JP2007139890A - 画像形成装置 - Google Patents

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桂司 森本
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Abstract

【課題】ペーパーPの一部にループを形成して、露光後バッファとして機能させるようにした画像形成装置Aにおいて、そのループの形成に起因するペーパーPの傾きを抑制し、ペーパーPの斜行を防止する。
【解決手段】ペーパーP上に走査露光する露光エンジン7の搬送下流側に、そこから搬出されるペーパーPを現像処理部に向けて搬送する搬送ユニット11を設ける。所定長さ以上のペーパーPを処理する場合、搬送ユニット11の挟持搬送ローラ対12を一旦、停止させてペーパーPの一部にループPrを形成し、これを収容空間部S内に膨出させて一時、貯留する。その際、ループPrの搬送下流側でペーパーPの先端側を第1、第2ローラ対12a,12bの両方によってしっかりと挟持させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成媒体を搬送しつつ、その画像形成面上に走査露光して画像(潜像)を形成するようにした画像形成装置に関する。
従来より、この種の画像形成装置として、レーザー光によりペーパー(例えば印画紙等の画像形成媒体に相当)に画像露光を行うようにしたものが知られている。このような装置の構成例を図8に示す。この装置は、現像済みネガフィルムに形成されたコマ画像の画像データや、種々の記憶メディアに格納されている画像データを読み取り、これらの画像データに基づいてペーパーの乳剤面に画像を焼付露光するように構成されている。
前記図8において、ペーパーマガジン100には、ペーパーPがロール状に巻き取られた状態で収容されている。ペーパーマガジン100から引き出されたペーパーPは、搬送経路に沿って搬送され、ペーパーカッター101により所定のプリントサイズに切断される。この切断されたペーパーPは、搬送ユニット102により、画像形成部103に向かって搬送される。この画像形成部103は、露光用の搬送ローラ104によりペーパーPを挟持した状態で所定速度で搬送しつつ、レーザー光を主走査方向(搬送方向である副走査方向に直交する方向)に繰り出し走査することで、ペーパーPの表面に画像(潜像)を露光形成していくものである。露光用搬送ローラ104は、搬送方向に沿って2つのユニットが配置されており、上流側の搬送ローラ104と下流側の搬送ローラ104との間にはレーザー光による走査位置が設定されている。画像が焼付露光されたペーパーPは、その後、画像形成部103の下流側に配置される別の搬送ユニット105,106に受け渡され、現像処理部に送り込まれる。
ところで、前記のようにレーザー光によって走査露光を行う場合、露光中にペーパーPに対して振動や負荷変動が生じると、露光ムラなどが生じるためプリント画像の画質に悪影響を及ぼすことは知られている。従って、ペーパPを画像形成部103から下流側に送り込んでいくときに、その下流側に配置される搬送系等により振動や負荷変動が加わらないような工夫が要求される。
この点、例えば特許文献1に記載の画像記録装置では、画像形成部の下流側の搬送経路を所定以上、長くして、いわゆる露光後バッファを設けている。これにより、走査露光中のペーパー(感光材料)に対し下流側搬送系等の振動や負荷変動が作用しないようにして、安定した負荷状態で露光を行うことができる。
また、前記図8に示すものでは、画像形成部103における走査露光が終了するまでは、その下流側に設けた収容空間部107内にペーパーPを送り込み、このペーパーPが図に一点鎖線で示すように自然に垂れ下がるようにしている。こうしてペーパーPを搬送経路外に一時、貯留するようにすれば、露光後バッファを設けても、あまり搬送経路が長くならず、装置の大型化を抑制できる。
そうした露光後バッファの容量を拡大して長尺のプリントに対応するために、例えば特許文献2に記載のように、画像形成部(露光部)と現像処理部との間でペーパー(感光材料)の一部にループを形成することも考えられる。このものでは、画像形成部よりも搬送下流側に位置する水塗布用ローラ対によりペーパーの先端を挟持した状態で搬送を停止し、その上流側の露光用ローラ対は搬送を続けることによって、ループの形成を開始する。
そして、その後、所望のループ長さとなるように予め設定された時間の経過がループ形成タイマによって計測されると、ループの形成を終了し、前記水塗布用ローラ対の回転を再開させるようにしている。
特開平10−325983号公報 特開2002−207259号公報
ところが、前記後者の従来例(特許文献2)のようにペーパーの一部にループを形成すると、このループの部分においては張力が低下して、ペーパーの癖による撚れが発生し易くなるため、そこから現像処理部へ向かって送り出されるペーパーの先端側が、搬送方向に対し傾いて進むことがある(以下、ペーパーの斜行ともいう)。
すなわち、前記従来例のものではループの形成部分に近接するペーパーの先端を水塗布用ローラ対により挟持しているだけなので、そのループの形成部分において撚れが発生すると、ローラ対の間でペーパーが僅かに横滑りして、傾いてしまうのである。そのようなペーパーの撚れはループが大きいほど、大きくなり易く、また、その撚れによるペーパーの傾きもループが大きいほど、大きくなり易い。
そして、ペーパーが斜行すれば、そのエッジ(幅方向の側縁)が搬送経路脇の部材等に擦れて、搬送不良を引き起こすことがあり、また、擦れによる紙粉の発生という不具合も生じ得る。これに加えて、通常の画像形成装置では画像形成部と現像処理部とが別体のフレームに収容されており、両者間の搬送経路に僅かな位置ずれや曲がりが生じることは避けられないが、このことが前記ペ−パーの斜行による不具合を助長する虞れもある。
これに対し、ペーパーが斜行してもそのエッジが擦れないように、搬送経路の幅に余裕を持たせることも考えられるが、こうすると、経路幅はペーパーの長さが長いほど、大きくしなくてはならず、長尺プリントを考慮すれば現実的とは言い難い。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前記のように走査露光中の画像形成媒体(ペーパー)にループを形成して、一時的に貯留するようにした画像形成装置において、そのループの形成に起因する画像形成媒体の傾きを抑制し、その斜行を防止することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、画像形成媒体にループを形成するときに、そのループ形成部位よりも搬送方向前側(搬送下流側)の部位を少なくとも2つのローラ対によって挟持するようにした。
具体的に、請求項1の発明は、シート状の画像形成媒体を搬送しながら画像形成部にて走査露光し、その後、現像処理部に搬送するようにした画像形成装置を対象とし、前記画像形成部において処理可能な画像形成媒体の搬送方向長さの上限値が、前記画像形成部から現像処理部までの搬送距離以上である場合に、その画像形成部よりも下流側の搬送経路に沿って並設された複数のローラ対からなる下流側搬送機構と、それら複数のローラ対の少なくとも2つにより画像形成媒体を挟持させ、且つこの少なくとも2つのローラ対による画像形成媒体の搬送速度をその上流側よりも低くして、当該画像形成媒体の一部に搬送経路外に膨出するループを形成するループ形成手段と、を備えるものとする。
前記の構成により、画像を形成するときには、シート状の画像形成媒体を搬送しながら、画像形成部にて走査露光することになるが、この際、搬送方向に或る程度以上長い画像形成媒体は、その搬送方向後側の一部分において走査露光が行われている状態で画像形成部から搬出され、さらに下流側搬送機構の複数のローラ対により、現像処理部に向かって搬送されることになる。
そうして画像形成部から搬送される画像形成媒体の長さが、その画像形成部から現像処理部までの搬送距離よりも長いときでも、この画像形成媒体の少なくとも一部に搬送経路外に膨出するループが形成されて、露光後バッファとして機能することで、その先端側が現像処理部に搬入されることはなくなり、現像処理等に伴う振動や負荷変動が画像形成媒体の露光部分に伝達されて露光ムラを引き起こすことがない。
しかも、そうしてループが形成される際に、このループ形成部位よりも搬送下流側で、画像形成媒体が少なくとも2つのローラ対により挟持されており、この2つのローラ対の間で画像形成媒体に搬送方向の張力が作用しているので、その上流側のループ形成部分で撚れが発生しても、画像形成媒体が現像処理部へ向かって送り出される際の搬送方向からの傾き(斜行)を効果的に抑制することができる。
こうして画像形成媒体の斜行を防止することで、そのエッジの擦れやこれによる搬送不良、紙粉の発生等の弊害を未然に防止することができる。勿論、搬送経路の幅に特段の余裕を持たせる必要もないので、装置の無用の大型化を招くこともない。
ここで、前記ループ形成手段として好ましいのは、隣り合う2つのローラ対により画像形成媒体を挟持させて、その搬送上流側でループを形成するものであり(請求項2の発明)、より好ましいのは、その際にローラ対の回転を停止させることである(請求項3の発明)。
すなわち、隣り合う2つのローラ対によりそれぞれ画像形成媒体を挟持させれば、この各ローラ対により搬送方向の張力をより効果的に作用させることができる。また、そうして画像形成媒体を挟持する各ローラ対を停止させれば、これが回転して画像形成媒体を送る状態よりも両者間の滑りを小さくすることができ、このことによっても画像形成媒体の傾きを効果的に抑制できる。
また、前記画像形成部乃至その搬送上流側にも複数のローラ対からなる搬送機構(上流側搬送機構)が設けられている場合に、好ましいのは、前記上流側搬送機構及び下流側搬送機構において隣り合う少なくとも2つのローラ対により画像形成媒体が挟持されている状態で、その2つのローラ対の搬送下流側においてループを形成することである(請求項4の発明)。
すなわち、ループ形成部位を挟んで、その搬送下流側(搬送方向前側)だけでなく、搬送上流側(搬送方向後側)においても画像形成媒体を2つ以上のローラ対によって挟持することで、画像形成媒体の搬送方向に対する傾きをより効果的に抑制できるものである。
この点を考慮すれば、本発明は、前記請求項1と同じ前提構成の画像形成装置において、画像形成部の上流側から下流側に亘る画像形成媒体の搬送経路に沿って並設された複数のローラ対からなる搬送機構を備える場合に、この搬送機構において隣り合う少なくとも2つのローラ対により画像形成媒体が挟持された状態で、そのローラ対よりも下流側の画像形成媒体の搬送速度を低下させて、搬送経路外に膨出するループを形成するループ形成手段を備えるものとしてもよい(請求項5の発明)。
すなわち、画像形成媒体にループを形成する際に、その搬送方向後側だけでも2つ以上のローラ対によって挟持するようにすれば、このことによって画像形成媒体の搬送方向に対する傾きを抑えることができる。
以上より、本発明に係る画像形成装置によると、画像形成部から搬出される画像形成媒体の少なくとも一部に搬送経路外に膨出するループを形成するようにしたから、搬送方向に長い画像形成媒体においても露光ムラの発生を防止できるように露光後バッファの容量を確保しながら、そのための空間をあまり大きくする必要がなく、装置の大型化を抑制することができる。
また、そうしてループを形成するときには、このループの形成部位よりも搬送下流側で画像形成媒体を少なくとも2つのローラ対により挟持して、搬送方向の張力を作用させることで、該画像形成媒体の斜行を効果的に抑制することができ、そのエッジの擦れやこれによる搬送不良等の弊害を未然に防止することができる。
特に、隣り合う2つのローラ対により挟持するようにすれば(請求項2)、画像形成媒体に搬送方向の張力をより効果的に作用させることができ、その際、ローラ対を停止させるようにすれば(請求項3)、画像形成媒体の横滑りを極小化できるので、前記発明の効果をさらに高めることができる。
さらに、ループ形成部位の搬送上流側においても画像形成媒体を2つ以上のローラ対によって挟持するようにすれば(請求項4、5)、画像形成媒体の搬送方向に対する傾きを抑制する効果はより一層、高くなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(写真処理システムの構成)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置Aを備えた写真処理システムの構成を示す。この写真処理システムは、画像データを取得し、この画像データに基づいてペーパー(画像形成媒体に相当)の乳剤面(画像形成面に相当)に画像を焼付露光し、写真プリントを作成する機能を備えている。また、この写真処理システムは、現像済みの写真フィルムに形成されているコマ画像をスキャニングし、画像データを取得するためのフィルムスキャナー(図示省略)や、デジタルカメラ用の記憶メディアや、その他の記録媒体に格納されている画像データを読み取るためのメディア読取部(図示省略)を備えている。
前記図1に示すペーパーマガジン3には、長尺のペーパーがロール状に巻かれたロールRとして収容されており、該ペーパーマガジン3は、画像形成装置A本体に着脱可能に取り付けられている。そして、該画像形成装置A本体に取り付けられたペーパーマガジン3から引き出されたペーパーPが、所定の搬送経路に沿って搬送されるようになっている。すなわち、ペーパーマガジン3から引き出されたペーパーは、アドバンスローラユニット4により方向変換され、ペーパーカッター5により、所定のプリントサイズに切断される。そして、切断されたペーパーPは、搬送ユニット6によって、下流側に位置する露光エンジン7(画像形成部に相当)へと搬送される。
前記露光エンジン7には、上流側露光搬送ローラ9a及び下流側露光搬送ローラ9bが設けられている(上流側搬送機構に相当)。これら露光搬送ローラ9a,9bの間には、ペーパーPをレーザー光によって露光処理するための露光位置が設定されている。露光搬送ローラ9の上流側には、ペーパー検出センサー10が設けられており、ペーパーPが送り込まれてくると、その先端(搬送方向前端)部分を検出して信号を出力するようになっている。このペーパー検出センサー10は、赤外光を出力する発光素子と、これを受光する受光素子とにより構成される。このペーパー検出センサー10によってペーパーPの位置を検出することで、前記露光位置における露光開始タイミングを決めることができる。
前記露光エンジン7は、公知の構造のもので、レーザー光源(レーザーダイオード等)から出力されるレーザー光を画像データに基づいて光変調し、この光変調されたレーザー光をペーパーPに照射することで、画像の露光を行う。すなわち、ペーパーPは、露光搬送ローラ9a,9bにより挟持された状態で、所定速度(一定速度)で搬送される一方、前記レーザー光は、ペーパーPの搬送方向(副走査方向)と直交する主走査方向に走査されるため、ペーパーP上には1ラインごとに画像(潜像)が焼付露光される。
そして、上述のような走査露光が行われながら、ペーパーPは、下流側の露光搬送ローラ9bによって露光位置よりも下流側へ送り出されていく。こうしてペーパーPの送り出される露光エンジン7の下流側には、そのペーパーPを現像処理部に搬送する搬送ユニット11(下流側搬送機構に相当)が設けられており、ペーパーPの搬送経路に沿って並設された複数の挟持搬送ローラ対12と、その各々の間に配置され、ペーパーPの表裏両面にそれぞれ近接対向してその搬送をガイドする複数のガイド板13と、を備えている。
前記挟持搬送ローラ対12は、この例ではペーパーPの搬送方向上流側から順に第1〜第4の4対が配置されていて、図2に拡大して示すように、少なくとも第1、第2ローラ対12a,12bが、それぞれペーパーPを挟持する圧着状態(図に実線で示す)と非圧着状態(仮想線で示す)とに切り替え可能になっている。
すなわち、例えば第1ローラ対12aの一方の(図の右側の)ローラは、詳細は図示しないが、他方のローラの軸線に略平行な支軸がばね部材によって、該他方のローラに近づく圧着方向に付勢されているとともに、カム機構などによって該他方のローラから離れる非圧着方向に移動されるようになっている。そして、そのカム機構がモーターや減速機構などにより駆動されることで、第1ローラ対12aが圧着状態と非圧着状態とに切り替えられる。
また、少なくとも前記他方のローラの軸方向の端部には、これを回転させるための連結ギヤが設けられていて、図示しないモーターや減速機構などを介して回転駆動されるようになっている。このように第1〜第4の挟持搬送ローラ対12a〜12dをそれぞれ回転させるモーターは、後述の如く画像形成装置Aの制御系(後述の搬送ユニット駆動制御手段36)からの指令を入力して、その回転速度が変更される。なお、前記一方のローラもモーターなどにより回転駆動するようにしてもよい。
前記複数のガイド板13(13a〜13h)のうち、搬送ユニット11の最上流に位置する一対のガイド板13a,13bは、それぞれペーパーPの先端をスムーズに案内するよう、断面円弧状に形成されて、ペーパーPの表裏両面に各々近接して対向している。この一対のガイド板13a,13bの上流端は露光搬送ローラ9と略同じ高さに位置しており、該露光搬送ローラ9によって送り出されるペーパーPをスムーズに受け入れることができる。
また、前記一対のガイド板13a,13bのうち、外周側に位置するガイド板13aは、その下流端の回転軸芯の周りに回動可能とされていて、図に実線で示すように上流端が露光エンジン7に近接して、そこから搬出されるペーパーPを上方に向かうようにガイドする閉位置(ガイド位置)と、仮想線で示すように露光エンジン7から離れて、ペーパーPの搬送経路を以下に述べる収容空間部Sに向かって開放する開位置(非ガイド位置)とに切り替えられる。図の例では、ガイド板13aの位置を切り替えるために、歯付ベルトなどを介してモーターによりガイド板13aを開閉駆動するようになっている。
前記搬送ユニット11の下方には、露光エンジン7の下流側において、露光搬送ローラ9bにより送り出される所定以上の長さのペーパーPの一部にループPrを形成し、これを搬送経路外に一時的に収容(貯留)するための収容空間部Sが設けられている。すなわち、露光エンジン7の露光位置から現像処理部までの距離よりもペーパーPが長いときには、その一部において走査露光が行われている状態でペーパーPの先端が現像処理部に搬入されることになり、これに伴い発生する振動や負荷変動がペーパーPの露光部分に伝達されて、露光ムラを引き起こす虞れがある。
これに対し、この実施形態では、露光エンジン7から搬出されるペーパーPの先端側を前記搬送ユニット11において隣り合う第1及び第2の2つのローラ対12a,12bにより挟持して一時、停止させることで、露光搬送ローラ9bにより送り出されるペーパーPの一部にループPrを形成するとともに、前記ガイド板13aを開いて、そのループPrを収容空間部S内に向かって膨出させるようにしている。
また、前記収容空間部S内の所定高さ位置には、前記のように膨出するループPrを検出するための光学式センサー22が設けられている。このセンサー22は、発光素子22aからの光を受けた受光素子22bが画像形成装置Aの制御系(後述のループ量検出手段41)に信号を出力するように構成されており、受光素子22bへの入射光がループPrによって遮断されると、ペーパーPのループ量が所定量よりも大きいことが検出されるようになっている。以下、前記センサー22をループ検出センサー22と呼ぶ。
(制御ブロック図)
次に、画像形成装置Aの制御ブロック構成を図3に基づいて説明する。この図3において、ペーパー先端検出手段30は、ペーパー検出センサー10からの出力信号によってペーパーPの先端を検出して、ペーパーPが到来したことを判定するものである。また、ペーパーPの先端が検出されるタイミングによって、現在、ペーパーPが下流側のどの位置にあるかを認識することができる。ローラ駆動手段31は、露光搬送ローラ9を駆動するための駆動機構や駆動回路などにより構成される。さらに、搬送量検出手段32は、露光搬送ローラ9の回転量をエンコーダなどにより検出することで、ペーパーPの搬送量を検出するように構成されている。
ペーパー位置検出部33は、前記ペーパー先端検出手段30により検出されたペーパーPの先端位置と、前記搬送量検出手段32により検出されたペーパーPの搬送量とに基づいて、ペーパーPの種々の位置を演算して求める機能を有する。具体的には、前記ペーパー位置検出部33は、露光開始タイミング検出手段33a、ペーパー後端脱出検出手段33b、挿入検出手段33c及びペーパー先端到達検出手段33dを備えている。
前記露光開始タイミング検出手段33aは、ペーパー先端検出手段30によって検出されたペーパーPの先端位置に基づいてレーザー光による露光開始タイミングを検出するように構成されている。すなわち、ペーパー検出センサー10の位置及びレーザー光による露光位置は、設計的に定まっているため、ペーパーPの先端位置が分かれば前記露光開始タイミング検出手段33aによって露光位置における露光開始タイミングを演算することができる。
また、前記ペーパー後端脱出検出手段33bは、画像の焼付露光が完了したペーパーPの後端が、その焼付露光位置から脱出したことを検出するためのものである。さらに、前記挿入検出手段33cは、ペーパーPの先端が搬送ユニット11の第2ローラ対12bの間の隙間に挿入されたことを検出するためのものであり、この隙間への挿入量は適宜、設定することができるが、例えば、ペーパーPの先端位置が第2ローラ対12bを越えて、約10mm程度進んだときに、これを検出するようにすればよい。加えて、前記ペーパー先端到達検出手段33dは、ペーパーPの先端が現像処理部の入口に到達したことを検出するためのものである。
露光制御部34は、露光開始タイミング検出手段33aによる露光タイミングの演算結果に基づいてレーザー光による画像の走査露光を開始するように構成されている。これにより、所定速度で搬送されるペーパーPの乳剤面に画像データにより光変調されたレーザー光を走査して、潜像を形成することができる。
搬送ユニット駆動部35は、搬送ユニット11を駆動するための機構を有し、圧着駆動手段35aと、ローラ駆動手段35bと、ガイド板駆動手段35cと、を備えている。具体的に、圧着駆動手段35aは、少なくとも第1、第2の挟持搬送ローラ対12a,12bを圧着状態と非圧着状態とに切り替えるためのもので、上述したようにカム機構、減速機構、モーターなどにより構成されている。
また、ローラ駆動手段35bは、各挟持搬送ローラ対12a〜12dを回転駆動させるためのもので、上述したようにモーターや減速機構などにより構成されている。さらに、ガイド板駆動手段35cは、ガイド板13aの位置を開位置と閉位置とに切り替えるためのもので、上述したようにモーターや歯付ベルトなどにより構成されている。
そして、搬送ユニット駆動制御手段36が前記各駆動手段35a〜35cの駆動制御を行う。例えば、まず露光エンジン7により画像の露光が行われているペーパーPの先端が送られてきたときには、圧着駆動手段35aにより少なくとも第1、第2ローラ対12a,12bを非圧着状態とし、ペーパーPに負荷が作用しないようにする。
また、ペーパーPの先端が第2ローラ対12bの間の隙間に挿入されれば、圧着駆動手段35aにより各ローラ対12a,12bを圧着させて、ペーパーPの先端側を挟持する。それからローラ駆動手段35bによる第1、第2ローラ対12a,12bの回転を停止するとともに、ガイド板駆動手段35cによりガイド板13aを開いて、ペーパーPのループPrが収容空間部S内に向かって膨出するようにする。
このような機能を有する前記搬送ユニット駆動制御手段36は、搬送ユニット11の各挟持搬送ローラ対12a〜12dを回転させて、ペーパーPを現像処理部に搬送するだけでなく、そのうちの第1、第2ローラ対12a,12bによりペーパーPの先端側を挟持させ、且つその回転を停止させることで(即ち、ローラ対12によるペーパーPの搬送速度を露光エンジン7からの搬出速度よりも低くすることで)、その一部にループPrを形成するループ形成手段を構成している。
プリントサイズ設定手段40には、画像の露光されるペーパーPのプリントサイズのデータが設定記憶される。そして、このプリントサイズ設定手段40に記憶されているプリントサイズデータに基づいて、前記搬送ユニット駆動制御手段36による制御が行われる。例えば、ペーパーPの長さが所定長さよりも短い場合には、ループPrの形成は行わない。
ループ量検出手段41は、ループ検出センサー22からの出力信号に基づいて、ループ量が所定量以上か(即ち、ループ形成部位よりも先端側に作用する負荷変動等を吸収、減衰可能な程度の大きさか)どうかを検出し、この検出結果を搬送ユニット駆動制御手段36に送信する。これを受けた搬送ユニット駆動制御手段36は、所定量のループが形成された後は、第1、第2ローラ対12a,12bによるペーパーPの搬送を再開する。
前記図3に示す制御ブロックは、コンピュータソフトウェアやハードウェアの機能により構築することができる。どの機能をソフトウェアで実現し、どの機能をハードウェアにより実現するかについては、ペーパー処理の能力等に応じて適宜決めることができる。
(露光後の搬送動作)
次に、露光エンジン7にて画像が露光されたペーパーPを現像処理部へ送り出す搬送動作について、図4A、4Bのフローチャート及び図2、図5〜図7により説明する。なお、プリントサイズ設定手段40には、ループを形成する必要がある長さのプリントサイズが設定されているものとする。
まず、所定のプリントサイズに切断されたペーパーPの先端がペーパー検出センサー10及びペーパー先端検出手段30により検出される(ステップST1)。ペーパーPの先端が検出されてから所定タイミングが経過して、露光開始タイミング検出手段33aによって露光開始のタイミングであることが検出された後、露光制御部34によってペーパーPの乳剤面に対しレーザー光が走査露光され、これにより画像が形成されていく(ステップST2)。
このようにレーザー光による走査露光が行われながら、ペーパーPは露光搬送ローラ9により下流側に向かって搬送されて、ペーパーPの先端は、搬送ユニット11の最上流に位置する一対のガイド板13a,13bの間を通過し、さらに第1ローラ対12aの各ローラ間の隙間を通過する。このとき、第1ローラ対12aは圧着が解除された状態であるため、ループ形成前のペーパーPの先端がローラに衝突して、大きな負荷が加わることはない。
上述のように第1ローラ対12aを通過したペーパーPの先端位置が、ペーパー検出センサー10による検出結果とペーパーPの搬送量とに基づいてペーパー位置検出部33により演算され、この演算結果に基づいて挿入検出手段33cにより、ペーパーPの先端が第2ローラ対12bの各ローラ間の隙間に挿入されたか否かが判定される(ステップST3)。図2は、ペーパーPの先端が前記隙間に挿入された状態を示している。
なお、前記挿入検出手段33cは、ペーパー検出センサー10からの出力信号に基づいてペーパーPの先端が第2ローラ対12bの各ローラ間の隙間に挿入されたことを検出するようにしているが、この限りではなく、ペーパーPの挿入を検出するための専用のセンサーを第2ローラ対12bの近傍に設けてもよい。
そして、前記のようにペーパーPの先端が第2ローラ対12bの各ローラ間の隙間に挿入されたことが検出されれば(ステップST3においてYES)、圧着駆動手段35aにより各ローラ対12a,12bを圧着させて、ペーパーPの先端を挟持させる(ステップST4)。この際、前記ペーパーPの搬送方向後側(搬送上流側)においてはレーザー光による走査露光が行われている。つまり、一部分において露光中のペーパーPの先端部が第1、第2ローラ対12a,12bの各ローラ間に挟持されることになる。
そこで、前記のように第1、第2ローラ対12a,12bの各ローラによってペーパーPを挟持する際に、ローラ駆動手段35bにより各ローラ対12a,12bを、予めその周速が露光搬送ローラ9によるペーパーPの送り速度(搬出速度)と同じ程度になるように回転させておく。これにより、ローラ対12による圧着の際にペーパーPに加わる負荷を極小化できる。
続いて、ガイド板駆動手段35cによりガイド板13aを開放させ(ステップST5)、それが実際に開くまでの所定時間が経過すれば(ステップST6でYES)、ローラ駆動手段35bによる第1、第2ローラ対12a,12bの回転を停止させる(ステップST7)。こうして第1、第2ローラ対12a,12bの回転が停止された後も、ペーパーPは露光搬送ローラ9によって露光エンジン7から送り出されてくるので、そのペーパーPの一部は収容空間部S内に膨出して、ループPrを形成するようになる。
図5は、前記のように第1、第2ローラ対12a,12bの回転が停止されて、ループPrの形成が始まった状態を示す。こうしてループPrの形成が行われる部位の搬送下流側(図の上側)でペーパーPは、互いに隣り合う第1、第2ローラ対12a,12bの両方にしっかりと挟持されており、その間において搬送方向に張力が作用している。また、各ローラ対12a,12bが停止しているため、ペーパーPとの滑りも生じ難い。
これに加えて、ループPrの搬送上流側(図の右側)でもペーパーPが露光搬送ローラ9a,9bに挟持されており、その間においても搬送方向の張力が作用していることもあり、たとえループPrの部分でペーパーPに撚れが発生しても、これによりペーパーPの向きが搬送方向から傾くことは非常に少ない。
そうしてループPrの形成が始まった後、ペーパー後端脱出検出手段33bによって、ペーパーPの後端が焼付露光位置から脱出したか否かが判定され(ステップST8)、ペーパーPの後端が脱出していれば(YES)後述のステップST15へ進む一方、ペーパーPの後端が脱出していなければ(NO)ステップST9に進んで、今度はループ量検出手段41によるループ量の判定が行われる。すなわち、前記のように第1、第2ローラ対12a,12bの回転を停止した後もペーパーPが送り出されてくることで、収容空間部S内に膨出したループPrは徐々に大きくなり、やがては下方に垂れ下がって、図6に示すように発光素子22aから受光素子22bへの光を遮断するようになる。
そうなると、ループ検出センサー22からの信号に基づいて、ループ量検出手段41により所定量以上のループPrが形成されていると判断され(ステップST9でYES)、この判断結果に基づいて、ローラ駆動手段35bにより第1及び第2ローラ対12a,12bが再び回転させられる(ステップST10)。この際、第1及び第2ローラ対12a,12bの回転速度は、これによるペーパーPの送り速度が露光エンジン7からの搬出速度と略同じになるように制御され、ペーパーPは、ループPrの大きさを維持したまま、その先端側が現像処理部の入口に向かって送られるようになる。
つまり、まずペーパーPの一部にループPrを形成した後、そのループPrの大きさを維持したまま、ペーパーPの先端側を現像処理部の入口まで到達させるようにしており、こうすることで、そのペーパー先端側の搬送に伴い例えば第3ローラ対12cなどから作用する振動や負荷変動がループPrにおいて吸収、減衰されて、露光位置には伝わり難くなる。
そうしてペーパーPの先端側を現像処理部に向かって搬送しつつ、ペーパー後端脱出検出手段33bによってペーパーPの後端が焼付露光位置から脱出したか否かが判定され(ステップST11)、ペーパーPの後端が脱出していれば(YES)後述のステップST15へ進む一方、ペーパー後端が脱出していなければ(NO)ステップST12に進んで、今度はペーパー先端到達検出手段33bdより、ペーパーPの先端が図7に示すように現像処理部の入口(例えば、現像処理部の手前10mm)に到達したかどうかが判定される。
この判定もペーパー位置検出部33において演算したペーパーPの先端位置に基づいて行われるのであるが、この限りではなく、ペーパーP先端の到達を検出するための専用のセンサーを現像処理部の入口近傍に設けてもよい。そして、ペーパーP先端が現像処理部の入口に到達したと判定されれば(ステップST12でYES)、ローラ駆動手段35bによって搬送ユニット11の各挟持搬送ローラ対12の回転が停止される(ステップST13)。
そうして第1〜第4ローラ対12a〜12dの回転を停止した後も、ペーパーPは露光搬送ローラ9によって露光エンジン7から送り出されてくるので、収容空間部S内に膨出するループPrはさらに大きくなり、その撚れによる影響も大きくなるが、このときにもループPrの搬送下流側でペーパーPは、第1〜第4ローラ対12a〜12dにしっかりと挟持されるとともに、搬送上流側でも露光搬送ローラ9a,9bにより挟持されているので、それが搬送方向から傾くことは効果的に抑制される。
そして、ループPrがさらに大きくなり、これがループ検出センサー22の配設位置よりも下方に垂れ下がるようになっても、そうして垂れ下がったループPrの下端部が収容空間部Sに臨む装置底面に接触する前に、ペーパーPの後端が焼付露光位置から脱出し、このことがペーパー後端脱出検出手段33bによって検出される(ステップST14でYES)。
そうすると、ローラ駆動手段35bによって再び挟持搬送ローラ対12が回転駆動され(ステップST15)、これによりペーパーPが現像処理部に送り込まれる。このペーパーPの後端が第1、第2ローラ対12a,12bを通過すれば、搬送ユニット11は、次のペーパーPを受け入れるべく初期状態にリセットされる。すなわち、ガイド板13aを閉位置に復帰させ、次のペーパーPを受け入れ可能な状態にする。また、第1、第2ローラ対12a,12bは非圧着状態に切り替える。
なお、以上の説明では、ペーパーPの搬送方向の長さが所定値以上のプリントサイズの場合の搬送方法について述べたが、例えばサービスサイズのようにペーパーPの搬送方向長さが所定長さよりも短い場合は、これにループPrを形成する必要がないため、露光エンジン7により画像が露光されたペーパーPは、搬送ユニット11により直ちに現像処理部へと搬送すればよい。
以上、説明したように、この実施形態に係る画像形成装置Aによると、露光エンジン7から搬出されるペーパーPが所定以上に長いとき、その先端側を搬送ユニット11の挟持搬送ローラ対12により挟持して一時、停止させることにより、ペーパーPの一部を収容空間部S内に膨出させてループPrを形成するようにしているから、長尺のプリントを行う場合でも露光中のペーパーPの先端が現像処理部に搬入されることはなくなり、現像処理などに起因する露光ムラの発生を防止することができる。
その際、前記挟持搬送2ローラ対12のうちの第1、第2ローラ対12a,12bを、それぞれペーパーPの先端が挿入されるときまでは非圧着状態にしておき、その挿入後に圧着させるとともに、そのときに各ローラ対12a,12bを予め回転させるようにしているから、このローラ対12a,12bと接触する際のペーパーPの負荷変動を極力、抑えて、露光ムラの発生をより確実に防止することができる。
また、そうして第1、第2ローラ対12a,12bを停止して、その搬送上流側でループPrを形成する際に、この2つのローラ対12a,12bの両方によってペーパーPの先端側をしっかりと挟持して、その間に搬送方向の張力を作用させるようにしているから、搬送上流側でもペーパーPが露光搬送ローラ9a,9bにより挟持されていることと相俟って、このペーパーPの搬送方向からの傾きを効果的に抑制でき、それが現像処理部へ向かって送り出される際の斜行を実質、防止することができる。
こうしてペーパーPの斜行を防止することで、そのエッジの擦れやこれによる搬送不良、紙粉の発生等の弊害を未然に防止することができる。勿論、搬送経路の幅に特段の余裕を持たせる必要もないので、装置の無用の大型化を招くこともない。
(他の実施形態)
なお、本発明に係る画像形成装置Aの構成は、上述した実施形態に限定されることなく、それ以外の種々の構成も包含する。すなわち、上述した実施形態では、ループ形成のために挟持搬送ローラ対12を停止させるようにしているが、これに限らず、そのローラ対12によるペーパーPの送り速度を、露光エンジン7からの搬出速度よりも低くするだけでもよい。
また、上述の実施形態では、まず、ペーパーPの先端側に所定量のループPrを形成し、このループPrの大きさを維持したまま、さらにペーパーPの先端側を現像処理部に向けて搬送するようにしているが、これに限らず、一旦、形成したループPrはペーパー先端側の搬送中も徐々に成長させるようにしてもよいし、まず、ペーパーPの先端を現像処理部入口まで送ってしまい、それからループを形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態ではペーパーPの先端側を第1、第2ローラ対12a,12bにより挟持して、その第1ローラ対12aの直上流にてループPrを形成するようにしているが、この際、例えば第2ローラ対12bに代えて第3ローラ対12cを圧着状態とし、第1、第3の2つのローラ対12a,12cによってペーパーPを挟持するようにしてもよい。
さらに、例えば第1及び第2ローラ対12a,12bの中間、或いは第2及び第3ローラ対12b,12cの中間などでループを形成することもできる。第1及び第2ローラ対12a,12bの間でループを形成する場合は、その下流側の第2、第3ローラ対12b,12cの両方でペーパーPの先端側を挟持するとともに、第1ローラ対12aは、露光搬送ローラ9bと共にペーパーPを挟持して、これを送り出すようにするのがよい。
同様に、第2及び第3ローラ対12b,12cの間でループを形成する場合、その下流側の第3、第4ローラ対12c,12dの両方でペーパーPの先端側を挟持し、また、第1、第2ローラ対12a,12bも両方共にペーパーPを挟持して、これを露光搬送ローラ9bと同じ速度で送り出すようにするのがよい。
また、そうして第2及び第3ローラ対12b,12cの間でループを形成する場合に、第4ローラ対12dではペーパーPを挟持せず、第1、第2及び第3ローラ対12a,12b,12cによりペーパーPを挟持して、その第3ローラ対12cによるペーパーPの送り速度を第1、第2ローラ対12a,12bによる送り速度よりも低下させるようにしてもよい。
さらにまた、前記実施形態では、画像形成部としてレーザー光を用いる露光エンジンについて説明したが、この限りではなく、例えば、液晶シャッターを用いた画像の露光エンジンであってもよい。
以上、説明したように、本発明における画像形成装置は、露光中のペーパーの一部にループを形成して、一時的に貯留することにより、装置全体を大型化することなく、十分な容量の露光後バッファを確保できるもので、例えば長尺プリントを行うための画像形成装置として特に有用である。
画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 搬送ユニット及び収容空間部の構成を示す図である。 画像形成装置の制御ブロック構成を示す図である。 画像形成装置の動作を示すフローチャート(前半)である。 画像形成装置の動作を示すフローチャート(後半)である。 ループの形成が始まったときの図2相当図である。 所定量のループが形成されたときの図2相当図である。 ペーパー先端が現像処理部の入口に到達したときの図2相当図である。 従来技術に係る画像形成装置の構成を示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置
P ペーパー(画像形成媒体)
7 露光エンジン(画像形成部)
9a,9b 露光搬送ローラ(上流側搬送機構)
11 搬送ユニット(下流側搬送機構)
12 挟持搬送ローラ対
35 搬送ユニット駆動部
36 搬送ユニット駆動制御手段(ループ形成手段)

Claims (5)

  1. シート状の画像形成媒体を搬送しながら画像形成部にて走査露光し、その後、現像処理部に搬送するようにした画像形成装置であって、
    前記画像形成部において処理可能な画像形成媒体の搬送方向長さの上限値が、前記画像形成部から現像処理部までの搬送距離以上であり、
    前記画像形成部よりも下流側の搬送経路に沿って並設された複数のローラ対からなる下流側搬送機構と、
    前記複数のローラ対の少なくとも2つにより画像形成媒体を挟持させ、且つこの少なくとも2つのローラ対による画像形成媒体の搬送速度をその上流側よりも低くして、当該画像形成媒体の一部に搬送経路外に膨出するループを形成するループ形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    ループ形成手段は、隣り合う2つのローラ対により画像形成媒体を挟持させて、その搬送上流側でループを形成するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかの画像形成装置において、
    ループ形成手段は、画像形成媒体を挟持する少なくとも2つのローラ対の回転を停止させて、その搬送上流側でループを形成するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの画像形成装置において、
    画像形成部乃至その搬送上流側には、画像形成媒体の搬送経路に沿って並設された複数のローラ対からなる上流側搬送機構が設けられ、
    ループ形成手段は、前記上流側搬送機構及び下流側搬送機構において隣り合う少なくとも2つのローラ対により画像形成媒体が挟持された状態で、その2つのローラ対の搬送下流側においてループを形成するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. シート状の画像形成媒体を搬送しながら画像形成部にて走査露光し、その後、現像処理部に搬送するようにした画像形成装置であって、
    前記画像形成部において処理可能な画像形成媒体の搬送方向長さの上限値が、前記画像形成部から現像処理部までの搬送距離以上であり、
    前記画像形成部の上流側から下流側に亘る画像形成媒体の搬送経路に沿って並設された複数のローラ対からなる搬送機構と、
    前記搬送機構において隣り合う少なくとも2つのローラ対により画像形成媒体が挟持された状態で、そのローラ対よりも下流側の画像形成媒体の搬送速度を低下させて、搬送経路外に膨出するループを形成するループ形成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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