JP2007129846A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 逆電圧印加回路の異常を的確に検出することができ、これによりスイッチング素子の過熱や破壊を未然に防ぐことが可能な安全性にすぐれたインバータ装置を提供する。
【解決手段】 MOSFET4u,4v,4wの還流ダイオードDu−,Dv−,Dw−にそれぞれ還流電流が流れるとき、MOSFET3u,3v,3wのスイッチング素子のオンに先立ち、還流ダイオードDu−,Dv−,Dw−に逆電圧印加回路6u,6v,6wからそれぞれ逆電圧が印加される。下流側のMOSFET4u,4v,4wを通して流れる電流が抵抗7u,7v,7wを介して検出されており、その検出電流に応じて各逆電圧印加回路の異常が判定される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、誘導性負荷たとえばモータへの駆動電力を出力するインバータ装置に関する。
誘導成分を含む負荷たとえばブラシレスDCモータの駆動用電力を出力するインバータ装置は、電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子の直列回路を複数備え、各スイッチング素子の相互接続点がブラシレスDCモータの各相巻線に接続される。各スイッチング素子は、還流ダイオードを有している。
スイッチング素子としては、最近、IGBTやMOSFETが多く採用されている。
MOSFETを用いている場合、MOSFETのオン,オフ速度が速いため高周波スイッチングが可能というメリットがあり、また低電圧出力時のロスが小さいことからファンモータ等の出力の小さいモータを駆動する場合に多用される。
MOSFETでは素子製造の過程において逆回復特性の悪い還流(寄生)ダイオードが素子上に作られてしまう。さらに近年開発されているスイッチング素子の特性を高めたオン時低抵抗のスーパージャンクションMOSFETの場合、素子上に形成される寄生ダイオードの逆回復特性はさらに悪いものであった。このため、誘導性負荷に蓄えられたエネルギによる順方向電流が寄生ダイオードに流れている状態で、他方のスイッチング素子がオンした場合、寄生ダイオードに大きな逆方向電流が流れ、大きな電力損失を生じることになり、ファンモータよりも大電流を必要とする空気調和機のコンプレッサ駆動用インバータ等への採用が難しかった。
そこで、従来、上記他方のスイッチング素子のオンに先立ってMOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路を設け、この逆電圧の印加によって還流ダイオードに流れる逆方向電流を抑制し、電力損失の低減を図るものがある(例えば、特許文献1)。
特開平10−327585号公報
このような逆電圧印加回路を採用した場合、大幅に電力損失が抑えられるため、空気調和機のコンプレッサ等の大出力モータ等にもスイッチング素子としてMOSFETの採用が可能となるが、万が一逆電圧印加回路に破壊や特性劣化等の異常が生じると、還流(寄生)ダイオードにおける逆方向電流を抑制することができなくなり、最悪の場合はスイッチング素子が過熱して破壊に至ってしまう。
この発明は、上記の事情を考慮したもので、逆電圧印加回路の異常を的確に検出することができ、これによりスイッチング素子の過熱や破壊を未然に防ぐことが可能な安全性にすぐれたインバータ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明のインバータ装置は、それぞれが還流ダイオードを有し且つ電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子で、少なくとも一方の素子がMOSFETからなる直列回路を備え、各スイッチング素子の相互接続点が誘導性負荷に接続されるスイッチング回路と、上記各スイッチング素子を交互にオン,オフ駆動する制御部と、上記MOSFETと対となるスイッチング素子のオンに先立ち、上記MOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路と、上記下流側のスイッチング素子を通して流れる電流を検出する検出手段と、この検出手段で検出される電流に応じて前記逆電圧印加回路の異常を判定する判定手段と、を備えている。
この発明のインバータ装置によれば、逆電圧印加回路の異常を的確に検出することができる。これにより、スイッチング素子の過熱や破壊を未然に防ぐことが可能となり、安全性が向上する。
[1]以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1において、Mは空気調和機のコンプレッサモータとして使用されるブラシレスDCモータ(負荷)で、中性点Cを中心に星形結線された3つの相巻線Lu,Lv,Lwを有する固定子、および永久磁石を有する回転子により構成されている。相巻線Lu,Lv,Lwに電流が流れることにより生じる磁界と永久磁石が作る磁界との相互作用により、回転子が回転する。このブラシレスDCモータMに、本発明のインバータ装置1が接続されている。
インバータ装置1は、直流電圧Vd(=280V)が印加される入力端子P,N、この入力端子P,N間の直流電圧Vdを受けて上記相巻線Lu,Lv,Lwに対する通電およびその通電切換を行うスイッチング回路2、商用交流電源30の交流電圧を整流する整流回路31、この整流回路31の出力電圧(直流電圧)を平滑して上記入力端子P,N間に印加する平滑コンデンサ32を備えている。そして、上記スイッチング回路2の駆動制御用として制御部10が設けられ、その制御部10に表示部11が接続されている。
上記スイッチング回路2は、直流電圧Vdの印加方向に沿って上流側および下流側のスイッチング素子として低損失パワーMOSFET(スーパージャンクションMOSFET等)の直列回路をU,V,Wの三相分有するもので、U相の上流側にMOSFET3u、U相の下流側にMOSFET4u、V相の上流側にMOSFET3v、V相の下流側にMOSFET4v、W相の上流側にMOSFET3w、W相の下流側にMOSFET4wを備えている。そして、MOSFET3u,3v,3wに対し、還流ダイオードDu+,Dv+,Dw+がそれぞれ逆並列接続されている。MOSFET4u,4v,4wに対し、還流ダイオードDu−,Dv−,Dw−がそれぞれ逆並列接続されている。これら還流ダイオードは、寄生ダイオードとしてそれぞれ対応するMOSFETに内蔵される。
MOSFET3uとMOSFET4uの相互接続点、MOSFET3vとMOSFET4vの相互接続点、MOSFET3wとMOSFET4wの相互接続点に、上記相巻線Lu,Lv,Lwのそれぞれ非結線端が接続されている。
また、スイッチング回路2は、誘導性負荷である相巻線Lu,Lv,Lwに蓄えられたエネルギによって還流ダイオードDu+,Dv+,Dw+に順方向電流(還流電流)が流れた場合に、下流側のMOSFET4u,4v,4wのオンに伴って還流ダイオードDu+,Dv+,Dw+に流れる逆方向電流を抑制するため、MOSFET4u,4v,4wのそれぞれオンに先立って還流ダイオードDu+,Dv+,Dw+に逆電圧を印加する逆電圧印加回路5u,5v,5wを備えている。
さらに、スイッチング回路2は、相巻線Lu,Lv,Lwに蓄えられたエネルギによって還流ダイオードDu−,Dv−,Dw−に順方向電流(還流電流)が流れた場合に、上流側のMOSFET3u,3v,3wのオンに伴って還流ダイオードDu−,Dv−,Dw−に流れる逆方向電流を抑制するため、MOSFET3u,3v,3wのそれぞれオンに先立って還流ダイオードDu−,Dv−,Dw−に逆電圧を印加する逆電圧印加回路6u,6v,6wを備えている。
逆電圧印加回路5uは、直流電源40の電圧(例えば15V)を抵抗41を介して逆電圧印加用コンデンサ42に印加し、その逆電圧印加用コンデンサ42の電圧を逆電圧印加用MOSFET43のドレイン・ソース間、およびダイオード44を介して、還流ダイオードDu+に逆電圧として印加する。また、逆電圧印加回路5uは、逆電圧印加用MOSFET43の駆動用として、パルス生成回路45およびゲート駆動回路46を有している。パルス生成回路45は、逆電圧印加用MOSFET43をオン,オフするためのパルス信号を生成する。ゲート駆動回路46は、パルス生成回路45で生成されたパルス信号を、制御部10からの指令に応じて逆電圧印加用MOSFET43のゲートに供給する。
他の逆電圧印加回路5v,5w,6u,6v,6wも、逆電圧印加回路5uと同じ構成である。よって、その説明は省略する。
一方、スイッチング回路2において、MOSFET3uとMOSFET4uの直列回路におけるMOSFET4uの下流側位置に、電流検出用の抵抗7uが挿接されている。MOSFET3vとMOSFET4vの直列回路におけるMOSFET4vの下流側位置に、電流検出用の抵抗7vが挿接されている。MOSFET3wとMOSFET4wの直列回路におけるMOSFET4wの下流側位置に、電流検出用の抵抗7wが挿接されている。下流側のMOSFET4u,4v,4wを通して流れる電流に応じたレベルの電圧が、これら抵抗7u,7v,7wに生じる。
そして、抵抗7u,7v,7wに生じる電圧が、差動増幅回路8u,8v,8wを介して制御部10に供給される。
制御部10は、MOSFET3u,3v,3w,4u,4v,4wに対するオン,オフ制御のタイミング、および差動増幅回路8u,8v,8wの出力電圧レベルに応じて、逆電圧印加回路5u,5v,5w,6u,6v,6wの破壊や特性劣化等の異常を判定する(判定手段)。
スイッチング回路2における電流経路の一例を図2に示す。
MOSFET3uおよびMOSFET4vが共にオンのとき、図2に実線で示すように、入力端子P、MOSFET3u、相巻線Lu,Lv、MOSFET4v、および入力端子Nの経路で電流が流れる。MOSFET3uがオフしてMOSFET4vがオンのとき、図2に破線で示すように、相巻線Lu,Lvに蓄えられたエネルギに基づく電流が、相巻線Lu,LvからMOSFET4vを経てMOSFET4u側の還流ダイオードDu−を順方向に流れる。こうして、還流ダイオードDu−に順方向電流(還流電流)が流れている状態において、上流側のMOSFET3uがオンすると、MOSFET3uを通して還流ダイオードDu−に端子P,N間の電圧(=280V)が加わる。このとき、還流ダイオードDu−に短絡電流のような大きな逆方向電流(スパイク電流ともいう)Irrが流れてしまう。この逆方向電流Irrは大きな電力損失を招いてしまうものであり、それを抑制するために、逆電圧印加回路6uが設けられている。
つぎに、作用を説明する。
図3に示すように、三相正弦波電圧Euと三角波信号Eoとが電圧比較される。三相正弦波電圧Euは、ブラシレスDCモータMの速度に比例して周波数が変化する。この電圧比較により、MOSFET3uをオン,オフ駆動するための上素子駆動信号およびMOSFET4vをオン,オフ駆動するための下素子駆動信号が作成される。
このようにして作成される上素子駆動信号および下素子駆動信号により、スイッチング回路2における少なくとも1つの直列回路の上流側MOSFETがオン,オフして別の少なくとも1つの直列回路の下流側MOSFETがオンする複数相通電が、順次に切換えられる。この複数相通電の切換えにより、3つの相間電圧が生じ、その各相間電圧がブラシレスDCモータMの相巻線Lu,Lv,Lwに印加される。これにより、Lu,Lv,Lwに正弦波状の電流が流れ、ブラシレスDCモータMが動作する。
なお、MOSFET4uがオフするタイミングとMOSFET3uがオンするタイミングとの間に、デッドタイムtdが確保される。MOSFET3uがオフするタイミングとMOSFET4uがオンするタイミングとの間にも、デッドタイムtdが確保される。このデッドタイムtdが確保により、MOSFET3uおよびMOSFET4uの直列回路の短絡が防止される。他の直列回路においても、同様にデッドタイムが確保される。
ところで、図2で説明したように、MOSFET3uがオフしたとき(MOSFET4vがオン)、相巻線Lu,Lvに蓄えられたエネルギに基づく電流が、相巻線Lu,LvからMOSFET4vを経てMOSFET4u側の還流ダイオードDu−を順方向に流れる。このいわゆる還流電流が流れている状態において、上流側のMOSFET3uのオンに先立ち、制御部10から逆電圧印加回路6uへの逆電圧印加信号が高レベルに設定される。これにより、逆電圧印加回路6uの逆電圧印加用MOSFET43がオンし、逆電圧印加用コンデンサ42に蓄えられている電圧が還流ダイオードDu−に逆電圧として印加される。この逆電圧印加回路6uから還流ダイオードDu−への逆電圧の印加期間は、MOSFET4uのオフ後から始まり、MOSFET3uのオンタイミングを含む一定期間であり、予め定められている。また、逆電圧印加回路6uから還流ダイオードDu−への逆電圧の印加開始のタイミングは、例えば、MOSFET4uのオフタイミング(下素子駆動信号の立下りタイミング)を基準にして設定される。
図3の還流ダイオードDu−に流れる電流Iaに示されるように、還流電流が流れている状態で、逆電圧印加回路6uから還流ダイオードDu−に逆電圧が印加されると、還流ダイオードDu−に逆方向電流Irrが流れる。このとき、還流ダイオードDu−に印加される逆電圧は、端子P,N間の電圧(=280V)よりもはるかに低い。
このように、逆電圧印加回路6uから還流ダイオードDu−に逆電圧が印加されることにより、還流ダイオードDu−に逆方向電流Irrが流れても、その逆方向電流Irrのレベルはきわめて小さい。ただし、逆方向電流Irrの期間については、端子P,N間の電圧(=280V)が印加される場合よりも、長くなる。この場合、還流ダイオードDu−における電力積算値は、消費電力と時間の積であり、逆方向電流Irrの値が小さくなれば、たとえ逆方向電流Irrの期間が長くなっても、電流値が大幅に小さくなるため、積算電力は大幅に低くなる。したがって、還流ダイオードDu−における電力損失を大幅に低減することができ、効率の向上が図れる。
一方、各逆電圧印加回路に破壊や特性劣化等の異常が生じると、各還流ダイオードにおける逆方向電流Irrを抑制することができなくなる。この場合、逆方向電流Irrの抑制が効かなくなるのに伴い、抵抗7u,7v,7wのいずれかに流れる電流が増大する。たとえば、逆電圧印加回路6uに異常が生じて、還流ダイオードDu−における逆方向電流Irrを抑制できない場合、その逆方向電流Irrが抵抗7uに流れるため、抵抗7u生じる電圧が大きく上昇する。制御部10は、抵抗7uの電圧上昇と、そのときのMOSFET3u,3v,3w,4u,4v,4wに対するオン,オフ制御のタイミングとに基づき、逆電圧印加回路6uに異常が生じたことを判定する。
この異常判定時、制御部10は、異常の旨を表示部11で表示するとともに、スイッチング回路2の駆動を停止する。この駆動停止により、MOSFET4uの過熱や破壊が未然に防止される。
[2]第2の実施形態について説明する。
図4に示すように、スイッチング回路2の各直列回路への通電路、たとえば平滑コンデンサ32と端子Nとの間の通電路に、電流検出用の抵抗50が挿接されている。そして、抵抗50に生じる電圧が、検出回路51に接続されている。
検出回路51は、スイッチング回路2の各直列回路に流れる電流の値を、抵抗50に生じる電圧のレベルから検出する。この検出結果が制御部10に供給される。
制御部10は、MOSFET3u,3v,3w,4u,4v,4wに対するオン,オフ制御のタイミング、および検出回路51の検出結果に応じて、逆電圧印加回路5u,5v,5w,6u,6v,6wの破壊や特性劣化等の異常を判定する(判定手段)。
たとえば、逆電圧印加回路6uに異常が生じて、還流ダイオードDu−における逆方向電流Irrを抑制できない場合、その逆方向電流Irrの分だけ、抵抗50に流れる電流が増大する。制御部10は、抵抗50における電流の増大と、そのときのMOSFET3u,3v,3w,4u,4v,4wに対するオン,オフ制御のタイミングとに基づき、逆電圧印加回路6uに異常が生じたことを判定する。
この異常判定時、制御部10は、異常の旨を表示部11で表示するとともに、スイッチング回路2の駆動を停止する。この駆動停止により、MOSFET4uの過熱や破壊が未然に防止される。
他の構成、作用、および効果は、第1の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[3]第3の実施形態について説明する。
図5に要部を示すように、各逆電圧印加回路における抵抗41の両端に、検出回路47が接続されている。
各逆電圧印加回路は、直流電源40の電圧を抵抗41を介して逆電圧印加用コンデンサ42に充電し、その逆電圧印加用コンデンサ42の電圧を還流ダイオードに対する逆電圧として出力する。すなわち、直流電源40から抵抗41を介して逆電圧印加用コンデンサ42に流れる充電電流が、逆電圧生成用の電流である。逆電圧生成用の電流は、逆電圧印加回路が正常であれば、繰り返し流れる。
上記検出回路47は、逆電圧生成用の電流を、抵抗41を介して検出する。制御部10は、検出回路47が所定期間にわたって逆電圧生成用の電流を検出しないとき、その検出回路47が存している逆電圧印加回路が異常であると判定する(判定手段)。
この異常判定時、制御部10は、異常の旨を表示部11で表示するとともに、スイッチング回路2の駆動を停止する。この駆動停止により、各MOSFETの過熱や破壊が未然に防止される。
他の構成、作用、および効果は、第1の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[4]第4の実施形態について説明する。
スイッチング回路2における各MOSFETの放熱用ヒートシンク(図示しない)に対し、それぞれ温度センサが取付けられている。そして、これら温度センサの検知温度データが制御部10に供給される。
制御部10は、各温度センサの検知温度を監視しており、各MOSFETのいずれかに異常温度上昇が生じると、その異常温度上昇したMOSFETと対となるMOSFETの逆電圧印加回路が異常であると判定する(判定手段)。
この異常判定時、制御部10は、異常の旨を表示部11で表示するとともに、スイッチング回路2の駆動を停止する。この駆動停止により、MOSFETのそれ以上の過熱および破壊が未然に防止される。
他の構成、作用、および効果は、第1の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[5]第5の実施形態について説明する。
図6に示すように、インバータ装置1の筐体内に、整流回路31、平滑コンデンサ32、スイッチング回路2などが搭載される回路基板60が設けられている。この回路基板60における各MOSFETの近傍に、温度センサ61が取付けられている。温度センサ61は、各MOSFETの周辺温度を検地する。この検知温度データが制御部10に供給される。
制御部10は、温度センサ61の検知温度を監視しており、その検知温度が異常上昇すると、各MOSFETのいずれかに異常温度上昇が生じたとの判断の下に、各逆電圧印加回路のいずれかが異常であると判定する(判定手段)。
この異常判定時、制御部10は、異常の旨を表示部11で表示するとともに、スイッチング回路2の駆動を停止する。この駆動停止により、MOSFETのそれ以上の過熱および破壊が未然に防止される。
他の構成、作用、および効果は、第1の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
なお、上記実施形態では、スイッチング回路2における上流側スイッチング素子および下流側スイッチング素子が共にMOSFETである場合を例に説明したが、上流側スイッチング素子がIGBTで、下流側スイッチング素子がMOSFETである場合は、下流側のMOSFETに対して同様に実施可能である。
その他、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
この発明の第1の実施形態の構成および冷凍サイクルの構成を示す図。 各実施形態のスイッチング回路における電流経路の一例を示す図。 各実施形態における各部の信号波形を示すタイムチャート。 この発明の第2の実施形態の構成および冷凍サイクルの構成を示す図。 この発明の第3の実施形態の要部の構成を示す図。 この発明の第5の実施形態の要部の構成を示す図。
符号の説明
1…インバータ装置、2…スイッチング回路、3u,3v,3w…MOSFET、4u,4v,4w…MOSFET、5u,5v,5w…逆電圧印加回路、6u,6v,6w…逆電圧印加回路、Du,Dv,Dw…還流ダイオード、P,N…入力端子、10…制御部、40…直流電源、41…抵抗、42…逆電圧印加用コンデンサ、43…逆電圧印加用MOSFET、7u,7v,7w…電流検出用の抵抗、50…電流検出用の抵抗、51…検出回路、47…検出回路、60…回路基板、61…温度センサ、M…ブラシレスDCモータ、Lu,Lv,Lw…相巻線

Claims (5)

  1. それぞれが還流ダイオードを有し且つ電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子で、少なくとも一方の素子がMOSFETからなる直列回路を備え、各スイッチング素子の相互接続点が誘導性負荷に接続されるスイッチング回路と、
    前記各スイッチング素子を交互にオン,オフ駆動する制御部と、
    前記MOSFETと対となるスイッチング素子のオンに先立ち、前記MOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路と、
    前記下流側のスイッチング素子を通して流れる電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出される電流に応じて前記逆電圧印加回路の異常を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴とするインバータ装置。
  2. それぞれが還流ダイオードを有し且つ電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子で、少なくとも一方の素子がMOSFETからなる直列回路を備え、各スイッチング素子の相互接続点が誘導性負荷に接続されるスイッチング回路と、
    前記各スイッチング素子を交互にオン,オフ駆動する制御部と、
    前記MOSFETと対となるスイッチング素子のオンに先立ち、前記MOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路と、
    前記直列回路への通電路に流れる電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出される電流に応じて前記逆電圧印加回路の異常を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴とするインバータ装置。
  3. それぞれが還流ダイオードを有し且つ電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子で、少なくとも一方の素子がMOSFETからなる直列回路を備え、各スイッチング素子の相互接続点が誘導性負荷に接続されるスイッチング回路と、
    前記各スイッチング素子を交互にオン,オフ駆動する制御部と、
    前記MOSFETと対となるスイッチング素子のオンに先立ち、前記MOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路と、
    前記逆電圧印加回路内の逆電圧生成用の電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出される電流に応じて前記逆電圧印加回路の異常を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴とするインバータ装置。
  4. それぞれが還流ダイオードを有し且つ電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子で、少なくとも一方の素子がMOSFETからなる直列回路を備え、各スイッチング素子の相互接続点が誘導性負荷に接続されるスイッチング回路と、
    前記各スイッチング素子を交互にオン,オフ駆動する制御部と、
    前記MOSFETと対となるスイッチング素子のオンに先立ち、前記MOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路と、
    前記各スイッチング素子の放熱用ヒートシンクの温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサの検知温度に応じて前記逆電圧印加回路の異常を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴とするインバータ装置。
  5. それぞれが還流ダイオードを有し且つ電圧の印加方向に沿って上流側および下流側となる2つのスイッチング素子で、少なくとも一方の素子がMOSFETからなる直列回路を備え、各スイッチング素子の相互接続点が誘導性負荷に接続されるスイッチング回路と、
    前記各スイッチング素子を交互にオン,オフ駆動する制御部と、
    前記MOSFETと対となるスイッチング素子のオンに先立ち、前記MOSFETの還流ダイオードに逆電圧を印加する逆電圧印加回路と、
    前記各スイッチング素子の周辺温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサの検知温度に応じて前記逆電圧印加回路の異常を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴とするインバータ装置。
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