JP3516761B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JP3516761B2 JP04157095A JP4157095A JP3516761B2 JP 3516761 B2 JP3516761 B2 JP 3516761B2 JP 04157095 A JP04157095 A JP 04157095A JP 4157095 A JP4157095 A JP 4157095A JP 3516761 B2 JP3516761 B2 JP 3516761B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes
    • C08L75/06Polyurethanes from polyesters

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、低硬度のポリウレタン
にポリオレフィン系樹脂を配合してなる樹脂組成物に関
する。本発明の樹脂組成物は、強度、圧縮永久歪み、耐
熱性および耐寒性などの諸特性に優れているのみなら
ず、射出成形性が著しく改良されているので、各種成形
品の素材などとして有用である。 【0002】 【従来の技術】ポリウレタンは高弾性、耐摩耗性および
耐油性に優れるなどの多くの特徴を有するため、ゴムや
プラスチックスの代替材料として注目されており、通常
のプラスチックス成形加工法が適用できる成形材料とし
て、広範な用途で使用されるようになってきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
低硬度のポリウレタンは、強度、圧縮永久歪み、耐熱
性、耐寒性などの諸特性が不十分であり、さらに成形性
にも劣っている。これらの低硬度のポリウレタンのなか
でも、不完全熱可塑性ポリウレタン(高分子ジオールと
鎖伸長剤の合計モル数に対して、過剰量の有機ジイソシ
アネートを用いて製造されたポリウレタン)の場合、強
度、圧縮永久歪みおよび耐熱性は比較的改善されてはい
るものの、金属との粘着性が非常に高いことから、特に
射出成形時の金型からの離型不良や、金型内での樹脂の
流れむらによる成形品表面の不良(気泡や流れ模様)が
発生しやすい。低硬度のポリウレタンによるゴム代替を
さらに進めるためには、これらの諸性能を向上させると
ともに、特に成形性を改良することが必須である。 【0004】本発明の目的は、強度、圧縮永久歪み、耐
熱性および耐寒性などの諸特性に優れているのみなら
ず、射出成形性が著しく改良された樹脂組成物を提供す
ることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、〔A〕3−メチル−1,5−ペンタンジオール
単位および1,9−ノナンジオール単位からなり、かつ
3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位と1,9−
ノナンジオール単位のモル比が100:0〜30:70
であるジオール単位と、下記の一般式(I); −CO−(CH2−CO− (I) (式中、nは4〜10の整数を示す)で表されるジカル
ボン酸単位とからなる数平均分子量3000〜7000
の高分子ジオール(a)、有機ジイソシアネート
(b)およびジオール類から選ばれる鎖伸長剤(c)
を、スズ系ウレタン化触媒を使用し、かつ下記の数式
(i); 0.99≦b/(a+c)≦1.08 (i) (式中、aは高分子ジオールのモル数、bは有機ジイソ
シアネートのモル数、cは鎖伸長剤のモル数を示す)を
満足する割合で反応させて得られる硬度(JIS−A)
が80以下のポリウレタン100重量部に、〔B〕低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレンおよび高密度ポリ
エチレンから選ばれるポリオレフィン系樹脂を5〜20
重量部配合してなる樹脂組成物を提供することにより達
成される。 【0006】本発明において使用されるポリウレタンを
構成する高分子ジオールは、実質的にジオール単位およ
びジカルボン酸単位から構成される。ジオール単位は、
3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位および1,
9−ノナンジオール単位からなり、かつ3−メチル−
1,5−ペンタンジオール単位と1,9−ノナンジオー
ル単位のモル比が100:0〜30:70であり、9
0:10〜30:70であることが好ましい。3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオール単位と1,9−ノナンジ
オール単位のモル比が100:0〜30:70である
と、得られる樹脂組成物の圧縮永久歪み、耐熱性および
耐寒性が良好なものとなる。ジオール単位として、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール単位および1,9−
ノナンジオール単位と共に、必要に応じて少量(通常、
全ジオール単位の20モル%以下)の他のジオール単位
を含んでいてもよい。例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、2−メチル−1,8
−オクタンジオールなどのジオールから誘導される単位
を挙げることができる。 【0007】ジカルボン酸単位としては、上記の一般式
(I)においてnが4〜10の整数である脂肪族ジカル
ボン酸単位のいずれでもよく、これらの単位を1種また
は2種以上含ませることができる。これらの脂肪族ジカ
ルボン酸単位は、例えば、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸な
どから誘導される。これらのなかでも、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸などから誘導される、上記の一
般式(I)においてnが4〜8の脂肪族ジカルボン酸単
位が好ましい。ジカルボン酸単位として、これらの脂肪
族ジカルボン酸単位と共に、必要に応じて少量(通常、
全ジカルボン酸単位の20モル%以下)のフタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸か
ら誘導される単位を含んでいてもよい。 【0008】高分子ジオールの数平均分子量は3000
〜7000であり、3000〜6000であるのが好ま
しい。高分子ジオールの数平均分子量が3000未満で
あると、得られる樹脂組成物の耐熱性、圧縮永久歪みお
よび成形性が低下する。一方、高分子ジオールの数平均
分子量が7000を越える場合には、樹脂組成物の生産
性が低下するとともに、得られる樹脂組成物の機械的強
度などが不良となる。なお、本明細書でいう高分子ジオ
ールの数平均分子量は、いずれもJIS K1577に
準拠して測定した水酸基価に基づいて算出した数平均分
子量である。 【0009】上記の高分子ジオールは、前述のジカルボ
ン酸成分およびジオール成分を用いて、従来既知のエス
テル交換反応、直接エステル化反応などによって重縮合
させることにより製造される。その場合に、重縮合反応
はチタン系またはスズ系の重縮合触媒の存在下に行うこ
とができるが、チタン系重縮合触媒を用いた場合には、
重縮合反応の終了後に高分子ジオールに含まれるチタン
系重縮合触媒を失活させておくのが好ましい。 【0010】高分子ジオールの製造に当たってチタン系
重縮合触媒を用いる場合には、従来からポリエステルジ
オールの製造に使用されているチタン系重縮合触媒のい
ずれもが使用でき、特に制限されないが、好ましいチタ
ン系重縮合触媒の例としては、チタン酸、テトラアルコ
キシチタン化合物、チタンアシレート化合物、チタンキ
レート化合物などを挙げることができる。より具体的に
は、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチ
ルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネー
ト、テトラステアリルチタネートなどのテトラアルコキ
シチタン化合物、ポリヒドロキシチタンステアレート、
ポリイソプロポキシチタンステアレートなどのチタンア
シレート化合物、チタンアセチルアセテート、トリエタ
ノールアミンチタネート、チタンアンモニウムラクテー
ト、チタンエチルラクテート、チタンオクチレングリコ
レートなどのチタンキレート化合物などを挙げることが
できる。 【0011】チタン系重縮合触媒の使用量は、目的とす
る高分子ジオールおよびそれを用いて製造するポリウレ
タンの内容などに応じて適宜調節することができ、特に
制限されないが、一般に、高分子ジオールを形成するた
めの反応成分の全重量に対して、約0.1〜50ppm
であるのが好ましく、約1〜30ppmであるのがより
好ましい。 【0012】高分子ジオールに含まれるチタン系重縮合
触媒の失活方法としては、例えば、エステル化反応の終
了により得られた高分子ジオールを加熱下に水と接触さ
せて失活する方法、該高分子ジオールをリン酸、リン酸
エステル、亜リン酸、亜リン酸エステルなどのリン化合
物で処理する方法を挙げることができる。水と接触させ
てチタン系重縮合触媒を失活させる場合には、エステル
化反応により得られたポリエステルジオールに水を1重
量%以上添加し、70〜150℃、好ましくは90〜1
30℃の温度で1〜3時間加熱するとよい。チタン系重
縮合触媒の失活処理は常圧下で行っても、または加圧下
で行ってもよい。チタン系重縮合触媒を失活させた後に
系を減圧にすると、失活に使用した水分を除去すること
ができて望ましい。 【0013】ポリウレタンの製造に用いられる有機ジイ
ソシアネートの種類は特に制限されず、通常のポリウレ
タンの製造に従来から使用されている有機ジイソシアネ
ートのいずれもが使用可能であり、分子量500以下の
ものが好ましい。有機ジイソシアネートの例としては、
例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、p−フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフチ
レンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、トルイレンジイソシアネートなどの芳香
族ジイソシアネート類や、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート、水添化キシリレン
ジイソシアネートなどの脂肪族または脂環式ジイソシア
ネート類などを挙げることができる。これらの有機ジイ
ソシアネートのうち、1種または2種以上が使用され
る。これらのなかでも、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネートを使用することが好ましい。 【0014】ポリウレタンの製造に用いられる鎖伸長剤
としては、通常のポリウレタンの製造に従来から使用さ
れているものの中で、ジオール類から選ばれるものが使
用されるが、分子量400以下の低分子化合物を使用す
ことが好ましい。例えば、エチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、
ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、p−キ
シリレングリコールなどが挙げられ、これらのうち1種
または2種以上が使用される。これらのなかでも、1,
4−ブタンジオールを使用することが特に好ましい。 【0015】ポリウレタンの製造に当たっては、上記の
高分子ジオール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤
を、下記の数式(i); 0.99≦b/(a+c)≦1.08 (i) (式中、aは高分子ジオールのモル数、bは有機ジイソ
シアネートのモル数、cは鎖伸長剤のモル数を示す)を
満足する割合で反応させる必要がある。b/(a+c)
の値が0.99未満では、得られる樹脂組成物の圧縮成
形歪みが大きく、耐熱性などの性能が低下するので好ま
しくない。一方、b/(a+c)の値が1.08を越え
る場合には、ポリウレタンの製造時にペレット化するこ
とが困難となったり、あるいはペレット間の膠着が起り
やすくなる。さらに、得られた樹脂組成物は金属との粘
着性が高くなるため、射出成形した場合には、金型から
の離形性が悪く、成形品の外観が著しく劣るので好まし
くない。 【0016】上記の高分子ジオール、有機ジイソシアネ
ートおよび鎖伸長剤を用いてポリウレタンを製造するに
当たって、ウレタン化反応に対して触媒活性を有するス
ズ系ウレタン化触媒を使用することが必要である。スズ
系ウレタン化触媒を使用すると、ポリウレタンの分子量
が速やかに増大し、さらに成形後もポリウレタンの分子
量が十分に高い水準に維持されるので、各種物性がより
良好な樹脂組成物が得られる。スズ系ウレタン化触媒の
使用量は、ポリウレタン(即ち、ポリウレタンの製造に
用いる高分子ジオール、有機ジイソシアネート、鎖伸長
剤などの反応性原料化合物の全重量)に対してスズ原子
換算で0.5〜15ppmであるのが好ましい。スズ系
ウレタン化触媒の使用量が、ポリウレタンに対してスズ
原子換算で15ppmを越える場合には、耐加水分解性
や、熱安定性などの性能が低下するため、好ましくな
い。 【0017】スズ系ウレタン化触媒としては、例えば、
オクチル酸スズ、モノメチルスズメルカプト酢酸塩、モ
ノブチルスズトリアセテート、モノブチルスズモノオク
チレート、モノブチルスズモノアセテート、モノブチル
スズマレイン酸塩、モノブチルスズマレイン酸ベンジル
エステル塩、モノオクチルスズマレイン酸塩、モノオク
チルスズチオジプロピオン酸塩、モノオクチルスズトリ
ス(イソオクチルチオグリコール酸エステル)、モノフ
ェニルスズトリアセテート、ジメチルスズマレイン酸エ
ステル塩、ジメチルスズビス(エチレングリコールモノ
チオグリコレート)、ジメチルスズビス(メルカプト酢
酸)塩、ジメチルスズビス(3−メルカプトプロピオン
酸)塩、ジメチルスズビス(イソオクチルメルカプトア
セテート)、ジメチルスズジアセテート、ジブチルスズ
ジアセテート、ジブチルスズジオクトエート、ジブチル
スズジステアレート、ジブチルスズジラウレート、ジブ
チルスズマレイン酸塩、ジブチルスズマレイン酸塩ポリ
マー、ジブチルスズマレイン酸エステル塩、ジブチルス
ズビス(メルカプト酢酸)、ジブチルスズビス(メルカ
プト酢酸アルキルエステル)塩、ジブチルスズビス(3
−メルカプトプロピオン酸アルコキシブチルエステル)
塩、ジブチルスズビスオクチルチオグリコールエステル
塩、ジブチルスズビス(3−メカプトプロピオン酸)
塩、ジオクチルスズマレイン酸塩、ジオクチルスズマレ
イン酸エステル塩、ジオクチルスズマレイン酸塩ポリマ
ー、ジオクチルスズジラウレート、ジオクチルスズビス
(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジオクチルス
ズビス(イソオクチルチオグリコール酸エステル)、ジ
オクチルスズビス(3−メルカプトプロピオン酸)塩な
どが挙げられ、これらのうち1種または2種以上が使用
される。これらのなかでも、ジブチルスズジアセテー
ト、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズビス(3
−メルカプトプロピオン酸アルコキシブチルエステル)
塩が好ましい。 【0018】ポリウレタンの製造方法は特に制限され
ず、上記の高分子ジオール、有機ジイソシアネートおよ
び鎖伸長剤を使用して、公知のウレタン化反応技術を利
用し、プレポリマー法およびワンショット法のいずれで
製造してもよい。そのうちでも、実質的に溶媒の不存在
下に溶融重合することが好ましく、特に多軸スクリュー
型押出機を用いる連続溶融重合が好ましい。 【0019】本発明において使用されるポリウレタン
は、硬度(JIS−A)が80以下の低硬度のポリウレ
タンである。硬度が80を越えるポリウレタンを使用す
ると、得られる樹脂組成物の柔軟性が低下するので、好
ましくない。圧縮永久歪みが小さく、耐熱性、耐寒性な
どの性能に優れ、かつ射出成形性が改善された樹脂組成
物が得られる点から、硬度が55〜80の範囲のポリウ
レタンを使用するのが好ましい。 【0020】本発明において使用されるポリウレタンの
対数粘度は、n−ブチルアミンを0.05モル/l含有
するN,N−ジメチルホルムアミド溶液に、ポリウレタ
ンを濃度0.5g/dlになるように溶解し、30℃で
測定した時に、0.5〜2.0dl/gであることが好
ましく、0.9〜2.0dl/gであることがより好ま
しい。対数粘度が0.5〜2.0dl/gの範囲内のポ
リウレタンを使用すると、圧縮永久歪みが小さく、力学
的性能、耐熱性などが良好な樹脂組成物が得られるので
好ましい。 【0021】本発明の樹脂組成物は、上記のポリウレタ
ン100重量部に、ポリオレフィン系樹脂を5〜20重
量部配合していることが必要であり、5〜15重量部配
合しているのが好ましい。ポリオレフィン系樹脂の配合
量が5重量部未満の場合には、得られる樹脂組成物の金
属との粘着性が高くなり、射出成形性した場合に金型か
らの離形性が悪く、成形品の外観が劣る傾向があるので
好ましくない。一方、ポリオレフィン系樹脂の配合量が
20重量部を越える場合には、得られる樹脂組成物の柔
軟性、機械的強度、耐摩耗性、圧縮永久歪みなどの各種
物性が低下する傾向があり、さらに、射出成形品の表面
欠陥(剥離現象)が発生しやすくなるので好ましくな
い。 【0022】本発明においては、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチンから選ばれ
るポリオレフィン系樹脂が使用されるが、これらの中で
も、高密度ポリエチンが特に好ましい。これらのポリ
オレフィン系樹脂は、そのメルトフローレート(MI;
190℃、2.16kg荷重)が0.02〜15g/1
0分であることが好ましい。 【0023】本発明の樹脂組成物は、上記のポリウレタ
ンおよびポリオレフィン系樹脂を使用して、通常のポリ
マーブレンドの手法により製造することができる。例え
ば、ポリウレタンとポリオレフィン系樹脂とを、樹脂材
料の混合に通常用いられるような縦型、または水平型の
混合機を用いて所定の割合で予備混合した後、単軸また
は二軸の押出機、ミキシングロール、バンバリーミキサ
ーなどを用いて回分式または連続式で加熱下に溶融混練
することにより製造される。なお、混合に際して、上記
のポリオレフィン系樹脂の他に、必要に応じて、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、加水分解防
止剤などの添加剤を添加してもよい。 【0024】本発明の樹脂組成物は、熱溶融成形、加熱
加工が可能であり、押出成形、射出成形、ブロー成形、
カレンダー成形、注型などの任意の成形方法によって種
々の成形品を円滑に製造することができる。これらの成
形法のなかでも特に射出成形用の素材として好適であ
る。 【0025】本発明の樹脂組成物を用いて得られる成形
物は、低硬度でありながら圧縮永久歪みが小さく、強
度、耐熱性、耐寒性などの諸特性にも優れているので、
フィルム、シート、ベルト、ホース、チューブ、自動車
部品、機械部品、靴底、時計バンド、パッキン材、制振
材などの各種用途の素材などとして有用である。 【0026】本発明の樹脂組成物からなる成形物は、成
形したものをそのまま使用してもよいが、成形物を60
℃以上の温度で、特に70〜110℃の範囲の温度で熱
処理(アニーリング)すると、圧縮永久歪みがより小さ
く、耐熱性がより優れたものが得られるので好ましい。
成形物の熱処理の時間は、樹脂組成物の種類、成形物の
形状、熱処理温度などに応じて適宜選択できるが、通
常、約2〜24時間程度行うのが好ましい。 【0027】 【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定される
ものではない。なお、以下の実施例、比較例および参考
例において、高分子ジオールの数平均分子量;ポリウレ
タンの硬度、対数粘度;樹脂組成物から得られる成形品
の強度、圧縮永久歪み、耐熱性、耐寒性;および樹脂組
成物の成形性は、以下の方法により測定または評価し
た。 【0028】[高分子ジオールの数平均分子量]JIS
K 1577に準拠して測定した高分子ジオールの水
酸基価より算出した。 【0029】[硬度]射出成形により得られた円板状物
(直径120mm、厚さ2mm)を2枚重ね合わせたも
のを用いて、JIS K 6301に準じてショア硬度
Aを求めた。 【0030】[対数粘度]n−ブチルアミンを0.05
モル/l含有するN,N−ジメチルホルムアミド溶液
に、ポリウレタンを濃度0.5g/dlになるように溶
解し、ウベローデ型粘度計を用いて、そのポリウレタン
溶液の30℃における流下時間を測定し、下式により対
数粘度を求めた。 【0031】対数粘度={ln(t/t0)}/c [式中、tはポリウレタン溶液の流下時間(秒)を、t
0は溶媒の流下時間(秒)を、cはポリウレタン溶液の
濃度(g/dl)を表す。] 【0032】[強度] 射出成形により得られた円板状物(直径120mm、厚
さ2mm)からダンベル3号形の試験片を打ち抜き、
IS K 7311に従って測定した。 【0033】[圧縮成形歪み]射出成形により得られた
厚さ2mmの試験片を用いて、JIS K 6301に
準拠した方法(試験片の圧縮率25%、70℃で22時
間熱処理)で試験を行った。 【0034】[耐熱性](株)レオロジ製DVEレオス
ペクトラを用いて、射出成形により得られた厚さ2mm
の円板状物から作製した試験片の動的粘弾性を周波数1
1Hzで測定し、その動的貯蔵弾性率E’のゴム状平坦
域の高温側の終点温度を耐熱性の指標とした。 【0035】[耐寒性](株)レオロジ製DVEレオス
ペクトラを用いて、射出成形により得られた厚さ2mm
の円板状物から作製した試験片の動的粘弾性を周波数1
1Hzで測定し、その動的損失弾性率E”がピークとな
る温度(Tα)により耐寒性を評価した。 【0036】[成形性]表面を鏡面仕上げした金型を用
いて、射出成形(シリンダ温度:170〜200℃、金
型温度:30℃)により円板状物(直径120mm、厚
さ2mm)を成形した際の、成形物の金型からの離型状
態および成形物の表面状態を観察し、下記の判定基準で
成形性を評価した。 ○ :成形物が金型から容易に離型し、成形物表面も平
滑である。 × :成形物と金型との密着性が高く、成形物表面が若
干変形している。 ××:成形物と金型との密着性が著しく高く、成形物表
面に凹凸が発生している。 【0037】下記の表2および表3で用いた化合物に関
する略号と化合物名を下記の表1に示す。 【0038】 【表1】 【0039】参考例1 3−メチル−1,5−ペンタンジオール3980g、
1,9−ノナンジオール4204gおよびアジピン酸7
300gを反応器に仕込み、常圧下、200℃で生成す
る水を系外に留去しながらエステル化反応を行った。反
応物の酸価が30以下になった時点で、テトライソプロ
ピルチタネート90mgを加え、200〜100mmH
gに減圧しながら反応を続けた。酸価が1.0になった
時点で真空ポンプにより徐々に真空度をあげて反応を完
結させ、高分子ジオール12800gを得た。得られた
高分子ジオールを100℃に加熱し、これに3重量%の
水を加えて撹拌しながら2時間加熱を続けてチタン系触
媒を失活させた後、減圧下で水を留去することにより、
チタン系重縮合触媒を失活させた高分子ジオール(以
下、これをPNMA−Aという)を得た。PNMA−A
の構造単位および数平均分子量を下記の表2に示す。 【0040】参考例2 3−メチル−1,5−ペンタンジオール3356g,
1,9−ノナンジオール4608gおよびアジピン酸7
300gを用いる以外は、参考例1と同様にしてエステ
ル化反応を行い、高分子ジオール12590gを得た。
さらに、参考例1と同様にしてチタン系重縮合触媒を失
活させた高分子ジオール(以下、これをPNMA−Bと
いう)を得た。PNMA−Bの構造単位および数平均分
子量を下記の表2に示す。 【0041】参考例3 3−メチル−1,5−ペンタンジオール1920g,
1,9−ノナンジオール1416gおよびアジピン酸2
920gを用いる以外は、参考例1と同様にしてエステ
ル化反応を行い、高分子ジオール5090gを得た。さ
らに、参考例1と同様にしてチタン系重縮合触媒を失活
させた高分子ジオール(以下、これをPNMA−Cとい
う)を得た。PNMA−Cの構造単位および数平均分子
量を下記の表2に示す。 【0042】参考例4 3−メチル−1,5−ペンタンジオール3747g,
1,9−ノナンジオール4520gおよびアジピン酸7
300gを用いる以外は、参考例1と同様にしてエステ
ル化反応を行い、高分子ジオール13350gを得た。
さらに、参考例1と同様にしてチタン系重縮合触媒を失
活させた高分子ジオール(以下、これをPNMA−Dと
いう)を得た。PNMA−Dの構造単位および数平均分
子量を下記の表2に示す。 【0043】参考例5 3−メチル−1,5−ペンタンジオール7080gおよ
びアジピン酸7300gを用いる以外は、参考例1と同
様にしてエステル化反応を行い、高分子ジオール116
70gを得た。さらに、参考例1と同様にしてチタン系
重縮合触媒を失活させた高分子ジオール(以下、これを
PMPA−Aという)を得た。PMPA−Aの構造単位
および数平均分子量を下記の表2に示す。 【0044】参考例6 1,9−ノナンジオール7870gおよびアジピン酸5
840gを用いる以外は、参考例1と同様にしてエステ
ル化反応を行い、高分子ジオール11500gを得た。
さらに、参考例1と同様にしてチタン系重縮合触媒を失
活させた高分子ジオール(以下、これをPNA−Aとい
う)を得た。PNA−Aの構造単位および数平均分子量
を下記の表2に示す。 【0045】参考例7 1,4−ブタンジオール5400gおよびアジピン酸7
300gを用いる以外は、参考例1と同様にしてエステ
ル化反応を行い、高分子ジオール10180gを得た。
さらに、参考例1と同様にしてチタン系重縮合触媒を失
活させた高分子ジオール(以下、これをPBA−Aとい
う)を得た。PBA−Aの構造単位および数平均分子量
を下記の表2に示す。 【0046】 【表2】 【0047】実施例1 参考例1で得られたPNMA−Aに、スズ系ウレタン化
触媒としてジブチルスズアセテートを11.9ppm
(スズ原子に換算して4.4ppm)加えた。このスズ
系ウレタン化触媒含有PNMA−A、1,4−ブタンジ
オールおよび50℃の加熱溶融した4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートを、スズ系ウレタン化触媒含
有PNMA−A:1,4−ブタンジオール:4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネートのモル比が1:3.
0:4.08となる割合で、かつこれらの総量が300
g/minになるように、定量ポンプにより、同軸で回
転する二軸スクリュー型押出機(30mmφ、L/D=
36、シリンダ温度:75〜260℃)に連続的に供給
して、連続溶融重合を行った。生成したポリウレタンの
溶融物をストランド状で水中に連続的に押出し、次いで
ペレタイザーでペレットに切断し、このペレットを80
℃で20時間除湿乾燥することにより、下記の表3に示
す硬度および対数粘度を有するポリウレタンを得た。得
られたポリウレタン100重量部、高密度ポリエチレン
(メルトフローレート(MI):0.05g/10分)
10重量部を、単軸押出機(25mmφ、シリンダー温
度:170〜200℃、ダイス温度:190℃)で溶融
混練した後、ペレット化し、このペレットを80℃で2
時間以上除湿乾燥させた。この乾燥ペレットを使用し
て、上記の方法で樹脂組成物の成形性を評価した。さら
に、この乾燥ペレットを用いて射出成形(シリンダ温
度:170〜200℃、金型温度:30℃)により得ら
れた円板状物(直径120mm、厚さ2mm)を、80
℃で8時間熱処理した後、上記の方法で、強度、圧縮永
久歪み、耐熱性および耐寒性を評価した。その結果を下
記の表4に示す。 【0048】実施例2 実施例1において、スズ系ウレタン化触媒含有PNMA
−A:1,4−ブタンジオール:4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネートのモル比が1:3.0:4.1
6である以外は同様にして連続溶融重合反応を行い、下
記の表3に示す硬度および対数粘度を有するポリウレタ
ンを得た。さらに、得られたポリウレタンを用いて、実
施例1と同様にして樹脂組成物を作製し、成形性、強
度、圧縮永久歪み、耐熱性および耐寒性を評価した。そ
の結果を下記の表4に示す。 【0049】実施例3 参考例2で得られたPNMA−Bを使用する以外は、実
施例1と同様にして連続溶融重合反応を行い、下記の表
3に示す硬度および対数粘度を有するポリウレタンを得
た。さらに、得られたポリウレタンを用いて、実施例1
と同様にして樹脂組成物を作製し、成形性、強度、圧縮
永久歪み、耐熱性および耐寒性を評価した。その結果を
下記の表4に示す。 【0050】参考 実施例1と同様にして下記の表3に示す硬度および対数
粘度を有するポリウレタンを得た。さらに、得られたポ
リウレタン100重量部に対してエチレン−酢酸ビニル
共重合体(酢酸ビニル成分の含有率:25重量%、メル
トフローレート(MI):2g/10分)10重量部を
使用すること以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物
を作製し、成形性、強度、圧縮永久歪み、耐熱性および
耐寒性を評価した。その結果を下記の表4に示す。 【0051】実施例 実施例1において、参考例3で得られたPNMA−Cを
使用し、スズ系ウレタン化触媒含有PNMA−C:1,
4−ブタンジオール:4,4'−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートのモル比が1:2.0:3.06である
以外は、実施例1と同様にして連続溶融重合反応を行
い、下記の表3に示す硬度および対数粘度を有するポリ
ウレタンを得た。さらに、得られたポリウレタンを用い
て、実施例1と同様にして樹脂組成物を作製し、成形
性、強度、圧縮永久歪み、耐熱性および耐寒性を評価し
た。その結果を下記の表4に示す。 【0052】実施例 実施例1と同様にして下記の表3に示す硬度および対数
粘度を有するポリウレタンを得た。さらに、得られたポ
リウレタン100重量部に対して、高密度ポリエチレン
(メルトフローレート(MI):0.05g/10分)
5重量部およびエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル成分の含有率:25重量%、メルトフローレート
(MI):2g/10分)5重量部を配合すること以外
は、実施例1と同様にして樹脂組成物を作製し、成形
性、強度、圧縮永久歪み、耐熱性および耐寒性を評価し
た。その結果を下記の表4に示す。 【0053】実施例 実施例1において、参考例5で得られたPMPA−Aを
使用し、スズ系ウレタン化触媒 含有PMPA−A:1,4−ブタンジオール:4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネートのモル比が1:
3.0:4.00であること以外は同様にして連続溶融
重合反応を行い、下記の表3に示す硬度および対数粘度
を有するポリウレタンを得た。さらに、得られたポリウ
レタンを用いて、実施例1と同様にして樹脂組成物を作
製し、成形性、強度、圧縮永久歪み、耐熱性および耐寒
性を評価した。その結果を下記の表4に示す。 【0054】比較例1 実施例1と同様にして下記の表3に示す硬度および対数
粘度を有するポリウレタンを得た。得られたポリウレタ
ンにポリオレフィン系樹脂を配合することなく、実施例
1と同様にして、成形性、強度、圧縮永久歪み、耐熱性
および耐寒性を評価した。その結果を下記の表4に示
す。 【0055】比較例2 実施例1において、参考例4で得られたPNMA−Dを
使用し、スズ系ウレタン化触媒含有PNMA−D:1,
4−ブタンジオール:4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートのモル比が1:1.1:2.14である以
外は同様にして連続溶融重合反応を行い、下記の表3に
示す硬度および対数粘度を有するポリウレタンを得た。
さらに、得られたポリウレタンを用いて、実施例1と同
様にして樹脂組成物を作製し、成形性、強度、圧縮永久
歪み、耐熱性および耐寒性を評価した。その結果を下記
の表4に示す。 【0056】比較例3 実施例1において、参考例6で得られたPNA−Aを使
用し、スズ系ウレタン化触媒含有PNA−A:1,4−
ブタンジオール:4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネートのモル比が1:2.0:3.06である以外は
同様にして連続溶融重合反応を行い、下記の表3に示す
硬度および対数粘度を有するポリウレタンを得た。さら
に、得られたポリウレタンを用いて、実施例1と同様に
して樹脂組成物を作製し、成形性、強度、圧縮永久歪
み、耐熱性および耐寒性を評価した。その結果を下記の
表4に示す。 【0057】比較例4 参考例7で得られたPBA−Aを使用する以外は、実施
例1と同様にして連続溶融重合反応を行い、下記の表3
に示す硬度および対数粘度を有するポリウレタンを得
た。さらに、得られたポリウレタンを用いて、実施例1
と同様にして樹脂組成物を作製し、成形性、強度、圧縮
永久歪み、耐熱性および耐寒性を評価した。その結果を
下記の表4に示す。 【0058】比較例5 実施例1において、スズ系ウレタン化触媒含有PNMA
−A:1,4−ブタンジオール:4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネートのモル比が1:3.0:3.9
0である以外は同様にして連続溶融重合反応を行い、下
記の表3に示す硬度および対数粘度を有するポリウレタ
ンを得た。さらに、得られたポリウレタンを用いて、実
施例1と同様にして樹脂組成物を作製し、成形性、強
度、圧縮永久歪み、耐熱性および耐寒性を評価した。そ
の結果を下記の表4に示す。 【0059】 【表3】 【0060】 【表4】 【0061】 【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、低硬度であるに
もかかわらず、射出成形性が著しく改良されており、さ
らに得られる成形物は圧縮永久歪みが小さく、強度、耐
熱性、耐寒性などの諸性能も優れている。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−100773(JP,A) 特開 平3−35053(JP,A) 特開 平4−214711(JP,A) 特開 平7−133424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 75/06 C08G 18/00 - 18/87

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 〔A〕3−メチル−1,5−ペンタンジ
    オール単位および1,9−ノナンジオール単位からな
    り、かつ3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位と
    1,9−ノナンジオール単位のモル比が100:0〜3
    0:70であるジオール単位と、下記の一般式(I); −CO−(CH2−CO− (I) (式中、nは4〜10の整数を示す)で表されるジカル
    ボン酸単位とからなる数平均分子量3000〜7000
    の高分子ジオール(a)、有機ジイソシアネート
    (b)およびジオール類から選ばれる鎖伸長剤(c)
    を、スズ系ウレタン化触媒を使用し、かつ下記の数式
    (i); 0.99≦b/(a+c)≦1.08 (i) (式中、aは高分子ジオールのモル数、bは有機ジイソ
    シアネートのモル数、cは鎖伸長剤のモル数を示す)を
    満足する割合で反応させて得られる硬度(JIS−A)
    が80以下のポリウレタン100重量部に、〔B〕低密
    度ポリエチレン、中密度ポリエチレンおよび高密度ポリ
    エチレンから選ばれるポリオレフィン系樹脂を5〜20
    重量部配合してなる樹脂組成物。
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