JP2003219656A - 交流発電電動機用インバータ - Google Patents

交流発電電動機用インバータ

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JP2003219656A
JP2003219656A JP2002014797A JP2002014797A JP2003219656A JP 2003219656 A JP2003219656 A JP 2003219656A JP 2002014797 A JP2002014797 A JP 2002014797A JP 2002014797 A JP2002014797 A JP 2002014797A JP 2003219656 A JP2003219656 A JP 2003219656A
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inverter
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switching element
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JP2002014797A
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Kimihisa Tsuji
公壽 辻
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で低コスト化を図ることができ、印加電
圧が高い場合でも耐えうることができる交流発電電動機
のインバータを提供する。 【解決手段】 交流電動機または交流発電機として機能
する三相交流発電電動機10のスイッチング素子が三相
交流生成可能な状態に上下アームに配置されて成るイン
バータにあって、上アームのスイッチング素子に、スイ
ッチング動作を行うFETに組み合わされたチャージポ
ンプ、過電流および過熱検出の各機能を有するIPD5
1〜56を用い、下アームのスイッチング素子にFET
26〜28を用い、IPD51〜56の過電流および過
熱検出時にゲート制御回路64でIPD51〜56のF
ETをオフとする。さらに、三相交流発電電動機10を
介して所定下アームのスイッチング素子(例えば27)
に接続されるIPD55,56を互いに直列接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れる交流発電電動機に用いられるインバータに関するも
のであり、特に、エンジンと交流発電電動機との協働機
構を走行駆動源とするいわゆるハイブリッド車の交流発
電電動機に適したインバータを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の交流発電電動機用インバ
ータの回路構成図である。この図8において、10は自
動車に搭載された三相交流発電電動機、12はバッテリ
ーである。この三相交流発電電動機10とバッテリー1
2との間にインバータが接続されている。
【0003】インバータの接続構成を説明すると、ま
ず、三相交流発電電動機10とバッテリー12との間
に、電流センサ14,15,16を介して上アームのス
イッチング素子20,21,22が接続され、同間に、
一端が接地されたコンデンサ24を介して下アームのス
イッチング素子26,27,28が接続されている。な
お、上下アームのスイッチング素子20〜22と26〜
28は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型のFE
T(Field Effect Transistor)であり、このFETのソ
ース−ドレイン間に形成されたボディダイオードを備え
ている。
【0004】さらに、上アームのスイッチング素子20
〜22の各ゲートと、下アームのスイッチング素子26
〜28の各ゲートに、バッファ30〜32、34〜36
を介してゲート駆動回路40,41,42が接続されて
いる。このゲート駆動回路40〜42には、ゲート駆動
用電源44および制御回路46が接続されており、制御
回路46にホールセンサ48と電流センサ14〜16が
接続されて構成されている。なお、制御回路46には、
力行、発電切換、および励磁調整の各制御信号が入力さ
れるようになっている。
【0005】このような構成において、自動車の始動時
にバッテリー12からの直流電流がインバータで三相交
流電流に変換されて三相交流発電電動機10へ供給され
ると、三相交流発電電動機10がスタータモータあるい
は走行用モータとして動作する。
【0006】一方、エンジンの起動後は、三相交流発電
電動機10が発電機として動作し、この発電によって生
成される三相交流電流がインバータで直流電流に変換さ
れ、この直流電流がバッテリー12に充電されるように
なっている。
【0007】制御回路46は、力行、発電切換、および
励磁調整の各制御信号の入力に応じて力行、発電切換、
および励磁調整の各制御を行う。この制御は、ゲート駆
動回路40〜42を制御することにより上下アームのス
イッチング素子20〜22,26〜28をON/OFF
して行う。
【0008】また、三相交流発電電動機10を電動機ま
たは発電機として作動させる場合に、制御回路46は、
ホールセンサ48で検出される三相交流発電電動機10
の回転角や、電流センサ14〜16で検出される電流値
に応じて、ゲート駆動回路40〜42を介して上下アー
ムのスイッチング素子20〜22,26〜28をON/
OFFする。
【0009】なお、この種の交流発電電動機用インバー
タの公知例として、特開平10−191691号公報が
挙げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
インバータにおいては、スイッチング素子のゲート駆動
用にゲート駆動用電源44が必要であり、また三相交流
発電電動機10の過電流検出および回転制御に高価な電
流センサ14〜16が必要であり、さらに過電流、過電
圧、過熱等の保護機能を制御基板上に設ける必要があ
る。これらの理由からインバータの大型化並びに高コス
ト化を招くことになる。
【0011】これを回避するために、すなわち、ゲート
駆動用電源44および電流センサ14〜16を不要と
し、過電流、過電圧、過熱等の保護機能を制御基板上に
設けることを不要とする構成にするために、スイッチン
グ素子20〜22,26〜28として、チャージポン
プ、過電流検出および過熱検出の各機能を実行する手段
を有するIPD(Intelligent Power Device)と呼ばれ
る多機能スイッチング素子を用いることが考えられる。
【0012】一方、本インバータはハイブリッド電気自
動車に搭載される交流発電電動機のような高いバッテリ
ー電圧(たとえば42ボルト)で駆動する交流発電電動
機に適用することを前提としているので、高い耐圧を有
するスイッチング素子でなければならない。
【0013】ところが、IPDのような多機能スイッチ
ング素子は、一般に高耐圧性を有しておらず、この種の
インバータにそのまま用いることができないという問題
がある。
【0014】そこで本発明は、小型で低コスト化を図る
ことができ、印加電圧が高い場合でも耐えうることがで
きる交流発電電動機のインバータを提供することを課題
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明の交流発電電動機用インバータは、交
流発電電動機と充放電手段との間に接続され、交流発電
電動機を電動機として動作させる際には三本の第1アー
ムと三本の第2アームの各アームにそれぞれ設けられた
スイッチング素子を制御することにより充放電手段から
の直流電力を三相交流電力に変換して交流発電電動機に
電力を供給し、交流発電電動機を発電機として動作させ
る際にはスイッチング素子にそれぞれ形成されているボ
ディダイオードを利用して交流発電電動機で発生した交
流電力を直流電力に変換し充放電手段に出力する交流発
電電動機用インバータにおいて、第1アームに設けられ
たスイッチング素子が、互いに直列接続された複数の多
機能スイッチング素子で構成されており、その多機能ス
イッチング素子がスイッチング動作を行うトランジスタ
を備えると共に、チャージポンプ、過電流検出および過
熱検出の各機能を実行する手段を有するものであること
を特徴とする。
【0016】第1アームのスイッチング素子が互いに直
列接続された複数の多機能スイッチング素子で構成され
ているので、多機能スイッチング素子一つあたりの耐圧
が低くてもスイッチング素子としての実質的な耐圧を高
くすることができる。したがって、たとえば42ボルト
というような高電圧の充放電手段に接続されるインバー
タとして利用することが可能となる。
【0017】しかも、多機能スイッチング素子にチャー
ジポンプ機能が備わっているので、多機能スイッチング
素子自体で、ゲート駆動用電源の確保が可能となる。ま
た、多機能スイッチング素子は過電流および過熱検出機
能を備えるので、過電流または過熱検出時に、この検出
信号を基に自己のトランジスタをオフすることができ、
これによって交流発電電動機の電流経路を遮断すること
ができる。
【0018】本発明の交流発電電動機用インバータにお
いては、第1アームのスイッチング素子に並列接続され
た整流用ダイオードを備えることが望ましい。
【0019】第1アームのスイッチング素子は複数の多
機能スイッチング素子による直列回路で構成されている
ため、各多機能スイッチング素子に形成されているボデ
ィダイオードも直列に接続されている。この直列接続さ
れたボディダイオードに整流用ダイオードが並列接続さ
れた状態となる。n個直列接続されたボディダイオード
は、その抵抗値が整流用ダイオードのn倍となるので、
交流発電電動機から流れる電流の殆ど全てが整流用ダイ
オードを流れることになる。これによって、ボディダイ
オードを流れる電流を低減することができるので、その
発熱を低減することができる。なお、一般に、整流用ダ
イオードは、交流発電電動機の回転軸に設けられた冷却
用ファンにより冷却可能な位置に配置することが容易で
あり、整流用ダイオードの過熱は、この冷却用ファンに
より防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態にかかる交流発
電電動機用インバータについて図面を参照して説明す
る。
【0021】(第1実施形態)図1は第1実施形態にか
かる三相交流発電電動機用インバータの回路構成図であ
る。この図1において、10は自動車の駆動源として機
能する三相交流発電電動機、12は充放電手段である4
2ボルトのバッテリーである。この三相交流発電電動機
10とバッテリー12との間に、第1実施形態の交流発
電電動機用インバータが接続されている。
【0022】インバータの接続構成を説明すると、ま
ず、三相交流発電電動機10とバッテリー12のプラス
端子との間には、上アームのスイッチング素子であるI
PD(Intelligent Power Device)51,52,53,5
4,55,56が接続されている。IPD51とIPD
52、IPD53とIPD54、IPD55とIPD5
6がそれぞれ各上アームにおいて直列接続されており、
この接続形態が一つの特徴となっている。
【0023】IPD51〜56はいわゆる多機能スイッ
チング素子であり、MOS型のFET51a〜56a
と、このFET51a〜56aのソース−ドレイン間に
実質的に形成されているボディダイオード51b〜56
bとを備え、この他、チャージポンプによるゲート昇圧
駆動機能、過電流および過熱検出機能のための回路を備
える。過電流および過熱検出は、FET51a〜56a
の過電流および過熱を検出するものであり、これは、三
相交流発電電動機10を電動機として動作させたときの
過電流および過熱検出を行うことになる。
【0024】三相交流発電電動機10と接地点との間に
は、下アームのスイッチング素子26,27,28が接
続されている。スイッチング素子26,27,28はM
OS型のFET26a〜28aであり、このFET26
a〜28aのソース−ドレイン間に実質的に形成されて
いるボディダイオード26b〜28bを備える。
【0025】下アームのスイッチング素子26〜28の
ゲート端子には、バッファ34,35,36および論理
積回路58,59,60を介してPWM(Pulse Width M
odulation)駆動回路62の出力端子とゲート制御回路6
4のゲート駆動信号出力端子が接続されている。また、
上アームのIPD51〜56の制御信号入力端子には反
転素子100〜102を介してゲート制御回路64のゲ
ート駆動信号出力端子が接続されている。
【0026】ゲート制御回路64は、力行、発電切換、
および励磁調整の各制御信号の入力に応じて力行、発電
切換、および励磁調整の各制御を行う。さらに、ゲート
制御回路64は、三相交流発電電動機10を電動機とし
て作動させる場合に、ホールセンサ48で検出される三
相交流発電電動機10の回転角や、IPD51〜56で
検出(電流モニタ)される電流値に応じて、IPD51
〜56およびスイッチング素子26〜28をON/OF
Fする。
【0027】論理積回路58〜60にはゲート制御回路
64からのゲート駆動信号(第1信号)とPWM駆動回
路58からのPWM駆動信号(第2信号)とが入力され
るので、論理積回路58〜60の出力信号(第3信号)
は、ゲート駆動信号が「H」のときにPWM駆動信号に
よる「L」/「H」を繰り返す。この出力信号(第3信
号)はスイッチング素子26〜28のFETのゲート端
に供給され、これによって、スイッチング素子26〜2
8のFETが高速にスイッチング動作する。
【0028】ここで、互いに直列接続されたIPD5
5,56の各FETが三相交流発電電動機10のリアク
トルを介してスイッチング素子27のFETに直列に接
続された電流経路を例に挙げる。IPD55,56はチ
ャージポンプが制約となり「L」/「H」の変化時の応
答性が低くいが、先の直列接続の電流経路において、I
PD55,56のFETが動作状態となっている時に、
スイッチング素子27が高速にスイッチング動作を行う
ので、三相交流発電電動機10の負荷電流が高精度に制
御される。
【0029】本実施形態では、三本の上アームの各スイ
ッチング素子が、それぞれ2つのIPDによる直列回路
で構成されている。したがって、IPD一つあたりの必
要耐圧を単一のスイッチング素子で構成した場合の二分
の一にすることができる。一般に、IPDの耐圧はあま
り高くないが、この実施形態のインバータであれば、バ
ッテリ12の電圧が高くても破壊されることがない。
【0030】また、IPD51〜56にはチャージポン
プ機能が備わっているので、IPD51〜56自体で、
ゲート駆動用電源の確保が可能となる。さらに、過電流
および過熱検出機能を備えるので、過電流または過熱検
出時に、この検出信号を基にゲート制御回路64でIP
D51〜56のFETをオフとすることにより、三相交
流発電電動機10の電流経路を遮断することができる。
従って、従来必要であったゲート駆動用電源と、三相交
流発電電動機10の過電流検出および回転制御用の高価
な電流センサとが不要となり、さらに過電流、過電圧、
過熱等の保護機能を制御基板上に設ける必要も無くなる
ので、インバータを、小型で低コストに実現することが
できる。
【0031】(第2実施形態)図2は第2実施形態にか
かる三相交流発電電動機用インバータの回路構成図であ
る。但し、この図2に示す第2実施形態において図1の
第1実施形態の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0032】この図2に示す第2実施形態のインバータ
が、図1に示したインバータと異なる点は、直列接続さ
れた1対のIPD51と52、53と54、55と56
の各々の両端に、三相交流発電電動機10のレクチ用
(整流用)ダイオード66,67,68を並列に接続し
たことにある。すなわち、1対のIPD51と52の両
端にレクチ用ダイオード66が並列接続され、1対のI
PD53と54の両端にレクチ用ダイオード67が並列
接続され、1対のIPD55と56の両端にレクチ用ダ
イオード68が並列接続されている。
【0033】各レクチ用ダイオード66〜68は、図3
に示すように、三相交流発電電動機10と同一のケーシ
ング内に配置され、そのファン10Fによって冷却さ
れ、発熱の保護が考慮されている。
【0034】レクチ用ダイオード66〜68の接続状態
をさらに言及すれば、図4に図2の一部分を抜き出して
示すように、三相交流発電電動機10とバッテリー12
との間に、直列接続されたIPD55,56とレクチ用
ダイオード68とが並列接続されている状態である。つ
まり、図5に示すように、直列接続された各IPD5
5,56のボディダイオード55b,56bと、レクチ
用ダイオード68とが並列接続されている。この接続の
場合、ボディダイオード55b,56bは直列接続され
ていることからレクチ用ダイオード68の2倍の抵抗値
となる。これによって、三相交流発電電動機10のリア
クトルからバッテリー12へ流れる電流が、矢印Y1で
示すようにレクチ用ダイオード68を回流する。
【0035】レクチ用ダイオード68が接続されていな
い状態を考えると、リアクトルからボディダイオード5
5b,56bを回流する場合、ダイオード2個分の約
1.4Vの電圧が必要となる。しかし、並列にレクチ用
ダイオード68を接続することで、約0.7Vで通電す
るレクチ用ダイオード68に殆ど全ての電流が流れる。
【0036】(第3実施形態)図6は第3実施形態にか
かる三相交流発電電動機のインバータの回路構成図であ
る。但し、この図6に示す第3実施形態において図2の
第2実施形態の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0037】この図6に示す第3実施形態のインバータ
が、図2に示したインバータと異なる点は、下アームの
スイッチング素子26〜28に、これと同じスイッチン
グ素子71〜73を直列に接続し、このゲート端をバッ
ファ75〜77を介して論理積回路58〜60の出力端
に接続し、さらに、直列接続された1対のスイッチング
素子71と26、72と27、73と28の各々の両端
に、三相交流発電電動機10のレクチ用ダイオード8
0,81,82を並列に接続したことにある。すなわ
ち、1対のスイッチング素子71と26の両端にレクチ
用ダイオード80が並列接続され、1対のスイッチング
素子72と27の両端にレクチ用ダイオード81が並列
接続され、1対のスイッチング素子73と28の両端に
レクチ用ダイオード82が並列接続されている。
【0038】各レクチ用ダイオード80〜82も第2実
施形態で説明したものと同様に、三相交流発電電動機1
0と同一のケーシング内に配置され、そのファンによっ
て冷却され、発熱の保護が考慮されている。
【0039】レクチ用ダイオード80〜82の接続状態
をさらに言及すれば、図7に図6の一部分を抜き出して
示すように、三相交流発電電動機10とバッテリー12
との間に、直列接続されたスイッチング素子72,27
とレクチ用ダイオード81とが並列接続されている状態
である。つまり、直列接続された各スイッチング素子7
2,27のボディダイオード72b,27bと、レクチ
用ダイオード81とが並列接続されている。この接続の
場合、ボディダイオード72b,27bは直列接続され
ていることからレクチ用ダイオード81の2倍の抵抗値
となる。これによって、三相交流発電電動機10のリア
クトルへ流れる電流が、矢印Y2で示すようにレクチ用
ダイオード81を回流する。
【0040】レクチ用ダイオード81が接続されていな
い状態を考えると、ボディダイオード72b,27bか
らリアクトルへ電流が流れる場合、ダイオード2個分の
約1.4Vの電圧が必要となる。しかし、並列にレクチ
用ダイオード81を接続することで、約0.7Vで通電
するレクチ用ダイオード81に殆ど全ての電流が流れ
る。
【0041】なお、各実施形態では、上アームのスイッ
チング素子として2個の多機能スイッチング素子を用い
ているが、各アームにおける多機能スイッチング素子の
個数は複数であればよく、2個に限定されない。個数は
バッテリ電圧との関係で適宜調整すればよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の交流発電電動機
用インバータによれば、第1アームのスイッチング素子
に多機能スイッチング素子を用いることにより、ゲート
駆動用電源や電流センサが不要となり、過電流、過電
圧、過熱等の保護機能を制御基板上に別途設ける必要も
無いため、装置の小型化・低コスト化を図ることができ
る。
【0043】しかも、第1アームのスイッチング素子が
互いに直列接続された複数の多機能スイッチング素子で
構成されているので、多機能スイッチング素子一つあた
りの耐圧が低くてもスイッチング素子としての実質的な
耐圧を高くすることができる。そのため、たとえば42
ボルトというような高電圧の充放電手段に接続されるイ
ンバータとして利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる三相交流発電電動機用イ
ンバータの回路構成図である。
【図2】第2実施形態にかかる三相交流発電電動機用イ
ンバータの回路構成図である。
【図3】三相交流発電電動機のレクチ用ダイオードがフ
ァンによって冷却される様態を示す図である。
【図4】上アームの直列接続された各IPDのボディダ
イオードに、レクチ用ダイオードが並列接続された状態
を示す図である。
【図5】上アームの直列接続された各IPDのボディダ
イオードに並列接続されたレクチ用ダイオードに、電流
が流れる状態を示す図である。
【図6】第3実施形態にかかる三相交流発電電動機のイ
ンバータの回路構成図である。
【図7】下アームの直列接続された各スイッチング素子
のボディダイオードに、レクチ用ダイオードが並列接続
された状態と、この並列接続されたレクチ用ダイオード
に電流が流れる状態を示す図である。
【図8】従来の交流発電電動機のインバータの回路構成
図である。
【符号の説明】
10…三相交流発電電動機、10F…三相交流発電電動
機のファン、12…バッテリー、26〜28,71〜7
3…下アームのスイッチング素子、34〜36,75〜
77…バッファ、51〜56…上アームのスイッチング
素子であるIPD、27b,55b,56b,72b…
ボディダイオード、58〜60…論理積回路、58…P
WM駆動回路、64…ゲート制御回路、58〜60…論
理反転回路、66〜68,80〜82…レクチ用ダイオ
ード
フロントページの続き Fターム(参考) 5G053 AA01 AA14 BA01 CA02 EB01 FA04 5H007 AA17 BB06 CA02 CB02 CB05 CC06 CC07 DA05 DB01 DB09 DC02 DC08 EA02 FA03 FA12 FA13 FA18 FA19 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PO02 PO06 PO09 PU11 PU25 PU29 PV09 PV24 RB22 TO12 TO13 TO30 TR02 TU02 TU05 TU12 TZ04 UI28 UI34 5H560 AA08 BB04 BB07 DA02 DC12 EB01 JJ02 JJ06 SS04 UA05 XA12 5H590 AA03 AB02 AB20 CA07 CA23 CC01 CC24 CD03 CE05 EA10 EB13 FA05 FA08 FB02 FC14 GA04 HA04 HA18 HB00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流発電電動機と充放電手段との間に接
    続され、 前記交流発電電動機を電動機として動作させる際には三
    本の第1アームと三本の第2アームの各アームにそれぞ
    れ設けられたスイッチング素子を制御することにより前
    記充放電手段からの直流電力を三相交流電力に変換して
    前記交流発電電動機に電力を供給し、前記交流発電電動
    機を発電機として動作させる際には前記スイッチング素
    子にそれぞれ形成されているボディダイオードを利用し
    て前記交流発電電動機で発生した交流電力を直流電力に
    変換し前記充放電手段に出力する交流発電電動機用イン
    バータにおいて、 前記第1アームに設けられたスイッチング素子が、互い
    に直列接続された複数の多機能スイッチング素子で構成
    されており、前記多機能スイッチング素子がスイッチン
    グ動作を行うトランジスタを備えると共に、チャージポ
    ンプ、過電流検出および過熱検出の各機能を実行する手
    段を有するものであることを特徴とする交流発電電動機
    用インバータ。
  2. 【請求項2】前記第1アームのスイッチング素子に並列
    接続された整流用ダイオードを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の交流発電電動機用インバータ。
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JP2007129846A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Toshiba Kyaria Kk インバータ装置
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