JP2007151997A - 便座 - Google Patents

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Megumi Kobayakawa
惠 小早川
Masato Takeda
真人 竹田
Naoko Nawatani
奈緒子 縄谷
Hisami Ito
久美 伊藤
Takashi Tanimoto
貴史 谷本
Hiroyasu Fukaya
裕康 深谷
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Abstract

【課題】着座面の状態を使用者の好みに応じて十分に調整可能な便座を提供する。
【解決手段】補高便座としての便座1は、基部11と、基部11の上側に設けられた複数体のバッグ20、21、22a、22b、23とを備える。
各バッグ20、21、22a、22b、23は隣接するもの同士が隔膜を共有しつつ、各々独立して任意量の流体を封入可能とされ、最上面に位置するバッグ20の表面が着座面12とされている。着座面12は伸縮可能な膜材からなっている。
【選択図】図5

Description

本発明は便座に関する。
特許文献1に従来の便座が開示されている。この便座は、基部と、基部の上側に設けられ、任意量の流体を封入可能とされた1体のバッグと、バッグの上側に載置され、表面が着座面とされる便座本体とを備えている。バッグには、バッグ内に空気を供給し、又はバッグ内から空気を排出するポンプが接続されている。
このような構成である特許文献1開示の便座は、バッグ内に封入される空気の量を増減させることにより、便座本体を上下動させることができる。このため、着座面の高さを使用者の好みに合わせて調整したり、使用者が着座する際にバッグ内の空気の一部を排出して、着座の衝撃を弱めたりすることが可能となっている。
ところで、便座に対しては、使用者が着座面に着座しているときの感触を使用者の好みに応じて調整したいという要望がある。使用者の好みの着座面としては、具体例として、柔らかいもの、適度な弾力性を有するもの、臀部の形状に追従し易いもの等が挙げられる。
この点、特許文献1開示の便座では、便座本体の材質は、特に明記されていないものの、説明及び図面等から一般的な市販品に採用される硬質樹脂等の硬質材料製であると推測される。このため、この便座では、使用者が着座面に着座しているときの感触を好みに応じて調整することが困難であった。
これに対して、特許文献2に従来の便座クッションが開示されている。この便座クッションは、クッション材からなる芯材と、芯材を非接着状態で内包し、任意量の空気を封入可能とされ、自身の表面が着座面とされるバッグとを備える。バッグは、封入された流体の量を調整可能な栓部材を有する。
このような構成である特許文献2の便座クッションは、芯材が復元力を発揮し得る範囲で、バッグ内に封入された空気の量を調整することにより、使用者の好みに応じて、好みの形、高さ、硬さなど調整し、その形態を保持できる。
特開平9−94184号公報の図4 特開2001−161601号公報
しかし、特許文献1の便座及び特許文献2の便座クッションの構成に鑑み、特許文献1の便座から便座本体を取り除いてバッグの上面を着座面とすることを試みる場合、下記の通り、問題があった。
すなわち、着座面を柔らかくしようとして、自身の上面が着座面とされるバッグに封入される空気の量を減らすと、同時に着座面の高さも低くなり、バッグの内圧低下によってバッグの形態安定性も低下してしまう。このように、特許文献1の便座から便座本体を取り除き、バッグの上面を着座面とするだけでは、着座面の状態を使用者の好みに応じて調整しようとしても、柔らかさ、高さ及び形態保持性が同時に変化してしまうこととなり、使用者の好みに応じて十分に調整することが難しかった。
また、特許文献2の構成によりバッグに芯材を内包すれば、形態安定性がある程度改善されるものの、同様の理由で使用者の好みに応じて調整することは不十分である。
さらに、特許文献1、2の構成では、着座面が一つのバッグから構成されることとなるため、着座面の一部分だけを使用者の好みに応じて調整することができなかった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、着座面の状態を使用者の好みに応じて十分に調整可能な便座を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の便座は、基部と、該基部の上側に設けられた複数体のバッグとを備え、
各該バッグは隣接するもの同士が隔膜を共有しつつ、各々独立して任意量の流体を封入可能とされ、
最上面に位置する少なくとも1体の該バッグの表面が着座面とされていることを特徴とする。
このような構成である本発明の便座は、各バッグ内に封入される流体の量を各々独立して任意に増減させることにより、着座面の全体を上下動させるだけでなく、着座面の一部を上下動させることができる。また、この便座は、最上面に位置する少なくとも1体のバッグの表面が着座面とされていることにより、着座面の少なくとも一部のクッション性を硬くしたり柔らかくしたりすることもできる。さらに、この便座は、各バッグの少なくとも一部の形状を大きくしたり小さくしたりして、着座面の形態を変更することもできる。
これらの際、各バッグは、実用新案登録第3106356号公報に記載されている便座用空気クッションとは異なり、隣接するもの同士が隔膜を共有しているので、複数体のバッグが常に一体となっており、高い形態保持性を有する。
こうして、この便座は、柔らかさ、高さ及び形態保持性が同時に変化してしまうという従来の便座の不具合を生じ難く、使用者の好みに応じて、形、高さ、硬さ等を調整し、その形態を保持できる。
したがって、本発明の便座は、着座面の状態を使用者の好みに応じて十分に調整することが可能である。
バッグを構成する膜材としては、流体を封入可能であればどのようなものでもよく、特定のものに限定されない。バッグを構成する膜材の具体例としては、ゴム、ビニール、ウレタン又はアルミ等からなる膜材を採用できる。
バッグに封入される流体としては、空気、窒素その他の気体、又は、水、湯その他の液体等の一般的な流体を採用できる。
本発明の便座において、前記着座面は伸縮可能な膜材からなることが好ましい。この場合、着座面に皺が生じることを抑制できるので、着座面を常に平滑に維持することができ、使用者に不快感を与えることがない。このため、この便座は、本発明の効果を確実に奏することができる。
伸縮可能な膜材としては、流体を封入可能かつ伸縮可能なものであればどのようなものでもよく、特定のものに限定されない。伸縮可能な膜材の具体例としては、ゴム、ビニール又はウレタン等からなる膜材を採用できる。
本発明の便座において、前記各バッグの少なくとも2体以上は、垂直方向に並べられているものであり得る。この場合、この便座は、着座面の上下動をより細かく調整することができる。このため、この便座は、本発明の効果をより確実に奏することができる。
本発明の便座において、前記各バッグの少なくとも2体以上は、水平方向に並べられているものであり得る。この場合、この便座は、着座面の一部を上下動させることをより細かく調整することができる。また、この便座は、着座面の少なくとも一部のクッション性を硬くしたり柔らかくしたりすることをより細かく調整することができる。このため、この便座は、本発明の効果を一層確実に奏することができる。
本発明の便座は、洋風便器上に設けられて中央にO字状又はU字状の開口が形成された既存便座上に載置され、前記着座面を該既存便座よりも高くするものであり得る。
この場合、使用者は、補高便座としての本発明の便座を既存便座に後付けすることによって、本発明の効果を享受することができる。このため、使用者は、既存便座を取り替える必要がなく、改修費用の低廉化を図ることができる。
以下、本発明を具体化した実施例1を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように実施例1の便座1は補高便座であり、洋風便器90上に設けられて中央にO字状の開口91aが形成された既存便座91上に載置されるものである。
便座1は、図2から図4に示すように、O字状の基部11と、基部11の上側に設けられた複数体のバッグ20、21、22a、22b、23とを備えている。
基部11は、樹脂製の一体成形品であり、基部11の裏面14の内縁側から下方に垂設されるフランジ13を有する。フランジ13は、既存便座91に形成された開口91aに適合する大きさとされており、便座1が既存便座91に載置される際に、図5に示すように、既存便座91に開口91aに挿入されて、便座1を既存便座91に位置決め固定することが可能となっている。
図2及び図4に示すように、複数体のバッグ20、21、22a、22b、23のうち、バッグ21は基部11の上面の前方部に、バッグ22a、22bは基部11の上面の側方部に、バッグ23は基部11の上面の後方部に配設されている。他方、バッグ20はO字状のものであり、バッグ21、22a、22b、23の上側に配設されている。そして、最上面に位置するバッグ20の表面が着座面12とされている。
各バッグ20、21、22a、22b、23は、流体を封入可能かつ伸縮可能な樹脂製の膜材により構成されており、図4に示すように、内部に流体を封入する独立した空間が形成されている。各バッグ20、21、22a、22b、23には、図示しない流体供給/排出孔が設けられており、各々独立して任意量の流体を封入可能とされている。このため、各バッグ20、21、22a、22b、23は、内部に封入される流体の量を増減させることにより膨張又は収縮するようになっている。なお、流体としては、取り扱いが容易な空気や水を採用することが好ましい。
また、各バッグ20、21、22a、22b、23は、隣接するもの同士が隔膜を共有している。より具体的には、各バッグ20、21、22a、22b、23を構成する膜材の隣接する部分が接着、熱融着その他の一般的な方法により一体化されて隔膜とされている。このため、各バッグ20、21、22a、22b、23は、常に一体となっている。
このような構成である実施例1の便座1は、図5に示すように、既存便座91上に載置される。そして、この便座1は、各バッグ20、21、22a、22b、23内に封入される流体の量を各々独立して任意に増減させることにより、着座面12の全体を上下動させるだけでなく、着座面12の一部を上下動させることができる。また、この便座1は、最上面に位置するバッグ20の表面が着座面12とされていることにより、着座面12のクッション性を硬くしたり柔らかくしたりすることもできる。さらに、この便座1は、各バッグ20、21、22a、22b、23の少なくとも一部の形状を大きくしたり小さくしたりして、着座面12の形態を変更することもできる。
これらの際、各バッグ20、21、22a、22b、23は、隣接するもの同士が隔膜を共有しているので、複数体のバッグ20、21、22a、22b、23が常に一体となっており、高い形態保持性を有している。
こうして、この便座1は、柔らかさ、高さ及び形態保持性が同時に変化してしまうという従来の便座の不具合を生じ難く、使用者の好みに応じて、形、高さ、硬さ等を調整し、その形態を保持することができる。
したがって、実施例1の便座1は、着座面の状態を使用者の好みに応じて十分に調整することが可能となっている。
また、この便座1において、着座面12は伸縮可能な樹脂製の膜材からなっていることから、着座面12に皺が生じることを抑制できている。このため、この便座1は、着座面12を常に平滑に維持することができており、使用者に不快感を与えることがなくなっている。
さらに、この便座1において、バッグ20とバッグ21、22a、22b、23とは、垂直方向に並べられている。このため、この便座1は、上側のバッグ20及び下側のバッグ21、22a、22b、23の膨張又は収縮を調整することにより、着座面12の上下動をより細かく調整することが可能となっている。
また、この便座1において、各バッグ21、22a、22b、23は、水平方向に並べられている。このため、この便座1は、各バッグ21、22a、22b、23の少なくとも一体の膨張又は収縮を調整することにより、着座面12の一部を上下動させることをより細かく調整したり、着座面12の少なくとも一部のクッション性を硬くしたり柔らかくしたりすることをより細かく調整したりすることも可能となっている。
さらに、この便座1は、洋風便器90上に設けられて中央にO字状の開口91aが形成された既存便座91上に載置され、着座面12を既存便座91よりも高くするものである。このため、使用者は、補高便座としての実施例1の便座1を既存便座91に後付けすることによって、本発明の効果を享受することができている。このため、使用者は、既存便座91を取り替える必要がなく、改修費用の低廉化を図ることができている。
以上において、本発明を実施例1に即して説明したが、本発明は上記実施例1に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は便座に利用可能である。
実施例1の便座及び便座が載置される洋風便器の斜視図である。。 実施例1の便座の概略断面図である。 実施例1の便座の下面図である。 実施例1の便座に係り、図2のA−A断面図である。 実施例1の便座に係り、洋風便器に位置決め固定した状態を示す概略断面図である。
符号の説明
11…基部
12…着座面
20、21、22a、22b、23…バッグ
90…洋風便器
91…既存便座
91a…開口

Claims (5)

  1. 基部と、該基部の上側に設けられた複数体のバッグとを備え、
    各該バッグは隣接するもの同士が隔膜を共有しつつ、各々独立して任意量の流体を封入可能とされ、
    最上面に位置する少なくとも1体の該バッグの表面が着座面とされていることを特徴とする便座。
  2. 前記着座面は伸縮可能な膜材からなることを特徴とする請求項1記載の便座。
  3. 前記各バッグの少なくとも2体以上は、垂直方向に並べられている請求項1又は2記載の便座。
  4. 前記各バッグの少なくとも2体以上は、水平方向に並べられている請求項1乃至3のいずれか1項記載の便座。
  5. 洋風便器上に設けられて中央にO字状又はU字状の開口が形成された既存便座上に載置され、前記着座面を該既存便座よりも高くする請求項1乃至4のいずれか1項記載の便座。
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