JP2007137259A - タングプレートストッパー及びこれを用いたシートベルト装置 - Google Patents

タングプレートストッパー及びこれを用いたシートベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 くぼみ及び波打ち現象をなくすことができるシートベルト用タングプレートストッパーおよびこれを用いたシートベルト装置を提供する。
【解決手段】 シートベルトウェビング30を貫通するピン12,15を有する第一部材10と、前記シートベルトウェビング30を貫通したピン12,15が貫通する孔22,25を有する第二部材20とを備え、複数の前記ピン12,15をそれぞれ対応する複数の前記孔22,25に貫通させ、前記第一部材10と前記第二部材20とで前記シートベルトウェビング30を両側から挟持することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両シートに付設されて緊急時に乗員を拘束保護するシートベルト装置の技術分野に関し、特に、シートベルト装置のシートベルトウェビングに取り付けられ、シートベルト不使用時にタングプレートの落下を防止するタングプレートストッパーの技術分野に関する。
例えば自動車等の車両の座席に付設されるシートベルト装置は、車両衝突時などの大きな車両減速度が発生する緊急時において、シートベルトにより慣性移動しようとする乗員を拘束して保護するようになっている。このようなシートベルト装置には、シートベルトウェビングに取り付けられ、シートベルト不使用時にタングプレートの落下を防止するタングプレートストッパーが設けられている。
従来のシートベルトのタングプレートストッパーの一例として、乗員拘束用シートベルトウェビングを肉厚方向に貫通する1本の突起部が設けられた雄部材と、ウェビングから貫通した突起部が嵌入される受入穴が設けられる雌部材とを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示のタングプレートストッパーでは、雌雄両部材がウェビングを挟持してタングプレートの移動量を制限するので、乗員の体格、運転姿勢の変更に応じてタングプレートストッパーをウェビングの長手方向適宜位置へ取り付けることが可能となり、乗員へ適切なウェビング装着状態を付与することができる。
一方、従来のシートベルトのタングプレートストッパーの他の例として、ウェビング側の盤面の中央にウェビングを貫通するピンが突設された第1の盤体と、ウェビング側の盤面の中央に該ピンが嵌合される嵌合部を有した第2の盤体とを有するタングプレートストッパーにおいて、一方の前記盤体のウェビング側の盤面に、周方向に所定の間隔をおいて複数個の突起が突設され、他方の前記盤体のウェビング側の盤面には、該突起と対応する溝が周方向に設けられ、該突起の先端は該溝に係合可能であるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に開示のタングプレートストッパーでは、複数の突起が所定の間隔をおいて配列されており、該突起の先端が溝に係入されるから、ウェビングへのタングプレートストッパーの取付強度をきわめて高くすることができる。
実開昭56−23147号公報。 特開平5−81242号公報。
しかしながら、これら特許文献1及び特許文献2に開示のタングプレートストッパーでは、第20図のようにタングプレートストッパーの突起部がシートベルトウェビングを貫通する際に、縦糸及び横糸を押し広げることにより、シートベルトウェビング長手方向及び幅方向が引き縮まり、くびれが生じる。また、シートベルトウェビング全体として、第21図のように波打ち現象が生じ、外観が悪くなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、従来のようなタングプレートストッパーを装着することにより発生するくぼみ及び波打ち現象をなくすことができるシートベルト用タングプレートストッパーおよびこれを用いたシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載されたシートベルト用タングプレートストッパーは、シートベルト不使用時にタングプレートが下まで落下することを防ぐタングプレートストッパーにおいて、シートベルトウェビングを貫通するピンを有する第一部材と、前記シートベルトウェビングを貫通したピンが貫通する孔を有する第二部材とを備え、複数の前記ピンをそれぞれ対応する複数の前記孔に貫通させ、前記第一部材と前記第二部材とで前記シートベルトウェビングを両側から挟持することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載されたシートベルト用タングプレートストッパーは、前記ピンの断面は、円形であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載されたシートベルト用タングプレートストッパーは、前記ピンの断面は、楕円形であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載されたシートベルト用タングプレートストッパーは、前記ピンは、シートベルトウェビング幅方向の内側に断面円形のピンを有し、外側に断面楕円形のピンを有することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載されたシートベルト用タングプレートストッパーは、前記ピンは、シートベルトウェビング幅方向の外側に、内側ピンの断面の径より小さいピンを有することを特徴とする。
さらに、本発明の請求項6に記載されたシートベルト装置は、緊急時に乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出された前記シートベルトを乗員のショルダーの方へガイドするシートベルト用ガイドアンカーと、このシートベルト用ガイドアンカーからガイドされてきた前記シートベルトに摺動自在に支持されたタングプレートと、前記タングプレートが係脱可能に挿入係合されるバックルと、シートベルト不使用時に前記タングプレートが下まで落下することを防ぐタングプレートストッパーを少なくとも備えたシートベルト装置において、前記シートベルト用タングプレートストッパーが請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたシートベルト用タングプレートストッパーであることを特徴とする。
このように構成された本発明に係るシートベルト用タングプレートストッパーによれば、シートベルトウェビングを貫通するピンを有する第一部材と、前記シートベルトウェビングを貫通したピンが貫通する孔を有する第二部材とを備え、複数の前記ピンをそれぞれ対応する複数の前記孔に貫通させ、前記第一部材と前記第二部材とで前記シートベルトウェビングを両側から挟持するので、シートベルトウェビングが長手方向で全体的に縮んだような状態となり、波打ち現象が生じることはない。また、横糸に関しては、縦糸と同様に各ピンにより長さが縮まるような状態となるが、シートベルトウェビングの幅方向端部付近では、ピンにより幅方向に押し広げられた縦糸によって上記横糸の幅方向の縮まりが相殺されるので、くぼみが小さく抑えられる。
また、前記複数のピンは、外側に径の小さいピンを有するので、外側の縦糸と横糸の変形が小さくなり、より細かく数や配置を設定することができるので格別にくぼみを抑えられ、波打ち現象を生じることがなくなる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパー10,20を備えたシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。
図1に示すように、この例のシートベルト装置1は、車体のBピラー(不図示)等に固定されたシートベルトリトラクタ2、このシートベルトリトラクタ2から引き出されるとともに先端のベルトアンカー3aが車体の床あるいは車両シート4に固定されるシートベルトウェビング3、例えば車体や車両シート4等(図示例ではセンターピラー5)に設けられてシートベルトリトラクタ2から引き出されたシートベルトウェビング3を乗員(不図示)のショルダーの方へガイドするシートベルト用ガイドアンカー6(以下、この例では、このガイドアンカー6はセンターピラー5に設けられるとして説明する)、シートベルト用ガイドアンカー6からガイドされてきたシートベルトウェビング3に摺動自在に支持されたタングプレート7、車体の床あるいは車両シート4(図示例では、車両シート4)に固定されかつタングプレート7が係脱可能に挿入係合されるバックル8、シートベルト不使用時にタングプレート7が下まで落下することを防ぐタングプレートストッパー10、20から構成されている。
図2乃至図5は本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパー10,20の一実施形態を示す。図2は第一部材10の平面図、図3は同第一部材10の断面図、図4は第二部材20の平面図、図5は同第二部材20の断面図である。
図2及び図3において、10は第一部材、11は第一中央部、12はピンを構成する第一ピン、13は周溝部、14は第一周縁部、15はピンを構成する第二ピンである。第一部材10は、平面視が円形の第一中央部11と、第一中央部11の周縁に外周が略楕円形状で第一中央部11と側面視で段差を設けた第一周縁部14とを有する板状の部材で、樹脂製が好ましい。第一中央部11には、中心に第一中央部11から垂直に延びる断面円形の第一ピン12が突設され、その周囲で第一周縁部14との境付近に周溝部13が設けられている。第一周縁部14には、平面視で第一ピン12と略直線上に位置するように第一ピン12の両側に第一周縁部14から垂直に延びる第二ピン15が設けられている。
図4及び図5において、20は第二部材、21は第二中央部、22は孔を構成する第一孔、23は突起、24は第二周縁部、25は孔を構成する第二孔である。第二部材20は、平面視が円形の第二中央部21と、第二中央部21の周縁に外周が略楕円形状の第二周縁部24とを有する板状の部材で、樹脂製が好ましい。第二中央部21には、中心に第一孔22が貫通され、その周囲で第二周縁部24との境付近に凹部を有し、該凹部に円周状に突起23が設けられている。第二周縁部24には、平面視で第一孔22と略直線上に位置するように第一孔22の両側に第二孔25が設けられている。なお、孔22,25の位置は第一部材10のピン12,15の位置に合わせて設ければよい。
ここで、第一部材10の第一中央部11の中心から第二ピン15の中心までの距離と第二部材20の第二中央部21の中心から第二孔25の中心までの距離とは等しく、第一部材10の第一中央部11の中心から周溝部13の溝中央までの距離と第二部材20の第二中央部21の中心から突起23の中心までの距離とは等しくするとよい。
また、第一部材11の第一ピン12の直径は第二部材20の第一孔22の最も小径な部分の内径と等しく、第一部材11の第二ピン15の直径は第二部材20の第二孔25の最も小径な部分の内径と等しく、第一部材11の周溝部13は、第二部材の突起23の先端が入り込む大きさにするとよい。
なお、第一中央部11、周溝部13及び第一周縁部14と、第二中央部21、突起23及び第二周縁部24とは、必ずしも設ける必要はない。
図6は、第一部材10と第二部材20とをシートベルトウェビング30の両面から挟んだ場合の第一ピン12及び第二ピン15とシートベルトウェビング30の縦糸31及び横糸32との状態を示す。図中、30はシートベルトウェビング、31は縦糸、32は横糸である。第一部材10の第一ピン12は第二部材20の第一孔22と、第一部材10の第二ピン15は第二部材20の第二孔25と、それぞれシートベルトウェビング30の縦糸31及び横糸32の隙間を貫通して嵌合する。
この場合に、均一の長さで使用されているシートベルトウェビング30の縦糸31と横糸32とは、各ピン12、15に押し広げられ、各ピン12、15の周囲の縦糸31と横糸32とは各ピン12、15を回り込む分、通常状態の縦糸31と横糸32より長さが縮まるような状態になる。縦糸31関しては、各ピン12,15で長さが縮まるような状態となるので、シートベルトウェビング30が長手方向で全体的に縮んだような状態となり、波打ち現象が生じることはない。また、横糸32に関しては、縦糸31と同様に各ピン12,15により長さが縮まるような状態となるが、シートベルトウェビング30の幅方向端部付近では、第二ピン15により幅方向に押し広げられた縦糸31によって上記横糸32の幅方向の縮まりが相殺されるので、くぼみが小さく抑えられる。
なお、シートベルトウェビング30に対する各ピンの貫通する位置は、ベルト幅を47mmとした時、ベルトの幅方向端部から外側の第二ピン15中心までの距離を3〜10mmとするのが望ましい。特に、シートベルトウェビング30の幅方向端部から外側の第二ピン15中心までの距離を8.5mm、外側の第二ピン15中心間の距離を30mmとするのがより望ましい。また、図面では、理解を容易にするために各ピン12,15と、縦糸31及び横糸32との間に空間を設けて描いているが、実際には空間は生じないか、生じても小さいものである。
また、第二部材20の突起23の先端は第一部材10の周溝部13に押し込み、かつ該突起23の先端がシートベルトウェビング30の縦糸31と横糸32との隙間に食い込んで周溝部13に入り込む。さらに、シートベルトウェビング30の縦糸31と横糸32との隙間が大きい場合には、突起23の先端は縦糸31と横糸32との隙間を通り抜け周溝部13に入り込む。このため、タングプレートストッパー10,20に加えられるタングプレート7の重量が第一部材10及び第二部材20の広い範囲に分散される。この結果各ピン12,15の下側を通る横糸32のみに荷重が集中することがなくなり、取付強度も強くなる。
このような構造とすることで、シートベルトウェビング30の一方側から複数のピン12,15を貫通し、前記シートベルトウェビング30の他方側で前記ピン12,15をそれぞれ対応する複数の孔22,25に貫通させ、シートベルトウェビング30を挟持する。
図7乃至図10はピンの大きさや断面形状を変更した他の実施形態の第一ピン12及び第二ピン15とシートベルトウェビング30の縦糸31及び横糸32との状態を示す。図7は、第一ピン12及び第二ピン15の径を小さくした実施形態を示す。各ピン12、15のピン径を小さくすることで、各ピン12,15の周りを回り込む縦糸31及び横糸32の距離が減少し、くぼみをより小さくすることができる。
図8は、第一ピン12及び第二ピン15の断面形状を楕円にした実施形態を示す。第一ピン12及び第二ピン15の形状を楕円にすることで、横糸32の変位幅を小さくすることができるので、くぼみをより小さくすることができる。
図9は第一ピン12の断面の径より第二ピン15の径を小さくした実施形態を示す。第一ピン12の径より第二ピン15の径を小さくすることで、径の大きい第一ピン12で第一部材10と第二部材20との高い結合強度のまま、第二ピン15のピン径を小さくすることで、第二ピン15の周りを回り込む縦糸31及び横糸32の距離が減少し、くぼみをより小さくすることができる。
図10は第二ピン15の断面形状を楕円にした実施形態を示す。第二ピン15の形状を楕円にすることで、径の大きい第一ピン12で第一部材10と第二部材20との高い結合強度のまま、第二ピン15の形状を楕円にすることで、第二ピン15に対する横糸32の変位幅が減少し、くぼみをより小さくすることができる。
次に、図11乃至図14は、第二ピン15の数を増加した実施形態を示す。図11及び図12は、第二ピン15を四本設けた第一部材10を示す図である。なお、本実施形態では、第一中央部11、周溝部13及び第一周縁部14を設けていないが、設けても何ら差し支えない。図13及び図14は、図11及び図12で示した第一部材10に合わせて、第二孔25を四つ設けた第二部材20を示す図である。なお、本実施形態では、第二中央部21、突起23及び第二周縁部24を設けていないが、設けても何ら差し支えない。
図15は、第一部材10と第二部材20とをシートベルトウェビング30の両面から挟んだ場合の第一ピン12及び第二ピン15とシートベルトウェビング30の縦糸31及び横糸32との状態を示す。
この場合、図6で示した三本ピンの場合と同じように、均一の長さで使用されているシートベルトウェビング30の縦糸31と横糸32とは、各ピン12、15に押し広げられ、各ピン12、15の周囲の縦糸31と横糸32とは各ピン12、15を回り込む分、通常状態の縦糸31と横糸32より長さが縮まるような状態になる。縦糸31関しては、各ピン12,15で長さが縮まるような状態となるので、シートベルトウェビング30が長手方向で全体的に縮んだような状態となり、波打ち現象が生じることはない。また、横糸32に関しては、縦糸31と同様に各ピン12,15により長さが縮まるような状態となるが、シートベルトウェビング30の幅方向端部付近では、第二ピン15により幅方向に押し広げられた縦糸31によって上記横糸32の幅方向の縮まりが相殺されるので、くぼみが小さく抑えられる。
そして、シートベルトウェビング30に対する各ピンの貫通する位置も、図6で示した三本ピンの場合と同じように、ベルト幅を47mmとした時、ベルトの幅方向端部から一番外側の第二ピン15中心までの距離を3〜10mmとするのが望ましい。特に、シートベルトウェビング30の幅方向端部から一番外側の第二ピン15中心までの距離を8.5mm、両側の一番外側の第二ピン15中心間の距離を30mmとするのがより望ましい。また、図面では、理解を容易にするために各ピン12,15と、縦糸31及び横糸32との間に空間を設けて描いているが、実際には空間は生じないか、生じても小さいものである。
図16乃至図19は、ピンの大きさや断面形状を変更した他の実施形態場合の第一ピン12及び第二ピン15とシートベルトウェビング30の縦糸31及び横糸32との状態を示す。図16は、第一ピン12及び第二ピン15の断面の径を小さくした実施形態を示す。各ピン12、15のピン径を小さくすることで、各ピン12,15の周りを回り込む縦糸31及び横糸32の距離が減少し、くぼみをより小さくすることができる。
図17は、第一ピン12及び第二ピン15の断面形状を楕円にした実施形態を示す。第一ピン12及び第二ピン15の形状を楕円にすることで、横糸32の変位幅を小さくすることができるので、くぼみをより小さくすることができる。
図18は第一ピン12の径より第二ピン15の断面の径を小さくした実施形態を示す。第一ピン12の径より第二ピン15の径を小さくすることで、径の大きい第一ピン12による第一部材10と第二部材20との高い結合強度のまま、第二ピン15のピン径を小さくすることで、第二ピン15の周りを回り込む縦糸31及び横糸32の距離が減少し、くぼみをより小さくすることができる。
図19は第二ピン15の断面形状を楕円にした実施形態を示す。第二ピン15の形状を楕円にすることで、径の大きい第一ピン12による第一部材10と第二部材20との高い結合強度のまま、第二ピン15の形状を楕円にすることで、第二ピン15に対する横糸32の変位幅が減少し、くぼみをより小さくすることができる。
なお、図示しない実施形態として、第一ピン12を中心に一本突設したが、第一ピン12は必ずしも中心に設ける必要はなく、第一ピン12を二本、その外側に複数の第二ピン15を設け、ピン12、15の合計を偶数にしても良い。この時、各ピン12、15の間隔を同じにするとなお良い。また、この場合、シートベルトウェビング30に対する各ピンの貫通する位置は、ベルト幅を47mmとした時、ベルトの幅方向端部から一番外側の第二ピン15中心までの距離を3〜10mmとするのが望ましい。特に、シートベルトウェビング30の幅方向端部から一番外側の第二ピン15中心までの距離を8.5mm、両側の一番外側の第二ピン15中心間の距離を30mmとするのがより望ましい。
また、他の図示しない実施形態として、少なくとも一本のピン12,15を設けた第一部材10と、少なくとも一つの孔22,25を設けた第二部材20とをそれぞれ複数並べることで、複数の前記ピン12,15をそれぞれ対応した複数の前記孔22,25に貫通させて、タングプレートストッパー10,20を構成してもよい。この時、第二ピン15及び第二孔25は無くても良い。また、シートベルトウェビング30の幅方向外側に径の小さいピン12を有するとなおよい。
また、上記図示しない実施形態の場合でも、第一ピン12と第二ピン15及び第一孔22と第二孔25とは、実施形態で述べた組み合わせ及びそれ以外の様々な大きさと形状の組み合わせで構成することができる。
このように本実施形態のタングプレートストッパー10,20を適用し、シートベルトウェビング30の一方側から複数のピン12,15を貫通し、前記シートベルトウェビング30の他方側で前記ピン12,15を複数の孔22,25に貫通させ、シートベルトウェビング30を挟持することで、シートベルトウェビング30のくぼみを抑えられ、波打ち現象が生じることがなくなる。
本発明のシートベルト用タングプレートストッパーおよびこれを備えたシートベルト装置は、車両シートに付設されて緊急時にシートベルトにより乗員を拘束保護するシートベルト装置に好適に利用することができる。
本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパーを備えたシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図 本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパーの第一部材の実施の形態の一例を模式的に示した平面図 本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパーの第一部材の実施の形態のA−A線に沿う断面図 本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパーの第二部材の実施の形態の一例を模式的に示した平面図 本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパーの第二部材の実施の形態のB−B線に沿う断面図 本発明にかかるシートベルト用タングプレートストッパー装着時の各ピンとシートベルトウェビングとの状態を示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 他の実施形態のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 従来のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図 従来のシートベルト用タングプレートストッパーを示す図
符号の説明
1…シートベルト装置、2…シートベルトリトラクタ、3…シートベルトウェビング、4…車両シート、6…シートベルト用ガイドアンカー、7…タングプレート、8…バックル、10…第一部材(タングプレートストッパー)、11…第一中央部、12…第一ピン(ピン)、13…周溝部、14…第一周縁部、15…第二ピン(ピン)20…第二部材(タングプレートストッパー)、21…第二中央部、22…第一孔(孔)、23…突起、24…第二周縁部、25…第二孔(孔)、30…シートベルトウェビング、31…縦糸、32…横糸

Claims (6)

  1. シートベルト不使用時にタングプレートが下まで落下することを防ぐタングプレートストッパーにおいて、シートベルトウェビングを貫通するピンを有する第一部材と、前記シートベルトウェビングを貫通したピンが貫通する孔を有する第二部材とを備え、複数の前記ピンをそれぞれ対応する複数の前記孔に貫通させ、前記第一部材と前記第二部材とで前記シートベルトウェビングを両側から挟持することを特徴とするシートベルト用タングプレートストッパー。
  2. 前記ピンの断面は、円形であることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用タングプレートストッパー。
  3. 前記ピンの断面は、楕円形であることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用タングプレートストッパー。
  4. 前記ピンは、シートベルトウェビング幅方向の内側に断面円形のピンを有し、外側に断面楕円形のピンを有することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用タングプレートストッパー。
  5. 前記ピンは、シートベルトウェビング幅方向の外側に、内側ピンの断面の径より小さいピンを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシートベルト用タングプレートストッパー。
  6. 緊急時に乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出された前記シートベルトを乗員のショルダーの方へガイドするシートベルト用ガイドアンカーと、このシートベルト用ガイドアンカーからガイドされてきた前記シートベルトに摺動自在に支持されたタングプレートと、前記タングプレートが係脱可能に挿入係合されるバックルと、シートベルト不使用時に前記タングプレートが下まで落下することを防ぐタングプレートストッパーを少なくとも備えたシートベルト装置において、前記シートベルト用タングプレートストッパーが請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたシートベルト用タングプレートストッパーであることを特徴とするシートベルト装置。
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