JP2021045417A - 腰掛用クッション - Google Patents

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【課題】外観を損なわず、臀部のホールド性能が良好なクッションを提供する。【解決手段】スツール1の本体2の天井板上に配置されるクッション3であって、底面側の中心部に円環状の溝で構成された凹部4を有し、該凹部4は、着座者の坐骨結節の位置に対応した位置になるように配置されている。着座によって、凹部4が押しつぶされて沈み込むと、凹部4の中央の突出部41が、相対的に隆起して隆起部となる。この隆起部が、着座者の会陰部に下側から当接し、臀部のホールドを確実にする。【選択図】図1

Description

この発明は腰掛用クッションに関し、詳しくは、腰掛の上面に配置され、尻の下に敷かれる腰掛用クッションに関するものである。
近年、腰掛や椅子など、腰を掛けて座るものには、座面に衝撃を緩和するクッションが配置されている。これらのクッションは、座面上に配置され、或いは固定されて使用される。クッションの作用は、臀部及び大腿部の接触面と、腰掛の座面との間に介在して、臀部等の身体に伝わる座面からの衝撃を緩和し、疲労の発生を抑制する作用を有するとともに、座面から臀部に伝わる体圧を分散し接触感覚を良好なものにする作用を有する。
特許第3584834号 特開2014−69062
上記特許文献に記載のクッションは、クッションを構成するクッション単体の硬さを調整することにより、クッションに接触する身体の部位に弾性材や気体が封入された袋体で構成され、座面と臀部との間に介在して、臀部をホールドする構成となっている。
しかしこれらのクッションは特定の向きに人が座った場合を想定して、臀部をホールドできる構成となっている。このため、スツールのように、人が任意の向きに座る腰掛には用いることが困難であるといった問題がある。
また、臀部をホールドできるように、クッションの表面に凹凸を設けた場合には、クッションの美観が損なわれるといった問題もあった。
この発明は、外観を損なわず、臀部のホールド性能が良好なクッションを提供することを目的とする。
以上のような問題を解決する本発明は以下の構成を備える。
(1)腰掛の上面に載置されるクッションであって、
弾性材によって構成された板状の本体と、
該本体の底面中央部近傍に形成され、腰掛に着座した人間の一対の坐骨結節に対応する位置にそれぞれ形成された凹部と、
該凹部の間に設けられ、坐骨結節によって前記凹部が潰された際に、相対的に隆起する隆起部とを有し、
前記隆起部は、着座した人間の大腿部の基端部の間に位置することを特徴とするクッション。
(2)前記隆起部はクッションの中央部近傍に配置され、前記凹部は、前記隆起部を中心とする円環状に形成された溝である上記(1)に記載のクッション。
(3)着座する人間の一対の坐骨結節に対応する位置にそれぞれ配置された一対の前記凹部は、それぞれ楕円形又は平たく潰れた形状の多角形に形成され、交差する楕円の長径又は多角形の最も長い対角線の向きが、着座した人間の前方向に向けて広がる方向に配置されている上記(1)に記載のクッション。
(4)前記凹部の形状は、凹部の外方向に向けて深さが漸減するように構成されている上記(1)〜(3)のいずれか1に記載のクッション。
請求項1に記載の本発明によれば、人間が着座すると、坐骨結節に対応する位置に配置された凹部が、人間の体重によって潰れ、凹部の部分の凹む量が、その周囲の部分よりも多くなる。そして、凹部の周囲の部分が相対的に隆起することによって、クッションの上面部が臀部及び大腿部をクッション上に安定して保持する形状に変形する。特に、凹部の間に位置する隆起部は、着座した大腿部の付け根部分に位置するので、両大腿の内側で、かつ恥骨結合部分の前側に位置することとなり、骨盤の前側(あるいは、股の内側)からも保持する構成となり、より安定的に臀部を保持する作用を発揮できる。また、凹部が底面側に設けられているので、視認される上面側は平らになっており、クッションの美観を損ねることも抑制される。
請求項2に記載の本発明によれば、凹部が円環状の溝であるので、いずれの方向から人間が着座しても、坐骨結節が凹部の位置に合致できるように構成されている。また、円環状の溝の中央部は、相対的に厚肉となるので、人間が着座した際には、潰れた凹部に対して相対的に隆起する隆起部となり、身体の保持作用を向上させる。
請求項3に記載の本発明によれば、着座する人間の一対の坐骨結節に対応する位置にそれぞれ配置された凹部の形状が、楕円形状又は多角形状となっており、かつ一対の楕円の長径又は多角形の長対角線の向きが、着座した人間の前方向に向けて広がるように配置されているので、隆起部の形状が三角形となって、手前に向けて三角形の頂点が向く配置となり、股の付け根部分の隙間形状に合致した形状で隆起部が形成される。これにより、骨盤の前側(あるいは、股の内側)からも保持する構成となり、より安定的に臀部を保持する作用を発揮できる。
請求項4に記載の本発明によれば、凹部の形状は、凹部の外方向に向けて深さが漸減するように構成されているので、凹部が体重で潰れた際に、臀部の表面に加わるクッションからの反力が均一になり、座り心地を一層良好なものにすることができる。
本発明のクッションを用いたスツールの全体斜視図である。 同じく断面側面図である。 同じく人間が着座した状態を示す側面図である。 同じく断面正面図である。 同じく平面図である。 本発明のクッションを用いた背もたれ付椅子の全体斜視図である。 同じく人間が着座した状態を示す側面図である。
以下添付図面に基づいて本発明のクッションについて詳述する。図1は、本発明のクッション3が取り付けられたスツール1の全体斜視図、図2は、同じく部分断面側面図である。
本発明のクッション3は、腰掛けであるスツール1の本体2の上面部に固定されている。本体2は円柱形状に構成され、下面には5つの脚部が配置され、天井部材21にはクッション3が固定されている。天井部材21の上面に固定されているクッション3は、本体2の横断面形状と同じ形状に形成された円盤形状であり、上面は凹凸のない平面であって、底面には、凹部4が形成されている。凹部4は、溝であって、円環状に形成されており、この溝の円環形状は、クッション3の外周形状である円形と同心円となっている。
凹部4の中心部には、下側に突出した突出部41が形成されており、凹部4によって、天井部材21との間に空間42が形成される。凹部4を構成する円環状に形成された溝は、外周内壁が外方向へ向けて傾斜して形成され、溝の深さが外方向へ向けて漸減するように形成されている。また、内周内壁も同様に、円環の中心に向けて傾斜して形成され、溝の深さが内方向へむけて漸減する構成となっている。
クッション3は、弾性材で構成されており、着座する人の体重によって圧縮変形し、外圧が除かれれば、元の形状に復元する構成となっている。クッション3を構成する弾性材は、例えば発泡ウレタンなどの発泡合成樹脂が用いられる。
図3、図4及び図5に示されているように、上記のような構成であるクッション3に人間が着座すると、着座した骨盤の坐骨結節HB1、HB2が凹部4の上に位置する。着座した人間の体重がクッション3に加わると、凹部4の位置は、薄肉となっているため、凹部4の部分が潰れ、他の部位よりも深く沈む。特に、坐骨結節HB1、HB2の部分が特に深く沈み、凹部4周囲の厚肉部分が、坐骨結節HB1、HB2を中心として臀部Hを外側から保持する。
また、凹部4が潰れて臀部H及び大腿部THR、THLが沈むと、凹部4に比較して厚肉となっている中心突出部41が相対的に隆起し、隆起部41aが生じる。隆起部41aは、1対の坐骨結節HB1、HB2と、恥骨結合部HB3の3点で囲まれる会陰部に下側から当接する。つまり、隆起部41aは、着座した人間の大腿部の基端部の間に位置することとなる。このように、隆起部41aによって股の内側が、凹部4の外側厚肉部31によって、臀部Hの外側が保持され、内側と外側からより安定的に臀部Hが保持される。
また、凹部4が着座した人間の体重によって変形する際、凹部4の外周内壁が外側に傾斜し、また内周内壁が内側に傾斜しているので、凹部4の変形が緩やかになり、臀部Hへのクッション3の接触圧が均一になる。凹部4がクッション3の中央部に位置することにより、任意の方向に向いた着座に対して、本発明の効果を発揮させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図6及び図7に示されている椅子5は、基台50と、基台50の底面に接続された4本の脚部53、53、53、53と、基台50の表面に固定された座部クッション51と、背もたれクッション52とを有している。
基台50は、屈曲した板材で構成され、脚部53、53、53、53が底面に接続されている座部50aと、座部の背面側から上方に延設された背もたれ部50bとを有している。座部50aの上面にはクッション51が固定され、背もたれ部50bの正面側にはクッション52が固定されている。
クッション51、52を構成する材料は、例えば、発泡ウレタンなどの発泡合成樹脂が用いられる。図6に示されているように、クッション51の底面側には、2つの凹部6R、6Lが設けられている。凹部6R、6Lは、座面の中央部より若干背面側に設けられ、相互に近接した位置に配置されている。凹部の形状は、底面から上面に向けて横断面が漸減する円錐形状に形成されている。また、凹部円錐形状の横断面形状は、楕円形に構成されている。楕円の長径が、左右方向に対して正面側に傾斜した向きに、各凹部6R、6Lが配置されており、一対の凹部6R、6Lの正面側には、近接する凹部6R、6Lに囲まれた領域が、隆起部61となる領域となる。
凹部6R、6Lの配置位置は、着座した人間の坐骨結節HB1、HB2の位置に対応した位置となっており、人間の体重によって、凹部の周囲よりも沈み込む変形量が大きくなるように構成されている。
図7に示されているように、着座することによって、凹部6R、6Lが潰されて変形し、凹部6R、6Lを中心として圧縮変形する。凹部6R、6Lの部位が沈みこむことによって、凹部6R、6Lの正面側の部位が相対的に隆起した隆起部61となる。この隆起部61は、1対の坐骨結節HB1、HB2と、恥骨結合部HB3の3点で囲まれる会陰部に下側から当接する。
断面形状が楕円形となっている一対の凹部が、楕円の長径が3角形の頂点を構成するように交差して配置されているので、隆起部61は、手前が3角形の頂点となる形状に形成される。このような形状となることにより、着座者の会陰部により合致する形状となり、臀部のホールド作用が、より確実に発揮される。
このように、隆起部61によって股の内側が、凹部6R、6Lの外側厚肉部51Rによって、臀部Hの外側が保持され、内側と外側から、臀部Hがより安定的に保持される。
また、背もたれのある椅子では、背もたれに寄りかかることによって、臀部が前方に滑り、姿勢が悪くなる問題があるが、隆起部61によって、前方への滑りが抑制される。つまり、坐骨結節前方支持が実現できるのである。
なお、図示する例では、凹部円錐形状の横断面形状は、楕円形に構成されているが、楕円形状に限らず、矩形形状であってもよく、その他多角形形状でもよい。この場合、その形状は、楕円の長径と短径のように、長辺と短辺で構成された長方形、平行四辺形又は平たく潰された形状の多角形であってもよい。
以上説明したように本発明のクッションは、ストールや椅子といった腰掛の座面に設ける場合の他、自動車のシートや、車いすのシートに用いることも可能である。
1 スツール
2 本体
3 クッション
4 凹部
41 突出部
41a 隆起部
42 空間
H 臀部
HB 骨盤
HB1、HB2 坐骨結節
HB3 恥骨結合部
5 椅子
50 基台
50a 座部
50b 背もたれ部
51、52 クッション
53 脚部
6R、6L 凹部
61 隆起部

Claims (4)

  1. 腰掛の上面に載置されるクッションであって、
    弾性材によって構成された板状の本体と、
    該本体の底面中央部近傍に形成され、腰掛に着座した人間の一対の坐骨結節に対応する位置にそれぞれ形成された凹部と、
    該凹部の間に設けられ、坐骨結節によって前記凹部が潰された際に、相対的に隆起する隆起部とを有し、
    前記隆起部は、着座した人間の大腿部の基端部の間に位置することを特徴とするクッション。
  2. 前記隆起部はクッションの中央部近傍に配置され、前記凹部は、前記隆起部を中心とする円環状に形成された溝である請求項1に記載のクッション。
  3. 着座する人間の一対の坐骨結節に対応する位置にそれぞれ配置された一対の前記凹部は、それぞれ楕円形又は平たく潰れた形状の多角形に形成され、交差する楕円の長径又は多角形の最も長い対角線の向きが、着座した人間の前方向に向けて広がる方向に配置されている請求項1に記載のクッション。
  4. 前記凹部の形状は、凹部の外方向に向けて深さが漸減するように構成されている請求項1〜3のいずれか1に記載のクッション。
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