JP2007143348A - 駆動制御装置及び駆動制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの焦点合わせ動作での固定駆動パルス数に基づくエラー対応処理における精度を向上させる。
【解決手段】所定方向に沿った圧電素子12の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう駆動パルスの供給を制御して圧電素子12を伸縮させることで駆動棒17を振動させ、駆動棒17に摩擦係合したレンズ21を所定方向に沿って移動させる駆動制御装置20において、焦点合わせ動作前に、所定移動距離だけレンズ21を移動させるに要した実駆動パルス数を測定する実駆動パルス数測定手段32と、実駆動パルス数と基準パルス数とに基づいて駆動パルス数に関する補正係数を算出する補正係数算出手段33と、測定されたAF評価値(コントラスト値)が最大となるレンズ21の位置を検出できなかった場合、予め設定された固定駆動パルス数を、上記算出された補正係数に基づいて補正する補正手段37とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機械変換素子を用いた駆動制御装置及び駆動制御方法に関する。
従来、圧電素子を用いたアクチュエータが種々提案されている。例えば、カメラのレンズのフォーカス駆動のための圧電素子を用いたアクチュエータも提案されている(下記の特許文献2参照)。かかるアクチュエータでは、所定方向に沿った圧電素子の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう該圧電素子への駆動パルスの供給を制御して該圧電素子を伸縮させることで、レンズ駆動用の軸部材を上記所定方向に沿って振動させ、該軸部材に摩擦係合したレンズを上記所定方向に沿って微小に移動させるのが一般的である。
ところが、上記のアクチュエータでは、所定方向に沿った圧電素子の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう該圧電素子を伸縮させることで、軸部材を上記所定方向に沿って振動させ、該軸部材に摩擦係合したレンズを微小に移動させていたため、駆動パルス数に比例した距離だけレンズを移動させることは困難であった。
かかる問題点を踏まえ、下記特許文献1には、レンズのフォーカス駆動の精度を向上させるべく、レンズの移動量を検出し該レンズの移動速度を求め、該レンズの移動速度が予め定められた目標速度となるよう、レンズの駆動のための駆動パルスの供給停止時間を制御する技術が開示されている。
特開平11−356070号公報 特許第2633066号公報
ところで、従来、レンズを所定方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、該レンズを介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値(例えばコントラスト値)を測定し、該AF評価値が最大となる位置を求め、該位置にレンズを移動させることでレンズの焦点合わせ動作を行う技術が知られている。かかる技術では、AF評価値の測定エラー発生等により、該AF評価値が最大となる位置を求めることができないケースが生じ得る。このような焦点合わせ動作のエラー発生時には、所定の基準位置(例えば焦点合わせ動作の開始基準位置(以下「ホームポジション」という))から、予め設定された固定駆動パルス数だけレンズを駆動することでエラー対応することがある。
しかしながら、上記のような固定駆動パルス数に基づくエラー対応処理における精度向上策については上記特許文献1でも言及されておらず、かかるエラー対応処理における精度は改善の余地があるといえる。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、レンズの焦点合わせ動作での固定駆動パルス数に基づくエラー対応処理における精度を向上させることができる駆動制御装置及び駆動制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る駆動制御装置は、所定方向に沿って伸縮する電気機械変換素子と、所定方向における電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、電気機械変換素子への駆動パルスの供給を制御する駆動パルス制御部とを備え、駆動パルス制御部が、所定方向に沿った電気機械変換素子の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう駆動パルスの供給を制御して電気機械変換素子を伸縮させることで、駆動部材を所定方向に沿って振動させ、当該駆動部材に摩擦係合しレンズを含んで構成された被駆動部材を所定方向に沿って移動させる駆動制御装置であって、駆動パルス制御部は、レンズの焦点合わせ動作の開始前に、該焦点合わせ動作での被駆動部材の駆動方向について、規定の移動距離だけ被駆動部材を実際に移動させるに要した実駆動パルス数を測定する実駆動パルス数測定手段と、駆動方向について、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づいて、駆動パルス数と被駆動部材の移動距離との関係を補正するための補正係数を算出する補正係数算出手段と、レンズの焦点合わせ動作のために、被駆動部材を駆動方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、該レンズを介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値を測定するAF評価値測定手段と、測定されたAF評価値に基づいて該AF評価値が最大となる被駆動部材の位置を検出できたか否かを判断する判断手段と、AF評価値が最大となる被駆動部材の位置を検出できなかったと判断された場合、予め設定された焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置までの固定駆動パルス数を、算出された補正係数に基づいて補正する補正手段と、被駆動部材を焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置まで移動させるべく、補正後の固定駆動パルス数に基づいて駆動パルスの供給を制御する移動制御手段とを含んで構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る駆動制御方法は、所定方向に沿って伸縮する電気機械変換素子と、所定方向における電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、電気機械変換素子への駆動パルスの供給を制御する駆動パルス制御部とを備えた駆動制御装置にて、駆動パルス制御部によって、所定方向に沿った電気機械変換素子の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう駆動パルスの供給を制御して電気機械変換素子を伸縮させることで、駆動部材を所定方向に沿って振動させ、当該駆動部材に摩擦係合しレンズを含んで構成された被駆動部材を所定方向に沿って移動させる駆動制御方法であって、駆動パルス制御部が、レンズの焦点合わせ動作の開始前に、該焦点合わせ動作での被駆動部材の駆動方向について、規定の移動距離だけ被駆動部材を実際に移動させるに要した実駆動パルス数を測定する実駆動パルス数測定ステップと、駆動パルス制御部が、駆動方向について、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づいて、駆動パルス数と被駆動部材の移動距離との関係を補正するための補正係数を算出する補正係数算出ステップと、駆動パルス制御部が、レンズの焦点合わせ動作のために、被駆動部材を駆動方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、該レンズを介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値を測定するAF評価値測定ステップと、駆動パルス制御部が、測定されたAF評価値に基づいて該AF評価値が最大となる被駆動部材の位置を検出できたか否かを判断する判断ステップと、AF評価値が最大となる被駆動部材の位置を検出できなかったと判断された場合、駆動パルス制御部が、予め設定された焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置までの固定駆動パルス数を、算出された補正係数に基づいて補正する補正ステップと、駆動パルス制御部が、被駆動部材を焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置まで移動させるべく、補正後の固定駆動パルス数に基づいて駆動パルスの供給を制御する移動制御ステップとを有することを特徴とする。
なお、上記の「AF評価値」とは、例えば、レンズを介して撮像された画像より得られるコントラスト値のように、レンズの焦点合わせ動作にて用いられる評価値を意味し、該AF評価値が高いほど、ピントの合った度合いが高いと評価される。また、「被駆動部材」は、レンズそのものであってもよいし、レンズと該レンズの支持部材とを含んで構成されたものであってもよい。
上記の本発明に係る駆動制御装置又は駆動制御方法によれば、レンズの焦点合わせ動作の開始前に、駆動パルス制御部が、該焦点合わせ動作での被駆動部材の駆動方向について、規定の移動距離だけ被駆動部材を実際に移動させるに要した実駆動パルス数を測定し、該駆動方向について、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づいて、駆動パルス数と被駆動部材の移動距離との関係を補正するための補正係数を算出する。そして、レンズの焦点合わせ動作のために、被駆動部材を駆動方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、該レンズを介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値を測定していく。ここで、駆動パルス制御部は、測定されたAF評価値に基づいて該AF評価値が最大となる被駆動部材の位置を検出できたか否かを判断する。
ここで、AF評価値が最大となる被駆動部材の位置を検出できなかったと判断された場合、駆動パルス制御部は、予め設定された焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置までの固定駆動パルス数を、算出された補正係数に基づいて補正し、被駆動部材を焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置まで移動させるべく、補正後の固定駆動パルス数に基づいて駆動パルスの供給を制御する。
このように、本発明によれば、レンズの焦点合わせ動作での固定駆動パルス数に基づくエラー対応処理において、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づき求めた補正係数に基づいて、上記予め設定された固定駆動パルス数に対し補正を実施するので、当該エラー対応処理における精度を向上させることができる。
本発明によれば、レンズの焦点合わせ動作での固定駆動パルス数に基づくエラー対応処理における精度を向上させることができる。
以下、図1乃至図4を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
[駆動制御装置の概略構成]
図1には、本発明に係る駆動制御装置20の一例の分解斜視図を示す。図1において、駆動制御装置20は、被駆動部材としてのレンズ21(図2)を内蔵した鏡筒1と、鏡筒1を支持するとともにレンズ21の光軸方向に沿って鏡筒1を案内するガイドバー3とを含んで構成される。鏡筒1の左側の突部1aの孔1bと突部1cの孔1dには鏡筒1を支持するとともに鏡筒1を軸方向移動させる鏡筒支持部材兼駆動棒17が挿入されており、該駆動棒17(以下「駆動棒」と略記する)は駆動棒支持部材13に形成された第1の直立部13aの孔13b及び第2の直立部13cの孔13dに軸方向移動可能に挿入されている。また、駆動棒17は該駆動棒支持部材13の第2の直立部13cよりも更に後方に突出しており、該駆動棒の後端は該駆動棒支持部材13の第3の直立部13eに後端を固着された圧電素子12の前端に固定されている。
鏡筒1の突部1a及び1cの下面には鉛直なネジ孔が形成され、それぞれのネジ孔の位置と一致するバカ孔14a及び14bを両端に有した長方形の板バネ14がビス15及び16によって突部1a及び1cの下面に駆動棒17と平行に取付けられている。板バネ14の中央には上向きに突出した屈曲部14cが形成され、この屈曲部14cは突部1aと1cとの中間位置において駆動棒17の下面に圧接されている。このため突部1aの孔1b及び突部1cの孔1dのそれぞれの中で駆動棒17が上の方へ片寄せされ、孔1b及び1dのそれぞれの上側の内周面に駆動棒17の上側の外周面が板バネ14の弾発力により圧接されている。従って、孔1b及び1dと駆動棒17との摩擦力及び屈曲部14cと駆動棒17の摩擦力以下の軸方向力が駆動棒17に加えられた時には鏡筒1と駆動棒17とは一体となって動くが、該摩擦力以上の軸方向力が駆動棒17に加わった時には駆動棒17のみが軸方向に移動可能となる。なお、w1及びw2は圧電素子12に給電するためのリード線である。
次に、駆動棒17と鏡筒1を摩擦係合する板バネ14の作用について説明する。摩擦力を安定して発生させ、板バネ14による弾性力が鏡筒1の変位方向に作用しないようにするために板バネ14の弾性力は駆動棒17に略垂直に加わるようになされている。更に圧電素子12の伸縮により、板バネ14が圧電素子12の伸縮方向に弾性変形すると駆動棒17と鏡筒1との摩擦力が変化し、更に鏡筒1の変位方向に弾性力が作用し、鏡筒1の変位が不安定になる。これを防ぐため、板バネ14は圧電素子12の伸縮方向と平行な平面部を有し、この方向には大きな剛性を有するようになされている。
[駆動制御装置の機能的構成]
図2には駆動制御装置20に関する機能ブロック図を示す。図2に示すように、駆動制御装置20は、図1の鏡筒1に内蔵されたレンズ21と、レンズ21を介して画像を撮像する撮像素子22と、撮像素子22による撮像で得られた画像データに対し所定の画像処理を行い当該画像処理後の画像データを後述のAF評価値測定手段34へ出力する画像処理手段23と、レンズ21の位置を光軸方向に沿って調整するための駆動棒17と、駆動棒17に連結され該駆動棒17を光軸方向に沿って移動させる作用を持つ圧電素子12と、圧電素子12への駆動パルスの供給を制御する駆動パルス制御部30とを備えている。このうち駆動パルス制御部30は、光軸方向に沿った圧電素子12の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう駆動パルスの供給を制御して圧電素子12を伸縮させることで、駆動棒17を光軸方向に沿って振動させ、駆動棒17に摩擦係合した鏡筒1(及び内蔵されたレンズ21)を、光軸方向に沿って被写体に近づく方向(以下「N方向」という)及び被写体から遠ざかる方向(以下「INF方向」という)に移動させる。
また、駆動パルス制御部30は、従来より知られたフォトインタラプタ(不図示)を備え該フォトインタラプタからの出力信号(以下「PI出力」という。)に基づいてレンズ21の位置を検出するポジションセンサ32を備えている。PI出力は、一例として図3に示すようにH区間であるA領域、D領域と、L区間であるB領域、C領域とを含んだグラフで表される。ポジションセンサ32は、レンズ21の焦点合わせ動作の開始前に、N方向及びINF方向のそれぞれについて、図3のA領域に相当するパルス数(規定の距離だけレンズ21を実際に移動させるに要したパルス数、以下「実駆動パルス数」という)を測定する実駆動パルス数測定手段としての機能を有する。
その他、駆動パルス制御部30は、駆動パルスを圧電素子12へ供給する移動制御手段31と、後述の補正係数算出のための基準パルス数などのさまざまな規定値を記憶したEEPROM36と、N方向及びINF方向のそれぞれについて、実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づいて、駆動パルス数とレンズ21の移動距離との関係を補正するための補正係数を算出する補正係数算出手段33と、レンズ21の焦点合わせ動作のために、レンズ21を所定の駆動方向(ここでは図3のN方向)に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、レンズ21を介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値(ここではコントラスト値)を測定するAF評価値測定手段34と、測定されたAF評価値に基づいて該AF評価値が最大となるレンズ21の位置を検出できたか否かを判断する判断手段35と、AF評価値が最大となるレンズ21の位置を検出できなかったと判断された場合に、予め設定された固定駆動パルス数(即ち、焦点合わせ動作の開始位置(ホームポジション)から固定焦点位置までの固定駆動パルス数)を、補正係数算出手段33により算出された補正係数に基づいて補正する補正手段37とをさらに備える。もちろん、移動制御手段31は、レンズ21をホームポジションから固定焦点位置まで、図3のN方向へ移動させるべく、補正手段37による補正後の固定駆動パルス数に基づいて駆動パルスの供給を制御する。
[駆動制御装置における処理動作]
次に、駆動制御装置20における処理動作を説明する。図4には基本の処理動作を示す。この図4に示すように、まずはステップS1にて、ポジションセンサ32が、レンズ21の焦点合わせ動作の開始前に、N方向及びINF方向のそれぞれについて、図3のA領域に相当する実駆動パルス数を測定する。つまり、ポジションセンサ32が、図3のA領域について最初にN方向の実駆動パルス数を測定し、次にA領域についてINF方向の実駆動パルス数を測定する。
具体的には、図3に示すように、当該時点のポジションセンサ32の被測定位置がPI出力におけるA領域内に相当する場合、駆動パルス制御部30は、レンズ21をN方向に移動させるよう圧電素子12への駆動パルス供給を開始し、ポジションセンサ32によりPI出力におけるHからLへの立ち下がり(A領域からC領域への切替り)を検出したら、その立ち下がり位置から所定パルス(例えば10パルス)だけ駆動パルスを供給した時点で供給を停止する。その後、駆動パルス制御部30は、レンズ21をINF方向に移動させるよう圧電素子12への駆動パルス供給を開始し、ポジションセンサ32によりPI出力におけるHからLへの立ち下がり(A領域からB領域への切替り)を検出したら、その立ち下がり位置から所定パルス(例えば10パルス)だけ駆動パルスを供給した時点で供給を停止する。次に、駆動パルス制御部30はレンズ21をN方向に移動させるよう圧電素子12への駆動パルス供給を開始し、ポジションセンサ32は、PI出力におけるLからHへの立ち上がり(B領域からA領域への切替り)を検出した時点で実駆動パルス数のカウントを開始し、その後、PI出力におけるHからLへの立ち下がり(A領域からC領域への切替り)を検出した時点で実駆動パルス数のカウントを終了する。このようにしてN方向の実駆動パルス数P1が測定される。同様に、駆動パルス制御部30がレンズ21をINF方向に移動させるよう圧電素子12への駆動パルス供給を開始した後、ポジションセンサ32は、PI出力におけるLからHへの立ち上がり(C領域からA領域への切替り)を検出した時点で実駆動パルス数のカウントを開始し、その後、PI出力におけるHからLへの立ち下がり(A領域からB領域への切替り)を検出した時点で実駆動パルス数のカウントを終了する。このようにしてINF方向の実駆動パルス数P1INFが測定される。
図4において次のステップS2では、補正係数算出手段33が、常温正姿勢で予め求められたN方向基準パルス数P2とINF方向基準パルス数P2INFとをEEPROM36から読み出し、次のステップS3では、補正係数算出手段33は、以下の式(1)、(2)に基づきN方向の駆動パルス数に関する補正係数KとINF方向の駆動パルス数に関する補正係数KINFとを算出し、得られた補正係数K、KINFをEEPROM36に記憶する。
=P1/P2 ・・・(1)
INF=P1INF/P2INF ・・・(2)
次のステップS4では、AF評価値測定手段34は、レンズ21をN方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、レンズ21を介して撮像された画像より得られるAF評価値(コントラスト値)を測定し、コントラスト値が最大となる位置を検出試行する。そして、ステップS5にて判断手段35は、コントラスト値が最大となる位置を検出できたか否かを判断する。ここで、コントラスト値が最大となる位置を検出できたと判断された場合は、正常時における所定の後続処理を実行する(ステップS9)。
一方、ステップS5でコントラスト値が最大となる位置を検出できなかったと判断された場合は、ステップS6へ進み、補正手段37は、予め設定された固定駆動パルス数(ホームポジションから固定焦点位置までの固定駆動パルス数)P3の情報、およびステップS3で記憶されたN方向の駆動パルス数に関する補正係数KをEEPROM36から読み出し、ステップS7にて以下の式(3)に基づき、補正係数Kによって固定駆動パルス数P3を補正して補正後の固定駆動パルス数P4を得る。
P4=P3×K ・・・(3)
そして、次のステップS8では移動制御手段31は、上記得られた補正後の固定駆動パルス数P4に基づく移動制御を行う。具体的には、移動制御手段31は、まずはレンズ21を図3のINF方向に戻し、PI出力におけるHからLへの立ち下がり(A領域からB領域への切替り)を検出し、その位置を仮のホームポジションとし、当該仮のホームポジションから、予め設定されEEPROM36に記憶されたオフセットパルス数だけ位置調整し、調整後の位置を真のホームポジションとする。そして、移動制御手段31は、補正後の固定駆動パルス数P4の駆動パルスを圧電素子12に供給することで、レンズ21を真のホームポジションから補正後の固定焦点位置までN方向に移動させるよう駆動する。
このように駆動制御装置20では、コントラスト値が最大となる位置を検出できなかった場合のエラー対応処理において、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づき求めた補正係数に基づいて、予め設定された固定駆動パルス数に対し補正を実施するので、当該エラー対応処理における精度を向上させることができる。
なお、図4のステップS1が本発明に係る実駆動パルス数測定ステップに相当し、ステップS2〜S3が補正係数算出ステップに相当する。ステップS4がAF評価値測定ステップに相当し、ステップS5が判断ステップに相当する。また、ステップS6〜S7が補正ステップに相当し、ステップS8が移動制御ステップに相当する。
本発明に係る駆動制御装置の一例を示す分解斜視図である。 駆動制御装置に関する機能ブロック図である。 ポジションセンサに含まれるフォトインタラプタからの出力信号を示すグラフである。 駆動制御装置における処理動作を示す流れ図である。
符号の説明
1…鏡筒、3…ガイドバー、12…圧電素子、13…駆動棒支持部材、14…板バネ、15…ビス、17…駆動棒、20…駆動制御装置、21…レンズ、30…駆動パルス制御部、31…移動制御手段、32…ポジションセンサ、33…補正係数算出手段、34…AF評価値測定手段、35…判断手段、36…EEPROM、37…補正手段。

Claims (2)

  1. 所定方向に沿って伸縮する電気機械変換素子と、
    前記所定方向における前記電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、
    前記電気機械変換素子への駆動パルスの供給を制御する駆動パルス制御部と、
    を備え、
    前記駆動パルス制御部が、前記所定方向に沿った前記電気機械変換素子の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう前記駆動パルスの供給を制御して前記電気機械変換素子を伸縮させることで、前記駆動部材を前記所定方向に沿って振動させ、当該駆動部材に摩擦係合しレンズを含んで構成された被駆動部材を前記所定方向に沿って移動させる駆動制御装置であって、
    前記駆動パルス制御部は、
    前記レンズの焦点合わせ動作の開始前に、該焦点合わせ動作での前記被駆動部材の駆動方向について、規定の移動距離だけ前記被駆動部材を実際に移動させるに要した実駆動パルス数を測定する実駆動パルス数測定手段と、
    前記駆動方向について、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づいて、前記駆動パルス数と前記被駆動部材の移動距離との関係を補正するための補正係数を算出する補正係数算出手段と、
    前記レンズの焦点合わせ動作のために、前記被駆動部材を前記駆動方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、該レンズを介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値を測定するAF評価値測定手段と、
    測定されたAF評価値に基づいて該AF評価値が最大となる前記被駆動部材の位置を検出できたか否かを判断する判断手段と、
    AF評価値が最大となる前記被駆動部材の位置を検出できなかったと判断された場合、予め設定された前記焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置までの固定駆動パルス数を、前記算出された補正係数に基づいて補正する補正手段と、
    前記被駆動部材を前記焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置まで移動させるべく、補正後の固定駆動パルス数に基づいて前記駆動パルスの供給を制御する移動制御手段と、
    を含んで構成される駆動制御装置。
  2. 所定方向に沿って伸縮する電気機械変換素子と、
    前記所定方向における前記電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、
    前記電気機械変換素子への駆動パルスの供給を制御する駆動パルス制御部と、
    を備えた駆動制御装置にて、
    前記駆動パルス制御部によって、前記所定方向に沿った前記電気機械変換素子の伸び速度と縮み速度とを異ならせるよう前記駆動パルスの供給を制御して前記電気機械変換素子を伸縮させることで、前記駆動部材を前記所定方向に沿って振動させ、当該駆動部材に摩擦係合しレンズを含んで構成された被駆動部材を前記所定方向に沿って移動させる駆動制御方法であって、
    前記駆動パルス制御部が、前記レンズの焦点合わせ動作の開始前に、該焦点合わせ動作での前記被駆動部材の駆動方向について、規定の移動距離だけ前記被駆動部材を実際に移動させるに要した実駆動パルス数を測定する実駆動パルス数測定ステップと、
    前記駆動パルス制御部が、前記駆動方向について、測定で得られた実駆動パルス数と予め定めた基準パルス数とに基づいて、前記駆動パルス数と前記被駆動部材の移動距離との関係を補正するための補正係数を算出する補正係数算出ステップと、
    前記駆動パルス制御部が、前記レンズの焦点合わせ動作のために、前記被駆動部材を前記駆動方向に所定駆動パルス数ずつ移動させながら、その都度、該レンズを介して撮像された画像より得られる所定のAF評価値を測定するAF評価値測定ステップと、
    前記駆動パルス制御部が、測定されたAF評価値に基づいて該AF評価値が最大となる前記被駆動部材の位置を検出できたか否かを判断する判断ステップと、
    AF評価値が最大となる前記被駆動部材の位置を検出できなかったと判断された場合、前記駆動パルス制御部が、予め設定された前記焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置までの固定駆動パルス数を、前記算出された補正係数に基づいて補正する補正ステップと、
    前記駆動パルス制御部が、前記被駆動部材を前記焦点合わせ動作の開始位置から固定焦点位置まで移動させるべく、補正後の固定駆動パルス数に基づいて前記駆動パルスの供給を制御する移動制御ステップと、
    を有する駆動制御方法。

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