JP2007129303A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007129303A
JP2007129303A JP2005318120A JP2005318120A JP2007129303A JP 2007129303 A JP2007129303 A JP 2007129303A JP 2005318120 A JP2005318120 A JP 2005318120A JP 2005318120 A JP2005318120 A JP 2005318120A JP 2007129303 A JP2007129303 A JP 2007129303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
pixel
circuit
correction coefficient
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005318120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4754939B2 (ja
Inventor
Suguru Ikeda
英 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2005318120A priority Critical patent/JP4754939B2/ja
Priority to US11/589,081 priority patent/US7656443B2/en
Publication of JP2007129303A publication Critical patent/JP2007129303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4754939B2 publication Critical patent/JP4754939B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/61Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise the noise originating only from the lens unit, e.g. flare, shading, vignetting or "cos4"
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/68Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Abstract

【課題】大きな歪曲収差を持つ光学系で撮影された画像の場合にも、誤差なくイメージセンサの欠陥補正を行うことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系を用い、歪曲収差補正画像処理装置で歪曲収差を行う。画面が歪曲収差特性の特性値により領域分割され、各領域毎に、補正係数が設定される。領域補正係数選択回路34の補正係数テーブルには、歪曲収差特性の特性値の大きさに応じて分割した領域に対応する補正係数が格納される。領域識別信号に従い、補正係数テーブルからその領域に対応する補正係数が出力される。補正値算出回路35で欠陥画素の補正を行う際に、領域補正係数選択回路34の補正係数テーブルから補正値が与えられ、この補正値に基づいて、補正が行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、イメージセンサに存在する画素欠陥に起因する画像信号を補正する画像処理装置に関する。
ビデオカメラやデジタルカメラなどの画像入力装置に於いて、撮影する被写体までの距離や画角に占める大きさに合わせて、拡大縮小を自由に行うズーム機能が広く利用されている。これらのズーム機能は通常内部のレンズを機械的に動かすことにより実現されている光学ズームと、イメージセンサから出力される画像の一部を利用し、画素間に新たな画素を補間することで補間画像を生成して拡大する電子ズームに大別される。電子ズームは光学ズームと比較して駆動部分がなく小型かつ安価に実現できるが、画質的に劣るという問題点がある。
こういった課題に対して、特許文献1では、入力画像の周辺部を圧縮する機能を持つ固定焦点距離画像入力光学系と、これを受光する主として均一な画素密度の受光素子とを備え、この圧縮による歪みを含んだ該受光素子の受光画像を補正変換する機能を備えることにより、高画質なズーム画像を実現することを特徴とする電子ズーム画像入力方式を提案している。この方式を採用することにより広角画像も望遠画像も周辺部の画質劣化は避けられないものの中央部は劣化が少ない画像を得ることが期待できる。
特開平10−233950号公報
ところで、ビデオカメラやデジタルカメラなどのイメージセンサとしては、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが用いられる。このようなイメージセンサでは、製造工程上のごみの混入或いは製造後の放射線(宇宙線)照射の影響などにより、いくつかの画素では、特異的に大きな暗電流、画素部からの信号読み出し不良、特異的な画素感度不足等の原因により、欠陥画素が発生する。従来では、このような欠陥画素が生じた場合には、その周辺の画素により欠陥画素を線形補間して、欠陥画素の補正が行われている。
ところが、特許文献1に示すような歪曲収差を有する光学系を用いた場合には、歪曲収差の特性により、イメージセンサの各画素の受け持ち範囲が均一でなくなるため、単純な線形補間では、正しい補正値を得られない。
本発明は、以上の課題に鑑み、大きな歪曲収差を持つ光学系で撮影された画像の場合にも、誤差なくイメージセンサの欠陥補正を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る画像処理装置は、中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系と、この光学系を介して受光した光学像を画像信号に変換して出力するイメージセンサと、歪曲収差特性に応じた、イメージセンサの欠陥画素の画像信号を補正するために用いる周辺画素の位置に係る補正係数を出力する補正係数出力回路と、周辺画素の画像信号と補正係数とに基づき、欠陥画素の画像信号に係る補正値を算出する補正値算出回路とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像処理装置では、補正係数出力回路は、欠陥画素を検出する欠陥画素検出回路と、検出された欠陥画素に係る周辺画素の位置を出力する周辺画素位置出力回路と、周辺画素の位置に基づき、周辺画素が、補正係数の大きさに従って分割して設定された複数の画像領域のうちの、何れの画像領域に属するかを示す領域識別信号を出力する領域識別回路と、画像領域を単位として設定された補正係数のうち、領域識別信号に対応する補正係数を出力する領域補正係数選択回路と有することを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像処理装置では、ある画像領域を更に複数に再分割して設定される再分割領域における補正係数を、領域補正係数選択回路が出力する補正係数に基づいて算出する補正係数再算出回路と、領域補正係数選択回路からの補正係数、或いは、補正係数再算出回路からの補正係数の何れか一方を、周辺画素の位置に基づいて選択する補正係数選択回路とを更に有することを特徴とする。
請求項4の発明に係る画像処理装置では、補正値算出回路を第1の補正値算出回路とし、補正係数を用いることなく、周辺画素の画素値に基づいて補正値を算出する第2の補正値算出回路と、第1の補正値算出回路からの補正値、或いは、第2の補正値算出回路からの補正値の何れか一方を、周辺画素の位置に基づいて選択する補正値選択回路とを更に有することを特徴とする。
請求項5の発明に係る画像処理装置では、第2の補正値算出回路は、欠陥画素の周辺画素から、所定の複数画素を選択する画素選択回路と、複数画素に係る画像信号の平均を算出し補正値として出力する平均欠陥画素補正回路とを有することを特徴とする。
請求項6の発明に係る画像処理装置では、第2の補正値算出回路は、欠陥画素の周辺画素から、所定の画素を選択する画素選択回路と、選択された周辺画素に係る画像信号を補正値として出力する置換欠陥画素補正回路とを有することを特徴とする。
請求項7の発明に係る画像処理装置は、中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系と、この光学系を介して受光した光学像を画像信号に変換して出力するイメージセンサと、欠陥画素を検出する欠陥画素検出回路と、検出された欠陥画素に係る複数の周辺画素の位置を出力する周辺画素位置出力回路と、欠陥画素及び周辺画素の位置における、歪曲収差特性に係る特性値を出力する特性値出力回路と、特性値を比較し、欠陥画素の特性値との差が最も小さい周辺画素を選択する画素選択回路と、欠陥画素に係る画像信号を、画素選択回路により選択された周辺画素の画像信号と置き換えて補正する補正値算出回路とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系と、この光学系を介して受光した光学像を画像信号に変換して出力するイメージセンサと、歪曲収差特性に応じた、イメージセンサの欠陥画素の画像信号を補正するために用いる周辺画素の位置に係る補正係数を出力する補正係数出力回路と、周辺画素の画像信号と補正係数とに基づき、欠陥画素の画像信号に係る補正値を算出する補正値算出回路とを備えるようにしている。欠陥画素に係る周辺画素の画像信号と、周辺画素に係る補正係数とに基づき、欠陥画素の画像信号に係る補正値が演算されるので、歪曲収差の影響を考慮した精度の高い欠陥画素補正を行うことができ、高画質化することが可能となる。
請求項2の発明に係る画像処理装置によれば、補正係数出力回路は、欠陥画素を検出する欠陥画素検出回路と、検出された欠陥画素に係る周辺画素の位置を出力する周辺画素位置出力回路と、周辺画素の位置に基づき、周辺画素が、補正係数の大きさに従って分割して設定された複数の画像領域のうちの、何れの画像領域に属するかを示す領域識別信号を出力する領域識別回路と、画像領域を単位として設定された補正係数のうち、領域識別信号に対応する補正係数を出力する領域補正係数選択回路と有するようにしている。画像領域単位で補正係数を出力するようにすることで、画素毎に補正係数を求める構成を省くことが可能となるので、画像処理装置自体の構成を簡単化可能となる。例えば、補正係数を予めSDRAM等の記憶装置に格納しておき、呼び出すようにする構成においては、記憶装置の記憶容量を抑えることが可能である。
請求項3の発明に係る画像処理装置によれば、ある画像領域を更に複数に再分割して設定される再分割領域における補正係数を、領域補正係数選択回路が出力する補正係数に基づいて算出する補正係数再算出回路と、領域補正係数選択回路からの補正係数、或いは、補正係数再算出回路からの補正係数の何れか一方を、周辺画素の位置に基づいて選択する補正係数選択回路とを更に有するようにしている。再分割領域における補正係数を、領域補正係数選択回路が出力する前記補正係数に基づいて算出するようにすることで、歪曲収差が大きい周辺部において、領域を細分化し、精度の高い補正を行う場合であっても、その細分化された領域に係る補正係数を、回路規模を大きくすることなく、得ることが可能となる。
請求項4の発明に係る画像処理装置によれば、補正値算出回路を第1の補正値算出回路とし、補正係数を用いることなく、周辺画素の画素値に基づいて補正値を算出する第2の補正値算出回路と、第1の補正値算出回路からの補正値、或いは、第2の補正値算出回路からの補正値の何れか一方を、周辺画素の位置に基づいて選択する補正値選択回路とを更に有するようにしている。補正係数を用いることなく、周辺画素の画像信号に基づいて補正値を算出する第2の補正値算出回路と、異なる手法で算出された補正値を選択する補正値選択回路とを有することにより、歪曲収差が小さい領域、例えば、画像の中心部分においては第2の補正値算出回路を用いるようにすることで、処理時間を抑えることが可能となる。
請求項5の発明に係る画像処理装置によれば、第2の補正値算出回路は、欠陥画素の周辺画素から、所定の複数画素を選択する画素選択回路と、複数画素に係る画像信号の平均を算出し補正値として出力する平均欠陥画素補正回路とを有するようにしている。所定の複数画素、例えば、欠陥画素と同色の周辺画素に係る画像信号から平均により補正画素値を求め、欠陥画素補正を行うようにすることで、処理時間を抑えることが可能となる。
請求項6の発明に係る画像処理装置によれば、第2の補正値算出回路は、欠陥画素の周辺画素から、所定の画素を選択する画素選択回路と、選択された周辺画素に係る画像信号を補正値として出力する置換欠陥画素補正回路とを有するようにしている。所定の画素、例えば、欠陥画素と同色の後行或いは先行する画素を選択し、この画素の画素値でもって欠陥画素の画像信号とするので、処理時間を抑えることが可能となる。
請求項7の発明に係る画像処理装置によれば、中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系と、この光学系を介して受光した光学像を画像信号に変換して出力するイメージセンサと、欠陥画素を検出する欠陥画素検出回路と、検出された欠陥画素に係る複数の周辺画素の位置を出力する周辺画素位置出力回路と、欠陥画素及び周辺画素の位置における、歪曲収差特性に係る特性値を出力する特性値出力回路と、特性値を比較し、欠陥画素の特性値との差が最も小さい周辺画素を選択する画素選択回路と、欠陥画素に係る画像信号を、画素選択回路により選択された周辺画素の画像信号と置き換えて補正する補正値算出回路とを有するようにしている。欠陥画素の歪曲収差特性に係る特性値との差が最も小さい周辺画素に係る画像信号で、欠陥画素に係る画像信号を置き換えて補正を行うので、比較的簡単な回路で構成することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明が適用される画像撮影装置の全体構成を示すものである。図1において、1は光学系である。光学系1としては、中央部を拡大し周辺部を圧縮するような歪曲収差を持つものが用いられる。すなわち、光学系1としては、通常の光学系と、図2で示すようなカマボコ形のシリンドリカルレンズ11及び12を縦横に組み合わせてなる歪曲収差を持つ光学系とが用いられる。
光学系1からの光学像はイメージセンサ2の受光面に結像される。イメージセンサ2としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサが用いられる。イメージセンサ2の前面には、例えばRGBの各色のフィルタがベイヤー配列で配設されている。
イメージセンサ2で、光学系1からの光学像が光電変換される。光学系1として上述の歪曲収差を持つ光学系を用いた場合、図3(A)に示すような被写体像は、イメージセンサ2上では、図3(B)に示すような歪曲を生じた画像信号となる。このように、歪曲収差を持つ光学系では、周辺部が圧縮され、同じ画角の電子ズーム画像を得る場合に、画像データの面積が大きくなる。
イメージセンサ2の出力信号は、歪曲収差補正画像処理装置3に送られる。歪曲収差補正画像処理装置3は、図4に示すように、欠陥画素補正回路21と、画像補正回路22と、RGB同時化回路23と、歪曲収差補正回路24と、拡大縮小回路25と、YC変換回路26と、圧縮回路27とから構成される。
図4において、イメージセンサ2からの画像信号は、欠陥画素補正回路21に供給される。欠陥画素補正回路21で、イメージセンサ2の欠陥画素の補正が行われる。後に詳述するように、本発明の第1実施形態では、歪曲収差を生じさせる光学系1を考慮して、欠陥補正が行われる。
欠陥画素補正回路21の出力信号が画像補正回路22に供給される。画像補正回路22で、ホワイトバランス補正、シェーディング補正等の画像補正処理が行われる。
画像補正回路22の出力信号がRGB同時化回路23に供給される。RGB同時化回路23は、RGBベイヤー配列の画像信号の色データの補間処理を行い、RGBの各色信号を同時化する。
RGB同時化回路23の出力信号が歪曲収差補正回路24に供給される。歪曲収差補正回路24により、光学系1による歪曲収差の補正が行われる。
歪曲収差補正回路24の出力信号が拡大縮小回路25に供給される。拡大縮小回路25で、任意のサイズに画像が拡大、縮小される。
拡大縮小回路25の出力信号がYC変換回路26に供給される。YC変換回路26は、RGB信号から、輝度・色差信号Y、Cr、Cbへの変換を行う。
YC変換回路26の出力信号が圧縮回路27に供給される。圧縮回路27は、画像信号をJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等に圧縮符号化する。
図1において、歪曲収差補正画像処理装置3からの画像信号は、画像記録装置5に送られ、画像記録装置5に記憶される。また、撮影画像に基づく画像信号は画像表示装置4に送られ、画像表示装置4にモニタ画像が表示される。
制御装置6は、光学系1やイメージセンサ2、歪曲収差補正画像処理装置3、画像表示装置4の制御を行っている。操作部7は、カメラを操作するためのボタンやスイッチ類、情報表示部などからなる。
図5は、本発明の第1実施形態の欠陥画素補正回路21の構成を示すものである。この欠陥画素補正回路21は、欠陥画素検出回路31と、周辺画素位置出力回路32と、領域識別回路33と、領域補正係数選択回路34と、補正値算出回路35と、遅延回路36と、選択回路37とから構成される。
図5において、入力画像信号は、選択回路37及び、補正値算出回路35に供給されるとともに、その入力画像信号の位置情報が欠陥画素検出回路31に供給されている。また、欠陥画素検出回路31には、イメージセンサ2における出荷前試験や後発欠陥画素検出の自動欠陥画素検出などで検出された欠陥画素の位置情報が記録されている。欠陥画素検出回路31は、入力画像信号が欠陥画素に係るものであることを検出すると、欠陥画素の位置に対応するアドレスを周辺画素位置出力回路32に送る。
周辺画素位置出力回路32は、欠陥画素の画像信号を補正するために用いる周辺画素の位置を、欠陥画素の位置に対応付けて記憶している。欠陥画素の位置に対応するアドレスが欠陥画素検出回路31から周辺画素位置出力回路32に送られると、周辺画素位置出力回路32から、欠陥画素の画像信号を補正するために用いる周辺画素の位置が出力される。
周辺画素位置出力回路32の出力信号が領域識別回路33に供給される。領域識別回路33で、周辺画素の位置が属する領域が判断され、これに基づいて、領域識別信号が出力される。この領域識別信号が領域補正係数選択回路34に送られる。
後に説明するように、本発明の第1実施形態では、画面が歪曲収差特性の特性値により領域分割され、各領域毎に、補正係数が設定される。領域補正係数選択回路34には補正係数テーブルが設けられ、補正係数テーブルには、歪曲収差特性の特性値の大きさに応じて分割した領域に対応する補正係数が格納されている。領域補正係数選択回路34からは、領域識別回路33からの領域識別信号に従い、補正係数テーブルからその領域に対応する補正係数が出力される。領域補正係数選択回路34の補正係数テーブルからは、その領域に対応する補正係数が読み出される。この補正係数が補正値算出回路35に送られる。
補正値算出回路35は、入力画像信号と、領域補正係数選択回路34からの補正係数により、補正値を算出する。この補正値が選択回路37に送られる。
欠陥画素の位置では、欠陥画素検出回路31から選択信号が出力される。この選択信号が遅延回路36を介して選択回路37に供給される。なお、遅延回路36は、補正値算出処理の処理時間に対応する遅延合わせのために設けられる。欠陥画素が発生していないときには、選択回路37からは、入力画像信号がそのまま出力される。欠陥画素が発生しているときには、選択回路37からは、補正値算出回路35で欠陥補正された補正値が出力される。
このように、本発明の第1実施形態の欠陥画素補正回路21では、画面が歪曲収差特性の特性値により領域分割される。そして、領域補正係数選択回路34には補正係数テーブルが設けられ、補正係数テーブルには、歪曲収差特性の特性値の大きさに応じて分割した領域に対応する補正係数が格納される。領域識別回路33で、周辺画素の位置が属する領域が判断され、これに基づいて、領域補正係数選択回路34の補正係数テーブルから、その領域に対応する補正係数が読み出される。この補正係数を用いて、補正値算出回路35で歪曲収差に応じて欠陥補正の補正値が求められる。これにより、歪曲収差を持つ光学系1を用いた場合にも、精度の高い欠陥画素補正が可能となる。
次に、本発明の第1実施形態の欠陥補正について詳述する。本発明の第1実施形態では、ベイヤー配列のイメージセンサ2が用いられる。このようなベイヤー配列のイメージセンサ2では、図6に示すような画像が得られる。
今、図6において、座標(c,2)の画素が欠陥画素であったとする。座標(c,2)の画素はR色の画素であるから、この欠陥画素は、その周辺のR色の画素のデータから補間する。例えば水平方向の周辺2画素のデータから補間する場合、座標(c,2)画素の補間値iPc2は、座標(a,2)の画素値Pa2と、座標(e,2)の画素値Pe2とから、線形補間により、以下のように求められる。
iPc2=(Pa2+Pe2)/2 …(1)
前述したように、本発明の第1実施形態では、光学系1として歪曲収差を有するものが用いられている。歪曲収差がない場合には、イメージセンサ2の各画素の受け持ち範囲は図7(A)に示すように全て等しくなるが、歪曲収差を有する光学系1を用いた場合には、図7(B)に示すように、イメージセンサ2の各画素の受け持ち範囲は異なってくる。
図7(A)に示すように、光学系の歪曲収差がなく、イメージセンサ2の各画素の受け持ち範囲が等しい場合には、上述の(1)式による線形補間により、欠陥画素の補正が行える。ところが、図7(B)に示すように、光学系の歪曲収差があり、イメージセンサ2の各画素の受け持ち範囲が異なる場合には、上述の(1)式による線形補間では、正しい補正値を得られない。
図8は、そのことを示すものである。図8(A)は、光学系の歪曲収差がなく、イメージセンサ2の各画素の受け持ち範囲L0、L1が等しい場合である。この場合、座標(a,2)の画素値Pa2と、座標(e,2)の画素値Pe2とから、(1)式に基づいて、座標(c,2)画素の補間画素値iPc2を求めると、求められた補間画素値iPc2は、本来の画素値rPc2と略等しくなる。
これに対して、図8(B)は、歪曲収差を有する光学系1を用い、各画素の受け持ち範囲L2、L3が異なる場合である。この場合、座標(a,2)の画素値Pa2と、座標(e,2)の画素値Pe2とから、(1)式に基づいて座標(c,2)画素の補間画素値iPc2を求めると、求められた補間画素値iPc2と、本来の画素値rPc2との間に誤差eが生じてくる。
そこで、本発明の第1実施形態では、図8(C)に示すように、画面を歪曲収差特性の特性値により補正係数を設定し、この補正係数を乗じて誤差が生じないようにしている。
つまり、本発明の第1の実施形態では、補正係数をn1(0)、n1(1)とすると、座標(c,2)画素の補間画素値iPc2を、座標(a,2)の画素値Pa2と、座標(e,2)の画素値Pe2とから、
iPc2=(n1(0)×Pa2+n1(1)×Pe2)/2 …(2)
として求めるようにしている。
ここで、座標(a,2)の画素の歪曲収差の特性値をKa、座標(e,2)の歪曲収差の特性値をKeとすると、補正係数n1(0)は、
n1(0)=Ke/(Ka+Ke) …(3)
として求めることができる。
また、補正係数n1(1)は、
n1(1)=Ka/(Ka+Ke) …(4)
として求めることができる。
なお、歪曲収差の特性値は、歪曲収差の度合いを示すものであり、歪曲収差の特性値は、画面の周辺部では大きくなる。歪曲収差の特性値は、上述の各画素の受け持ち範囲と対応し、歪曲収差の特性値が大きくなる程、受け持ち範囲が大きくなる。
以上のように、歪曲収差を有する光学系1を用いた場合には、歪曲収差特性の特性値により補正係数を設定し、この補正係数を乗じることで、誤差のない欠陥補正を行うことができる。
本発明の第1実施形態では、画面が歪曲収差特性の特性値により領域分割される。図9は、歪曲収差特性に応じて画面を複数の領域に分割したものである。歪曲収差特性に応じて領域を分割する方法としては、分割する各領域の歪曲収差特性の特性値の閾値が決められ、その閾値の範囲にあてはまる特性値の範囲毎に分割が行われる。補正係数(n1(0),n1(1))は、図10に示すように、光学中心の縦軸に対して線対称の関係となる。
図5における領域補正係数選択回路34には、図11に示すように、このようにして作成された補正係数テーブル41が設けられる。そして、図11に示すように、補正係数テーブル41は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のメモリ42に格納される。
図5における補正値算出回路35は、図12に示すように、乗算器43、44と、加算器45と、割算器46とを含んでいる。
例えば、図6に示した座標(c,2)の画素が欠陥画素の場合には、補正係数テーブル41から、補正係数n1(0)及びn1(1)が出力される。また、乗算器43には、座標(a,2)の画素値Pa2が供給され、乗算器44には、座標(e,2)の画素値Pe2が供給される。
乗算器43で、画素値Pa2と補正係数n1(0)とが乗算され、乗算器44で、画素値Pe2と補正係数n1(1)とが乗算される。乗算器43の出力(n1(0)×Pa2)と乗算器44の出力(n1(1)×Pe2)とが加算器45で加算される。加算器45の出力(n1(0)×Pa2+n1(1)×Pe2)は割算器46に供給され、割算器46からは、補間画素値iPc2
iPc2=(n1(0)×Pa2+n1(1)×Pe2)/2
が出力される。なお、割算器46は1/2の割り算なので、ビットシフトで実現できる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態の欠陥画素補正回路21では、歪曲収差特性の特性値により画面を領域分割し、補正係数テーブル41には、歪曲収差特性の特性値の大きさに応じて分割した領域に対応する補正係数を格納し、周辺画素の位置がどの領域の属するかを判断し、これに基づいて、補正係数テーブル41からその領域に対応する補正係数を読み出し、この補正係数を乗算して欠陥補正の補正値を求めるようにしている。これにより、歪曲収差を持つ光学系1を用いた場合にも、精度の高い欠陥画素補正が可能となる。
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2実施形態の欠陥画素補正回路21の構成を示すものである。なお、画像撮影装置の全体構成については、第1の実施の形態と同様であり、第1の実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第2実施形態では、図5に示した第1の実施形態の欠陥画素補正回路21において、更に、補正係数再算出回路51と、補正係数選択回路52とが設けられている。補正係数再算出回路51は、歪曲収差特性による特性値に応じて、再算出補正係数を外挿で算出する。補正係数選択回路52は、周辺画素位置出力回路32から出力された周辺画素の位置により、領域補正係数選択回路34からの領域補正係数または補正係数再算出回路51で各々求められた再算出補正係数のうちどちらか一方を選択して出力する。
本発明の第2実施形態による欠陥補正について更に説明する。本発明の第2の実施形態では、図14(A)に示すように、画面が歪曲収差特性の特性値により、領域A1、A2、A3、…に分割される。各領域A1、A2、A3、…毎の補正係数が、前述の第1の実施形態と同様に、領域補正係数選択回路34の補正係数テーブルに蓄積される。そして、各領域A1、A2、A3、…が更に複数の領域に分割される。図14(B)では、領域A3が例えば3つの再分割領域M0、M1、M2に再分割される。他の領域についても、同様に再分割される。
このように、各領域を3つの領域M0、M1、M2に再分割した場合、再分割領域M0、M1,M2の補正係数は、以下のようにして求められる。
先ず、その領域の補正係数がnMであった場合、再分割領域M0、M1、M2のうち中央の再分割領域M1の補正係数nM_1については、その領域の補正係数nMと等しいとして、
nM_1=nM …(5)
とする。
再分割領域M0の補正係数nM_0は、その領域の補正係数(nM)と、再分割領域毎の歪曲収差の特性値(M0_d,M1_d,M2_d)とから、以下のように算出する。
nM_0=nM×(M0_d/M1_d) …(6)
再分割領域M2の補正係数nM_2は、その領域の補正係数(nM)と、再分割領域毎の歪曲収差の特性値(M0_d,M1_d,M2_d)とから、以下のように算出する。
nM_2=nM×(M2_d/M1_d) …(7)
図13に示す本発明の第2の実施形態の欠陥画素補正回路21の構成において、欠陥画素検出回路31で欠陥画素が検出されると、欠陥画素検出回路31から周辺画素位置出力回路32に、欠陥画素の位置に対応するアドレスが送られ、周辺画素位置出力回路32から、欠陥画素の画像信号を補正するために用いる周辺画素の位置が出力され、これが領域識別回路33に送られる。
領域識別回路33で、周辺画素の属する位置の領域が判断され、これに基づいて、領域識別回路33から領域識別信号が出力される。この領域識別信号が領域補正係数選択回路34に送られ、領域補正係数選択回路34の補正係数テーブルからは、その領域に対応する補正係数が読み出される。この各領域毎の補正係数は、補正係数選択回路52に送られると共に、補正係数再算出回路51に送られる。
補正係数再算出回路51は、上述した周辺画素位置出力回路32の出力に基づいて、各領域を複数の再分割領域に再分割し、再分割領域のそれぞれの補正係数を算出する。算出された再分割領域の補正係数が補正係数選択回路52に送られる。
補正係数選択回路52により、周辺画素位置出力回路32から出力される周辺画素の位置に基づき、領域補正係数選択回路34からの補正係数と、補正係数再算出回路51からの再算出補正係数のうちの何れか一方が選択され、選択された補正係数が補正値算出回路35に供給される。
補正値算出回路35により、第1実施形態と同様に、欠陥画素の複数の周辺同色画素と補正係数とから補正値が算出されて出力される。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態では、各領域を更に複数の再分割領域に分けて、再分割領域では、歪曲収差特性の特性値により、補正係数を外挿で算出するようにしている。
歪曲収差特性の特性値の変化が小さい領域、ここでは、中央部の領域に対しては第1の実施の形態と同じ方法で補正係数の算出方法で対応できる。周辺部においては、歪曲収差特性の特性値の変化が大きいので、補正係数を領域補正係数選択回路34うちの補正係数テーブルに格納する方法では、歪曲収差特性の特性値の変化が大きい領域に対し、精度の高い補正係数を格納すると、補正係数を格納するデータ量が増大することにより、補正係数テーブルが巨大化してしまう。
本発明の第2の実施形態では、この補正係数テーブルを大きくせず、かつ精度の高い補正係数の算出のため、歪曲収差特性の特性値が大きい領域に対しては、補正係数テーブルに格納された補正係数に割り当てられている領域を細かく再分割し、その再分割した領域毎の補正係数の算出を行う。このことにより歪曲収差を持つ光学系においても、現行のイメージセンサを用い精度の高い欠陥画素補正が可能となる。
勿論、画面の中央部と周辺部とを区別せずに、全画面の領域を更に複数に再分割するようにしても良い。
(第3の実施の形態)
図15は、本発明の第3実施形態の欠陥画素補正回路21の構成を示すものである。なお、画像撮影装置の全体構成については、第1及び第2の実施の形態と同様であり、第1及び第2の実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第3実施形態では、図5に示した第1の実施形態の欠陥画素補正回路における補正値算出回路35を、画像信号と補正係数から演算により欠陥画素補正値を求める第1の補正値算出回路61と、歪曲収差特性を考慮しない補正を行う第2の補正値算出回路62とから構成するようにしている。そして、補正値選択回路63により、周辺画素位置出力回路32から出力される周辺画素の位置に基づき、第1の補正値算出回路61からの補正値と第2の補正値算出回路62からの補正値とのどちらか一方を選択して補正値として出力するようにしている。
この第3実施形態の欠陥画素補正回路21について、更に説明する。図16に示すように、本発明の第3の実施形態では、画面を周辺部分の第1の領域B1と、中央の第2の領域B2とに大別する。図16における第1の補正値算出回路61は、第1の領域B1に対する歪曲収差特性を考慮した補正値算出を行うものである。第2の補正値算出回路62は、第2の領域B2に対する、歪曲収差特性を考慮しない補正値算出を行うものである。
補正値選択回路63は、周辺画素位置出力回路32から出力される周辺画素の位置に従い、第1の算出補正値と第2の算出補正値のどちらか一方を選択して補正値として出力する。
より詳しくは、第1の補正値算出回路61は、例えば、欠陥画素の複数の周辺同色画素と補正係数とに基づき、補正値を演算して出力する。補正値算出方法は第1の実施の形態と同じである。
一方、第2の補正値算出回路62は、例えば、欠陥画素の周辺同色画素から、簡易的な方法で補正値を算出して出力する。
第2の補正値算出回路62は、図17又は図18に示すように構成される。図17に示す第2の補正値算出回路62は、第1画素選択回路71と平均欠陥画素補正回路72とから構成される。第1画素選択回路71は、図19に示すように、欠陥画素の周辺の同色画素の画素を選択する。そして、平均欠陥画素補正回路72は、これらの欠陥画素の周辺の同色画素の平均値から、欠陥画素の補正値を求める。
一方、図18に示す第2の補正値算出回路62は、第2画素選択回路81と置換欠陥画素補正回路82とから構成される。第2画素選択回路は、図20(A)又は図20(B)に示すように、前置置換や後置置換を行うための置換画素の選択を行う。置換欠陥画素補正回路82は、第2画素選択回路81で選択された画素と欠陥画素の画素を置換し補正値として出力する。
中央部分では各画素が受け持つ範囲がほぼ等しいので、歪曲収差による影響を考慮しないで、図17や図18に示したような、簡易的な従来のやり方でも精度の高い欠陥画素の補正が可能である。
図15において、補正値選択回路63により、周辺画素位置出力回路32から出力される周辺画素の位置が第1の領域B1に属していた場合は、補正値として第1算出補正値が選択され、一方、周辺画素位置出力回路32から出力される周辺画素の位置が第2の領域B2に属していた場合は、補正値として第2算出補正値が選択されて出力される。
以上のように、本実施の形態では、歪曲収差が小さい領域(第2の領域B2)に対しては簡易的な補正値算出を行い、歪曲収差が大きい領域(第1の領域B1)に対しては、歪曲収差特性の特性値に応じた補正係数により補正値算出を行う。歪曲収差の小さい領域である画像の中心部分における欠陥画素補正を簡易化することで、処理時間を短縮し、画像の中心部分を用いる電子ズームにおける画像処理の処理時間短縮を図ることが可能となる。
(第4の実施の形態)
図21は、本発明の第4の実施の形態を示すものである。なお、画像撮影装置の全体構成については、第1〜第3の実施の形態と同様であり、第1〜第3の実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態では、図21に示すように、欠陥画素及びその周辺画素の位置における、歪曲収差特性に係る特性値を出力する特性値出力回路91と、この特性値に基づき、置換画素たる周辺画素を選択する画素選択回路92とを有している。
次に、本発明の第4の実施形態における各構成要素について説明する。画素選択回路92により、図22に示すように、欠陥画素と周辺同色画素との歪曲収差の特性値が比較され、欠陥画素の歪曲収差の特性値との差が一番小さい周辺同色画素を選択するための信号が出力される。
補正値算出回路35は、画素選択回路92からの出力に基づき、画像信号の置換を行う。選択回路37は、遅延回路36を介して送られる選択信号に基づき、画像信号が欠陥画素に係るものの時には補正値算出回路35からの画像信号を選択、それ以外の時には補正前の画像信号を選択し出力する。このように、欠陥画素の歪曲収差の特性値との差が一番小さい画素と置換することで、誤差量を少なく抑えた置換補正が可能となる。
大きな歪曲収差を持つ光学系で撮影された画像に対する欠陥画素補正を行う場合、この歪曲収差を考慮した欠陥画素補正を行うことで、歪曲収差を考慮しない場合に比べ、精度の高い欠陥画素補正を行うことができ、欠陥画素補正を演算により行う場合に比べ、回路を簡略化することが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明は、歪曲収差を有する光学系を用いた場合のイメージセンサの欠陥補正に用いることができる。
本発明が適用される画像撮影装置の一例のブロック図である。 歪曲収差を有する光学系の説明に用いる斜視図である。 歪曲収差を有する光学系の説明図である。 本発明が適用される画像撮影装置における歪曲収差補正画像処理装置の一例のブロック図である。 本発明の第1実施形態の欠陥画素補正回路のブロック図である。 欠陥画素補正の説明図である。 歪曲収差を有していない光学系の欠陥画素と歪曲収差を有する光学系との欠陥画素の説明図である。 本発明の第1実施形態の欠陥画素補正の説明図である。 本発明の第1実施形態における領域分割の説明図である。 本発明の第1実施形態における領域内の補正係数の説明図である。 本発明の第1実施形態における補正係数テーブルの説明図である。 本発明の第1実施形態における補正値算出の説明図である。 本発明の第2実施形態の欠陥画素補正回路のブロック図である。 本発明の第2実施形態における領域分割および再分割領域の説明図である。 本発明の第3実施形態の欠陥画素補正回路のブロック図である。 本発明の第3実施形態における領域分割の説明図である。 本発明の第3実施形態における第2の補正値算出回路の一例のブロック図である。 本発明の第3実施形態における第2の補正値算出回路の他の例のブロック図である。 本発明の第3実施形態における第2の補正値算出回路の補正値の算出の説明図である。 本発明の第3実施形態における第2の補正値算出回路の補正値の算出の説明図である。 本発明の第4実施形態の欠陥画素補正回路のブロック図である。 本発明の第4実施形態の欠陥画素補正の説明図である。
符号の説明
1:光学系
2:イメージセンサ
3:歪曲収差補正画像処理装置
5:画像記録装置
6:制御装置
7:操作部
11,12:シリンドリカルレンズ
21:欠陥画素補正回路
22:画像補正回路
23:RGB同時化回路
24:歪曲収差補正回路
25:拡大縮小回路
26:YC変換回路
27:圧縮回路
31:欠陥画素検出回路
32:周辺画素位置出力回路
33:領域識別回路
34:領域補正係数選択回路
35:補正値算出回路
36:遅延回路
37:選択回路
41:補正係数テーブル
42:メモリ

Claims (7)

  1. 中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系と、
    この光学系を介して受光した光学像を画像信号に変換して出力するイメージセンサと、
    前記歪曲収差特性に応じた、前記イメージセンサの欠陥画素の画像信号を補正するために用いる周辺画素の位置に係る補正係数を出力する補正係数出力回路と、
    前記周辺画素の画像信号と前記補正係数とに基づき、前記欠陥画素の画像信号に係る補正値を算出する補正値算出回路と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正係数出力回路は、
    欠陥画素を検出する欠陥画素検出回路と、
    検出された欠陥画素に係る前記周辺画素の位置を出力する周辺画素位置出力回路と、
    前記周辺画素の位置に基づき、前記周辺画素が、前記補正係数の大きさに従って分割して設定された複数の画像領域のうちの、何れの画像領域に属するかを示す領域識別信号を出力する領域識別回路と、
    前記画像領域を単位として設定された前記補正係数のうち、前記領域識別信号に対応する前記補正係数を出力する領域補正係数選択回路と
    有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. ある画像領域を更に複数に再分割して設定される再分割領域における前記補正係数を、前記領域補正係数選択回路が出力する前記補正係数に基づいて算出する補正係数再算出回路と、
    前記領域補正係数選択回路からの前記補正係数、或いは、前記補正係数再算出回路からの前記補正係数の何れか一方を、前記周辺画素の位置に基づいて選択する補正係数選択回路と
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正値算出回路を第1の補正値算出回路とし、前記補正係数を用いることなく、前記周辺画素の画素値に基づいて前記補正値を算出する第2の補正値算出回路と、
    前記第1の補正値算出回路からの前記補正値、或いは、前記第2の補正値算出回路からの前記補正値の何れか一方を、前記周辺画素の位置に基づいて選択する補正値選択回路と
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の補正値算出回路は、
    前記欠陥画素の周辺画素から、所定の複数画素を選択する画素選択回路と、
    前記複数画素に係る画像信号の平均を算出し前記補正値として出力する平均欠陥画素補正回路と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の補正値算出回路は、
    前記欠陥画素の周辺画素から、所定の画素を選択する画素選択回路と、
    前記選択された周辺画素に係る画像信号を前記補正値として出力する置換欠陥画素補正回路と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 中央部を拡大しその周辺部を圧縮する歪曲収差特性を持つ光学系と、
    この光学系を介して受光した光学像を画像信号に変換して出力するイメージセンサと、
    欠陥画素を検出する欠陥画素検出回路と、
    検出された欠陥画素に係る複数の周辺画素の位置を出力する周辺画素位置出力回路と、
    前記欠陥画素及び前記周辺画素の位置における、前記歪曲収差特性に係る特性値を出力する特性値出力回路と、
    前記特性値を比較し、前記欠陥画素の特性値との差が最も小さい前記周辺画素を選択する画素選択回路と、
    前記欠陥画素に係る画像信号を、前記画素選択回路により選択された前記周辺画素の画像信号と置き換えて補正する補正値算出回路と
    を有することを特徴とする画像処理装置。

JP2005318120A 2005-11-01 2005-11-01 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4754939B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005318120A JP4754939B2 (ja) 2005-11-01 2005-11-01 画像処理装置
US11/589,081 US7656443B2 (en) 2005-11-01 2006-10-30 Image processing apparatus for correcting defect pixel in consideration of distortion aberration

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005318120A JP4754939B2 (ja) 2005-11-01 2005-11-01 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007129303A true JP2007129303A (ja) 2007-05-24
JP4754939B2 JP4754939B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=38151625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005318120A Expired - Fee Related JP4754939B2 (ja) 2005-11-01 2005-11-01 画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7656443B2 (ja)
JP (1) JP4754939B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044820A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Nikon Corp 撮像装置
WO2012050375A2 (ko) * 2010-10-13 2012-04-19 주식회사 고영테크놀러지 측정장치 및 이의 보정방법
JP2016095667A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社リコー 画像処理装置および電子機器

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101243800B1 (ko) * 2006-06-29 2013-03-18 엘지디스플레이 주식회사 평판표시장치와 그 화질제어 방법
KR101182327B1 (ko) * 2006-06-29 2012-09-24 엘지디스플레이 주식회사 평판표시장치와 그 화질제어 방법
JP2008048104A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Sony Corp 撮像装置と欠陥補正回路および欠陥補正方法
JP2009003092A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置
US8085320B1 (en) 2007-07-02 2011-12-27 Marvell International Ltd. Early radial distortion correction
JP2009049609A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Fujitsu Microelectronics Ltd 補正回路、補正方法及び撮像装置
JP5141245B2 (ja) * 2007-12-28 2013-02-13 株式会社ニコン 画像処理装置、補正情報生成方法、および撮像装置
JP5062846B2 (ja) * 2008-07-04 2012-10-31 株式会社リコー 画像撮像装置
JP5055643B2 (ja) * 2008-07-28 2012-10-24 株式会社リコー 撮像素子および画像撮像装置
FR2941067B1 (fr) * 2009-01-14 2011-10-28 Dxo Labs Controle de defauts optiques dans un systeme de capture d'images
BRPI0924138A2 (pt) * 2009-01-26 2016-02-10 Thomson Licensing método, aparelho e sistema para melhorar a sintonia em receptores
JP5379664B2 (ja) * 2009-12-11 2013-12-25 キヤノン株式会社 画像表示装置およびその制御方法
JP5454622B2 (ja) * 2012-06-06 2014-03-26 カシオ計算機株式会社 撮像装置、合成画像生成方法、及び、プログラム
JP6225328B2 (ja) * 2013-02-18 2017-11-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 欠陥画素の補正装置および補正方法
JP6362098B2 (ja) * 2014-07-07 2018-07-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
EP3175773A4 (en) * 2014-07-30 2018-10-10 Olympus Corporation Image processing device
JP6670844B2 (ja) * 2015-10-22 2020-03-25 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
CN106327441B (zh) * 2016-08-19 2018-11-06 北京交通大学 图像径向畸变的自动矫正方法及系统
CN115022541B (zh) * 2022-05-30 2024-05-03 Oppo广东移动通信有限公司 视频畸变校正方法及装置、计算机可读介质和电子设备

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10233950A (ja) * 1996-12-17 1998-09-02 Eriko Shimizu 電子ズーム画像入力方式
JP2000003437A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Fuji Photo Film Co Ltd 収差補正方法、電子スチルカメラ及び画像処理システム
JP2003333588A (ja) * 2002-05-16 2003-11-21 Fuji Photo Film Co Ltd 光学歪みの補正方法及び補正装置
JP2004228931A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Sony Corp 画素補正回路及び画素補正方法
JP2004241991A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Minolta Co Ltd 撮像装置、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2006165899A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Sony Corp 映像信号処理装置及び方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3636046B2 (ja) * 2000-07-31 2005-04-06 株式会社日立国際電気 固体撮像素子の画素欠陥検出方法およびその方法を用いた撮像装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10233950A (ja) * 1996-12-17 1998-09-02 Eriko Shimizu 電子ズーム画像入力方式
JP2000003437A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Fuji Photo Film Co Ltd 収差補正方法、電子スチルカメラ及び画像処理システム
JP2003333588A (ja) * 2002-05-16 2003-11-21 Fuji Photo Film Co Ltd 光学歪みの補正方法及び補正装置
JP2004228931A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Sony Corp 画素補正回路及び画素補正方法
JP2004241991A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Minolta Co Ltd 撮像装置、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2006165899A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Sony Corp 映像信号処理装置及び方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044820A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Nikon Corp 撮像装置
WO2012050375A2 (ko) * 2010-10-13 2012-04-19 주식회사 고영테크놀러지 측정장치 및 이의 보정방법
WO2012050375A3 (ko) * 2010-10-13 2012-06-28 주식회사 고영테크놀러지 측정장치 및 이의 보정방법
US9250071B2 (en) 2010-10-13 2016-02-02 Koh Young Technology Inc. Measurement apparatus and correction method of the same
JP2016095667A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社リコー 画像処理装置および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4754939B2 (ja) 2011-08-24
US20070165119A1 (en) 2007-07-19
US7656443B2 (en) 2010-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4754939B2 (ja) 画像処理装置
US7719597B2 (en) Distortion correction device and image sensing device provided therewith
JP4178480B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置および撮像方法
US7593569B2 (en) Pixel defect correction device
US9071751B2 (en) Image processor method and program for correcting distance distortion in panorama images
JP6372983B2 (ja) 焦点検出装置およびその制御方法、撮像装置
JP5660711B2 (ja) 復元ゲインデータ生成方法
US20090273717A1 (en) Noise reduction processing apparatus, noise reduction processing method, and image sensing apparatus
JP2004336106A (ja) 画像処理装置、画像処理方法ならびに撮像装置
US7499082B2 (en) Distortion correction circuit for generating distortion-corrected image using data for uncorrected image
JP2007135135A (ja) 動画像撮像装置
JP4985124B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
US7710469B2 (en) Image acquisition apparatus
JP2004350103A (ja) 電子カメラのシェーディング補正回路
JP2010039759A (ja) 撮像装置
JP2007300360A (ja) シェーディング補正回路、シェーディング補正方法およびカメラシステム
JP2010056817A (ja) 撮像装置
JP2008067176A (ja) 画像補正装置および画像補正方法
JP2007228269A (ja) 画像信号処理装置及び方法
US10348984B2 (en) Image pickup device and image pickup method which performs diagonal pixel offset and corrects a reduced modulation depth in a diagonal direction
JP6225328B2 (ja) 欠陥画素の補正装置および補正方法
JP2008277911A (ja) 補間処理装置、撮像装置、及び、補間処理方法
JP2008191921A (ja) 光学歪み補正方法及びその装置並びに動画撮影機能付撮像装置と光学歪み補正プログラム
JP2009159404A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置
JP2005176173A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110414

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110526

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees