JP2007138429A - 舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スクリュースレッダ上に余剰の合材が滞留して、該スクリュースレッダ上における合材が左右アンバランスになるのを修正して無くすことができるようにする。
【解決手段】左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bが、合材を互いに左右反対方向に送りながら、左右均等に拡げる通常送り態様と、左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bが、合材を舗装幅の同一方向側に各々送り、この送り方向と反対方向側に位置するスクリュースプレッダ部上の溜まり合材を無くしながら前記合材を左右均等に拡げる修正送り態様の、いずれかの態様で、駆動モータ15,16が左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bを駆動するように、該駆動モータ15,16の駆動を制御する制御回路19と、該制御回路19が駆動モータ15,16の態様を択一的に切り換える信号を制御回路19に送る手許スイッチ20a〜20cとを設けた。
【選択図】図2
【解決手段】左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bが、合材を互いに左右反対方向に送りながら、左右均等に拡げる通常送り態様と、左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bが、合材を舗装幅の同一方向側に各々送り、この送り方向と反対方向側に位置するスクリュースプレッダ部上の溜まり合材を無くしながら前記合材を左右均等に拡げる修正送り態様の、いずれかの態様で、駆動モータ15,16が左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bを駆動するように、該駆動モータ15,16の駆動を制御する制御回路19と、該制御回路19が駆動モータ15,16の態様を択一的に切り換える信号を制御回路19に送る手許スイッチ20a〜20cとを設けた。
【選択図】図2
Description
本発明は、舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置に関するものであり、特に、加熱されて供給されるアスファルト混合物等の合材を、路面上に所望の舗装幅で所望の厚さに敷きならすために使用されるアスファルトフィニッシャ等の舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置に関するものである。
一般に、この種のアスファルトフィニッシャは、機体前部に備えられたホッパより機体後方にアスファルト混合物(以下、合材という)を送り出し、機体後部より路面上に落下した合材を、機体後方に配備したスクリュースプレッダによって左右均等に拡げ、この合材をスクリュースプレッダの後方のスクリュード装置によって、所定の幅及び厚さに敷きならすようにしている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1及び特許文献2に記載されるアスファルトフィニッシャは、舗装幅間のスクリュースプレッダが、常に同一方向に回転される構造になっている。
このような構造のアスファルトフィニッシャでは、スクリュースプレッダに合材を送り拡げる際に、スクリュースレッダ上に送り込まれている合材の量が左右の部分でアンバランスになる。このような状況においては、スクリュースプレッダを支持するセンタサポートやサイドサポートの部位に余剰な合材が滞留して温度低下を起こし、この温度低下した合材が骨材の分離や引きずり跡を発生させる。
特開2000−8316号公報。
特開2005−120591号公報。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載されるアスファルトフィニッシャ等、従来の舗装用建設機械では、スクリュースプレッダ上に左右アンバランスの状態で溜まった余剰の合材を簡単に修正する手段が設けられていない。このため、左右アンバランスの状態になったときの修正が困難で、また一旦、機械を停止させて取り除いたりする必要があり、作業性が悪く、さらに合材の温度低下による骨材の分離等の問題が発生する可能性があった。
また、舗装する場所は全てが同じ幅で真っ直ぐになっているとは限らず、所によっては障害物が内側に張り出していたりする場合がある。このような場合には、障害物が張り出している側への合材の供給を減らす必要がある。逆に、道路の交差点等ではコーナ部分が広くなっており、そのような部分には合材を多く供給するというように、左右に供給する合材のコントロールをバランス良く行うことが必要である。しかしながら、従来の建設機械では、左右方向に供給される合材の量を簡単にコントロールできる構造にはなっていなかったために、スクリュースプレッダ上に左右アンバランスの状態で合材が溜まることが多く、上記問題が発生していた。
そこで、スクリュースレッダ上に余剰の合材が滞留して、該スクリュースレッダ上における合材が左右アンバランスになるのを修正して無くすことができるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、供給される合材を、路面上に所望の舗装幅で所望の厚さに敷きならすべき、横一列に並べて配置された右側スクリュースプレッダ部と左側スクリュースプレッダ部とを有し、該各スクリュースプレッダ部の回転方向に応じて、前記合材を前記舗装幅となる左右方向に送り拡げるスクリュースプレッダ装置において、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部を各々独立させて正逆2方向に回転させることが可能なスクリュースプレッダ駆動手段と、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部が、前記合材を互いに左右反対方向に送りながら、左右均等に拡げる通常送り態様と、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部が、前記合材を前記舗装幅の同一方向側に各々送り、この送り方向と反対方向側に位置するスクリュースプレッダ部上の溜まり合材を無くしながら前記合材を左右均等に拡げる修正送り態様の、いずれかの態様で駆動するように、前記スクリュースプレッダ駆動手段を制御する制御手段と、前記制御手段が前記スクリュースプレッダ駆動手段の前記態様を択一的に切り換える信号を前記制御手段に送る手許スイッチとを備えたことを特徴とする舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置を提供する。
この構成によれば、手許スイッチの切り換えにより、スクリュースプレッダによる合材の送りを、通常送り態様と修正送り態様とに切り換えることができる。通常送り態様では、右側スクリュースプレッダ部と左側スクリュースプレッダ部とで、それぞれ合材を左右異なる方向に送り、該合材を左右均等に送り拡げることができる。
一方、修正送り態様では、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部とが、合材を舗装幅の同一方向、すなわち右方向あるいは左方向側にそれぞれ送り、反対方向側の溜まり合材を無くしながら、前記合材を左右均等に拡げる。さらに具体的に述べると、この修正送り態様では、余剰の合材が滞留されていない側のスクリュースプレッダ部の回転方向はそのまま同じ方向を保ち、余剰の合材が滞留している側のスクリュースプレッダ部の回転方向だけを反転させる。これにより、反転された側のスクリュースプレッダ部上に滞留している合材の一部は、このスクリュースプレッダ部と同じ方向に回転している反対側のスクリュースプレッダ部側に送られ、反転された側におけるスクリュースプレッダ部上に乗っている余剰の合材が減る。この操作によりバランス修正が行われ、左右のスクリュースプレッダ部上に配置されている合材のバランスが取られる。また、この修正では、これらスクリュースプレッダ部を支えているサポート部に滞留している余剰の合材等も除かれる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記スイッチを、スクリードの左右両側にそれぞれ設けてなる舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置を提供する。
この構成によれば、スクリードの左または右側にいる作業者(シックネスマン)が、左または右側に設けられている手許スイッチを操作して、スクリュースプレッダ駆動手段を制御することができる。
請求項1記載の発明は、左右のスクリュースプレッダ部上に配置されている合材の滞留量がアンバランスになった際、手許スイッチを操作すると、滞留している側の合材の一部を、滞留していない側のスクリュースプレッダ部側に送りながら、合材を左右均等に拡げ、左右のスクリュースプレッダ部のバランスを簡単に採ることができるので、常に、左右均等にした状態で合材を送り拡げることができ、品質の向上が図れる。また、スクリュースプレッダを支持するセンタサポートやサイドサポートの部位に余剰な合材が滞留した場合でも、その滞留した合材を無くすことができ、滞留により温度低下する合材が無くなる
。これにより、温度低下による合材が骨材の分離を引き起こしたり、あるいは引きずり跡が発生したりするのを確実に抑えることができる。また、装置を停止させずに、処理することができるので、作業性の向上も図れる。
。これにより、温度低下による合材が骨材の分離を引き起こしたり、あるいは引きずり跡が発生したりするのを確実に抑えることができる。また、装置を停止させずに、処理することができるので、作業性の向上も図れる。
請求項2記載の発明は、スクリードの左右いずれの側にいる作業者もスイッチの操作をしてスクリュースプレッダ駆動手段を制御することができるので、請求1記載の発明の効果に加えて、操作性の向上が図れる。
以下、本発明に係る舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置について、好適な実施例をあげて説明する。スクリュースレッダ上に余剰の合材が滞留して、該スクリュースレッダ上における合材が左右アンバランスになるのを修正して無くし、合理的に左右へ供給すること、および、合材量の過不足が原因となって舗装面に合材中の骨材の分離や引き摺り跡が生じないようにするという目的を達成するために、供給される合材を、路面上に所望の舗装幅で所望の厚さに敷きならすべき、横一列に並べて配置された右側スクリュースプレッダ部と左側スクリュースプレッダ部とを有し、該各スクリュースプレッダ部の回転方向に応じて、前記合材を前記舗装幅となる左右方向に送り拡げるスクリュースプレッダ装置において、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部を各々独立させて正逆2方向に回転させることが可能なスクリュースプレッダ駆動手段と、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部が、前記合材を互いに左右反対方向に送りながら、左右均等に拡げる通常送り態様と、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部が、前記合材を前記舗装幅の同一方向側に各々送り、この送り方向と反対方向側に位置するスクリュースプレッダ部上の溜まり合材を無くしながら前記合材を左右均等に拡げる修正送り態様の、いずれかの態様で駆動するように、前記スクリュースプレッダ駆動手段を制御する制御手段と、前記制御手段が前記スクリュースプレッダ駆動手段の前記態様を択一的に切り換える信号を前記制御手段に送る手許スイッチ、とを備えることにより実現した。
図1は舗装用建設機械としてのアスファルトフィニッシャの全体構成を示す概略平面図である。アスファルトフィニッシャ1は、図示しないクローラまたは車輪によって自走するアスファルトフィニッシャ本体2(以下、「フィニッシャ本体2」という)を有し、矢印A方向に進行する。フィニッシャ本体2の進行方向の前側には、アスファルト混合物である合材を収納するホッパ3が設けられている。ホッパ3の底面側にはバーコンベヤ式のコンベアフィーダ装置4が配されている。コンベアフィーダ装置4は、1条式のバーコンベヤで、ホッパ3にある合材を、フィニッシャ本体2の進行方向の後側に搬送する。
フィニッシャ本体2の後側には、コンベアフィーダ装置4によって進行方向の後側に搬送された合材を舗装幅に広げる本発明の要部であるスクリュースプレッダ装置5と、フィニッシャ本体2の移動に伴って合材を所望の厚さに敷きならす主スクリード6及び左右1対の伸縮スクリード7,7とが設けられている。なお、符号S1は運転席であり、符号S2は補助席である。
スクリュースプレッダ装置5は、フィニッシャ本体2の幅と略同じ長さ若しくはそれ以上の長さに調整可能に形成されたスクリュースプレッダ8を有する。スクリュースプレッダ8は、所望の舗装幅を得るべき長さが二分割されて、横一列に並んで配置されてなる左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bとで用意されている。各スクリュースプレッダ部8a,8bは、支軸9と、該支軸9の外周に設けられた螺旋状のスクリュー22とでなる。螺旋状のスクリュー22の旋回方向は、左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bとで丁度逆向きにして形成されている。
したがって、各スクリュースプレッダ部8a,8bの支軸9,9が各々同じ方向に回転されると、左側スクリュースプレッダ部8aでは合材を左側に送り拡げ、右側スクリュースプレッダ部8bでは合材を右側に送り拡げるようになっている。
したがって、各スクリュースプレッダ部8a,8bの支軸9,9が各々同じ方向に回転されると、左側スクリュースプレッダ部8aでは合材を左側に送り拡げ、右側スクリュースプレッダ部8bでは合材を右側に送り拡げるようになっている。
各支軸9は、各端部がフィニッシャ本体2に配されたサポート部10に回転自在にして支持されている。サポート部10は、センタサポート部10aとサイドサポート部10bとからなる。センタサポート部10aはフィニッシャ本体2の幅方向の中央に配され、基端側がフィニッシャ本体2に固定されている。サイドサポート部10bはフィニッシャ本体2の幅方向の両端部に配され、各々一端側がフィニッシャ本体2に固定されている。そして、センタサポート部10aに各支軸9の各々一端部9aが軸受11を介して回転可能に支持され、各サイドサポート10bに各支軸9の各々他端部9bが軸受11を介して回転可能に支持されている。
図2に示すように、センタサポート部10aの内部には、各支軸9の各々一端部9aに一体回転可能に取り付けたスプロケット12が配設されている。また、センタサポート部10aの基端側には、その左右両側において、外側から内側に向かってそれぞれ挿入され、センタサポート部10aの側面に軸受13を介して回転可能に出力軸14を取り付けてなる、左右1対の駆動モータ15,16が配されている。各駆動モータ15,16の各出力軸14は、各々支軸9と平行をなしており、またセンタサポート部10aの内部において、先端部にスプロケット17が回転可能に取り付けられている。各支軸9のスプロケット12と出力軸14のスプロケット17との間は、チェーン等のエンドレス状をした駆動伝達部材18が掛け回され、駆動モータ15,16の回転を支軸9に伝達できるようになっている。
各駆動モータ15,16は、スクリュースプレッダ8を駆動するためのスクリュースプレッダ駆動手段を構成している油圧モータあるいは電動モータであり、正逆2方向に回転可能で、その回転は制御手段としての制御回路19により制御される。また、その制御のための指示は、手許スイッチ20を介して外部から行うことができる。
制御回路19は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、手許スイッチ20の切り換え信号を受けて、駆動モータ15,16を正逆2方向に切り換える。該手許スイッチ20は、後述するように、運転者が操作するだけではなく、作業者(シックネスマン)も操作できるように複数箇所に手許スイッチ20a,20b,20cが設置されている。
図1に示すように、手許スイッチ20aは、運転席S1に座る運転者が操作しやすいように、コントロールパネル30に設けられ、中立位置(N)と右側傾倒位置(R)と左側傾倒位置(L)とに切り換え可能な操作レバー21aを有するトグルスイッチである。通常、操作レバー21aは中立位置(N)に保持され、運転者の操作により、その操作されている間だけ、右側傾倒位置(R)または左側傾倒位置(L)に倒すことができる。なお、手許スイッチ20aは、運転席S1に座るオペレータの操作性を考慮し、運転席S1の左右両側に各々設けられていて、オペレータが右手、左手のいずれでも操作ができるようになっている。
これに対して、手許スイッチ20b,20cは、作業者(シックネスマン)が操作しやすいように主スクリード6あるいは伸縮スクリード7に設けられている。例えば、主スクリード6の右端部に設けた手許スイッチ20bは、スクリードステップ(図示せず)に乗ったが作業者(シックネスマン)がステップの右端にいたときに操作するスイッチで、中立位置(N)と右側傾倒位置(R)と左側傾倒位置(L)とに切り換え可能な操作レバー21bを有するトグルスイッチであり、通常、操作レバー21bは中立位置(N)に保持され、作業
者の操作により、その操作されている間だけ、右側傾倒位置(R)または左側傾倒位置(L)に倒すことができる。
者の操作により、その操作されている間だけ、右側傾倒位置(R)または左側傾倒位置(L)に倒すことができる。
また、主スクリード6の左端部に設けた手許スイッチ20cは、スクリードステップに乗ったが前記作業者がステップの左端にいたときに操作するスイッチで、中立位置(N)と右側傾倒位置(R)と左側傾倒位置(L)とに切り換え可能な操作レバー21cを有するトグルスイッチであり、通常、操作レバー21cは中立位置(N)に保持され、作業者の操作により、その操作されている間だけ、右側傾倒位置(R)または左側傾倒位置(R)に倒すことができる。
このように、主スクリード6の左右両端にそれぞれ手許スイッチ20b,20cを設けてあるので、例えば作業者がスクリードステップの右端にいたときに合材をその反対側(左側)へ送りたい場合や、あるいは、逆に、作業者がスクリードステップの左端にいたときに合材をその反対側(右側)へ送りたい場合の何れの場合でも、作業者がスクリードステップを左右へ移動することなしに、合材の滞留を解消することができる。なお、図示は省略するが、主スクリード6ではなく、伸縮スクリード7の右端および左端に手許スイッチ20b,20cを設けて、作業者が操作できるように形成してもよい。
図3は、手許スイッチ20の操作より、制御回路19が各駆動モータ15,16の駆動を制御する一例を示すフローチャートである。このフローチャートと共にスクリュースプレッダ装置5の動作を説明する。
運転が開始されて運転者及び作業者のいずれもが手許スイッチ20a〜20cを操作していない状態では、操作レバー21a〜21cは中立位置(N)の位置にあり、制御回路19は駆動モータ15,16を共に正方向に駆動させて、スクリュースプレッダ装置5を通常送り態様に設定する。これにより、駆動モータ15,16の回転は、駆動伝達部材18を介して左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bに伝達され、左側スクリュースプレッダ部8aと右側スクリュースプレッダ部8bをそれぞれ正方向に回転させる。したがって、右側スクリュースプレッダ部8aでは合材を右側に送り拡げ、左側スクリュースプレッダ部8bでは合材を左側に送り拡げるように動作し、合材は左右均等に送り拡げられる。
左側スクリュースプレッダ部8a上に、溜まり合材ができ始めたら、運転者が手許スイッチ20aの操作レバー21aを、あるいは作業者が手許スイッチ20bまたは20cの操作レバー21bまたは21cを右側傾倒位置(R)側に倒す。手許スイッチ20a,20b,20cからの信号を受けた制御回路19は、スクリュースプレッダ装置5を通常送り態様から修正送り態様1に切り換え、駆動モータ16の回転は正転のままで、駆動モータ15の回転を反転させる。駆動モータ15が反転すると、左側スクリュースプレッダ部8aも反転する。そして、左側スクリュースプレッダ部8a上に溜まっている余剰の合材を右側スクリュースプレッダ部8b側に送りながら、合材の左右均等送り拡げが行われ、該左側スクリュースプレッダ部8a上に滞留している余剰の合材を減らす。
この操作によりバランス修正が行われ、左右のスクリュースプレッダ部上に配置されている合材のバランスが取られる。また、この修正により、スクリュースプレッダ8を支持しているセンタサポート部10aや左側のサイドサポート部10b等に余剰な合材が滞留した場合にも、装置を停止させることなく、それを除去することができる。また、このようにして、バランス修正を終えたら、運転者または作業者が手許スイッチ20a,20b,20cの操作レバー21a,21b,21cの力を解くと、操作レバー21a,21b,21cが再び中立位置(N)に戻され、通常送り態様に復帰する。
反対に、右側スクリュースプレッダ部8b上に、溜まり合材ができ始めたら、運転者が手許スイッチ20aの操作レバー21aを、あるいは作業者が手許スイッチ20bまたは20cの操作レバー21bまたは21cを左側傾倒位置(L)側に倒す。手許スイッチ20a,20b,20cからの信号を受けた制御回路19は、スクリュースプレッダ装置5を通常送り態様から修正送り態様2に切り換え、駆動モータ15の回転は正転のままで、駆動モータ16の回転を反転させる。駆動モータ16が反転すると右側スクリュースプレッダ部8bも反転する。そして、右側スクリュースプレッダ部8b上に溜まっている余剰の合材を左側スクリュースプレッダ部8a側に送り、合材の左右均等送り拡げが行われ、該右側スクリュースプレッダ部8b上に滞留している余剰の合材を減らす。
この操作によりバランス修正が行われ、左右のスクリュースプレッダ部上に配置されている合材のバランスが取られる。また、この修正により、スクリュースプレッダ8を支持しているセンタサポート部10aや右側のサイドサポート部10b等に余剰な合材が滞留した場合にも、装置を停止させることなく、それを除去することができる。また、このようにして、バランス修正を終えたら、運転者または作業者が手許スイッチ20a,20b,20cの操作レバー21a,21b,21cへの力を解くと、操作レバー21a,21b,21cが再び中立位置(N)に戻され、通常送り態様に復帰する。
また、制御回路19による動作は、電源が切られるまで運転中継続し、電源が切られると停止する。なお、修正送り態様1,2の際における修正側の駆動モータ15,16の回転スピードは、操作レバー21の傾倒量により調整することができるようにしてもよい。
したがって、この実施の形態の構成によるスクリュースプレッダ装置5によれば、左右のスクリュースプレッダ部8a,8b上に配置されている合材の滞留量がアンバランスになった際、手許スイッチ20a〜20cの操作レバー21a〜21cを操作すると、滞留している側の合材を滞留していない側のスクリュースレッダ部側に送りながら合材を左右均等に拡げ、左右のスクリュースプレッダ部8a,8bのバランスを採ることができるので、常に、左右均等にした状態で合材を送り拡げることができ、品質の向上が図れる。また、スクリュースプレッダ8を支持するセンタサポート部10aやサイドサポート部10bの部位に余剰な合材が滞留した場合でも、その滞留した合材を簡単に無くすことができ、滞留により温度低下した合材が無くなる。これにより、温度低下による合材が骨材の分離を引き起こしたり、あるいは引きずり跡が発生したりするのを確実に抑えることができる。また、装置を停止させずに、処理することができるので、作業性の向上も図れる。
なお、本発明は、1条式コンベヤを有する舗装用建設機械構造の場合について説明したが、2条式コンベヤを有する舗装用建設機械構造にも、同様にして適用できるものである。また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
4 コンベアフィーダ装置
5 スクリュースプレッダ装置
8 スクリュースプレッダ
8a 左側スクリュースプレッダ部
8b 右側スクリュースプレッダ部
9 支軸
10 サポート部
10a センタサポート部
10b サイドサポート部
14 駆動モータ(スクリュースプレッダ駆動手段)
14 出力軸
15 駆動モータ
16 駆動モータ
19 制御回路(制御手段)
20,20a〜20c 手許スイッチ
21a〜21c 操作レバー
22 スクリュー
S1 運転席
S2 補助席
5 スクリュースプレッダ装置
8 スクリュースプレッダ
8a 左側スクリュースプレッダ部
8b 右側スクリュースプレッダ部
9 支軸
10 サポート部
10a センタサポート部
10b サイドサポート部
14 駆動モータ(スクリュースプレッダ駆動手段)
14 出力軸
15 駆動モータ
16 駆動モータ
19 制御回路(制御手段)
20,20a〜20c 手許スイッチ
21a〜21c 操作レバー
22 スクリュー
S1 運転席
S2 補助席
Claims (2)
- 供給される合材を、路面上に所望の舗装幅で所望の厚さに敷きならすべき、横一列に並べて配置された右側スクリュースプレッダ部と左側スクリュースプレッダ部とを有し、該各スクリュースプレッダ部の回転方向に応じて、前記合材を前記舗装幅となる左右方向に送り拡げるスクリュースプレッダ装置において、
前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部を各々独立させて正逆2方向に回転させることが可能なスクリュースプレッダ駆動手段と、
前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部が、前記合材を互いに左右反対方向に送りながら、左右均等に拡げる通常送り態様と、前記右側スクリュースプレッダ部と前記左側スクリュースプレッダ部が、前記合材を前記舗装幅の同一方向側に各々送り、この送り方向と反対方向側に位置するスクリュースプレッダ部上の溜まり合材を無くしながら前記合材を左右均等に拡げる修正送り態様の、いずれかの態様で駆動するように、前記スクリュースプレッダ駆動手段を制御する制御手段と、
前記制御手段が前記スクリュースプレッダ駆動手段の前記態様を択一的に切り換える信号を前記制御手段に送る手許スイッチとを備えたことを特徴とする舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置。 - 上記スイッチを、スクリードの左右両側にそれぞれ設けてなる請求項1記載の舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置。
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2005
- 2005-11-15 JP JP2005330279A patent/JP2007138429A/ja active Pending
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