JP2007154070A - ポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性の大幅な低下を伴うことなく、着色や耐久性が改善されるポリウレタン樹脂の製造方法を提供する。
【解決手段】分子末端にアリル基を0.35(mg−KOH/g)以下有するポリカーボネートジオールをイソシアネートと反応させてポリウレタン樹脂を得る。イソシアネートは有機ジイソシアネートであり、さらに分子量300以下の鎖延長剤を用いる。ポリカーボネートジオールは、炭素数4〜20の脂環族または脂肪族の直鎖または分岐鎖からなるグリコールとジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネートおよびアルキレンカーボネートの3種類のカーボネート類の中から選ばれた1種類または2種類以上のカーボネート類をグリコールとカーボネート類の反応温度、および反応後に残存する過剰グリコールを追出す反応温度の最高到達温度を185〜195℃で反応して得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリカーボネートジオールをイソシアネートと反応させて得るポリウレタン樹脂の製造方法に関する。
ポリウレタン樹脂は、優れた物理的性質、例えば、高い引張強度、耐疲労性および耐磨耗性を有している。これらの特性を活かして射出成形によってパッキン類、各種機械部品、自動車部品および電子機器部品等が生産されている。また、押し出し成形によってシートおよびチューブ類等が生産されている。ポリウレタン樹脂を製造する方法としては、主原料としての高分子ポリヒドロキシル化合物および有機ジイソシアネート化合物に鎖延長剤として短鎖ポリヒドロキシル化合物を配合し、さらに必要に応じて触媒を添加し反応させる方法が一般に知られている。
主原料である高分子ポリヒドロキシル化合物として、従来、ポリエステルポリオールやポリエーテルポリオールが一般に用いられてきたが、近年、顧客からの耐久性向上の要望が高まる中、ポリカーボネートジオールが使用されつつある。
しかしながら、ポリカーボネートジオールを原料として得られるポリウレタン樹脂は、ポリエステルポリオールやポリエーテルポリオールから得られるポリウレタン樹脂よりも耐熱性や耐水性等の耐久性が向上するものの、樹脂の分子量が上がらず、目標とする物性が得られず、さらにまたポリウレタン樹脂が着色するという問題があった。
樹脂の分子量が上がらない原因は、樹脂の末端基に残存するアルキル基やアリール基等の不純物が分子量の延びを阻害することであることが従来指摘されている。
そして、この問題を解決するために、樹脂の末端基に残存する不純物を低減する幾つかの方法が提案されている。
例えば、樹脂の末端基に残存するアルキルカーボネートやアリールカーボネートに由来するアルキル基やアリール基を低減する方法として、カーボネート化合物とジオールを反応させて合成したポリカーボネート化合物にさらにジオールを反応させる方法が提案されている(特許文献1参照。)。
また、ジアルキルカーボネートまたはジアリールカーボネートに対して脂肪族ジヒドロキシル化合物を化学量論量の1.01〜1.30倍用いて分子末端にアルキル基やアリール基の少ないポリカーボネートジオールを得る方法も提案されている(特許文献2参照。)。
また、過剰の脂肪族ジヒドロキシル化合物存在下でポリカーボネートプレポリマーを合成し、次いで過剰分の脂肪族ジヒドロキシル化合物を抜出す方法も提案されている(特許文献3参照。)。
一方、200℃を越える反応後期の高い反応温度が原因で生じる末端アリル基を低減する方法として、特定の化合物を選択してエステル交換反応させることにより、従来に比べて温和な温度条件で反応させる方法が提案されている(特許文献4参照。)。
特開昭62−187725号公報 特開昭64−118号公報 特開2001−270938号公報 特開2003−246852号公報
しかしながら、上記各方法をはじめとする従来の技術では、残存する不純物に起因するカーボネートジオールの着色を低減する効果が必ずしも十分ではなく、このため、このような着色したカーボネートジオールを用いてポリウレタン樹脂を製造する場合、樹脂が着色する問題が解消されない。また、得られるポリウレタン樹脂の耐久性も必ずしも十分ではない。
一方、これらの従来技術を用いて比較的低温で反応を行うことにより、上記の不純物の残存量を実質的に皆無とすることも可能であるが、この場合、カーボネートジオールの生産性が大きく低下し、ひいてはポリウレタン樹脂の生産性が低下するおそれがある。また、カーボネートジオールを生産する際に不都合な副生反応が生じるおそれもある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、着色が改善されたポリウレタン樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、耐久性が改善されたポリウレタン樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、生産性の大幅な低下を伴うことなく、着色または耐久性が改善されたポリウレタン樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討研究した結果、ポリカーボネートジオールの分子末端の水酸基の脱水作用により生じるアリル基が、ポリカーボネートジオールを原料として製造するポリウレタン樹脂の着色に対しても大きく影響を及ぼすことを究明した。そして、ポリカーボネートジオールを製造する際に反応温度を所定の狭い範囲に制御することにより、生産性の顕著な低下を生じることなく、ポリカーボネートジオールの分子末端に残存するアリル基の量を微量にすることで、ポリウレタン樹脂の着色を大幅に軽減できることを見出して、本発明に想達した。
本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、分子末端にアリル基を0.35(mg−KOH/g)以下有するポリカーボネートジオールをイソシアネートと反応させることを特徴とする。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、前記イソシアネートが有機ジイソシアネートであり、さらに分子量300以下の鎖延長剤を用いることを特徴とする。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、前記ポリカーボネートジオールが炭素数4〜20の脂環族または脂肪族の直鎖または分岐鎖からなるグリコールとジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネートおよびアルキレンカーボネートの3種類のカーボネート類の中から選ばれた1種類または2種類以上のカーボネート類を反応させて得られるものであることを特徴とする。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、前記ポリカーボネートジオールを得るときの、前記グリコールと前記カーボネート類の反応温度、および反応後に残存する過剰グリコールを追出す反応温度の最高到達温度が185〜195℃であることを特徴とする。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、前記グリコールの前記カーボネート類に対する配合割合がモル比で1.0以上であることを特徴とする。
本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、分子末端にアリル基を0.35(mg−KOH/g)以下有するポリカーボネートジオールとイソシアネートを反応させるため、着色が改善されたポリウレタン樹脂を得ることができる。また、このとき、反応温度を一般的な条件よりもやや低い所定の狭い範囲に制御することによってポリカーボネートジオールの分子末端にアリル基を微量残すことを実現するため、エステル交換反応の時間が長くなることによる生産性の顕著な低下を生じることがない。
本発明の実施の形態について、以下に説明する。
本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、分子末端にアリル基を0.35(mg−KOH/g)以下有するポリカーボネートジオールとイソシアネートを反応させてポリウレタン樹脂を得る。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、好ましくは、イソシアネートが有機ジイソシアネートであり、さらに分子量300以下の鎖延長剤を用いる。
本発明では、分子末端に残存するアリル基の量を、極微量である0.35(mg−KOH/g)以下としたポリカーボネートジオールを用いることで、ポリカーボネートジオール自体、さらには、このポリカーボネートジオールを原料として製造するポリウレタン樹脂の着色を大幅に軽減することができる。また、アリル基の量を0.35(mg−KOH/g)以下とすることで、耐水性に優れるポリウレタン樹脂を得ることができる。ここで、アリル基の量の単位(mg−KOH/g)は、ポリカーボネートジオール1g当たりの分子末端に残存するアリル基のKOH置換量(mg)である。
このとき、アリル基を0.35(mg−KOH/g)以下有するポリカーボネートジオールは、例えば、反応温度を従来よりも僅かに低くすることで得ることができるため、エステル交換反応の時間が長くなることがなく、したがって生産性の大幅な低下を伴うことなく所望のアリル基の量を有するポリカーボネートジオールを得ることができ、ひいては、生産性の大幅な低下を伴うことなく着色の少ないポリウレタン樹脂を得ることができる。また、費用の観点からは、生産性の低下に伴う費用増加のない安価に製造されるポリカーボネートジオールを原料に用いることで、ポリウレタン樹脂を安価に製造することができる。
本発明において、ポリウレタン樹脂の種類は特に限定するものではないが、好ましくは、熱可塑性ポリウレタン樹脂である。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、好ましくは、ポリカーボネートジオールが炭素数4〜20の脂環族または脂肪族の直鎖または分岐鎖からなるグリコールとジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネートおよびアルキレンカーボネートの3種類のカーボネート類(カーボネート化剤)の中から選ばれた1種類または2種類以上のカーボネート類を反応させて得られるものである。
炭素数4〜20の脂環族または脂肪族の直鎖または分岐鎖からなるグリコールとしては、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−ドデカンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2,2’−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、1,4−シクロヘキサンジメタノールジプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、2,6’−ジヒドロキシエチルヘキシルエーテル、2,4’−ジヒドロキシエチルブチルエーテル、2,5’−ジヒドロキシエチルペンチルエーテル、2,3’−ジヒドロキシー2,2’−ジメチルプロピルエーテルなどが挙げられる。また、さらに好ましくは、炭素数が4〜9の脂環族または脂肪族の直鎖または分岐鎖からなるグリコールであり、例えば、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,7−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオールなどが挙げられる。これらのグリコールの中から選ばれた1種類または2種類以上選んで用いることができる。
カーボネート類のうち、ジアルキルカーボネートとしては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの対称のジアルキルカーボネートや、さらには、メチルエチルカーボネートなどの非対称のジアルキルカーボネートが挙げられる。アルキレンカーボネートとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどが挙げられる。ジアリールカーボネートとしては、ジフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネートなどの対称のジアリールカーボネートや、さらには、フェニルナフチルカーボネートなど非対称のジアリールカーボネートが挙げられる。
カーボネート類のうち、ジアルキルカーボネートがより好ましく、また、ジアルキルカーボネートの中でも、ジエチルカーボネートがさらに好ましい。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、上記のように、イソシアネートとして、公知のあらゆる有機ジイソシアネートを用いることができるが、好ましくは有機ジイソシアネートを使用する。
有機ジイソシアネートとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、1,4−ナフチレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、o−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニトロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシアネート、3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′−ジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、3−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシリレンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネートや、これらの2種類以上の混合物、これらの有機ジイソシアネートのウレタン変性体、アロファネート変性体、ウレア変性体、ビウレット変性体、ウレトジオン変性体、ウレトイミン変性体、イソシアヌレート変性体、カルボジイミド変性体等を挙げることができる。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、上記のように、好ましくは分子量300以下の鎖延長剤を使用する。鎖延長剤は、2個以上の活性水素基を有する低分子化合物であることがより好ましい。
このような鎖延長剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール等が挙げられる。これら低分子化合物は、1種、または2種以上を組合せて用いることができる。
鎖延長剤の使用量には、特に制限はなく、目的とするポリウレタン樹脂に付与すべき硬度等に応じて適宜選択されるが、好ましくはポリカーボネートジオール1モルに対して10モル以下、より好ましくは、0.2〜6モルの範囲である。
また、本発明では、ポリウレタン樹脂の製造において通常使用されている触媒、反応促進剤、発泡剤、内部離型剤、充填剤、補強剤、安定剤等の任意の成分を必要に応じて使用することができる。
触媒としては、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート、トリエチルアミン等が挙げられる。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、好ましくは、ポリカーボネートジオールを得るときの、グリコールとカーボネート類の反応温度、および反応後に残存する過剰グリコールを追出す反応温度の最高到達温度を185〜195℃とする。
グリコールとカーボネート類の反応温度が185℃を下回ると、エステル交換反応の時間が長くなりポリカーボネートジオールの生産性が低下し、ひいては、ポリウレタン樹脂の生産性が低下するおそれがある。一方、グリコールとカーボネート類の反応温度が195℃を上回ると、ポリカーボネートジオール分子末端のアリル基の量が0.35(mg−KOH/g)を超えるおそれがある。
また、反応後に残存する過剰グリコールを追出す反応温度の最高到達温度を185℃を下回ると、グリコールの追出しに時間が長くかかり生産性が低下するおそれがある。一方、最高到達温度が195℃を上回ると、分子末端のアリル基の量が0.35(mg−KOH/g)を超えるおそれがある。
また、本発明に係るポリウレタン樹脂の製造方法は、好ましくは、グリコールのカーボネート類に対する配合割合をモル比で1.0以上、すなわち、理論モル比以上とする。
モル比が1.0を下回ると、エステル交換反応の時間が長くなり、また、ポリカーボネートジオールが着色し易く、ひいてはポリウレタン樹脂が着色し易い。
モル比は、1.0以上であれば特に限定されたものではないが、さらに好ましくは1.0〜1.3とする。
本発明において、使用するポリカーボネートジオールの数平均分子量は、特に限定されたものではないが、1000〜5000の数平均分子量を有することがより好ましい。
また、本発明において、イソシアネートは、長鎖ポリオール、鎖延長剤、その他の成分が有している活性水素原子の全量に対し、活性水素原子1モル当たりのイソシアネート基のモル数が0.9〜1.5モルとなるような条件で使用するのが好ましく、さらに1モル程度となるような割合で使用することがより好ましい。
また、本発明において、ポリウレタン樹脂の製造方法としては、公知のウレタン化反応技術のいずれもが使用でき、例えば、プレポリマー法やワンショット法を好適に用いることができる。
また、本発明において、ポリウレタン樹脂の製造に使用する装置としては、押し出し機や混練り槽を有するニーダー等のバッチ合成方法など一般に使用される製造用機械を使用することができる。
また、本発明のポリウレタン樹脂には必要に応じて公知の各種添加剤を加えることができる。例えば、成形品の特定色の着色を目的とした染料あるいは顔料、成形品保形成および曲げ強度の向上を目的としたガラス繊維などの無機フィラー、その他難燃性向上剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、電気絶縁性向上剤または防カビ剤等である。
本発明のポリウレタン樹脂は、さらに必要に応じて他の熱可塑性樹脂と混合し使用することができる。このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂またはポリアセタール樹脂などが挙げられる。
また、本発明により得られるポリウレタン樹脂は、必要に応じて溶剤に溶かして使用することができる。溶剤としては、例えば、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、N−メチル−ピロリドン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフランなどが挙げられる。
本発明により得られるポリウレタン樹脂は、物性や着色などの品質が安定していることから、各種バインダー、塗料、コーティング剤、被覆剤、繊維処理剤、シート、フィルム、ロール、ギア、ソリッドタイヤ、ベルト、ホース、チューブ、パッキン材、防振材、靴底、スポーツ靴、機械部品、自動車部品、スポーツ用品、弾性繊維、合成皮革、人工皮革など広範囲な用途に使用することができる。
以下に、比較例とともに実施例を挙げて本発明を説明する。本発明は実施例に限定されるものではない。なお、比較例および実施例における「部」は質量部を、「%」は質量%をそれぞれ示す。
まず、実施例で用いるポリカーボネートジオールの合成例および合成比較例について説明する。
ここで、水酸基価(mg−KOH/g)はアセチル価法で分析した。また、分子末端のエチル基およびアリル基(単位:mg−KOH/g)は、H−NMRで分析したエチル基およびアリル基の量(単位:mgモル/g)をKOH質量換算したものである。また、水分および色相はJIS−K1557に規定された方法で測定した。
(合成例1)
攪拌機、温度計、加熱装置、蒸留塔を組んだ反応装置に、1,6−ヘキサンジオール(以下、1,6−HGと略す。)のジエチルカーボネート(以下、DECと略す。)に対する配合割合がモル比で1.08になるように、1,6−HGを830部、DECを771部仕込むとともに、さらに反応触媒としてテトラブチルチタネート(以下、TBTiと略す。)を0.05部仕込み窒素気流下にて徐々に190℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢となり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度は190℃のまま、1.3kPaまで徐々に減圧を行ない、1.3kPaの圧力でさらに7時間反応させ、分析を行なった。このときの水酸基価は98(mg−KOH/g)、エチル基は0.12(mg−KOH/g)であった。
エチル基濃度がウレタン化反応への影響を及ぼさないと推定される0.3(mg−KOH/g)以下であったことから、さらに190℃の反応温度で1.3kPa以下の減圧下、反応物の水酸基価が54〜58(mg−KOH/g)になるまで反応を続行した。得られたポリカーボネートジオールは、水酸基価が55.6(mg−KOH/g)、エチル基濃度が0.02(mg−KOH/g)およびアリル基濃度は0.13(mg−KOH/g)であった。また、色相(APHA)が10、水分が0.006%であった。分析値を表1に示した。
(合成例2)
合成例1と同様な反応装置に、合成例1と同様な配合割合で、すなわち、1,6−HGを830部、DECを771部、反応触媒としてTBTiを0.05部を仕込み窒素気流下にて徐々に185℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢になり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度は185℃のまま、1.3kPaまで徐々に減圧を行ない、1.3kPaで7時間反応させ分析を行なった。このときの水酸基価は105(mg−KOH/g)、エチル基は0.18(mg−KOH/g)であった。
エチル基濃度がウレタン化反応への影響を及ぼさないと推定される0.3(mg−KOH/g)以下であったことから、さらに、185℃の反応温度で1.3kPa以下の減圧にて水酸基価が54〜58(mg−KOH/g)になるまで反応を続行した。得られたポリカーボネートジオールは、水酸基価が56.8(mg−KOH/g)、エチル基濃度が0.05(mg−KOH/g)、アリル基濃度が0.07(mg−KOH/g)であった。また、色相(APHA)が10、水分が0.008%であった。分析値を表1に示した。
(合成例3)
合成例1と同様な反応装置に、1,6−HGのDECに対する配合割合がモル比で1.18になるように、1,6−HGを913部、DECを771部、反応触媒としてTBTiを0.05部を仕込み窒素気流下にて徐々に195℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢となり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度は195℃のまま、1.3kPaまで徐々に減圧を行ない、1.3kPaで7時間反応させ、分析を行なった。このときの水酸基価は112(mg−KOH/g)、エチル基は0.09(mg−KOH/g)であった。
エチル基濃度がウレタン化反応への影響を及ぼさないと推定される0.3(mg−KOH/g)以下であったことから、さらに、195℃の反応温度で1.3kPa以下の減圧にて水酸基価が54〜58(mg−KOH/g)になるまで反応を続行した。得られたポリカーボネートジオールは、水酸基価が57.2(mg−KOH/g)、エチル基濃度が0.01(mg−KOH/g)、アリル基濃度が0.32(mg−KOH/g)であった。また、その他の分析として色相(APHA)が10、水分が0.005%であった。分析値を表1に示した。
(合成例4〜7)
合成例の再現性を見るため、合成例1の製造方法にて合成例4〜7のポリカーボネートジオールを合成した。
得られた、合成例1および合成例4〜7のポリカーボネートジオールの分子末端エチル基濃度およびアリル基濃度の総量は、平均が0.17(mg−KOH/g)、標準偏差が0.05(mg−KOH/g)と安定した品質を示した。分析値を表1に示した。
Figure 2007154070
(合成比較例1)
合成例1と同様な反応装置に、1,6−HGのDECに対する配合割合がモル比で1.08になるように、1,6−HGを830部、DECを771部、反応触媒としてTBTiを0.05部を仕込み窒素気流下にて徐々に200℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢になり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度は200℃のまま、1.3kPaまで徐々に減圧を行ない、1.3kPaで7時間反応させ分析を行なったこのときの反応生成物の水酸基価は88(mg−KOH/g)、エチル基濃度は0.06(mg−KOH/g)であった。
エチル基濃度がウレタン化反応への影響を及ぼさないと推定される0.3(mg−KOH/g)以下であったことから、さらに、200℃の反応温度で1.3kPa以下の減圧にて水酸基価が54〜58(mg−KOH/g)になるまで反応を続行した。得られたポリカーボネートジオールは、水酸基価が56.5(mg−KOH/g)、エチル基濃度が0.01(mg−KOH/g)、アリル基濃度が0.51(mg−KOH/g)であった。分析値を表2に示した。
(合成比較例2)
合成例1と同様な反応装置に、1,6−HGのDECに対する配合割合がモル比で1.18になるように、1,6−HGを理論仕込み量の1.1倍に相当する913部、DECを771部、反応触媒としてTBTiを0.05部を仕込み窒素気流下にて徐々に200℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢になり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度はそのままで、1.3kPaまで徐々に減圧を行ない、1.3kPaで7時間反応させ分析を行なった。このときの反応生成物の水酸基価は109(mg−KOH/g)、エチル基濃度は0.07(mg−KOH/g)であった。
エチル基濃度がウレタン化反応への影響を及ぼさないと推定される0.3(mg−KOH/g)以下であったことから、つぎに、反応温度を220℃に昇温し、220℃の反応温度で1.3kPa以下の減圧にて水酸基価が54〜58(mg−KOH/g)になるまで反応を続行した。得られたポリカーボネートジオールは、水酸基価が57.5(mg−KOH/g)、エチル基濃度が0.00(mg−KOH/g)、アリル基濃度が1.12(mg−KOH/g)であった。また、色相(APHA)が30、水分が0.005%であった。分析値を表2に示した。
(合成比較例3)
合成例1と同様な反応装置に、1,6−HGのDECに対する配合割合がモル比で1.08になるように、1,6−HGを830部、DECを771部、反応触媒としてTBTiを0.05部仕込み窒素気流下にて徐々に175℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢になり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度は175℃のまま、1.3kPaまで徐々に減圧を行ない、1.3kPaで7時間減反応させ分析を行なった。このときの反応生成物の水酸基価は98(mg−KOH/g)、エチル基は5.22(mg−KOH/g)であった。エチル基濃度が高いため、さらに175℃、1.3kPaで30時間減圧反応を継続したが、この時の反応生成物のエチル基濃度が3.18(mg−KOH/g)、樹脂の着色数が120(APHA)であり、生産性と品質に問題があることから、反応を中止した。なお、合成比較例4の反応生成物(ポリカーボネートジオール)は、後述する比較例の原料には用いなかった。
(合成比較例4)
合成例1と同様な反応装置に、1,6−HGのDECに対する配合割合がモル比で0.5になるように、1,6−HGを591部、DECを1184部、反応触媒としてTBTiを0.1部を仕込み窒素気流下にて徐々に200℃まで温度を上昇させた。エタノールの留出が緩慢になり蒸留塔の塔頂温度が50℃以下となった時点で、反応温度は200℃のまま、4.0kPaまで徐々に減圧を行ない、4.0kPaで7時間反応させて過剰のDECを留出させ、ポリカーボネートプレポリマーを得た。得られた反応生成物535部、1,6−HG126部を攪拌機、温度計、留出管を備えた1L丸底フラスコに入れ、200℃で反応を行なった。反応初期にエタノールが多量に留出し、留出がほとんど終わったところで、1.3kPa以下の減圧でさらにエタノールを留出させ反応を終了とした。
得られたポリカーボネートジオールは、水酸基価が59(mg−KOH/g)、エチル基濃度が0.01(mg−KOH/g)、アリル基濃度が0.68であった。また、色相が60、水分が0.005%であった。分析値を表2に示した。
(合成比較例5〜8)
合成比較例の再現性を見るため、合成比較例2の製造方法にて合成比較例6〜9のポリカーボネートジオールを合成した。
得られた、合成比較例2および合成比較例5〜8のポリカーボネートジオールの分子末端エチル基濃度およびアリル基濃度の総量は、平均が1.06(mg−KOH/g)、標準偏差が0.25(mg−KOH/g)と品質のバラツキが見られた。分析値は表2に示した。
Figure 2007154070
つぎに、上記の合成例および合成比較例のポリカーボネートジオールを原料に用いて製造したポリウレタン樹脂の実施例および比較例について説明する。
(実施例1)
製造装置は、押し出し機のホッパー付近温度を170℃、中間部を180℃、先端部を200℃にそれぞれ温度調節した2軸押し出し機(東芝機械製:TEM−50)を使用した。
2軸押し出し機のホッパー口から合成例1のポリカーボネートジオールを1000部/min、1,4−ブタンジオール(以降、1,4−BGと略す)をポリカーボネートジオール1モルに対して2モルに相当する89.3部/min、日本ポリウレタン工業製4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以降、MDIと略す)はイソシアネート基/水酸基のモル比が0.986に相当する367部/minを供給し、スクリュー回転数200rpmにて、押し出し機のシリンダー系内で高分子ウレタン化反応を行ない、押し出し機先端部に取り付けたストランドダイにて吐出させ実施例1の熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂の耐久性などの結果を表3に示した。
(実施例2〜7)
実施例1と同じ2軸押し出し機を使用し、合成例1のポリカーボネートジオールの替わりに合成例2〜7のポリカーボネートジオールを用いた以外は実施例1と同様の方法で実施例2〜7の熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂の耐久性などの結果を表3に示した。
Figure 2007154070
(比較例1)
実施例1と同じ2軸押し出し機を使用し、そのホッパー口から合成比較例1のポリカーボネートジオールを1000部/min、1,4−BGをポリカーボネートジオール1モルに対して2モルに相当する90.8部/min、MDIはイソシアネート基/水酸基のモル比が0.986に相当する373部/minを供給し、スクリュー回転数200rpmにて、高分子ウレタン化反応を行ない、比較例1の熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂の耐久性などの結果を表4に示した。
(比較例2〜7)
実施例1と同じ2軸押し出し機を使用し、合成例1のポリカーボネートジオールの替わりに合成比較例2、4〜8のポリカーボネートジオールを用いた以外は実施例1と同様の方法で比較例2〜7の熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂の耐久性などの結果を表4に示した。
Figure 2007154070
実施例、比較例で得た熱可塑性ポリウレタン樹脂について、分子量を東ソー製GPCを用いポリスチレン換算で測定した。また、引張物性(TsB、EB)をJIS−K7311に準じて測定した。表3中、TsBは破断時の引張り強度を、EBは破断時の伸びをそれぞれ示す。また、耐久性について、90℃熱水に15日間の浸漬による耐水性と120℃ギヤーオーブン(換気率5回/時間)で10日間保持したときの耐熱性を、JIS−K7311に準じて試験片のTsBを測定し保持率で評価した。また、色相を、耐熱性試験前と実施後の試験片をTHF(テトラヒドロフラン)/DMF(N,N-ジメチルホルムアミド)=1/1質量比で固形分20%に溶解しJIS−K1557にて準じて測定した。これらの結果を、表3および表4に合わせて示した。
表3の実施例1〜8および表4の比較例の1〜8を見て分かるように、ポリカーボネートジオールの分子末端のアリル基が0.35(mg−KOH/g)を超えると熱可塑性ポリウレタン樹脂の耐久性や着色に大きく影響していることは明らかである。また、エチル基とアリル基の総和が0.4(mg−KOH/g)を超える場合についても同様である。

Claims (5)

  1. 分子末端にアリル基を0.35(mg−KOH/g)以下有するポリカーボネートジオールとイソシアネートを反応させることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法。
  2. 前記イソシアネートが有機ジイソシアネートであり、さらに分子量300以下の鎖延長剤を用いることを特徴とする請求項1記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
  3. 前記ポリカーボネートジオールが炭素数4〜20の脂環族または脂肪族の直鎖または分岐鎖からなるグリコールとジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネートおよびアルキレンカーボネートの3種類のカーボネート類の中から選ばれた1種類または2種類以上のカーボネート類を反応させて得られるものであることを特徴とする請求項1または2記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
  4. 前記ポリカーボネートジオールを得るときの、前記グリコールと前記カーボネート類の反応温度、および反応後に残存する過剰グリコールを追出す反応温度の最高到達温度が185〜195℃であることを特徴とする請求項3記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
  5. 前記グリコールの前記カーボネート類に対する配合割合がモル比で1.0以上であることを特徴とする請求項4記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
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