JP5179274B2 - 視標呈示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の視力を自動的に検査する視力検査装置に関する。
職場及び学校などの集団検診における視力検査では、呈示視標に対する被検者の応答入力の正誤により検査プログラムを進めて自動的に視力を検査する視力検査装置が使われることが多い。この装置は、視力値0.7等の初期呈示の視力値視標に対して、被検者の応答入力の正誤によって次に呈示する視標の視力値を1段階毎に変化させるものであった(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。
特開昭60−249932号公報 特開昭61−119237号公報 特開昭61−284228号公報 特開平6−54806号公報
しかしながら、上記のように初期呈示の視標から1段階毎に視力値を変化させる方法は、初期呈示の視標の視力値から大きく離れた視力値を有する被検者の場合には、被検者の応答入力の回数が多くなり、検査時間が長く掛かる問題があった。一人の検査時間が長引くと、集団検診においてはトータルの検査時間が大幅に長くなる。
本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、被検者の応答入力の回数を減らし、検査時間を短縮することができる視力検査装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検者眼に視力検査用の視標を呈示する視標呈示手段と、呈示視標に対する被検者の判読結果の応答信号を入力する入力手段と、を有し、該入力手段により入力された応答の正誤の判定結果に基づいて被検者眼の視力を自動的に検査する視力検査装置において、前記視標呈示手段を制御し、呈示視標を高い視力値から低い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていき、前記入力手段により応答信号が入力され、その応答が正答であったときは連続的な視標の切換え制御を停止し、以降応答信号が入力される毎にその正誤の判定結果に基づいて視標を切換えるか、又は前記視標呈示手段を制御し、呈示視標を低い視力値から高い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていき、前記入力手段により判読不能の応答が入力されたときは、連続的な視標の切換え制御を停止し、以降応答信号が入力される毎にその正誤の判定結果に基づいて視標を切換える制御手段を備えることを特徴とする。
(2) (1)の視力検査装置において、前記制御手段は、所定の時間間隔で連続的に切換えていくときの呈示視標を視力値のみ異なる同一視標に切換えることを特徴とする。
(3) (2)の視力検査装置は、被検者眼が眼鏡等による矯正眼か否かの選択信号を入力する選択手段を有し、前記制御手段は、前記選択手段の選択信号に基づいて、呈示視標を高い視力値から低い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていくときの初期呈示の視力値、又は呈示視標を低い視力値から高い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていくときの初期呈示の視力値を変更することを特徴とする。
(4) (2)の視力検査装置において、前記制御手段は、前記連続的な視標の切換え制御を停止する際にその応答信号が入力されたときの呈示視標の呈示開始からの時間Tsを計測し、その計測時間Tsに応じて前記連続的な視標の切換え制御を停止した後に呈示する視力値を変更することを特徴とする。
本発明によれば、被検者の応答入力の回数を減らし、検査時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は視力検査装置の概略構成図である。図2は視力検査装置の制御ブロック図である。視力検査装置は、視標呈示装置10と、コントローラ20と、を有する。視標呈示装置10には、視力検査視標を表示するカラーの液晶ディスプレイ(以下、LCD)12が設けられている。LCD12には、4方向の切れ目を持つランドルト環視標等の視力検査視標が表示される。コントローラ20には、呈示視標に対して被検者が判読した結果の応答を入力するレバー21と、視力検査を開始するためのスタートスイッチ22が配置されている。レバー21の上端にはボタン24が配置されており、被検者は呈示視標に対する応答を入力する場合にはレバー21を前後左右方向に倒し、また、呈示視標を判読できなかった場合にはボタン24を押してその旨を入力する。また、コントローラ20の内部には、スピーカ23が組み込まれており、被検者はスピーカ23から出力される音声ガイドに従って視力検査を進めることが出来る。
制御部30にはLCD12、メモリ16、コントローラ20等が接続されている。メモリ16には、4方向に切れ目のあるランドルト環視標等の視力検査のための視標データが多数記憶されており、例えば、視力値0.1〜1.5の視標データが所定の視力値のステップ毎に記憶されている。制御部30はコントローラ20からの入力信号に応じて、メモリ16から該当する視標データを呼び出し、LCD12の表示を制御して画面上に視標を表示させる。制御部30は、後述する検査プログラムを有する。なお、コントローラ20からの信号はケーブル20aを介して制御部30に入力されるが、赤外線等の無線通信により信号が入力される構成とすることもできる。
次に、以上のような構成を備える装置の動作について説明する。図3は第1例の検査プログラムを示したフローチャートである。被検者は視標呈示装置10から所定の検査距離(5m)に位置する。被検者によりスタートボタン22が押されると、制御部30によりスピーカ23が駆動され、「視力を測ります。輪の切れた方向が確認できたら軽くレバーを倒してください。」との音声ガイドが発生される。レバー21が何れかの方向に倒された信号が入力されると、これをトリガとして検査プログラムが実行される。検査プログラムは、視力値視標の連続切換えステップ(図3のステップ101〜104)と精密な視力検査ステップ(図3のステップ110〜122)とを持つ。第1例の視力値視標の連続切換えステップでは、呈示視標が高い視力値から徐々に低い視力値に連続的に切換えられる。
制御部30は呈示可能な視標の内の最高視力値視標(最もサイズの小さな視標)である視力値1.5の視標をLCD12に初期呈示させる(ステップ101)。なお、初期呈示される視標の方向は、検査プログラムを実行するごとにランダムに切換えられる。制御部30は、この初期呈示の視標から、所定の呈示時間Taが経過する毎に徐々に視力値をダウンさせるように(視標のサイズを徐々に大きくするように)視標を連続的に切換える。すなわち、制御部30は、一定の時間Ta呈示したら、LCD12に呈示される視標の視力値を1段階ずつ低い値へ連続的に切換える(ステップ102)。例えば、視標の呈示時間Taは0.5秒に設定され、視標の視力値が1.5、1.2、1.0、0.9、・・・と1段階ずつダウンされる。
被検者は呈示された視標の方向が判読できたら、視標の切れ目方向と同じ方向へレバー21を倒す。レバー21からの応答信号が入力されると(ステップ103)、制御部30は呈示視標の方向と回答とが一致しているか判定する(ステップ104)。ステップ104において、被検者の回答が誤答であった場合にはステップ102へ戻り、続けて、時間Taが経過する毎に視力値視標を1段階ずつダウンさせる(徐々に視標サイズを大きくする)。なお、レバー21からの応答信号があった場合、制御部30はスピーカ23を駆動させて、「方向は?」という音声ガイドを発して、被検者に回答の再入力を促す。
ステップ104において、応答信号が正答である場合には、制御部30は連続的な視力値視標の切換え制御を停止し、その正答が得られた視力値(又はその近傍である前後1段階の視力値)から精密な視力検査ステップに移行する(ステップ110〜122)。精密な視力検査ステップでは、同一視力値で異なる方向の視標について所定個数の正答(例えば、2個の正答)があれば、被検者眼がその視力値を有すると判定される。同一の視力値について所定個数の誤答(例えば、2個)があると、被検者眼がその視力値未満であると判定される。精密な視力検査ステップでは、視力値のアップ/ダウンは1段階毎に行われる。この精密視力検査ステップでは、3回回答したうちの2回が正答または誤答であるかによって視力値を判定する2/3判定、被検者が4回回答したうち3つが正答または2つが誤答であるかによって視力値を判定する3/4判定、等の種々の判定方法を使用できる(詳細は、特開平6−54806号公報を参照)。
なお、上記の説明における呈示時間Taは、判読可能な視標が呈示されてから、人がその視標を判読するまでの平均的な判読時間(統計によれば、それは約0.15秒)より長く設定されることが好ましい。また、呈示時間Taは、視標を判読した後、人がレバー21の操作により応答信号を入力するまでの平均的な操作時間(実験によれば、それは約0.5秒)と前述の判読時間(約0.15秒)の合計時間より短いことが好ましい。この合計時間より時間Taが短い時間であれば、1段階毎に被検者の応答入力を待って視標を切換える場合に比べ、その操作時間分だけ検査時間を短くできる。
また、各視力値において呈示される視標の方向(視標パターン)が同一となるように設定されていることが好ましい。呈示時間Taが十分に長ければ視標の方向が変えられても、その呈示時間内で判読できるが、呈示時間Taが短いと、変化が速すぎて判読しにくい場合がある。視標の方向(視標パターン)が同一であれば、呈示時間Taを短くしても、視標の方向が徐々に明確になるように認知可能になる。
上記のようなステップ101〜103により、被検者眼が有する視力値付近に短い時間で近づくことができる。すなわち、1段階毎に被検者の応答入力を待って視標を切換える従来の方法に比べて、精密な視力検査ステップに移行するまでの時間を短縮できる。
なお、LCD12においては、視力値視標の切換えを視力値の1段階毎よりさらに細かく切換えることも可能である。視標の視力値が低くなると視標のサイズは大きくなる。そのため、低い視力値の視標が呈示されている場合に、視力値が1段階切換ると、視標のサイズが大きく変化する。そこで、呈示時間Taの間に同一形状の視標の視力値を細かく切換えていくことによって、視標のサイズを徐々に大きく(後述するように、徐々に小さく)する際に、動画的に連続的な変化にすることができ、視標の判読がスムーズになる。
本実施の形態は様々な変容が可能である。図4は、第2例の検査プログラムのフローチャートである。第2例の視力値視標の連続切換えステップでは、被検者が判読可能な視力値視標を初期呈示し、呈示視標が低い視力値から徐々に高い視力値に連続的に切換えられ、被検者は判読不能となったときに応答ボタン24で応答する。
制御部30は、検査プログラムの実行信号が入力されると、最低視力値の視標(最もサイズの大きな視標)である視力値0.1の視標をLCD12に初期呈示させる(ステップ201)。次に、制御部30は、呈示時間Taが経過する毎に徐々に視力値をアップさせるように(視標のサイズを徐々に小さくするように)視標を連続的に切換える(ステップ202)。被検者は、呈示された視標の方向が判読不能になったら、その旨を応答ボタン24により入力する(ステップ203)。制御部30は、判読不能の信号が入力されると、ステップ202の連続的な視力値視標の切換え制御を停止し、判読不能の応答段階又はその近傍の視力値(好ましくは1段階低い視力値)を呈示(ステップ204)。そして、以後は呈示視標の判読結果をレバー21で応答するように、音声ガイドが発せられる。その後は、前述のステップ111〜122の精密な視力検査ステップに移行する。
この例においても、被検者眼が有する視力値付近に短い時間で近づくことができ、従来に比べて検査時間を短縮できる。
図5は、第3例の検査プログラムのフローチャートである。第3例では、被検者の視力値が高い視力値範囲(例えば、0.7以上)に属するか低い視力値範囲(例えば、視力値0.7未満)に属するかを初めに判定して、その後に第1例と同様な視力値視標の連続切換えステップに移行する例である。
検査プログラムの実行信号が入力されると、制御部30は初めに呈示可能な視力値の中間付近の視力値A(視力値0.5〜1.0、好ましくは視力値0.7)の視標を呈示し(ステップ301)、スピーカ23の駆動により被検者の回答を促す。レバー21の操作により被検者の回答が入力されると、制御部30は入力信号の正誤を判定する(ステップ302)。なお、応答ボタン24の信号が入力された場合は誤答として判定される。
応答が正答であった場合、被検者眼は高い視力値範囲に属すると見なされるので、視力値視標の連続切換えステップでの初期呈示視標は、最高視力値視標である視力値1.5に設定される(ステップ303)。そして、レバー21による応答入力の正答が得られるまで、時間Taが経過する毎に視力値が1段階ずつダウンされる(ステップ304、305、306)。レバー21による応答入力が正答と判定された場合、前述の第1例の精密な視力検査ステップ(ステップ110〜122)に移行される。
一方、ステップ302における応答が誤答の場合、被検者眼が低い視力値範囲に属すると見なされるので、視力値視標の連続切換えステップでの初期呈示視標は、視力値範囲を判定したときに呈示された視力値Aの視標又はそれより1段階高い視力値(0.8)の視標に設定される(ステップ307)。その後は、レバー21による応答入力の正答が得られるまで、時間Taが経過する毎に視力値を1段階ずつ連続的にダウンさせるステップ304〜306に移行される。
この第3例では、被検者眼の属する視力値範囲に応じて視力値視標を徐々に変化させるときの初期呈示視標が変えられるため、低視力値範囲の被検者眼の検査では、さらに検査時間を短くできる。
図6は、第4例の検査プログラムのフローチャートである。第4例は、先の第3例と同じく、被検者の視力値が高い視力値範囲に属するか低い視力値範囲に属するかを初めに判定して、その後に第2例と同様な視力値視標の連続切換えステップに移行する例である。
検査プログラムの実行信号が入力されると、制御部30は初めに呈示可能な視力値の中間付近の視力値A(視力値0.5〜1.0、好ましくは視力値0.7)の視標を呈示し(ステップ401)、レバー21の操作により被検者の回答が入力されると、その正誤を判定する(ステップ402)。応答が正答であった場合、被検者眼は高い視力値範囲に属すると見なされるので、視力値視標の連続切換えステップでの初期呈示視標は、初めの判定に使用した視力値A(0.7)又はその近傍(1段階前後)の視標に設定される(ステップ403)。そして、応答ボタン24により、判読不能の応答信号が入力されるまで、呈示時間Taが経過する毎に徐々に視力値をアップさせて視標を連続的に切換える(ステップ404、405)。判読不能の信号が入力されると、連続的な視力値視標の切換え制御を停止し、判読不能の応答段階又はその近傍の視力値(好ましくは1段階低い視力値)を呈示する(ステップ406)。そして、以後は呈示視標の判読結果をレバー21で応答するように、音声ガイドが発せられる。その後は、前述のステップ111〜122の精密な視力検査ステップに移行する。
一方、ステップ402における応答が誤答の場合、被検者眼が低い視力値範囲に属すると見なされるので、視力値視標の連続切換えステップでの初期呈示視標は、最低視力値(0.1)の視標に設定される(ステップ407)。その後は、前述のステップ404〜406の視力値視標の連続切換えステップに移行し、続いてステップ111〜122の精密な視力検査ステップに移行する。
なお、上記の第3例のステップ301、302及び第4例のステップ401、402に代えて、「眼鏡あり」(眼鏡等による矯正眼)と「眼鏡なし」(非矯正眼)を判定条件としても良い。「眼鏡あり」/「眼鏡なし」の選択情報は、音声ガイドに従って、レバー21及びボタン24を操作することにより入力できる。あるいは、「眼鏡あり」/「眼鏡なし」の選択スイッチを設けることにより、その情報を入力できる。例えば、「眼鏡あり」の場合には、被検者が高い視力値範囲にあると予想されるので、第3例のステップ303、第4例のステップ403にて視力値視標の連続切換えステップを開始する。一方、「眼鏡なし」の場合には、被検者が比較的低い視力値範囲にある可能性が高いと予想されるので、第3例のステップ307、第4例のステップ407にて視力値視標の連続切換えステップを開始する。
上記の例1〜4の視力値視標の連続切換えステップにおいては、視標が順次切換る中で、被検者は応答をするため、呈示視標に対する被検者の応答速度(視標の判読速度及びそののレバー21等の操作速度)の違いによって、その応答のタイミングが速く又は遅くなる場合がある。これを考慮し、精密視力検査ステップに移行する際に初めに呈示する視標の視力値について、呈示視標に対する被検者の応答速度に応じて変更すると、さらに検査時間を短くすることができる。
例1(図3)のステップ104及び例3(図5)のステップ306において、制御部30は、正答の応答信号が入力されたときの呈示視標の呈示開始からの時間Tsを計測する。その計測時間Tsが、視標呈示時間Taより十分に短い時間(例えば、視標呈示時間Taの半分の時間:0.25秒)To以下の場合には、被検者にとって視標が良く見えているか、又は1つ前の視力値(1段階高い視力値)の視標が見えていたが反応が遅かったことが推測される。この場合、制御部30は、精密視力検査ステップに移行する際のステップ110では、正答の応答があった呈示視標に対して1段階高い視力値の視標を呈示する。一方、計測時間Tsが時間Toより長い場合は、被検者にとって視標が注視してやっと見える状態であることが推測される。そのため、制御部30は、正答の応答があった呈示視標と同じ視力値視標を呈示する。
また、例2(図4)のステップ203及び例4(図6)のステップ405において、制御部30は、判読不能の応答信号が入力されたときの呈示視標の呈示開始からの時間Tsを計測する。その計測時間Tsが、視標呈示時間Taより十分に短い時間To(0.25秒)以下の場合には、被検者にとって視標が全く判読不能になったか、それ以前で判読不能になったが、応答ボタン24の操作が遅かったことが推測される。この場合、制御部30は、精密視力検査ステップに移行する際のステップ204、406では、判読不能応答時の視力値に対して2段階前の(2段階低い)視力値の視標を呈示する。一方、計測時間Tsが時間Toより長い場合は、その視力値付近で判読不能になったと推測される。そのため、制御部30は、判読不能応答時の視力値の視標又は判読不能応答時の視力値に対して1段階前の(1段階低い)視力値の視標を呈示する。
このように、呈示視標に対する被検者の応答速度に応じて精密検査時に初めに呈示する視標を変更すると、精密検査時の被検者の応答回数を減らし、検査時間を短縮できる。
また、一般的に人の反応時間は年齢が上がるにつれて遅くなる。そこで、被検者群の年齢層が特定される場合には、年齢層に応じて時間Toを調節できるようにしても良い。この場合には、予めプログラムに年齢層(10代、20代、・・・)ごとの時間Toを設定しておく。音声ガイドに従ってレバー21及びボタン24の操作信号を入力することによって、被検者の年齢層を入力できるようにしておく。このように、年齢層に応じて時間Toを調節することによって、被検者の応答回数を減らし、検査時間を短縮できる。
なお、以上の実施形態では、LCD等のディスプレイに視標を表示するタイプの装置としたが、視標が多数描かれた視標板を持ち、個々の視標を背後から照明して検査距離だけ離れたスクリーンに視標を投影するタイプの装置、筐体の中を覗くタイプの装置であって、視標板に描かれた個々の視標を背後から照明する装置、装置本体内部に凹面鏡、ビームスプリッタを備える省スペース型の装置、等においても、本発明を適用可能である。
視力検査装置の概略構成図である。 視力検査装置の制御ブロック図である。 第1例の検査プログラムを示したフローチャートである。 第2例の検査プログラムのフローチャートである。 第3例の検査プログラムのフローチャートである。 第4例の検査プログラムのフローチャートである。
符号の説明
12 LCD
20 コントローラ
30 制御部

Claims (4)

  1. 被検者眼に視力検査用の視標を呈示する視標呈示手段と、呈示視標に対する被検者の判読結果の応答信号を入力する入力手段と、を有し、該入力手段により入力された応答の正誤の判定結果に基づいて被検者眼の視力を自動的に検査する視力検査装置において、
    前記視標呈示手段を制御し、呈示視標を高い視力値から低い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていき、前記入力手段により応答信号が入力され、その応答が正答であったときは連続的な視標の切換え制御を停止し、以降応答信号が入力される毎にその正誤の判定結果に基づいて視標を切換えるか、
    又は前記視標呈示手段を制御し、呈示視標を低い視力値から高い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていき、前記入力手段により判読不能の応答が入力されたときは、連続的な視標の切換え制御を停止し、以降応答信号が入力される毎にその正誤の判定結果に基づいて視標を切換える制御手段を備えることを特徴とする視力検査装置。
  2. 請求項1の視力検査装置において、前記制御手段は、所定の時間間隔で連続的に切換えていくときの呈示視標を視力値のみ異なる同一視標に切換えることを特徴とする視力検査装置。
  3. 請求項2の視力検査装置は、被検者眼が眼鏡等による矯正眼か否かの選択信号を入力する選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記選択手段の選択信号に基づいて、呈示視標を高い視力値から低い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていくときの初期呈示の視力値、又は呈示視標を低い視力値から高い視力値に徐々に所定の時間間隔で連続的に切換えていくときの初期呈示の視力値を変更することを特徴とする視力検査装置。
  4. 請求項2の視力検査装置において、前記制御手段は、前記連続的な視標の切換え制御を停止する際にその応答信号が入力されたときの呈示視標の呈示開始からの時間Tsを計測し、その計測時間Tsに応じて前記連続的な視標の切換え制御を停止した後に呈示する視力値を変更することを特徴とする視力検査装置。
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