JP5517984B2 - 舗装用建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は舗装用建設機械に関するものであり、特に、ホッパーに供給されるアスファルト合材等の舗装用材料をフィーダー装置にて伸縮スクリュー装置へ搬送し、該伸縮スクリュー装置にて舗装面上に所定の舗装幅で均一に敷き並べた後、スクリード装置にて所定の厚さに敷き均すアスファルトフィニッシャ等の舗装用建設機械に関するものである。
従来、この種の舗装用建設機械として、例えば特許文献1で知られるアスファルトがある。特許文献1で知られるアスファルトフィニッシャを図8に示す。
図8に示すアスファルトフィニッシャ1は、ホッパー2を有する走行車体3と、この走行車体3にレベリングアーム4によって牽引され、舗装用材料であるアスファルト合材を敷き均して舗装面を平滑に仕上げる左右で一対のスクリード装置5とから構成される。また、このスクリード装置5の前方には、アスファルト合材を舗装面に撒き拡げる左右で一対の伸縮スクリュー装置6が設けられている。なお、図中の矢印Dはアスファルトフィニッシャ1の進行方向を示す。
そして、ホッパー2に積まれたアスファルト合材は、走行車体3のほぼ全長に亘って設けられたフィーダー装置(図9及び図10のフィーダー装置7を参照)によって走行車体3の後方へ、伸縮スクリュー装置6まで送られる。伸縮スクリュー装置6は、スクリュー軸の回転によりスクリュー羽根を回転させ、フィーダー装置7より送り込まれたアスファルト合材を後方のスクリード装置5の前部全幅に亘って均一に撒き拡げる。そのスクリード装置5は、伸縮スクリュー装置6によって舗装面に撒き拡げられたアスファルト合材を敷き均して舗装面を平滑に仕上げる。
前記スクリード装置5及び前記伸縮スクリュー装置6の構成を、図9及び図10に前記フィーダー装置7と共に示す。
図9及び図10において、前記スクリード装置5は、走行車体3の左右幅方向に移動する主スクリード5a,5aと、該主スクリード5a,5aの左右方向外側端部にそれぞれ脱着可能に取り付けられる延長スクリード5b,5b及び型枠スライダー5c,5cを備えて構成されている。
前記伸縮スクリュー装置6は、主スクリュー6a,6aと、該主スクリュー6a,6aに対して左右方向走行車体3の左右幅方向に移動して伸長可能な伸長スクリュー6b,6bと、該伸長スクリュー6b,6bの左右方向外側端部にそれぞれ軸心を一致させて連結ボルト(図示せず)で脱着可能に取り付けられる延長スクリュー6c,6cと、主スクリュー6a,6aを駆動する主スクリュー6a,6aの左右方向内側端部にそれぞれ取り付けられた主スクリュー用駆動機8aと、伸長スクリュー6b,6bの内側端部にそれぞれ取り付けられ、前記伸長スクリュー6b,6b及び延長スクリュー6c,6cを駆動する伸長スクリュー用駆動機8b,8bと、を備えて構成されている。なお、主スクリュー6a,6aと伸長スクリュー6b,6b及び延長スクリュー6c,6cの、各スクリュー軸外周面には、各スクリュー6a,6a,6b,6b,6c,6cが回転するとき、アスファルト合材を走行車体3の左右幅方向に掻き拡げるためのスクリュー羽根6dが各々設けられている。
また、このように構成された従来のアスファルトフィニッシャ1では、フィーダー装置7のアスファルト合材排出部分の位置が、主スクリュー6a,6aのスクリュー羽根6d,
6dと伸長スクリュー6b,6bのスクリュー羽根6d,6dのほぼ中央位置に設定されている。
そして、この従来のアスファルトフィニッシャ1において、舗装幅に応じてスクリード装置5の敷き均し幅を伸縮する場合は、主スクリード5a,5aを型枠スライダー5c,5cと共にそれぞれ左右に適宜移動させる、あるいは主スクリード5a,5aと型枠スライダー5c,5cの間に延長スクリード5b,5bをそれぞれ取り付け、これらを一体に左右に適宜移動させるとともに、伸縮スクリュー装置6の撒き幅も伸縮させる。
その伸縮スクリュー装置6の伸長、及び、スクリード装置5の伸長は、それぞれ延長スクリュー6c,6cと延長スクリード5b,5bを装着していないときには図9に示すように伸長され、延長スクリュー6c,6cと延長スクリード5b,5b及び型枠スライダー5c,5cを装着しているときには図10に示すようにして伸長される。なお、図9は、左半分側が伸長スクリュー6b及び主スクリード5aを幅方向外側に移動して伸長され、右半分側は伸長スクリュー6b及び主スクリード5aを伸長させていない状態を示している。また、図10は、左右の伸長スクリュー6b,6bと延長スクリュー6c,6c、及び、左右の主スクリード5aと延長スクリード5bと型枠スライダー5cが、それぞれ幅方向外側に移動されて伸長した状態を示している。
したがって、この従来のアスファルトフィニッシャ1において、フィーダー装置7にてアスファルト合材が走行車体3の後方へ送られると、その送られて来たアスファルト合材は主スクリュー6a,6aのスクリュー羽根6d,6dと伸長スクリュー6b,6bのスクリュー羽根6d,6dのほぼ中央位置に落下され、これが主スクリュー6a,6aのスクリュー羽根6d,6dと伸長スクリュー6b,6bのスクリュー羽根6d,6d(及び、各延長スクリュー6c,6cのスクリュー羽根6d,6d)にてスクリード装置5の前部全幅に掻き拡げられる。図9及び図10中に黒塗りで示す矢印Bは、フィーダー装置7のアスファルト合材排出部分から伸縮スクリュー装置6上に排出されたアスファルト合材が、スクリード装置5の前部全幅に掻き拡げられて行く流れを示している。
また、このように伸縮スクリュー装置6を舗装幅に応じて伸長させることで、幅の広い舗装面においても端部にまでアスファルト合材が撒き拡げられ、全幅に亘って敷き均しが可能となる。なお、このアスファルトフィニッシャ1において、伸長スクリュー6b,6bと延長スクリュー6c,6cとでなる伸長幅は最大、図10にそれぞれ符号S1,S2で示す範囲まで伸長できるようになっている。
特開2001−279611号公報。
しかしながら、特許文献1図8乃至図10に示す上記従来のアスファルトフィニッシャ1においては、フィーダー装置7のアスファルト合材排出部分の位置が、主スクリュー6a,6aのスクリュー羽根6d,6dと伸長スクリュー6b,6bのスクリュー羽根6d,6dのほぼ中央位置に設定されている。このため、フィーダー装置7のアスファルト合材排出部分から排出されたアスファルト合材が、伸縮スクリュー装置6のスクリュー羽根6d,6dに触れにくく、掻き出し効率が悪いという問題点があった。これは、伸長スクリュー6bを外側に向かって延ばすと、伸長スクリュー6b,6bと主スクリュー6a,6aとの重なり長さが少なくなるので、さらにアスファルト合材が伸縮スクリュー装置6のスクリュー羽根6d,6dに触れにくくなるという問題点があった。この掻き出し効率の低下は、舗装面にまだらな模様を作るなど、舗装面の仕上がりに悪い影響を与えて粗悪にする問題点があった。そこで、従来、この掻き出し効率の低下を補うのに、フィーダー装置7からアスファルト合材の供給量を増やす操作を行うようにしている。しかし、この操作では、滞留するアスファルト合材量が増加し、これに伴ってスクリード装置5の前部の抵抗が増すことになる。このため、走行車体は大きな牽引力を必要とすることになり、これは走行車体の燃費を悪くするという問題点があった。
また、伸長スクリュー用駆動機8bの位置が、伸長スクリュー6bの内側端部、すなわちアスファルト合材を搬送する経路上に位置して設けられているので、アスファルト合材が主スクリュー6a,6aから伸長スクリュー6b,6b側に乗り継ぐ際に、そのスムーズな流れが阻害され、主スクリュー6a,6aから伸長スクリュー6b,6bへのアスファルト合材の乗り継ぎが良くないという問題点があった。これは、特に、伸長スクリュー用駆動機8b,8b付近の搬送効率を著しく低下させ舗装面の仕上がりに悪い影響を与えて粗悪にする問題点があった。そして、この場合もアスファルト合材の乗り継ぎ不良による掻き出し効率の低下を補うために、フィーダー装置7からアスファルト合材の供給量を増やす操作を行うようにすると、滞留するアスファルト合材量が増加し、これに伴ってスクリード装置5の前部の抵抗が増すことになる。このため、走行車体は大きな牽引力を必要とすることになって走行車体の燃費を悪くするという問題点があった。
そこで、伸縮スクリュー装置上でのアスファルト合材等の舗装用材料の搬送効率を向上させて、舗装用材料を端部まで均一に掻き出せるようにして舗装面の仕上がり品質を向上させるとともに、走行車体によるスクリード装置の牽引力を低下させて省エネルギー化に寄与する舗装用建設機械を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ホッパーを有する走行車体と、前記ホッパー内の舗装用材料を後方に向かって搬送するフィーダー装置と、該フィーダー装置にて送られて来る前記舗装用材料を前記走行車体の幅方向にそれぞれ掻き拡げるスクリュー羽根を有する左右で一対の伸縮スクリュー装置と、を備える舗装用建設機械において、前記フィーダー装置から排出される前記舗装用材料の落下位置を、前記伸縮スクリュー装置の前記スクリュー羽根のほぼ真上に配置してなり、前伸縮スクリュー装置は、主スクリューと、該主スクリューに対して左右方向に移動して伸長可能な伸長スクリューと、前記主スクリューを駆動する主スクリュー用駆動機と、前記伸長スクリューを駆動する伸長スクリュー用駆動機とを備えるとともに、前記主スクリュー用駆動機と前記伸長スクリュー用駆動機を共に前記各スクリューの外側端部に配設してなる舗装用建設機械を提供する。
この構成によれば、舗装用材料を落下させるフィーダー装置の排出部分は、伸縮スクリュー装置におけるスクリュー羽根のほぼ真上に配置しているので、舗装材料が地面に落下する前にスクリュー羽根で舗装材料を確実に受け、この舗装材をスクリュー羽根の回転により外側端部に向けて切れ目無くスムーズに搬送し、外側端部までほぼ均一に撒き拡げることができる。これにより、スクリュー羽根による搬送効率が改善されて、舗装用材料を端部まで均一に掻き出すことが可能になる。
この構成によれば、主スクリュー用駆動機と伸長スクリュー用駆動機が、各スクリューの外側端部に配設されることで、舗装用材料がフィーダー装置の排出部分から伸縮スクリュー装置の端部まで流れる経路中における大きな障害部を無くすことができる。これにより、スクリュー間での舗装用材料の乗り継ぎが良くなり、スクリュー羽根による搬送効率がさらに改善されて、舗装用材料を端部までさらに均一に撒き拡げることができる。また、主スクリュー用駆動機と伸長スクリュー用駆動機を各スクリューの外側端部に配設することで、各スクリュー用駆動機の点検整備を外側端部で行うことができ、各スクリューにおけるスクリュー羽根のメンテナンスも容易になる。
請求項記載の発明は、請求項記載の構成において、記伸縮スクリュー装置は、前記伸長スクリューの内側端部に着脱可能に取り付けられる延長スクリューを備える舗装用建設機械を提供する。
この構成によれば、伸長スクリューの内側端部に延長スクリューを脱着可能に取り付けできるようにして、延長スクリューを装着した場合でも、フィーダー装置の排出部分から延長スクリューの端部までの間における大きな障害部を無くすことができる。これにより、スクリュー羽根間での舗装用材料の乗り継ぎが良くなり、乗り継ぎ後の舗装用材を伸長スクリューの外側端部まで切れ目無く均一に掻き出すことができる。
請求項1記載の発明は、舗装材料が地面に落下する前にスクリュー羽根で舗装材料を確実に受けてスクリューの外側端部まで切れ目無く撒き拡げるようにして、伸縮スクリュー装置上におけるアスファルト合材等の舗装用材料の搬送効率が改善させることができるので、作業効率が向上する効果が期待できる。また、舗装用材料をフィーダー装置の排出部分から延長スクリューの外側端部まで切れ目無く均一に撒き拡げることができるので、舗装面の仕上がり品質が向上する効果が期待できる。さらに、スクリード装置の前に過剰に滞留するアスファルト合材量が減少するので、走行車体によるスクリード装置の牽引力の低下を可能にする。これにより、走行車体の燃費を改善し、省エネルギー化に寄与する効果が期待できる。
請求項記載の発明は、舗装用フィーダー装置の排出部分から伸縮スクリュー装置の端部まで流れる経路中における大きな障害部を無くし、スクリュー間での舗装用材料の乗り継ぎをスムーズに行わせることができるので、前記の効果に加えて、スクリュー羽根による搬送効率をさらに良くすることができる。また、主スクリュー用駆動機と伸長スクリュー用駆動機をそれぞれ各スクリューの外側端部に配設することにより、各スクリュー用駆動機の点検整備や交換作業を外側端部で行うことができるので、メンテナンス性が向上する。
請求項記載の発明は、延長スクリューを装着した場合でも、フィーダー装置の排出部分から延長スクリューの端部までの間における大きな障害部を無くすことができるので、請求項記載の効果に加えて、スクリュー羽根による搬送効率を更に良くし、また、前記伸長スクリューの内側端部への舗装用材料の乗り継ぎが良くなり、乗り継ぎ後の舗装用材を伸長スクリューの外側端部まで切れ目無く均一に掻き出すことができる。
本発明の一実施形態による舗装用建設機械として示すアスファルトフィニッシャの側面図。 図1の矢印A方向より見た同上アスファルトフィニッシャの概略構成図。 同上アスファルトフィニッシャの伸縮スクリュー装置を説明する図。 同上アスファルトフィニッシャにおいて伸縮スクリュー装置及びスクリード装置の幅を、延長スクリュー及び延長用スクリードを使用しないで伸長する場合を説明する図。 同上アスファルトフィニッシャにおいて伸縮スクリュー装置及びスクリード装置の幅を、延長スクリュー及び延長用スクリードを使用して伸長する場合を説明する図。 同上アスファルトフィニッシャにおいて延長スクリュー及び延長用スクリードを使用しないで伸長する場合における舗装用材料の流れを説明する図。 同上アスファルトフィニッシャにおいて延長スクリュー及び延長用スクリードを使用して伸長する場合における舗装材料の流れを説明する図。 従来の舗装用建設機械として示すアスファルトフィニッシャの側面図。 従来のアスファルトフィニッシャにおいて伸縮スクリュー装置及びスクリード装置の幅を、延長スクリュー及び延長用スクリードを使用しないで伸長する場合を説明する図。 従来のアスファルトフィニッシャにおいて伸縮スクリュー装置及びスクリード装置の幅を、延長スクリュー及び延長用スクリードを使用して伸長する場合を説明する図。
本発明は、伸縮スクリュー装置上でのアスファルト合材等の舗装用材料の搬送効率を向上させて、舗装用材料を端部まで均一に掻き出せるようにして舗装面の仕上がり品質を向上させるとともに、走行車体によるスクリード装置の牽引力を低下させて省エネルギー化に寄与する舗装用建設機械を提供するという目的を達成するために、ホッパーを有する走行車体と、前記ホッパー内の舗装用材料を前方に向かって搬送するフィーダー装置と、該フィーダー装置にて送られて来る前記舗装用材料を前記走行車体の幅方向にそれぞれ掻き拡げるスクリュー羽根を有する左右で一対の伸縮スクリュー装置と、を備える舗装用建設機械において、前記フィーダー装置から排出される前記舗装用材料の落下位置を、前記伸縮スクリュー装置の前記スクリュー羽根のほぼ真上に配置したことにより実現した。
以下、本発明の実施形態による舗装用建設機械をアスファルトフィニッシャに適用した場合を例に挙げ、図1乃至図6を参照しながら好適な実施例について詳細に説明する。
図1は本発明を適用したアスファルトフィニッシャ11を示す側面図で、図2は図1の矢印A方向より見た同上アスファルトフィニッシャの概略構成図である。
同図において、該アスファルトフィニッシャ11は、ホッパー2を有する走行車体13と、この走行車体13にレベリングアーム14によって牽引され、舗装用材料であるアスファルト合材を敷き均して舗装面を平滑に仕上げる左右で一対のスクリード装置15とから構成される。また、このスクリード装置15の前方には、図2に示すように、アスファルト合材を舗装面に撒き拡げる左右で一対の伸縮スクリュー装置16,16が設けられている。なお、図1中の矢印Dはアスファルトフィニッシャ11の進行方向を示す。
そして、ホッパー12に積まれたアスファルト合材は、走行車体13のほぼ全長に亘って設けられたフィーダー装置17(図3乃至図7参照)によって走行車体13の後方へ、伸縮スクリュー装置16まで送られる。伸縮スクリュー装置16は、スクリュー軸の回転によりスクリュー羽根を回転させ、フィーダー装置17より送り込まれたアスファルト合材を後方のスクリード装置15の前部全幅に亘って均一に撒き拡げる。スクリード装置15は、伸縮スクリュー装置16によって舗装面に撒き拡げられたアスファルト合材を敷き均して舗装面を平滑に仕上げる。
図3乃至図5に、前記スクリード装置15及び前記伸縮スクリュー装置16の構成を前記フィーダー装置17と共に示す。
図3乃至図5において、前記スクリード装置15は、走行車体3の左右幅方向に移動する主スクリード15a,15aと、必要に応じて該主スクリード15a,15aの左右外側端部にそれぞれ脱着可能に取り付けられる延長スクリード15b,15b及び型枠スライダー15c,15cを備えて構成されている。
前記伸縮スクリュー装置16は、主スクリュー16a,16aと、該主スクリュー16a,16aに対して左右方向に移動して伸長可能な伸長スクリュー16b,16bと、必要に応じて該伸長スクリュー16b,16bの内側端部にそれぞれ軸心を一致させて連結ボルト(図示せず)で脱着可能に取り付けられる延長スクリュー16c,16cと、主スクリュー16a,16aの外側端部にそれぞれ取り付けられた、主スクリュー16a,16aを駆動するための主スクリュー用駆動機18a,18aと、伸長スクリューの外側端部にそれぞれ取り付けられた、前記伸長スクリュー16b,16b及び延長スクリュー16c,16cを駆動するための伸長スクリュー用駆動機18bと、を備えて構成されている。なお、主スクリュー16a,16aと伸長スクリュー16b,16bと延長スクリュー16c,16cの各スクリュー軸外周面には、各スクリュー16a,16a,16b,16b,16c,16cが回転するときに、アスファルト合材を走行車体13の左右幅方向に撒き拡げるためのスクリュー羽根16dが各々設けられている。
さらに詳述すると、前記主スクリュー16a,16aは、伸縮スクリュー装置16のハウジング19から後方に向かって延びている左右で一対のサポート部材20,20により、左右両端部が回転可能に支持されている。そして、主スクリュー用駆動機18a,18aは、それぞれ各主スクリュー16a,16aの外側端部に取り付けられており、該主スクリュー用駆動機18a,18aの駆動で各主スクリュー16a,16aの回転を行わせるようになっている。また、各主スクリュー用駆動機18a,18aの駆動・停止等の制御は、図示しない運転席に設けられる操作スイッチ及び作業者が操作可能な手許スイッチにより行われる。
前記伸長スクリュー16b,16bは、図2に示すように外側一端側がそれぞれ、サポート部材21,21と伸縮ガイド部材22を介してハウジング19に取り付けられている。その各伸縮ガイド部材22,22は、第1の伸縮ガイド部材22aと、第2の伸縮ガイド部材22bと、第1の伸縮ガイド部材22aを左右方向に移動させる第1のシリンダー22cと、第2の伸縮ガイド部材22bを左右方向に移動させる第2シリンダー22dを有してなる。そして、上記操作スイッチ及び手許スイッチの操作により、第1のシリンダー22cと第2のシリンダー22dの伸縮を各々制御すると、第1の伸縮ガイド部材22aと第2の伸縮ガイド部材22bをそれぞれ左右方向に移動させることができ、この移動によりサポート部材21の左右方向の移動も行われるようになっている。
また、伸長スクリュー16b,16bは、サポート部材21,21の内側面に、
それぞれ伸長スクリュー用駆動機18b,18bを介して左右方向内側に延出する状態にして取り付けられ、また主スクリュー16a,16aの後側で、かつ該主スクリュー16a,16aとほぼ平行な状態にして配置されている。そして、これら伸長スクリュー16b,16bは、前記サポート部材21,21の移動により該サポート部材21,21と一体に左右方向に移動することができる。また、伸長スクリュー用駆動機18b,18bが駆動することにより各伸長スクリュー16b,16bの回転が行われ、各伸長スクリュー16b,16bのスクリュー羽根16d,16dにより、アスファルト合材を走行車体13の左右幅方向に掻き拡げることができるようになっている。また、各伸長スクリュー用駆動機18b,18bの駆動・停止等の制御は、上記操作スイッチ及び手許スイッチにより行われる。
前記延長スクリュー16c,16cは、該延長スクリュー16c,16cを必要とするときに、伸長スクリュー16b,16bの左右方向内側端部にそれぞれ軸心を一致させ、かつ連結ボルト(図示せず)で脱着可能に取り付けられて使用されるものであり、伸長スクリュー16b,16bと一体に回転及び左右方向に移動するようになっている。
また、本実施例のアスファルトフィニッシャ11では、フィーダー装置17のアスファルト合材排出部分の位置が、主スクリュー16a,16aのスクリュー羽根6d,6dのほぼ真上に位置するようにして設けられている。そして、フィーダー装置17のアスファルト合材排出部分から排出されるアスファルト合材が、主スクリュー16a,16aのスクリュー羽根16d,16dのほぼ中央位置に落下し、該アスファルト合材が地面に落下する前に、該主スクリュー16a,16aのスクリュー羽根16d,16dで受けることができるように設定している。
次に、図1乃至図5に示した本実施例におけるアスファルトフィニッシャ11の動作を、フィーダー装置17のアスファルト合材排出部分から排出されるアスファルト合材の流れを示した図6及び図7と共に説明する。
まず、舗装幅に応じてスクリード装置15の敷き均し幅を伸縮する場合は、主スクリード15a,15aをそれぞれ、型枠スライダー15c,15cと共に左右に適宜移動させる、あるいは主スクリード15a,15aと型枠スライダー15c,15cの間にそれぞれ、延長スクリード15b,15bを取り付け、これらを一体に左右に適宜移動させるとともに、伸縮スクリュー装置16の撒き幅も伸縮させる。
本実施例での伸縮スクリュー装置16の撒き幅の伸縮は、伸縮スクリュー装置16の伸縮ガイド部材22における第1のシリンダー22c,22c及び第2のシリンダー22d,22dの伸縮量を制御し、第1の伸縮ガイド部材22a,第2の伸縮ガイド部材22bにおけるスライド位置の調整を行い、サポート部材21,21の移動位置の決定、すなわち伸長スクリュー16b,16bと一体に移動するサポート部材21,21の移動位置を決定して行う。
図4及び図6は、左半分側が伸長スクリュー16b及び主スクリード15aを幅方向外側に移動して伸長させ、右半分側が伸長スクリュー16b及び主スクリード15aを伸長させていない状態を示している。また、図5及び図7は左右の伸長スクリュー16b,16bと延長スクリュー16c,16c、及び、左右の主スクリード15aと延長スクリード15bと型枠スライダー15cがそれぞれ幅方向外側に移動して伸長した状態を示している。
そして、本実施例のアスファルトフィニッシャ11では、フィーダー装置17により、アスファルト合材が走行車体13の後方へ送られると、該フィーダー装置17から吐き出されたアスファルト合材は、主スクリュー16a,16aのスクリュー羽根16d,16dのほぼ中央位置に落下される。また、主スクリュー16a,16aのスクリュー羽根16d,16dで受けられたアスファルト合材は、回転している主スクリュー16a,16aのスクリュー羽根16d,16dから該主スクリュー16a,16aと共に回転している伸長スクリュー16b,16bのスクリュー羽根16d,16d(及び、伸長スクリュー16b,16bと一体に回転している各延長スクリュー16c,16cのスクリュー羽根16d,16d)側にスムーズに乗り継がれ、主スクリュー16a,16aから伸長スクリュー16b,16bの外側端部まで切れ目無く送られてスクリード装置15の前部全幅に亘って撒き拡げられる。図6及び図7中に黒塗りで示す矢印Bは、フィーダー装置17のアスファルト合材排出部分から伸縮スクリュー装置16上に排出されたアスファルト合材が、スクリード装置15の前部全幅に掻き拡げられて行く流れを示している。
また、このように伸縮スクリュー装置16を舗装幅に応じて伸長させることで、幅の広い舗装面においても外側端部にまで均一にアスファルト合材が撒き拡げられ、全幅に亘ってまだらのない敷き均しが可能となる。なお、このアスファルトフィニッシャ11において、伸長スクリュー16b,16bと延長スクリュー16c,16cとでなる伸長幅は最大、図7にそれぞれ符号S1,S2で示す範囲まで伸長できるようになっている。
したがって、本実施例のアスファルトフィニッシャ11によれば、アスファルト合材を排出するフィーダー装置17の排出部分を、伸縮スクリュー装置16の伸長スクリュー16b,16bにおけるスクリュー羽根16d,16dのほぼ真上に配置しているので、アスファルト合材が地面に落下する前に該アスファルト合材をスクリュー羽根16dで確実に受け、このアスファルト合材をスクリュー羽根16d,16dの回転により各スクリューの外側端部に向けて切れ目無くスムーズに搬送し、外側端部までほぼ均一に撒き拡げることができる。
これにより、スクリュー羽根16dによる搬送効率を良くして、アスファルト合材を端部まで均一に掻き出すことができることになり、伸縮スクリュー装置16上におけるアスファルト合材の搬送効率が向上する。また、アスファルト合材をフィーダー装置16の排出部分から延長スクリュー16cの端部までの間に亘って均一に掻き出すことができるので、舗装面の仕上がり品質が向上する。さらに、主スクリュー16aから伸長スクリュー16bの内側端部へのアスファルト合材の乗り継ぎが良くなり、乗り継ぎ後のアスファルト合材を伸長スクリュー16bの外側端部まで切れ目無くほぼ均一に掻き出すことができる。また、さらに、スクリード装置15の前に過剰に滞留するアスファルト合材量が減少するので、走行車体によるスクリード装置15の牽引力の低下を可能にして、走行車体13の燃費を改善し、省エネルギー化に寄与できる。
また、主スクリュー用駆動機18aと伸長スクリュー用駆動機18bが、それぞれ主スクリュー16a及び伸長スクリュー16bの外側端部に配設されることで、アスファルト合材がフィーダー装置17の排出部分から伸縮スクリュー装置16の端部まで流れる経路内における大きな障害部を無くすことができるので、主スクリュー16aから伸長スクリュー16bへのアスファルト合材の乗り継ぎが良くなり、アスファルト合材を端部までさらに均一に切れ目無くほぼ均一に掻き出すことができる。また、主スクリュー用駆動機18aと伸長スクリュー用駆動機18bを各スクリュー16a,16bの外側端部に配設することで、各スクリュー用駆動機18a,18bの点検整備を外側端部で行うことができ、各スクリュー16a,16bにおけるスクリュー羽根16d,16dのメンテナンスも容易になる。
さらに、伸長スクリュー16bの内側端部に延長スクリュー16cを脱着可能に取り付けできるようにしているので、延長スクリュー16cを装着した場合でも、フィーダー装置17の排出部分から延長スクリュー16cの端部までの間における大きな障害部を無くすことができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明は、アスファルトファニッシャ以外の舗装用建設機械全般に応用できる。
B アスファルト合材の流れ
11 アスファルトフィニッシャ
12 ホッパー
13 走行車体
14 レベリングアーム
15 スクリード装置
15a 主スクリード
15b 延長スクリード
15c 型枠スライダー
16 伸縮スクリュー装置
16a 主スクリュー
16b 伸長スクリュー
16c 延長スクリュー
16d スクリュー羽根
17 フィーダー装置
18a 主スクリュー用駆動機
18b 伸長スクリュー用駆動機
19 ハウジング
20 サポート部材
21 サポート部材
22 伸縮ガイド部材
22a 第1の伸縮ガイド部材
22b 第2の伸縮ガイド部材
22c 第1のシリンダー
22d 第2のシリンダー

Claims (2)

  1. ホッパーを有する走行車体と、前記ホッパー内の舗装用材料を後方に向かって搬送するフィーダー装置と、該フィーダー装置にて送られて来る前記舗装用材料を前記走行車体の幅方向にそれぞれ掻き拡げるスクリュー羽根を有する左右で一対の伸縮スクリュー装置と、を備える舗装用建設機械において、
    前記フィーダー装置から排出される前記舗装用材料の落下位置を、前記伸縮スクリュー装置の前記スクリュー羽根のほぼ真上に配置してなり、
    記伸縮スクリュー装置は、主スクリューと、該主スクリューに対して左右方向に移動して伸長可能な伸長スクリューと、前記主スクリューを駆動する主スクリュー用駆動機と、前記伸長スクリューを駆動する伸長スクリュー用駆動機とを備えるとともに、前記主スクリュー用駆動機と前記伸長スクリュー用駆動機を共に前記各スクリューの外側端部に配設してなることを特徴とする舗装用建設機械。
  2. 記伸縮スクリュー装置は、前記伸長スクリューの内側端部に着脱可能に取り付けられる延長スクリューを備えることを特徴とする請求項1記載の舗装用建設機械。
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