JP2007129731A - 離散余弦変換の近似と量子化ならびに逆量子化と逆離散余弦変換の近似を実行する方法 - Google Patents

離散余弦変換の近似と量子化ならびに逆量子化と逆離散余弦変換の近似を実行する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通常のDCT及びIDCTに必要な演算を減らし、復元ディジタルデータの高品質を保証する。
【解決手段】本発明は、ディジタルデータを圧縮するためにこのデータに連続的に適用されるDCTの近似と量子化とに関し、変換を改善するために、必要とされる演算が少なくなるように所定変換行列を単純化する。更に、無理数を構成するこの単純化された変換行列の要素は有理数により近似される。これらの手段は、単純化された変換行列の要素の有理数による近似を補償するべく所定量子化を拡張することによって補償される。単純化された変換行列と拡張された量子化とを実行の基礎として使用すると、得られる良好な質を有する高速変換を達成でき、対応して、圧縮されたディジタルデータの復元に使用されるIDCTの近似を単純化できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディジタルデータの処理に関する。本発明は、具体的には、離散余弦変換(DCT)の近似と量子化とを実行する方法に関し、この変換と量子化とはディジタルデータを圧縮するために連続的にディジタルデータに、特にディジタル画像データに適用される。本発明は、逆量子化と逆離散余弦変換(IDCT)の近似とを実行する方法にも関しており、ディジタルデータを復元するために前記逆量子化は圧縮されているディジタルデータに対して前記逆変換と連続して適用される。最後に、本発明は、この様な圧縮及びこの様な復元をそれぞれ実行するのに適する符号器及び復号器に関する。
例えばディジタルデータを効率よく伝送できるようにディジタルデータを圧縮するためにDCT及び量子化のシーケンスを使用することが当該技術分野の現状から知られている。特に、デジタル画像データの圧縮は、一般に、DCTを使用し、次にこのDCTにより得られたDCT係数を量子化することにより達成される。
1次元ディジタルデータのDCTでは、所定数のソース値(source value)のそれぞれのシーケンスが変換係数に変換される。ビデオ符号化では、ソース値は例えば画素値又は予測誤差値であって良い。結果として得られた変換係数は、それぞれ、ソース・データ中に存在するある周波数範囲を表わす。値f()の係数F()へのDCTは次のように規定される。
Figure 2007129731
この式で、Nは、ソース値の1つのシーケンスの中にあるソース値の所定個数である。
圧縮については、画像データは普通は2次元ディジタルデータのブロックの形で提供される。この様なデータについてはDCTは次のように規定される。
Figure 2007129731
DCTは、分離できる演算である。このことは、連続する2つの1次元DCT演算で2次元DCTを計算できることを意味する。1次元DCTの複雑さはNに関係しており、2次元DCTの複雑さはN2に関係しているので、1次元DCT演算を使用するのが好ましい。N*Nのサイズを有する画像データでは、全てのDCT演算の全体としての複雑さはN3又は高速DCTについてはN2log(N)に関係する。大きな変換は、多数の非自明な乗算も含み、計算上非常に複雑になる。その上、更に、必要とされるビット単位での精度はワード幅を増大させる可能性がある。複雑になるという理由で、DCTは、一般に、値f()を有する行列の形で表わせる例えば4×4又は8×8の値の小ブロックについてのみ一度に実行される。図1は、この様な4×4行列1のDCTを示している。
まず、行列1のそれぞれの行が別々に変換されて1回変換された行列2を形成する。図示されている行列1では、それぞれの行の別個の変換は、それぞれの行の全ての値を含む両方向矢印により示されている。次に、1回変換された行列2のそれぞれの列が別々に変換されて、変換係数F()を含む最終的に変換された行列3を形成する。図示されている行列2では、それぞれの列の別個の変換が、それぞれの列の全ての値を含む両方向矢印により示されている。
上記式により規定されるDCTは、行列形式でも書ける。この目的のために、F(i)は、まず、よりいっそう適切な形、
Figure 2007129731
に書かれる。行列AはDCT基本関数の行列である。次に2次元DCTを、
Y=AXAT
で計算でき、ここで行列Xはソース値行列を示し、行列YはDCTに帰着する変換係数を示す。行列のインデックスTは、その行列の転置を意味する。
DCT後に、DCT係数の量子化によって実際の圧縮が達成される。量子化は、量子化パラメータqpに依存する量子化値で変換係数を割ることによって達成され、
Y’(i,j)=Y(i,j)/Q(qp)(i,j)
ここでQ(qp)は量子化行列であり、Y’(i,j)は量子化された係数を構成する。量子化の最も単純な形は、量子化行列に1つの定数だけが存在する一様量子化であり、例えば、
Q(qp)(i,j)=qp
である。量子化された係数は圧縮されたディジタルデータを構成し、このデータは、例えば、符号化ステップと、場合によっては更なる処理ステップの後に、前記データの伝送に便利な形を有することになる。
圧縮されたデータが記憶及び/又は伝送後に再び提示されるときには、そのデータは、まず、再び復元されなければならない。
復元は、圧縮期間中に行われた演算を逆に行うことによって実行される。量子化された係数Y’(i,j)は、第1ステップにおいて、この量子化された係数に量子化行列の値を乗じることにより逆量子化され、
Y(i,j)=Y’(i,j)Q(qp)(i,j)
である。次に、逆量子化されてはいるが依然として変換されたままの係数Y(i,j)は、第2ステップにおいて、逆離散余弦変換(IDCT)により逆変換され、
X=ATYA
であり、ここで行列YはDCTの場合と同じく変換された係数を示し、行列Xは回復されたソース値行列を示す。
全ての計算に無限精度が用いられるならば、Xは正確に元の画素値を含む。しかし、実際には、係数は少なくとも量子化及び逆変換後に整数値に変換される。その結果として、元の画素を正確に復元することはできない。圧縮を行えば行うほど、元の画素からの偏差が大きくなる。
上記のDCT及びIDCTを直接に実行するならば、それぞれの変換が数個の乗算、加算及び/又は減算を必要とする。しかし、一方ではこれらの演算はかなりのプロセッサ時間を必要とし、他方では乗算は一部のアーキテクチャでは回路面積に関して極めて高価な演算である。例えば高品質動画を伝送できるようにするためには、復元で回復されるデータの質を低下させること無く、必要とされる乗算ステップが少ない変換プロセスを捨ててしまうことが望ましい。
DCTは多くの画像符号化規格において中心の演算でもあるので、DCTは広く使われていて、前述した問題についての種々の解決策が文献に記載されている。これらの解決策は、一般に「バタフライ演算」を特徴とし、且つ/又はDCTプロセスの終わりに演算子行列からの幾つかの計算を量子化ステップに組み合わせる。
米国特許第5,523,847号は、例えばカラー画像圧縮のためのディジタル画像プロセッサを記載している。DCTにおいて非自明な乗算の数を減らすために、非自明な乗算の数が減るように変換行列を分解することがこの文献で提案されており、非自明な乗算は2の累乗以外の要素による乗算又は割り算である。非自明な乗算は、ビット・シフトにより実行でき、従って「非自明な」という名前になっている。より具体的には、対角要素を後の量子化ステップに吸収させることができ、また最小限の非自明な乗算で基準化要素にデータベクトルを乗じることができるように、変換行列は対角要素と基準化要素とに分解される。更に、残りの非自明な乗算を有理数による乗算で近似することが提案されており、その理由は、その場合には加算、減算及びシフト演算だけで計算を達成できるからである。しかし、このことはIDCTでは問題につながる。その理由は、この近似では、この変換について正確な逆変換が最早存在しないかも知れないからである。従って、DCT−IDCTプロセスを繰り返すと画像の質が顕著に劣化する結果になる可能性がある。このことは、例えば、DCT圧縮が利用される通信リンクを介して画像が数回伝送されるときに生じるであろう。
他のアプローチがガイル・ボンテガード(Gisle Bjontegaard)による文献「H.26L試験モデル長期番号7(TML−7)草案0」、ITUビデオ符号化専門家グループ、第13回会合、オースチン、テキサス、米国、2001年4月2〜4日("H.26L Test Model Long Term Number 7 (TML-7) draft0,", ITU Video Coding Experts Group, 13th Meeting, Austin, Texas, USA 2-4 April, 2001)に記載されている。この文献は、ITU−T勧告H.26Lについての圧縮方法のための現在の試験モデルを構成するDCTの解決策を記載している。
この文献によると、DCTの代わりに、基本的に4×4DCTと同じ符号化特性を有する整数変換を使用することができる。この整数変換では、所定の重みで画素を合計する4つの線形の式により4つのソース・データ画素から4つの変換係数がそれぞれ得られる。この変換の後に又は前に量子化/逆量子化プロセスがあり、このプロセスは標準の量子化/逆量子化を実行する。更に、正規化が必要とされるが、その理由は、ランダムなデータを伝送するより正規化された分布を有するデータを伝送する方が効率が良いからである。この変換は正規化を含まないので、逆変換後の最終シフトで完了される正規化を更に追加して量子化/逆量子化を実行する。この量子化/逆量子化は32個の異なる品質パラメータ(QP)値を使用し、これらは1つのQPから次のQPへステップサイズが約12%増大するように配置される。このアプローチの欠点は、32ビットの算術演算と、かなり多数の演算とを必要とすることである。
もう一つの、ジー・リアン(Jie Liang)、トラク・トラン(Trac Tran)、及びパンカジ・トピワラ(Pankaj Topiwala)による文献「DCT変換及び量子化を処理する、H.26Lのための16ビット・アーキテクチャ」、文献VCEG−M16、ビデオ符号化専門家グループ(VCEG)第13回会合、オースチン、米国、2001年4月2〜4日("A 16-bit architecture for H.26L, treating DCT transforms and quantization", Document VCEG-M16, Video Coding Experts Group (VCEG) 13th meeting, Austin, USA, 2-4 April, 2001)は、引用したTML−7文献から進んだものである。このVCEG−M16文献は、主として4×4変換を扱っていて、H.26L規格のための、binDCTと称される4ポイントDCTの高速近似を提案している。このbinDCTは、加算と右シフト演算だけで実行することができる。この提案されている解決策は、無損失符号化のために完全に可逆的になるように実行できる。
提案されているbinDCTは、公知のChen−Wang平面回転に基づくDCT行列の分解に基づいている。binDCTの16ビット実行のために、リフティング(lifting)方式を用いてDCTの高速近似を得る。使用される各リフティングステップは双直交変換であり、その逆も単純なリフティング構造を有する。このことは、リフティングステップを逆にするために、順方向変換で加えられたものが差し引かれることを意味する。従って、順方向変換及び逆方向変換の両方に同じ手順が適用される限り、たとえ浮動小数点乗算結果がリフティングステップで整数に丸められたとしても、依然として元の信号を完全に復元することができる。
高速実行を達成するために、浮動小数点リフティング係数はk/2mのフォーマットで有理数により更に近似され、このk及びmは整数であり、これはシフト演算及び加算のみによって実行できる。リフティングに基づく高速DCTの複雑さを更に低下させるために、平面回転を表わすのに基準化リフティング構造が使用される。基準化要素は、量子化段階に吸収できる。
VCEG−M16文献で提案されている解決策は、ソース値が9ビット値であることと,TML−7文献の解決策よりも演算が少ないこととを前提にすれば、16ビット演算を要するに過ぎない。より具体的には、これは、4データ値の1−D DCTについては10個の加算と5個のシフトとを必要とする。
画像データ圧縮に関連する文献として例えば下記のものがあるが、その内容については手短に触れるだけにする。
2001年2月13日に登録された米国特許第6,189,021号は、2つの1次元DCT演算のうちの1つのための6段階DCT高速アルゴリズムの固有乗算段階でもう1つの1次元DCT演算のためのDCT高速アルゴリズムの対応する段階を省略できるように、一組の基準化重み係数を用いることを提案している。
1992年7月7日に登録された米国特許第5,129,015号は、DCTに似ている方法を使用するが、乗算無しで静止画像を圧縮するためにさらに簡単な計算を使用する。
1996年11月5日に登録された米国特許第5,572,236号は、カラー画像圧縮のためのディジタル画像プロセッサに関連しており、このプロセッサは、非自明な乗算が単一のプロセス・ステップで結合されることとなるようにDCTプロセスを再編成することによってDCTプロセスにおける非自明な乗算の数を最小限にする。
2001年5月3日に公開されたPCT出願WO01/31906は、ローカル・ゼロツリー・コーディングと称される変換に基づく画像圧縮フレームワークに関連する。
米国特許第5523847号明細書 米国特許第6189021号明細書 米国特許第5129015号明細書 米国特許第5572236号明細書 国際公開第01/31906パンフレット ガイル・ボンテガード(Gisle Bjontegaard)著「H.26L試験モデル長期番号7(TML−7)草案0」、ITUビデオ符号化専門家グループ、第13回会合、オースチン、テキサス、米国、2001年4月2〜4日("H.26L Test Model Long Term Number 7 (TML-7) draft0,", ITU Video Coding Experts Group, 13th Meeting, Austin, Texas, USA 2-4 April, 2001) ジー・リアン(Jie Liang)、トラク・トラン(Trac Tran)、及びパンカジ・トピワラ(Pankaj Topiwala)著「DCT変換及び量子化を処理する、H.26Lのための16ビット・アーキテクチャ」、文献VCEG−M16、ビデオ符号化専門家グループ(VCEG)第13回会合、オースチン、米国、2001年4月2〜4日("A 16-bit architecture for H.26L, treating DCT transforms and quantization", Document VCEG-M16, Video Coding Experts Group (VCEG) 13th meeting, Austin, USA, 2-4 April, 2001)
本発明の目的は、非自明な乗算を必要とせずに通常のDCT及びIDCTのために必要とされる演算を減少させることである。通常のDCT又はIDCTよりも演算を必要としない、公知方法に代わる方法を提供することも本発明の目的である。更に、復元後のディジタルデータの高品質を保証することも本発明の目的である。
ディジタルデータの圧縮のために、第1ステップでディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように所定の変換行列を単純化するステップを有する方法によって本発明の目的が達せられる。第2ステップで、単純化された変換行列の無理数を構成する要素が有理数で近似される。第3ステップで、この単純化された変換行列の要素の有理数による近似を補償するように所定の量子化が拡張される。この拡張された所定量子化は、例えば、所定変換行列を単純化するときに除去された演算を含んでいても良く、これらの含まれた演算は、単純化された変換行列の要素の有理数による近似を補償するように調整されている。近似された要素を有する単純化された変換行列と拡張された量子化とは、圧縮すべきディジタルデータに適用すべき変換及び量子化のシーケンスを実行するための基礎として使用できる。
圧縮されたディジタルデータを復元するために、圧縮のために提案されている方法の所定変換行列に従って所定の逆変換行列を処理する方法を用いれば上記目的が達せられる。更に、提案されている圧縮のための方法の所定量子化の拡張に従って所定の逆量子化が拡張される。その結果として得られる拡張逆量子化と、近似された要素を有する単純化された逆変換行列とは、復元を達成するために圧縮されたディジタルデータに適用される逆量子化及び逆変換のシーケンスを実行するための基礎として使うことができる。
DCTの近似に対応する変換器及び対応する量子化手段を備える符号器と、対応する逆量子化手段及びIDCTの近似に対応する変換器を備える復号器とで本発明の上記目的が最終的に達せられる。
本発明は、一方では演算が変換行列から抽出されて量子化に吸収され、且つ他方では有理数を構成しない残りのエントリ(entry)が上記の様な有理数により近似されるならば、DCTに必要とされる演算の数を著しく減少させることができるというアイデアに由来する。しかし、復元を正しく実行できることを保証するために、更に量子化へ移される演算において上記近似を補正することが提案される。
本発明は、例えばTML−7及びVCEG−M16と比べて必要な演算の数を減らし、このことによりプロセッサ時間を節約できるようにするので、変換の高速計算を可能にすることが本発明の利点である。それにもかかわらず、本発明は、VCEG−M16文献の解決策に非常に近い品質を達成する。本発明は、更に、実行される近似を補正することによって変換の演算の反転特性を考慮できるようにするので、特に低ビットレートで処理されるデータの品質の低下を回避することができる。従って、例えばUS5,523,847などと比べて、より良好な反転精度が達成されるということが本発明の別の利点である。
本発明の好ましい実施例は従属請求項から明らかとなる。
ディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように所定変換行列を単純化するという提案されているステップは、好ましくは所定変換行列を2つの要素に分解するステップを含み、その1つの要素は対角行列を構成し、他方の要素は単純化された変換行列を構成する。この対角行列は、単純化された変換行列から除去された演算を含む。
有益なことに、単純化された変換行列の残りのエントリを近似する有理数は2nを分母とする分数により与えられ、ここでnは整数である。2nの乗算或いは2nの除算はビット・シフト演算により実行できるので、この様な有理数は2進演算のために特に適している。提案されている近似では、DCTで全ての乗算を回避することができる。
例えば4×4DCT行列などの、所定の変換行列、及び単純化された行列に残っているエントリを近似するための選択された有理数の場合、1次元又は2次元のディジタルデータ値を変換するために実行されなければならない各1次元変換について、加算、減算及びシフトのみを含む式の単一のセットを決定することができる。
量子化ステップにおける近似に対する調整は、適用される変換が逆変換を有することを保証することが好ましい。このことはATA=Iであることを保証することによって達成され、ここで行列Aは、この場合には、残りのエントリが近似され、且つ抽出された演算での近似が補正された後に、全ての抽出された演算が単純化された変換行列に再び含まれる行列である。このことは、IDCTの近似を良い品質で実行できることを保証する。
例えば4×4DCT行列などの所定の変換行列について、また単純化された行列に残っているエントリを近似するための選択された有理数について、抽出された演算における具体的値に必要とされる調整も、一般的方法で計算することができる。
しかし、8×8変換のような、より大きな変換では、単純化された行列の近似を調整することが更に必要であるかも知れない。その理由は、最適の実施形態でDCT変換係数を近似すれば不完全な順方向・逆方向の変換対がもたらされ、画素値が隣接していない即ち2画素だけ離れた画素に「こぼれる」という結果をもたらすからである。この結果として、画像がぼやける。近似を正しく選択すれば、単位行列の順方向変換及び逆方向変換から生じる行列の非対角要素が無効にされる。非常に大きな行列では、近似を充分に調整することは不可能であろう。その様な場合には、最小2乗の意味で最上の結果を生じさせるように近似を調整することができる。更に、解をディリクレのセット(Dirichlet set)に、即ち一定の有理数に限定するために最適化が必要である。
提案されている量子化ステップについて、好ましくは、変換行列を単純化するために、量子化係数の所定シーケンスに、変換行列から抽出された行列を乗算することによって量子化行列が決定される。この抽出された行列は、所定変換行列から抽出された演算を含み、単純化された変換行列の残りの項目の近似を有理数で補償するために調整される。
提案されている方法は、2次元変換と同様に1次元にも使用することができる。2次元ディジタルデータに適用される2次元変換のために、所定変換行列と、単純化された変換行列の転置とについて単純化及び近似が実行される。これら2つの行列は、変換を実行するための基礎として使用される。拡張量子化は、この場合には前記行列の両方から除去された演算を含み、それらの演算は前記行列の両方における近似を補償するように調整される。
提示された好ましい実施例は、変換及び量子化を実行する本発明の方法だけではなくて、本発明による逆変換及び逆量子化を実行する方法、符号器及び復号器用にも対応するやり方で使用できる。
実際には、変換のための演算子行列がDCT変換行列のようにユニタリーであれば、変換のために計算される変換行列は、通常、別々の計算を実行することなく逆変換用として転置された形で使用することができる。この場合、同様に、拡張量子化に包含される演算を所定逆量子化の拡張のためにも使うことができる。
本発明は、例えばGSM (汎欧州移動通信システム)やUMTS(ユニバーサル移動通信システム)のような移動通信システムなど、どのような目的でどのような種類のディジタルデータを圧縮するためにも使用することができる。
本発明は、例えばMPEGコーデックの一部として実施することができる。
以下の詳しい記述を添付図面と関連させて検討すれば本発明の他の目的及び特徴が明らかとなろう。しかし、図面は単に例示を目的として作られたものであって、本発明の範囲を定めるものではないことが理解されなければならず、その代りに本発明の範囲を定めるためには添付されている請求項を参照するべきである。
次に、図面を参照して本発明をいっそう詳しく説明する。
図1については既に上で説明した。
図2のブロック図は、本発明を実現することのできる典型的なシステムのコンポーネントを含んでいる。図2の左側に、符号器4が描かれている。符号器4は、ビデオデータを提供し送信することのできる、例えば移動通信システムのユーザ装置などの第1装置の一部分である。符号器4は、その入力と出力との間に接続されたDCT変換器41と、量子化手段42と、追加の手段43とを備える。図2の右側には復号器5が描かれている。復号器5は、ビデオデータを受信し表示することのできる、例えば同様に移動通信システムのユーザ装置などの第2装置の一部分である。復号器5は、その入力と出力との間に接続された手段53と、逆量子化手段52とIDCT変換器51とを備える。
例えば通信網を介してビデオデータが第1装置から第2装置へ送られる場合、ビデオデータは第1装置の符号器4にディジタルデータとして提供される。符号器4において、ディジタルデータはまずDCT変換器41により変換され、次に量子化手段42によって量子化される。量子化後、データは更に追加手段43によって処理される。この処理は、送信のために量子化されたデータの符号化を含んでおり、場合によってはその前に別の圧縮が行われるが、それは本発明とは無関係なので本書では論じない。
その後、処理されたデータは、符号器4を備える第1装置から復号器5を備える第2装置に伝送される。第2装置はデータを受け取り、それを復号器5に転送する。復号器5において、第1ステップでは或る処理が手段53で実行されるが、この処理は符号器4のブロック43での処理に逆に対応する。その処理は、本書では論じないけれども、復号化を含んでいても良く、場合によってはその次に復元の第1ステップが行われる。その後、処理されたデータは、逆量子化手段52によって逆量子化され、更に該データに対してIDCT変換器51によりIDCTが行われる。IDCT51により提供される回復されたビデオ信号は、第2装置によりユーザに対して表示されるべく復号器5から出力される。
以下、図2の符号器4のDCT変換器41及び量子化手段42の本発明による具体化の実施例について示す。この具体化は本発明の背景において記載したようにDCT及び量子化から生れるものであるが、入力されたディジタル画像データの圧縮が4×4値からなるディジタルデータのブロックに対して実行されるということが前提になる。図2の復号器5の逆量子化手段52及びIDCT変換器51による対応する復元の本発明による具体化の実施例も示す。
以下に提示する式では、種々の行列に対して種々の式で同じ名称を使うことがあるので注意すること。少なくとも他の種類の行列用に対応する名称が前に使用されている場合、各式についてそれぞれの行列の種類を表示する。
DCTについての上記式Y=AXATに従って、4×4順方向DCT変換を下記のように計算することができる。
Figure 2007129731
ここでYは所望の変換された行列であり、Xは4×4ソース値xij(i,j=1〜4)からなる行列であり、Aは4×4DCT変換行列である。行列Aの値a、b及びcは、A(i,x)についての上記規定から容易に得られる。
Figure 2007129731
順方向DCTについての式において、行列Aを分解することができ、その結果として対角行列Bと単純化された変換行列Cとが得られる。Aの転置形ATについて、対応する分解を実行することができる。更にdをd=c/bとして表わせば、順方向DCTを次のように書くことができる。
Figure 2007129731
Bは対角行列なので、上記式を次のように書くことができる:
Figure 2007129731
ここで
Figure 2007129731
はそれぞれ2つの行列が完全行列乗算ではなくてエントリ順(entry-wise)に乗算されることを示すために使われている。
Dと、その転置形式のDTとを結合させてEにした後、最終DCTは次のようになる。
Figure 2007129731
次のステップで、係数dは、2nを分母とする有理分数により表わすことのできる固定小数点フォーマットに変換される。小数点以下8桁を考慮したときのdの値は0.41421356である。dについての2つの可能な固定小数点近似値は3/8=0.375と7/16=0.4375とであり、その両方を同数の加算及びシフト演算で実現することができる。13/32、27/64、及び53/128などの、より精度の高い近似値は、より多くの加算とシフトを必要とするけれども、実際上は、達成される圧縮を大して改善しない。従って、3/8よりdに近い7/16がdについての固定小数点フォーマットとして選択される。
係数dを固定小数点表示に変換した後、変換が逆変換を有するようにbを調整しなければならない。逆変換が存在するための条件は、
TA=I
である。dの近似後に要素B及びCから組み立て直された行列Aについて上記式を解くとき、調整されたbについての条件は、
Figure 2007129731
であることが分かる。従って、係数bの元の値の代わりにこの新しい値を代入することによって行列Eが調整される。
行列Eが抽出された符号器4のDCT変換器41で、単純化されたDCTを実行することができる。即ち、実行は式YC=CXCTに基づき、式中行列Cは近似された係数dを含み、修正されたDCT係数YCが得られる。後述するように、行列Eは、後の量子化ステップと結合される。
単純化されたDCTの実際の実行は具体的な変換器アーキテクチャに依存するであろうが、演算の数が非常に少ないこと或いは乗算を全く持たないことが非常に重要であろう。
単純化されたDCT変換器の実現に使用することのできる式の異なる3つのセットを提案する。これらの式は、上で得られた単純化されたDCT変換行列Cに基づく4ポイント1次元単純化DCTを実行するのに適している。行列Cで、係数dはd=7/16となるように選択される。式の各セットにおいて、X[i]、i=0〜3は変換すべき4つの値のシーケンスを構成し、Y[i]、i=0〜3は変換された4つの値のシーケンスを構成し、e及びfは補助変数である。
提案される式の第1のセットは次の通りである。
e=X[0]+X[3]
f=X[1]+X[2]
Y[0]=e+f
Y[2]=e−f
e=X[0]−X[3]
f=X[1]−X[2]
Y[1]=e+7*f/16
Y[3]=7*e/16−f
この式のセットにおける2つの割り算は実際にはビット・シフトである。従って、この式のセットは、合計で12個の演算に対して、8個の加算、2個の乗算、及び2個のシフト、を必要とする。
提案される式の第2のセットは次の通りである。
e=X[0]+X[3]
f=X[1]+X[2]
Y[0]=e+f
Y[2]=e−f
e=X[0]−X[3]
f=X[1]−X[2]
Y[1]=e+(f−f/8)/2
Y[3]=(e−e/8)/2−f
この式の第2のセットは、加算とシフトだけを使用し、第1のセットと同一の結果を生じる。この場合にも、割り算は実際にはビット・シフトである。このバージョンは、合計14個の演算に対して、10個の加算及び4個のシフト、を必要とする。演算の数は第1バージョンの場合より多いけれども、乗算が高価な演算であるとすれば、結果としての複雑さは依然として低い。更に、乗算の結果は、より大きなダイナミックレンジを必要とする。
提案される式の第3のセットは次の通りである。
e=X[0]+X[3]
f=X[1]+X[2]
Y[0]=e+f
Y[2]=e−f
e=X[0]−X[3]
f=X[1]−X[2]
Y[1]=16*e+7*f
Y[3]=7*e−16*f
式のこの第3のセットは加算及び乗算又は加算及びシフトを使用することができる。これは、合計で12個又は14個の演算に対して、8個の加算及び4個の乗算又は10個の加算及び4個のシフト、をそれぞれ必要とする。この式のセットは、式の第1及び第2のセットと同一の結果を生じない。Y[1]及びY[3]についての結果は、式の他の2つのセットの場合よりも16倍大きく、従ってその結果に対するダイナミックレンジの必要条件ははるかに大きい。しかし、本発明のいくつかの実施例では、特定の実施例でのシフトが複雑であるために、或いは結果の精度が僅かに低いために、結果をシフトダウンさせない方が有益であろう。式のこの第3セットではいくつかの結果が16倍大きいので、行列E内の値「ab」及び「b2」はそれぞれ16又は162で割られる。
提示された式のセットのいずれも、変換すべき値のセットに適用することによって、2次元データを変換するために使用することができる。
単純化された変換の次に、適応量子化ステップが行われる。量子化の実行は、使用されるDCTに依存する。前記のTML−7文献では、均一量子化が使用される。高速DCTでは、DCT乗算のうちの幾つかが量子化乗算と結合されるので、不均一量子化行列を使用しなければならない。文献VCEG−M16の上記binDCTは、更に、量子化のために割り算を使用し、16ビット演算だけを必要とする。しかし、割り算は一般に、どちらかといえば遅い演算である。従って、提示される実施例では、乗算だけを使用する均一量子化が量子化手段42で実行される。
既に上で言及したように、下記のように割り算を用いて量子化を実行することができる。
Y’(i,j)=Y(i,j)/Q(qp)(i,j)
割り算は高価な演算であるので、代わりに乗算を用いることができる。この目的のために、量子化行列Rが
R(qp)(i,j)=1.0/Q(qp)(i,j)
として計算され、その後に乗算、
Y’(i,j)=Y(i,j)R(qp)(i,j)
で量子化を実行することができる。
文献TML−7で提案されている量子化では、量子化係数はほぼ下記の通りである。他の係数を使用することもできる。
a(qp)=
2.5000,2.8061,3.1498,3.5354,3.9684,4.4543,4.9998,5.6120,6.2992,7.0706,7.9364,8.9082,9.9990,11.2234,12.5978,14.1404,15.8720,17.8155,19.9971,22.4458,25.1944,28.2795,31.7424,35.6293,39.9922,44.8894,50.3863,56.5562,63.4817,71.2552,79.9806,89.7745
DCTから抽出された行列Eを量子化に吸収できるように、量子化パラメータqpについての量子化行列Rは
R(qp)(i,j)=E(i,j)/a(qp)
として計算される。
次に、
Y’(i,j)=YC(i,j)・R(qp)(i,j)±f
により変換係数YC(i,j)から最終量子化係数Y’(i,j)を決定して単純化されたDCTを得ることができ、ここでTML−7文献によりfは、ブロック内については1/3であり、ブロック間については1/6であって、YC(i,j)と同じ符号を有する。ブロック内は現在の画像内の値だけに基づいて符号化されるマクロブロックであり、ブロック間は更に他の画像内の値にも基づいて符号化されるマクロブロックである。それぞれのマクロブロックは、例えば提示されている例の4×4値のブロック群などの複数のサブブロックから成り、それらは別々にDCT変換され量子化される。
しかし、まず、量子化は固定小数点の値だけを使うように変更される。この目的のために、量子化の前にR及びfの値に2nを乗じ、その結果を丸めて整数値にすることにより、R及びfの値は固定小数点値に変換される。nは、それらの固定小数点値のために使用される分数ビットの数である。n=17を選ぶことにより、Rの係数は16ビット内に納まり、従って量子化には16ビット乗算だけが必要とされることになる。より具体的には、32ビットの結果を生じさせる16ビット乗算が必要とされる。
次に固定小数点量子化が符号器4の量子化手段42で式、
Y’(i,j)=(YC(i,j)・R(qp)(i,j)±f)/2n
に基づいて実行され、ここでR及びfは固定小数点値だけから成る。Y’(i,j)の値は、所望の圧縮されたディジタル画像データとして量子化手段42から出力される。
この圧縮されたディジタル画像データを図2の復号器5で復元するために、逆量子化手段52とIDCT変換器53とは、符号器4の量子化手段42とDCT変換器41とに対応して実現される。基本IDCTは基本DCTから、
X=ATYA
として計算され、ここで行列Xは所望の、回復されたソース値を含み、行列Aは元のDCT変換行列であり、行列Yは、本発明の背景において記載したように復元により得られる逆量子化された値を含む。
この式から進んで、抽出された行列Eを使用して順方向変換に対応するように逆変換を定式化することができる。
Figure 2007129731
ここでマトリクスC及びCTは、符号器4のブロック41で縮小DCTに使われた行列C及びCTに対応する。
この式の行列Eは、IDCTの前の逆量子化ステップに吸収できる。
このことは、量子化での行列Eの吸収と同様に実現できる。逆量子化係数は、量子化係数の逆の値である。
行列Eを含む量子化パラメータqpについての逆量子化行列Qは、
Q(qp)(i,j)=E(i,j)・a(qp)
として計算できる。
従って、式、
X’(i,j)=Y’(i,j)・Q(qp)(i,j)
に従って、圧縮された係数Y’(i,j)を逆量子化して逆量子化された係数X’(i,j)とすることができる。この式において、X’(i,j)は、逆変換についての上記式
Figure 2007129731
中の項
Figure 2007129731
に対応する。
固定小数点の数値が使用されるとき、Qの値に2nを乗じ、その結果を丸めて整数値とすることによってQの値は逆量子化前に固定小数点値に変換される。逆量子化のためにn=5を選択すれば、16ビット演算だけを用いて逆量子化の全ての計算を行うことができる。次に復号器5の逆量子化手段52で式、
X’(i,j)=Y(i,j)・Q(qp)(i,j)
に基づいて固定小数点逆量子化を実行することができ、ここでQは固定小数点の数値だけを含む。逆量子化後、X’(i,j)の値は2nで正規化されるべきであるが、より良い精度を達成するために正規化は最終IDCT後に行われるように後回しにされる。
単純化された逆変換は、式、
X=CTX’C
に従って復号器5のIDCT変換器51で実行することができ、その後にXの固定小数点値は式、
X(i,j)=(X(i,j)+2n-1)/2n
に基づいて整数値に変換され、ここで2nによる割り算は簡単な算術ビット・シフトで実現される。
IDCT変換器51の実際の具体化は、DCT変換器41について提示されたものに対応する加算、減算及びシフトだけを含む1つのセットの式を含むことができる。
本発明の他の実施例により、8×8のDCT及びIDCTを下記のように実行することができる。DCTについての式Y=AXATに従って8×8順方向DCT変換を次のように計算することができ、
Figure 2007129731
ここでYは所望の変換された行列であり、Xは上記の4×4の実施例の場合のように8×8ソース値xi,j(i,j=1〜8)を含む行列であり、Aは、この式の右辺に開いて書かれている8×8DCT変換行列であり、ATはAの転置である。行列Aの値a、b、c、d、e、f及びgは、A(i,x)についての上記規定から容易に得ることができ、
Figure 2007129731
である。
順方向DCTについての式において、行列Aを分解して対角行列Bと単純化された変換行列Cとを得ることができる。Aの転置形ATについて、対応する分解を実行することができる。xy=x/yという表示を使用すれば、順方向DCTを
Figure 2007129731
と書くことができる。Bは対角行列であるから、上記式は、4×4の場合と同じく
Figure 2007129731
と書くことができ、ここで
Figure 2007129731
は2つの行列が完全行列乗算ではなくてエントリ順に掛け合わされることを示すために使われている。
Dとその転置形DTとをEに組み込んだ後、最終DCTは下記の通りである。
Figure 2007129731
次のステップで、係数cb、db、eb、及びgfは、2nを分母とする有理分数により表わすことのできる固定小数点フォーマットに変換される。精度の高い近似はcb=7/8、db=9/16、eb=3/16、及びgf=7/16である。
係数cb、db、eb、及びgfを固定小数点表示に変換した後、変換が逆変換を有するようにb及びfを調整しなければならない。逆変換が存在するための条件は再び、
TA=I
により与えられる。cb、db、eb、及びgfの近似後に要素B及びCから組み立て直された行列Aについて上記式を解くとき、調整されるb及びfについての条件は、
Figure 2007129731
であることが分かる。従って行列Eは、係数b及びfの元の値の代わりにこれらの新しい値を代入することによって調整される。
しかしながら、条件ATA=Iを満たすために、cb、db及びebの値は別様に選択されなければならないが、その理由は、そうでなければ積ATAがゼロでない非対角要素を特徴とするようになるからである。8×8の場合についての必要条件は
b−cb+eb(db+cb)=0
であり、cb=15/16、db=9/16及びeb=1/4を選べば、この条件を満たすことができる。
単純化されたDCTも行列Eが抽出された符号器4のDCT変換器41で実行することができる。即ち、この実行は式YC=CXCTに基づき、ここで行列Cは近似された係数cb、db、eb及びgfを含んでいて、修正されたDCT係数YCをもたらす。行列Eは、4×4DCTについて前述したものと同様に、その後の量子化ステップと結合される。
本発明の第3実施例では、これらの近似値は、変換時の分数の選択を最適化することによって条件ATA=Iに合うように調整される。これらの分数は、行列ATAの非対角要素が実施の点でなるべくゼロに近くなるように選択される。この最適化の解決策は、ディリクレのセットに、即ち有理数に限定される。
本発明の第4実施例では、高速DCTアルゴリズムの近似値は、変換時の分数の選択を最適化することによって条件ATA=Iに合うように調整される。
全体において、本発明の記載された実施例から、ディジタルデータを圧縮するための効率的で選択可能な具体化が提示されていることが明らかとなる。公知の具体化より精度の高い或いは高速であるように、またはその両方であるようにこの具体化を実現できる。
好ましい実施例に適用される本発明の基本的な新規特徴が記載され指摘されているけれども、記載された装置及び方法の形態及び細部に対して当業者が本発明の精神から逸脱せずに種々の省略及び置換及び変更を為し得ることが理解されるであろう。例えば、実質的に同じ機能を実質的に同じように実行して同じ結果を達成するような要素及び/又は方法ステップのあらゆる組み合わせが本発明の範囲内に属することが明確に意図されている。更に、本発明の開示された形態又は実施例と関連して図示され且つ/又は記載された構造体及び/又は要素及び/又は方法ステップを、設計変更の一般的事項として、開示され又は記載され又は提案されている他の形態又は実施例に取り入れることができることが理解されなければならない。従って、本明細書に添付されている特許請求の範囲に示されているような限定のみを受けるものとする。
図1は、4×4値の行列に適用されるDCTを示す図である。 図2は、本発明の実施例に従ってディジタルデータを圧縮し復元するために使用される符号器及び復号器の概要を示すブロック図を示す図である。
符号の説明
4 符号器
5 復号器
41 DCT変換器
42 量子化手段
51 IDCT変換器
52 逆量子化手段

Claims (32)

  1. 離散余弦変換(DCT)の近似及び量子化を実行する方法であって、この変換及び量子化はディジタルデータを圧縮するために前記ディジタルデータに連続的に適用され、前記方法は、
    ディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように所定変換行列を単純化するステップと、
    無理数を構成する前記単純化された変換行列の要素を有理数によって近似するステップと、
    前記単純化された変換行列の要素の有理数による前記近似を補償するべく所定量子化を拡張するステップと、
    を有する方法。
  2. ディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように前記所定変換行列を単純化する前記ステップは、該所定変換行列を前記所定量子化を拡張するために使用すべき対角行列と単純化された変換行列とに分解するステップを有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記有理数は、2nに等しい分母を有する分数により表わすことができ、nは整数である請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記の変換実行において割り算はビット・シフトにより実行される請求項3に記載の方法。
  5. 結果として得られる変換が逆変換を有すること、即ち、前記近似を含む前記所定変換行列が乗じられている前記近似を含む前記所定変換行列の転置が単位行列に等しくなることを保証するように前記近似を調整する請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記所定変換行列は、
    Figure 2007129731
    の形の4×4行列であり、ここで
    Figure 2007129731
    であり、「c」は式d=c/bに従って前記行列に代入され、前記所定変換行列は、該所定変換行列を対角値{a,b,a,b}を含む対角行列と、「1」及び「d」の絶対値を有する要素のみを含む単純化された変換行列とに分解することによって単純化され、この対角行列は前記所定量子化を拡張するために使用されることになる請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記単純化された変換行列において前記の値「d」は有理数7/16により近似される請求項6に記載の方法。
  8. 前記単純化された変換行列において前記値「d」は有理数により近似され、前記対角行列において前記の値「b」は
    Figure 2007129731
    に調整され、「d」は前記式において前記有理数である請求項6に記載の方法。
  9. 前記単純化された変換行列において前記値「d」は有理数7/16により近似され、前記変換は、それぞれ次の式、
    e=X[0]+X[3]
    f=X[1]+X[2]
    Y[0]=e+f
    Y[2]=e−f
    e=X[0]−X[3]
    f=X[1]−X[2]
    Y[1]=e+(f−f/8)/2
    Y[3]=(e−e/8)/2−f
    で4つの値X[0]、X[1]、X[2]、X[3]の1次元シーケンスの変換のために実行され、ここでY[0]、Y[1]、Y[2]、Y[3]は4つの変換された値の1次元シーケンスであり、e及びfは補助変数である請求項6に記載の方法。
  10. 前記所定変換行列は、
    Figure 2007129731
    の形の8×8行列であり、ここで
    Figure 2007129731
    であり、ここで「c」は式cb=c/bに従って前記行列に代入され、「d」は式db=d/bに従って前記行列に代入され、「e」は式eb=e/bに従って前記行列に代入され、「g」は式gf=g/fに従って前記行列に代入され、前記所定変換行列は、該所定変換行列を対角値{a,b,f,b,a,b,f,b}を含む対角行列と、「1」、「cb」、「db」、「eb」及び「gf」の絶対値を有する要素のみを含む単純化された変換行列とに分解することによって単純化され、この対角行列は前記所定量子化を拡張するために使用されることになる請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記単純化された変換行列において前記の値「cb」は有理数15/16により近似され、前記の値「db」は有理数9/16により近似され、前記の値「eb」は有理数1/4により近似され、前記の値「gf」は有理数7/16により近似される請求項10に記載の方法。
  12. 前記単純化された変換行列において前記値「cb」、「db」、「eb」及び「gf」は有理数により近似され、前記対角行列において前記値「b」及び「f」は
    Figure 2007129731
    に調整され、値「cb」、「db」、「eb」及び「gf」は前記の式において前記有理数である請求項10に記載の方法。
  13. 2次元ディジタルデータに適用すべき2次元変換のために、前記近似された要素を有する前記単純化された所定変換行列と該近似された要素を有する該単純化された変換行列の転置とが前記変換を実行するための基礎として使用され、前記拡張された量子化は前記行列の両方から除去された演算を含み、それらの演算は該行列の両方において前記近似を補償するために調整される請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 量子化のために、量子化行列は、量子化係数の所定シーケンスと、前記所定変換行列を単純化するために該所定変換行列から抽出された行列とを乗算することによって決定され、この抽出された行列は該所定変換行列から除去された前記演算を含み、この抽出された行列は、有理数による前記単純化された変換行列の要素の前記近似を補償するために調整される請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 逆量子化と逆離散余弦変換(IDCT)の近似とを実行する方法であって、ディジタルデータを復元するために前記逆量子化は、圧縮されているディジタルデータに対して前記逆変換と連続して適用され、前記方法は、
    ディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように所定逆変換行列を単純化するステップと、
    無理数を構成する前記単純化された逆変換行列の要素を有理数により近似するステップと、
    前記単純化された逆変換行列の要素の有理数による前記近似を補償するべく所定逆量子化を拡張するステップと、
    を有する方法。
  16. 逆量子化のために、逆量子化係数の所定シーケンスと、前記所定逆変換行列を単純化するために該所定逆変換行列から抽出された行列とを乗算することによって逆量子化行列が決定され、この抽出された行列は前記所定逆変換行列から除去された前記演算を含み、この抽出された行列は前記単純化された逆変換行列の要素の有理数による前記近似を補償するべく調整される請求項15に記載の方法。
  17. ディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように所定逆変換行列を単純化する前記ステップは、該所定逆変換行列を、前記所定逆量子化を拡張するために使用すべき対角行列と単純化された逆変換行列とに分解するステップを有する請求項15又は16に記載の方法。
  18. 前記有理数は、2nに等しい分母を有する分数により表示することができ、nは整数である請求項15〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記の逆変換実行において割り算はビット・シフトにより実行される請求項18に記載の方法。
  20. 結果として得られる逆変換が変換に対応すること、即ち、前記近似を含み、前記所定逆変換行列の転置が乗じられている、前記近似を含む該所定逆変換行列が単位行列に等しくなることを保証するように前記近似を調整する請求項15〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記所定逆変換行列は、
    Figure 2007129731
    の形の4×4行列であり、ここで
    Figure 2007129731
    であり、「c」は式d=c/bに従って前記行列に代入され、前記所定逆変換行列は、該所定逆変換行列を対角値{a,b,a,b}を含む対角行列と、「1」及び「d」の絶対値を有する要素のみを含む単純化された逆変換行列とに分解することによって単純化され、この対角行列は前記所定逆量子化を拡張するために使用されることになる請求項15〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記単純化された逆変換行列において前記値「d」は有理数7/16により近似される請求項21に記載の方法。
  23. 前記単純化された逆変換行列において前記値「d」は有理数により近似され、前記対角行列において前記値「b」は
    Figure 2007129731
    に調整され、「d」は前記の式において前記有理数である請求項21に記載の方法。
  24. 前記単純化された逆変換行列において前記値「d」は有理数7/16により近似され、前記逆は、それぞれ次の式、
    e=X[0]+X[3]
    f=X[1]+X[2]
    Y[0]=e+f
    Y[2]=e−f
    e=X[0]−X[3]
    f=X[1]−X[2]
    Y[1]=e+(f−f/8)/2
    Y[3]=(e−e/8)/2−f
    で4つの値X[0]、X[1]、X[2]、X[3]の1次元シーケンスの変換のために実行され、ここでY[0]、Y[1]、Y[2]、Y[3]は4つの変換された値の1次元シーケンスであり、e及びfは補助変数である請求項21に記載の方法。
  25. 前記所定変換行列は下記の形、
    Figure 2007129731
    の8×8行列であり、ここで
    Figure 2007129731
    であり、ここで「c」は式cb=c/bに従って前記行列に代入され、「d」は式db=d/bに従って該行列に代入され、「e」は式eb=e/bに従って該行列に代入され、「g」は式gf=g/fに従って該行列に代入され、前記所定変換行列は、該所定変換行列を対角値{a,b,f,b,a,b,f,b}を含む対角行列と、「1」、「cb」、「db」、「eb」及び「gf」の絶対値を有する要素のみを含む単純化された変換行列とに分解することによって単純化され、この対角行列は前記所定量子化を拡張するために使用されることになる請求項15〜20のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記単純化された変換行列において前記値「cb」は有理数15/16により近似され、前記値「db」は有理数9/16により近似され、前記値「eb」は有理数1/4により近似され、前記値「gf」は有理数7/16により近似される請求項25に記載の方法。
  27. 前記単純化された変換行列において前記値「cb」、「db」、「eb」及び「gf」は有理数により近似され、前記対角行列において前記値「b」及び「f」は
    Figure 2007129731
    に調整され、値「cb」、「db」、「eb」及び「gf」は前記の式において前記有理数である請求項25に記載の方法。
  28. 2次元逆量子化されたディジタルデータに適用すべき2次元逆変換のために、前記近似された要素を有する前記単純化された所定逆変換行列と該近似された要素を有する該単純化された逆変換行列の転置とが前記の逆変換を実行するための基礎として使用され、前記拡張された逆量子化は前記行列の両方から除去された演算を含み、それらの演算は前記行列の両方において前記近似を補償するために調整される請求項15〜27のいずれか一項に記載の方法。
  29. ディジタルデータを圧縮するための符号器(4)であって、
    単純化された変換行列を前記ディジタルデータに適用することによってディジタルデータを変換するために離散余弦変換(DCT)を近似する変換器(41)であって、この単純化された変換行列は、ディジタルデータに適用されたときに必要とされる演算が少なくなるように所定変換行列を単純化することによって得られ、この単純化された変換行列において無理数を構成する要素は有理数により近似される前記変換器(41)と、
    前記変換されたディジタルデータを拡張された量子化で量子化するために前記変換器(41)の出力に結合された量子化手段(42)であって、この拡張された量子化は、前記単純化された変換行列の要素の前記近似を補償する前記量子化手段(42)と、
    を備える符号器。
  30. ディジタルデータを圧縮するための符号器(4)であって、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するための手段を備える符号器。
  31. 離散余弦変換(DCT)又は離散余弦変換(DCT)の近似及びその後の量子化により圧縮されたディジタルデータを復元するための復号器(5)であって、
    圧縮されているディジタルデータを拡張された逆量子化で逆量子化するための逆量子化手段(52)と、
    単純化された逆変換行列を適用することによって逆量子化されたディジタルデータを変換するために前記逆量子化手段(52)の出力に結合された逆離散余弦変換(IDCT)を近似する変換器(51)であって、この単純化された逆変換行列は、ディジタルデータに適用されるときに必要とされる演算が少なくなるように所定の逆変換行列を単純化することによって得られ、この単純化された変換行列において無理数を構成する要素は有理数により近似され前記変換器(51)と、
    を備え、
    前記逆量子化手段(52)により適用される前記拡張された逆量子化は前記単純化された逆変換行列の要素の前記近似を補償する復号器。
  32. 離散余弦変換(DCT)又は離散余弦変換(DCT)の近似及びそれに続く量子化により圧縮されたディジタルデータを復元するための復号器(5)であって、この復号器(5)は、請求項15〜28のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するための手段を備える復号器。
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