JP3236517B2 - 舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置 - Google Patents

舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ装置

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JP3236517B2 JP27306996A JP27306996A JP3236517B2 JP 3236517 B2 JP3236517 B2 JP 3236517B2 JP 27306996 A JP27306996 A JP 27306996A JP 27306996 A JP27306996 A JP 27306996A JP 3236517 B2 JP3236517 B2 JP 3236517B2
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利一 井上
克治 権守
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルトフィ
ニッシャ等の舗装工事に用いられる舗装用建設機械の技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種舗装用建設機械のなかに
は、例えばアスファルトフィニッシャの如く、バーフィ
ーダから機体後方に送られてきた合材を路盤に左右に撒
き拡げるためのスクリュースプレッダ装置と、該撒き拡
げられた合材を平滑に敷均すためのスクリード装置とを
備えたものがあるが、このものにおいて、スクリード装
置は、路盤の左右幅に対応すべく伸縮可能、あるいは延
長スクリードの着脱ができるようになっている。ところ
で、この様な舗装用建設機械を用いて舗装作業するにあ
たり、路盤の形状等によってスクリード装置を左右何れ
か一方のみ延長させることがあるが、この場合、バーフ
ィーダから送られた合材を、該延長した側に多く供給す
ることが要求される。そこで従来、バーフィーダによる
合材搬送経路にラダーやゲートを設けてスクリュースプ
レッダ装置への合材供給量を左右異ならしめるようにし
たものがあるが、このものは、ラダー部やゲート部で合
材が詰まりやすいうえ、これらの配設スペースをバーフ
ィーダの上方に確保しなければならないため、車高が高
くなってしまう等の問題がある。これに対し、スクリュ
ースプレッダ装置を構成する左右スクリューを別駆動と
し、そして一旦撒き拡げられたスクリード反延長側の合
材を、スクリューの逆回転によりスクリード延長側に移
動させるようにすることが提唱される。しかしながらこ
のものは、前記別駆動としたものでなければ実施できな
いという制限があるうえ、左右スクリューの中間に配さ
れる伝動ケースを横切って合材を移動させなければなら
ないため、合材の送り効率が悪く、動力損失も大きいと
いう問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、バーフィーダ
を左右スクリューに対応して左右二列とし、そして該二
列のバーフィーダの合材搬送速度を異ならしめることで
スクリード延長側に多量の合材を供給できるようにする
ことが提唱される。ところがこのものでは、二列のバー
フィーダが必要であって部品点数が多く構造が複雑にな
って小型の舗装用建設機械に採用することはスペースや
コスト等の点から難しい許りでなく、合材の左右送り量
が異なることにより、ホッパ内での合材消費量が左右偏
ってしまうという問題もあり、ここに本発明が解決しよ
うとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、バーフィーダにより後方に送ら
れてきた合材を左右に撒き拡げるためのスクリュースプ
レッダ装置と、該撒き拡げられた合材を敷均すためのス
クリード装置とを備えてなる舗装用建設機械において、
上記スクリュースプレッダ装置は、その左右方向中間位
置を基準として合材を左右外方に撒き分けるためのスク
リューが左右方向にそれぞれ突出する構成とし、かつ該
スクリュースプレッダ装置を、バーフィーダに対して
右のスクリューが一体して左右移動自在に構成して合材
の左右配分量を調整できるようにした舗装用建設機械に
おけるスクリュースプレッダ装置。 そして、この様に
することにより、スクリュースプレッダ装置を構成する
左右のスクリューが一体となってバーフィーダに対して
左右に移動せしめることで合材の左右配分量を調節でき
ることになって、従来のようにラダーやゲートを設けた
り、スクリューを逆回転させたり、あるいは左右二列の
バーフィーダを設けたりすることなく、スクリード装置
の左右延長に対応した合材の供給を行えることになる。
さらにこのものにおいて、合材の左右配分量の調整を、
スクリード装置の左右延長幅の変化に対応して行うよう
構成することにより、スクリード装置の左右延長幅に対
応する合材の左右配分が自動的になされることになっ
て、作業性が向上するうえ、合材の左右配分量を精度良
くスクリード装置の左右延長幅に対応させることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1はアスファルト
フィニッシャの走行機体であって、該走行機体1は、ア
スファルト合材を受けるべく機体前部に配されるホッパ
2、該ホッパ2で受けたアスファルト合材を機体後方に
送るバーフィーダ3、該バーフィーダ3から送られてき
たアスファルト合材を路盤に左右方向に撒き拡げるスク
リュースプレッダ装置4等の各種部材装置から構成され
ており、さらに走行機体1の後方には、前記路盤に撒き
拡げられたアスファルト合材を締固めて平滑に均すスク
リード装置5が設けられていること等は何れも従来通り
であるが、該スクリード装置5は、本実施の形態におい
ては、左右幅を自在に変えることができる伸縮スクリー
ドが採用されている。
【0006】前記スクリュースプレッダ装置4は、上下
方向を向く伝動ケース6、該伝動ケース6の上部側に配
される左右の油圧モータ7、伝動ケース6の下部側から
左右方向にそれぞれ突出する左右のスクリュー8等の各
部材から構成されるが、該スクリュースプレッダ装置4
は、上記伝動ケース6の上部が、機体フレーム1a側に
固着される支持板9に左右方向移動自在に支持されてい
ることにより、前記バーフィーダ3に対して左右移動自
在に構成されている。
【0007】つまり、前記支持板9には、左右方向を向
く上下のガイド杆9a、9bが一体的に支持されてお
り、該ガイド杆9a、9bに、前記伝動ケース6の上部
に止着された上下のガイドブラケット6a、6bが左右
方向移動自在に嵌合している。さらに、10は油圧シリ
ンダであって、該油圧シリンダ10は、その前後が支持
板9および伝動ケース6に、また上下が上下のガイド杆
9a、9bにそれぞれ挟まれるようにして配されている
が、このものはピストンロッド10aの先端部が伝動ケ
ース6に、またシリンダ筒10bの基端部が機体フレー
ム1a側にそれぞれ連結されている。そして、該油圧シ
リンダ10の伸縮作動に基づき、伝動ケース6が前記ガ
イド杆9a、9bにガイドされる状態で左右方向に移動
する構成となっている。
【0008】一方、前記左右のスクリュー8は、伝動ケ
ース6の下部にそれぞれ左右外方に向けて突出する状態
で回動自在に軸支されるスクリュー軸8a、スクリュー
軸8aの外周面部に取付けられるスクリュー羽根8b等
から形成されるが、該スクリュー羽根8bは、左右のも
のが逆螺子状態となるように取り付けられている。さら
に左右のスクリュー軸8aは、前記左右の油圧モータ7
の出力軸に、伝動ケース6に内装される駆動スプロケッ
ト11、チェン12、従動スプロケット13を介してそ
れぞれ連動連結されている。そして左右のスクリュー8
は、油圧モータ7の駆動に伴うスクリュー軸8aの回転
に基づき、前記バーフィーダ3から送られてきた合材
を、伝動ケース6を基準として左右外方に撒き分けて路
盤に敷き拡げる構成となっている。
【0009】叙述の如く構成されたものにおいて、アス
ファルトフィニッシャ1を用いて路盤を舗装するにあた
り、路盤の形状によっては、スクリード装置5を左右何
れか一方のみ延長させたり、あるいは左右の延長幅を異
ならしめて作業することがある。このような場合、スク
リュースプレッダ装置4をスクリード反延長側(延長幅
が小さい側)に移動せしめることで、バーフィーダ3か
ら送られてきた合材を、スクリード延長側(延長幅が大
きい側)に多く配分して供給することができる。
【0010】つまり、スクリュースプレッダ装置4にお
ける合材の左右の撒き分けは、前述したように伝動ケー
ス6を基準として行われることになるが、該伝動ケース
6をバーフィーダ3の左右中心線Sに対して、例えば図
6(B)に示す如く右側に移動せしめた場合、バーフィ
ーダ3から送られてきた合材は、伝動ケース6の左側に
多く配分され、右側に少なく配分されることになる。従
って、スクリード装置5を左側に延長した場合には、ス
クリュースプレッダ装置4を右側、つまりスクリード反
延長側に移動させることにより、スクリード延長側に多
くの合材を配分できることになる。
【0011】この様に、本発明の実施の形態において
は、スクリュースプレッダ装置4を構成する左右のスク
リュー8をバーフィーダ3に対して左右に一体となつて
移動せしめることで、スクリード装置5の左右延長に対
応した合材の配分を行えることになって、合材を略均一
に敷き拡げることができるものであるが、このものは、
従来のバーフィーダ3の搬送経路中にラダーやゲートを
設けたもののように合材が詰まってしまう惧れもなく、
またスクリューを逆回転させて合材をスクリード延長側
に送るもののように合材の送り効率が悪くて動力損失も
大きいというような不具合もない。さらに、バーフィー
ダを左右二列設けるものと比して、スペースやコストの
点からも有利であり、またホッパ2内での合材消費量が
偏ってしまうことも回避できる。
【0012】しかもこのものにおいて、スクリュースプ
レッダ装置4の左右移動は、油圧シリンダ10の伸縮作
動に基づいて行われることになるが、該油圧シリンダ1
0は、その前後が支持板9および伝動ケース6に、また
上下が上下のガイド杆9a、9bにそれぞれ挟まれるよ
うにして設けられているため、飛散する合材等から油圧
シリンダを有効に保護できるという利点がある。
【0013】尚、本発明は上記実施の形態に限定されな
いことは勿論であって、上記実施の形態においてはスク
リュー軸を左右別々に設けたが、一本のものとしても良
い。この場合、スクリュー軸は伝動ケースを貫通する状
態で左右に延びることになるが、左右のスクリュー羽根
を逆螺子状態で取り付けることにより、一本のスクリュ
ー軸であっても合材を左右に撒き分けることができる。
この場合には、スクリュー軸の駆動源となる油圧モータ
も一つで良いことになる。
【0014】また、スクリュースプレッダ装置の左右移
動量を、スクリード装置の左右延長幅に対応させて調整
するように構成することもできる。この場合、例えばス
クリード装置を左右伸縮移動させるためのスクリード用
油圧シリンダのシリンダ長を長さセンサ等の検出手段に
より検出し、該検出値に基づいてスクリュースプレッダ
装置用油圧シリンダの伸縮量を調節するように構成すれ
ば良く、この様にした場合には、合材の左右配分量がス
クリード装置の左右延長幅に対応して自動的に調節され
ることになって、作業性が向上するうえ、合材の左右配
分量を精度良くスクリード装置の左右延長幅に対応させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルトフィニッシャの平面図である。
【図2】スクリュースプレッダ装置の取付け状態を示す
正面図である。
【図3】スクリュースプレッダ装置の取付け状態を示す
側面図である。
【図4】スクリュースプレッダ装置の一部断面正面図で
ある。
【図5】スクリュースプレッダ装置の一部断面側面図で
ある。
【図6】スクリード装置の左右延長とスクリュースプレ
ッダ装置の左右移動との関係を示す説明図であって、
(A)はスクリード装置を延長していない場合、(B)
はスクリード装置を左側に延長させた場合を示す。
【符号の説明】
3 バーフィーダ 4 スクリュースプレッダ装置 5 スクリード装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーフィーダにより後方に送られてきた
    合材を左右に撒き拡げるためのスクリュースプレッダ装
    置と、該撒き拡げられた合材を敷均すためのスクリード
    装置とを備えてなる舗装用建設機械において、上記スク
    リュースプレッダ装置は、その左右方向中間位置を基準
    として合材を左右外方に撒き分けるためのスクリューが
    左右方向にそれぞれ突出する構成とし、かつ該スクリュ
    ースプレッダ装置を、バーフィーダに対して左右のスク
    リューが一体して左右移動自在に構成して合材の左右配
    分量を調整できるようにした舗装用建設機械におけるス
    クリュースプレッダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、合材の左右配分量の
    調整は、スクリード装置の左右延長幅の変化に対応して
    行われる舗装用建設機械におけるスクリュースプレッダ
    装置。
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