JP2970868B1 - アスファルトフィニッシャ - Google Patents

アスファルトフィニッシャ

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JP2970868B1
JP2970868B1 JP22026598A JP22026598A JP2970868B1 JP 2970868 B1 JP2970868 B1 JP 2970868B1 JP 22026598 A JP22026598 A JP 22026598A JP 22026598 A JP22026598 A JP 22026598A JP 2970868 B1 JP2970868 B1 JP 2970868B1
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screw
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代 民 治 田
本 克 美 塚
鍋 正 広 真
川 光 男 福
口 達 也 山
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Kajima Corp
Kajima Road Co Ltd
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Kajima Corp
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Abstract

【要約】 【課題】 搬送中のアスファルト合材のこぼれ落ちを防
止し、また任意の形状例えば三角形状の舗装ができるア
スファルトフィニッシャを提供すること。 【解決手段】 アスファルト合材を搬送するのにスクリ
ューフイーダを用い、また敷き均すために個別に開閉で
きる複数のゲートを設け、ゲートの開閉により帯状や三
角形状の舗装を行うようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合材ホッパからア
スファルト合材を搬送手段を介して巾方向に延びる横方
向スクリューに送り、そして巾方向に合材を送って敷き
均しするアスファルトフィニッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明をよく理解するために、まず図1
0を参照して従来のアスファルトフィニッシャについて
説明する。
【0003】図10において全体を符号Fで示すアスフ
ァルトフィニッシャは車輪1上に支持された本体2を備
え、その本体2に運転室3が設けられ、またアスファル
ト合材4を貯蔵するホッパ5を備えている。ホッパ5内
の合材4は移送手段例えばバーフィーダ6によって送ら
れるが、その供給量は図示しない油圧シリンダによって
上下動できるゲート7で調整できるようになっている。
このバーフィーダ6で送られた合材4は横方向に延びる
スクリュー9の中央部の路面上に供給され、そしてスク
リュー9によって横方向に(矢印Xで示す走行方向と直
角な方向)拡げられ、スクリード10によって敷き均さ
れて敷き均し面11が形成される。なおスクリード10
はレベリングアーム12により上下動し、もって敷き均
し面11の高さを調整できるようになっている。そして
スクリード10にはタンパ13およびバイブレータ14
が設けられている。
【0004】かかる公知のアスファルトフィニッシャで
は、バーフィーダ6のように回転運動装置を用いている
ので、バーフィーダの戻り側すなわち下側に付着した合
材4が直接路面にこぼれ落ち、路面と敷き均された合材
との接着を阻害する。
【0005】また、アスファルトフィニッシャは帯状に
舗装するものであるから、三角形状の舗装を行うことは
できない。しかしながら例えば図11に示すような貯水
池やダムの法面Rの遮水用アスファルトフエーシングの
曲面部の舗装工事を行う場合、帯状の符号a、b、c、
d、e、f、gで示す敷均し工事を行うと、符号h、
i、j、kで示す三角形状の部分が残らざるを得ない。
そのために従来はこの三角形状の部分を人力により作業
をしていたので能率が悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の主
目的は、合材の敷き均し巾を変化でき、もって三角形状
の部分も施工できるアスファルトフィニッシャを提供す
るにある。
【0007】本発明の別の目的は合材をホッパからスク
リューに搬送する際に、こぼれ落ちるこのとないアスフ
ァルトフィニッシャを提供するにある。
【0008】本発明の他の目的は、任意の2條の敷き均
し面を形成でき、もって轍のできた部分のみを補修でき
るアスファルトフィニッシャを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、合材ホ
ッパからアスファルト合材を搬送手段を介して巾方向に
延びる横方向スクリューに送り、そして巾方向に合材を
送って敷き均しするアスファルトフィニッシャにおい
て、合材ホッパから横方向スクリューにアスファルト合
材を送る搬送手段が一対のスクリューコンベアで構成さ
れ、それらのスクリューコンベアのケーシングはその上
方が合材ホッパ内に開口部を有し、そして横方向スクリ
ューの上方で下面に開口部を有しており、前記横方向ス
クリューはケース内に収納されており、前記ケースの巾
方向に複数のゲート装置を設け、それらのゲート装置は
横方向スクリューからアスファルト合材を供給するため
に独立して開閉可能な複数のゲートを有している。
【0010】したがって、合材はケーシングがあるから
路面にこぼれ落ちることがなく、路面を敷き均された合
材の接着を阻害することがない。
【0011】そして、ゲートの開閉により任意の位置に
アスファルト合材を供給でき、三角形状の部分も容易に
舗装できる。
【0012】それ故に例えば貯水池やダムの遮水舗装等
の三角形状の部分も好適に作業をすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。図1、図2および図3において車輪1に
支持された本体2には運転席3とホッパ5が設けられて
いる点は従来例と同様である。そして矢印Xが走行方向
である。
【0014】図示の実施例において、一対のスクリュー
コンベア20a、20bがホッパ5の前方底部から後方
に向って傾斜して延びている。こらのスクリューコンベ
ア20a、20bはいずれもスクリュー21とケーシン
グ22とよりなり、そのケーシング22はホッパ5内に
おいてその上面に開口23が形成され、合材を受容する
ようになっている。そして後端においてケーシング22
の下面に開口24が形成されている。その開口24の下
方には一対の横方向スクリュー25a、25bが設けら
れている。これらの横方向スクリュー25a、25bは
実質的に同じに構成されているので、その一方について
のみ説明する。
【0015】横方向スクリューは、本体2に一体に設け
られたケース26の外端に設けたブラケット27に支持
されており、ブラケット27にはモータ28が設けら
れ、ブラケット27内に設けた図示しない伝導装置で回
転するようになっている。
【0016】本発明に従って、この横方向スクリュー2
5a、25bからの合材の放出は複数(図示の例では4
つ)のゲート装置Gによって行われるようになってい
る。
【0017】このゲート装置Gにつき主として図4、図
5を参照して説明する。図示の実施例において横方向ス
クリュー25aの下部にはシリンダ装置30のピストン
31によって開閉する底部ゲート32と、横方向スクリ
ュー25aの後方に設けられた別のシリンダ装置33の
ピストン34によって開閉する側部ゲート35とが設け
られている。
【0018】しかしながら、これらのゲート32、35
は必ずしも両方共開閉可能にせずに図6に示すように垂
直方向のゲート35のみを開閉可能とし、ケース26を
横方向スクリュー25a、25bの下方に延設してもよ
く、或いは水平方向のゲートを開閉可能としてもよい。
【0019】さらに図7はゲート装置の別の実施例を示
し、ケース26の下端にゲート50がピン51により枢
着されており、シリンダ52がリンク装置53を介して
ゲート50を開閉する例である。このように回転式のゲ
ート50を構成することもできる。
【0020】図1に示されているように、本体2の後方
にはアーム41を介してスクリード40が設けられ、そ
のスクリード40にはタンパ42や図示しないバイブレ
ータが設けられている。そしてスクリード40の両側に
は例えばシリンダ45で上下動可能に敷き均し厚さ調整
用の車輪46が設けられている。したがって、この車輪
46を上下させることによりスクリード40も上下動で
き、もって敷き均し厚さを変化させることもできる。
【0021】次に図8を参照して本発明によるアスファ
ルトフィニッシャの作動の一例を説明する。今、図8に
おいて斜線で示すような三角形状の部分にアスファルト
フィニッシャ施工を行うものとする。そして開閉ゲート
(例えば図6のゲートが設けられているものとする。)
を図面の右側から左側にR、S、T、U、V、W、X、
Yの8つがあるものとする。
【0022】まず、ゲートRおよびSを開け、他をすべ
て閉じておけば、符号Aの部分は鎖線A1で示す矩形状
の部分にアスファルト合材が供給される。この場合、余
分な部分βとたりない部分αとができるので、部分βの
合材を手作業で部分αに供給すればよい。したがって、
手作業は最小限でよい。
【0023】次に、ゲートTを開けて部分Bを施工し、
以下順次ゲートWまで開けることにより三角形状の部分
を施工できる。
【0024】図9は例えば車の通行によってできた轍の
部分H、Gだけにアスファルト合材を供給して補修する
場合を示している。この場合、例えばゲートR、Sおよ
びX、Yを開けておけばよい。
【0025】以上の通り本発明によれば、帯状や三角形
状の部分に好適に合材を供給でき、しかも最小限の手作
業で実施できるので、この種の施工を能率よく行うこと
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、下記のす
ぐれた効果を奏する。
【0027】(a) 横方向スクリューにアスファルト
合材を供給する搬送手段としてスクリューフイーダを用
いたので、アスファルト合材が路面上に落下して路面を
敷き均しされたアスファルト合材との接着を阻害するこ
とがなく、また供給量の制御も回転数を変えることによ
って容易に行うことができる。
【0028】(b) 2條の帯状の舗装や三角形状の舗
装を行うことができ、例えば貯水池やダムなどの曲面部
も機械舗装ができるので遮水性の高いアスファルト舗装
を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したアスファルトフィニッシャを
一部断面で示す側面図。
【図2】図1のアスファルトフィニッシャを一部断面で
示す平面図。
【図3】図1のアスファルトフィニッシャの正面図。
【図4】本発明に実施するゲート装置の一例を示し、ゲ
ートが閉じている所を示す側面図。
【図5】図4のゲートが開いている所を示す側面図。
【図6】ゲート装置の他の実施例を示す側面図。
【図7】ゲート装置の別の実施例を示す側面図。
【図8】本発明を実施したアスファルトフィニッシャが
三角形状の部分をアスファルト舗装している所を示す説
明図。
【図9】本発明を実施したアスファルトフィニッシャが
2條の帯状の部分をアスファルト舗装している所を示す
説明図。
【図10】従来のアスファルトフィニッシャを一部断面
で示す側面図。
【図11】三角形状の部分のアスファルト舗装をする一
例を示す貯水池の曲面の図。
【符号の説明】
5・・・ホッパ 20a、20b・・・スクリューコンベア 21・・・スクリュー 22・・・ケーシング 23、24・・・開口 25a、25b・・・横方向スクリュー 26・・・ケース 27・・・ブラケット 28・・・モータ G・・・ゲート装置 30、33・・・シリンダ装置 31、34・・・ピストン 32・・・底部ゲート 35・・・側部ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真 鍋 正 広 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 福 川 光 男 東京都文京区後楽一丁目7番27号 鹿島 道路株式会社内 (72)発明者 山 口 達 也 東京都文京区後楽一丁目7番27号 鹿島 道路株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合材ホッパからアスファルト合材を搬送
    手段を介して巾方向に延びる横方向スクリューに送り、
    そして巾方向に合材を送って敷き均しするアスファルト
    フィニッシャにおいて、合材ホッパから横方向スクリュ
    ーにアスファルト合材を送る搬送手段が一対のスクリュ
    ーコンベアで構成され、それらのスクリューコンベアの
    ケーシングはその上方が合材ホッパ内に開口部を有し、
    そして横方向スクリューの上方で下面に開口部を有して
    おり、前記横方向スクリューはケース内に収納されてお
    り、前記ケースの巾方向に複数のゲート装置を設け、そ
    れらのゲート装置は横方向スクリューからアスファルト
    合材を供給するために独立して開閉可能な複数のゲート
    を有していることを特徴とするアスファルトフィニッシ
    ャ。
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