JP2007138441A - 屋根の改修構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の軒樋の付け替えや位置変更を少なくして施工時間の長時間化やコストアップを防止することができる屋根の改修構造を提供する。
【解決手段】既存屋根1の上に板状の新規下地材2を設ける。新規下地材2の上に新規屋根材3を配設する屋根の改修構造に関する。既存屋根1に設けた既存屋根材4の軒側端部の外面に沿って軒カバー部材5を配置する。軒カバー部材5よりも棟側において新規下地材2を既存屋根1の上に設けると共に新規下地材2の上に新規屋根材3を設ける。改修後の新規な屋根の軒側端部は、改修前の既存屋根1の軒側端部とほとんど変わらない位置に形成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】既存屋根1の上に板状の新規下地材2を設ける。新規下地材2の上に新規屋根材3を配設する屋根の改修構造に関する。既存屋根1に設けた既存屋根材4の軒側端部の外面に沿って軒カバー部材5を配置する。軒カバー部材5よりも棟側において新規下地材2を既存屋根1の上に設けると共に新規下地材2の上に新規屋根材3を設ける。改修後の新規な屋根の軒側端部は、改修前の既存屋根1の軒側端部とほとんど変わらない位置に形成することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、既存の屋根の上に新規な屋根を形成するような屋根の改修構造に関するものであり、既存の屋根が石綿スレート板などの有害物質を含む屋根材で形成されている場合に好適に用いられる技術である。
石綿平板スレート瓦等の屋根材を用いた屋根の改修は、当該屋根材が産業廃棄物の特別管理指定品であり、簡単に処理することができないため、処分費が高額になるという問題があった。また、老朽化した上記屋根材を撤去する際には、破壊せずに剥がすことは困難であり、撤去時には屋根材の割れた部分等から大量のアスベスト粉が空気中に拡散し、作業者及び近隣に多大な影響が及ぶ恐れがあった。
そこで、従来より、既存屋根の上に新規な屋根を形成して屋根を改修することが行われている(例えば、特許文献1参照)。この場合、既存屋根を破壊することがないので、上記のような問題が発生せず、アスベスト(石綿)などの有害物質を含む屋根材で既存屋根が形成されている場合に特に有効であった。
このように既存屋根の上に新規な屋根を形成する場合、通常、既存屋根に設けた既存屋根材の上から新しい新規屋根材を覆い被せる、いわゆるカバー工法が主流であるが、その際に、新規屋根材の重量が加算されて既存の建物の躯体に負担が掛かるため、新規屋根材としては軽量な金属屋根材が採用されることが多くなっている。
また、このような金属屋根材のカバー工法には大きく分けて二種類ある。その一つは、既存屋根材の上に防湿紙(アスファルトルーフィングやゴムアスファルト系シート等)を被せ、その上に新規屋根材を葺く方法である。もう一つの方法は、既存屋根材の上に構造用の合板を新規下地材として敷き込み、その上に防湿紙を被せた後、新規屋根材を葺く方法である。
前者の場合は安価で施工も速いが、新規屋根材をビス打ち固定する時に、ビスが既存屋根材に打ち込まれるために、既存屋根材に含まれているアスベストの切削粉などが防湿紙を介して上方に排出され、その切削粉が風に煽られて作業者に向ってあるいは近隣に拡散する可能性が高いという問題があった。
一方、後者の場合は新規屋根材を新規下地材にビス打ち固定するために、アスベストを含む切削粉はほとんど排出されない。しかしながら、屋根面(屋根の上面)が既存屋根に比べて大幅に高くなり、軒部分において問題が生じていた。すなわち、新規な屋根の屋根面から流下させる雨水が既存の軒樋を飛び越えてしまう場合があり、これに対応するために、軒樋の付け替えによる位置変更及び更新が必要となり、施工時間の長時間化やコストアップにつながっていた。
図5に新規下地材を敷き込むようにするカバー工法の一例を示す。この例では、既存屋根1は、垂木などの屋根の構造材30の上に合板等の板材を既存下地材31として配設し、その上に防湿紙32を全面に亘って敷設し、さらに防湿紙32の上に複数枚の屋根材を既存屋根材4として葺いて形成されたものである。また、この既存屋根1には、構造材30の軒側端面に鼻板34を設けると共に鼻板34の屋外側面に複数個の軒樋支持具35を取り付け、この軒樋支持具35に支持させるようにして軒樋36が軒の略全長に亘って配設されている。軒樋支持具35は固着具35aと可動具35bとから構成されており、固着具35aを鼻板34に固定するようにしている。そして、固着具35aに対して可動具35bは前後方向(屋内外方向)に水平にスライド移動自在に形成されており、固着具35aに対する可動具35bの前後位置を適宜設定することにより、軒樋36を所望の位置に配設することができるものである。従って、既存屋根1においては、最も軒側に位置する既存屋根材4の軒側端部の位置や既存水切り片6の位置に応じて、軒樋36の位置が設定されている。
このような既存屋根1をカバー工法により改修するにあたっては、まず、既存屋根材4の上に合板等の板材を新規下地材2として敷設する。この新規下地材2は、既存屋根材4及び既存下地材31を貫通するビスなどの固定具で構造材30に固定する。ここで、新規下地材2で既存屋根材4の上面を全面に亘って被覆する。従って、新規下地材2の軒側端面は最も軒側に位置する既存屋根材4の軒側端面の位置とほぼ揃って上下に位置している。
次に、新規下地材2の軒側端部に断面略L字状の水切り部材41を取り付ける。次に、新規下地材2の上面全面を覆うようにして防湿紙42を敷設する。次に、防湿紙42の上に複数枚の新規屋根材3、3…を敷設する。ここで、新規屋根材3の棟側端部には固定片44が設けられており、この固定片44を新規下地材2にビス等の固定具45で固定する。また、新規屋根材3としては、既存屋根1の傾斜方向において隣接した新規屋根材3、3同士を接続するようにした横葺屋根材である。つまり、新規屋根材3の軒側端部に断面略コ字状の嵌合部46を設けると共に新規屋根材3の固定片44の近傍に被嵌合部47を表面側に突出して設け、隣接する新規屋根材3、3の嵌合部46と被嵌合部47とを嵌合して接続するようにしている。そして、最も軒側に位置する新規屋根材3の嵌合部46は、新規下地材2の軒側端部よりもさらに屋外側に突出して位置しており、この嵌合部46に水切り部材41に設けた係止片48を係止するようにしている。
このようにして既存屋根1を改修した新規な屋根は、最も軒側に位置する既存屋根材4の軒側端部よりも、最も軒側に位置する新規屋根材3の軒側端部が屋外側に突出して位置しており、しかも、水切り部材41は鉛直よりも傾いて配置される。従って、これら新規な屋根に対応するために、軒樋36の付け替えや位置変更が必要となり、施工時間の長時間化やコストアップにつながるものであった。
特開2003−301566号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、既存の軒樋の付け替えや位置変更を少なくして施工時間の長時間化やコストアップを防止することができる屋根の改修構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る屋根の改修構造は、既存屋根1の上に板状の新規下地材2を設け、新規下地材2の上に新規屋根材3を配設する屋根の改修構造において、既存屋根1に設けた既存屋根材4の軒側端部に軒カバー部材5を配置し、既存屋根1の上に軒カバー部材5よりも棟側において新規下地材2を設けると共に新規下地材2の上に新規屋根材3を設けて成ることを特徴とするものである。
本発明にあって、軒カバー部材5は、既存屋根材4の軒側端部の上面を被覆する上面被覆部51と、既存屋根材4の軒側端部の先端面を被覆する端面被覆部52と、既存屋根材4の軒側端部の下面を被覆する下面被覆部53と、既存屋根1に設けた既存水切り片6の外面に配置される新規水切り片54とを具備することができる。
また、本発明にあって、軒カバー部材5は、新規屋根材3を係止するための係止部55を具備するのが好ましい。
また、本発明にあって、軒カバー部材5の軒棟方向と直交する方向の一方の側端部に上側に折り返し屈曲される上側接続片56を形成すると共に他方の側端部に下側に折り返し屈曲される下側接続片57を形成し、隣接する軒カバー部材5、5の上側接続片56と下側接続片57とを軒棟方向と直交する方向に重ね合せることによって、複数枚の軒カバー部材5、5…を配設するのが好ましい。
本発明にあっては、改修後の新規な屋根の軒側端部は、改修前の既存屋根1の軒側端部とほとんど変わらない位置に形成することができる。従って、新規な屋根の屋根面から流下させる雨水が既存の軒樋36を飛び越えてしまうことがないものであり、この結果、改修後の新規な屋根の軒側端部に対応して、既存屋根1に取り付けられた既存の軒樋36の付け替えや位置変更がほとんど不要となり、施工時間の長時間化やコストアップを防止することができるものである。
また、軒カバー部材5を既存屋根1の軒側端部の外形に沿って形成することによって、改修後の新規な屋根の軒側端部を改修前の既存屋根1の軒側端部とほとんど変わらない位置に容易に形成することができるものである。
また、軒カバー部材5の係止部55に新規屋根材3を係止させることによって、新規屋根材3を強固に取り付けることができるものである。
さらに、隣接する軒カバー部材5、5を上側接続片56と下側接続片57との重ね合せにより接続することによって、短尺の軒カバー部材5を用いて施工性を高くしても、隣接する軒カバー部材5、5間の防水性を損なわないようにすることができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の屋根の改修構造は、図1に示すように、既存屋根1の上に新規な屋根材3を葺いて既存屋根1を新規屋根10で覆うようにするものである。
既存屋根1としては各種のものを対象とすることができる。図1に示すものでは、既存屋根1は図5に示す上記従来例と同様に形成されている。すなわち、既存屋根1は垂木などの屋根の構造材30の上に合板等の板材を既存下地材31として配設し、その上に防湿紙32を全面に亘って敷設し、さらに防湿紙32の上に複数枚の屋根材を既存屋根材4として葺いて形成されたものである。また、この既存屋根1には、構造材30の軒側端面に鼻板34を設けると共に鼻板34の屋外側面に複数個の軒樋支持具35を取り付け、この軒樋支持具35に支持させるようにして軒樋36が軒の略全長に亘って配設されている。軒樋支持具35は固着具35aと可動具35bとから構成されており、固着具35aを鼻板34に固定するようにしている。そして、固着具35aに対して可動具35bは前後方向(屋内外方向)に水平にスライド移動自在に形成されており、固着具35aに対する可動具35bの前後位置を適宜設定することにより、軒樋36を所望の位置に配設することができるものである。従って、既存屋根1においては、最も軒側に位置する既存屋根材4の軒側端部の位置や既存水切り片6の位置に対応させて軒樋36の位置が設定されている。
本発明で使用する新規下地材2は、従来から野地板などの構造用合板として用いられている板材であって、強度や施工性等を考慮すると、厚み9〜15mmであることが好ましい。
本発明で使用する新規屋根材3は、新規屋根10の軽量化を図るために金属屋根材を用いるのが好ましく、例えば、カラー鋼板やカラーステンレス鋼板、又は塩化ビニル系樹脂やフッ素系樹脂をラミネートした鋼板などの耐食性のある金属板(厚み0.35〜0.6mm)を折り曲げ加工するなどして形成することができる。また、新規屋根材3としては図2(a)(b)に示すような横葺屋根材を例示することができる。この横葺屋根材は、裏面側に緩やかな凸状に屈曲された断面略逆へ字状の屋根材本体20と、屋根材本体20の軒側端部を裏面側に断面略コ字状に折り曲げて形成される嵌合部46と、屋根材本体20の棟側部を表面側に向けて折り曲げて形成される断面略倒L字状の被嵌合部47と、屋根材本体20の棟側端部を表面側に向けて断面略倒L字状に折り曲げて形成される固定片44とで構成されている。また、屋根材本体20の軒棟方向(すなわち屋根勾配の方向)の略中央部において、横方向に沿って長い谷が全長に亘って形成されるように、屋根材本体20の上下方向の略中央部は裏面側に向かって突出させて屈曲されており、この屈曲した部分が屋根材屈曲部45として形成されている。
本発明で使用する軒カバー部材5は、新規屋根材3と同様の金属板を折り曲げ加工するなどして形成することができる。図3(a)(b)に示すように、軒カバー部材5は、平板状の上面被覆部51と、上面被覆部51の軒側端部から下側に向って突出する端面被覆部52と、端面被覆部52に下端から上面被覆部51の軒側端部の下面と対向するように突出する下面被覆部53と、下面被覆部53の棟側端部から略鉛直下側に向って突出する新規水切り片54と、上面被覆部51の棟側端部から上側に向って突出する立ち上げ部58と、立ち上げ部58の棟側に突出するカバー固定部59とを備えて形成されている。ここで、立ち上げ部58の上部は軒側に向って屈曲形成された略L字状の係止部55として形成されている。また、軒カバー部材5の一方の側端部には上側に折り返し屈曲される上側接続片56が形成されていると共に軒カバー部材5の他方の側端部に下側に折り返し屈曲される下側接続片57が形成されている。ここで、上側接続片56は、上面被覆部51の上側に形成された上側被覆部接続片56aと、カバー固定部59の上側に形成された上側固定部接続片56bとから構成されている。また、下側接続片57は、上面被覆部51の下側に形成された下側被覆部接続片57aと、カバー固定部59の下側に形成された下側固定部接続片57bとから構成されている。また、上側接続片56を設けた一側部において、係止部55には切欠部55aが形成されている。尚、軒カバー部材5の幅寸法は適宜設定可能であるが、例えば、303mm程度にすることができる。
そして、本発明の屋根の改修構造は以下のようにして形成する。まず、既存屋根1に設けられている既存屋根材4の上に新規下地材2を設ける。ここで、新規下地材2は既存屋根1の軒側端部の上面は覆わないように配設される。つまり、最も軒側に配置された既存屋根材4の軒側端部を除いて既存屋根1は新規下地材2で覆われる。また、最も軒側に配置された既存屋根材4の軒側端面と新規下地材2の軒側端面との間の寸法は、上記軒カバー部材5の上面被覆部51の前後方向(軒棟方向)の寸法と同等か、上面被覆部51の前後方向の寸法の方がやや大きめである。
次に、既存屋根1の軒側端部に軒カバー部材5を配設する。ここで、軒カバー部材5の上面被覆部51は、新規下地材2よりも軒側に位置する既存屋根材4の軒側端部の上面を被覆するように配置する。また、軒カバー部材5の端面被覆部52は、最も軒側に配置された既存屋根材4の軒側端面を覆うように配置する。軒カバー部材5の下面被覆部53は、最も軒側に配置された既存屋根材4の軒側端部の下面を被覆するように配置する。軒カバー部材5の新規水切り片54は、既存屋根1に設けた既存水切り片6の外面である前面(屋外側面)に沿って配置する。軒カバー部材5の立ち上げ部58は、新規下地材2の軒側端面を覆うように配置する。そして、軒カバー部材5のカバー固定部59は新規下地材2の軒側端部の上面に配置し、この位置でビス等の固定具21により新規下地材2に固定する。この時、固定具21は新規下地材2を貫通しないものであり、これにより、固定具21が既存屋根材4に螺入されなくなって、既存屋根材4がアスベストを含む石綿スレート板であっても、アスベスト粉が拡散されないようにすることができる。また、既存屋根1の軒側端部には複数個の軒カバー部材5、5…を軒棟方向と直交する方向(軒と平行な方向であって、軒カバー部材5の幅方向)に沿って配置するが、この時、図4に示すように、軒カバー部材5に他の軒カバー部材5を前側から近づけて隣接する軒カバー部材5、5を互いに接続する。すなわち、隣接する軒カバー部材5を接続するにあたっては、一方の軒カバー部材5の上側被覆部接続片56aと上面被覆部51との隙間に、他方の軒カバー部材5の下側被覆部接続片57aを挿入すると共に、一方の軒カバー部材5の上側固定部接続片56bとカバー固定部59との隙間に、他方の軒カバー部材5の下側固定部接続片57bを挿入するものである。また、一方の軒カバー部材5の切欠部55aに他方の軒カバー部材5の係止部55の側端部を嵌め込む。
この後、軒カバー部材5のカバー固定部59と新規下地材2の全面を覆うようにして、アスファルトルーフィングやゴムアスファルト系シート等の防湿紙42を敷設する。次に、防湿紙42の上に多数枚の新規屋根材3、3…を軒棟方向及びこれに直交する方向に葺く。ここで、各新規屋根材3は、固定片44をビス等の固定具21により新規下地材2に固定するようにして取り付ける。この時、固定具21は新規下地材2を貫通しない。また、軒棟方向に隣接する新規屋根材3、3は、軒側に位置する新規屋根材3の被嵌合部47に、棟側に位置する新規屋根材3の嵌合部46を嵌合することによって、接続する。また、最も軒側に位置する新規屋根材3の嵌合部46は、新規下地材2に取り付けた軒カバー部材5の係止部55に嵌合する。これにより、この新規屋根材3の軒側端部が軒カバー部材5を介して新規屋根材3に固定される。
上記のように形成される本発明の屋根の改修構造は、改修後の新規屋根10の高さが既存屋根1の高さから軒カバー部材5の厚み分(0.4mm+α程度)の変化しかなくてほとんど同じであり、既存の軒樋36の位置の更新や付け替えをしなくても、新規屋根10において雨水を飛び越すこともなく、既存屋根1と同様に排水することができるものである。また、既存屋根1とほとんど同等の外観となって意匠性が向上するものである。
また、新規下地材2は垂木などの構造材30にビスなどの固定具で留め付けて固定することを基本とするので、屋内(天井上)にアスベスト粉を含んだ切り粉が落下しないようにすることができ、安全性を高めることができるものである。また、新規下地材2を構造材30に固定具により固定する際の切り粉は、新規下地材2と既存屋根材4との隙間に排出されて広がるが、この隙間に封入されて新規下地材2の上面には上がらないものであり、アスベスト粉の拡散を防止して安全性を高めることができるものである。さらに、新規屋根材3は新規下地材2に留め付けるために、その固定具は既存屋根材4を貫通しない。従って、新規屋根材3を固定する固定具によっては、屋内(天井上)にアスベスト粉を含んだ切り粉が落下しないようにすることができ、安全性を高めることができるものである。
1 既存屋根
2 新規下地材
3 新規屋根材
4 既存屋根材
5 軒カバー部材
6 既存水切り片
51 上面被覆部
52 端面被覆部
53 下面被覆部
54 新規水切り片
55 係止部
56 上側接続片
57 下側接続片
2 新規下地材
3 新規屋根材
4 既存屋根材
5 軒カバー部材
6 既存水切り片
51 上面被覆部
52 端面被覆部
53 下面被覆部
54 新規水切り片
55 係止部
56 上側接続片
57 下側接続片
Claims (4)
- 既存屋根の上に板状の新規下地材を設け、新規下地材の上に新規屋根材を配設する屋根の改修構造において、既存屋根に設けた既存屋根材の軒側端部に軒カバー部材を配置し、軒カバー部材よりも棟側において新規下地材を設けると共に新規下地材の上に新規屋根材を設けて成ることを特徴とする屋根の改修構造。
- 軒カバー部材は、既存屋根材の軒側端部の上面を被覆する上面被覆部と、既存屋根材の軒側端部の先端面を被覆する端面被覆部と、既存屋根材の軒側端部の下面を被覆する下面被覆部と、既存屋根に設けた既存水切り片の外面に配置される新規水切り片とを具備して成ることを特徴とする請求項1に記載の屋根の改修構造。
- 軒カバー部材は、新規屋根材を係止するための係止部を具備して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根の改修構造。
- 軒カバー部材の軒棟方向と直交する方向の一方の側端部に上側に折り返し屈曲される上側接続片を形成すると共に他方の側端部に下側に折り返し屈曲される下側接続片を形成し、隣接する軒カバー部材の上側接続片と下側接続片とを軒棟方向と直交する方向において重ね合せることによって、複数枚の軒カバー部材を配設して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の屋根の改修構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2005
- 2005-11-15 JP JP2005330571A patent/JP2007138441A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110719 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |