JP2007153259A - イグニッションスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の盗難防止効果を維持しつつ発信手段の電池等が消耗した場合であっても、利便性を損なわずにエンジンを始動させることができるイグニッションスイッチ装置を提供する。
【解決手段】発信手段と、受信手段と、判定手段と、判定手段により受信手段で受信したIDコードが正規のものと判定されたことを条件として操作がなされると、車両のエンジンの始動を許可した状態とする操作ノブ2と、キー孔Hに挿通したメカキーKの回動操作により車両のエンジンの始動を許可した状態とするロータ4とを具備したイグニッションスイッチ装置において、操作ノブ2は、ロータ4のキー孔Hを覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、所定の取外し操作によりイグニッションスイッチ本体1から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔Hを外部に臨ませてメカキーKの挿通を可能とし得るものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、発信手段からのIDコードが予め登録された正規のものであると判別されることを条件としてエンジンの始動を許可するイグニッションスイッチ装置に関するものである。
近年多発する車両の盗難防止を図るために、運転者が携帯しつつ車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、そのIDコードを受信し得る受信手段とを備え、当該受信手段にて受信したIDコードが正規のものであることを条件として、エンジン始動を含む車両の各種操作を可能とした所謂スマートエントリーシステムが提案されている。例えば、二輪車におけるスマートエントリーシステムの場合、発信手段(電子キー)を携帯した運転者が車両に近づくと、その発信手段から発信されたIDコードを受信手段が受信し、予め登録した正規のものであるか否かが判定される。
そして、正規のIDコードであると判定され、且つ、運転者が車両に配設されたアクセスボタン等を押圧操作すると、車両の電源がオンするとともに、スタートボタン等を押圧操作することによりエンジンが始動されるよう構成されている。これにより、イグニッションキーの如きメカキーを使用することなく、エンジン始動を含めた車両の種々操作を可能とすることができ、且つ、車両の盗難や車両に対する不正な操作等を確実に防止することができる。
ところで、発信手段は通常電池が内蔵され、その電力にてIDコードを発信し得るよう構成されているのであるが、かかる電池が消耗した場合、IDコードが発信されず、受信手段が正規のIDコードを受信しないので、正規の発信手段を携帯しているにも関わらずエンジンの始動を行うことができなくなってしまう。このような不具合を回避すべく、従来、アクセスボタンの近傍にメカキーを挿通させ得るロータを併設し、該ロータのキー孔に挿通させたメカキーを回動操作することにより、受信手段によるIDコードの受信に関わらず、車両のエンジンの始動を許可した状態とし得るものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−112048号公報
しかしながら、上記従来のイグニッションスイッチ装置においては、アクセスボタンの近傍にメカキーを挿通させ得るロータを併設させているので、当該ロータのキー孔が常時外部に臨んだ状態となり、当該キー孔に対する第三者によるいたずら等を誘発してしまうという問題があった。また、正規の発信手段を携帯しない第三者が不正にメカキーのみを取得した場合、スマートエントリーシステムを具備しない車両と同一の操作にてエンジンを始動させることができるので、車両の盗難防止の観点から好ましくないという問題があった。一方、発信手段の電池が消耗した際、メカキーによらない操作にてエンジンの始動を行わせることも考えられるが、その場合、盗難防止等の観点から操作を極めて複雑にせざるを得ず、例えば操作方法を示したマニュアル等によらなければエンジン始動ができない事態が想定され、利便性を著しく低減させてしまうという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の盗難防止効果を維持しつつ発信手段の電池等が消耗した場合であっても、利便性を損なわずにエンジンを始動させることができるイグニッションスイッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、該発信手段から発信されたIDコードを受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段と、イグニッションスイッチ本体に配設され、該判定手段により受信手段で受信したIDコードが正規のものと判定されたことを条件として操作がなされると、車両のエンジンの始動を許可した状態とする操作ノブと、前記イグニッションスイッチ本体内部に配設され、メカキーを挿通可能としたキー孔を有するとともに、受信手段によるIDコードの受信に関わらず、前記キー孔に挿通したメカキーの回動操作により車両のエンジンの始動を許可した状態とするロータとを具備したイグニッションスイッチ装置において、前記操作ノブは、前記ロータのキー孔を覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、所定の取外し操作によりイグニッションスイッチ本体から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔を外部に臨ませてメカキーの挿通を可能とし得ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のイグニッションスイッチ装置において、前記操作ノブは、押圧により前記発信手段の認証を行うアクセス操作と、回動により車両のエンジンの始動を許可した状態とし得るエンジン始動操作と、取外し位置への回動によりイグニッションスイッチ本体から取り外し可能とし得る取外し操作とが可能とされたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のイグニッションスイッチ装置において、前記操作ノブは、運転者が摘んで操作し得るアウタ部材と、該アウタ部材内に配設されて前記ロータと連結したインナ部材と、前記アクセス操作時及びエンジン始動操作時には前記アウタ部材とインナ部材とを連結するとともに、前記取外し操作時には、当該アウタ部材とインナ部材との連結を解除してアウタ部材をインナ部材と独立して回動可能とさせる連結部材とを具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作ノブが、ロータのキー孔を覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、所定の取外し操作によりイグニッションスイッチ本体から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔を外部に臨ませてメカキーの挿通を可能とし得るので、車両の盗難防止効果を維持しつつ発信手段の電池等が消耗した場合であっても、利便性を損なわずにエンジンを始動させることができる。
請求項2の発明によれば、操作ノブはロータのキー孔を覆って外部からの視認を困難とし得るとともに、アクセス操作、エンジン始動操作及び取外し操作とが可能であるので、ロータのキー孔を隠す手段と一連の操作を行わせる手段とを兼用させることができる。
請求項3の発明によれば、連結部材により、アクセス操作時及びエンジン始動操作時にはアウタ部材とインナ部材とを連結するとともに、取外し操作時には、当該アウタ部材とインナ部材との連結を解除してアウタ部材をインナ部材と独立して回動可能とさせるので、発信手段の電池等の消耗時には、単に操作ノブを取外し位置まで回動させれば当該操作ノブを取り外すことができ、メカキーによる操作を可能とすることができる。従って、複雑な操作によらずエンジン始動を行わせることができ、利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るイグニッションスイッチ装置は、二輪車におけるエンジン始動及び停止を制御するためのものであり、図1乃至図3に示すように、シリンダボディから成るイグニッションスイッチ本体1と、その上部に形成された操作ノブ2とから主に外観が構成されている。このうち操作ノブ2は、表面に種々表示が施されたカバーCの孔部Ca内に配設され、エンジンEを始動させるオン位置、エンジンEを停止させるオフ位置、ハンドルバーをロックさせるステアリングロック位置の間で回動されるよう構成されている。
また、本実施形態に係るイグニッションスイッチ装置は、図8に示すように、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段14と、車両側に配設されて発信手段14からのIDコードを受信し得る受信手段15と、該受信手段15で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段16とを有している。
発信手段14は、電波などにより常時IDコードを発信し得るもので、かかる発信手段14を携帯した運転者が車両に近づいて所定の認証操作を行うと、車両側のアンテナ等から成る受信手段15が当該IDコードを受信し得るよう構成されている。判定手段16は、予め登録されたIDコードと受信手段15にて受信したIDコードとを比較して、これらが合致していれば正規のIDコードを受信したと判定するものである。
また、イグニッションスイッチ本体1内には、図1〜図3に示すように、操作ノブ2と押圧及び回動方向に嵌合した筒状の回動部材3と、該回動部材3内に配設されるとともにメカキーK(図7参照)を挿通することにより回動可能なロータ4と、ロータ4と共に回転し得る作動子5と、突出状態とされることにより図示しないハンドルバーの回動軸と係合して当該ハンドルバーをロックし得るロックバーRと、イグニッションスイッチS(図8参照)を構成する可動部材10及び端子台11とを内部に有して構成されている。尚、イグニッションスイッチSは、エンジンEを制御するECU17と電気的に接続されており、当該イグニッションスイッチSにて所定回路が形成されると、エンジンEの始動を許可した状態となるよう構成されている。
回動部材3は、その上端側の凸部が後述する操作ノブ2の溝2ba(図6参照)に嵌め込まれ、当該操作ノブ2に対する押圧操作及び回動操作と連動して動作し得るよう構成されている。また、ロータ4には、その長手方向にメカキーKを挿通するためのキー孔Hが形成されるとともに、当該キー孔Hに沿って複数のタンブラ4aが形成されている。そして、ロータ4にメカキーKが挿通されない状態(図3の状態)では、タンブラ4aが外方に突出して回動部材3と係合するとともに、メカキーKが挿通された状態(図7の状態)では、タンブラ4aがロータ4内部に引き込まれ、回動部材3との係合が解かれるようになっている。
然るに、操作ノブ2を押圧操作(これを「アクセス操作」という)して回動部材3を下降させると、タンブラ4aにて係止されたロータ4もスプリング7の付勢力に抗して下降するよう構成されている。尚、操作ノブ2に対する押圧操作を止めると、スプリング7の付勢力によりロータ4、回動部材3及び操作ノブ2が元の位置まで上昇し得るようになっている。また、操作ノブ2を押圧操作しつつ回動操作してロータ7を回動させると、作動子5が同方向に回転し、当該作動子5と一体のカム部5aを介してロックバーRを突出させてハンドルバーをロックさせることができる。
更に、アクセス操作によって発信手段14の認証が行われた後、操作ノブ2を押圧操作せずオフ位置からオン位置への回動によって二輪車の電源がオンになる(これを「エンジン始動操作」という)と、作動子5を介して可動部材10が回転するとともに、該可動部材10に形成された可動接点10a(図3参照)と端子台11の固定接点(不図示)との間で所定の回路が形成され、ECU17を介して二輪車のエンジンEの始動を許可した状態とするよう構成されている。かかる状態にて、運転者が別個配設されたスタータボタンを操作すると、エンジンが始動するようになっている。
ここで、回動部材3の外側面近傍には、マイクロスイッチ6(所謂アクセススイッチを構成する)が配設されており、操作ノブ2の押圧操作に伴い回動部材3が下降すると、当該マイクロスイッチ6の検出子6aが揺動してスイッチがオンするよう構成されている。これにより、回動部材3の下降動作(すなわち、アクセス操作)がなされたことを検出することができるようになっている。
更に、回動部材3の下部における外側面には、図2で示すように、縦方向(同図における上下方向)に延びる切欠き3aが形成されており、該切欠き3aには規制手段9の先端9aが係合し得る状態とされている。かかる規制手段9は、回動部材3の上下方向の動作を許容しつつ回動を規制するもので、ソレノイド8に対する通電でプランジャ8aが下降することにより、揺動軸Lを中心に図中矢印方向に揺動し、先端9aが切欠き3aから離間して回動部材3の回動規制を解除し得るよう構成されている。
本実施形態においては、マイクロスイッチ6がオンし、且つ、受信手段15が正規のIDコードを受信したと判定手段16が判定したことを条件として、ソレノイド8に対する通電がなされるよう制御されている。即ち、受信手段15にて正規のIDコードを受信しなければ、ソレノイド8への通電がなされず回動部材3の回動規制が解かれないため、アクセス操作(押圧操作)は可能なものの、操作ノブ2の回動操作を行うことができないようになっているのである。
従って、正規のIDコードを発信する発信手段14を携帯した運転者が車両に近づいて、メカキー等による操作を行わず単に操作ノブ2を押圧及び回動操作することによってエンジン始動操作を行うことができ、操作性を向上させることができるとともに、当該発信手段14を携帯しない者によるエンジン始動操作(操作ノブ2の回動操作全般)を回避することができるので、盗難防止を図ることができる。
ここで、本実施形態に係る操作ノブ2は、イグニッションスイッチ本体1上部の取付孔1bに取り付けられ、ロータ4のキー孔Hを覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、所定の取外し操作によりイグニッションスイッチ本体1から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔Hを外部に臨ませてメカキーKの挿通を可能とし得るよう構成されている。具体的には、操作ノブ2は、図4〜図6に示すように、アウタ部材2aと、インナ部材2bと、連結部材12とを有している。
アウタ部材2aは、上部に運転者が摘んで操作し得る突起形状が形成されるとともに、下部にはインナ部材2b及び連結部材12を内在させる筒状部が形成されており、該筒状部の外周面に複数の爪部2aaが形成されている。かかる爪部2aは、操作ノブ2がオフ位置からオン位置(ステアリングロック位置も同様)に亘る範囲においては、イグニッションスイッチ本体1の取付孔1bから内側に向かって延設された周縁1a(図2及び図3参照)と干渉して抜け止めが図られるよう突出寸法等が設定されている。
一方、取付孔1bの周縁1aには、操作ノブ2のアウタ部材2aがオン位置を超えて更に回動した位置(取外し位置)にあるときに、爪部2aaと合致し得る切欠き1aa(図5参照)が形成されている。すなわち、操作ノブ2は、通常の操作回動範囲においては、爪部2aaにて抜け止めが図られるとともに、アウタ部材2aを取外し位置まで回動することにより、爪部2aaによる抜け止めがなされなくなり、上方へ引き上げると操作ノブ2全体が取付孔1bから取外し可能とされているのである。
インナ部材2bは、Cリング13によりアウタ部材2aの筒状部内に固定されるとともに、下方に延びたリブには回動部材3と嵌合し得る溝2baが形成され、これにより回動部材3を介してロータ4と連結するよう構成されている。すなわち、ロータ4にメカキーKが挿通されずタンブラ4aが回動部材3に係合した状態においては、インナ部材2bが回動部材3と嵌合しているため、操作ノブ2の押圧又は回動操作に伴いインナ部材2bが下降及び回動すると、回動部材3を介してロータ4を回動させ、上述した一連の操作(アクセス操作やエンジン始動操作など)を行わせ得るようになっているのである。
連結部材12は、アクセス操作時及びエンジン始動操作時(ステアリングロックのための回動操作時含む)にはアウタ部材2aとインナ部材2bとを連結するとともに、取外し操作時には、当該アウタ部材2aとインナ部材2bとの連結を解除してアウタ部材2aをインナ部材2bと独立して回動可能とさせるものであり、操作ノブ2の径方向に延びるスプリング12a(圧縮スプリング)と、該スプリング12aの両端に配設されたボール12bとから構成されている。
すなわち、ボール12bは、アウタ部材2aにおける筒状部の内周面に形成された嵌入凹部2abにスプリング12aの付勢力を持って嵌入されているため、インナ部材2bをアウタ部材2aに対して強固に連結した状態としている。これにより、操作ノブ2に対する通常の操作時においては、アウタ部材2aとインナ部材2bとは一体として動作し、回動部材3及びロータ4を回動させ得るようになっている。
然るに、発信手段15の電池が消耗してIDコードを発信できなくなった状態、或いは正規の運転者が発信手段15を紛失した状態においては、受信手段15が正規のIDコードを受信できないので、規制手段9によって回動部材3の回動が規制され、操作ノブ2の回動操作ができなくなっている。かかる場合に、アウタ部材2aを取外し位置の方向に強固に且つ強制的に回動させようとすれば、ボール12bがスプリング12aの付勢力に抗して操作ノブ2の径方向内側に移動しつつ嵌入凹部2abから脱出することとなる。
これにより、当該アウタ部材2aとインナ部材2bとの連結が解除され、アウタ部材2aがインナ部材2bとは独立して回動可能となるので、爪部2aaが切欠き1aaと合致する取外し位置までアウタ部材2aを回動させた後、引き上げれば、操作ノブ2全体を取付孔1bから取り外すことができる。操作ノブ2を取り外した状態においては、図7に示すように、ロータ4のキー孔Hが外部(取付孔1bを介した上方)に臨ませた状態となるので、例えば発信手段14に取り付けられた携帯型のメカキーKをキー孔Hに挿通させることができる。
キー孔HにメカキーKを挿通させると、既述のように、タンブラ4aがロータ4内部に引き込まれ、回動部材3との係合が解かれるので、回動部材3の回動が規制された状態においても、メカキーKを回動操作すればロータ4の回動が可能とされ、作動子5を介した回転動作によってエンジンEの始動を許可した状態とされる。すなわち、ロータ4は、受信手段15によるIDコードの受信に関わらず、キー孔Hに挿通したメカキーKの回動操作により回動し、車両のエンジンEの始動を許可した状態とし得るのである。
上記実施形態に係るイグニッションスイッチ装置によれば、操作ノブ2が、ロータ4のキー孔Hを覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、取外し操作(取外し位置までの強制的な回動操作)によりイグニッションスイッチ本体1から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔Hを外部に臨ませてメカキーKの挿通を可能とし得るので、車両の盗難防止効果を維持しつつ発信手段14の電池等が消耗した場合であっても、利便性を損なわずにエンジンを始動させることができる。
また、操作ノブ2はロータ4のキー孔Hを覆って外部からの視認を困難とし得るとともに、アクセス操作、エンジン始動操作及び取外し操作(ステアリングロック操作等の回動操作含む)とが可能であるので、ロータ4のキー孔Hを隠す手段と一連の操作を行わせる手段とを兼用させることができる。
更に、連結部材12により、アクセス操作時及びエンジン始動操作時(ステアリングロック操作等の回動操作含む)にはアウタ部材2aとインナ部材2bとを連結するとともに、取外し操作時には、当該アウタ部材2aとインナ部材2bとの連結を解除してアウタ部材2aをインナ部材2bと独立して回動可能とさせるので、発信手段14の電池等の消耗時には、単に操作ノブ2を取外し位置まで回動させれば、アウタ部材2aがインナ部材2bと独立して回動して当該操作ノブ2を取り外すことができ、メカキーKによる操作を可能とすることができる。従って、複雑な操作によらずエンジン始動を行わせることができ、利便性を向上させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばアクセス操作を操作ノブとは別個配設した操作手段にて行わせるよう構成してもよく、或いは操作ノブを所定位置(例えばオフ位置とオン位置の間等)まで回動させてアクセス操作を行わせるようにしてもよい。また、連結部材12を他の構成のものとしてもよく、例えばスプリング12aに代えて他の弾性部材とし、或いはボール12bに代えてピン状部材等としてもよい。
操作ノブがロータのキー孔を覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、所定の取外し操作によりイグニッションスイッチ本体から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔を外部に臨ませてメカキーの挿通を可能とし得るイグニッションスイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るイグニッションスイッチ装置を示す上面図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるIII−III線断面図 同イグニッションスイッチ装置における操作ノブを示す上面図及び正面図 同操作ノブを示す底面図 図4におけるVI−VI線断面図 同イグニッションスイッチ装置の操作ノブを取外した状態を示す縦断面図 同イグニッションスイッチ装置の概略構成を示すブロック図
符号の説明
1 イグニッションスイッチ本体
2 操作ノブ
2a アウタ部材
2b インナ部材
3 回動部材
4 ロータ
5 作動子
6 マイクロスイッチ
7 スプリング
8 ソレノイド
9 規制手段
10 可動部材
11 端子台
12 連結部材
12a スプリング
12b ボール
13 Cリング
14 発信手段
15 受信手段
16 判定手段
17 ECU
E エンジン
S イグニッションスイッチ
H キー孔
K メカキー

Claims (3)

  1. 運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、
    該発信手段から発信されたIDコードを受信し得る受信手段と、
    該受信手段で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段と、
    イグニッションスイッチ本体に配設され、該判定手段により受信手段で受信したIDコードが正規のものと判定されたことを条件として操作がなされると、車両のエンジンの始動を許可した状態とする操作ノブと、
    前記イグニッションスイッチ本体内部に配設され、メカキーを挿通可能としたキー孔を有するとともに、受信手段によるIDコードの受信に関わらず、前記キー孔に挿通したメカキーの回動操作により車両のエンジンの始動を許可した状態とするロータと、
    を具備したイグニッションスイッチ装置において、
    前記操作ノブは、前記ロータのキー孔を覆いつつ操作可能とされて配設されるとともに、所定の取外し操作によりイグニッションスイッチ本体から取外し可能とされ、取り外された状態で当該キー孔を外部に臨ませてメカキーの挿通を可能とし得ることを特徴とするイグニッションスイッチ装置。
  2. 前記操作ノブは、押圧により前記発信手段の認証を行うアクセス操作と、回動により車両のエンジンの始動を許可した状態とし得るエンジン始動操作と、取外し位置への回動によりイグニッションスイッチ本体から取り外し可能とし得る取外し操作とが可能とされたことを特徴とする請求項1記載のイグニッションスイッチ装置。
  3. 前記操作ノブは、
    運転者が摘んで操作し得るアウタ部材と、
    該アウタ部材内に配設されて前記ロータと連結したインナ部材と、
    前記アクセス操作時及びエンジン始動操作時には前記アウタ部材とインナ部材とを連結するとともに、前記取外し操作時には、当該アウタ部材とインナ部材との連結を解除してアウタ部材をインナ部材と独立して回動可能とさせる連結部材と、
    を具備したことを特徴とする請求項2記載のイグニッションスイッチ装置。
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