JP6362098B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
デジタルカメラなどの撮像装置が生成する画像には、撮像素子の性質に由来する欠陥画素が含まれている場合がある。欠陥画素は画質劣化の原因となるため、従来、周辺画素の情報を用いて欠陥画素を補正することが行われている。例えば、特許文献1は、補正対象の欠陥画素が欠陥画素群に含まれるか否かに基づいて補正に用いる周辺画素を選択する技術を開示している。
特開2008−278394号公報
補正対象の欠陥画素の周辺に他の欠陥画素が存在する場合があるが、他の欠陥画素の存在が事前に分かっているとは限らない。そのため、補正対象の欠陥画素を、他の欠陥画素を含む周辺画素を用いて補正してしまう場合がある。このような場合、補正精度が低下し、最終的に得られる補正画像の画質劣化につながる可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、周辺画素を用いて欠陥画素を補正する画像処理装置において、周辺画素の中に他の欠陥画素が含まれている場合の補正精度の低下を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、画像に含まれる複数の画素を順に注目画素とし、前記注目画素が欠陥画素であるか否かを判定し、前記注目画素が欠陥画素であると判定された場合、前記注目画素の周辺画素を使用して前記注目画素を補正する第1の補正手段であって、前記周辺画素のうち前記注目画素の補正時に既知の欠陥画素については前記注目画素の補正に使用しない、第1の補正手段と、前記第1の補正手段により補正時に未知であった欠陥画素を使用して補正された各補正画素について、前記第1の補正手段により使用された周辺画素を使用して当該補正画素を補正する第2の補正手段であって、前記第1の補正手段により使用された周辺画素のうち欠陥画素については前記第1の補正手段により補正された補正画素を使用する、第2の補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、周辺画素を用いて欠陥画素を補正する画像処理装置において、周辺画素の中に他の欠陥画素が含まれている場合の補正精度の低下を抑制することが可能となる。
第1及び第2の実施形態に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図。 第1及び第2の実施形態に係る、第一補正部102による補正前後の画像データを示す概念図。 第1の実施形態に係る、第二補正部107による補正前後の画像データを示す概念図。 第1の実施形態に係る、画像処理装置100による補正処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る、第二補正部107による補正前後の画像データを示す概念図。 第2の実施形態に係る、画像処理装置100による補正処理のフローチャート。 第3の実施形態に係る画像処理装置700の構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係る、第一補正部102による補正前の画像データを示す概念図。 第3の実施形態に係る、第一補正部102による補正前後の画像データを示す概念図。 第3の実施形態に係る、第二補正部107による補正前後の画像データを示す概念図。 第3の実施形態に係る、第二補正部107による補正後の画像データ全体を示す概念図。 第3の実施形態に係る、画像処理装置700による補正処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。図1において、101は、撮像素子を有する撮像部である。撮像部101は、画像処理装置100による補正対象の画像データを生成する。なお、撮像部101は、画像処理装置100の外部にあってもよいし、画像処理装置100に含まれていてもよい。後者の場合、画像処理装置100は、撮像装置として機能する。
102は、撮像部101から入力された画像データに対する補正を行う第一補正部である。第一補正部102は、欠陥画素判定部103と、欠陥位置記憶部104と、補正処理部105とを含む。欠陥画素判定部103は、入力画像の各画素が欠陥画素であるか否かを判定する。欠陥位置記憶部104は、欠陥画素判定部103で欠陥画素と判定された画素の位置情報を記憶する。補正処理部105は、欠陥画素判定部103で欠陥画素と判定された画素の画素データを、周辺画素の画素データを使用して補正する。その際に、補正処理部105は、既に欠陥画素であると判定されている画素の位置情報を欠陥位置記憶部104から取得し、周辺画素のうち欠陥画素については、補正のために使用する画素から除外する。
106は、補正処理部105による補正後の画像データを保持する記録装置である。107は、記録装置106に保持された画像データに対して更に補正を行う第二補正部である。第二補正部107は、参照画素評価部108と、補正処理部109とを含む。参照画素評価部108は、記録装置106に保持された画像データの各画素について、補正処理部105による補正のために使用された周辺画素の中に欠陥画素が含まれているか否かを判定する。その際に、参照画素評価部108は、欠陥位置記憶部104から欠陥画素の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて判定を行う。前述の通り、補正処理部105は、補正対象の画素データの補正時に既に欠陥画素であると判定されている画素については、補正のために使用する周辺画素から除外する。しかしながら、このタイミングではまだ欠陥画素判定部103による判定が行われていない欠陥画素が周辺画素の中に含まれている可能性があり、補正処理部105は、そのような欠陥画素を使用して補正を行ってしまう場合がある。そのような欠陥画素の画素位置は、これ以降のタイミングで欠陥位置記憶部104に記録され、これにより、参照画素評価部108は、補正処理部105による補正時に欠陥画素が使用されたことを検出することができる。補正処理部109は、補正時に欠陥画素が使用されたと参照画素評価部108により判定された画素の画素データを、記録装置106に保持された画像データを使用して補正する。即ち、補正処理部109は、補正処理部105が使用した周辺画素と同じ周辺画素を使用するが、周辺画素の中の欠陥画素については、補正後の画素データを使用する。補正処理部109は、補正後の画像データを出力する。出力先は、記録装置106であってもよいし、外部装置(例えば、ディスプレイ)であってもよい。
図2は、第一補正部102による補正前後の画像データを示す概念図である。画像データ251は、補正前の画像データであり、画像データ252は、補正後の画像データである。画像データ251は、複数の画素を含み、特に、欠陥画素201、203、205、207を含む。図2の例において、第一補正部102は、最上列左端から右方向へ順に画素を処理し、右端の画素の次は、1つ下の行の左端から右方向へ順に画素を処理し、以下、同様の順序で処理を続けるものとする。欠陥画素判定部103は、この順序で欠陥画素の判定を行い、欠陥画素201を最初に検出する。即ち、欠陥画素201が、最初の補正対象の欠陥画素となる。但し、画素の処理順序は、これに限定される訳ではない。
補正処理部105は、欠陥画素201を補正する場合、点線枠202内の画素(周辺画素)を用いて補正を行う。即ち、点線枠は、補正のための参照可能画素を表す。点線枠202内に欠陥画素は含まれないので、点線枠202内の全ての画素が補正のために使用され、また、欠陥画素が使用されることはない。その結果、欠陥画素201は、補正精度が比較的高い補正画素209となる。
なお、補正処理の具体的なアルゴリズムについては特に限定されないが、一例として、補正処理部105は、周辺画素の画素データの平均値を欠陥画素の画素値とすることができる。これは、図3を参照して後述する補正処理部109による補正処理についても同様である。
次に、欠陥画素203が、点線枠204内の画素を用いて補正される。点線枠204内には欠陥画素205、207が存在するが、このタイミングでは欠陥画素205、207に対する欠陥画素判定部103による判定がまだ行われていないため、欠陥画素205、207は未知の欠陥画素である。そのため、2つの欠陥画素を含む、点線枠204内の全ての画素が補正のために使用される。その結果、欠陥画素203は、補正精度が比較的低い補正画素210となる。
次に、欠陥画素205が、点線枠206内の画素を用いて補正される。このタイミングでは、欠陥画素203は、欠陥画素判定部103により既に欠陥画素として判定されている。一方、欠陥画素207は、未知の欠陥画素である。そのため、欠陥画素203は補正に使用されないが、欠陥画素207は補正に使用される。その結果、欠陥画素205は、補正精度が補正画素210よりは高いが補正画素209よりは低い補正画素211となる。
最後に、欠陥画素207が、点線枠208内の画素を用いて補正される。このタイミングでは、欠陥画素203、205は共に既知の欠陥画素である。そのため、欠陥画素203、205は補正に使用されず、補正処理部105は、点線枠208内の残りの画素を使用して補正を行う。その結果、欠陥画素207は、補正画素212となる。補正画素212の補正精度は、補正画素209よりは低いものの、補正時に欠陥画素が使用されていないので、比較的高い。
以上のように第一補正部102による補正処理が行われた後、第二補正部107による補正処理が行われる。図3は、第二補正部107による補正前後の画像データを示す概念図である。画像データ252は、補正前の画像データ(第一補正部102による補正後の画像データ)であり、図2に示したものと同じものである。画像データ253は、補正後の画像データである。参照画素評価部108は、欠陥画素判定部103と同じ順序で、画像データ252の各画素の補正時に欠陥画素が使用されたか否かを判定する。その結果、補正画素210が、最初の補正対象の画素として検出される。但し、画素の処理順序は、これに限定される訳ではない。
補正処理部109は、欠陥画素203の補正時と同様、点線枠204内の画素を使用して補正画素210の画素データを補正する。しかしながら、欠陥画素203の補正時と異なり、補正処理部109は、欠陥画素205、207の代わりに、補正画素211、212を使用して補正を行う。補正画素212は欠陥画素を使用せずに補正された画素であるが、補正画素211は欠陥画素を1つ使用して補正された画素である。そのため、補正画素211を使用するということは、間接的に欠陥画素を1つ使用するということである。その結果、補正画素210は、補正画素302となる。補正画素302の補正精度は、補正画素210の補正精度よりは向上しているが、間接的に欠陥画素が1つ使用されたため、補正画素212の補正精度には及ばない。
次に、補正処理部109は、欠陥画素205の補正時と同様、点線枠206内の画素を使用して補正画素211の画素データを補正する。しかしながら、欠陥画素205の補正時と異なり、補正処理部109は、欠陥画素207の代わりに、欠陥画素を使用せずに補正された補正画素212を使用して補正を行う。補正画素210については、欠陥画素205の補正時と同様、使用されない。その結果、補正画素211は、補正画素303となる。補正画素303の補正精度は、補正画素209よりは低いものの、補正時に欠陥画素が使用されていないので、比較的高い。
図4は、第1の実施形態に係る、画像処理装置100による補正処理のフローチャートである。最初に、S402で、欠陥画素判定部103は、撮像部101から画像データを取得する。この画像データは、まだ補正されていない欠陥画素を含む。S404で、欠陥画素判定部103は、取得した画像データの注目画素(処理対象の画素)が欠陥画素であるか否かを判定する。最初の注目画素は、図2を参照して説明した通り、左上の画素である。注目画素が欠陥画素である場合、処理はS405に進み、そうでない場合、処理はS407に進む。
S405で、欠陥画素判定部103は、注目画素の画素位置を欠陥位置記憶部104に記憶させる。S406で、補正処理部105は、注目画素の周辺画素の画素データを使用して注目画素(欠陥画素)を補正する。その際に、補正処理部105は、欠陥位置記憶部104から既知の欠陥画素の位置情報を取得することにより、既知の欠陥画素を使用せずに補正を行う。補正処理の詳細は、図2を参照して説明した通りである。
S407で、補正処理部105は、注目画素の補正済みのデータを記録装置106に記録する制御(記録制御)を行う。また、処理がS404からS407へ移行した場合は、補正処理部105は、補正されていない注目画素を記録装置106にそのまま記録する制御(記録制御)を行う。
S408で、第一補正部102は、全ての画素の処理が終了したか否かを判定する。未処理の画素がある場合、処理はS404に戻り、第一補正部102は、次の注目画素について同様の処理を繰り返す。全ての画素の処理が終了すると、処理はS410に進む。
S410で、参照画素評価部108は、注目画素の補正処理部105による補正に欠陥画素が使用されたか否かを判定する。最初の注目画素は、図3を参照して説明した通り、左上の画素である。欠陥画素が使用された場合、処理はS411に進む。欠陥画素が使用されていない場合や、注目画素が補正されていない場合は、処理はS412に進む。
S411で、補正処理部109は、注目画素の周辺画素の画素データを使用して注目画素を補正する。その際に、補正処理部109は、周辺画素の画素データとして、S407で記録された画素データを使用する。補正処理の詳細は、図3を参照して説明した通りである。
S412で、補正処理部109は、注目画素の補正済みのデータを出力する。また、処理がS410からS412へ移行した場合は、補正処理部109は、補正処理部109による補正が行われていない注目画素をそのまま出力する。
S413で、第二補正部107は、全ての画素の処理が終了したか否かを判定する。未処理の画素がある場合、処理はS410に戻り、第二補正部107は、次の注目画素について同様の処理を繰り返す。全ての画素の処理が終了すると、本フローチャートの処理は終了する。
以上説明した通り、第1の実施形態によれば、画像処理装置100は、画像データの各欠陥画素について、周辺画素を使用して補正を行う。そして、画像処理装置100は、欠陥画素の1回目の補正に他の欠陥画素が使用された場合、この欠陥画素に対して2回目の補正を行う。その際に、画像処理装置100は、1回目の補正に使用された他の欠陥画素については、1回目の補正により補正された画素データを使用する。
これにより、周辺画素を用いて欠陥画素を補正する画像処理装置において、周辺画素の中に他の欠陥画素が含まれている場合の補正精度の低下を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態の説明においては、補正に使用する周辺画素は注目画素に対して水平垂直2画素分ずつの計24画素であるものとしたが、これに限定されず、より多くの、又はより少ない画素を使用して補正を行ってもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、画像処理装置100の補正処理部109は、補正処理部105により補正された画素データを使用して補正を行った。その際に、補正処理部109は、補正処理部109による補正済みの画素データが存在するか否かは考慮しなかった。また、第二補正部107が画素を処理する順序は、第一補正部102が画素を処理する順序と同じであった。
これに対し、第2の実施形態では、補正処理部109は、補正処理部109による補正済みの画素データが存在する場合、その画素データを使用して2回目の補正を行う。また、第二補正部107は、第一補正部102とは逆の順序で画素を処理する。
なお、第2の実施形態における画像処理装置100の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である(図1参照)。以下、主に第1の実施形態との相違点について説明する。
図5は、第二補正部107による補正前後の画像データを示す概念図である。図5において、図3と同一又は同様の要素には同一の符号を付す。画像データ553は、補正後の画像データである。図5の詳細については、図6を参照しながら説明する。
図6は、第2の実施形態に係る、画像処理装置100による補正処理のフローチャートである。図6において、図4と同一又は同様の処理が行われるステップには同一の符号を付す。
S601は、図4のS410と同様であるが、注目画素の順序が図4とは異なる。具体的には、第二補正部107は、最下列右端から左方向へ順に画素を処理し、左端の画素の次は、1つ上の行の右端から左方向へ順に画素を処理し、以下、同様の順序で処理を続ける。従って、最初の注目画素は、右下の画素である。S601で、参照画素評価部108は、注目画素の補正処理部105による補正に欠陥画素が使用されたか否かを判定する。欠陥画素が使用された場合、処理はS602に進む。欠陥画素が使用されていない場合や、注目画素が補正されていない場合は、処理はS412に進む。
S602で、補正処理部109は、注目画素の周辺画素の画素データを使用して注目画素を補正する。その際に、補正処理部109は、周辺画素の画素データとして、S407で記録された画素データ、又は後述のS603で更新された画素データを使用する。S603で、補正処理部109は、注目画素についてS407で記録された補正済みのデータを、S602の補正処理により得られたデータで更新する。従って、これ以降の補正処理において現在の注目画素を参照する場合、(補正処理部105ではなく)補正処理部109による補正済みの画素データを使用することができる。図5を参照して、具体例を説明する。
図5において、補正画素211の補正処理は、第1の実施形態と基本的に同様である。但し、第2の実施形態においては、記録装置106に記録された補正画素211が、補正画素303により更新される。そのため、その後に行われる補正画素210の補正処理において、補正画素303を使用することができる。即ち、第1の実施形態では、補正画素210は、補正画素211を使用して補正されたのに対し、第2の実施形態では、補正画素210は、補正画素211の代わりに、補正画素303を使用して補正される。補正画素211は欠陥画素を使用した補正により得られたものであるが、補正画素303は欠陥画素を使用しない補正により得られたものである。そのため、補正画素210は、直接的にも間接的にも欠陥画素を使用せずに補正され、補正精度が補正画素302(図3)よりも高い補正画素502となる。
以上説明した通り、第2の実施形態によれば、画像処理装置100は、1回目の補正に他の欠陥画素が使用された欠陥画素に対する2回目の補正を行う際に、他の欠陥画素に関する2回目の補正済みのデータが存在すれば、2回目の補正済みのデータを使用する。また、画像処理装置100は、2回目の補正を行う際の画素の処理順序を、1回目の補正を行う際の画素の処理順序の逆にする。これにより、補正精度が更に向上する。
[第3の実施形態]
第1及び第2の実施形態では、画像処理装置100は、画素種別(画素の色)については特に考慮しなかった。これに対し、第3の実施形態では、画像処理装置700は、所定の画素種別の画素についてのみ、2回目の補正を行う。
図7は、第3の実施形態に係る画像処理装置700の構成を示すブロック図である。図7において、図1と同一又は同様の構成には同一の符号を付す。以下、主に第1及び第2の実施形態との相違点について説明する。
画像処理装置700の参照画素評価部108は、画素種別設定部701を含む。画素種別設定部701は、第二補正部107による処理の対象(即ち、2回目の補正の対象)となる画素種別を設定する。
図8は、第3の実施形態に係る、第一補正部102による補正前の画像データを示す概念図である。図8において、斜線部は欠陥画素を示す。図8(a)は、ベイヤー配列(R、G、g、B)の画像データ全体を示す。図8(b)は、画像データのうちR画素の画素データを示し、図8(c)は、画像データのうちG画素の画素データを示し、図8(d)は、画像データのうちg画素の画素データを示し、図8(e)は、画像データのうちB画素の画素データを示す。
図9は、第3の実施形態に係る、第一補正部102による補正前後の画像データを示す概念図である。図9(a)、図9(b)、図9(c)、及び図9(d)の左側は、それぞれ、図8(b)、図8(c)、図8(d)、及び図8(e)に対応する。また、図9(a)、図9(b)、図9(c)、及び図9(d)の右側は、第一補正部102による補正後の画像データを示す。「A」〜「E」は、図2などと同様、補正精度を示す。本実施形態では、第1及び第2の実施形態と同様、補正に使用する周辺画素は注目画素に対して水平垂直2画素分ずつの計24画素であるものとするが、これに限定される訳ではない。
図10は、第3の実施形態に係る、第二補正部107による補正前後の画像データを示す概念図である。図10(a)及び図10(b)の左側は、それぞれ、図9(a)及び図9(d)の右側に対応する。即ち、図10の例では、画素種別「R(赤)」及び「B(青)」が処理対象の画素種別である。しかしながら、処理対象の画素種別は、「R(赤)」及び「B(青)」に限定される訳ではない。例えば、処理対象の画素種別は、「R(赤)」及び「B(青)」のうちの一方であってもよい。また、図10(a)及び図10(b)の右側は、第二補正部107による補正後の画像データを示す。
図11は、第3の実施形態に係る、第二補正部107による補正後の画像データ全体を示す概念図である。図11の画像データは、図10(a)、図9(b)、図9(c)、及び図10(b)の右側をベイヤー配列に並べ直したものである。図11において、補正精度を表す「B」と青色画素を表す「B」とを区別するために、画素の色を表す「R」「G」「g」「B」には斜線を付してある。なお、各画素の配列はベイヤー配列に限定される訳ではない。
図12は、第3の実施形態に係る、画像処理装置700による補正処理のフローチャートである。図12において、図6と同一又は同様の処理が行われるステップには同一の符号を付す。
S1201で、画素種別設定部701は、第二補正部107による処理対象の画素種別を設定する。本実施形態では、画素種別設定部701は、「R(赤)」及び「B(青)」を処理対象の画素種別として設定するものとする。なお、画素種別設定部701は、欠陥画素位置に応じて、処理対象の画素種別を設定してもよい。或いは、画素種別設定部701は、本フローチャートの処理開始前に、予め処理対象の画素種別を設定してもよい。
S1202は、図6のS601と同様であるが、処理対象の画素種別の画素についてのみ判定が行われる点がS601と異なる。処理対象でない画素種別の画素については、補正に欠陥画素が使用されたか否かに関わらず、処理はS412へ進む。処理対象の画素種別の画素について、S406における補正に欠陥画素が使用された場合、処理はS602に進む。その後の処理は、第2の実施形態と同様である。なお、S1202における画素の処理の順序は、第2の実施形態ではなく、第1の実施形態と同様であってもよい。
以上の処理により、図8(a)の画像データに対し、図9及び図10に示す補正が行われ、最終的に図11に示す画像データが得られる。
以上説明した通り、第3の実施形態によれば、画像処理装置700は、特定の画素種別の画素に対してのみ、第二補正部107による処理を行う。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100…画像処理装置、102…第一補正部、103…欠陥画素判定部、104…欠陥位置記憶部、105…補正処理部、106…記録装置、107…第二補正部、108…参照画素評価部、109…補正処理部

Claims (11)

  1. 画像に含まれる複数の画素を順に注目画素とし、前記注目画素が欠陥画素であるか否かを判定し、前記注目画素が欠陥画素であると判定された場合、前記注目画素の周辺画素を使用して前記注目画素を補正する第1の補正手段であって、前記周辺画素のうち前記注目画素の補正時に既知の欠陥画素については前記注目画素の補正に使用しない、第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段により補正時に未知であった欠陥画素を使用して補正された各補正画素について、前記第1の補正手段により使用された周辺画素を使用して当該補正画素を補正する第2の補正手段であって、前記第1の補正手段により使用された周辺画素のうち欠陥画素については前記第1の補正手段により補正された補正画素を使用する、第2の補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の補正手段は、前記第1の補正手段により使用された周辺画素のうちの欠陥画素のうち、既に前記第2の補正手段による補正が行われている画素については、前記第2の補正手段による補正後の画素を使用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の補正手段が各画素を補正する順序は、前記第1の補正手段が各画素を補正する順序の逆である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像に含まれる前記複数の画素を記録手段に記録する記録制御手段であって、前記複数の画素のうち欠陥画素については前記第1の補正手段により補正された補正画素を記録する、記録制御手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の補正手段は、前記記録手段に記録された画素を参照して補正を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の補正手段は、前記記録手段に記録された画素を、前記第2の補正手段により補正された画素により更新する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の補正手段は、前記第1の補正手段により補正時に未知であった欠陥画素を使用して補正された各補正画素のうち、所定の色の画素を補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の色は、赤及び青のうちの少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記画像を生成する撮像手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 画像処理装置による画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の第1の補正手段が、画像に含まれる複数の画素を順に注目画素とし、前記注目画素が欠陥画素であるか否かを判定し、前記注目画素が欠陥画素であると判定された場合、前記注目画素の周辺画素を使用して前記注目画素を補正する第1の補正工程であって、前記周辺画素のうち前記注目画素の補正時に既知の欠陥画素については前記注目画素の補正に使用しない、第1の補正工程と、
    前記画像処理装置の第2の補正手段が、前記第1の補正工程により補正時に未知であった欠陥画素を使用して補正された各補正画素について、前記第1の補正工程により使用された周辺画素を使用して当該補正画素を補正する第2の補正工程であって、前記第1の補正工程により使用された周辺画素のうち欠陥画素については前記第1の補正工程により補正された補正画素を使用する、第2の補正工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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