JP5880271B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔操作によって車両のエンジンを始動する技術に関する。
車両から離れた位置で携帯機を操作することによって、車両のエンジンを始動する技術が提案されている(特許文献1)。この技術では、運転者が車両に乗り込む前に暖機運転しておくことができる。
また、暖機運転中の車両の盗難を防止する観点から、遠隔操作で暖機運転が開始された場合には、車両のドアを開ける動作やブレーキを踏み込む動作などによってエンジンを停止させることが行われる。こうすれば、再びエンジンを始動させなければ走行できないので、暖機運転中に車両が盗難されることを回避することができる。
更に、車両のドアを開けるとエンジンが停止したのでは、改めてエンジンを始動させなければならないので、次のようなことも提案されている。すなわち、ドアが開けられただけではエンジンを停止せず、更にブレーキペダルが踏まれたり、シフトレバーが操作されたりした場合にエンジンを停止させることとして、ドアが開けられた後、ブレーキペダルやシフトレバーが操作される前に、エンジンを始動させるための操作(車室内のエンジンスタートスイッチや機械式のイグニッションスイッチを操作するなど。以下、「通常の始動操作」と呼ぶ)が行われた場合には、エンジンを停止することなく暖機運転を継続することも提案されている。
特開2008−157030号公報
しかし、上記の何れの提案の技術においても、運転者が遠隔操作で暖機運転を開始した後、走行を開始するためにはエンジンの通常の始動操作が必要となるため、煩雑であるという問題があった。
この発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、遠隔操作で暖機運転を開始した場合に、エンジンの通常の始動操作を行うことなく、走行を開始することが可能でありながら、車両の盗難も防止可能な技術の提供を目的とする。
上述した問題を解決するために、本発明の車両制御装置は、携帯機から始動信号を受信してエンジンを始動した後に車両の扉が解錠されると、始動したエンジンを停止する。但し、エンジン始動操作部始動操作が行われることなくエンジンが始動され、その後に、解錠を指示する解錠信号と、識別信号とを携帯機から受信して、その識別信号が適正である旨が認証された場合には、車両の扉が解錠されたとしても始動したエンジンを停止させないこととする。そして、携帯機は、始動信号を送信した後は、始動信号よりも小さな電力で解錠信号を送信する。あるいは、携帯機からの始動信号を受信した後は、解錠信号に対する受信感度を、始動信号に対する受信感度よりも低く設定する。
こうすれば、エンジン始動操作部に対して始動操作を行わなくても、携帯機からの識別信号が適正である旨が認証された場合にはエンジンが停止しないので、運転者はエンジンを始動させるための始動操作を行う必要が無い。その結果、遠隔操作でエンジンを始動した状態から運転者が車両に乗り込んでそのまま走行可能でありながら、盗難も防止することも簡単な操作によって可能となる。加えて、車両の外部から携帯機を操作してエンジンを始動した後、車両の運転を開始するためには、必ず車両の扉を解錠する。従って、解錠する操作を契機として携帯機の識別信号の適否を認証すれば、認証によって操作が煩雑となることを回避することが可能になると共に、識別信号を確実に認証することが可能となる。そして、始動信号の送信後は、始動信号よりも小さな電力で解錠信号が送信されるようにしておけば、運転者と車両との距離が大きく離れた状態で扉が解錠されることがないので、車両の盗難を回避することが可能となる。あるいは、始動信号の受信後は、始動信号に対する受信感度よりも解錠信号に対する受信感度の方を低く設定することとしておけば、運転者と車両との距離が大きく離れた状態で扉が解錠されることが無いので、車両の盗難を回避可能となる。
第1実施例の車両のエンジンを遠隔操作で始動する様子を示した説明図。 第1実施例の携帯機および制御装置の構成を示すブロック図。 第1実施例の制御装置が行う暖機運転処理のフローチャート。 第2実施例の車両に搭載されるキースロットを例示した図。 第2実施例の携帯機および制御装置の構成を示すブロック図。 第2実施例の制御装置が行う暖機運転処理のフローチャート。 第2実施例の変形例の携帯機および制御装置の構成を示すブロック図。 第2実施例の変形例の制御装置が行う暖機運転処理のフローチャート。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために実施例について説明する。
A.第1実施例 :
A−1.第1実施例の装置構成 :
図1には、第1実施例の車両10のエンジン12を遠隔操作で始動する様子が示されている。図示されているように、エンジン12を遠隔操作で始動するシステムは、運転者が車外に出る際に携帯する携帯機20と、車両10に搭載された制御装置30などから構成されている。携帯機20には、各種のスイッチが設けられている。このうち、始動スイッチSW1を操作すると、携帯機20から車両10の制御装置30に向かって始動信号が送信され、始動信号を受信した制御装置30によってエンジン12が始動される。このため、車両から離れた位置で始動スイッチSW1を操作することによって、車両10に乗り込む前に暖機運転を行うことが可能である。尚、第1実施例および後述する第2実施例の制御装置30は本発明における「車両制御装置」に相当する。
また、施錠スイッチSW2を操作すると、制御装置30に施錠信号が送信され、施錠信号を受信した制御装置30によって車両10のドアロック15が施錠される。さらに、解錠スイッチSW3を操作すると、制御装置30に解錠信号が送信されて車両10のドアロック15が解錠される。このため、遠隔操作で車両10のドアロック15の施錠および解錠を行うことも可能である。更に、図示は省略しているが、携帯機20には、車両10のパワーウィンドウを遠隔操作で開閉するためのスイッチや、車両10のトランクロックを遠隔操作で施錠または解錠するためのスイッチなども設けられている。
図2には、第1実施例の携帯機20および制御装置30を示すブロック図が示されている。図示されているように、携帯機20には送信部22が設けられている。送信部22は、携帯機20の何れかのスイッチが操作された時に、スイッチの種類に応じた指示信号(始動信号や施錠信号、解錠信号、パワーウィンドウを開閉するための信号、トランクロックを施錠または解錠するための信号など)を制御装置30に向かって送信する。また送信部22は、これらの指示信号を送信する際に、指示信号と共に識別信号を送信する。識別信号には、携帯機20を特定するための情報(識別ID)が含まれている。
制御装置30には、受信部32や、認証部34や、操作検出部36などが設けられている。受信部32では、携帯機20の送信部22から送信されてきた指示信号および識別信号を受信する。また、このとき受信部32が受信した識別信号に基づいて、認証部34は、信号の送信元の携帯機20が適正なものであるか否かを認証する。認証は、認証部34に登録されている識別IDと識別信号の識別IDとを照合して、これらが一致するか否かによって行う。携帯機20が適正なものであると認証された場合には、制御装置30が受信した信号の種類に応じてエンジン12を始動したり、パワーウィンドウ13を開閉したり、トランクロック14を施錠または解錠したり、ドアロック15を施錠または解錠したりする。
また、操作検出部36は、ドアロック15や、ドアスイッチ16、ブレーキ17、シフトレバー18、クラッチ19などに接続されている。ドアロック15が物理キーによって解錠されると、解錠されたことを表す動作信号が操作検出部36に送信されて、ドアロック15の解錠が検出される。また、車両10のドアが開かれてドアスイッチ16がONになると、ドアが開かれたことを表す動作信号が送信されてドアの開扉が検出される。更に、ブレーキ17が踏み込まれたり、シフトレバー18がパーキングポジションから移動されたり、クラッチ19が踏み込まれたりした場合にも、その旨を表す動作信号が送信されてこれらの操作が検出される。
尚、第1実施例および後述する第2実施例の受信部は本発明の「受信手段」に相当し、第1実施例および第2実施例の認証部34は本発明の「認証手段」に相当し、第1実施例および第2実施例の操作検出部36は本発明の「準備操作検出手段」に相当する。
A−2.第1実施例の暖機運転処理 :
図3には、第1実施例の制御装置30が行う暖機運転処理のフローチャートが示されている。暖機運転処理では、先ず初めに、受信部32が携帯機20から始動信号を受信したか否かを判断する(S100)。始動信号を未だ受信していなければ(S100:no)、始動信号を受信するまで同じ判断を繰り返し、始動信号を受信したら(S100:yes)、運転者によって携帯機20の始動スイッチSW1が操作されたと判断して、エンジン始動処理を行う(S102)。エンジン始動処理では、始動信号とともに受信した識別信号に基づいて、送信元の携帯機20が適正なものであるか否かを認証し、適正であった場合に車両10のエンジン12を始動する。
車両10のエンジン12を始動したら(S102)、受信部32での解錠信号に対する受信感度を、始動信号に対する受信感度よりも低く設定する(S104)。こうすることで、運転者が車両10と比較的離れた位置からドアロック15を解錠することを回避することができるので、運転者が車両10に到着するまでの間に車両10が盗難されることを防ぐことができる。
尚、暖機運転処理のS104では、受信部32の解除信号に対する受信感度を、始動信号の受信感度よりも低く設定することとしている。しかし、このように設定する代わりに、携帯機20の送信部22が解除信号を送信する時の電力を、始動信号を送信する時の電力よりも小さくすることとしてもよい。このようにしても、暖機運転処理のS104を行う場合と同様に、車両10にある程度近づかなければドアロック15を解錠できないようにすることが可能である。
受信部32での解錠信号の受信感度を低く設定したら(S104)、受信部32が携帯機20から指示信号を受信したか否かを判断する(S106)。ここで、第1実施例の暖機運転処理では、S106において、指示信号の中でも特に解錠信号を受信したか否かを判断することとしている。しかし、解錠信号に限られず、その他の指示信号(例えば、パワーウィンドウ13を開くための指示信号や、トランクロック14を解錠するための指示信号など)を受信したか否かについて、判断することとしてもよい。
受信部32が解錠信号を未だ受信していなければ(S106:no)、続いて車両10に対して車両10を走行させるための所定の準備操作が行われたか否かを判断する(S110)。ここで、第1実施例の暖機運転処理において車両10を走行させるための準備操作とは、車両10の内外で運転者によって行われる操作のことであり、例えば、物理キーによってドアロック15が解錠する操作や、ドアを開扉する操作や、ブレーキ17を踏み込む操作や、シフトレバー18をパーキングポジションから移動させる操作や、クラッチ19を踏み込む操作などが挙げられる。以下では、この準備操作がドアを開扉する操作であるものとして説明する。
車両10のドアが開扉されていなければ(S108:no)、再び解錠信号を受信したか否かを判断し(S106)、解除信号を受信していなければ(S106:no)、再び車両10に対して準備操作が行われたか否かを判断する(S108)。そして、このような処理を繰り返す間に、解錠信号の受信前に準備操作が行われた場合には(S106:no,S108:yes)、車両10の所有者以外の者が車両10を走行させようとしている可能性があるので、盗難防止の観点からエンジン12を停止させる(S110)。
一方、解錠信号を受信したか否かの判断(S106)と、車両10に対して準備操作が行われたか否かの判断(S108)とを繰り返す間に、準備操作前に解錠信号を受信した場合には(S106:yes)、解錠信号とともに受信した識別信号に基づいて、送信元の携帯機20を認証する(S112)。このとき、携帯機20が適正なものであると認証されなかった場合(S114:no)には、不正な方法によって何者かがドアロック15を解錠しようとしている可能性があるので、盗難防止の観点からエンジン12を停止させて、暖機運転処理を終了する。
これに対して、携帯機20が適正なものであると認証された場合(S114:yes)には、車両10の所有者が適正な携帯機20によってドアロック15を解錠しようとしているものと考えられる。この場合には、暖機運転のために先に始動したエンジン12を停止させることなく暖機運転処理を終了する。
以上のように第1実施例の暖機運転処理では、車外で携帯機20が操作されたことを契機として、制御装置30が指示信号(第1実施例では解錠信号)および識別信号を受信すると、携帯機20を認証する。そして、識別信号に基づいて携帯機20が適正なものと認証された場合には、エンジン12がかかった状態が維持される。このため、停止したエンジン12を再始動させる必要が無く、運転者の操作が煩雑となることを回避することが可能となる。
また、第1実施例の暖機運転処理では、携帯機20を用いたドアロック15の解錠時に、携帯機20が適正なものであるか否かを認証する。ドアロック15の解錠操作は、運転者が車両10を走行させるために必ず行う操作であるから、こうした操作とともに認証を行うことで、認証によって操作が煩わしくなることも回避可能となる。
更に、第1実施例の認証方法は、携帯機20および車両10側に搭載されたRF通信機能を用いて実現することができる。このため、LF通信機能に必要な複数のアンテナ類や、高出力の駆動回路が不要なので、安価な認証システムとすることができる。
以上に説明した第1実施例の制御装置30では、車外で携帯機20を操作したことを契機として、携帯機20を認証するものと説明した。しかし、以下の第2実施例の構成を用いれば、運転者が車内で行う所定の準備動作を契機として、簡易な操作により携帯機20を認証することができる。尚、以下の説明において、上述した第1実施例と同様の構成要素については第1実施例と同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
B.第2実施例 :
B−1.第2実施例の装置構成 :
図4には、第2実施例の車両10に搭載されるキースロット40が例示されている。図示したキースロット40は、車両10内の所定の位置(例えば、ダッシュボード上)に設置されている。運転者は、車両10に乗り込むと、持っている携帯機20をキースロット40に対して挿入する。
図5には、第2実施例の携帯機20および制御装置30を示すブロック図が示されている。図示されているように、第2実施例の携帯機20には、送信部22に加えてトランスポンダ部24が設けられている。また、携帯機20が挿入されるキースロット40にはアンテナ42が設けられており、アンテナ42は、制御装置30の認証部34に接続されている。携帯機20をキースロット40に挿入した状態では、アンテナ42とトランスポンダ部24との間でトランスポンダ通信を行うことが可能となっており、トランスポンダ通信が行われると、携帯機20を特定するための情報(識別ID)を含む識別信号が、トランスポンダ部24からアンテナ42に送信される。認証部34は、この識別信号に基づいて携帯機20が適正なものであるかを認証する。尚、第2実施例のトランスポンダ部24は本発明の「トランスポンダ通信機能」に相当する。
B−2.第2実施例の暖機運転処理 :
図6は、第2実施例の制御装置30が行う暖機運転処理のフローチャートが示されている。第2実施例の暖機運転処理においても、第1実施例の暖機運転処理と同様に、初めに受信部32が始動信号を受信したか否か(S200)を判断し、始動信号を受信したら(S200:yes)、エンジン12を始動する(S202)。エンジン12の始動後は車両10のドアが開扉されたか否かを判断し(S204)、ドアが開扉されたら(S204:yes)、車両10に対して車両10を走行させるための所定の準備操作が行われたか否かを判断する(S206)。ここで、第2実施例の暖機運転処理のS206で判断する所定の準備操作とは、ドアロック15の解錠やドアの開扉以外の操作のことであり、例えば、ブレーキ17を踏み込む操作や、シフトレバー18をパーキングポジションから移動させる操作や、クラッチ19を踏み込む操作などが挙げられる。以下では、この準備操作がブレーキ17を踏み込む操作であるものとして説明する。
車両10のドアが開扉され(S204:yes)、且つ、ブレーキ17が踏み込まれた(S206:yes)と判断された場合には、アンテナ42とトランスポンダ部24との間でトランスポンダ通信を行う(S208)。車両10の所有者でない者がブレーキ17を踏み込んだ場合には、適正な携帯機20がキースロット40に挿入されていない状態でトランスポンダ通信が行われるので、携帯機20が適正なものであるとは認証されない(S210:no)。この場合には、盗難防止ために車両10のエンジン12を停止して(S212)、暖機運転処理を終了する。
一方、車両10の所有者が適正な携帯機20をキースロット40に挿入し、この状態でブレーキ17を踏み込まれた場合には、トランスポンダ通信によって携帯機20が適正なものであると認証される(S210:yes)。この場合には、エンジン12を停止させることなく暖機運転処理を終了する。
以上のように第2実施例の暖機運転処理では、エンジンの通常の始動操作を行うことなく運転者が車内で行う所定の準備操作(第2実施例では、ブレーキ17の踏込操作)を契機として、トランスポンダ通信によって携帯機20を認証する。携帯機20が適正なものと認証された場合には、エンジン12がかかった状態が維持されるので、停止したエンジン12を再始動させる必要が無く、運転者の操作が煩雑となることを回避することが可能となる。
また、第2実施例の暖機運転処理でも、第1実施例の暖機運転処理と同様に、運転者が車両10を走行させるために行う操作(第2実施例ではブレーキ17の踏み込み)を契機として携帯機20の認証を行うので、認証によって操作が煩わしくなることもない。
通常、運転者は、車両内部に備えられたエンジンスタートスイッチを押圧操作することにより、或いは、エンジンスタートスイッチが設けられた携帯機20を車両内部に備えられた収容部(キースロット40)に差して、エンジンスタートスイッチを押圧操作する一連の操作、或いは、機械式のキーシリンダへキーを挿入し、回動操作することにより、エンジンを始動させる。
本実施例では、このようなエンジンの通常の始動操作を行うことなく、所定の準備動作を行うだけで認証が行われ、暖気運転状態を維持することが可能となる。
更に、第2実施例の認証方法は、携帯機20および車両10側に搭載されたRF通信機能やトランスポンダ機能を用いて実現することができる。このため、LF通信機能に必要な複数のアンテナ類や、高出力の駆動回路が不要なので、安価な認証システムとすることができる。
C.第2実施例の変形例 :
C−1.第2実施例の変形例の装置構成 :
図7には、第2実施例の変形例の携帯機20および制御装置30を示すブロック図が示されている。図示されているように、第2実施例の変形例では、キースロット40側に携帯機20がキースロット40に挿入されたことを検出するための検出スイッチ43が設けられており、検出スイッチ43は、制御装置30の操作検出部36に接続されている。携帯機20がキースロット40に挿入されると、挿入されたことを表す動作信号が操作検出部36に送信されて、携帯機20がキースロット40に挿入されたことが検出される。尚、第2実施例の変形例における検出スイッチ43が、本発明における「収容検出部」に対応し、キースロット40が本発明における「収容部」に対応する。
C−2.第2実施例の変形例の暖機運転処理 :
図8には、第2実施例の変形例の制御装置30が行う暖機運転処理のフローチャートが示されている。図示した変形例の暖機運転処理では、第2実施例の暖機運転処理と同様に、初めに受信部32が始動信号を受信したか否か(S300)を判断し、始動信号を受信したら(S300:yes)エンジン12を始動させ(S302)、その後は車両10のドアが開扉されたか否かを判断する(S304)。そして、ドアが開扉されたと判断した場合には(S304:yes)、続いてキースロット40に携帯機20が挿入されたか否かを判断する(S306)。
キースロット40に携帯機20が挿入されていない間は(S306:no)、車両10に対して所定の準備動作が行われた否かの判断(S308)を繰り返す。ここで、暖機運転処理のS308で判断する所定の準備動作は、上述した第2実施例の暖機運転処理のS206で判断する所定の準備動作と同じく、ドアロック15の解錠やドアの開扉以外の操作(ブレーキ17を踏み込む操作や、シフトレバー18をパーキングポジションから移動させる操作や、クラッチ19を踏み込む操作など)である。以下では、この準備操作がクラッチ19を踏み込む操作であるものとして説明する。
キースロット40に携帯機20が挿入される前に、クラッチ19が踏み込まれた場合には(S306:no,S308:yes)、盗難防止ために車両10のエンジン12を停止して(S310)、暖機運転処理を終了する。また、クラッチ19が踏み込まれる前にキースロット40に携帯機20が挿入された場合には、挿入を契機としてトランスポンダ
通信を行う(S312)。その結果、携帯機20が認証されなければ(S314:no)、盗難防止ために車両10のエンジン12を停止して(S310)、暖機運転処理を終了する。一方、トランスポンダ通信(S312)の結果、携帯機20が認証された場合(S314:yes)には、盗難の虞はないものとしてエンジン12を停止させることなく暖機運転処理を終了する。
尚、前述のように、キースロット40に携帯機20が挿入される前にクラッチ19が踏み込まれると(S306:no,S308:yes)車両10のエンジン12を停止して(S310)暖機運転処理を終了するのに変えて、キースロット40に携帯機20が挿入される前に所定の動作が行われた場合には、これを契機にトランスポンダ通信による認証を行い、携帯機20が認証された場合には、暖機運転を継続しても良い。
このような第2実施例の変形例の暖機運転処理においても、上述した第2実施例の暖機運転処理と同様に、運転者が車内で行う準備操作(携帯機20をキースロット40に挿入する操作)を契機として携帯機20を認証し、携帯機20が適正なものと認証された場合には、エンジン12がかかった状態が維持される。このため、停止したエンジン12を再始動させる必要が無く、運転者の操作が煩雑となることを回避することが可能となる。
また、第2実施例の変形例の暖機運転処理でも、上述した第1実施例および第2実施例の暖機運転処理と同様に、運転者が車両10を走行させるために行う通常おこなう操作(携帯機20をキースロット40に挿入する操作)を契機として携帯機20の認証を行うので、認証によって操作が煩わしくなることもない。
通常、運転者は、車両内部に備えられたエンジンスタートスイッチを押圧操作することにより、或いは、エンジンスタートスイッチが設けられた携帯機を車両内部に備えられた収容部(キースロット40)に差して、エンジンスタートスイッチを押圧操作する一連の操作、或いは、機械式のキーシリンダへキーを挿入し、回動操作することにより、エンジンを始動させる。
本実施例では、このようなエンジンの通常の始動操作を行うことなく、携帯機20をキースロット40に挿入する操作を行うだけで認証が行われ、暖気運転状態を維持することが可能となる。
以上、各種実施例および変形例の制御装置30について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。例えば、第2実施例の制御装置30では、携帯機20をキースロット40に挿入した状態で所定の準備操作を行うことによって、トランスポンダ通信で携帯機20を認証するものと説明した。しかし、携帯機20とキースロット40との距離が十分に近ければ、携帯機20をキースロット40に挿入しなくてもトランスポンダ通信を行うことはできる。従って、例えば携帯機20をキースロット40にかざした状態で所定の準備操作を行うことによって、携帯機20の認証を行うこととしてもよい。
10…車両、 12…エンジン、 13…パワーウィンドウ、
14…トランクロック、 15…ドアロック、 16…ドアスイッチ、
17…ブレーキ、 18…シフトレバー、 19…クラッチ、
20…携帯機、 22…送信部、 24…トランスポンダ部、
30…制御装置、 32…受信部、 34…認証部、
36…操作検出部、 40…キースロット、 42…アンテナ、
43…検出スイッチ、 SW1…始動スイッチ、 SW2…施錠スイッチ、
SW3…解錠スイッチ

Claims (2)

  1. 車両の内部でエンジンを始動させる為に操作されるエンジン始動操作部を備え、該車両の外部で携帯機が操作されて始動信号が送信されると、該車両の内部で該エンジン始動操作部が操作されなくても、該始動信号を受信することによってエンジンを始動させる車両制御装置であって、
    前記車両の扉の解錠が行われたことを検出する解錠検出手段と、
    前記始動信号によって前記エンジンが始動された後、前記エンジン始動操作部による始動操作が行われる前に前記解錠が検出された場合には、該エンジンを停止するエンジン停止手段と、
    前記解錠を指示する解錠信号と識別信号とを前記携帯機から受信して該識別信号の適否を認証する認証手段と、
    前記始動信号による前記エンジンの始動後、前記エンジン始動操作部による始動操作が行われる前に前記識別信号が適正である旨が認証された場合には、前記エンジン停止手段の動作を禁止する動作禁止手段と
    を備え
    前記携帯機は、前記始動信号の送信後は、該始動信号よりも小さな電力で前記解錠信号を送信する携帯機である車両制御装置。
  2. 車両の内部でエンジンを始動させる為に操作されるエンジン始動操作部を備え、該車両の外部で携帯機が操作されて始動信号が送信されると、該車両の内部で該エンジン始動操作部が操作されなくても、該始動信号を受信することによってエンジンを始動させる車両制御装置であって、
    前記携帯機から送信された信号を受信する受信手段と、
    前記車両の扉の解錠が行われたことを検出する解錠検出手段と、
    前記始動信号によって前記エンジンが始動された後、前記エンジン始動操作部による始動操作が行われる前に前記解錠が検出された場合には、該エンジンを停止するエンジン停止手段と、
    前記解錠を指示する解錠信号と識別信号とを前記携帯機から受信して、該識別信号の適否を認証する認証手段と、
    前記始動信号による前記エンジンの始動後、前記エンジン始動操作部による始動操作が行われる前に前記識別信号が適正である旨が認証された場合には、前記エンジン停止手段の動作を禁止する動作禁止手段と
    を備え、
    前記受信手段は、前記始動信号の受信後は、前記解錠信号に対する受信感度を該始動信号に対する受信感度よりも低く設定する手段である車両制御装置。
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