JP2007146304A - 紡績糸およびそれを用いてなる布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣料用途に適するソフト性を有しながら耐フィブリル化、たらつき感を改善するポリエステル短繊維とセルロースエステル短繊維を混ぜ合わせて紡績して得られる紡績糸および布帛を提供する。
【解決手段】ポリエステル短繊維とセルロース短繊維からなる紡績糸であって、少なくとも一部のアシル基が炭素数3以上のものであるセルロースエステルを主成分とする熱可塑性組成物からなり、伸度が5〜40%、繊維長が25〜150mmであるセルロースエステル短繊維を少なくとも20wt%以上含有した紡績糸。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリエステル短繊維とセルロース短繊維を混合し、紡績して得られる紡績糸および布帛に関する。
従来より、ポリエステル系繊維とセルロース系繊維とからなる紡績糸は、とくに溶液紡糸レーヨンを用いたものが多数製造され、衣料用途を中心に現在も多数使用されている。なぜなら、セルロース系繊維は、熱可塑性がないため、繊度1〜10デニールの繊維を得るためには、溶融紡糸は採用することができず、アセトンなどの溶媒を用いたポリマー溶液から溶液紡糸(乾式紡糸)によって製造せざるを得ないからである。しかし、溶液紡糸によって得られた繊維は、単糸の融着加工や、熱セット加工が困難であるという問題を有していた。また、溶液紡糸(乾式紡糸)では、任意の断面形状が得られにくく、丸形断面、中空、三角型、四角型、C型、T型、H型、X型、W型、Y型、星型等の断面をもったセルロース繊維は得られ難いものであった。
特許文献1においては、セルロースアセテートのステープルを用いたシガレットフィルターが開示され、「捲縮アセテートレイヨンの長さは、3〜10mmであるが、これは3mm以下では紙力が弱くまた10mm以上で分散、抄紙が困難であるからである」と記載されている(特許文献1第1頁)。ここで開示されている短繊維は、たばこフィルター用途には好適に用いることができるものの、繊維長が短すぎるために紡績糸やクッション材などの用途に用いることはできないものであった。また、セルロースアセテートからなる繊維であるため、熱可塑性はほとんどなく、アセトンなどの溶媒を用いたポリマー溶液から溶液紡糸(乾式紡糸)によって製造せざるを得ないことに加えて、得られた繊維も、融着加工や、熱セット加工が困難であるという問題も有していた。また、セルロースアセテート繊維は剛直なため、例えば紡績加工などの際には容易にフィブリル化してしまい、品位の良好な繊維製品を得ることができないものであった。
また、無捲縮のセルロースエステル短繊維と叩解パルプとで構成されたたばこフィルター素材が特許文献2に開示されている。この無捲縮のセルロースエステル短繊維は、平均繊維長が1〜10mmである。セルロースエステルとしてはセルロースアセテートが主として用いられているが、セルロースエステルでもよい記載もみられる。ここで開示されている短繊維は、たばこフィルターとしては好適なものの、繊維長が短すぎるために紡績糸やクッション材などの用途に用いることができないものであった。また、セルロースアセテートやセルロースエステルも、本公報に開示されている組成では熱可塑性がないため、本公報に記載されているような繊度1〜10デニールの繊維を得るためには、溶融紡糸は採用することができず、アセトンなどの溶媒を用いたポリマー溶液から溶液紡糸(乾式紡糸)によって製造せざるを得ないものであるとともに、得られた繊維も、単糸の融着加工や、熱セット加工が困難であるという問題も有していた。また、前記セルロースアセテート繊維は、フィブリルを有するものであり、繊維製品とするには適さないものであった。
また、特許文献3においては、竹を原料とするセルロースレーヨンを含む紡績糸が開示されており、この竹を原料とするセルロースレーヨン繊維はアセテートでもよいことが記載されている。しかしセルロースアセテートやセルロースエステルも、特許文献3に開示されている組成では熱可塑性がないため、繊度0.5〜20デニールの繊維を得るためには、溶融紡糸は採用することができず、アセトンなどの溶媒を用いたポリマー溶液から溶液紡糸(乾式紡糸)によって製造せざるを得ないものであるとともに、得られた繊維も、単糸の融着加工や、熱セット加工が困難であるという問題も有していた。また、前記セルロースアセテート繊維は、フィブリルを有するものであった。
また、ポリエステル系短繊維とセルロース系繊維の混紡糸として、特許文献4において、抗ピル性向上を主目的として、ポリエステルを改質したものが提案されている、ただしセルロース系繊維は溶剤紡糸と記載されており、ピルの主因とされるフィブリル化としては、紡績糸としたあとに湿熱処理しポリエステル繊維側の重合度を低下させ抗ピル性を達成せんとするものである。
また、レーヨン/ポリエステル混紡糸を用いた布帛の風合いとしては腰をもたせるために、空気仮撚法を用いたものが提案されている(特許文献5参照)。これは空気で結束し糸を製造する技術を用いており、布帛としたときにハリコシ感を持たせることは容易であるが、同時に風合いが粗硬となる傾向がある。また、特殊な紡績方法を用いているために、製造方法が限定されることから、汎用性に関しても不利なものであった。
特公昭44−1953号公報(第1頁) 特開2003−119613号公報(第3頁) 特公平11−290156号公報(第1頁) 特開2002−38248号公報(第1頁〜2頁) 特開平1−213425号公報(第1頁)
そこで、本発明者らは、実用的なポリエスル短繊維とセルロース短繊維からなる混紡紡績糸としての特性を保持しつつ衣料用途に適した布帛特性を向上すべく鋭意検討したところ本発明に至った。すなわち、ポリエステル短繊維とセルロース短繊維かなる紡績糸およびそれを用いてなる布帛であって、該セルロース短繊維が、バイオマス系材料であるセルロースエステルを主成分としながら、繊維断面を自由に選定し、適度なソフト性を有し、耐フィブリル化に優れたセルロース短繊維を使用した、ポリエスル短繊維とセルロース短繊維からなる紡績糸およびそれを用いてなる布帛を提供することにある。
上述した本発明の課題は、セルロース短繊維を構成するセルロースが少なくとも一部のアシル基が炭素数3以上のものであるセルロースエステルを主成分とするセルロースであり、伸度が5〜40%、繊維長が25〜150mmであるセルロース短繊維とポリエスル短繊維を混紡し紡績して得られる紡績糸である。
その際、前記セルロース短繊維を構成するセルロースエステルを主成分とするセスロースが、セルロースエステル70〜95wt%と可塑剤5〜30wt%とを含有するセルロースエステル組成物であることが好適に採用できる。ここで、前記セルロースの主成分となるセルロースエステルの例としては、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレート、セルロースプロピオネートブチレート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート等があげられる。また、前記セルロースのガラス転移温度が100〜180℃であることが好適に採用できる。また、前記セルロース短繊維の強度が0.5〜2.0cN/dtexであることも好適に採用できる。
本発明により、繊維高次工程におけるフィブリル発生がなく、工程通過性に優れるとともに、衣料用途分野に適応できる適度なソフト性を有しながらも耐フィブリル化有するセルロースエステル混紡績糸が得られる。またこのセルロースエステル短繊維を紡績して得られる紡績糸は、衣料用素材としての利用の他、熱可塑性を利用した資材用素材としても好適に用いることができる。
本発明における紡績糸は、ポリエステル短繊維とセルロース短繊維からなる紡績糸であって、セルロース短繊維の伸度が5〜40%、繊維長が25〜150mmであり、また、セルロース短繊維の断面形状が、丸形断面、中空型、三角型、四角型、H型、X型、W型、星型からなる群から選ばれた少なくとも1つの形状であり、さらにセルロース短繊維を構成するセルロースはセルロースエステルを主成分とし、該セルロースエステルのアシル基の少なくとも一部が、炭素数3以上のものであることが重要である。
本発明におけるセルロースエステル短繊維を構成するセルロースは、少なくとも一部のアシル基が炭素数3以上のものであるセルロースエステルを主成分とするセルロースである。炭素数3のアシル基であるプロピオニル基を有するセルロースエステルを用いることにより、可塑剤の配合によって組成物が良好な熱流動性を有するために、得られる短繊維は融着加工や熱セット加工が可能であることに加え、溶融紡糸によって繊維化が可能であるという大きな利点を有しており本発明の紡績糸に適したものである。炭素数3以上のものであるセルロースエステルの具体例としては、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレート、セルロースプロピオネートブチレートなどのセルロース混合エステルや、セルロースプロピオネート、セルロースブチレートなどのセルロースエステルが挙げられる。
本発明におけるセルロース短繊維は、少なくとも一部のアシル基が炭素数3以上のものであるセルロースエステルを主成分とする熱可塑性組成物を、紡糸温度180〜280℃の条件で溶融紡糸し、紡出糸を回転ローラーにて引き取った後、繊維長25〜150mmにカッティング製造方法によって製造することができるものである。
さらに、詳細には、公知の溶融紡糸機を用いて加熱溶融した後、口金から紡出し、紡出糸を回転ローラーによって引き取る。この際、紡糸温度は180℃〜280℃の範囲が好ましく、より好ましくは220℃〜260℃の範囲であり、最も好ましくは230〜250℃である。紡糸温度を180℃以上とすることにより、溶融粘度が低くなり溶融紡糸における曳糸性が向上し、紡糸温度を280℃以下にすることにより、組成物の熱劣化が抑制され、繊維の着色が少なくなるためである。引き取った紡出糸は、一旦巻きとった後に捲縮付与工程に供給するか、一旦巻き取ることなくトウ状に収束して集缶した後に捲縮工程に供給するか、あるいは、巻き取ることも集缶することもなく連続的に捲縮付与工程に供給することができる。捲縮工程、すなわち捲縮を付与する方法については特に限定されない。例えばスタッファーボックス法、押し込み加熱ギア法、高速エアー噴射押し込み法等を採用することができる。また、必要に応じて油剤を仕上げ剤として捲縮付与前あるいは捲縮付与後に付与することも好適に行いることができる。捲縮を付与された、あるいは付与されない繊維束は、公知のカッターによって、繊維長25〜150mmとなるように切断することにより、本願の紡績糸に好適に用いられるセルロース短繊維を得ることが出来る。
本発明におけるセルロース短繊維は、初期弾性率が10〜35cN/dtexであることが好ましい。初期弾性率が10cN/dtex以上であることによって、紡績糸の風合いが過度にソフトになりすぎることがない。また、初期弾性率が35cN/dtex以下であることによって紡績工程および紡績糸を用いた最終製品の耐フィブリル性が良好となる。セルロース短繊維の初期弾性率は12〜33cN/texであることがより好ましく、15〜30cN/dtexであることが最も好ましい。
本発明におけるセルロース短繊維の伸度は、5〜40%であることが重要である。伸度が5%以上であることによって、短繊維を用いた繊維加工工程における糸切れが少なくなるため好ましい。40%以下であることによって、例えば綿などの伸度の低い他の短繊維と混紡した時における物性ばらつきが小さくなるため、好ましい。伸度は7%以上であることがより好ましく、10%以上であることが最も好ましい。また、28%以下であることがより好ましく、25%以下であることが最も好ましい。
本発明におけるセルロース短繊維の繊維長は、混合するポリエステル短繊維の繊維長に合わせ適宜選択すれば良いが、基本的には25〜150mmである。ここで繊維長とは短繊維の繊維長の平均値を意味している。繊維長が25mmに満たない場合には例えば紡績工程において糸切れが多発するなど繊維高次加工工程における操業性が悪化することになる。また、150mm以下であれば短繊維としてのスパン感が発現するため好ましい。繊維長は30mm以上であることがより好ましく、38mm以上であることが最も好ましい。また、120mm以下であることがより好ましく、102mm以下であることが最も好ましいことら、セルロース短繊維、ポリエステル短繊維ともにこの範囲にあわせることが好ましい。また、セルロース短繊維、ポリエステル短繊維の繊度は特に限定されないが、1〜20dtexが好ましい。
本発明におけるセルロース短繊維の断面形状に関しては、真円状または実質的に真円状の円形断面の他、多葉形、扁平形、楕円形、三角形、四角型、A〜Zのアルファベット字形、田字形、井桁形、星形および中空形からなる群から選ばれた少なくとも1つの形状異形断面であることが好ましい。異形断面とする手段については、公知である口金の形状により適宜選択し異形断面の繊維を得ることができる。異形断面とすることによって、風合い面では、たらつき感の改善、光沢付与等が図れ、機能面では、吸水性付与等が図ることが出来る。
本発明のにおけるセルロース短繊維は、少なくとも一部のアシル基が炭素数3以上のものであるセルロースエステルを主成分とするセルロースであるが、このセルロース中のセルロースエステルの含有量は、70〜95wt%であることが好ましい。セルロースエステルの含有量を70wt%以上とすることによって、強度を受け持つセルロースエステルの比率が十分高くなり、短繊維の機械的特性が向上する。セルロース中のセルロースエステルの含有量は、75wt%以上であることがより好ましく、80wt%以上であることが最も好ましい。また、熱流動性を高めて溶融紡糸を可能にするという観点に加え、得られる短繊維の柔軟性を高めるためには、セルロース中のセルロースエステルの比率は95wt%以下であることが好ましい。より好ましくは、90wt%以下であり、最も好ましくは85wt%以下である。
本発明で用いられるセルロースは、可塑剤5〜30wt%を少なくとも含有するセルロース組成物であることが好ましい。5wt%以上の可塑剤を含有することで、組成物の熱流動性が良好となり、溶融紡糸によって繊維化することが可能となるとともに、短繊維は、可塑剤を含有しない場合に比べて柔軟性が高くなり、フィブリル発生などの工程トラブルを避けることができる。また、30wt%以下の可塑剤量とすることで、短繊維表面への可塑剤のブリードアウトを抑制することができ、室温での膠着などのトラブルを回避することができる。組成物の可塑剤含有量は、フィブリル化を抑制する観点から、10wt%以上であることがより好ましく、15wt%以上であることが最も好ましい。また、ブリードアウトを抑制する観点からは、25wt%以下であることがより好ましく、20wt%以下であることが最も好ましい。
本発明において用いられる可塑剤は、本発明におけるセルロースに混和するものであれば特に制限はなく用いることができる。例えば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなどのフタル酸エステル類、テトラオクチルピロメリテート、トリオクチルトリメリテートなどの芳香族多価カルボン酸エステル類、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケートなどの脂肪族多価カルボン酸エステル類、グリセリントリアセテート、ジグリセリンテトラアセテート、グリセリン混合エステルなどの多価アルコールの脂肪酸エステル類、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクレジルホスフェートなどのリン酸エステル類などを挙げることができる。
また、高分子量の可塑剤として、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートなどのグリコールと二塩基酸とからなる脂肪族ポリエステル類、ポリ乳酸、ポリグリコール酸などのオキシカルボン酸からなる脂肪族ポリエステル類、ポリカプロラクトン、ポリプロピオラクトン、ポリバレロラクトンなどのラクトンからなる脂肪族ポリエステル類などを挙げることができる。これらの高分子量可塑剤は共重合体であってもよいし、重合体の一部が修飾されているものであってもよい。
さらには水溶性の可塑剤として、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、一般式(1)で示されるポリエーテル類などを挙げることができる。ここで水溶性とは、20〜100℃の温度の水にその10重量%以上が溶解可能であることをいう。
−O−{(CH2)nO}m−R ・・・(1)
(但し、RとRは、H、アルキル基およびアシル基よりなる群から選ばれた同一または異なる基を表す。nは2〜5の整数、mは3〜30の整数。)
上記の一般式(1)で示されるポリエーテル化合物は、セルロース混合脂肪酸エステルとの相溶性が優れているため好適に採用することができる。具体的なポリエーテル化合物としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコールとプロピレングリコールの共重合体などを挙げることができる。
本発明におけるセルロース組成物には、必要に応じて、着色防止用の安定剤を含有することができる。着色防止剤は、ホスファイト化合物、ヒンダードフェノール化合物などを用いることができる。また、その他、滑剤、帯電防止剤、染料、顔料、紫外線吸収剤、抗菌剤、潤滑剤、艶消剤、生分解促進剤等の添加剤についても、これらを単独もしくは併用して含有することができる。可塑剤以外の添加剤の含有量については、セルロースエステル短繊維の特性を損なわないため、組成物全体に対して0.5wt%以下であることが好ましく、0.2wt%以下であることが最も好ましい。
また、本発明で用いられるセルロースもしくはセルロース組成物は、240℃、1000sec−1における溶融粘度が50〜200Pa・secであることが好ましい。溶融紡糸の際には240℃、1000sec−1における溶融粘度が50Pa・sec以上であることで、口金背面圧が十分に得られるため、分配性が良好となり、繊度の均一性に優れた短繊維が得られるという利点を有している。一方、溶融粘度が200Pa・sec以下である場合には、紡出糸条の製糸性が良好であり、十分な配向が得られて力学特性の優れた繊維となる。繊維の優れた機械的特性の観点から、240℃、1000sec−1における溶融粘度は60〜180Pa・secであることが好ましく、80〜160Pa・secであることが最も好ましい。
本発明において、セルロースと可塑剤、あるいは各種添加剤との混合に際しては、エクストルーダー、ニーダー、ロールミルおよびバンバリーミキサー等の通常使用されている公知の混合機を特に制限無く用いることができる。
本発明におけるセルロースは、ガラス転移温度が100〜180℃であることが好ましい。ガラス転移温度が100℃以上であれば繊維としたときでも熱水中においてもへたりが生じることがないため好ましい。耐熱軟化性の観点から、本発明のセルロースエステル短繊維のガラス転移温度は110℃以上であることがより好ましく、130℃以上であることが最も好ましい。また、180℃以下であれば繊維を過度に加熱することなく、熱接着処理が可能となるため好ましい。優れた成形性の観点から、本発明におけるセルロースのガラス転移温度は170℃以下であることがより好ましく、150℃以下であることが最も好ましい。
さらに、本発明のセルロースエステル短繊維の強度は、0.5〜2.0cN/dtexであることが好ましい。強度が0.5cN/dtex以上であれば、短繊維を用いた繊維加工工程において糸切れによる操業性低下が抑制されるため好ましい。強度は、0.7cN/dtex以上であることがより好ましく、1.0cN/dtex以上であることがさらに好ましい。また、2cN/dtex以下であれば短繊維を用いた紡績糸およびそれを用いてなる布帛のソフト感が良好なものとなるため好ましい。
本発明の紡績糸はポリエステル短繊維とセルロース短繊維からなる紡績糸であって、セルロース短繊維を少なくとも15wt%以上含有した、セルロース短繊維とポリエステル短繊維の混紡糸である。本発明において用いるポリエステル短繊維は、本来の機能を喪失しないかぎり、なんらかの改質されたポリエステル短繊維ようなものを用いてもよく、もちろん断面形状も従来から存在するように丸型のほか、中空型、三角型や四角型などの異形断面をもつものや、バイメタルすなわち改質したポリエステルや、粘度差をつけたポリマーの貼り合わせもしくは偏芯繊維などとしてもよく、また、何種類かのポリエステル短繊維を複数用いても良い。
また、ポリエステル短繊維を構成するポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレートの他、ポリブチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレートとしても良く、さらにはポリエチレンテレフタレートとのバイメタル型にしても良い。ここでのポリトリメチレンテレフタレートとしては、テレフタル酸を主成分とし、1,3−プロパンジオールを主たるグリコール成分として得られるポリエステルのことである。繊維形面形状は特に限定されるものではないが、従来から存在する丸型のほか、中空型、三角型や四角型などの異形断面をもつものなどがあげられる。
また、近年環境問題に関する関心も高まってきており、ポリエステル短繊維に生分解性をもたせることも好ましいことである。生分解性をもたせるにはポリエステルとしてポリ乳酸を用いれば良い。ここで、ポリ乳酸とはL−乳酸を主成分とするポリエステルを意味する。
これらポリエステル短繊維とセルロース短繊維を混紡して本発明の紡績糸とするが、混綿方法は特に限定されるものではなく、混打綿あるいはカード工程で原綿を混綿する方法、練条工程やミキシングギル工程でスライバーを重ね合わせて複合する方法、精紡工程で粗糸あるいはスライバーを複数本供給して精紡交撚(サイロスパン)を行う方法等が適用できる。
さらには本発明の紡績糸を製造する紡績方法としては、特に限定されるものではなく、セルロース短繊維の繊維長に応じて、短紡方式、梳毛紡方式、トゥ紡績法等の紡績方法を適用すればよい。また精紡方法も特に限定されるものではなく、リング精紡方法、ローター式オープンエンド精紡法、結束紡績法等を適用できる。
本発明の紡績糸は、本発明の目的を損なわない範囲で、各種フィラメント糸との複合紡績糸、例えば、コアスパンヤーン、精紡交撚糸としてもよく、必要に応じて双糸加工や追撚加工を施しても良い。また、本発明の紡績糸と他の紡績糸、各種フィラメント糸、フィラメント加工糸と交撚したりしても良い。
また、本発明の紡績糸に占めるセルロース短繊維、ポリエステル系短繊維以外にも、布帛の風合いをコントロールするため、本来の特性を喪失しないかぎり、綿、レーヨン、ウール、麻などの天然繊維、アクリル、ナイロン、ポリアミドなどの合成繊維等を混紡したものでも良いが、布帛としたときの張り腰の点からポリエステル短繊維の紡績糸に占める割合は20wt%以上、セルロース短繊維の紡績糸に占める割合は20wt%以上が重要であり、好ましくは40wt%以上である。
本発明の紡績糸は、全てこれを用いて織編物等の布帛にすることはもちろん、他の繊維糸条と交織、交編して使用することができる。本発明の紡績糸を交編や交織して使用する場合においても、織編物の張り腰を満足させるためには織編物重量に対して、本発明の紡績糸を少なくとも20wt%以上を含むことが好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。なお、引張強伸度、初期弾性率、耐フィブリル性、光沢感および風合いについては、下記の方法で測定・評価を行った。
(1)引張強度および引張伸度
JIS L 1015(1999年)に基づいて、オリエンテック社製テンシロンUCT−100型を用い、試料長20mm、引張速度20mm/minの条件で引張試験を行って、試料が切断した時の応力を繊維の引張強度(cN/dtex)とし、試料が切断した時の伸度を繊維の引張伸度(%)とした。また、破断時の伸度を繊維の伸度(%)とした。強度と伸度は、短繊維(51mm)で測定したものであり、測定回数は30回であり、その平均値を強度および伸度とした。
(2)初期弾性率
JIS L 1015(1999年)初期引張抵抗度に基づき、オリエンテック社製テンシロンUCT−100型を用い、試料長20mm、引張速度20mm/minの条件で引張試験を行って初期弾性率(cN/dtex)を算出した。短繊維(51mm)で測定したものであり、測定回数は10回であり、その平均値を初期弾性率とした。
(3)耐フィブリル性
染色した織物を準備し、直径10cmおよび17.5cmの試料にそれぞれ3枚採取し、試験片を上下ホルダーにセットする。その時上部試験片を蒸留水で湿潤させたガーゼで完全に湿らす。その状態で押圧750g、10分間摩擦した後、上部の試験片を標準状態で4時間以上放置した後、摩耗部分の単繊維のフィブリル化状態を20倍の拡大鏡で観察し、フィブリル化の発生程度を1〜5級にランク付けし、数字が大きいほどフィブリル化発生が少ないことを示す。
(4)光沢感
染色した織物を用いて10人の被験者による官能試験を総合して光沢を評価した。美しい光沢を持つものを○、光沢の少ないものを△、光沢のないものを×とした。
(5)風合い特性
染色した織物を用いて触手による官能試験を実施した。ソフト感・および品位について5人のパネラーにて評価し、「極めて優れている」は◎、「優れている」は○、「普通」は△、「劣っている」は×とし、「優れている」の○以上を合格とした。
(実施例1)
セルロース(日本製紙ケミカル(株)製溶解パルプ、NDP−S)10.0kgに、酢酸50.0kgとプロピオン酸10.0kgを加え、50℃で30分間攪拌した。混合物を15℃まで冷却した後、無水酢酸7.0kg、無水プロピオン酸43.0kgおよび硫酸を0.5kg加えてエステル化反応を行った。240分間攪拌を行った後、酢酸33.0kgと水17.0kgの混合溶液を60分間かけて添加し、反応を停止させた。続いて40℃で24時間攪拌を継続し、加水分解処理を行った。
その後、ドープに大過剰の水を添加して、セルロースアセテートプロピオネートを析出させた。析出した粉体は濾過した後、水洗、濾過を5回繰り返して洗浄し、さらに0.02%の希硫酸中で50℃、1時間の処理を行い、水洗、濾過を3回繰り返し行った。
得られたセルロースアセテートプロピオネートのアセチル置換度は0.3、プロピオニル置換度は2.5であった。
このセルロースアセテートプロピオネート90wt%と、可塑剤のポリエチレングリコール(三洋化成(株)製、PEG600)10wt%を、30mmφエクストルーダーを用いて混合し、熱可塑性組成物のペレットを得た。得られたペレットの240℃、1000sec−1における溶融融粘度は、86.7Pa・secであった。
続いてペレットを真空乾燥した後、エクストルーダー式溶融紡糸機で、紡糸温度235℃にて溶融し、0.20mmφ−0.30mmLの口金孔を72ホール有する口金より紡出した。紡出糸は25℃のチムニー風により冷却した後、油剤を付与して集束し、1000m/minで回転するゴデットローラーにより引き取り、160dtex−72fil(単糸繊度2.2dtex)の繊維を一旦ドラムに巻き取った。このドラムを10本準備して引き揃えを行い、1600dtex−720filのサブトウとし、さらにこのサブトウ30本を引き揃えて48000dtex−21600filのトウにした。
得られたトウを延伸倍率を1.0としたステープル延伸機を使用し、スタッファーボックスで機械捲縮を付与した後、その後繊維長が51mmの長さとなるようにカッティングを行ってセルロースエステル短繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)を得た。
なお、このセルロースエステル繊維の引張強度は1.0cN/dtex、引張伸度は25%であり、紡績加工に適切なものであった。
該セルロース短繊維50wt%と、ポリエチレンテレフタレート繊維(断面形状円形、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)50wt%とを混紡した後、通常のリング紡績法を用いて撚数13.4T/2.54cmを付与し綿式番手20sの紡績糸を得た。この紡績糸を生機経糸および緯糸側構成糸に用いて織密度114×45本/2.54cm、2/1ツイル組織となる生機を製織した。この生機を通常の生機の染色法に準じ、リラックス・精練と染色および乾燥、仕上加工を行い、織物を得た。
(実施例2)
実施例1と同様にして得られた紡績糸を生機緯糸側構成糸に用い、同様のリング紡績法を用いて得られたポリエステル紡績糸20sを生機経糸側構成糸に用い、織密度114×45本/2.54cm、2/1ツイル組織となる生機を製織した。この生機を通常の生機の染色法に準じ、リラックス・精練と染色および乾燥、仕上加工を行い、織物を得た。
(実施例3)
口金を三角型となるようにした以外は実施例1と同じ紡糸方法で紡糸し、その後は実施例1と同じカット方法、ポリエステル繊維混率、紡績方法、製織および染色法とした織物を得た。
(実施例4)
固有粘度(IV)が1.12(融解粘度1120poise)のホモポリトリメチレンテレフタレートと固有粘度(IV)が0.60(融解粘度260poise)のホモポリエステルをそれぞれ別々に融解し、紡糸温度285℃での複合紡糸口金から複合比(重量%)50:50で吐出し、紡糸速度1350m/分で引取り、該未延伸糸を延伸倍率3.0倍、延伸温度90℃の温浴中で延伸し、スタッフィングボックスで機械捲縮を付与した後、カットして、ポリトリメチレンテレフタレートとポリエステルのバイメタル短繊維、2.2デシテックス、51mmの繊維を得た。該短繊維と実施例1と同様にしてセルロースエステル短繊維(断面形状円形、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)と、混ぜ合わせた綿式番手20sの紡績糸を得た。この紡績糸を用いて実施例1と同様にして製織、染色工程にて布帛を作成し、織物を得た。
(実施例5)
ポリ乳酸繊維からなる断面形状円形、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mmのポリ乳酸繊維をポリエステル短繊維として用いた以外は実施例1と同様にしてセルロースエステル短繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)と、混ぜ合わせた綿式番手20sの紡績糸を得た。この紡績糸を用いて実施例1と同様にして製織、染色工程にて布帛を作成し、織物を得た。
(比較例1)
実施例1と同様にして得られたセルロースエステル短繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)100wt%とした以外は、実施例1と同様の紡績条件を用いて綿式番手20sの紡績糸を得た。この紡績糸を用いて実施例1と同様にして製織、染色工程にて布帛を作成し織物を得た。
ポリエステルが全く混合されていないため、実施例1〜5の織物と比較するとたらつき感があり風合いに劣るものとなった。
(比較例2)
アセトンを溶媒として乾式紡糸法により得られた市販のセルロースジアセテート繊維(84dtex−42fil)を30本引き揃えて2520dtex−1200filのサブトウとし、さらにこのサブトウ38本を引き揃えて95760dtex−45600dtex(単糸繊度2.2dtex)のトウにした。
得られたトウを延伸倍率を1.0としたステープル延伸機を使用し、スタッファーボックスで機械捲縮を付与した後、その後繊維長が51mmmになるようにカッティングを行って得られたセルロースジアセテート短繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm、初期弾性率36.2cN/dtex 引張強度1.0cN/dtex)を得た。
得られたセルロースジアセテート短繊維50wt%と、ポリエチレンテレフタレート繊維(断面形状円形、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)50wt%とを混紡した後、実施例1と同様の紡績条件を用いて綿式番手20sの紡績糸を得た。この紡績糸を用いて実施例1と同様にして製織、染色工程にて布帛を作成し、織物を得た。
セルロースジアセテートが炭素数3以上のアシル基を有するものでないこと、繊維の初期弾性率が36.2cN/dtexと高いこと、引張強度は1.0cN/dtexであったが、結節強度を測定したところ0.6cN/dtexであり、耐フィブリル性の評価尺度である、結節強度の引張強度に対する比率は80%未満であることに起因して、紡績糸織物の耐フィブリル試験では著しいフィブリル化が見られ、評価は1〜2級であった。
(比較例3)
塩化メチレンを溶媒として乾式紡糸法により得られた市販のセルロースジアセテート繊維(84dtex−20fil)を30本引き揃えて2520dtex−600filのサブトウとし、さらにこのサブトウ38本を引き揃えて95760dtex−22800fil(単糸繊度3.3dtex)のトウにした。
得られたトウを延伸倍率を1.0としたステープル延伸機を使用し、スタッファーボックスで機械捲縮を付与した後、その後繊維長が51mmmになるようにカッティングを行って得られたセルローストリアセテート短繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm、初期弾性率40.5cN/dtex)50wt%と、ポリエチレンテレフタレート繊維(断面形状円形、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)50wt%とを混紡した後、実施例1と同様の紡績条件を用いて綿式番手20sの紡績糸を得た。この紡績糸を用いて実施例1と同様にして製織、染色工程にて布帛を作成し、織物を得た。
セルローストリアセテートが炭素数3以上のアシル基を有するものでないこと、繊維の初期弾性率が40.5cN/dtexと高いこと起因して、紡績糸織物の耐フィブリル性試験では著しいフィブリル化が見られ、評価は1〜2級であった。
(比較例4)
実施例1と同様にして得られたセルロースエステル短繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)10wt%と、ポリエチレンテレフタレート繊維(断面形状円形、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)90wt%とを混紡した後、実施例1と同様の紡績条件を用いて得られた紡績糸を生機緯糸側構成糸に用い、同様のリング紡績法を用いて得られたポリエステル紡績糸20sを生機経糸側構成糸に用い、平織り組織となる生機を製織した。この生機を通常の生機の染色法に準じ、リラックス・精錬と染色および乾燥、仕上加工を行い、織物を得た。
セルローストリアセテートの混紡率が少ないことにより、光沢感がなくなり風合い特性もソフト性が失われ布帛特徴のない織物となった。
以上9点の織物について評価した結果を表1に示す。
Figure 2007146304

Claims (7)

  1. ポリエステル短繊維とセルロース短繊維とからなる紡績糸であって、該セルロース短繊維は、伸度が5〜40%、繊維長が25〜150mm、かつ少なくとも一部のアシル基が炭素数3以上のものであるセルロースエステルを主成分とするセルロースからなり、さらに該セルロース短繊維を少なくとも20wt%以上含有したことを特徴とする紡績糸。
  2. 前記セルロースが、セルロースエステル70〜95wt%と可塑剤5〜30wt%とからなるセルロースエステル組成物であることを特徴とする請求項1に記載の紡績糸。
  3. 前記セルロースエステルが、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレート、セルロースプロピオネートブチレート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレートからなる群から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする請求項2に記載の紡績糸。
  4. 前記セルロースのガラス転移温度が100〜180℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紡績糸。
  5. 前記ポリエステル短繊維の少なくとも1部がポリトリメチレンテレフタレート短繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紡績糸。
  6. 前記ポリエステル短繊維の少なくとも1部が生分解性短繊維であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の紡績糸。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の紡績糸を20wt%以上含むことを特徴とする織編物。
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