JPH11511525A

JPH11511525A - 道路材料を敷設するための方法および装置

Info

Publication number: JPH11511525A
Application number: JP9512249A
Authority: JP
Inventors: ラッセルシャープ、ジョン; ビクターシャープ、アラン; ダグラスシャープ、ロナルド
Original assignee: ラッセルシャープ、ジョン; ビクターシャープ、アラン; ダグラスシャープ、ロナルド
Priority date: 1995-09-22
Filing date: 1996-09-20
Publication date: 1999-10-05
Also published as: US6086287A; EP0851953A1; WO1997011229A1; AUPN558995A0; EP0851953A4

Abstract

(57)【要約】本発明は、道路材料を敷設することに関し、より詳しくは、道路基礎材料とアスファルトのような道路表面材料とを含み、道路材料からなる、比較的幅の狭い部分を道路舗装装置を用いて、敷設することに関する。本発明は、特に、既存の道路における傷んだアスファルトあるいは劣化したアスファルトからなる比較的幅の狭い部分を修復するのに利用することができる。本発明は、時間と労力とを著しい減少をもたらす道路舗装装置によって道路材料の狭い部分を堆積するための方法および装置を提供する。該方法は、道路舗装装置と一緒に１または２以上のガイド（１０ａ、１０ｂ）の使用を含み、該ガイドは道路舗装装置によって堆積された材料の幅を装置によって堆積された材料の標準的な幅より小さく制限するために作用する。

Description

【発明の詳細な説明】道路材料を敷設するための方法および装置発明の分野本発明は、道路材料を敷設することに関し、より詳しくは、道路基礎材料とアスファルトのような道路表面材料とを含み、道路材料からなる、比較的幅の狭い部分を道路舗装装置を用いて、敷設することに関する。本発明は、特に、既存の道路における傷んだアスファルトあるいは劣化したアスファルトからなる比較的幅の狭い部分を修復するのに利用することができる。背景技術道路の新しい部分が敷設されるときには、道路舗装装置が一般に使用される。ＢＬＡＷ−ＫＮＯＸ（商標）およびＩＮＧＥＲＳＯＬＲＡＮＤ（商標）によって販売されているような市販の道路舗装装置は、典型的には、ホットミックスアスファルト（ｈｏｔ−ｍｉｘａｓｐｈａｌｔ）からなる部分を２４００ｍｍかまたはそれ以上の幅で敷設するように設計されている。このような装置は、新しいアスファルト層の高さを定めるための調節機能を適切に動作させるために、スクリード（ｓｃｒｅｅｄ）全体にわたってアスファルト材料が存在することが要求される。幅の狭い部分を敷設するように設計された多くの専用の道路舗装装置があるが、そのような特定用途の舗装装置でさえ約１２００ｍｍ以下の幅でアスファルトを敷設することはできない。しかしながら、ある状況においては、たとえば道路補修工事のように、敷設されるべき道路の部分の幅は、たいてい２４００ｍｍ以下であり、ほとんどの場合には１０００ｍｍまたはそれ以下である。このような部分は、典型的な道路舗装装置によって敷設することができる部分よりも小さく、そのため、舗装装置を使用することを妨げ、アスファルト部分を人手で敷設させることになる。このような状況では、多くの労力が必要となり、作業員が人手でトレンチ（ｔｒｅｎｃｈ）にアスファルトを敷いてそれを拡げることを必要とする。人手による道路補修工事においては、トラックから道路のトレンチにアスファルトを運搬する間にアスファルト材料がこぼれることがある。トラックから補修個所にアスファルトを運搬するのにＢＯＢＣＡＴ（商標）などのフロントエンドローダー（ｆｒｏｎｔ−ｅｎｄｌｏａｄｅｒ）車両が使用される場合には、この車両がこぼれた材料を道路表面に押し固め、そのために、補修工事が完了した後にそれを取り除くことを難しくする。そして、こぼれた材料を作業員が道路表面からこそぎ取ってかき集めなければならないことがあり、この清掃作業は多くの時間と労力を必要とする仕事である。さらにまた、トラックから補修個所にアスファルトを運搬する作業は時間と労力を要する。典型的には、車両を操作して補修用アスファルトをトラックから補修個所に運搬するのに一人の人間が必要であり、トラックを操作するのにさらにもう一人の人間が必要となり、さらに、トラックと補修個所との間でアスファルトが運搬されるあいだ交通整理をおこなうもう一人の人間が必要となることがある。敷設されるべきアスファルトの長さがきわめて長い場合には、トラックの位置を移動させなければならず、アスファルトがこぼれる範囲がさらに増えることになる。発明の目的したがって、本発明の目的は、道路基礎材料あるいはアスファルトのような道路材料からなる比較的幅の狭い部分を敷設するための改善された方法を提供することであり、それは、従来の方法で必要とされる時間と労力とを低減するものである。本発明のさらなる目的は、道路基礎材料あるいはアスファルトのような道路材料からなる比較的幅の狭い部分を敷設する方法を提供することである。それは、従来の道路舗装装置を利用できるようにするものである。発明の開示これらの目的のために、本発明の１つの側面によれば、道路材料の狭い部分を敷設する方法が提供され、この方法はその道路材料を敷くための道路舗装装置を使用することを含む。この方法は、道路舗装装置によって敷かれる材料の範囲を規定し、それによって、材料が敷かれる範囲をその幅の狭い部分に限定するためのガイド手段を使用することを含む。本発明のさらなる側面によれば、道路舗装装置によって幅の狭い部分に道路材料を敷く方法が提供され、この方法は、その幅の狭い部分の両側にガイド手段を配置する段階と、その道路舗装装置によってその道路材料をそのガイド手段間に敷く段階とを含み、そのガイド手段は、その舗装装置と連係して動作してその材料が敷かれる範囲をその幅の狭い部分の範囲内に限定する。本発明によるこれらの方法は、ホットミックスアスファルトのような道路表面材料を敷くのに使用されてもよい。あるいは、これらの方法は、ブルーメタルアグレゲート（ｂｌｕｅｍｅｔａｌａｇｇｒｅｇａｔｅ）またはそれに類似するものなどのような道路基礎材料を敷くのに使用されてもよい。本発明の１つの形態においては、好都合にも、通常の舗装装置の有効幅よりも狭い幅で道路材料からなる部分を敷くのに従来の道路舗装装置を使用することができる。道路舗装装置は、典型的には、２４００ｍｍおよびそれよりも広い幅で道路材料からなる部分を敷設するように設計されている。しかしながら、本発明による方法および装置を使用することによって、従来の舗装装置を使用して約６００ｍｍまでの幅で道路材料からなる部分を敷くことが可能である。比較的に幅の狭い部分の補修に本発明を使用することによって、アスファルトの新しい部分を敷くのに必要とされる時間と労力とを相当に減少させる。さらにまた、アスファルトがこぼれることが少なくなり、そして、そのことは、補修後の清掃作業に関連して必要となる時間と労力を減少させるのである。本発明による方法および装置は、ＢＬＡＷ−ＫＮＯＸ（商標）およびＩＮＧＥＲＳＯＬＲＡＮＤ（商標）によって販売されているような、従来のどのような道路舗装装置にも使用されるように適合させることができる。好ましくは、ガイド手段は、道路舗装装置と係合してその舗装装置が移動して道路に道路材料を敷くときにはその装置とともに動くようになされている。また、本発明による方法が、敷かれる道路材料の高さを定めるための１つかまたはそれ以上のスペーサ手段を使用することは好ましいことである。このスペーサ手段の高さは、敷かれた材料が締め固められることを考慮するようなものでなければならない。好ましくは、スペーサ手段は、スクリードの高さを道路表面よりも高く定めるように動作する。好ましくは、本発明による方法は、長くて比較的に幅の狭い道路部分の補修に使用される。傷んだ部分あるいは劣化した部分を取り除くために道路にトレンチがつくられる。道路材料が敷かれる範囲をトレンチに限定することを確実にするために、ガイド手段がトレンチの両側に配置される。そして、補修された部分を提供するために、従来の道路ペーバ（ｐａｖｅｒ）装置が使用されてトレンチを埋め戻す。この方法によれば、道路部分を埋め戻すのに必要な時間と労力、そして、その後の清掃作業を行うのに必要な時間と労力を相当に減少させる。この方法は、ホットミックスアスファルトを用いて道路部分を補修するのに特に適している。図面の簡単な説明以下の本発明がとることのできる好ましい実施の形態の特徴の説明から本発明がより良く理解されまた評価される。添付の図面が参照される。図１は、典型的な道路舗装装置の側面図であり、この舗装装置とともに本発明が使用される。舗装装置内の道路材料の流れが示される。図２は、図１に示される道路舗装装置の概略平面図であり、装置内を流れる材料の経路を示す。図３は、典型的な道路舗装装置の舗装機構の概略側面図であり、この舗装機構のオーガとスクリードとの関係を示す。図４ａ、図４ｂ、および、図４ｃは、それぞれ、本発明において使用される舗装ガイドの１つの好ましい実施の形態の側面図、平面図、および、斜視図である。図５は、道路舗装装置によって定位置に配置された図４ａ、図４ｂ、および、図４ｃに示される舗装ガイドを示す。図６は、道路材料からなる幅の狭い部分を敷くための舗装ガイドの１つの構成を備えた道路舗装装置の概略平面図である。図７は、舗装装置の片側へ道路材料からなる部分を敷くための舗装ガイドの構成を備えた道路舗装装置の概略平面図である。図８ａ、図８ｂ、および、図８ｃは、それぞれ、本発明において使用される舗装ガイドのさらなる好ましい実施の形態の側面図、平面図、および、斜視図である。図９は、舗装装置の片側へ道路材料からなる部分を敷くためのさらなる舗装ガイドの構成を備えた道路舗装装置の概略平面図である。図１０ａは、本発明において使用される舗装ガイド構成のさらなる好ましい実施の形態の概略側面図である。図１０ｂは、図１０ａに示される舗装ガイド構成の概略正面図である。図１０ｃは、図１０ａおよび図１０ｂに示される舗装ガイド構成とは異なるもう１つの舗装ガイド構成の概略正面図である。図１１ａおよび図１１ｂは、ヒンジドフロア部材を含んだ典型的な舗装装置のホッパー部分の概略端面図である。図１２は、道路舗装装置によって定位置に配置された舗装ガイド構成のさらなる好ましい実施の形態を示す。図１３は、伸長することのできるスクリードを備えた道路舗装装置と組み合わせて使用される舗装ガイド構成のさらなる好ましい実施の形態を示す。図１４は、道路表面の中高のために必要となるペーバのスクリードの角度を調節するために異なった高さを有する２つの舗装ガイドの使用を概略的に示す。好ましい実施例の説明図１を参照すると、典型的な市販の道路舗装装置１が示される。ホットミックスアスファルト２が、この装置のホッパー部分３に収容され、供給コンベヤ４を経由して、アスファルトが道路５に敷かれるところである装置の後方へ供給される。この敷かれる材料６は、舗装装置のスクリード部分８の前方に配置された回転オーガ７によって横へ拡げられる。図示されるように舗装装置が右から左へ移動すると、高さが比較的に均一なアスファルト層９が道路上に残される。本発明によって提供される舗装装置の好ましい適応形態においては、装置の最低地上高を変化させるために、装置の駆動輪は油圧ラムに取り付けられてもよい。好ましくは、この装置の駆動輪は独立した油圧ラムに取り付けられてもよく、それによって、トレンチを通過する間ずっと舗装装置を水平に保つことができる。図１を参照すると、トレンチを通過するときの装置の駆動輪の伸長した位置が破線で示される。また、この舗装装置は、それの操舵輪をトレンチの外に案内するように動作するスキープレート（ｓｋｉｐｌａｔｅ）を舗装装置の下部前端に備えてもよい。図２は、舗装装置内のアスファルト材料の流れを示す。図示される装置においては、ホッパー部分３からのアスファルトを供給する左右の供給コンベヤ４ａおよび４ｂが存在する。図３は、典型的な市販の道路舗装装置に取り付けられたスクリード８と延展オーガ７との位置関係を示す。図４ａ、図４ｂ、および、図４ｃは、本発明において用いられる舗装ガイド構成の１つの実施の形態を示す。この舗装ガイド１０は、道路表面５に載せられてこの道路表面５に沿って移動するソールプレート（ｓｏｌｅｐｌａｔｅ）１１を含む。上向きに伸長する壁部材１２が舗装ガイドの前部に取り付けられ、道路材料が敷かれるのをガイドの片側の領域に限定する。敷かれた材料をしっかりと仕切り、さらに、舗装装置のオーガ機構が詰まるのを防止するために、壁部材１２は道路表面から上方へ約５０ｍｍだけ伸長するのが望ましい。さらに、舗装ガイド１０は上向きに突き出ている部材すなわちラグ（ｌｕｇ）１３を含み、これは舗装装置の舗装機構に接触または係合するようになされているので、装置が補修されるべき道路部分を移動すると、舗装ガイド１０は道路に沿って押し進められる。壁部材１２は、ソールプレートの縦方向の外側エッジ１４に隣接して配置されラグ１３の前方へ延びる。道路表面にあるかもしれないあらゆる凸凹をガイドが乗り越えるのを助けるために舗装ガイドの前端１５は上方へ曲げられている。舗装ガイドは、ガイドを舗装機構に連結するための調節可能な連結手段１３ａをさらに含んでもよい。この連結手段は、好ましくは、舗装ガイドを舗装装置のスクリードに連結するためのねじ込みロッド部材１３ａを備える。このロッド部材１３ａはガセット（ｇｕｓｓｅｔ）プレート１３ｂによって補強される。図５は、舗装装置によって定位置に配置された舗装ガイド１０を示す。舗装ガイドのラグ部材１３は、舗装機構のスクリード８の前方表面に接触する。この方法によれば、舗装装置が補修されるべき道路部分を移動すると、舗装ガイド１０は道路５に沿って押し進められる。スペーサ手段１５が、舗装ガイドのソールプレート１１とスクリード８のスクリードプレート１６との間に使用される。このスペーサ手段１５は、まだ締め固められていない敷かれたばかりのアスファルトの高さを既存の道路の水準面に応じて調節するのに使用され、また、スクリードプレートが傷つけられるのを防止する。スペーサ１５は適切な材料でつくることができ、木材が好ましい。スペーサによって変化する高さの差を利用することによって、深さが異なるトレンチをふさぐことに適応することができ、また、アスファルト材料が敷かれた後のコンパクション（ｃｏｍｐａｃｔｉｏｎ）を考慮することができる。さらに、スペーサ手段は、敷かれる材料の高さをある範囲内に調節するための調節手段としての形態をとることもできる。本発明の１つの利用形態においては、材料の締め固めを調節するために、補修用アスファルトは既存の道路の水準面よりも高くトレンチに敷かれる。ホットミックスアスファルト材料は、典型的には、約２０〜２５％の圧縮比を有することが知られている。したがって、深さが２５ｍｍのトレンチに対する圧縮量は５ｍｍであり、深さが１５０ｍｍのトレンチに対する圧縮量はそれ以上の３０ｍｍとなる。使用されるスペーサの高さを変えることによって、深さが異なるトレンチに適応することができる。図５とともに図６を参照すると、本発明による構成からなる１つの実施の形態が示される。図示される構成は、補修用アスファルトからなる幅の狭い部分を道路の補修トレンチに敷く場合に使用することができる。この利用形態においては、舗装ガイド１０ａおよび１０ｂは、装置の舗装機構の下に、かつ、補修トレンチの両側に配置される。それぞれのガイドの壁１２ａおよび１２ｂがオーガの下に配置され、道路材料が敷かれるのをこれらのガイドの壁の間にある領域１７に限定するように動作する。ガイド１０ａおよび１０ｂは、舗装装置が補修トレンチを越えて移動するとスクリード８によって道路に沿って押し進められる。図７を参照すると、本発明によるさらなる実施の形態が示される。この構成においては、図示されるように舗装装置の片側に材料を敷くために、カウル（ｃｏｗｌ）またはダイバータ（ｄｉｖｅｒｔｅｒ）１８が舗装ガイドと連係して使用される。この構成は、特に、道路のへりを補修するのに適している。ダイバータ１８は、供給コンベヤ４の端部に、かつ、オーガ７の下に配置されるプレートの形態をとるものである。このダイバータ１８は、材料が供給コンベヤ４から道路表面に直接に落下するのを防止するように動作する。オーガ７は、ダイバータ１８と連係して、舗装ガイド１０の外側に材料を敷くように動作する。図示される利用形態においては、供給コンベヤ４ａは動作状態であり、供給コンベヤ４ｂは停止状態である。この方法によれば、アスファルトを舗装装置の片側に敷くことができ、これは、道路のへりすなわち路肩を補修する場合に好ましいものである。図８ａ、図８ｂ、および、図８ｃは、本発明に使用されてもよい舗装ガイドのもう１つの実施の形態を示す。この実施の形態においては、ガイドは、舗装装置と接触するようになされた上向きに突き出ているラグ２０を含んだプレート１９の形態をとるので、このプレートは装置とともに道路に沿って動かされる。図９は、舗装プレート１９が使用されている舗装装置の平面図である。ラグ２０は、舗装装置のスクリード８の前方表面に接触する。この利用形態においては、供給コンベヤ４ｂは、動作していないかまたは取り除かれているかのいずれかである。道路材料は供給コンベヤ４ａを経由して舗装プレートに配置される。そして、オーガ７が、この材料を装置の外側へ舗装プレート１９の外側のエッジ２１を越えて横に拡げるように動作する。この方法によれば、舗装プレートによって覆われる領域に道路材料が敷かれることはない。図１０ａ、図１０ｂ、および、図１０ｃは、本発明による舗装ガイドの構成のさらにもう１つの実施の形態を示す。図１０ａは、スクリードプレートとして動作するさらなる部材２２が使用された構成の概略側面図である。このスクリード部材２２は、平坦な表面２４を備えた下側部分２３と、上向きに突き出ている前方部分２５とを含む。スクリード部材２２の下側部分２３は、舗装ガイドのソールプレート１１とスペーサ１５との間に配置される。スクリード部材２２の前側の壁２５は、舗装ガイド１０のラグ１３とペーバスクリード８の前方表面との間に位置するので、スクリード部材２２は、舗装装置が道路を移動すればガイド１０とともに移動する。この構成は、道路反射器２６のような障害物を含んだ道路部分を補修する場合に特に有益である。スクリードプレート２２はスクリード表面２４を提供し、そして、スペーサ１５はペーバスクリード８を道路５の水準面よりも高く持ち上げて障害物を避ける。図１０ｃにおいては、スクリード部材２２の下側部分２３はＶ字形の形状を有する。この構成は、路肩にあるＶ字形の排水路を補修または形成する場合に特に有益なスクリード表面２４を提供するものである。図１１ａおよび図１１ｂは、典型的な舗装装置が有するホッパー部分３の概略端面図である。本発明のさらなる特徴においては、ホッパー部分３は、一方の供給コンベヤ４ａからの材料を遮断するように動作するヒンジドフロア部材２７を含む。このフロア部材２７は、供給コンベヤの縦方向に伸長し端部ヒンジ点２８を軸にして旋回可能である。ホッパー部分の側壁２９ａおよび２９ｂは、それぞれ点３０ａおよび３０ｂにおいてヒンジ結合される。図１１ｂに示されるように、ホッパー部分の側壁２９ａが上向きに旋回すれば、フロア部材２７はそれの端部ピボット点２８を軸にして上向きに持ち上げられる。フロア部材２７のこの上向きの運動は、ホッパー内の道路材料を動作している供給コンベヤ４ｂへ移動させるのを助けるように作用する。さらなる構成においては、フロア部材２７がそれのヒンジ点２８を軸にして供給コンベヤ４ｂを覆うように旋回させられてもよい。図１２に示される構成においては、舗装装置は、トレンチの両側に配置されたガイド１０間に伸長する垂直方向に調節することのできるブレード３１をさらに備える。このブレードの幅は、変化するトレンチの幅に適応するように調節することができる。ブレード３１は、既存の道路表面の水準面よりも下へ伸長することができるようになされている。この構成は、ブルーメタルの道路基礎材またはアスファルトのような道路材料からなる部分をまわりのアスファルトの水準面よりも下にあるトレンチに敷設することが望まれる場合に利用することができる。ブレード３１は、トレンチに敷かれる材料の水準面３２を規定するためのスクリードの働きをする。図１３を参照すると、ここでは、伸長することのできるスクリードを備えた道路舗装装置と組み合わせて説明される舗装ガイド構成を利用することができる。この構成は、舗装装置の車輪を既存の道路表面に維持したいような道路のへりすなわち路肩を補修する場合に特に適している。図示されるように、装置の車輪は既存の道路表面に残ったままであるが、道路材料は舗装ガイドの外側へ迂回させられる。図１４を参照すると、高さを変化させる舗装ガイドを使用することによって、道路表面の中高に応じてスクリード角度を調節することができる。この構成もまた道路のへりすなわち路肩を補修する場合に特に適している。スクリードのそれぞれの側に異なる高さのスペーサを使用することによって、必要な角度をスクリードに持たせることができる。本発明によれば、道路の比較的に幅の狭い部分を補修する場合に道路材料がこぼれたり余ったりすることをトレンチ領域のすぐ近辺にうまく限定することができ、そして、さらに重要なことには、道路材料が周辺の道路表面に押し固められることがない。ペーバが移動してトレンチを埋め戻した後に、トレンチのへりをただ単にトリミングするだけのことである。これは労力と時間の点でかなりの節約を意味する。道路の幅の狭い部分を補修するための舗装装置を使用することは、補修される部分がむらなく締め固められるというさらなる利点を有する。道路部分を人手によって埋め戻すことは凸凹な締め固めをもたらす結果となる。しかしながら、舗装ガイドと連係するペーバ装置を使用すれば、補修された部分の全範囲にわたってむらなく締め固めることができる。さらにまた、ここで例示されたような舗装ガイドの様々な構成と組み合わせて従来の舗装装置を使用することによって、完全に伸長したスクリードによる４０００ｍｍから約６００ｍｍの幅で道路材料を敷くことができる相当に適応性のある舗装装置をつくることができ、さらに、この舗装装置を道路のへりおよび路肩を修復するのに使用することを可能にする。上述したように、本発明は、道路基礎材料またはアスファルトのような道路材料からなる比較的に幅の狭い部分を敷くための方法を提供することがわかる。この方法は、従来の道路舗装装置を使用することを可能にし、そして、道路材料を敷くときに必要とされる時間と労力を相当に削減することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年７月８日【補正内容】請求の範囲（請求の範囲第１項〜第１３項を補正する。）１．道路舗装装置によって道路材料の狭い部分を堆積する方法であって、該道路舗装装置が材料を足部に広げるための手段を含み、狭い部分への材料の堆積を制限するために、該広げるための手段の下にガイド手段を設ける工程を含んでなる方法。２．前記広げるための手段が１または２以上のオーガからなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いて道路材料の狭い部分を堆積する方法。３．前記ガイド手段が道路舗装装置と係合し、舗装装置と共に移動するのに適合してなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いて道路材料の狭い部分を堆積する方法。４．前記ガイド手段が、道路の表面上に載せられ、道路表面に沿って移動するソールプレートを含んでなる請求の範囲第３項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。５．前記ガイド手段が舗装装置のスクリードと接触するのに適した部材を部材を含み、前記ガイド手段が舗装装置と共に強制的に移動されてなる請求の範囲第３項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。６．前記道路材料の堆積の高さを決定するためにスペーサ手段が用いられてなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。７．前記道路の表面上の舗装装置のスクリードの高さを決定するためにスペーサ手段が用いられてなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。８．前記スペーサ手段が、堆積された材料のコンパクションのための高さを許してなる請求の範囲第６項または第７項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。９．前記ガイド手段が、道路材料の堆積を当該ガイド手段の一方の側に位置している領域に限定するために上方に延びている壁部材を含んでなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 10．前記ガイド手段の壁部材が、舗装装置の広げるための手段の下に設けられ、道路材料の堆積を当該ガイドの一方の側に位置する領域に限定するために作用してなる請求の範囲第９項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 11．前記舗装装置一方の側に材料の堆積を限定するためのガイド手段と一緒にダイバータ手段が用いられてなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 12．前記ダイバータ手段が舗装装置の供給コンベアの端部に設けられ、材料が該供給コンベアから直接道路表面に落下するのを防止すために作用し、前記ダイバータ手段が、材料をガイド手段の外側に堆積するために舗装装置のオーガと一緒に作用してなる請求の範囲第１１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 13．道路舗装装置によって狭い部分に道路材料を堆積する方法であって、該道路舗装がスクリードと、材料を側部に広げるためのオーガとを含み、材料の堆積を狭い部分に限定するためにガイド手段をオーガの下に設けることと、堆積された材料の高さを制御するために、スペーサ手段をスクリードの下に設けることとを含んでなる方法。 14．請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、第１０項、第１１項、第１２項または第１３項記載の方法に使用するための道路舗装装置によって堆積された材料の幅を制限するためのガイド手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者シャープ、ジョンラッセルオーストラリア連邦、2257 ニューサウスウェールズ州、ウーミナ、チンバートップドライブ 72 (72)発明者シャープ、アランビクターオーストラリア連邦、2251 ニューサウスウェールズ州、サラトガ、スタインロード 119 (72)発明者シャープ、ロナルドダグラスオーストラリア連邦、2256 ニューサウスウェールズ州、ウォイウォイ、ノースバージロード 42ビー

Claims

【特許請求の範囲】１．道路材料の狭い部分を堆積する方法であって、該方法が材料を堆積するための道路敷設装置を用いることを含み、道路舗装装置によって堆積された材料の幅を制限し、これによって該狭い部分への材料の堆積を制限するためのガイド手段の使用を含んでなる方法。２．前記ガイド手段が道路舗装装置に係合し、該舗装装置と共に動くのに適してなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。３．前記ガイド手段が、道路の表面上に載せられ、道路の表面に沿って移動するソールプレートを含んでなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。４．前記ガイド手段が舗装装置のスクリードと接触するのに適した部材を含み、前記ガイド手段が舗装装置と共に強制的に移動されてなる請求の範囲第２項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。５．前記道路材料の堆積の高さを決定するためにスペーサ手段が用いられてなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。６．前記道路の表面上の舗装装置のスクリードの高さを決定するためにスペーサ手段が用いられてなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。７．前記スペーサ手段が、堆積された材料のコンパクションのための高さを許してなる請求の範囲第５項または第６項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。８．前記ガイド手段が、道路材料の堆積を当該ガイド手段の一方の側に位置している領域に限定するために上方に延びている壁部材を含んでなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。９．前記ガイド手段の壁部材が、舗装装置のオーガの下に設けられ、道路材料の堆積を当該ガイドの一方の側に位置する領域に限定するために作用してなる請求の範囲第８項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 10．前記舗装装置一方の側に材料の堆積を限定するためのガイド手段と一緒にダイバータ手段が用いられてなる請求の範囲第１項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 11．前記ダイバータ手段が舗装装置の供給コンベヤの端部に設けられ、材料が該供給コンベヤから直接道路表面に落下するのを防止すために作用し、前記ダイバータ手段が、材料をガイド手段の外側に堆積するために舗装装置のオーガと一緒に作用してなる請求の範囲第１０項記載の道路舗装装置を用いる道路材料の狭い部分を堆積する方法。 12．道路舗装装置によって狭い部分に道路材料を堆積する方法であって、該方法が、狭い部分の対向する側に舗装ガイドを設ける工程と、該道路舗装装置によって道路材料を堆積する工程とを含み、該舗装ガイドが狭い部分の境界内への材料の堆積を制限するために舗装装置と一緒に作用してなる方法。 13．道路舗装装置によって狭い部分に道路材料を堆積する方法であって、該方法が、狭い部分の対向する側に舗装ガイドを設ける工程と、該道路舗装装置によって道路材料を堆積する工程とを含み、該ガイド手段が狭い部分の境界内への材料の堆積を制限するために舗装装置と一緒に作用してなる方法。 14．請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、第１０項、第１１項、第１２項または第１３項記載の方法に使用するための道路舗装装置によって堆積された材料の幅を制限するためのガイド手段。