JP3325124B2 - ポリウレタンおよびその成形物 - Google Patents

ポリウレタンおよびその成形物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形性、耐熱性、耐溶融
摩耗性、耐寒性、耐加水分解性に優れ、しかも圧縮永久
歪みの少ないポリウレタン、その製造方法、ポリウレタ
ン成形物およびその製造方法に関する。詳細には、本発
明は、溶融状態にある時間が長くなっても溶融粘度が急
激に増加することがなく押出成形性などの成形性に優
れ、軟化点が高く耐熱性に優れ、加熱時の強度および強
度保持率が高くて耐熱強度および耐熱強度保持性に優れ
ると共に、耐溶融摩耗性、耐寒性、耐加水分解性にも優
れていて、その上圧縮永久歪みの少ない成形物を得るこ
とのできる熱可塑性のポリウレタン、その製造方法、ポ
リウレタン成形物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリウレタンは、高い弾性を有
していて、耐摩耗性、耐油性などの諸特性にも優れてお
り、しかも通常の熱可塑性樹脂の成形加工法が適用でき
ることから、従来のジエン系ゴムやポリオレフィン、そ
の他の汎用の熱可塑性重合体に替わる重合体素材とし
て、近年広範囲な用途に多量に使用されるようになって
いる。しかしながら、熱可塑性ポリウレタンのうちでも
耐熱性の良好なものは、溶融状態にある時間が長くなる
と粘度が急激に増加する傾向があり、そのため溶融滞留
時間の比較的長い押出成形などでは成形を円滑に行うこ
とが困難であり、成形上の制約が多い。また、既存の耐
熱性の熱可塑性ポリウレタンは圧縮永久歪みが大きく且
つ充分な耐寒性を有しておらず、耐熱性、圧縮永久歪み
および耐寒性を兼備する熱可塑性ポリウレタンは未だ知
られていない。その上、従来の熱可塑性ポリウレタンは
高温時の強度(以下「耐熱強度」という)および高温時
の強度保持率(以下「耐熱強度保持率」という)が低
く、耐溶融摩耗性も不充分であり、実用上問題があっ
た。かかる点から、溶融状態にある時間が長くても粘度
が急激に上昇せず、押出成形などによっても円滑に成形
を行うことができて成形性に優れ、耐熱強度および耐熱
強度保持率が大きく、圧縮永久歪みが小さく、しかも耐
熱性、耐寒性、耐溶融摩耗性、耐加水分解性などのすべ
ての性質に優れる熱可塑性ポリウレタンが求められてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶融
状態にある時間(以下「溶融滞留時間」という)が長く
ても粘度が急激に上昇せず、押出成形などによっても成
形物を良好な成形性で製造することができ、しかも耐熱
強度や耐熱強度保持率が大きく、圧縮永久歪みが小さ
く、その上耐熱性、耐寒性、耐溶融摩耗性および耐加水
分解性にも優れる熱可塑性ポリウレタンおよびその製造
方法を提供することである。更に、本発明の目的は、上
記した優れた特性を備えたポリウレタンの成形物および
その製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者らが検討を重ねた結果、特定のポリエステルジ
オールおよび特定の鎖伸長剤を特に選んで使用し、しか
もそれらのポリエステルジオールおよび鎖伸長剤を有機
ジイソシアネートと特定の割合で反応させると、溶融滞
留時間が長くなっても溶融粘度が急激に上昇せず押出成
形性などに優れ、しかも高温時の強度が大きく、圧縮永
久歪みが小さく、且つ耐熱性、耐寒性、耐溶融摩耗性お
よび耐加水分解性などの諸特性にも優れる、実用価値の
極めて高いポリウレタンが得られることを見出した。更
に、本発明者らは、そのようにして得られたポリウレタ
ンを用いて成形を行った後、得られた成形物を特定の温
度以上で熱処理すると上記した諸特性が一層向上するこ
と、特に耐熱性が一層良好になり、且つ圧縮永久歪みが
一層小さくなることを見出し、それらの知見に基づいて
本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、ポリエステルジオー
ル、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤の反応により
得られるポリウレタンであって、 (i) 前記ポリエステルジオールが、ジカルボン酸成分
と、1,9−ノナンジオールおよび3−メチル−1,5
−ペンタンジオールから主としてなるジオール成分と
を、チタン系重縮合触媒の存在下に重縮合した後、該チ
タン系重縮合触媒を失活させて得られた、数平均分子量
2200〜8000のポリエステルジオールであり; (ii) 前記鎖伸長剤が、1,4−ブタンジオールおよび
下記の一般式(I);
【0006】
【化3】 HO−(CH2)n−OH (I) (式中、nは5〜10の整数を示す)で表される脂肪族
ジオールからなっており; (iii) 前記ポリエステルジオール、有機ジイソシアネ
ートおよび鎖伸長剤の使用割合が、下記の数式および
【0007】
【数7】 0.70≦c1/(c1+c2)≦0.98
【数8】 0.98≦b/(a+c+c)≦1.10 [上記式および中、cは1,4−ブタンジオール
のモル数、cは前記の一般式(I)で表される脂肪族
ジオールのモル数、aはポリエステルジオールのモル
数、bは有機ジイソシアネートのモル数を示す]を満足
する割合であり;そして (iv) スズ系ウレタン化触媒を含有する;ことを特徴
とするポリウレタンである。
【0008】そして、本発明は、ポリエステルジオー
ル、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を反応させて
ポリウレタンを製造する方法であって、 (i) 前記ポリエステルジオールとして、ジカルボン酸
成分と、1,9−ノナンジオールおよび3−メチル−
1,5−ペンタンジオールから主としてなるジオール成
分とを、チタン系重縮合触媒の存在下に重縮合した後、
該チタン系重縮合触媒を失活させて得られた、数平均分
子量2200〜8000のポリエステルジオールを使用
し; (ii) 前記鎖伸長剤として、1,4−ブタンジオールお
よび下記の一般式(I);
【0009】
【化4】 HO−(CH2)n−OH (I) (式中、nは5〜10の整数を示す)で表される脂肪族
ジオールを使用し;そして、 (iii) 前記ポリエステルジオール、有機ジイソシア
ネートおよび鎖伸長剤を下記の数式および;
【0010】
【数9】 0.70≦c1/(c1+c2)≦0.98
【数10】 0.98≦b/(a+c+c)≦1.10 [上記式および中、cは1,4−ブタンジオール
のモル数、cは前記の一般式(I)で表される脂肪族
ジオールのモル数、aはポリエステルジオールのモル
数、bは有機ジイソシアネートのモル数を示す]を満足
する割合で、スズ系ウレタン化触媒の存在下に反応させ
る;ことを特徴とするポリウレタンの製造方法である。
【0011】更に、本発明は、上記のポリウレタンから
得られた成形物、および上記のポリウレタンを使用して
成形した後、得られた成形物を60℃以上の温度で熱処
理することを特徴とするポリウレタン成形物の製造方法
である。
【0012】上記したように、本発明では、ポリウレタ
ンを構成するポリエステルジオールが、ジカルボン酸成
分と、1,9−ノナンジオールおよび3−メチル−1,
5−ペンタンジオールから主としてなるジオール成分と
の反応により得られたポリエステルジオールであること
が必要である。
【0013】その場合に、ポリエステルジオールを構成
するジカルボン酸成分としては、炭素数が6〜12の直
鎖状の脂肪族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘
導体を用いるのが、耐溶融摩耗性、耐加水分解性が良好
になり且つ圧縮永久歪みが少なくなる点から好ましい。
脂肪族ジカルボン酸成分の具体例としては、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、またはそれらのエステル形成性誘導体などを挙げる
ことができ、これらのジカルボン酸成分は単独で使用し
ても2種以上を併用してもよい。
【0014】また、ポリエステルジオールを構成するジ
オール成分は、上記したように1,9−ノナンジオール
および3−メチル−1,5−ペンタンジオールから主と
してなっていることが必要であり、ポリエステルジオー
ルを構成するジオール成分の80モル%以上が、1,9
−ノナンジオールおよび3−メチル−1,5−ペンタン
ジオールからなっているのが好ましい。そして本発明で
は、ポリエステルジオールを構成するジオール成分が、
下記の数式;
【0015】
【数11】 0.3≦d1/(d1+d2)≦0.7 (上記式中、d1は1,9−ノナンジオールのモル分
率、d2は3−メチル−1,5−ペンタンジオールのモ
ル分率を表す)を満足する1,9−ノナンジオールと3
−メチル−1,5−ペンタンジオールとの混合ジオール
からなっているのが特に好ましい。d1/(d1+d2
の値が0.3よりも小さいと、得られるポリウレタンの
耐熱性が低下し、圧縮永久歪みが大きくなり易く、一方
0.7よりも大きいと、得られるポリウレタンの耐寒性
が不充分になり易い。
【0016】本発明では、ポリエステルジオールを構成
するジオール成分が場合によっては少量(通常全ジオー
ル成分の10モル%未満)の他のジオール成分を含んで
いてもよく、他のジオール成分の例としてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、1,3−プロパンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタン
ジオールなどを挙げることができる。
【0017】また、ポリウレタンを構成するポリエステ
ルジオールは、その数平均分子量が2200〜8000
であることが必要であり、2500〜6000であるこ
とが好ましい。ポリエステルジオールの数平均分子量が
2200よりも小さいと、得られるポリウレタンの耐熱
性が低下し且つ圧縮永久歪みが大きくなり、一方800
0を超えると得られるポリウレタンの成形性、引張強さ
および透明性が低下する。ここで、本明細書でいうポリ
エステルジオールの数平均分子量は、いずれもJIS
K 1577に準拠して測定した水酸基価に基づいて算
出した数平均分子量である。
【0018】ポリエステルジオールの製造法は特に制限
されず、上記したジカルボン酸成分およびジオール成分
を用いて、従来既知のエステル交換反応、直接エステル
化反応などによって重縮合させて製造することができ
る。但しその場合に、ポリエステルジオールを製造する
ための重縮合反応をチタン系重縮合触媒の存在下に行
い、且つ重縮合反応の終了後にポリエステルジオールに
含まれるチタン系重縮合触媒を失活させておくことが重
要であり、チタン系重縮合触媒の失活処理を行わない場
合は、得られるポリウレタンの耐加水分解性が著しく低
下し、耐寒性および耐熱性も劣ったものとなり、圧縮永
久歪みが大きくなる。
【0019】上記において、ポリエステルジオールの製
造に用いるチタン系重縮合触媒としては、ポリエステル
ジオール系の重合体を製造する際に従来から使用されて
いるチタン系触媒のいずれもが使用でき特に制限されな
いが、好ましいチタン系触媒の例としては、チタン酸、
テトラアルコキシチタン化合物、チタンアシレート化合
物、チタンキレート化合物などを挙げることができる。
より具体的には、テトライソプロピルチタネート、テト
ラ−n−ブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシ
ルチタネート、テトラステアリルチタネート等のテトラ
アルコキシチタン化合物、ポリヒドロキシチタンステア
レート、ポリイソプロポキシチタンステアレート等のチ
タンアシレート化合物、チタンアセチルアセトネート、
トリエタノールアミンチタネート、チタンアンモニウム
ラクテート、チタンエチルラクテート、チタンオクチレ
ングリコレート等のチタンキレート化合物などを挙げる
ことができる。チタン系重縮合触媒の使用量は特に制限
されないが、一般に、ポリエステルジオールを形成する
ためのジカルボン酸成分およびジオールの合計重量に対
して、約0.1〜50ppmであるのが好ましく、約1
〜30ppmがより好ましい。
【0020】ポリエステルジオール中に含まれるチタン
系重縮合触媒の失活方法としては、例えば重縮合反応に
より得られたポリエステルジオールを加熱下に水と接触
させて失活する方法、ポリエステルジオールをリン酸、
リン酸エステル、亜リン酸、亜リン酸エステル等のリン
化合物で処理する方法を挙げることができ、それらのう
ちでも加熱下に水と接触させる前者の方法が好ましい。
水と接触させてチタン系重縮合触媒を失活させる場合
は、重縮合反応により得られたポリエステルジオールに
水を1重量%以上添加し、70〜150℃、好ましくは
90〜130℃の温度で1〜3時間加熱するとよい。チ
タン系重縮合触媒の失活処理は常圧下で行っても、また
は加圧下で行ってもよく、チタン系重縮合触媒を失活さ
せた後に系を減圧にすると、失活に使用した水分を除去
することができ、望ましい。
【0021】そして、本発明ではポリウレタンの製造に
用いる有機ジイソシアネートとして、ポリウレタンの製
造に従来用いられている有機ジイソシアネートのいずれ
もが使用でき、その種類は特に制限されず、芳香族ジイ
ソシアネート、脂環式ジイソシアネート、脂肪族ジイソ
シアネートのうちの1種または2種以上を使用すること
ができる。そのうちでも、p−フェニレンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
トルイレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイ
ソシアネートなどの芳香族ジイソシアネートが好まし
く、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
が好ましい。
【0022】また、本発明では、鎖伸長剤として、1,
4−ブタンジオールおよび上記の一般式(I)で表される
脂肪族ジオールを使用することが必要であり、しかもそ
の際に1,4−ブタンジオールのモル数c1と該脂肪族
ジオールのモル数c2との比が、上記した数式を満足
する割合になっていることが重要である。上記した数式
の範囲から外れて、c1/(c1+c2)の値が0.7
0よりも小さいと、得られるポリウレタンの耐熱性、耐
熱強度保持率および耐溶融摩耗性が低下し且つ圧縮永久
歪みが大きくなる。一方、c1/(c1+c2)の値が
0.98よりも大きいと、得られるポリウレタンは溶融
滞留時間が長くなると溶融粘度が急激に上昇して溶融押
し出しができなくなり、ペレットの製造や成形物の製造
が困難になる。c1/(c1+c2)の値が0.80〜
0.95の範囲であるのが、得られるポリウレタンの成
形性、耐熱性、耐熱強度および耐熱強度保持率、耐溶融
摩耗性が一層良好になり、且つ圧縮永久歪みが一層小さ
くなるので好ましい。
【0023】鎖伸長剤として用いる上記の一般式(I)
で表される脂肪族ジオールの具体例としては、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8
−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,1
0−デカンジオールなどを挙げることができ、こられは
単独で使用しても2種以上を併用してもよく、そのうち
でも1,9−ノナンジオールおよび/または1,6−ヘ
キサンジオールが好ましく、1,9−ノナンジオールが
より好ましい。
【0024】そして、上記したポリエステルジオール、
有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を反応させること
によって本発明のポリウレタンが製造されるが、ポリウ
レタンの製造に当たっては、ポリエステルジオールのモ
ル数をa、有機ジイソシアネートのモル数をb、1,4
−ブタンジオールのモル数をc1および上記の一般式
(I)で表される脂肪族ジオールのモル数をc2とした
ときに、上記した数式を満足するようにしてポリエス
テルジオール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を
も用いて反応させることが必要である。b/(a+c
+c)の値が上記した数式の範囲から外れて0.9
8よりも小さいと、得られるポリウレタンは成形後に熱
処理を施してもその分子量が充分に増加せず成形品の耐
熱性や耐熱強度保持率が低下し、圧縮永久歪みが大きく
なり、しかも耐溶融摩耗性が低下する。一方、b/(a
+c+c)の値が上記した数式の範囲から外れて
1.10よりも大きいと、得られるポリウレタンは溶融
滞留時間が長くなった場合に急激にその溶融粘度が上昇
して押出成形などの成形が行いにくくなり成形性が低下
する。b/(a+c+c)の値が1.00〜1.0
8の範囲になるようにして各成分を反応させると、得ら
れるポリウレタンの成形性および耐熱性がより良好にな
り且つ圧縮永久歪みがより小さくなるので、好ましい。
【0025】なお、本発明においては、ポリウレタンの
原料成分として、上記したポリエステルジオール、有機
ジイソシアネートおよび鎖伸長剤と共に、少量であれ
ば、上記のポリエステルジオール以外の高分子ジオール
および/または他の低分子ジオールなどを、必要に応じ
て用いてもよい。
【0026】更に、本発明では、上記したポリエステル
ジオール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を用い
てポリウレタンを製造するに当たって、ウレタン化反応
に対して触媒活性を有するスズ系ウレタン化触媒を使用
することが必要である。スズ系ウレタン化触媒の使用量
は、スズ原子換算で、得られるポリウレタン[すなわ
ち、ポリウレタンの製造に用いるポリエステルジオー
ル、有機ジイソシアネート、鎖伸長剤などの反応性原料
成分の全重量]に対して0.5〜15ppmであるのが
好ましく、1〜12ppmであるのがより好ましい。
【0027】生成するポリウレタン中にスズ系ウレタン
化触媒がスズ原子換算で0.5ppm以上含まれている
と、成形後もポリウレタンの分子量が充分に高い水準に
維持され、その物性、特に耐加水分解性、耐熱性、耐寒
性などが良好に保たれる。しかしながら、ポリウレタン
中におけるスズ系ウレタン化触媒の含有量がスズ原子換
算で15ppmを超えると、耐加水分解性や熱安定性の
低下を招くので好ましくない。適量のスズ系ウレタン化
触媒を含有するとポリウレタンの物性が良好に保たれる
理由は明確ではないが、スズ系ウレタン化触媒が、解離
したウレタン結合の再結合、過剰のイソシアネート基と
水との間の反応促進などによってポリウレタンの分子量
を高い水準に維持するのではないかと推定される。
【0028】本発明で使用し得るスズ系ウレタン化触媒
としては、例えば、オクチル酸スズ、モノメチルスズメ
ルカプト酢酸塩、モノブチルスズトリアセテート、モノ
ブチルスズモノオクチレート、モノブチルスズモノアセ
テート、モノブチルスズマレイン酸塩、モノブチルスズ
マレイン酸ベンジルエステル塩、モノオクチルスズマレ
イン酸塩、モノオクチルスズチオジプロピオン酸塩、モ
ノオクチルスズトリス(イソオクチルチオグリコール酸
エステル)、モノフェニルスズトリアセテート、ジメチ
ルスズマレイン酸エステル塩、ジメチルスズビス(エチ
レングリコールモノチオグリコレート)、ジメチルスズ
ビス(メルカプト酢酸)塩、ジメチルスズビス(3−メ
ルカプトプロピオン酸)塩、ジメチルスズビス(イソオ
クチルメルカプトアセテート)、ジブチルスズジアセテ
ート、ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジス
テアレート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズ
マレイン酸塩、ジブチルスズマレイン酸塩ポリマー、ジ
チルスズマレイン酸エステル塩、ジブチルスズビス(メ
ルカプト酢酸)、ジブチルスズビス(メルカプト酢酸ア
ルキルエステル)塩、ジブチルスズビス(3−メルカプ
トプロピオン酸アルコキシブチルエステル)塩、ジブチ
ルスズビス(オクチルチオグリコールエステル)塩、ジ
ブチルスズ(3−メルカプトプロピオン酸)塩、ジオク
チルスズマレイン酸塩、ジオクチルスズマレイン酸エス
テル塩、ジオクチルスズマレイン酸塩ポリマー、ジオク
チルスズラウレート、ジオクチルスズビス(イソオクチ
ルメルカプトアセテート)、ジオクチルスズビス(イソ
オクチルチオグリコール酸エステル)、ジオクチルスズ
ビス(3−メルカプトプロピオン酸)塩等のスズのアシ
レート化合物、メルカプトカルボン酸塩などを挙げるこ
とができ、これらは単独で使用しても2種以上を併用し
てもよい。
【0029】上記したスズ系ウレタン化触媒のうちで
も、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレ
ートなどのジアルキルスズジアシレート、ジブチルスズ
ビス(3−メルカプトプロピオン酸エトキシブチルエス
テル)塩などのジアルキルスズビスメルカプトカルボン
酸エステル塩などが好ましい。スズ系ウレタン化触媒
は、ポリウレタンの製造時に、ポリエステルジオール、
鎖伸長剤および有機ジイソシアネートなどと同時に添加
しても、またはこれらのポリウレタン用原料のうちの1
者または2者以上に予め混合しておいてもよいが、ポリ
エステルジオール中に予め混合しておくのが、スズ系ウ
レタン化触媒を均一に混合・分散させることができ望ま
しい。
【0030】本発明のポリウレタンを得るための反応方
法は特に制限されず、上記したポリエステルジオール、
有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を使用して、公知
のウレタン化反応技術を利用して、プレポリマー法およ
びワンショット法のいずれで製造してもよい。そのうち
でも、実質的に溶剤の不存在下に溶融重合することが好
ましく、特に多軸スクリュー型押出機を用いる連続溶融
重合が好ましい。使用するポリエステルジオールの内
容、有機ジイソシアネートの種類、鎖伸長剤の内容等に
応じて変わり得るが、多軸スクリュー型押出機を使用し
て本発明のポリウレタンを製造するに当たっては、一般
にそれらの成分を同時またはほぼ同時に押出機に連続的
に供給して190〜280℃、好ましくは210〜26
0℃で連続溶融重合させてポリウレタンを製造した後押
し出し、切断して、ペレットやチップなどの形状のポリ
ウレタンを製造するとよい。
【0031】また、ポリウレタンの重合過程または重合
後に、必要に応じて着色剤、滑剤、結晶核剤、難燃剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、耐候性改良剤、加水分解防
止剤、粘着性付与剤、防黴剤等の添加剤の1種または2
種以上を適宜加えてもよい。 さらに、限定されるものではないが、本発明のポリウレ
タンは硬度(JIS−A硬度)が55〜97の範囲にあ
ることが、成形性、耐熱性、低圧縮永久歪み性などの性
能が一層良好となることから好ましい。また、本発明の
ポリウレタンは、対数粘度(ηinh)が0.5〜2.1
dl/gであることが好ましく、ポリウレタンの対数粘
度をこの範囲内とすることにより、耐熱性、押出成形性
などの成形性が一層良好になり、圧縮永久歪みが小さく
なる。なお、ここでいう対数粘度とは、ポリウレタン試
料を0.5g/dlとなるように0.05Mのn−ブチ
ルアミンのN,N−ジメチルホルムアミド溶液に溶解
し、24時間後に30℃でウッベローデ型粘度計により
溶液粘度を測定し、次式により求めたときの値をいう。
【0032】
【数12】ηrel=t/t0 ηinh=ln(ηrel)/c [上記式中、t=溶液の流下時間(秒)、t0=溶媒の流
下時間(秒)、ηrel=比粘度、ηinh=対数粘度、c=ポ
リウレタンの濃度(g/dl)を表す]
【0033】本発明のポリウレタンは溶融滞留時間が長
くても溶融粘度の急激な上昇がなく、例えば180℃以
上の温度で1時間以上にわたって溶融滞留させても溶融
粘度の増加が少ないことから、押出成形、射出成形、ブ
ロー成形、カランダー成形などの種々の成形法によって
種々の成形物を円滑に製造することができる。そして、
それらの成形法により得られる成形物は、耐熱性、耐溶
融摩耗性、耐寒性、耐加水分解性に優れ、圧縮永久歪み
が小さく、耐熱強度および耐熱強度保持率が高く、極め
て優れた特性を有しているので、例えばチューブ、フイ
ルム、シート、ベルト、ホース、各種ロール、スクリー
ン、キャスター、ギヤ、パッキング材、自動車部品、ス
クィージ、紙送りロール、複写機用クリーニングブレー
ド、スノープラウ、チェーン、ライニング、ソリッドタ
イヤ、防振材、靴底、スポーツ靴、マーキング材、バイ
ンダー、接着剤、皮革、弾性繊維、機械部品などの広範
囲な用途に有効に使用することができる。
【0034】そして、本発明のポリウレタンからなる成
形物は、成形したものをそのまま直接使用してもよい
が、成形後に成形物を60℃以上の温度、特に80〜1
10℃の範囲の温度で熱処理(アニーリング)すると、
成形物の耐熱性、耐熱強度および耐熱強度保持率を一層
向上させ、しかも圧縮永久歪みを一層小さくすることが
できるので望ましい。その場合に、熱処理時間はポリウ
レタンの内容、成形物の大きさ、厚み、形状などに応じ
て適宜選択できるが、一般に約4〜20時間分程度行う
のが好ましい。
【0035】
【実施例】以下に本発明を実施例などにより具体的に説
明するが、本発明はそれにより限定されない。以下の例
において、ポリウレタンの対数粘度、押出成形性、ポリ
ウレタンからなる成形物の硬度、引張強度、耐熱強度、
耐熱強度保持率、耐熱性(ビカット軟化温度)、耐溶融
摩耗性、圧縮永久歪み、耐寒性および耐加水分解性は、
下記の方法により測定または評価した。
【0036】[対数粘度]溶融重合により製造したポリ
ウレタンペレットまたはこれからなる射出成形物を用い
て、上記した方法にポリウレタンの対数粘度を求めた。
【0037】[押出成形性]高化式フローテスターを用
いて、荷重50kgf、ノズル寸法1φ×10mm、温
度210℃の条件下で、ポリウレタンのペレットを21
0℃で6分間および210℃で60分間、溶融滞留状態
においた後にその溶融粘度をそれぞれ独立して測定し、
次式から溶融粘度増加率を求め、その値を押出成形性の
指標とした。
【0038】
【数13】 溶融粘度増加率(%)={(η−η0)/η0}×100 η0=210℃で6分間溶融滞留させた後の溶融粘度
(ポイズ) η =210℃で60分間溶融滞留させた後の溶融粘度
(ポイズ)
【0039】[硬 度]日精樹脂工業株式会社製の小型
射出成形試験機を用いて、溶融温度200℃、射出ノズ
ル圧力60kgf/cm2、金型温度30℃の条件下に
射出成形を行って得られた厚さ6mmの試験片を用い
て、ショアーA硬度計で測定した。
【0040】[引張強度]JIS K−7311に従っ
て測定した。すなわち、上記と同様にして射出成形を行
って得られた厚さ2mmの成形サンプルからダンベル状
試験片を作製し、室温(25℃)で引張速度30cm/
分で破断強度を測定して引張強度とした。
【0041】[耐熱強度]上記と同様にして射出成形を
行って得られた厚さ2mmの成形サンプルからダンベル
状試験片を作製し、これを100℃に温度制御した恒温
槽付きの引張試験機を用いて引張速度30cm/分で破
断強度を測定して、耐熱強度とした。
【0042】[耐熱強度保持率]上記で測定した引張強
度および耐熱強度の値から、下記の式により耐熱強度保
持率を求めた。
【0043】
【数14】 耐熱強度保持率(%)={S/S0}×100 S0=引張強度(kgf/cm2) S =耐熱強度(kgf/cm2
【0044】[耐熱性(ビカット軟化温度)]上記と同
様にして射出成形を行って得られた厚さ4mmの試験片
を用いて、JIS K−7206に準じて測定荷重1k
gfの条件下にビカット軟化温度を測定した。そして、
測定により得られたビカット軟化温度の値を耐熱性の指
標として、ポリウレタン(ポリウレタン成形物)の耐熱
性を評価した。
【0045】[耐溶融摩耗性]上記と同様にして射出成
形を行って得られた厚さ2mmの試験片を用いて改良し
たテーバー型摩耗試験機(摩耗輪CS17)により、荷重
1000g、摩耗輪回転速度140rpm、試験時間1
2時間の条件下に摩耗試験を行い、試験終了時の試験片
の表面状態を肉眼で観測して、殆ど損傷を生じていない
場合を○、損傷が大きく、摩耗面が半溶融状態である場
合を×、その中間を△として評価した。
【0046】[圧縮永久歪み]上記と同様にして射出成
形を行って得られた厚さ20mmの試験片を用いて、J
IS K−6301に準拠した方法(熱処理条件:70
℃で22時間)で測定を行った。
【0047】[耐寒性]上記と同様にして射出成形を行
って得られた厚さ2mmの円板から試験片を作製し、こ
の試験片の動的粘弾性を周波数11Hzで測定し、動的
損失弾性率(E")がピークとなる温度(Tα)を求め、
これを耐寒性の指標とした。
【0048】[耐加水分解性]上記と同様にして射出成
形を行って得られた厚さ2mmの円板からダンベル状の
試験片を作製し、これを70℃、95%RHの相対湿度
下に3週間放置し、その前後の試験片の破断強度を測
定、該放置前の破断強度に対する放置後の破断強度の保
持率を求めて耐加水分解性の指標とした。
【0049】また、下記の参考例、実施例および比較例
で用いた化合物に関する略号とその化合物内容は、次の
表1に示すとおりである。
【0050】
【表1】 略 号 : 化 合 物 BD :1,4−ブタンジオール EG :エチレングリコール HD :1,6−ヘキサンジオール MPD :3−メチル−1,5−ペンタンジオール ND :1,9−ノナンジオール Ad :アジピン酸 PNMA :ND,MPD及びAdから得られたポリエステルジオール PNA :NDとAdとから得られたポリエステルジオール PMPA :MPDとAdから得られたポリエステルジオール PBA :BDとAdから得られたポリエステルジオール MDI :4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート DBA :ジブチルスズジアセテート
【0051】《参考例1》[PNMA3000の製造] NDの1920g、MPDの1416gおよびAdの2
920gを反応器に仕込み、常圧下に200℃で生成す
る水を系外に留去しながらエステル化反応を行った。反
応物の酸価が30以下になった時点でテトライソプロピ
ルチタネートを90mg加えて、200mmHg〜10
0mmHgに減圧しながら反応を続けた。酸価が1.0
になった時点で真空ポンプにより徐々に真空度を上げて
反応を完結させた。その結果、数平均分子量3000、
ND/MPD=1/1(モル比)のPNMA(以下これ
をPNMA−Aという)が5090g得られた。
【0052】《参考例2》[チタン系触媒を失活させた
PNMA3000の製造] 上記の参考例1で得られたPNMA−Aの5000gを
100℃に加熱し、これに水150g(3重量%)を加
えて撹拌しながら2時間加熱することによりチタン系触
媒を失活させた。得られた混合物から減圧下で水を留去
することにより、チタン系触媒を失活させたPNMA
(以下これをPNMA−Bという)が得られた。
【0053】《参考例3》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPNMA3000の製造] 上記の参考例2で得られたPNMA−Bの5000gを
100℃に加熱し、これにスズ系ウレタン化触媒として
ジブチルスズジアセテート(DBA)を10ppm(ス
ズ原子に換算して3.4ppm)を加えて1時間撹拌し
た。これにより、チタン系触媒を失活させた後にスズ系
ウレタン化触媒を添加したPNMA(以下これをPNM
A−Cという)が得られた。
【0054】《参考例4》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPNMA3000の製造] NDの2304g、MPDの1133gおよびAdの2
920gを反応器に仕込み、参考例1と同様にしてエス
テル化および重縮合反応を行うことにより、数平均分子
量3000、ND/MPD=6/4(モル比)のPNM
Aを5190g得た。これを用いて参考例2と同様にし
てチタン系触媒を失活させた後、減圧下で水を留去し、
さらに参考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジ
ブチルスズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算
して3.4ppm)添加することにより、チタン系触媒
を失活させた後にジブチルスズジアセテート(DBA)
をを添加したPNMA(以下これをPNMA−Dとい
う)を得た。
【0055】《参考例5》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPNMA5000の製造] MPDの3908g、NDの4204gおよびAdの7
300gを反応器に仕込み、参考例1と同様にしてエス
テル化および重縮合反応を行うことにより、数平均分子
量5000、ND/MPD=5/5(モル比)のPNM
Aを12800g得た。これを用いて参考例2と同様に
してチタン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した
後、参考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブ
チルスズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算し
て3.4ppm)添加することにより、チタン系触媒を
失活させた後にジブチルスズジアセテート(DBA)を
添加したPNMA(以下これをPNMA−Eという)を
得た。
【0056】《参考例6》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPNMA5000の製造] MPDの3356g、NDの4608gおよびAdの7
300gを反応器に仕込み、参考例1と同様にしてエス
テル化および重縮合反応を行うことにより、数平均分子
量5000、ND/MPD=6/4(モル比)のPNM
Aを12590g得た。これを用いて参考例2と同様に
してチタン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した
後、参考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブ
チルスズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算し
て3.4ppm)添加することにより、チタン系触媒を
失活させた後にジブチルスズジアセテート(DBA)を
添加したPNMA(以下これをPNMA−Fという)を
得た。
【0057】《参考例7》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPNMA2000の製造] NDの2032g、MPDの1499gおよびAdの2
920gを反応器に仕込み、参考例1と同様にしてエス
テル化および重縮合反応を行うことにより、数平均分子
量2000、ND/MPD=5/5(モル比)のPNM
Aを5100g得た。これを用いて参考例2と同様にし
てチタン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した後、
参考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブチル
スズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算して
3.4ppm)添加することにより、チタン系触媒を失
活させた後にジブチルスズジアセテート(DBA)を添
加したPNMA(以下これをPNMA−Gという)を得
た。
【0058】《参考例8》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPNA3000の製造] NDの3862gおよびAdの2920gを反応器に仕
込み、参考例1と同様にしてエステル化および重縮合反
応を行うことにより、数平均分子量3000のPNAを
5400g得た。これを用いて参考例2と同様にしてチ
タン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した後、参考
例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブチルスズ
ジアセテートを10ppm(スズ原子に換算して3.4
ppm)添加することにより、チタン系触媒を失活させ
た後にジブチルスズジアセテート(DBA)を添加した
PNA(以下これをPNA−Aという)を得た。
【0059】《参考例9》[スズ系ウレタン化触媒を添
加したPMPA3000の製造] MPDの2714gおよびAdの2920gを反応器に
仕込み、参考例1と同様にしてエステル化および重縮合
反応を行うことにより、数平均分子量3000のPMP
Aを4700g得た。これを用いて参考例2と同様にし
てチタン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した後、
参考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブチル
スズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算して
3.4ppm)添加することにより、チタン系触媒を失
活させた後にジブチルスズジアセテート(DBA)を添
加したPMPA(以下これをPMPA−Aという)を得
た。
【0060】《参考例10》[スズ系ウレタン化触媒を
添加したPBA3000の製造] BDの2160gおよびAdの2920gを反応器に仕
込み、参考例1と同様にしてエステル化および重縮合反
応を行うことにより、数平均分子量3000のPBAを
4100g得た。これを用いて参考例2と同様にしてチ
タン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した後、参考
例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブチルスズ
ジアセテートを10ppm(スズ原子に換算して3.4
ppm)添加することにより、チタン系触媒を失活させ
た後にジブチルスズジアセテート(DBA)を添加した
PBA(以下これをPBA−Aという)を得た。
【0061】《参考例11》[スズ系ウレタン化触媒を
添加したPBA5000の製造] BDの5400gおよびAdの7300gを反応器に仕
込み、参考例1と同様にしてエステル化および重縮合反
応を行うことにより、数平均分子量5000のPBAを
10180g得た。これを用いて参考例2と同様にして
チタン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した後、参
考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブチルス
ズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算して3.
4ppm)添加することにより、チタン系触媒を失活さ
せた後にジブチルスズジアセテート(DBA)を添加し
たPBA(以下これをPBA−Bという)を得た。
【0062】《参考例12》[スズ系ウレタン化触媒を
添加したPNMA10000の製造] NDの1705g、MPDの1258gおよびAdの2
891gを反応器に仕込み、参考例1と同様にしてエス
テル化および重縮合反応を行うことにより、数平均分子
量10000、ND/MPD=5/5(モル比)のPN
MAを5000g得た。これを用いて参考例2と同様に
してチタン系触媒を失活させ、減圧下で水を留去した
後、参考例3と同様にスズ系ウレタン化触媒としてジブ
チルスズジアセテートを10ppm(スズ原子に換算し
て3.4ppm)添加することにより、チタン系触媒を
失活させた後にジブチルスズジアセテート(DBA)を
添加したPNMA(以下これをPNMA−Hという)を
得た。
【0063】上記の参考例1〜12で得られたポリエス
テルジオールの内容を下記の表2にまとめた。
【0064】
【表2】
【0065】《実施例1》 (1) 上記の参考例3で得られたPNMA−C、鎖伸
長剤[BD:ND=85:15(モル比)の混合物]お
よび50℃に加熱溶融したMDIを、下記の表3に示す
ように、[PNMA−C]:[MDI]:[BD:N
D]=[1.0]:[6.86]:[4.76:0.8
4](モル比)で、かつこれらの総送量が200g/分
となるように、定量ポンプから同軸方向に回転する二軸
スクリュー型押出機(30φ、L/D=36)に連続的
に供給して260℃の温度で連続溶融重合を行った。生
成したポリウレタンの溶融物をストランド状で水中に連
続的に押し出し、次いでペレタイザーで切断してペレッ
トを製造した。このペレットを80℃で20時間除湿乾
燥した後、その押出成形性を上記した方法で測定した。
また除湿乾燥後のペレットを用いて、物性の測定または
評価用のそれぞれの試験片を上記した方法で射出成形に
より製造した。それぞれの試験片を80℃の温度で12
時間熱処理した後、それぞれ試験片を用いて、対数粘
度、硬度、引張強度、耐熱強度、耐熱強度保持率、ビカ
ット軟化温度、圧縮永久歪み、耐寒性および耐加水分解
性を上記した方法で測定または評価した。その結果を下
記の表4に示す。
【0066】《実施例2》ポリエステルジオールとして
参考例4で得られたPNMA−Dを用いた以外は実施例
1と同様にして、PNMA−D、鎖伸長剤(BDとN
D)およびMDIを連続溶融重合した後押し出し切断し
てポリウレタンのペレットを製造し、このペレットを実
施例1と同様にして除湿乾燥した。除湿乾燥したペレッ
トを用いて、物性の測定または評価用のそれぞれの試験
片を上記した方法で射出成形により製造した。それぞれ
の試験片を80℃の温度で12時間熱処理した後、それ
ぞれの試験片を用いて、対数粘度、硬度、引張強度、耐
熱強度、耐熱強度保持率、ビカット軟化温度、圧縮永久
歪み、耐寒性および耐加水分解性を上記した方法で測定
または評価した。その結果を下記の表4に示す。
【0067】《実施例3〜5》下記の表3に示すポリエ
ステルジオールを、表3に示す鎖伸長剤およびMDI
と、表3に示すモル比で反応させた以外は実施例1と同
様にして、連続溶融重合、ポリウレタンペレットの製造
および除湿乾燥、射出成形による各試験片の製造および
試験片の熱処理を行って、実施例1と同様の物性の測定
または評価を行った。その結果を下記の表4に示す。
【0068】《実施例6》実施例1と同様にして、PN
MA−D、鎖伸長剤(BDとND)およびMDIを連続
溶融重合した後押し出し切断してポリウレタンのペレッ
トを製造し、このペレットを実施例1と同様にして除湿
乾燥した。除湿乾燥したペレットを用いて、物性の測定
または評価用のそれぞれの試験片を上記した方法で射出
成形により製造し、得られた試験片を20℃の温度で1
週間放置した後に、実施例1と同様の物性の測定または
評価を行った。その結果を表4に示す。
【0069】《実施例7〜8》下記の表3に示すポリエ
ステルジオールを、表3に示す鎖伸長剤およびMDI
と、表3に示すモル比で反応させた以外は実施例1と同
様にして、連続溶融重合、ポリウレタンペレットの製造
および除湿乾燥、射出成形による各試験片の製造および
試験片の熱処理を行って、実施例1と同様の物性の測定
または評価を行った。その結果を下記の表4に示す。
【0070】《実施例9》下記の表3に示すポリエステ
ルジオールを、表3に示す鎖伸長剤およびMDIと、表
3に示すモル比で反応させた以外は実施例1と同様にし
て、連続溶融重合、ポリウレタンペレットの製造および
除湿乾燥、射出成形による各試験片の製造を行い、得ら
れた試験片を20℃の温度で1週間放置した後に、実施
例1と同様の物性の測定または評価を行った。その結果
を表4に示す。
【0071】《比較例1》ポリエステルジオールとして
参考例1で得られたPNMA−Aを使用し、PNMA−
Aを表3に示す鎖伸長剤およびMDIと、表3に示すモ
ル比で反応させた以外は実施例1と同様にして、連続溶
融重合、ポリウレタンペレットの製造および除湿乾燥、
射出成形による各試験片の製造および試験片の熱処理を
行って、実施例1と同様の物性の測定または評価を行っ
た。その結果を下記の表4に示す。
【0072】《比較例2〜6》下記の表3に示すポリエ
ステルジオールを、表3に示す鎖伸長剤およびMDI
と、表3に示すモル比で反応させた以外は実施例1と同
様にして、連続溶融重合、ポリウレタンペレットの製造
および除湿乾燥、射出成形による各試験片の製造および
得られた試験片の熱処理を行って、実施例1と同様の物
性の測定または評価を行った。その結果を表4に示す。
【0073】《比較例7》ポリエステルジオールとして
参考例3で得られたPNMA−Cを使用し、PNMA−
Cを表3に示す鎖伸長剤[BD:EG=85:15(モ
ル比)の混合物]およびMDIと、表3に示すモル比で
実施例1と同様にして反応させたところ、重合性が悪
く、ポリウレタンのペレットが得られなかった。
【0074】《比較例8〜12》下記の表3に示すポリ
エステルジオールを、表3に示す鎖伸長剤およびMDI
と、表3に示すモル比で反応させた以外は実施例1と同
様にして、連続溶融重合、ポリウレタンペレットの製造
および除湿乾燥、射出成形による各試験片の製造および
得られた試験片の熱処理を行って、実施例1と同様の物
性の測定または評価を行った。その結果を表4に示す。
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【0077】上記の表3および表4の結果から、上記し
た(i)〜(iv)の要件のすべてを満足する実施例1〜
9のポリウレタンは、溶融滞留時間が長くなっても粘度
が急激に上昇せず押出成形性などの成形性に優れてお
り、しかも実施例1〜9のポリウレタンの成形物は、硬
度、引張強度、耐熱強度、耐熱強度保持率、耐寒性およ
び耐加水分解性に優れ、ビカット軟化温度が高く耐熱性
にも優れており、その上圧縮永久歪みが小さいことがわ
かる。また、実施例1と実施例6、および実施例8と実
施例9をそれぞれ比較した場合に、成形後に熱処理を行
っている実施例1および実施例8では、熱処理を行って
いない実施例6および実施例9に比べて、成形物のビカ
ット軟化温度が高く耐熱性により優れており、且つ圧縮
永久歪みも一層小さく、このような結果から、本発明の
ポリウレタンを用いて成形を行った場合に、成形後に熱
処理を施すと一層物性に優れた成形物が得られることが
わかる。
【0078】一方、本発明における上記した(i)〜
(iv)の要件のいずれかを欠いている比較例1〜12、
すなわちチタン系重縮合触媒の失活処理を行わないポリ
エステルジオールを用いてスズ系ウレタン化触媒の不存
在下に製造した比較例1のポリウレタン、スズ系ウレタ
ン化触媒を使用しないで製造した比較例2のポリウレタ
ン、数平均分子量が2200〜8000の範囲から外れ
るポリエステルジオールを用いて製造した比較例3と比
較例12のポリウレタン、ポリエステルジオールおよび
鎖伸長剤に対する有機ジイソシアネートのモル比が上記
した式を満足していない比較例4のポリウレタン、鎖
伸長剤における1,4−ブタンジオールと一般式(I)
で表される脂肪族ジオール(1,9−ノナンジオール)
のモル比が上記した式の範囲から外れている比較例5
と比較例6のポリウレタン、1,4−ブタンジオールと
併用する鎖伸長剤が上記の一般式(I)で表される脂肪
族ジオールでない比較例7、ポリエステルジオールを構
成するジオール成分として1,9−ノナンジオールおよ
び3−メチル−1,5−ペンタンジオールの両方を使用
していないポリエステルジオールを用いて得られた比較
例8〜11のポリウレタンの場合は、押出成形性、硬
度、引張強度、耐熱強度、耐熱強度保持率、耐寒性、耐
加水分解性、耐熱性(ビカット軟化温度)、圧縮永久歪
みのいずれか一つ、または二つ以上の物性において、実
施例1〜9のポリウレタンに比べて大幅に劣っているこ
とがわかる。特に、鎖伸長剤として1,4−ブタンジオ
ールと共にエチレングリコールを用いた比較例7の場合
は、ポリウレタンの重合が円滑に行われず、ポリウレタ
ンのペレットを得ることができなかったことがわかる。
【0079】
【発明の効果】本発明により、押出成形性などの成形
性、耐熱性、耐熱強度、耐熱強度保持率、耐溶融摩耗
性、耐寒性および耐加水分解性に優れ、しかも圧縮永久
歪みの少ない、極めて良好な諸特性を備えたポリウレタ
ンが提供される。そして、本発明ののポリウレタンから
は、その熱可塑性を利用して、押出成形、射出成形、ブ
ロー成形、注型、流延成形、カレンダー成形などの成形
法によって、各種の成形物を極めて円滑に成形性よく製
造することができ、その結果得られた成形物は上記した
優れた諸特性を活かして広範な用途に有効に使用するこ
とができる。また、成形後に更に特定の温度条件下で加
熱処理して得られる本発明のポリウレタン成形物は、耐
熱性、耐熱強度、耐熱強度保持率に一層優れ、しかも圧
縮永久歪みがより小さく、一層優れた特性を備えてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−339817(JP,A) 特開 平7−179556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルジオール、有機ジイソシア
    ネートおよび鎖伸長剤の反応により得られるポリウレタ
    ンであって、 (i) 前記ポリエステルジオールが、ジカルボン酸成分
    と、1,9−ノナンジオールおよび3−メチル−1,5
    −ペンタンジオールから主としてなるジオール成分と
    を、チタン系重縮合触媒の存在下に重縮合した後、該チ
    タン系重縮合触媒を失活させて得られた、数平均分子量
    2200〜8000のポリエステルジオールであり; (ii) 前記鎖伸長剤が、1,4−ブタンジオールおよび
    下記の一般式(I); 【化1】 HO−(CH2)n−OH (I) (式中、nは5〜10の整数を示す)で表される脂肪族
    ジオールからなっており; (iii) 前記ポリエステルジオール、有機ジイソシアネ
    ートおよび鎖伸長剤の割合が、下記の数式および; 【数1】 0.70≦c1/(c1+c2)≦0.98 【数2】 0.98≦b/(a+c+c)≦1.10 [上記式および中、cは1,4−ブタンジオール
    のモル数、cは前記の一般式(I)で表される脂肪族
    ジオールのモル数、aはポリエステルジオールのモル
    数、bは有機ジイソシアネートのモル数を示す]を満足
    する割合であり;そして (iv) スズ系ウレタン化触媒を含有する;ことを特徴
    とするポリウレタン。
  2. 【請求項2】 ポリエステルジオールを構成するジオー
    ル成分が、下記の数式; 【数3】 0.3≦d1/(d1+d2)≦0.7 (上記式中、d1は1,9−ノナンジオールのモル分
    率、d2は3−メチル−1,5−ペンタンジオールのモ
    ル分率を表す)を満足するジオール成分であり、一般式
    (I)で表される脂肪族ジオールが1,9−ノナンジオ
    ールであり、そしてスズ系ウレタン化触媒の含有割合が
    スズ原子換算で0.5〜15ppmである請求項1のポ
    リウレタン。
  3. 【請求項3】 ポリエステルジオール、有機ジイソシア
    ネートおよび鎖伸長剤を反応させてポリウレタンを製造
    する方法であって、 (i) 前記ポリエステルジオールとして、ジカルボン
    酸成分と、1,9−ノナンジオールおよび3−メチル−
    1,5−ペンタンジオールから主としてなるジオール成
    分とを、チタン系重縮合触媒の存在下に重縮合した後、
    該チタン系重縮合触媒を失活させて得られた、数平均分
    子量2200〜8000のポリエステルジオールを使用
    し; (ii) 前記鎖伸長剤として、1,4−ブタンジオールお
    よび下記の一般式(I); 【化2】 HO−(CH2)n−OH (I) (式中、nは5〜10の整数を示す)で表される脂肪族
    ジオールを使用し;そして、 (iii) 前記ポリエステルジオール、有機ジイソシア
    ネートおよび鎖伸長剤を下記の数式および; 【数4】 0.70≦c1/(c1+c2)≦0.98 【数5】 0.98≦b/(a+c+c)≦1.10 [上記式および中、cは1,4−ブタンジオール
    のモル数、cは前記の一般式(I)で表される脂肪族
    ジオールのモル数、aはポリエステルジオールのモル
    数、bは有機ジイソシアネートのモル数を示す]を満足
    する割合で、スズ系ウレタン化触媒の存在下に反応させ
    る;ことを特徴とするポリウレタンの製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリエステルジオールを構成するジオー
    ル成分が、下記の数式; 【数6】 0.3≦d1/(d1+d2)≦0.7 (上記式中、d1は1,9−ノナンジオールのモル分
    率、d2は3−メチル−1,5−ペンタンジオールのモ
    ル分率を表す)を満足するジオール成分であり、一般式
    (I)で表される脂肪族ジオールが1,9−ノナンジオ
    ールであり、そしてスズ系ウレタン化触媒をスズ原子換
    算で0.5〜15ppmで使用する請求項3のポリウレ
    タンの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2のポリウレタンから得
    られた成形物。
  6. 【請求項6】 請求項1または2のポリウレタンを使用
    して成形した後、得られた成形物を60℃以上の温度で
    熱処理することを特徴とするポリウレタン成形物の製造
    方法。
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