JP2007143323A - 交流励磁形発電機 - Google Patents

交流励磁形発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007143323A
JP2007143323A JP2005335258A JP2005335258A JP2007143323A JP 2007143323 A JP2007143323 A JP 2007143323A JP 2005335258 A JP2005335258 A JP 2005335258A JP 2005335258 A JP2005335258 A JP 2005335258A JP 2007143323 A JP2007143323 A JP 2007143323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slots
rotor
poles
stator
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005335258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007143323A5 (ja
Inventor
Hiroyuki Yamashita
拓之 山下
Haruyuki Yonetani
晴之 米谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005335258A priority Critical patent/JP2007143323A/ja
Publication of JP2007143323A publication Critical patent/JP2007143323A/ja
Publication of JP2007143323A5 publication Critical patent/JP2007143323A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】巻線係数の制約を受けずにスロット高調波の影響による出力電圧波形の脈動を低減し高品質な電力を発電できる交流励磁形発電機を得る。
【解決手段】交流励磁形発電機1の固定子2は、固定子巻線7を収容する固定子鉄心スロット6を有する。固定子鉄心スロット6の2極あたり(図2に角度範囲dで示す)の数を偶数としているが奇数でもよい。回転子3は、回転子巻線13を収容する回転子鉄心スロット12を有する。回転子鉄心スロット12の2極あたりの数を奇数としている。但し、図2は固定子鉄心5及び回転子鉄心11のスロットを模式的に示したもので、実際のスロット数を図示しているわけではない。2極あたりの回転子のスロット数を奇数とすることにより、スロット高調波の影響による出力電圧波形の脈動を低減できる。
【選択図】図2

Description

この発明は、交流励磁形発電機に関し、特に出力電圧波形を良好にする為の交流励磁形発電機に関する。
従来の交流励磁形発電機は、例えば出力電圧波形の高調波を抑制し正弦波に近づけるため、2極あたりの回転子鉄心スロット数を6の倍数とし、2極あたりの固定子鉄心スロット数を6の倍数でない数としている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−270664号公報(第384頁右下欄第9行〜第386頁右下欄第1行及び第2図)。
交流励磁形発電機は、回転子、固定子とも鉄心スロット構造を有するため、これらのスロットによる磁気抵抗脈動が発生し、この磁気抵抗脈動は出力電圧歪(高調波)の原因となる。このため、スロット構造、スロット数などを詳細に検討し選定しなければ、出力電圧の波形が悪化し、電力の品質を良好なものにすることができない。
上記のよう従来の技術においては、2極あたりの回転子鉄心スロット数を6の倍数とし、2極あたりの固定子鉄心スロット数を6の倍数でない数とすることにより、出力電圧の波形を良好なものにしているが、本方法によると推奨すべき巻線係数が存在し、これに従わないと効果が得られない問題点がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、巻線係数の制約を受けずにスロット高調波の影響による出力電圧波形の脈動を低減し高品質な電力を発電できる交流励磁形発電機を得ることを目的とする。
この発明に係る交流励磁形発電機は、固定子鉄心スロットが設けられた固定子鉄心と、2極あたりの数が奇数である回転子鉄心スロットが設けられた回転子鉄心とを備えたものである。
以上のように、この発明によれば、固定子鉄心スロットが設けられた固定子鉄心と、2極あたりの数が奇数である回転子鉄心スロットが設けられた回転子鉄心とを備えたので、巻線係数の制約を受けずにスロット高調波の影響による出力電圧波形の脈動を低減し、高品位な電力を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1及び図2に基づいて説明する。図1は交流励磁形発電機の構成図、図2は交流励磁形発電機の断面の一部を模式的に示す断面図である。これらの図において、交流励磁形発電機1は、固定子2と回転子3とフレーム9を有する。固定子2は、円筒状の収容部を有する固定子鉄心5と固定子鉄心5に設けられた奇数個の固定子鉄心スロット6と、固定子鉄心スロット6(図2)に収容された固定子巻線7を有する。固定子2は、2極あたり(図2に角度範囲dで示す)の固定子鉄心スロット6の数を奇数としている。固定子鉄心5の円筒状の収容部には上記円筒状の回転子3が配設され、固定子2はフレーム9に収容されている。
回転子3は、図2にその詳細を示すように、回転子鉄心11、回転子鉄心11の外周側に設けられた回転子鉄心スロット12、回転子鉄心スロット12に収容された回転子巻線13を有する。回転子3は、2極あたり(図2に角度範囲dで示す)の回転子鉄心スロット12の数を奇数としている。但し、図2は固定子2及び回転子3のスロットを模式的に示したもので、実際のスロット数を図示しているわけではない。
次に、動作について説明する。
回転子のスロット数をNr、極対数をp、回転子のすべりをs、回転子の回転の角周波数を(1−s)ω、固定子の基本角周波数をωとした場合、回転子鉄心スロットによるパーミアンス高調波P(θ,t)は、次式で表される。
Figure 2007143323
ここで、Krは任意の整数であり、Kr=0は平滑パーミアンス、Kr=1は1次スロット高調波、Kr=2以上はスロット高調波の2倍調波以上を示している。
よって、回転子鉄心スロット高調波として最も大きくなる、Kr=1の高調波についてのみ考え、回転子のスロット高調波の空隙磁束密度B(θ,t)は、次式で表される。
Figure 2007143323
(2)式で示された空隙磁束密度に対する固定子巻線への鎖交磁束Φ(t)は、k次空間高調波に対する巻線係数をKw(k)とすれば、次式で表される。なお、式中、復号は同順である。式(4)以下も、同様である。
Figure 2007143323
よって、電機子巻線の1相の誘起電圧V(t)は次式となる。
Figure 2007143323
ここで、(4)式に表れるsin((Nr±p)π/2p)の項に着目する。この項が0であれば、回転子鉄心スロットによる高調波が固定子巻線の誘起電圧に現れないことになる。すなわち、この条件は次式となる。
Figure 2007143323
よって、次式となる。
Figure 2007143323
すなわち、2極あたりの回転子鉄心スロット数Nr/pが奇数であれば、回転子鉄心スロット高調波が誘起電圧に現れないということになる。よって、本実施の形態1によれば、回転子鉄心スロット高調波が誘起電圧に現れない回転子鉄心スロット数を選定できるため、巻線係数の制約を受けずにスロット高調波の影響による出力電圧波形の脈動を低減し、高品位な電力を得ることができる。
実施の形態2.
この実施の形態においては、2極あたりの回転子鉄心スロット数を奇数、固定子鉄心スロット数を偶数としている。具体的には、2極あたりの回転子鉄心スロット数を19、固定子鉄心スロット数を30とした場合である。
次に、動作について説明する。
実施の形態1で述べた(6)式の関係を、高調波全体について示すと、交流励磁発電機1周での空間高調波次数kに対して、k/pが奇数であれば、誘起電圧波形にこの高調波が発生しないことを意味している。
固定子鉄心スロット数をNsとしたとき、交流励磁発電機1周でのスロットコンビネーションによる空間高調波次数が|Ns−Nr|の高調波が大きくなると考えられる。すなわち、上記の理論展開から|Ns−Nr|/pが奇数であれば、誘起電圧にこの高調波が消えることになる。これは、2極あたりの固定子鉄心スロット数が偶数であることを示している。よって、本実施の形態2によれば、スロットコンビネーションによる高調波が誘起電圧に現れない固定子鉄心スロット数を選定するため、より誘起電圧波形が改善され高品位な電力を得ることができる。
実施の形態3.
図3、4は、この発明の実施の形態3における波巻巻線を説明するための図であり、図3は渡り線がない場合の波巻巻線を示す概念図、図4は渡り線がある場合の波巻巻線を示す概念図である。この実施の形態3においては、2極あたりの回転子鉄心スロット数が3の倍数であり、回転子巻線を波巻とする。なお、回転子鉄心スロット数は偶数である。具体的には、例えば、2極あたりの回転子鉄心スロット数を21、固定子鉄心スロット数を30とする。図3において、回転子巻線である波巻巻線21は波巻巻線本体部22を有し、渡り線は設けられていない。図4において回転子巻線である波巻巻線31は波巻巻線本体部32と渡り線33を有する。
次に、動作について説明する。
交流励磁形発電機が三相交流発電機である場合、2極あたりの回転子鉄心スロット数が奇数でかつ3の倍数とした場合、毎極毎相スロット数が分数となりその分母は必ず2となる。回転子鉄心スロットの毎極毎相スロット数の分母が2の場合、回転子巻線を波巻としても渡り線の数が少ないか、若しくは設ける必要がないため、波巻とした場合の巻線端部の構造がシンプルとなる。
図3は渡り線がなく波巻巻線本体部22のみを有する場合の波巻巻線21を示している。図4は渡り線がある場合で、波巻巻線31は、波巻巻線本体部32とその渡り線33を有する。従来の図4に示すような渡り線33が必要でその数が多い回転子巻線の場合は、極間の接続が複雑となる。しかし、上記のように、回転子鉄心スロットの毎極毎相スロット数の分母が2の場合、渡り線が不要となるか(図4参照)、若しくはその数が少なくなる。特に、交流励磁形発電機の場合、回転子巻線の端部にかかる遠心力を保持する必要があることから、回転子巻線端部の構造をシンプルにすることにより支持構造も簡素化される利点がある。
この発明に係る交流励磁形発電機は、固定子鉄心スロットが設けられた固定子鉄心と、2極あたりの数が奇数である回転子鉄心スロットが設けられた回転子鉄心とを備えたので、巻線係数の制約を受けずにスロット高調波の影響による出力電圧波形の脈動を低減し、高品位な電力を得ることができる。
そして、固定子鉄心は、2極あたりの固定子鉄心スロットの数が偶数であることを特徴とするので、スロットコンビネーションによる高調波が誘起電圧に現れない固定子鉄心スロット数を選定するため、より誘起電圧波形が改善され高品位な電力を得ることができる。
さらに、回転子鉄心は、2極あたりの回転子鉄心スロットの数が奇数でかつ3の倍数であることを特徴とするので、回転子巻線を波巻としても渡り線の数が少ないか、若しくは設ける必要がないため、波巻とした場合の巻線端部の構造がシンプルとなる。
この発明の実施の形態1である交流励磁形発電機の構成図である。 図1の交流励磁形発電機の断面の一部を模式的に示す断面図である。 渡り線がない場合の波巻巻線を示す概念図である。 渡り線がある場合の波巻巻線を示す概念図である。
符号の説明
1 交流励磁形発電機、2 固定子、3 回転子、5 固定子鉄心、
6 固定子鉄心スロット、7 固定子巻線、11 回転子鉄心、
12 回転子鉄心スロット、13 回転子巻線。

Claims (3)

  1. 固定子鉄心スロットが設けられた固定子鉄心と、2極あたりの数が奇数である回転子鉄心スロットが設けられた回転子鉄心とを備えた交流励磁形発電機。
  2. 上記固定子鉄心は、2極あたりの上記固定子鉄心スロットの数が偶数であることを特徴とする請求項1に記載の交流励磁形発電機。
  3. 上記回転子鉄心は、2極あたりの上記回転子鉄心スロットの数が奇数でかつ3の倍数であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交流励磁形発電機。
JP2005335258A 2005-11-21 2005-11-21 交流励磁形発電機 Pending JP2007143323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005335258A JP2007143323A (ja) 2005-11-21 2005-11-21 交流励磁形発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005335258A JP2007143323A (ja) 2005-11-21 2005-11-21 交流励磁形発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007143323A true JP2007143323A (ja) 2007-06-07
JP2007143323A5 JP2007143323A5 (ja) 2008-02-28

Family

ID=38205502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005335258A Pending JP2007143323A (ja) 2005-11-21 2005-11-21 交流励磁形発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007143323A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035336A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Hitachi Ltd 同期発電機及び同期発電システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62233048A (ja) * 1986-04-01 1987-10-13 Nippon Electric Ind Co Ltd 三相誘導電動機
JPH01298933A (ja) * 1988-05-25 1989-12-01 Toshiba Corp バルブ水車用可変速発電機
JPH03270664A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Hitachi Ltd 交流励磁形可変速発電機
JPH04355700A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Mitsubishi Electric Corp ブラシレス同期発電装置
JPH06121504A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Meidensha Corp Pm形バーニヤモータ
JPH0715901A (ja) * 1993-06-29 1995-01-17 Toshiba Corp 交流励磁同期発電機
JP2004166395A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Mitsubishi Electric Corp 車両用回転電機
JP2005198381A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Hamamatsu Kagaku Gijutsu Kenkyu Shinkokai バーニアモータ
JP2005304271A (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Hitachi Ltd 同期発電機及び風力発電システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62233048A (ja) * 1986-04-01 1987-10-13 Nippon Electric Ind Co Ltd 三相誘導電動機
JPH01298933A (ja) * 1988-05-25 1989-12-01 Toshiba Corp バルブ水車用可変速発電機
JPH03270664A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Hitachi Ltd 交流励磁形可変速発電機
JPH04355700A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Mitsubishi Electric Corp ブラシレス同期発電装置
JPH06121504A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Meidensha Corp Pm形バーニヤモータ
JPH0715901A (ja) * 1993-06-29 1995-01-17 Toshiba Corp 交流励磁同期発電機
JP2004166395A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Mitsubishi Electric Corp 車両用回転電機
JP2005198381A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Hamamatsu Kagaku Gijutsu Kenkyu Shinkokai バーニアモータ
JP2005304271A (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Hitachi Ltd 同期発電機及び風力発電システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035336A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Hitachi Ltd 同期発電機及び同期発電システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6332011B2 (ja) アキシャルギャップ型の回転電機
JP5549567B2 (ja) 電動機装置
JP4746407B2 (ja) 電気的な回転磁界機器および1次側
JP4926107B2 (ja) 回転電機
KR101255960B1 (ko) 스위치드 릴럭턴스 모터
JP6303311B2 (ja) シンクロナスリラクタンスモータ
JP2009112091A (ja) 回転電機及びその駆動制御装置
JP2008514167A (ja) 同期機
JP2008514166A (ja) 同期機
JP6485316B2 (ja) 回転電機
JP2007259541A (ja) 永久磁石式電動機
JP6048191B2 (ja) マルチギャップ型回転電機
JP4657820B2 (ja) 環状巻線電動機
JP5538984B2 (ja) 永久磁石式電動機
WO2011062064A1 (ja) 永久磁石式同期モータ
US20070132333A1 (en) Self magnetizing motor and method for winding coils on stator thereof
JP2009027849A (ja) 永久磁石式回転電機
EP1798844B1 (en) Self magnetizing motor
JP2007143323A (ja) 交流励磁形発電機
JP5337382B2 (ja) 永久磁石式同期モータ
JP2017077133A (ja) 回転電機
JP2005006484A (ja) Ipm回転電機
JP2007135290A (ja) 高周波発電機
Shi Novel Stator Permanent Magnet and DC Field Excited Synchronous Machines
Hodge et al. Machine Spatial Air Gap Flux Density Analysis

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080110

A621 Written request for application examination

Effective date: 20080110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110328

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120207

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20120423

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120423