JP2007137247A - シートスライド用ハンドル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用シートハンドルにおいて、ハンドルは、1本の棒材が屈曲されて互いに並列にシートの移動方向に延在するアーム部と、棒材がアーム部の基部において互いに離反する方向に屈曲されて、アッパレールの長手方向に直角な方向に延在する回動軸部と、を有し、アーム部の前記回動軸部の内端近傍を互いに接合固定した接合固定部を備えた。
【選択図】 図2
Description
この車両用シートスライド装置によれば、操作レバー30を操作しない状態においては、ロック部材13,14がアッパレール10の前記掛止穴と対向位置にあるロアレール11の前記掛止溝とを橋絡的に掛止し、アッパレール10とロアレール11とがロックされた状態となる。操作レバー30の先端の把持部を引き上げると、操作レバー30はトルクロッド32を中心に回転し、操作レバー30の末端部31が前記スライド解除レバーを押圧する。該スライド解除レバーがロック部材13,14を回動軸線回りに回動させることにより、アッパレール10とロアレール11とのロック状態を解除してアッパレール10をスライド可能にする。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記接合固定部は溶接により固定されていることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1又は2において、前記棒材はパイプであって前記接合固定部は上下方向に扁平形状にされていることである。
請求項2に係る発明によると、溶接により簡単にかつ低コストでアーム部を接合固定することができる。
この車両用シートスライド装置1は、ロアレール40、アッパレール50、ロック機構60、解除レバー2及びハンドル20を備えている。ロアレール40は車両のフロア3に固定されている。アッパレール50は車両のシート4に固定され、ロアレール40に対してレール平面40a内で前後方向に移動可能に支持されている。ロック機構60はロアレール40に設けられ、ロアレール40の長手方向に並設された複数のロック部としてのロック孔41と、アッパレール50の長手方向に伸びる回動軸線61回りに回動され、ロック孔41に対し係脱可能なロック部材としてのロックレバー63とを有する。解除レバー2は一体の部材からなり、ロックレバー63の一部である連動部63bを押圧することによりロックレバー63を回動させて、ロック孔41とロックレバー63との係合を解除する。また、ストッパ10aは、後述するブラケット10の一部であり、解除レバー2のロックレバー63から離反する位置を規制するものである。ブラケット10の前端部には前方向が開放した軸受部10bが形成されている。この軸受部10bには後述するように、解除レバー2を操作するハンドル20が組付けられる。
ハンドル20は、図2に示すように、1本のパイプ材を屈曲させて形成されたもので、屈曲されたパイプが並列して前記シート4の移動方向に延在するように形成されたアーム部22と、このアーム部22の基部を互いに離反する方向に屈曲させ、前記アッパレール50の長手方向に直角な方向に延在する回動軸部21とを備え、並列するアーム部22の回動軸部21近傍を上下方向に扁平形状にするとともに該アーム部22を溶接によりに接合して接合固定部26が形成されている。ここで、回動軸部21の近傍として、例えば、接合固定部26がアーム部22のうち長手方向中央部分に位置する場合、接合固定部26がアーム部22のうち長手方向中央部分よりも回動軸部21に近い側に位置する場合、接合固定部26がアーム部のうち回動軸部に隣接した部分に位置する場合を挙げることができる。この回動軸部21はレール平面40aに対して直列してアッパレール50に一体的に固定されたブラケット10の軸受部10bに挿通され、ブラケット10の外側(レール平面40aと反対側)において付勢手段としてのバネ23が設けられている。バネ23は前記回動軸部21の抜け止めとなるとともに、ハンドル20のアーム部22を下方向に付勢し、解除レバー2をストッパ10aに押し付ける向きに付勢している。また、ブラケット10の内側(レール平面40a側)には、回動軸部21を拘束するフック部材25が設けられている。フック部材25は下方が開放するフック本体25aと、フック本体の中央付近を垂直平面内で回動可能に軸支する回動軸25bと、フック本体25aの基部を上方へ付勢するスプリング27とを備えている。このスプリング27によってフック本体15aが下方に向かって付勢され、回動軸部21はフック本体15aと前記ブラケット10の軸受部10bとによって係脱可能かつ回動可能に拘束される。また、回動軸部21の後方には解除レバー2が固定され、回動軸部21がハンドル20のアーム部22によって回動されることによって解除レバー2が回動する。
次に、各部について詳細に説明する。図5に示すように、ロアレール40の内側の長手方向には、ロック機構60を構成するロック孔41が複数並列されている。アッパレール50には、ロアレール40の内側及び外側で、各ロック孔41と対向し得る透孔51,52を有している。また、アッパレール50には、解除レバー2の先端部が挿通される挿通孔50aが設けられている。さらに、アッパレール50には、後述するロックレバー63の回動板63c、ロックブラケット64の支持板65b、66b及びボール62が挿通される切欠き孔53,54が設けられている。
ロック機構60は、ロック孔41、透孔51、52、ボール62、ロックレバー63及びロックブラケット64を有している。ロックレバー63は、ロックレバー63がアッパレール50に組付けられた状態において、図3に示すように、アッパレール50の長手方向に伸びる回動軸線61回りに回動可能にされている。図5乃至図7に示すように、ボール62は剛球からなり、ロックレバー63の回動軸線61回りに円滑な回動を確保するとともに、ロックレバー63のガタを抑制する。
ロックレバー63には、ロック孔41に対し係脱可能なロック爪63aが上方に設けられている。また、ロックレバー63には連動部63bが後方に設けられており、この連動部63bには、図6及び図7に示すように、ロックレバー63を回動操作する解除レバー2の当接部2aが係合している。図5に示すように、ロックレバー63の両端部には、ロックブラケット64により支持される2個の回動板63cが一体として設けられている。各回動板63cにはボール62の外周球面の曲率半径よりも大きい曲率半径の半球凹面を有する凹部63dが形成されている。
ロックブラケット64は、第1ブラケット65及び第2ブラケット66からなり、ロアレール40の上方でアッパレール50に固定されている。第1ブラケット65及び第2ブラケット66の両端部には、ロックレバー63を支持する2個の支持板65a、66aが一体として設けられている。各支持板65a、66aには、ボール62の外周球面の曲率半径よりも大きい曲率半径の半球凹面を有する凹部65b、66bが回動板63cの凹部63dと対向して形成されている。
各支持板65a、66aの凹部65b、66bと各回動板63cの凹部63dとの間には、ボール62が挟持されている。これにより、ロックレバー63がボール62を介してロックブラケット64に支持され、ロックレバー63はアッパレール50の長手方向に伸びる回動軸線61回りに回動可能にされる。
また、両レール40,50の断面内において、ロックバネ67が一端に設けた取付孔67aによりアッパレール50に固定され、他端に設けた調整孔67bによりアッパレール50の前後方向に移動可能に組付けられている。このロックバネ67は、中央の円弧状に湾曲した部分においてロックレバー63に係合し、ロック爪63aがロック孔41に係入される方向にロックレバー63を付勢している。
このようにシート3が固定されたアッパレール50のロック状態を解除するため、ハンドル20のアーム部22を引き上げる操作を繰り返し行っても、ハンドル20のアーム部22と回動軸部21とが一体に形成されているので、ハンドル20の十分な強度を確保することができる。また、アーム部22は回動軸部21の長手方向の中央部からずれたところ(シート4に座った場合では、左右方向中央から右にずれたところ)に位置しているので、アーム部22を操作するときにまっすぐ上方ではなく、斜めに偏った方向に操作される場合があり、これによってアーム部22にねじれ力が生ずることがある。しかし、アーム部22を回動軸部21の近傍で接合固定しているので、アーム部22を操作するときに生じるねじれ力に対する強度を向上させることができる。
なお、本実施形態において、ハンドルのアーム部の接合固定は溶接によるものであるが、これに限定されるものでなく、例えば、ボルト・ナットのよるもの、リベットによるもの、ワイヤーを巻回するもの等既知の技術を使用するものでも良い。また、ハンドルは中空のパイプ材としたが、これに限定されず中実の棒材でもよい。
Claims (3)
- 車両のフロアに固定される1対のロアレールと、
車両のシートに固定され、前記1対のロアレールに対し夫々移動可能に支持されたアッパレールと、
前記ロアレールに設けられ、前記ロアレールの長手方向に並設された複数のロック部と、前記アッパレールに設けられ、前記アッパレールの長手方向に伸びる回動軸線回りに回動され、前記ロック部に対し係脱可能なロック部材とを有するロック機構と、
前記ロック部材を回動させて、前記ロック部と前記ロック部材との係合を解除する解除レバーと、
前記解除レバーを操作するハンドルと、を備えた車両用シートスライド装置において、
前記ハンドルは、1本の棒材が屈曲されて互いに並列に前記シートの移動方向に延在するアーム部と、
前記棒材が前記アーム部の基部において互いに離反する方向に屈曲されて、前記アッパレールの長手方向に直角な方向に延在する回動軸部と、
を有し、
前記アーム部の前記回動軸部の内端近傍を互いに接合固定した接合固定部を備えたことを特徴とするシートスライド用ハンドル。 - 請求項1において、前記接合固定部は溶接により固定されていることを特徴とするシートスライド用ハンドル。
- 請求項1又は2において、前記棒材はパイプであって前記接合固定部は上下方向に扁平形状にされていることを特徴とするシートスライド用ハンドル。
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JP2007196870A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Fuji Kiko Co Ltd | 車両のシートスライド装置 |
JP2016055818A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
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