JP2007138515A - 錠前におけるラッチガイド - Google Patents
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Abstract
【課題】 反転ラッチの復帰時(自立時)に「ラッチガイド」機能を有する部材に衝突して発生する衝撃音が伝播して、「いわゆる耳障り」にならないようにすること。
【解決手段】 反転ラッチを備えた錠前におけるラッチガイドに於いて、該ラッチガイドは、錠箱1のフロント2の開口3に嵌め込まれる枠状案内部材であり、ラッチガイド5の左右の縦枠部分11a,11aには、前記開口3の左右の対向内壁面3a,3bに対し静音効果用の間隙15ができるように縦長の横向き凹所14が形成されていることを特徴とする錠前におけるラッチガイド。
【選択図】 図1
Description
(2)請求項2に記載の発明は、錠箱の内壁面に対する空間が多くなるので、静音効果、或いはダンパー効果をより一層高めことができる。
(3)ラッチガイド5が摘み部分13を有する場合、また、ラッチガイド21,21Aがそれぞれ錠箱の幅広側壁1a、1bの被係合部22に係合する取付け部分26を有する場合には、ラッチガイドを錠箱の内壁面に容易に取付けることができる。
(4)請求項4に記載の発明は、フロント及び錠箱の幅広側壁の両方で静音効果を得ることができる。
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。各図に於いて、1は錠箱、2は錠箱1のフロント、3はフロント2に形成されたラッチ用の開口、4はラッチ、5はラッチガイドである。以下、本発明の特定要件について順次説明するが、細部的な事項は図面及びその説明を割愛する。
錠箱1は、ケース身1aと、ケース蓋1bと、フロント2から構成されている。ケース身1aは一側開口のケース状に形成されている。ケース蓋1bは、固着具を介して前記一側開口を閉じるようにケース身1aに固定される。図1では、ケース身1aとケース蓋1bの一部分を示し、その余の部分は割愛している。
フロント2は、本実施例では、ケース身1aの前壁に固定された長板状の裏板2aと、この裏板2aの前面に固定されたフロント本体2bとから成る。フロント本体2bの中央部には、例えば矩形状のラッチ用開口3が形成されている。また、図3で示すように、開口3付近の前記フロント本体2bの裏面に合計2個の係合突起6が設けられている。
ラッチ4は、本実施例では反転ラッチが用いられている。反転ラッチ4の構成は、特許文献2(特開平8−100559号公報)に詳細に記載されている。例えば平面形がほぼ菱形をなす菱柱状体のブロックであること、錠箱に固設した案内枠内に摺動可能かつ反転可能に装着されていること、その前半部はフロントに設けた案内枠を介して出没すること、前半部と後半部にそれぞれ斜面状の側面を有すること、後半部側に配設した圧縮ばねにより、前方、かつ、一方向に向け回転(反転)させるように付勢されていること、後半部側にラッチ係止機構を構成する係止アームと係合する複数の受け部を有することなどである。本実施例の反転ラッチ4も、該公知事項の反転ラッチと同じである。
さて、反転ラッチ4は、複数の当たり面を有するが、ここでは、図示しない扉を閉じる際に、戸枠の縦枠10の縁部分10aに摺接する側面を摺接面4aとし、一方、扉を閉じた際に、図示しないストライクに係入する側面(図1では対向内壁面3aと平行となる面)を衝突面(係合面)4bとする。
ラッチガイド5は、図1〜図3で示すように、フロント本体2bの開口3内に嵌着する開口形成枠部11と、この開口形成枠部11の上下或いは左右にそれぞれ突出形成された一組の係合突起12とから成る。ラッチガイド5は、望ましくは開口3の形状に対応するように矩形状に形成されている。
次に、例えば図2を参照にして、本発明の特徴部分を説明する。図2はフロント2の開口3に開口形成枠部11を嵌め込んだ状態に於いて、フロント本体2b(正面)側から見た概略説明図である。この図から明らかなように、本実施例では、フロント2の開口3を形成する左右の対向内壁面3a,3bとラッチガイド5の左右縦枠部分11a,11aとの間には、それぞれ縦長の隙間15,15が存在する。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、ラッチガイド5の左右縦枠部分11a,11aの後端面の中央部には、裏板2aの開口方向へ延びる左右一対の摘み部分13が設けられている。ラッチガイド5をフロント2の開口3に嵌め込む際、摘み部分13を利用すると、ラッチガイド5を開口3に容易に嵌め込むことができるという利点がある。
まず、取付け箇所について説明する。例えば図8、図9、図10で示すように、複数枚のラッチガイド(左右一組の枠状支持部材)21,21Aは、錠箱1の幅広側壁の内壁面のフロント側にそれぞれ対向状態に固定的に添設される。
Claims (4)
- 反転ラッチを備えた錠前におけるラッチガイドに於いて、該ラッチガイドは、錠箱1のフロント2の開口3に嵌め込まれる枠状案内部材であり、ラッチガイド5の左右の縦枠部分11a,11aには、前記開口3の左右の対向内壁面3a,3bに対し静音効果用の間隙15ができるように縦長の横向き凹所14が形成されていることを特徴とする錠前におけるラッチガイド。
- 反転ラッチを備えた錠前におけるラッチガイドに於いて、該ラッチガイドは、錠箱1のケース身とケース蓋のフロント側内壁面にそれぞれ対向状態に添設固定される一組の支持部材21,21Aであり、これらの支持部材21,21Aには、前記フロント側内壁面に対して静音効果用の空間を形成するための切欠部分25が形成されていることを特徴とする錠前におけるラッチガイド。
- 請求項2に於いて、一組の支持部材21,21Aは、それぞれ枠状に形成され、それらの切欠部分25は、それぞれ逆コ字形状あるいはコ字形状の切欠であることを特徴とする錠前におけるラッチガイド。
- 反転ラッチを備えた錠前におけるラッチガイドに於いて、該ラッチガイドは、錠箱1のフロント2の開口3に嵌め込まれる枠状案内部材であり、ラッチガイド5の左右の縦枠部分11a,11aには、前記開口3の左右の対向内壁面3a,3bに対して静音効果用の間隙15ができるように縦長の横向き凹所14が形成されていること、及びラッチガイドは、錠箱1のケース身とケース蓋のフロント側内壁面にそれぞれ対向状態に添設固定される一組の支持部材21,21Aであり、これらの支持部材21,21Aには、前記フロント側内壁面に対して静音効果用の空間を形成するための切欠部分25が形成されていることを特徴とする錠前におけるラッチガイド。
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