JP2007145248A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動パワーステアリング装置において、ステアリングホイールが切り込まれたまま停車する状態を検出するとともにハンドル舵角を中立位置に自動復帰させて、始動時に運転者が車輪の切れ角を確認する必要をなくすこと。
【解決手段】 電動モータ20の回転を動力伝達機構によりラック軸14の直線ストロークに変換し、ラック軸14に連結される車輪を操舵する電動パワーステアリング装置10において、車両の停車及び手動操舵の休止を判断し、舵角センサ61の検出舵角が中立位置外にあるとき、該舵角を中立位置に復帰させるように電動モータ20を回転させて自動操舵せしめる自動中立復帰手段60を有するもの。
【選択図】 図3

Description

本発明は電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置は、特許文献1に記載の如く、ステアリング系の操舵トルクを操舵トルクセンサで検出し、検出した操舵トルクに基づいて目標電流を設定し、目標電流と電動モータに実際に流れる電流の偏差にPI(比例・積分)補償を施したPWM(パルス巾変調)信号により電動モータを駆動制御してラック軸を直線ストロークさせ、ラック軸に連結されている車輪に操舵アシスト力を及ぼす。
特開平6-8839
車両が走行状態にあるときには、車両の直進走行復帰機能により、車両は舵角を中立位置に復帰させる習性を備える。ところが、直進走行復帰機能が営まれない車両の停車状態では、運転者がステアリングホイールから手を離す等によって手動操舵を休止すると、舵角は中立位置に戻らずに、手動操舵を休止した舵角位置に止まる。
従って、車庫入れ等でステアリングホイールを手動操舵して切り込んだまま停車した場合、次に車両を始動するときに、ステアリングホイールが切れ込んだ舵角位置から動き出すため、車両が周辺の障害物に接触するおそれがある。これを防ぐには、運転者自身が車両に乗り込む前に、車輪の切れ角(舵角位置)を確認する必要がある。
本発明の課題は、電動パワーステアリング装置において、ステアリングホイールが切り込まれたまま停車した状態を検出し、自動的にハンドル舵角を中立位置に復帰させて始動時に運転者が車輪の切れ角を確認する必要をなくすことにある。
請求項1の発明は、電動モータの回転を動力伝達機構によりラック軸の直線ストロークに変換し、ラック軸に連結される車輪を操舵する電動パワーステアリング装置において、車両の停車及び手動操舵の休止を判断し、舵角センサの検出舵角が中立位置外にあるとき、該舵角を中立位置に復帰させるように電動モータを回転させて自動操舵せしめる自動中立復帰手段を有するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記自動中立復帰手段が、前記自動操舵中に、車両の停車解除又は手動操舵の休止解除を判断したとき、該自動操舵を解除するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記自動中立復帰手段が、操舵角に応ずる適正操舵角速度を予め定め、舵角センサの検出舵角を用いて該舵角を中立位置に復帰させるに際し、電動モータの回転による自動操舵の角速度を適正操舵角速度に合致させるように電動モータを駆動制御するようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記自動中立復帰手段が、車速センサの検出結果に基づいて車両の停車を判断し、操舵トルクセンサの検出結果に基づいて手動操舵の休止を判断するようにしたものである。
(請求項1)
(a)舵角センサが検出した舵角を中立位置に復帰させるように電動モータを回転させて自動操舵する自動中立復帰処理により、車両が停車状態にあるときの舵角は常に中立位置にあることになる。従って、運転者は車両に乗り込むときに、車輪の切れ角を気にする必要がなく、車両の始動時に、車両が急に左右方向に動き出して周辺の障害物に接触することがない。
(請求項2)
(b)自動中立復帰処理中に、車両が停車解除されて走行開始したり、手動操舵休止が解除されて手動操舵開始されたときには、該自動中立復帰処理が解除される。これにより、通常の操舵アシスト処理に入り、操舵トルクセンサの検出トルクに基づいて算出された操舵アシスト力が付与される。
(請求項3)
(c)自動中立復帰処理において、舵角センサが検出した舵角を中立位置に復帰させるように電動モータを回転させて行なう自動操舵の角速度を、該舵角に応じて予め定めてある適正角速度に合致させる。これにより、中立位置から離れた舵角では例えば45度/秒程度の低速とし、中立位置の近傍では更に減速させて自然に停止させるように、ゆっくりとしたスムースな自動操舵を実施できる。
(請求項4)
(d)自動中立復帰手段は、車速センサの検出結果に基づいて車両の停車を正確に判断し、操舵トルクセンサの検出結果に基づいて手動操舵休止を正確に判断できる。
図1は電動パワーステアリング装置を示す正面図、図2は電動パワーステアリング装置の要部を示す断面図、図3は電動パワーステアリング装置の制御系を示すブロック図、図4は自動中立復帰処理手順を示す流れ図である。
電動パワーステアリング装置10は、図1に示す如く、ギヤハウジング11を分割した、第1ギヤハウジング11Aと第2ギヤハウジング11Bを有するものにし、このギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A)にステアリングホイールが連結された入力軸12を支持し、入力軸12にトーションバー13(不図示)を介して出力軸(不図示)を連結し、この出力軸にピニオン(不図示)を設け、このピニオンに噛合うラック軸14をギヤハウジング11に左右方向に直線移動可能に支持している。入力軸12と出力軸の間には、操舵トルクセンサ41を設けている。操舵トルクセンサ41は、ステアリングホイールに加えた手動操舵の操舵トルクに起因するトーションバーの弾性ねじり変形により、入力軸12と出力軸の間に生ずる相対回転変位量に基づき、操舵トルクを検出し、操舵トルク信号Tsを出力する。
電動パワーステアリング装置10は、ラック軸14の両端部をギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A、第2ギヤハウジング11B)の両側に突出し、それらの端部にタイロッド15A、15Bを連結し、ラック軸14の直線移動に連動するタイロッド15A、15Bを介して、左右の車輪を転舵可能にする。
電動パワーステアリング装置10は、図2に示す如く、電動モータ20を取付ボルト21(不図示)によりホルダ22に固定し、このホルダ22を取付ボルト23により第1ギヤハウジング11Aに着脱可能にしている。第1ギヤハウジング11Aに取付けられて第1ギヤハウジング11Aの内部に挿入されたホルダ22は、ギヤハウジング11A、11Bの内周との間に一定の間隙を有し、第1ギヤハウジング11Aに対するホルダ22の揺動を許され、ホルダ22に後述する如くに支持する駆動プーリ24と従動プーリ36に巻掛けられるベルト37の張力を調整可能にする。
このとき、ホルダ22は、駆動プーリ24の中心軸25を支持し、電動モータ20の回転軸20Aの軸端のジョイント26Aと、中心軸25の軸端のジョイント26Bを、それらの周方向複数位置に設けた歯の間にゴム等の中間ジョイント26Cを挟む状態で、互いに軸方向から係着する。駆動プーリ24は中心軸25の両端部を軸受27、28によりホルダ22に両端支持される。29は軸受28の外輪固定用止め輪である。
電動パワーステアリング装置10は、ラック軸14にボールねじ30を設け、ボールねじ30にボール31を介して噛合うボールナット32を有し、ギヤハウジング11(第1ギヤハウジング11A)に支持した軸受33によりボールナット32を回転自在に支持する。34は軸受33の外輪固定用ナットである。ボールナット32の外周には、ロックナット35により従動プーリ36が固定される。
電動パワーステアリング装置10は、電動モータ20の側の駆動プーリ24と、ボールナット32の側の従動プーリ36にベルト37を巻掛け、電動モータ20の回転を駆動プーリ24、ベルト37、従動プーリ36経由でボールナット32に伝え、ひいてはラック軸14の直線ストロークに変換し、該ラック軸14を直線移動させる。これにより、電動モータ20はステアリング系に操舵アシスト力を付与するものになる。
電動パワーステアリング装置10は、第1ギヤハウジング11Aに支持されているラック軸14を第2ギヤハウジング11Bに通し、第1ギヤハウジング11Aに取付けられているホルダ22を第2ギヤハウジング11Bで覆い、第1ギヤハウジング11Aと第2ギヤハウジング11Bを複数の締結ボルト16で締結する。このとき、第1ギヤハウジング11Aと第2ギヤハウジング11Bは、図2に示す如く、複数の筒状ノックピン16Aにより、それらノックピン16Aの両端部のそれぞれを打ち込まれて位置合せされた後、各ノックピン16Aに挿通される締結ボルト16により螺合締結される。一部の締結ボルト16はノックピン16Aを通って第1ギヤハウジング11Aに螺着され、他の締結ボルト16はノックピン16Aを通って第2ギヤハウジング11Bに螺着される。
電動パワーステアリング装置10は、ギヤハウジング11A、11Bに支持されるラック軸14の振れを小さくするため、以下の構成を備える。
第2ギヤハウジング11Bにおいて、第1ギヤハウジング11Aに支持したボールナット32に相対する部分をブッシュ支持部17とし、ボールナット32とブッシュ支持部17とにブッシュ40を架け渡す。ブッシュ40は、ボールナット32の先端側内周部に圧入されて固定的に設けられ、ブッシュ支持部17の内周部に回転摺動可能に支持される状態で、ラック軸14を直線摺動可能に支持する。
ブッシュ40は、金属等からなる筒体の外周の軸方向における一部をブッシュ支持部17との摺動部とし、内周の全部をラック軸14との摺動部とする。摺動部は、含油ポリアセタール樹脂、又は四フッ化エチレン樹脂等の潤滑被膜層を筒体の表面にコーティング等にて設けたものである。
電動パワーステアリング装置10は、電動モータ20のための以下の制御手段50を有する(図3)。
制御手段50は、操舵トルクセンサ41と車速センサ42を付帯的に備える。操舵トルクセンサ41は、前述の如く、ステアリング系の操舵トルクを検出して操舵トルク信号Tsを制御手段50に出力する。車速センサ42は、車両の速度を検出し、車速信号Vsを制御手段50に出力する。
制御手段50は、マイクロプロセッサを基本に、各種演算処理手段、信号発生手段、メモリ等を有し、操舵トルク信号Ts、車速信号Vsに基づき、P(比例制御)及びI(積分制御)を施した駆動制御信号V0(PWM信号)を生成し、これによってモータ駆動手段43を駆動制御する。
モータ駆動手段43は、例えば4個のパワーFET(電界効果トランジスタ)、又はIGBT(絶縁ゲート・バイポーラトランジスタ)等のスイッチング素子からなるブリッジ回路で構成され、駆動制御信号V0に基づくモータ電圧Vmを出力し、電動モータ20を駆動する。ステアリングホイールが時計回り方向に操舵されているときには、電動モータ20を例えば正回転させて前輪が時計回り方向に向くようにステアリング系に操舵アシスト力を付与する。
制御手段50は、電流検出手段44を付帯的に備える。電流検出手段44は、電動モータ20に実際に流れるモータ電流Imを検出し、モータ電流Imに対応するデジタルに変換した検出電流信号Imoを制御手段50にフィードバック(負帰還)する。
制御手段50は、目標電流設定手段51、偏差演算手段52、電流制御演算手段53を有する。
目標電流設定手段51は、ROM(Read Only Memory)等のメモリを備え、操舵トルクセンサ41が出力する操舵トルク信号Tsと、この操舵トルク信号Tsと車速センサ42が出力する車速信号Vsに基づいて予めメモリに記憶されている目標電流信号Imsマップから、車速信号Vsをパラメータにした操舵トルク信号Tsに対するアシスト電流信号Imaを読み出し、これを目標電流信号Imsとして偏差演算手段52に出力する。
偏差演算手段52は、目標電流信号Imsと検出電流信号Imoの偏差(Ims−Imo)を演算し、偏差信号ΔIを電流制御演算手段53に出力する。
電流制御演算手段53は、目標電流信号Imsと検出電流信号Imoの偏差信号ΔIに応じ、電動モータ20のモータ駆動手段43に方向(電動モータ20の回転方向)極性信号Br及びデューティ比に相当するPWM信号Voを与える。
電流制御演算手段53は、PI(比例・積分)制御手段54、PWM信号発生手段55から構成される。
PI制御手段54は、比例感度KPを発生して比例制御する比例要素54Aと、積分ゲインKIを発生して積分制御する積分要素54Bと、比例要素54Aと積分要素54Bの出力信号を加算する加算器54Cを備える。比例要素54Aと積分要素54Bは並列接続され、比例要素54Aは偏差信号ΔIに比例感度KPを乗じた比例信号IPを、積分要素54Bは偏差信号ΔIに積分ゲインKIを有する積分処理を施した積分信号IIを、それぞれ加算器54Cに出力する。加算器54Cは比例信号IPと積分信号IIを加算し、比例・積分信号IPI(IP+II)をPWM信号発生手段55に向けて出力する。
PWM信号発生手段55は、比例・積分信号IPIの方向と大きさに対応する方向極性信号Br及びデューティ比に相当するPWM信号を駆動制御信号Voとしてモータ駆動手段43に向けて出力する。モータ駆動手段43はモータ駆動電圧Vmで電動モータ20を駆動する。
従って、制御手段50は電動パワーステアリング装置10の電動モータ20に対して以下の如くのアシスト制御を行なう。
(1)操舵トルクセンサ41が検出した操舵トルクが所定値より低いとき、操舵アシスト力は不要であり、電動モータ20を駆動しない。
(2)操舵トルクセンサ41が検出した操舵トルクが所定値を超えるとき、操舵アシスト力を必要とするから、電動モータ20を駆動して通常回転させ、アシスト制御する。電動モータ20の回転力が駆動プーリ24、ベルト37、従動プーリ36経由でボールナット32に伝えられ、ボールねじ30を介してラック軸14を直線ストロークさせる操舵アシスト力になる。
しかるに、電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイールが切り込まれたまま停車する状態を防止し、始動時に運転者が車輪の切れ角を確認する必要をなくす、自動中立復帰処理を行なうため、制御手段50に自動中立復帰手段60を設け、自動中立復帰手段60に舵角センサ61を付帯して備える。舵角センサ61は、ステアリングホイール(入力軸12)の舵角を検出し、舵角信号θsを制御手段50に出力する。
自動中立復帰手段60は、車両の手動操舵休止(ステアリングホイールからの手離し等)を判断し、舵角センサ61の検出舵角が中立位置外にあるとき、自動中立復帰処理を行ない、該舵角を中立位置に復帰させるように電動モータ20を回転させて自動操舵せしめる。本実施例では、車速センサ42の検出結果が車速Vs=0km/時であることに基づいて車両の停車を判断する。また、操舵トルクセンサ41の検出結果が操舵トルクTs≒0kgf・cmであることに基づいて手動操舵休止を判断する。
自動中立復帰手段60は、自動操舵の舵角信号θsをパラメータとし、各舵角信号θsに応じてステアリングホイールの舵角をゆっくり中立位置に戻すに最適な適正角速度信号ωsマップを予め定めるとともに、角速度信号ωsをパラメータとし、各角速度信号ωsを実現するに必要な電動モータ20のための補正電流信号Imbマップを予め定め、これらのマップをROM(Read Only Memory)等のメモリに記憶している。そして、自動中立復帰手段60は、自動中立復帰処理において、舵角センサ61の検出舵角信号θsを用いて該舵角を中立位置に復帰させるに際し、電動モータ20の回転による自動操舵の角速度(検出舵角信号θsを微分処理して算出される角速度)を該検出舵角信号θsに応ずる適正角速度信号ωsに合致させるに必要な、電動モータ20の補正電流信号Imbをそれらのマップから読み出し、これを加算器62に向けて出力する。制御手段50は、目標電流設定手段51が出力するアシスト電流信号Ima(通常、停車及び手動操舵休止時のIma=0A)に、自動中立復帰手段60の出力である補正電流信号Imbを加算器62により加算したものを前述の目標電流信号Imsとし、これを偏差演算手段52に向けて出力する。
自動中立復帰手段60は、自動中立復帰処理による自動操舵中に、車速センサ42の検出結果により車両の停止解除又は操舵トルクセンサ41の検出結果により手動操舵休止解除を判断したとき、該自動操舵を解除する。これにより、制御手段50は通常のアシスト制御に戻る。
自動中立復帰手段60による自動中立復帰処理は以下の如くになされる(図4)。
(1)自動中立復帰手段60は、車速センサ42の検出結果である車速信号Vsが0km/時であるとき、車両が停車中であることの停車判定処理を行なう。自動中立復帰手段60は、操舵トルクセンサ41の検出結果である操舵トルク信号Tsが0kgf・cmであるとき、手動操舵休止状態にあることの手動操舵休止判定処理を行なう。停車判定処理と手動操舵休止判定処理が同時に判定されたとき、自動中立復帰手段60は、自動中立復帰実施判定処理を行ない、切換スイッチ60Aをオフ端子(0.0A端子)aからオン端子bに切換える。
(2)自動中立復帰手段60は、舵角センサ61の検出舵角信号θsに応ずる適正舵角速度信号ωsを前述したマップから読み出すとともに、検出舵角信号θsを微分処理することにて実際の舵角速度を算出し、この算出舵角速度を上述の適正舵角速度信号ωsに合致させるに必要な、電動モータ20の補正電流信号Imbを別途マップより読み出す。尚、算出舵角速度と適正舵角速度の偏差に所定の変換係数を乗算して補正電流信号Imbを算出しても良い。
(3)自動中立復帰手段60は、電動モータ20の補正電流信号Imbを切換スイッチ60Aのオン端子b経由で加算器62に出力する。加算器62は、目標電流設定手段51が出力するアシスト電流信号Imaに、自動中立復帰手段60が出力する上述の補正電流信号Imbを加算し、これを前述した目標電流信号Imsとして偏差演算手段52に向けて出力する。
(4)自動中立復帰手段60は、車速センサ42、操舵トルクセンサ41の検出結果により、車両の停車解除又は手動操舵休止解除を判断したとき、前述(1)の自動中立復帰実施判定処理を解除し、切換スイッチ60Aをオフ端子(0.0A端子)aに切換える。これにより、自動中立復帰手段60から加算器62への補正電流信号Imbの出力はなくなり、制御手段50は通常のアシスト制御モードに戻る。
尚、自動中立復帰手段60が自動中立復帰処理による自動操舵中に、イグニッションスイッチのオフが検出された場合、自動中立復帰処理の完了後に制御手段50を停止処理させる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)舵角センサ61が検出した舵角を中立位置に復帰させるように電動モータ20を回転させて自動操舵する自動中立復帰処理により、車両が停車状態にあるときの舵角は常に中立位置にあることになる。従って、運転者は車両に乗り込むときに、車輪の切れ角を気にする必要がなく、車両の始動時に、車両が急に左右方向に動き出して周辺の障害物に接触することがない。
(b)自動中立復帰処理中に、車両が停車解除されて走行開始したり、手動操舵休止が解除されて手動操舵開始されたときには、該自動中立復帰処理が解除される。これにより、通常の操舵アシスト処理に移行し、操舵トルクセンサ41の検出トルクに基づいて算出された操舵アシスト力が付与される。
(c)自動中立復帰処理において、舵角センサ61が検出した舵角を中立位置に復帰させるように電動モータ20を回転させて行なう自動操舵の舵角速度を、該舵角に応じて予め定めてある適正舵角速度に合致させる。これにより、中立位置から離れた舵角では例えば45度/秒程度の低速とし、中立位置の近傍では更に減速させて自然に停止させるように、ゆっくりとしたスムースな自動操舵を実施できる。
(d)自動中立復帰手段60は、車速センサ42の検出結果に基づいて車両の停車を正確に判断し、操舵トルクセンサ41の検出結果に基づいて手動操舵休止を正確に判断できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は電動パワーステアリング装置を示す正面図である。 図2は電動パワーステアリング装置の要部を示す断面図である。 図3は電動パワーステアリング装置の制御系を示すブロック図である。 図4は自動中立復帰処理手順を示す流れ図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
14 ラック軸
20 電動モータ
41 操舵トルクセンサ
42 車速センサ
50 制御手段
60 自動中立復帰手段
61 舵角センサ

Claims (4)

  1. 電動モータの回転を動力伝達機構によりラック軸の直線ストロークに変換し、ラック軸に連結される車輪を操舵する電動パワーステアリング装置において、
    車両の停車及び手動操舵の休止を判断し、舵角センサの検出舵角が中立位置外にあるとき、該舵角を中立位置に復帰させるように電動モータを回転させて自動操舵せしめる自動中立復帰手段を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記自動中立復帰手段が、前記自動操舵中に、車両の停車解除又は手動操舵の休止解除を判断したとき、該自動操舵を解除する請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記自動中立復帰手段が、操舵角に応ずる適正操舵角速度を予め定め、舵角センサの検出舵角を用いて該舵角を中立位置に復帰させるに際し、電動モータによる自動操舵の角速度を適正操舵角速度に合致させるように電動モータを駆動制御する請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記自動中立復帰手段が、車速センサの検出結果に基づいて車両の停車を判断し、操舵トルクセンサの検出結果に基づいて手動操舵の休止を判断する請求項1〜3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
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