JP2007133003A - 反射シート - Google Patents
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Abstract
各種液晶表示装置におけるバックライト装置を製造する際に、層間剥離が生じることにより製造ロスが生じてしまうことのない、全反射率や正反射率の高い反射シートを提供する。
【解決手段】
基材フィルムの表面に、少なくとも、金属による金属蒸着層と、樹脂による樹脂層と、金属化合物による金属化合物層と、をこの順に積層してなる構成としたことにより、従来であれば容易に剥離していた基材フィルムと金属蒸着層とが剥離しなくなり、また全体の層構成が単純でありながら、従来数十の層を積層しなければ得られなかった高反射性と低b*値とを両立した反射シートとした。
【選択図】
なし
Description
本願発明に係る反射シートについて第1の実施の形態として説明する。
本実施の形態に係る反射シートは、基材フィルム、その表面に少なくとも金属による金属蒸着層と、樹脂による樹脂層と、金属化合物による金属化合物層と、をこの順に積層してなる構成を有する。
まず(a)基材フィルムについて説明すると、本実施の形態における基材フィルムとしては特に制限をするものではない。そしてその利便性、取扱の容易さ等の観点から、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム(以下「PETフィルム」とする。)、ポリプロピレンフィルムなどが好ましく、中でもPETフィルムを用いることが好適であると言える。そこで本実施の形態では基材フィルムとしてPETフィルムを用いることとするが、本発明はこれに限定されるものではない。
a/b/c/d
a)の表面に真空蒸着法により積層する。
真空蒸着の条件は以下の通りとする。
・銀を抵抗加熱で溶融し、26.6mPa、0.2mTorrで基材表面に蒸発させる。
b)の表面に従来公知のウェットコーティング法により積層する。
c)の表面にスパッタリング法により積層する。
スパッタリングの条件は以下の通りとする。
・原材料として金属化合物の板状ターゲットを用いる。
・スパッタガスには純度99%以上のアルゴンを用いる。
まず積層が完了した段階での初期値を測定する。初期値としてはY値、a*値、b*値、密着力、をそれぞれ以下の方法で測定する。
・(株)島津製作所製分光光度計に60φの積分球を設置して測定する。
・ここで言う反射率は硫酸バリウム標準白色板の反射率を100%として換算したものである。
・蒸着面に1mm幅の線を11本、縦横にカッターナイフで刻む。
・次いで24mm幅の粘着テープをその表面に密着させる。
・そして密着した粘着テープを素早く90°方向に強制剥離する。
(いわゆる「碁盤目剥離法」による。)
上記の測定が完了したら、反射シートを60℃、湿度90%の条件下で500時間曝し続け、その後、再び評価方法1で示した手法により、それぞれの値を測定する。
実施例1:樹脂層=アクリルメラミン/金属化合物層=酸化チタン
実施例2:樹脂層=アクリルメラミン/金属化合物層=酸化ニオブ
実施例3:樹脂層=アクリルシリコン/金属化合物層=酸化チタン
実施例4:樹脂層=ポリエステル /金属化合物層=酸化チタン
以上の組み合わせによる実施例を用意した。上記した以外は前述した構成のままとした。
比較例1:樹脂層=酸化硅素/金属化合物層=酸化チタン
比較例2:樹脂層=酸化硅素/金属化合物層=酸化ニオブ
比較例3:樹脂層=フッ化マグネシウム/金属化合物層=酸化チタン
以上の組み合わせによる実施例を用意した。上記した以外は前述した構成のままとした。
Claims (5)
- 基材フィルムの表面に、
少なくとも、金属による金属蒸着層と、樹脂による樹脂層と、金属化合物による金属化合物層と、
をこの順に積層してなる反射シートであって、
前記反射シートの全光線反射率が90%以上97%未満であり、かつa*値が−5.0以上5.0以下、b*値が−5.0以上5.0以下であり、
前記樹脂層の厚みが20nm以上100nm以下であり、
前記金属化合物層の厚みが20nm以上100nm以下であること、
を特徴とする、反射シート。 - 請求項1に記載の反射シートにおいて、
前記基材フィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルムであること、
を特徴とする、反射シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の反射シートにおいて、
前記樹脂層がアクリル系樹脂による層であること、
を特徴とする、反射シート。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の反射シートにおいて、
前記金属蒸着層を形成する金属が、銀又はアルミニウムであること、
を特徴とする、反射シート。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の反射シートにおいて、
前記金属化合物層を形成する金属化合物が、酸化ニオブ又は酸化チタンであること、
を特徴とする、反射シート。
Priority Applications (1)
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JP2005323656A JP2007133003A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 反射シート |
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2005
- 2005-11-08 JP JP2005323656A patent/JP2007133003A/ja active Pending
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