JP2007143665A - 視力検査機能付きテレビジョン装置および映像表示装置 - Google Patents

視力検査機能付きテレビジョン装置および映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一般のユーザが家庭内において手軽に、しかも正確に視力を測定できるようにする。
【解決手段】テレビジョン装置で視力検査モードを選択すると、モニタにランドルト環30が表示される。被検者は、このモニタに表示されたランドルト環30を見て、切れ目31の方向(上下左右)をリモコンの操作キーを用いて入力する。テレビジョン装置では、入力された向きが正しいか否かが判別され、正解の場合はモニタの背景32を例えば赤色で表示し、不正解の場合は背景32を例えば青色で表示する。1つの視力値につき複数回のランドルト環30を表示して正否判別を行い、その判別結果に基づいて判定した被検者の視力をモニタに表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、視力検査の機能を備えたテレビジョン装置などの映像表示装置に関するものである。
従来、視力検査を受けるには、病院(眼科)や眼鏡店へ行って検査を受けたり、定期健診の際に検査を受けるのが一般的である。この場合、最もよく行われているのは、ランドルト視力表による検査である。ランドルト視力表には、ランドルト環と呼ばれるC字形のマークが縦に配列されている。視力1.0に相当するランドルト環は、直径が7.5mm、環の太さが1.5mm、環の切れ目の幅が1.5mmとなっており、視力表から5メートル離れた位置で環の切れ目を確認することができれば、視力は1.0とされる。ランドルト環は、視力が小さくなるほどサイズが大きくなる。例えば、視力1.0のランドルト環と比較して、視力0.5のランドルト環の大きさは2倍、視力0.2のランドルト環の大きさは5倍、視力0.1のランドルト環の大きさは10倍となっている。ランドルト視力表は、国際的にも広く用いられている視力表であるが、わが国では、ランドルト環と平仮名や片仮名などの文字を併用した視力表も用いられている。また、ランドルト視力表には、紙に印刷したもののほか、検査装置のモニタに表示されるものもある。
後掲の特許文献1には、動体視力の検査装置が記載されている。動体視力検査は、移動像に対する視力を測定するもので、主として運転手の事故防止の観点から行われるものである。本文献においては、ビデオテープにあらかじめランドルト環の移動像が録画されており、この映像をテレビジョン受像機のモニタに映し出して、視力検査を行うようになっている。
また、後掲の特許文献2には、色覚の異常を検査するための装置が記載されている。本文献においては、色覚検査用のパターンを電子的に発生させてカラー受像管に表示し、被検者に色縞の見える所と見えない所との境界をたどらせて、その軌跡によりどの色相に異常があるかを判定するようにしている。
特開昭50−21595号公報 特開昭50−120196号公報
上述したように、従来は、視力検査のために眼科や眼鏡店へ行ったり、定期健診を受けたりする必要があり、利用者にとってはきわめて不便であった。また、家庭において視力表を用いて自分で検査をする場合は、判定が不正確になって検査精度が悪くなり、判定を正確に行うためには被検者のほかに検査者(判定者)が必要となり、煩雑であった。一方、上記の特許文献1、2に記載されているような検査装置を通常の視力検査用の装置に適用したとしても、判定を行うのは医師などの検査者であるから、利用者は検査者のところまで足を運ばなければならず、不便であることに変わりはない。
本発明は、上述した課題を解決するものであって、その目的とするところは、一般のユーザが家庭内において手軽に、しかも正確に視力を測定できるようにすることにある。
本発明は、映像を表示するモニタと、このモニタに所定の映像を表示させるために操作する操作部とを備えた映像表示装置において、通常モードと視力検査モードとを選択する選択手段と、複数の視力に対応した検査用マークのパターンを記憶した記憶手段と、選択手段により視力検査モードが選択された場合に、記憶手段に記憶されている検査用マークのパターンをモニタに表示させる表示制御手段と、モニタに表示された検査用マークを見た被検者が操作部を操作して入力した検査用マークに対する認識情報の正否に基づいて、当該被検者の視力を判定する判定手段とを設け、表示制御手段が、判定手段の判定結果に基づいて、被検者の視力をモニタに表示するようにしたものである。
本発明においては、映像表示装置に通常モードと視力検査モードとが備わっており、視力検査モードを選択すると、検査用マーク(例えばランドルト環)がモニタに表示される。被検者は、このモニタに表示された検査用マークを見て、当該マークに対する認識情報(例えばマークの向き)をリモコン等の操作部を操作して入力する。すると、映像表示装置では、入力された認識情報が正しいか否かが判別され、その判別結果に基づいて判定された被検者の視力がモニタに表示される。このため、被検者はわざわざ検査に出向かなくても、一般家庭用テレビなどの映像表示装置を利用して、いつでも簡単に視力検査を行うことができる。しかも、視力の判定は映像表示装置が自動的に行うので、判定が正確であり、被検者自身で精度の高い視力検査を行うことができる。
本発明の好ましい実施形態においては、モニタには、表示制御手段によって、1つの視力値に対して検査用マークのパターンが複数回表示される。そして、判定手段は、各回ごとに操作部から入力される認識情報の正否を判別し、この判別結果に基づいて被検者の視力を判定する。これによると、1つの視力値に対して複数回の正否判別が行われることによって、視力判定の精度を高めることができる。
この場合、判定手段により判別された各回ごとの正解の数が所定数N以上であった場合に、1つ上の視力値に相当する検査用マークのパターンを表示制御手段によりモニタに表示させ、判定手段により判別された各回ごとの不正解の数が所定数M以上であった場合に、判定手段の視力判定結果に基づいて、前回表示された検査用マークの視力値を被検者の視力として表示制御手段によりモニタに表示させるようにするとよい。
また、本発明においては、表示制御手段が、判定手段による正否判別ごとに当該判別の結果をモニタに表示させるようにしてもよい。これによると、被検者は操作部から入力操作を行うたびに、当該入力結果の正誤を即座に知ることができる。
また、本発明においては、判定手段によって判定された視力の履歴をメモリに記憶するようにしてもよい。これによると、過去に検査した視力を必要なときに参照することができる。
また、本発明においては、上記メモリに記憶されている視力の履歴に基づいて、今回の視力と過去の視力とを対比してモニタに表示するようにしてもよい。これによると、今回の視力が過去からどのように変化しているかを、一目瞭然に知ることができる。
本発明によれば、わざわざ検査に出向かなくても、一般家庭用テレビなどの映像表示装置を利用して、簡単にしかも正確に視力を測定することができる。このため、長時間テレビを見たりゲーム機やパソコンを操作したりした直後の視力状況をチェックするのにきわめて有効である。
以下、本発明の実施形態につき、図を参照して説明する。図1は、本発明に係るテレビジョン装置(以下「テレビ」という。)100の一例を示すブロック図である。図1の構成は、以下で説明する各実施形態に共通のものである。
1は放送信号を受信するアンテナ、2はアンテナ1が受信した放送信号から所定チャンネルの信号を取り出すチューナである。3はチューナ2で取り出された信号を処理する信号処理部、4は信号処理部3から出力される映像信号に基づいてLCD(液晶ディスプレイ)からなるモニタ5を駆動するための信号を生成するLCD駆動部、5は映像を表示するモニタ、6は信号処理部3で処理された音声信号に対して検波や増幅などの処理を行う音声回路、7は音声回路6の出力に基づいて音声を出力するスピーカである。ここでは、モニタ5としてLCDを用いた例を挙げているが、LCDに代えてCRT(陰極線管)やPDP(プラズマディスプレイパネル)等のモニタを用いることもできる。
8はテレビ100の動作を制御するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)、9はリモコンRから送信される信号を受信するリモコン受信部、10はROMやRAM等から構成されるメモリ、11はテレビ100の前面に設けられるLED(発光ダイオード)等からなる表示部、12は同じくテレビ100の前面に設けられるキー等からなる操作部、13は各部に電源を供給する電源部である。メモリ10には、サイズや向きの異なるランドルト環の種々のパターンがあらかじめ記憶されている。
以上において、マイクロコンピュータ8は本発明における判定手段および表示制御手段の一実施形態を構成し、メモリ10は本発明における記憶手段の一実施形態を構成し、リモコンRは本発明における選択手段および操作部の一実施形態を構成し、ランドルト環は本発明における検査用マークの一実施形態を構成している。
なお、図1にはテレビ単体の構成しか示されていないが、テレビ100は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)デッキやVCR(Video Cassette Recorder)デッキが内蔵された複合型テレビであってもよい。この場合は、図1の構成に、DVD記録再生部を含むDVDブロックと、ビデオテープ記録再生部を含むVCRブロックとが追加される。
図2は、リモコンRの一例を示した外観図である。この図2の構成も、各実施形態に共通のものである。51はテレビ100のモニタ5にメニュー画面を表示するためのメニューキー、52はメニュー画面において所定の項目を選択するためのカーソルキー、53はカーソルキー52で選択された項目を決定するための決定キー、54はテンキーからなる数値キーである。これらのキー51〜54は、本発明における操作キーの一実施形態を構成している。リモコンRには、これら以外にも各種のキーが設けられているが、本発明には直接関係しないことから、他のキーの説明は省略する。
次に、上述したテレビ100を利用して視力検査を行う場合の手順について説明する。
テレビ100により視力検査を受けようとする者(以下「被検者」という。)は、テレビ100の電源がONになっている状態で、リモコンRのメニューキー51(図2)を操作し、モニタ5にメニュー画面を表示させる。図3は、メニュー画面の一例を示している。次に、被検者は、リモコンRのカーソルキー52を操作して、メニュー画面に表示されたメニューの中の「視力検査」を選択する。図3は、「視力検査」の項目がカーソルで選択された状態を示している。続いて決定キー53を押して、この選択を決定する。これによって、テレビ100は視力検査モードとなる。なお、リモコンRに専用の視力検査モードキーを設け、このキーを操作することによって、直接視力検査モードに入るようにしてもよい。
視力検査モードになると、モニタ5の画面には、例えば図4(a)に示したような測定案内メッセージが表示される。本実施形態では、視力検査を右眼から行うため、図4(a)のメッセージが表示されるが、視力検査を左眼から行う場合は図4(b)のようなメッセージが表示される。図4のメッセージが表示されて一定時間が経過すると、もしくは被検者がリモコンRの所定のキー(例えば決定キー53)を操作すると、モニタ5の画面には、図5(a)に示すようなC字形マークのランドルト環30が、メモリ10から読み出されて表示される。最初に表示されるランドルト環30は、視力0.1(最低値)に相当するもので、サイズは最大となっている。31はランドルト環30の切れ目であって、この切れ目31の存在する方向(図の例では右方向)によって、ランドルト環30の向きが決まる。なお、図5(a)では、ランドルト環30の色は黒であり、その背景32の色は白となっている。
次に、被検者は、テレビ100から予め決められた距離(例えば5m)だけ離れた位置において、モニタ5の画面に表示されたランドルト環30を見て、その向き、すなわち切れ目31が上下左右のいずれの方向にあるかを判断し、その方向をリモコンRのカーソルキー52を用いて入力する。例えば、ランドルト環30の切れ目31が右にあると認識した場合は、カーソルキー52の右側キーを操作し、切れ目31が上にあると認識した場合は、カーソルキー52の上側キーを操作する。なお、リモコンRにカーソルキー52が設けられていない場合は、例えば数値キー54の所定のキーに上下左右を割り当て、このキーを利用して方向を入力するようにしてもよい。テレビ100では、リモコン受信部9がリモコンRから上下左右の情報を受信すると、マイコン8がリモコンRでの入力結果、すなわち被検者が認識したランドルト環30の向きが正しいか否かを判別し、入力結果の正誤を背景32の色を変えることによって報知する。図5(b)は入力結果が正しい場合の表示形態であって、背景32が例えば赤色となっている。図5(c)は入力結果が誤っている場合の表示形態であって、背景32が例えば青色となっている。これによって、被検者は、判別結果を即座に知ることができる。判別結果の報知手段としては、上記以外に、例えば文字で表示する方法、音声で知らせる方法などを採用してもよい。
本実施形態では、1つの視力値に対してランドルト環30のパターンが複数回(最大で5回)表示されるようになっており、各回ごとに、リモコンRから入力した情報に対する正否判別が行われる。このため、1回目の判別が終了すると、続いて2回目のランドルト環30のパターンがメモリ10から読み出されて表示される。2回目に表示されるランドルト環30は、例えば図6(a)に示すような切れ目31が左にあるパターンである。このパターンについて、上述した手順と同じ手順に従って、リモコンRで入力された上下左右の入力結果が正しいか否かを判別し、判別結果を図5(b),(c)で説明した態様で報知する。3回目以降の判定も同様の手順で行われる。図6(b),(c),(d)は、それぞれ3回目、4回目、5回目に表示されるランドルト環30のパターンの例を示している。なお、各回ごとに表示されるランドルト環30のパターンは、メモリ10に記憶されているパターンの中からランダムに抽出される。
また、本実施形態では、1つの視力値に対する各回ごとの正否判別の結果、正解数が3つあれば、1つ上の視力値に相当するランドルト環30のパターンをモニタ5に表示させ、前記と同様の手順に従って判別を行う。これ以降も、1つの視力値に対する複数回の判別において正解数が3つあれば、順次、1つ上の視力値に相当するランドルト環30のパターンを表示して、同様の手順に従って判別を行う。図7は、視力値が0.2、0.5、1.5の場合のランドルト環30のパターンを示している。そして、最終視力値のランドルト環30についての判別の結果、正解数が3つあれば、その最終視力値を被検者の視力と判定する。最大視力値は、一般のランドルト視力表では2.0であるが、ここではモニタ5の解像度を考慮して、1.5に設定されている。勿論、解像度を高くすることができれば、最終視力値を2.0としてもよい。
一方、本実施形態では、1つの視力値に対する各回ごとの正否判別の結果、不正解が2回連続した場合は、その時点で視力を決定する。この場合の被検者の視力は、前回(1つ前の回)に表示されたランドルト環30の視力値と判定される。
図10は、1つの視力値に対する正否判別の例を示したテーブルである。○は各回の判別で正解と判別されたことを表し、×は不正解と判別されたことを表している。A〜DおよびGの場合は、正解が3つあるから、それが確定した時点で1つ上の視力値に進む。EとFの場合は、不正解が2回連続しているから、それが確定した時点で1つ上の視力値に進まずに視力を決定する。Hの場合は、正解が3つに満たず、不正解も2回連続していないので、本来は判定不能であるが、ここでは不正解の数が正解の数より多いことから、多数決の原理に従って、1つ上の視力値に進まずに視力を決定する扱いとする。あるいは、これに代えて、更にもう1回ランドルト環30を表示して判別を行い(6回目の判別)、その判別結果が正解であれば、正解が3つなので1つ上の視力値に進み、判別結果が不正解であれば、不正解が2回連続するので視力を決定する扱いとしてもよい。
以上のようにして、右眼の視力が判定されると、次は左眼の視力測定に移る。この場合、モニタ5には、図4(b)に示したような測定案内メッセージが表示される。以後の手順は、上述した右眼の測定の場合と全く同じである。そして、左眼について視力が判定されると、モニタ5の画面には、図8(a)で示すように、右眼の視力値と左眼の視力値とが表示され、視力検査は終了する。
このようにして測定された視力値は、図9に示したように、履歴としてメモリ10に保存するようにしてもよい。これによると、例えば図8(b)に示すように、今回の視力値とともに、前回の視力値や、それらの差を表示することができる。このように、今回の視力と前回の視力とを対比してモニタに表示することで、今回の視力が前回からどのように変化しているかを、一目瞭然に知ることができる。なお、前回の視力値だけでなく、前々回の視力値も表示するようにしてもよい。また、過去の一定期間に測定した視力値を、必要なときにメモリ10から読み出して、モニタ5に表示するようにしてもよい。さらに、図8(a)と図8(b)のいずれの画面を表示させるかを、ユーザが選択できるようにしてもよい。
図11は、以上述べた視力検査の手順を表したフローチャートである。この手順は、マイコン8により所定のプログラムに基づいて実行される。ステップS1では、図3のメニュー画面で視力検査モードが選択されたか否かを判定する。視力検査モードが選択されなかった場合は(ステップS1:NO)、通常動作モードへ移行する。視力検査モードが選択された場合は(ステップS1:YES)、ステップS2へ進んで図4(a)に示した測定案内メッセージをモニタ5の画面に表示し、その後、図5(a)に示した視力0.1のランドルト環30をメモリ10から読み出して表示する(ステップS3)。
次に、被検者が操作するリモコンRからの信号(上下左右の選択信号)をリモコン受信部9で受信し(ステップS4)、この信号に基づいて、被検者が認識したランドルト環30の向きの正否を判別する(ステップS5)。このとき、判別結果を前述の図5(b)、(c)のように背景32の色を変えることで報知する。続いて、正解が3回あったか否かを判定する(ステップS6)。初回判定時は、正解数が3回に満たないので(ステップS6:NO)、ステップS9へ移って、不正解が2回連続したか否かを判定する。初回判定時は不正解が2回連続してないので(ステップS9:NO)、ステップS11へ移って、不正解が3回あったか否かを判定する。ここでも、初回判定時は不正解が3回ないので(ステップS11:NO)、ステップS3へ戻り、図6(a)のような2番目のランドルト環30のパターンをメモリ10から読み出してモニタ5に表示する。その後、上述したステップS4〜S6、S9、S11を実行して、再びステップS3へ戻り、図6(b)のような3番目のランドルト環30のパターンをモニタ5に表示する。以後、同様の手順を繰り返し、ステップS3へ戻るたびにランドルト環30のパターンを変更して表示する。
ステップS4〜S6、S9、S11を何回か実行する過程において、正解数が3つに達すると(ステップS6:YES)、ステップS7へ移って、その時のランドルト環30の視力値が最終値(1.5)か否かを判定する。そして、視力値が最終値でなければ(ステップS7:NO)、ステップS8へ移って、1つ上の視力値、すなわち図7に示す視力0.2のランドルト環30をモニタ5に表示する。その後は、上述したステップS4以降の手順を同様に実行する。
また、ステップS6において正解数が3つに至らないまま(ステップS6:NO)、不正解が2回連続した場合は(ステップS9:YES)、その時点で右眼の視力を決定する(ステップS10)。この視力は、前述のように、前回に表示されたランドルト環30の視力値となる。また、ステップS6において正解数が3つあって(ステップS6:YES)、かつ、ランドルト環30の視力値が最終値であれば(ステップS7:YES)、その最終視力値(1.5)を被検者の右眼の視力として決定する(ステップS10)。一方、ステップS6において正解数が3つに満たず(ステップS6:NO)、ステップS9において不正解が2回連続もせず(ステップS9:NO)、かつ、不正解数が3つある場合は(ステップS11:YES)、その時点で右眼の視力を決定する(ステップS10)。図10のHの場合がこれに該当する。このときの視力も、前回に表示されたランドルト環30の視力値となる。
このようにして、右眼の視力が決定されると、ステップS12へ移って、両眼の視力測定が終了したか否かを判定する。右眼の視力が決定した段階では、ステップS12の判定はNOとなり、ステップS2へ移行して、図4(b)に示した左眼についての測定案内表示を行う。その後の手順は、上述した右眼の視力測定の場合と同じである。そして、ステップS10で左眼の視力が決定されると、ステップS12の判定がYESとなって、ステップS13へ進み、モニタ5の画面に図8で示した右眼と左眼のそれぞれの視力を表示する。
以上のようにして、本実施形態においては、テレビ100で視力検査モードを選択すると、ランドルト環30がモニタ5に表示され、被検者がリモコンRでランドルト環30の向き(上下左右のいずれか)を入力すると、マイコン8がこの向きの正否を判別し、その判別結果に基づいて被検者の視力を判定し、判定された視力がモニタ5に表示されるようになっている。このため、被検者はわざわざ検査に出向かなくても、一般家庭用のテレビ100を利用して、リモコンRの操作により、いたって簡単に視力検査を行うことができる。そして、視力の判定はマイコン8が自動的に行うので、判定が正確であり、被検者自身で精度の高い視力検査を行うことができる。特に、長時間テレビを見たり、ゲーム機やパソコンを長時間操作したりした直後は、眼が疲労していることから、このような場合に視力状況をチェックするのに本発明はきわめて有効である。
本発明では、以上述べた実施形態以外にも、以下に示すような種々の形態を採用することができる。例えば、図11においては、正解が3つの場合に1つ上の視力値に進み、不正解が2回連続の場合に視力決定としたが、正解が3つあれば不正解の連続回数にかかわらず1つ上の視力値に進み、正解が3つに満たなければ視力決定としてもよい。この場合は、例えば、図10のEにおいて3回目〜5回目の判定結果が○(正解)であるときや、Fにおいて5回目の判定結果が○(正解)であるときは、1つ上の視力値に進むことになる。
上述した実施形態では、1つの視力値に対してランドルト環30のパターンが複数回表示されるようになっているので、検査の精度を高めることができるが、本発明では必ずしもランドルト環30を複数回表示する必要はなく、1つの視力値に対してランドルト環30を1回だけ表示して判定を行ってもよい。この場合のフローチャートを図12に示す。図12では、図11のステップS9,S11が省略されており、またステップS6がステップS6aに置き換わっている。その他の点については、図11と全く同じである。
上述した実施形態では、右眼と左眼の視力を別々に測定する通常の視力検査の手順を例に挙げたが、本発明は、運転免許証の取得などに必要な両眼視力検査にも適用することができる。この場合は、視力検査モードが選択されると、例えば図13に示すような画面をモニタ5に表示し、片眼視力検査と両眼視力検査とを選択できるようにすればよい。両眼視力検査の手順は、片眼視力検査の手順と基本的には同じであり、図11および図12において、ステップS10で両眼の視力が決定されること、およびステップS12が省略されることが異なるだけである。
上述した実施形態において、視力値が高くなるとランドルト環30のサイズが小さくなるため、モニタ5の解像度の関係から、切れ目31を識別し難くなることがあるが、この場合は、例えばモニタ5の画面の輝度を少し下げたり、コントラストを調整したりしてランドルト環30を見易くする処理を行えばよい。この処理は、テレビ100に備わる既存の調整回路を用いて簡単に行うことができる。
本発明では、視力の決定にあたって、実施形態で説明した以外の決定方法をとることも可能である。例えば、不正解が2回連続した場合に直ちに視力を決定するのではなく、1つ下の視力値に戻して測定を行い、その判定結果が正解であれば、再び視力値を1つ上げて再度測定を行い、その判定結果が不正解であった場合に、1つ下の視力値を以って視力を決定するようにしてもよい。
本発明で用いる検査用マークとして代表的なものは、実施形態で挙げたランドルト環30であるが、ランドルト環に代えて平仮名、片仮名、アルファベット、数字などの文字を使用することもできる。文字の場合は、被検者により入力される認識情報は文字そのものとなる。リモコンRで数字以外の文字を入力するにあたっては、例えば数字キー52に文字を割り当てればよい。また、文字とランドルト環とを併用してもよく、さらには、これら以外の記号や図形を用いることもできる。
上述した実施形態では、視力検査を行う位置(テレビからの距離)が予め定まっていたが、検査位置はモニタ5の画面上で複数の位置の中から選択できるようにしてもよい。この場合は、各位置に応じた大きさの検査用マークをメモリ10に記憶しておき、選択された位置に対応する検査用マークをメモリ10から読み出してモニタ5に表示すればよい。また、テレビ100の前面に被検者までの距離を測定するための測距センサを設け、このセンサにより被検者の位置を自動的に検出して、その距離に応じた大きさの検査用マークをモニタ5に表示するようにしてもよい。
以上述べた実施形態では、映像表示装置としてテレビ100を例に挙げたが、本発明はテレビだけに限らず、例えばパソコンや、ゲーム機とモニタとを組み合わせた映像表示装置にも適用することができる。この場合、被検者が操作する操作部としては、例えばパソコンの場合はマウスを利用することができ、ゲーム機の場合はコントローラを利用することができる。
本発明に係るテレビジョン装置のブロック図である。 リモコンの外観図である。 メニュー画面の例である。 モニタの画面における測定案内メッセージの例である。 モニタの画面におけるランドルト環の例である。 モニタの画面におけるランドルト環の例である。 モニタの画面におけるランドルト環の例である。 モニタの画面における視力値表示の例である。 メモリに記憶された視力の履歴を示す図である。 1つの視力値に対する正否判別の例を示したテーブルである。 視力検査の手順を示すフローチャートである。 他の実施形態による視力検査の手順を示すフローチャートである。 モニタの画面における選択メニューの例である。
符号の説明
2 チューナ
3 信号処理部
5 モニタ
7 スピーカ
8 マイクロコンピュータ
10 メモリ
30 ランドルト環
51 メニューキー
52 カーソルキー
53 決定キー
54 数値キー
100 テレビジョン装置
R リモコン

Claims (7)

  1. 放送信号から所定チャンネルの信号を取り出すチューナと、
    前記チューナで取り出された信号を処理する信号処理部と、
    前記信号処理部で処理された映像信号に基づいて映像を表示するモニタと、
    前記信号処理部で処理された音声信号に基づいて音声を出力するスピーカと、
    所定の動作を行わせるための操作キーを有するリモコンと、
    を備えたテレビジョン装置において、
    通常モードと視力検査モードとを選択する選択手段と、
    複数の視力に対応したランドルト環のパターンを記憶した記憶手段と、
    前記選択手段により視力検査モードが選択された場合に、前記記憶手段に記憶されているランドルト環のパターンを前記モニタに表示させる表示制御手段と、
    前記モニタに表示されたランドルト環を見た被検者が前記リモコンの操作キーを用いて入力したランドルト環の向きに関する情報の正否を判別し、この判別結果に基づいて当該被検者の視力を判定する判定手段と、を備え、
    前記モニタには、前記表示制御手段によって、1つの視力値に対してランドルト環のパターンが複数回表示され、
    前記表示制御手段は、前記判定手段による正否判別ごとに当該判別の結果を前記モニタに表示させ、前記判定手段により判別された各回ごとの正解の数が所定数N以上であった場合に、1つ上の視力値に相当するランドルト環のパターンを前記モニタに表示させ、前記判定手段により判別された各回ごとの不正解の数が所定数M以上であった場合に、前記判定手段の視力判定結果に基づいて、前回表示されたランドルト環の視力値を被検者の視力として前記モニタに表示することを特徴とする視力検査機能付きテレビジョン装置。
  2. 映像を表示するモニタと、前記モニタに所定の映像を表示させるために操作する操作部とを備えた映像表示装置において、
    通常モードと視力検査モードとを選択する選択手段と、
    複数の視力に対応した検査用マークのパターンを記憶した記憶手段と、
    前記選択手段により視力検査モードが選択された場合に、前記記憶手段に記憶されている検査用マークのパターンを前記モニタに表示させる表示制御手段と、
    前記モニタに表示された検査用マークを見た被検者が前記操作部を操作して入力した検査用マークに対する認識情報の正否に基づいて、当該被検者の視力を判定する判定手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、被検者の視力を前記モニタに表示することを特徴とする視力検査機能付き映像表示装置。
  3. 請求項2に記載の視力検査機能付き映像表示装置において、
    前記モニタには、前記表示制御手段によって、1つの視力値に対して検査用マークのパターンが複数回表示され、
    前記判定手段は、各回ごとに操作部から入力される前記認識情報の正否を判別し、この判別結果に基づいて被検者の視力を判定することを特徴とする視力検査機能付き映像表示装置。
  4. 請求項3に記載の視力検査機能付き映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記判定手段により判別された各回ごとの正解の数が所定数N以上であった場合に、1つ上の視力値に相当する検査用マークのパターンを前記モニタに表示させ、前記判定手段により判別された各回ごとの不正解の数が所定数M以上であった場合に、前記判定手段の視力判定結果に基づいて、前回表示された検査用マークの視力値を被検者の視力として前記モニタに表示することを特徴とする視力検査機能付き映像表示装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の視力検査機能付き映像表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記判定手段による正否判別ごとに当該判別の結果を前記モニタに表示させることを特徴とする視力検査機能付き映像表示装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の視力検査機能付き映像表示装置において、
    前記判定手段によって判定された視力の履歴をメモリに記憶することを特徴とする視力検査機能付き映像表示装置。
  7. 請求項6に記載の視力検査機能付き映像表示装置において、
    前記メモリに記憶されている視力の履歴に基づいて、今回の視力と過去の視力とを対比して前記モニタに表示することを特徴とする視力検査機能付き映像表示装置。
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