の変位量をその膜面の両側から規制する一対の変位規制部材とから成り、前記一対の変位規制部材に、前記弾性仕切り膜の軸芯方向視で互いに重複する開口部をそれぞれ形成してある液封入式防振装置であって、
    前記開口部は、前記変位規制部材の径方向中央側に形成された第1開口と、この第1開口の周りに分散して形成された複数の第2開口とから成り、
    前記弾性仕切り膜は、径方向中央側の厚肉部と、前記厚肉部の径方向外方側に位置し、前記厚肉部の厚さ方向で前記厚肉部の中間部に位置するとともに前記一対の変位規制部材から離間して位置する薄肉部と、前記変位規制部材に対する外周側の固定部と、前記厚肉部の周りに放射状に位置する状態に前記薄肉部の一方の膜面に設けられ、頂部が一方の変位規制部材に当接する複数の第1リブと、前記厚肉部の周りに放射状に位置する状態に前記薄肉部の他方の膜面に設けられ、頂部が他方の変位規制部材に当接する複数の第2リブとから成り、
    前記第1リブを前記薄肉部の一方の膜面と厚肉部の外周面との境界部側だけに配置し、前記第2リブを前記薄肉部の他方の膜面と厚肉部の外周面との境界部側だけに配置して、前記弾性仕切り膜の径方向で、前記第1リブ及び第2リブの先端面よりも外方側の薄肉部分が前記一対の変位規制部材の第2開口を臨むように構成し、
    前記第1リブと第2リブを前記一対の変位規制部材で挟持固定し、前記厚肉部の外径を前記第1開口の径よりも小さく設定して、前記軸芯方向視で前記厚肉部を前記第1開口内に位置させることで、一方の変位規制部材側の第1開口の内周縁と前記厚肉部の外周縁との間に液体の第1流路を形成するとともに、他方の変位規制部材側の第1開口の内周縁と前記厚肉部の外周縁との間に液体の第2流路を形成してある液封入式防振装置。
  2. 前記第1開口を円形に、前記厚肉部を円板状に、前記複数の第2開口を前記厚肉部の周方向に沿う円弧状にそれぞれ形成してある請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記複数の第1リブと複数の第2リブと複数の第2開口を前記厚肉部の周方向に均等な角度ごとに配置してある請求項2記載の液封入式防振装置。
  4. 前記第1リブの先端面と第2リブの先端面とを、前記薄肉部の膜面側ほど前記径方向外方側に位置する傾斜面にそれぞれ形成し、前記第1開口の内周縁を、前記第1リブの頂部の長手方向の中央箇所よりも径方向外方側に配置するとともに、前記第2リブの頂部の長手方向の中央箇所よりも径方向外方側に配置してある請求項2又は3記載の液封入式防振装置。
  5. 前記第1リブの先端面と第2リブの先端面とを前記複数の第2開口の内周縁よりも径方向内方側に配置してある請求項2〜4のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
  6. 前記第1リブの頂部のうち前記厚肉部から最も遠い第1頂部部分と、前記第2リブの頂部のうち前記厚肉部から最も遠い第2頂部部分とが、前記厚肉部の厚さ方向で前記厚肉部の外方側に突出し、前記固定部は、前記薄肉部から前記弾性仕切り膜の厚さ方向両外方側に突出し、その両突出端部に断面円弧状のシール用の凸部をそれぞれ形成するとともに、両凸部を、前記厚肉部の厚さ方向で前記厚肉部の外方側に突出させ、前記一対の変位規制部材をいずれも扁平な円板状に形成して、前記固定部を前記一対の変位規制部材の外周側の扁平面部分で挟持固定し、前記第1頂部部分と第2頂部部分を前記一対の変位規制部材の内周側の扁平面部分で挟持固定してある請求項1〜5のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
  7. 前記一対の変位規制部材のうち一方の変位規制部材を、外周部にオリフィス形成溝を備えた筒部材の内周面間に前記筒部材と一体に設け、他方の変位規制部材を、前記筒部材の一端部側の開口部に形成された取付け座に内嵌してある請求項1〜6のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
  8. 前記一対の変位規制部材のうち一方の変位規制部材を、外周部にオリフィス形成溝を備えた筒部材の内周面間に前記筒部材と一体に設け、他方の変位規制部材の外周部側に連設した筒部を前記筒部材の一端部に外嵌してある請求項1〜6のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
  9. 前記第1液室内に攪拌板を設けて、前記攪拌板の外周縁と第1液室の内周面との間に第1液室側オリフィスを形成してある請求項1〜8のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
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