JPH06334986A - 重み付きコサイン変換方法 - Google Patents

重み付きコサイン変換方法

Info

Publication number
JPH06334986A
JPH06334986A JP11731793A JP11731793A JPH06334986A JP H06334986 A JPH06334986 A JP H06334986A JP 11731793 A JP11731793 A JP 11731793A JP 11731793 A JP11731793 A JP 11731793A JP H06334986 A JPH06334986 A JP H06334986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
matrix
weighting
cosine transform
equation
cosine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11731793A
Other languages
English (en)
Inventor
Nozomi Ozaki
望 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11731793A priority Critical patent/JPH06334986A/ja
Publication of JPH06334986A publication Critical patent/JPH06334986A/ja
Priority to US08/812,761 priority patent/US5957998A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/14Fourier, Walsh or analogous domain transformations, e.g. Laplace, Hilbert, Karhunen-Loeve, transforms
    • G06F17/147Discrete orthonormal transforms, e.g. discrete cosine transform, discrete sine transform, and variations therefrom, e.g. modified discrete cosine transform, integer transforms approximating the discrete cosine transform

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Discrete Mathematics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対角マトリクスをコサイン変換後の係数に左
右から掛けたような形の重み付け演算を行う場合に、重
み付け用の対角マトリクスと、コサイン変換マトリクス
を予め掛け合わせておいて新しい変換マトリクスを得て
おき、この新しい変換マトリクスを用いて入力データの
変換を行うことで、回路規模を小さくでき、処理過程を
最小限とでき、コストの削減を図ることができるように
する。 【構成】 対角マトリクスWをコサイン変換後の係数C
に左右から乗じたような形の重み付け演算を行う場合
に、重み付け用の対角マトリクスWとコサイン変換マト
リクスFを予め乗算して得られる新たな変換マトリクス
Fwを用いて重み付きコサイン変換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば入力データを変
換符号化するようにした装置、例えばディジタルVT
R、各種データ伝送装置等の電子機器等に適用して好適
な重み付きコサイン変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ディジタルVTR、テレビ会議シス
テム等の伝送装置等においては、画像データを変換符号
化する技術が用いられている。変換符号化として最も良
く用いられているものとして例えば離散コサイン変換等
がある。この離散コサイン変換は周知のように、入力画
像データを直流成分から高次交流成分までの係数に変換
する変換であり、通常、この離散コサイン変換の後には
重み付け、量子化等の処理が行われる。量子化は離散コ
サイン変換等の変換符号化によって得られた係数データ
を所定の量子化レベルで量子化し、量子化係数を得る処
理である。
【0003】一般的にこのように変換符号化され、量子
化されて得られた係数データはランレングスやハフマン
等の可変長符号化処理によって圧縮された後に記録媒体
に記録、或いは伝送される。
【0004】再生時、或いは伝送後においては、上述と
逆の手順、つまり、得られた符号化データを復号化した
後に、逆量子化処理して離散コサイン変換時に得られた
係数データを得、更にこの係数データに対して逆離散コ
サイン変換処理を施して元の画像データを得る。つま
り、上述したような一連の処理は記録データ、或いは伝
送データの情報量を少なくするために行われる。
【0005】図4は従来のコサイン変換装置の例を示
し、以下、図4を参照して従来のコサイン変換装置につ
いて説明する。
【0006】図において、1は図示しないディジタルV
TR、或いは伝送装置本体回路からの記録、或いは伝送
すべき画像等のデータが供給される入力端子であり、画
像データはこの入力端子1を介してコサイン変換回路2
に供給される。
【0007】コサイン変換回路2に入力端子1を介して
供給される画像データは例えば直流成分から高次交流成
分の係数データに変換され、得られた係数データは重み
付け回路3に供給される。重み付け回路3に供給された
コサイン変換回路2からの係数データは、この回路にお
いて所定の乗数が掛けられて重み付けされ、更に量子化
回路4に供給されて所定の量子化レベルで量子化され、
出力端子5を介して図示しないディジタルVTRや伝送
装置の他の回路、例えばランレングスやハフマン等の可
変長符号化回路等に供給される。
【0008】ここで、上述したコサイン変換回路2にお
いては次の数1で示す演算によって入力データのコサイ
ン変換が行われている。
【0009】
【数1】
【0010】ここで、Dは2次元入力データ、Cは2次
元COS係数、Fは1次元のフォワードのコサイン変換
マトリクスである。
【0011】またここで、数2にコサイン変換の値を示
す。
【0012】
【数2】
【0013】さて、数1に示した各パラメータD、C及
びFは次に示す数3、数4及び数5のように表すことが
できる。
【0014】
【数3】
【0015】
【数4】
【0016】
【数5】
【0017】尚、cfxはCOS関数を含む係数であ
る。
【0018】また、逆変換は次の数6に示す性質を用い
ると、数7のように表すことができ、つまり、逆変換の
マトリクスは1次元のフォワードの変換マトリクスFを
転置したものとなることが分かる。尚、ここにcf−x
=−cfxである。
【0019】
【数6】
【0020】
【数7】
【0021】一方、重み付け回路3においては次の数8
で示すような重み付けWyxが行われる。
【0022】
【数8】
【0023】
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、入力データをコサイン変換回路2において数1で示
す式でコサイン変換を行って係数データを得、この係数
データを重み付け回路3に供給し、この重み付け回路3
において係数データに対して数8で示すような重みの係
数を乗算するようにした場合、回路規模が大となり、処
理ステップ数も多くなるという不都合があった。
【0025】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、回路規模を小さくし、処理ステップ数を少なく
し、コストの削減を図ることのできる重み付きコサイン
変換方法を提案しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、対角行列をコ
サイン変換後の係数に左右から乗じたような形の重み付
け演算を行う場合に、重み付け用の対角行列とコサイン
変換行列を予め乗算して得られる新たな変換行列を用い
て重み付きコサイン変換を行うようにしたものである。
【0027】更に上述において本発明は、新たな変換行
列と入力データを演算することにより、1回の演算でコ
サイン変換及び重み付けを行うようにしたものである。
【0028】
【作用】上述せる本発明の方法によれば、対角行列をコ
サイン変換後の係数に左右から乗じたような形の重み付
け演算を行う場合に、重み付け用の対角行列とコサイン
変換行列を予め乗算して得られる新たな変換行列を用い
て重み付きコサイン変換を行う。
【0029】更に上述において本発明の方法によれば、
新たな変換行列と入力データを演算することにより、1
回の演算でコサイン変換及び重み付けを行う。
【0030】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明重み付きコサ
イン変換方法の一実施例について詳細に説明する。
【0031】この図1において、図4と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0032】図1Aにおいて7はコサイン変換/重み付
け回路で、入力端子1を介して図示しないディジタルV
TRやテレビ会議システム等の伝送装置からの各種デー
タ(画像や音声データ等)をコサイン変換、例えば画像
にあっては直流成分から高次交流成分までの係数データ
に変換すると共に係数データに重み付けをも行う。この
コサイン変換/重み付け回路7の出力は量子化回路4に
供給され、この量子化回路4において所定の量子化レベ
ルで量子化された後に出力端子5を介して図示しない例
えばランレングスやハフマン等の可変長符号化回路等に
供給されて可変長符号化された後に、ディジタルVTR
の記録系や伝送装置等の本体回路等に供給される。
【0033】また、図1Bにおいて9は入力端子8を介
して図示しないディジタルVTRの再生系やテレビ会議
システム等の伝送装置からの各種データ(画像や音声デ
ータ等)が例えば図示しない復号化回路で復号化された
データを逆量子化する逆量子化回路である。この逆量子
化回路9の出力データは逆コサイン変換/重み付け解除
回路10に供給される。
【0034】この逆コサイン変換/重み付け解除回路1
0は、逆量子化回路9からのデータを逆コサイン変換す
ると共に重み付けを解除する。そしてこの逆コサイン変
換/重み付け解除回路10の出力は出力端子11を介し
て図示しないディジタルVTRの再生系や伝送装置の出
力系等に供給される。
【0035】本例においては、上述のように、コサイン
変換と重み付けを1回の処理で行えるようにすると共
に、逆コサイン変換と重み付けの解除を1回の処理で行
えるようにする。従って、コサイン変換/重み付け回路
7及び逆コサイン変換/重み付け解除回路10の構成が
夫々1つである。このようにコサイン変換/重み付け並
びに逆コサイン変換/重み付け解除を夫々1つの回路で
行うために、本例では以下に説明するように新たな変換
行列を用いるようにする。以下に新たな変換行列を得る
方法について説明する。
【0036】上述した数8で示す重みの値Wyxは対角
線に対する軸対称性、即ち、Wyx=Wxyを有し、こ
れを分解すると次のようになる。
【0037】
【数9】
【0038】そして対角線に対する軸対称性を利用する
と、重み付け演算は水平、垂直方向に分解することがで
き、COS係数Cへの演算で表すと次の数10で示すこ
とができる。
【0039】
【数10】
【0040】ここにCwは重み付けされたCOS係数の
マトリクスで、Wは次の数11に示すような対角マトリ
クスである。
【0041】
【数11】
【0042】この数11より、上述した数8の重みの係
数は次に示す数12で表すことができる。尚、数11に
おいて1/2はなくても良い。
【0043】
【数12】
【0044】分解された重み付けのマトリクスを変換マ
トリクスに取り込みには次の数13に示す式を用いる。
【0045】
【数13】
【0046】この数13から明かなように、変換マトリ
クスFを重み付きの変換マトリクスFwに変更すれば良
い。即ち、この変換マトリクスFwは数14のように表
すことができる。
【0047】
【数14】
【0048】一方、逆変換はWの逆のマトリクスをW-1
とすれば、入力データDは次の数15で示すように表す
ことができる。
【0049】
【数15】
【0050】この数15から明かなように、重み付きの
逆変換マトリクスF1/wは次の数16のように表すこと
ができる。
【0051】
【数16】
【0052】つまり、図1に示したコサイン変換/重み
付け回路7においては数14に示すような変換マトリク
スを用いて入力データのコサイン変換/重み付けを行う
ようにする。これによって入力データを1回の処理でコ
サイン変換、重み付けを行うことができる。
【0053】そして、ディジタルVTRでは再生時、伝
送装置においては受信時にインバースDCTを行う際に
は、逆コサイン変換/重み付け解除回路10において、
数16に示す逆変換マトリクスを用いて再生、或いは受
信データの逆コサイン変換、重み付けの解除を行うよう
にする。これによって、再生、或いは受信データを1回
の処理で逆コサイン変換、重み付けの解除を行うことが
できる。
【0054】ここで図2及び図3を参照して変換マトリ
クスの対称性について説明する。フォワードDCT(離
散コサイン変換)の変換マトリクスFは図2に示すよう
に、横方向の軸対称性/反対称性を有する。そして数1
4から明かなように、重み付けを含んだ変換マトリクス
Fwも同様な対称性を有する。
【0055】また、インバースDCT(逆離散コサイン
変換)マトリクスFT は縦方向の軸対称性/反対称性を
有する。そして数16から明かなように、重みを含んだ
逆変換マトリクスF1/wもこれらと同様の性質がある。
【0056】従って、フォワードDCT、インバースD
CTの演算アルゴリズムでこれらのマトリクスの対称性
を利用するものでも、重み付け演算を取り込んだ変換を
実現することができることが分かる。
【0057】数14から重み付けを含んだフォワードD
CTは次の数17及び数18に示すように分解すること
ができる。
【0058】
【数17】
【0059】
【数18】
【0060】また、数16から重み付けを含んだインバ
ースDCTは数19及び数20に示すように分解するこ
とができる。
【0061】
【数19】
【0062】
【数20】
【0063】以上の説明から明かなように、コサイン変
換をハードウエア出実現する場合、ハードウエア量の削
減を図るため変換マトリクスの対称性を利用したアルゴ
リズムがしばしば用いられる。上述の説明から明かなよ
うに、コサイン係数への重み付け演算がある場合でも、
変換マトリクスの対称性を利用できることが分かる。
【0064】尚、変換マトリクスの対称性を崩すことな
くコサイン変換への重み付けを行う一般的な重み付け演
算は次の数21で示すように行うことができ、水平方向
と垂直方向での重みを独立して設定することができる。
【0065】
【数21】
【0066】ここに、W、W’は任意の対角マトリクス
である。
【0067】このように、本例においては、数11に示
すような対角マトリクスWをコサイン変換後の係数Cに
左右から掛けたような形の重み付け演算、即ち、数20
に示すような演算を行う場合に、重み付け用の対角行列
Wと、コサイン変換行列Fを予め掛け合わせておいて数
14に示すような新しい変換行列Fwを得ておき、この
新しい変換行列を用いて入力データの変換を行うように
したので、回路規模を小さくでき、処理過程を最小限と
でき、コストの削減を図ることができる。
【0068】同様に、逆変換時においては、数16に示
すような新しい逆変換行列F1/wを得ておき、この新し
い変換行列を用いて入力データの変換を行うようにした
ので、回路規模を小さくでき、処理過程を最小限とで
き、コストの削減を図ることができる。
【0069】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、対角行列をコ
サイン変換後の係数に左右から乗じたような形の重み付
け演算を行う場合に、重み付け用の対角行列とコサイン
変換行列を予め乗算して得られる新たな変換行列を用い
て重み付きコサイン変換を行うようにしたので、この方
法をハードウエアで実現した場合には回路規模を小さく
でき、これによって処理過程の簡略化、処理の高速化、
コストの削減を実現でき、またこの方法をソフトウエア
で実現した場合にはプログラムのステップ数を大幅に削
減でき、これによって処理過程の簡略化、処理の高速
化、コストの削減を実現することができる。
【0071】更に上述において本発明によれば、新たな
変換行列と入力データを演算することにより、1回の演
算でコサイン変換及び重み付けを行うようにしたので、
上述の効果に加え、ハードウエア、ソフトウエアの何れ
に適用した場合においても処理ステップ数を最も少なく
でき、更に回路規模も最小とでき、これによって処理の
高速化、コストの低廉化を図ることができ、更に本体装
置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明重み付きコサイン変換方法の一実施例を
示す構成図である。
【図2】本発明重み付きコサイン変換方法の一実施例の
説明に供する変換マトリクスの対称性を説明するための
説明図である。
【図3】本発明重み付きコサイン変換方法の一実施例の
説明に供する変換マトリクスの対称性を説明するための
説明図である。
【図4】従来のコサイン変換装置の例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
4 量子化回路 7 コサイン変換/重み付け回路 9 逆量子化回路 10 逆コサイン変換/重み付け解除回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】ここで、Dは2次元入力データ、Cは2次
元COS係数、Fは1次元のフォワードのコサイン変換
行列である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】さて、数1に示した各パラメータD、C及
びFは次に示す数、数及び数のように表すことが
できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【数2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【数3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【数4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】尚、cfxは数5で示すような係数であ
る。尚、ここにcf−x=−cfxである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】ここで、数にコサイン変換の係数を示
す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【数5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、逆変換は次の数6に示す性質を用い
ると、数7のように表すことができ、つまり、逆変換の
行列は1次元のフォワードの変換行列Fを転置したもの
となることが分かる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】一方、重み付け回路3においては次の数8
で示すように、重み付けを行うための重みの係数Wと、
数3に示したCOS係数Cとで重み付け演算が行われる
ことにより、数3に示したCOS係数Cに対して重み付
けが行われる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ここで、数8に示す重み付けを行った結果
を、重みの値Wyxとする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ここにCwは重み付けされたCOS係数の
行列で、Wは次の数11に示すような対角行列である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】この数11より、上述した数8の重みの
は次に示す数12で示すことができる。尚、数11にお
いて1/2はなくても良い。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】分解された重み付けの行列を変換行列に取
り込には次の数13に示す式を用いる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】この数13から明らかなように、変換行列
Fを重み付きの変換行列Fwに変更すれば良い。即ち、
この変換行列Fwは数14のように表すことができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】一方、逆変換はWの逆の行列をW-1とすれ
ば、入力データDは次の数15で示すように表すことが
できる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】この数15から明らかなように、重み付き
の逆変換行列F1/wは次の数16のように表すことがで
きる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】つまり、図1に示したコサイン変換/重み
付け回路7においては数14に示すような変換行列を用
いて入力データのコサイン変換/重み付けを行うように
する。これによって入力データを1回の処理でコサイン
変換、重み付けを行うことができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】そして、ディジタルVTRでは再生時、伝
送装置においては受信時にインバースDCTを行う際に
は、逆コサイン変換/重み付け解除回路10において、
数16に示す逆変換行列を用いて再生、或いは受信デー
タの逆コサイン変換、重み付けの解除を行うようにす
る。これによって、再生、或いは受信データを1回の処
理で逆コサイン変換、重み付けの解除を行うことができ
る。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】ここで図2及び図3を参照して変換マトリ
クスの対称性について説明する。フォワードDCT(離
散コサイン変換)の変換行列Fは図2に示すように、横
方向の軸対称性/反対称性を有する。そして数14から
明らかなように、重み付けを含んだ変換行列Fwも同様
な対称性を有する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】また、インバースDCT(逆離散コサイン
変換)行列T は縦方向の軸対称性/反対称性を有す
る。そして数16から明らかなように、重みを含んだ逆
変換行列F1/wもこれらと同様の性質がある。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】以上の説明から明らかなように、コサイン
変換をハードウエア実現する場合、ハードウエア量の
削減を図るため変換行列の対称性を利用したアルゴリズ
ムがしばしば用いられる。上述の説明から明らかなよう
に、コサイン係数への重み付け演算がある場合でも、変
行列の対称性を利用できることが分かる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】尚、変換行列の対称性を崩すことなくコサ
イン変換への重み付けを行う一般的な重み付け演算は次
の数21で示すように行うことができ、水平方向と垂直
方向での重みを独立して設定することができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】ここに、W、W′は任意の対角行列であ
る。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】このように、本例においては、数11に示
すような対角行列Wをコサイン変換後の係数Cに左右か
ら掛けたような形の重み付け演算、即ち、数20に示す
ような演算を行う場合に、重み付け用の対角行列Wと、
コサイン変換行列Fを予め掛け合わせておいて数14に
示すような新しい変換行列Fwを得ておき、この新しい
変換を用いて入力データの変換を行うようにしたので、
回路規模を小さくでき、処理過程を最小限とでき、コス
トの削減を図ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対角行列をコサイン変換後の係数に左右
    から乗じたような形の重み付け演算を行う場合に、 重
    み付け用の対角行列とコサイン変換行列を予め乗算して
    得られる新たな変換行列を用いて重み付きコサイン変換
    を行うようにしたことを特徴とする重み付きコサイン変
    換方法。
  2. 【請求項2】 上記新たな変換行列と入力データを演算
    することにより、1回の演算でコサイン変換及び重み付
    けを行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の重
    み付きコサイン変換方法。
JP11731793A 1993-05-19 1993-05-19 重み付きコサイン変換方法 Pending JPH06334986A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11731793A JPH06334986A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 重み付きコサイン変換方法
US08/812,761 US5957998A (en) 1993-05-19 1997-03-06 Discrete cosine transform method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11731793A JPH06334986A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 重み付きコサイン変換方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06334986A true JPH06334986A (ja) 1994-12-02

Family

ID=14708764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11731793A Pending JPH06334986A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 重み付きコサイン変換方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5957998A (ja)
JP (1) JPH06334986A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118693A (ja) * 1997-11-05 2008-05-22 Sony Corp ディジタル信号変換方法およびディジタル信号変換装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6111989A (en) * 1997-11-14 2000-08-29 Sony Corporation 1/4 size real time decoding of digital video
US6104838A (en) * 1997-11-14 2000-08-15 Sony Corporation 1/16 size real time decoding of digital video
US6665344B1 (en) * 1998-06-29 2003-12-16 Zenith Electronics Corporation Downconverting decoder for interlaced pictures
US7123652B1 (en) * 1999-02-24 2006-10-17 Thomson Licensing S.A. Sampled data digital filtering system
US6590938B1 (en) 1999-09-30 2003-07-08 Conexant Systems, Inc. DCT domain conversion of a higher definition signal to lower definition signal
US6393154B1 (en) 1999-11-18 2002-05-21 Quikcat.Com, Inc. Method and apparatus for digital image compression using a dynamical system
US7082450B2 (en) * 2001-08-30 2006-07-25 Nokia Corporation Implementation of a transform and of a subsequent quantization
US7388999B2 (en) * 2003-10-29 2008-06-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transformations for denoising images
GB2478834B (en) 2009-02-04 2012-03-07 Richard Furse Sound system
US8885701B2 (en) * 2010-09-08 2014-11-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Low complexity transform coding using adaptive DCT/DST for intra-prediction

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4293920A (en) * 1979-09-04 1981-10-06 Merola Pasquale A Two-dimensional transform processor
FR2582424B1 (fr) * 1985-05-22 1989-06-30 Guichard Jacques Circuit de calcul rapide de la transformee en cosinus, directe ou inverse, d'un signal discret
US5347305A (en) * 1990-02-21 1994-09-13 Alkanox Corporation Video telephone system
US5164980A (en) * 1990-02-21 1992-11-17 Alkanox Corporation Video telephone system
US5128757A (en) * 1990-06-18 1992-07-07 Zenith Electronics Corporation Video transmission system using adaptive sub-band coding
CA2094524A1 (en) * 1992-07-30 1994-01-31 Ephraim Feig Digital image processor for color image compression
US5565921A (en) * 1993-03-16 1996-10-15 Olympus Optical Co., Ltd. Motion-adaptive image signal processing system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118693A (ja) * 1997-11-05 2008-05-22 Sony Corp ディジタル信号変換方法およびディジタル信号変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5957998A (en) 1999-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100912415B1 (ko) 변환 및 연속되는 양자화의 구현
US7242713B2 (en) 2-D transforms for image and video coding
EP1679658B1 (en) Image signal transforming method, image signal inversely-transforming method, image encoding apparatus, image encoding method, image encoding program, image decoding apparatus, image decoding method, and image decoding program
JPH10112796A (ja) Jpeg圧縮を使用して少ないメモリで画像を回転するための装置
JPH0485621A (ja) 丸め装置
US6587507B1 (en) System and method for encoding video data using computationally efficient adaptive spline wavelets
JPH0671237B2 (ja) 高能率符号化方式
JPH06334986A (ja) 重み付きコサイン変換方法
USH1684H (en) Fast preview processing for JPEG compressed images
JP2839943B2 (ja) 画像データ復元方法及び装置
JPH07143488A (ja) 画像データ復号化方法および装置
EP0926899A3 (en) An apparatus and process for decoding motion pictures
Chokchaitam et al. A new unified lossless/lossy image compression based on a new Integer DCT
JPH04220081A (ja) 画像データ復元方法及び装置
JP2532588B2 (ja) 直交逆変換装置
JP3107676B2 (ja) 量子化回路
US6104838A (en) 1/16 size real time decoding of digital video
JP2776425B2 (ja) セル廃棄補償画像復号化方式
JP3233249B2 (ja) 復号装置及び方法
JP2532607B2 (ja) 可変レンジを用いた直交変換演算装置
Deever et al. Scalable image coding with projection-based context modeling
JPH09205552A (ja) 画像符号化方法とその装置
JPH06338802A (ja) 再圧縮装置
JPH08336139A (ja) 画像データ処理装置および量子化方法
JPH0998414A (ja) 画像符号化・復号化方法及びシステム