JP2007127015A - 車両の定速走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定速走行中に車両の走行状況が変化した際において車速の追従性の悪化を抑制する。
【解決手段】車両のクルーズ走行中において、気筒別仕事量Sneflt#iを読み出すとともに、該気筒別仕事量Sneflt#iに基づいて燃料補正量ΔQを算出する(ステップS201〜S203)。このとき、基本的に気筒別仕事量Sneflt#iの絶対値が大きいほど、燃料補正量ΔQが大きい値として算出される。そして、車両が減速傾向にあれば、ベース噴射量Qbaseに燃料補正量ΔQを加算して最終の燃料噴射量Qfinを算出する(ステップS205)。また、車両が加速傾向にあれば、ベース噴射量Qbaseから燃料補正量ΔQを減算して最終の燃料噴射量Qfinを算出する(ステップS206)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の速度を目標値に一致させる車速フィードバック制御を実施する車両の定速走行制御装置に関するものである。
従来から、運転者の指示に伴い車両の走行速度(車速)を所定の設定速度に保持する定速走行技術が実用化されている。この定速走行を実施する車両制御装置では、センサ等により車速が検出されるとともに、該検出した車速が都度の設定速度に一致するようフィードバック制御が実施される。このとき例えば、ディーゼルエンジンであれば燃料噴射量の制御により車速のフィードバック制御が行われ、ガソリンエンジンであればスロットル開度の操作に伴う吸入空気量の制御により車速のフィードバック制御が行われる(例えば、特許文献1参照)。
ここで、定速走行中に車両の走行状況が変化し、それに起因して車速が変化することが考えられる。例えば、平坦路を走行していた車両が登坂路に入ったり、車両が道路のコーナー部分で旋回したりする場合にはそれに伴い車速が低下する。かかる場合、既存の定速走行制御装置では、車速が一旦低下した後に元の設定速度に戻るまでに時間を要し、設定速度に対する車速の追従性が低下するといった問題が生じる。特に、車速フィードバック制御のハンチング抑制などのために、定速走行時の設定速度を基準にフィードバック制御の不感帯領域が設けられている場合には、路面状況などに応じて車速の落ち込みなどが生じた際、車速フィードバック制御の開始が遅れることが考えられる。したがって、車速が設定速度に上昇するまでに時間を要する。
特開平7−300026号公報
本発明は、定速走行中に車両の走行状況が変化した際において車速の追従性の悪化を抑制することができる車両の定速走行制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
車両の定速走行制御では、車両の速度を目標値に一致させるべく、エンジンに装備されたアクチュエータ装置が操作されて車速フィードバック制御が実施される。アクチュエータ装置としては、エンジンの各気筒に燃料を噴射供給するための燃料噴射弁や、エンジンの各気筒に吸入される吸入空気量を調整するためのスロットルアクチュエータ等が含まれ、燃料噴射弁による燃料噴射量やスロットル開度が操作されることで、車速フィードバック制御が実施される。
ここで、車両の定速走行中に車両が坂道等に差し掛かると、エンジンに作用する負荷が増加又は減少し、それにより車速が低下又は上昇する。かかる場合において、既存の制御装置では、目標値に対する車速の追従性が低下するおそれがあった。この点本発明によれば、車両の定速走行時においてエンジンの各気筒の仕事量又はそれに相関する情報が取得されるとともに、該取得されたエンジンの仕事量等の情報に基づいてアクチュエータ装置の操作量が適宜補正されるため、車速の追従性の悪化を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、車速フィードバック制御の不感帯領域が設定されており、車速が低下又は上昇して不感帯領域を超えるまでは、アクチュエータ装置の操作による車速フィードバック制御が実施されないため、坂道走行時などで車速が変化する場合に車速の追従性悪化が顕著となる。これに対し、上記のとおり都度の仕事量等の情報に基づいてアクチュエータ装置の操作量の補正が実施されることにより、車速の追従性を改善することができる。
請求項3に記載の発明では、都度の仕事量等の情報と、車両の平坦路走行時を基準に設定した基準値との差が大きいほど、アクチュエータ装置の操作量に対する補正量を大きくするようにしたため、目標値に対して車速が大きく変化した場合にもいち早く目標値に復帰させることができる。
請求項4に記載の発明では、都度の仕事量等の情報と、車両の平坦路走行時を基準に設定した基準値との差が所定値未満であれば、アクチュエータ装置の操作量を補正しないようにしたため、制御のハンチングが抑制できる。
請求項5に記載の発明では、アクチュエータ装置の操作量に対する補正量として上限値を定めたため、過剰な補正が行われることに伴うドライバビリティの悪化等を抑制することができる。
請求項6に記載の発明では、車両の定速走行時において前記仕事量等の情報に基づいてアクチュエータ装置の操作量を補正する際、その補正開始当初に補正制限を加えるようにしたため、定速走行中にドライバに意に反した急加速や急減速等が抑制できる。これにより、ドライバビリティが向上する。ここで、「補正制限」としては、実際の補正開始を遅らせること、補正量(仕事量等の情報に基づいて算出した補正量)を小さい値に修正することなどが考えられる。また、補正量を小さい値に修正する場合、その補正量を徐々に大きくすると良い。
エンジンでは、基本的に燃焼による回転上昇と負荷による回転降下とが繰り返されており、その際、瞬時発生トルクを反映して回転速度が変化する。ここで、請求項7に記載の発明では、回転速度算出手段により算出した回転速度を、エンジンの燃焼周波数に基づき設定した周波数にてフィルタ処理して瞬時トルク相当値を算出するとともに、該算出した瞬時トルク相当値に基づいてエンジンの仕事量等の情報を算出する。この場合、エンジンの燃焼周波数に基づく周波数で回転速度のフィルタ処理がなされるため、回転速度から燃焼周波数の成分が抽出され、燃焼周期に対応するようにして瞬時トルク相当値が算出される。そして、この瞬時トルク相当値によりエンジンの仕事量等の情報を好適に求めることができる。
エンジンの仕事量の算出手法として、請求項8に記載したように、瞬時トルク相当値を気筒ごとに一定区間積分して気筒ごとの燃焼、慣性力、負荷等による各々の仕事量又はその総和を算出すると良い。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、車両ディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射システムとして本発明を具体化しており、その詳細な構成を以下に説明する。
図1は、コモンレール式燃料噴射システムの概要を示す構成図である。図1において、多気筒ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)10には気筒毎に電磁式インジェクタ11が配設され、これらインジェクタ11は各気筒共通のコモンレール(蓄圧配管)12に接続されている。コモンレール12には燃料供給ポンプとしての高圧ポンプ13が接続され、高圧ポンプ13の駆動に伴い噴射圧相当の高圧燃料がコモンレール12に連続的に蓄圧される。高圧ポンプ13は、エンジン10の回転に伴い駆動され、エンジン回転に同期して燃料の吸入及び吐出が繰り返し行われる。高圧ポンプ13には、その燃料吸入部に電磁駆動式の吸入調量弁(SCV)14が設けられており、フィードポンプ15によって燃料タンク16から汲み上げられた低圧燃料は吸入調量弁14を介して当該ポンプ13の燃料室に吸入される。なお実際には、高圧ポンプ13、吸入調量弁14及びフィードポンプ15は一体化されてポンプユニットとして構成されている。
コモンレール12にはコモンレール圧センサ17が設けられており、このコモンレール圧センサ17によりコモンレール12内の燃料圧(コモンレール圧)が検出される。図示は省略するが、コモンレール12には電磁駆動式(又は機械式)の減圧弁が設けられており、コモンレール圧が過剰に上昇した場合にはこの減圧弁が開放されて減圧が行われるようになっている。
また、エンジン10のクランク軸18付近には、該クランク軸18の回転速度を検出するための回転速度センサ19が設けられている。回転速度センサ19は、例えば、クランク軸18に一体に設けられたタイミングロータの歯の通過を検出する電磁ピックアップ式センサであり、該センサ19の検出信号を波形整形することによりパルス状の回転速度信号(NEパルス)が生成されるようになっている。本実施の形態では、NEパルスの角度間隔(パルス立ち上がりエッジ間の角度)が30°CAであり、30°CA周期で回転速度の検出が可能となっている。
ECU20は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等からなる周知のマイクロコンピュータを備えた電子制御ユニットであり、ECU20には、コモンレール圧センサ17や回転速度センサ19の検出信号の他、ドライバによるアクセル操作量を検出するアクセル開度センサ、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、コモンレール12内の燃料温度を検出する燃料温度センサなどの各種センサから検出信号が逐次入力される。そして、ECU20は、エンジン回転速度やアクセル開度等のエンジン運転情報に基づいて最適な燃料噴射量及び噴射時期を決定し、それに応じた噴射制御信号をインジェクタ11に出力する。これにより、各気筒においてインジェクタ11から燃焼室への燃料噴射が制御される。
また、ECU20は、その時々のエンジン回転速度及び燃料噴射量に基づきコモンレール圧(噴射圧)の目標値を算出するとともに、実際のコモンレール圧が目標コモンレール圧となるように高圧ポンプ13の燃料吐出量をフィードバック制御する。実際には、コモンレール圧の目標値と実際値との偏差に基づいて高圧ポンプ13の目標吐出量を決定し、それに応じて高圧ポンプ13の吸入調量弁14の開度を制御する。このとき、吸入調量弁14の電磁ソレノイドに対する指示電流値が制御されることにより、吸入調量弁14の開度が増減され、それに伴い高圧ポンプ13による燃料吐出量が調整される。
また、本システムは、任意に設定された目標車速に追従するように車速をフィードバック制御するためのクルーズ制御機能(定速走行制御機能)を有しており、ECU20には、クルーズ設定装置30と車速センサ35とが接続されている。クルーズ設定装置30には、クルーズメインスイッチ(電源スイッチ)の他に、目標車速をセットする車速セットスイッチ、クルーズ制御中に目標車速を所定車速ずつステップ的に低下/上昇させるタップダウン/タップアップ機能、目標車速を前回の目標車速(記憶車速)に再セットするリジューム機能等が設けられている。その他、先行車との車間距離を一定に保つ車間距離制御機能が装備されていても良い。
ECU20には、クルーズ設定装置30から各種信号(クルーズメイン信号、目標車速セット信号、タップダウン/タップアップ信号など)が入力されるとともに、車速センサ35により検出された車速信号が入力される。ECU20は、クルーズ設定装置30によって目標車速がセットされると、車速を目標車速に一致させるように車速フィードバック制御を実施する。車速フィードバック制御についてより具体的には、ECU20は、実車速と目標車速との偏差に基づいてインジェクタ11による燃料噴射量を増減補正し、その燃料噴射量の増減に伴うトルク変化によって実車速を目標車速に追従させるようにしている。このとき、フィードバック制御のハンチングを抑制する目的で、目標車速を基準として制御の不感帯領域が設定されており、実車速が不感帯領域(例えば目標速度±5km/h)内にあれば車速フィードバック制御(車速偏差に基づく燃料噴射量の増量又は減量補正)が実施されないようになっている。
また、ECU20は、タップダウンスイッチがオンされた旨判定すると、目標車速を所定車速だけステップ的に低下させ、タップアップスイッチがオンされた旨判定すると、目標車速を所定車速だけステップ的に上昇させる。その他、ECU20は、リジュームスイッチがオンされた旨判定すると、目標車速として前回の目標車速(記憶車速)を再セットする。
ところで、クルーズ走行中に車両の走行路が坂路(登坂路又は降坂路)になると、その影響を受けて車速の低下又は上昇が生じることが考えられる。また、クルーズ走行中に車両が旋回する場合にもその影響を受けて車速が低下すると考えられる。このとき、従来装置では、車速が一旦低下又は上昇した場合において目標車速に復帰するまでに時間がかかるといった不都合が生じる。そこで本実施の形態では、クルーズ走行中に車両走行路面の状態等に応じて車速が低下又は上昇する場合において、エンジン10の各気筒の仕事量が減少又は増加することに着目し、エンジンの回転情報に基づいて気筒別仕事量を算出するとともにその気筒毎仕事量に基づいて燃料噴射量を補正し、該補正により車速の追従性向上を図ることとする。
ここで詳細には、図2に示すように、エンジン回転速度Neを入力信号として一定の角度周期でフィルタ手段M1に取り込むとともに、そのフィルタ手段M1において各時点の回転変動成分のみを抽出して瞬時トルク相当値Nefltを算出する。このとき、エンジン回転速度Neは、NEパルスの出力周期(本実施の形態では30°CA)でサンプリングされる。フィルタ手段M1は例えばBPF(帯域フィルタ)にて構成され、BPFにより回転速度信号に含まれる高周波成分と低周波成分とが除去される。このフィルタ手段M1の出力である瞬時トルク相当値Neflt(i)は、例えば以下の式(1)により表される。
Figure 2007127015
式(1)において、Ne(i)は回転速度の今回サンプリング値、Ne(i−2)は回転速度の2回前サンプリング値、Neflt(i−1)は瞬時トルク相当値の前回値、Neflt(i−2)は瞬時トルク相当値の前々回値である。k1〜k4は定数である。上記の式(1)により、回転速度信号がフィルタ手段M1に入力される都度、瞬時トルク相当値Neflt(i)が算出される。
上記式(1)は、次の式(2)に表す伝達関数G(s)を離散化したものである。なお、ζは減衰係数、ωは応答周波数である。
Figure 2007127015
本実施の形態では特に、応答周波数ωをエンジン10の燃焼周波数としており、上記の式(1)ではω=燃焼周波数としたことに基づいて定数k1〜k4が設定されている。燃焼周波数は単位角度ごとの燃焼頻度を表した角度周波数であり、4気筒エンジンの場合には燃焼周期(燃焼角度周期)が180°CAであり、その燃焼周期の逆数により燃焼周波数が決定される。
また、図2の積分手段M2では、瞬時トルク相当値Nefltを取り込み、その瞬時トルク相当値Nefltを各気筒の燃焼周期ごとに一定区間積分することにより、各気筒のトルク積算値である気筒別仕事量Sneflt#1〜Sneflt#4を算出する。このとき、30°CA周期で出力されるNEパルスにはそれぞれ0〜23のNEパルス番号が付されており、各気筒の燃焼順序でいうと、第1気筒の燃焼周期にはNEパルス番号=0〜5が割り当てられ、第3気筒の燃焼周期にはパルス番号=6〜11が割り当てられ、第4気筒の燃焼周期にはNEパルス番号=12〜17が割り当てられ、第2気筒の燃焼周期にはNEパルス番号=18〜23が割り当てられている。そして、次の式(3)により、第1〜第4の気筒ごとに気筒別仕事量Sneflt#1〜Sneflt#4を算出する。
Figure 2007127015
なお以下の記載では、気筒番号を#iと表し、気筒別仕事量Sneflt#1〜Sneflt#4を気筒別仕事量Sneflt#iとも表記する。
図3は、エンジン回転速度Ne、瞬時トルク相当値Neflt及び気筒別仕事量Sneflt#iの推移を示すタイムチャートである。図3において、瞬時トルク相当値Nefltは基準レベルRefに対して上下に振幅し、その瞬時トルク相当値Nefltを気筒ごとの燃焼周期内で積分することにより気筒別仕事量Sneflt#iが算出される。またこのとき、基準レベルRefよりも正側の瞬時トルク相当値Nefltの積分値が燃焼による仕事量に相当し、基準レベルRefよりも負側の瞬時トルク相当値Nefltの積分値が負荷による仕事量に相当する。なお、基準レベルRefは、各気筒を通じての平均回転速度に応じて決定されるようになっている。
各気筒の燃焼周期では、本来燃焼による仕事量と負荷による仕事量との収支が0になり、気筒別仕事量Sneflt#iが0(燃焼による仕事量−負荷による仕事量=0)となるが、クルーズ走行中に車両が坂路に差し掛かると、その影響で気筒別仕事量Sneflt#iが正側又は負側に変動する。例えば、車両が登坂路に差し掛かると、負荷による仕事量が燃焼による仕事量を上回るため気筒別仕事量Sneflt#iが負側に増加する。この点に着目し、クルーズ走行中において気筒別仕事量Sneflt#iに基づいて燃料噴射量の補正を実施する。
この場合、都度の気筒別仕事量Sneflt#iと、車両の平坦路走行時を基準に設定した気筒別仕事量Sneflt#iの基準値との差が大きいほど、燃料噴射量に対する補正量を大きくする。ただしここでは、車両の平坦路走行時の気筒別仕事量Sneflt#i(基準値)を0としているため、気筒別仕事量Sneflt#iの絶対値が大きいほど、燃料噴射量に対する補正量を大きくすることとしている。
なお、エンジン10では、気筒ごとに機差や経時変化等により各気筒でインジェクタ11による噴射特性やフリクション特性などが相違し、それに起因して気筒別仕事量Sneflt#iにばらつきが生じることも考えられる。この点、上記のように気筒別仕事量Sneflt#iを算出することにより、各気筒でそれぞれ理想値に対してどれほどの差異が生じているかや、気筒間でどれほどのばらつきが生じているかなどを把握することができる。故に、車両の定速走行時において、気筒別仕事量Sneflt#iに基づいて気筒間の特性ばらつきを算出するとともに、その特性ばらつきを考慮して気筒別仕事量Sneflt#iに基づく燃料噴射量補正を実施すると良い。
次に、ECU20により実施されるクルーズ制御処理とそれに付随する演算処理について詳細に説明する。ここでは、気筒別仕事量Sneflt#iの算出処理を図4のフローチャートに基づいて説明し、クルーズ制御処理を図5のフローチャートに基づいて説明する。
図4に示す気筒別仕事量Sneflt#iの算出処理は上記のフィルタ手段M1や積分手段M2等に相当するものであり、NEパルスの立ち上がり時にECU20により実行される。
図4において、ステップS101では、今回のNE割込みの時刻と前回のNE割込みの時刻とからNEパルスの時間間隔を算出するとともに、その時間間隔の逆数演算により今現在の回転速度Ne(瞬時回転速度)を算出する。続くステップS102では、上記式(1)を用い、瞬時トルク相当値Neflt(i)を算出する。
続くステップS103では、今回のNEパルス番号を判定する。そして、ステップS104〜S107では、上記の式(3)を用い、第1〜第4の気筒ごとに気筒別仕事量Sneflt#iを算出する。すなわち、
・NEパルス番号=0〜5であれば、第1気筒の気筒別仕事量Sneflt#1を算出し(ステップS104)、
・NEパルス番号=6〜11であれば、第3気筒の気筒別仕事量Sneflt#3を算出し(ステップS105)、
・NEパルス番号=12〜17であれば、第4気筒の気筒別仕事量Sneflt#4を算出し(ステップS106)、
・NEパルス番号=18〜23であれば、第2気筒の気筒別仕事量Sneflt#2を算出する(ステップS107)。
また、図5に示すクルーズ制御処理は所定の時間周期でECU20により繰り返し実行される。ただし図5では、クルーズ制御処理のうち気筒別仕事量Sneflt#iをパラメータとして噴射量補正を実施する処理のみを抽出して示しており、以下にはそれを説明する。
図5において、先ずステップS201では、今現在クルーズ走行中であるか否かを判定する。クルーズ走行中でなければそのまま本処理を終了し、クルーズ走行中であれば後続のステップS202に進む。その後、ステップS202では、前記図4の処理にて算出した気筒別仕事量Sneflt#iを読み出し、続くステップS203では、気筒別仕事量Sneflt#iに基づいて燃料補正量ΔQを算出する。
ここで、燃料補正量ΔQは、図6に示す関係に基づいて算出される。図6では、基本的に気筒別仕事量Sneflt#iの絶対値が大きいほど、燃料補正量ΔQが大きくような関係が付与されている。ただし、気筒別仕事量Sneflt#i(絶対値)が0〜A1である場合には、燃料補正量ΔQを0に固定することとしている。また、燃料補正量ΔQとして上限値MAXを定めており、気筒別仕事量Sneflt#i(絶対値)がA2以上では燃料補正量ΔQが上限値MAXで上限ガードされるようになっている。
その後、ステップS204では、車両が減速傾向にあるか否かを判定する。そして、車両が減速傾向にあればステップS205に進み、エンジン回転速度やアクセル開度等の各種パラメータに基づいて算出したベース噴射量Qbaseに、前記ステップS203で算出した燃料補正量ΔQを加算して最終の燃料噴射量Qfinを算出する。また、車両が加速傾向にあればステップS206に進み、ベース噴射量Qbaseから、前記ステップS203で算出した燃料補正量ΔQを減算して最終の燃料噴射量Qfinを算出する。
図7は、本実施の形態におけるクルーズ制御をより具体的に示すタイムチャートである。図7では、図示する全期間においてクルーズ走行が実施されている。また、タイミングt1以前は車両が平坦路を走行し、タイミングt1以降は車両が登坂路を走行している状況を示している。
さて、図7のタイミングt1以前は、実際の車速が目標車速付近に収束しており、瞬時トルク相当値Nefltに基づき算出される気筒別仕事量Sneflt#iはほぼ0となっている。すなわち、正側仕事量である燃焼による仕事量と負側仕事量である負荷による仕事量との均衡がとれた状態となっている。
これに対しタイミングt1以降は、車両が登坂路に差し掛かることにより車速が低下する。このとき、負荷による仕事量が増えるため、気筒別仕事量Sneflt#iが負側に大きくなり、気筒別仕事量Sneflt#iが所定値A1(図6中のA1に同じ)以上となるタイミングt2以降で燃料噴射量が増量側に補正される。なおタイミングt3〜t4の期間では、気筒別仕事量Sneflt#iが所定値A2(図6中のA2に同じ)以上となるため、噴射量補正が上限値MAXで制限されている。上記のように燃料噴射量が増量補正されることにより、車速が低下傾向となった以降において早期に目標車速付近に復帰する。
ちなみに、通常の車速フィードバック制御では、車速が下限設定値(フィードバック不感帯領域の下限値)に低下するまでは車速偏差に基づく燃料噴射量の増量補正が実施されない。そのため、気筒別仕事量Sneflt#iをパラメータとする噴射量補正が実施されない場合には、タイミングtaで車速フィードバック制御(燃料噴射量の増量補正)が開始されるために車速の落ち込みが大きくなり、それが原因で車速の追従性が低下するが、本実施の形態によればこうした不都合が解消される。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
車両のクルーズ走行時においてエンジン10の気筒別仕事量Sneflt#iに基づいて燃料噴射量を適宜補正するようにしたため、坂道走行時や車両の旋回時などにおける車速の追従性の悪化を抑制することができる。この場合、車速フィードバック制御により車速を回復させようとすると、過剰な加速感や減速感が生じると考えられるが、気筒別仕事量Sneflt#iに基づく燃料噴射量制御を行うことにより、急加速や急減速を抑制することができる。
特に、車速フィードバック制御の不感帯領域(例えば目標速度±5km/h)が設定されている場合には、坂道等での車速の低下又は上昇時に車速の追従性悪化が顕著となるが、本実施の形態によればこうした不都合が解消される。
気筒別仕事量Sneflt#i(絶対値)が大きいほど、燃料補正量ΔQを大きくするようにしたため、目標車速に対して実車速が大きく変化した場合にもいち早く目標車速に復帰させることができる。
気筒別仕事量Sneflt#iが所定値未満であれば燃料補正量ΔQを0に固定するようにしたため(図6参照)、制御のハンチングが抑制できる。また、燃料補正量ΔQとして上限値MAXを定めたため(図6参照)、過剰な補正が行われることに伴うドライバビリティの悪化等を抑制することができる。
都度の回転速度Neに対してエンジン10の燃焼周波数でフィルタ演算を実施して瞬時トルク相当値Nefltを算出し、その瞬時トルク相当値Nefltを気筒ごとに一定区間積分して気筒別仕事量Sneflt#iを算出するようにしたため、気筒別仕事量Sneflt#iを好適に算出することができる。
フィルタ手段として帯域フィルタ(BPF)を用いたため、加減速に伴う低周波の変動成分やノイズ等の高周波の変動成分を回転速度信号から除去し、トルク変動成分のみ抽出することができる。これにより、気筒別仕事量Sneflt#iの算出精度が高められる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
車両のクルーズ走行時において気筒別仕事量に基づいて燃料噴射量を補正する際、その補正開始当初に補正制限を加えるようにする。例えば、図7に示すように気筒別仕事量が変化する場合において、噴射量補正の開始を所定時間遅らせる(図7ではタイミングt2よりも遅らせる)。又は、係数(<1)を掛け合わせて補正量を小さい値に修正する。補正量を小さい値に修正する場合には、係数を徐々に大きくする(徐々に1に近づける)と良い。この場合、クルーズ走行中にドライバに意に反した急加速や急減速等が抑制でき、ドライバビリティが向上する。
クルーズ走行中における車両の旋回時には、操舵角が所定値以上になったことを条件に、気筒別仕事量に基づく噴射量補正を実施するようにしても良い。またこのとき、車両の旋回開始から所定時間は噴射量補正を実施せず、同所定時間が経過した後に噴射量補正を実施するようにしても良い。
上記実施の形態では、1燃焼周期に相当する区間(4気筒エンジンでは180°CA)
で瞬時トルク相当値を積分して気筒別仕事量(燃焼、慣性力、負荷等による各仕事量の総和)を算出したが、これに代えて、負荷トルクの発生区間において瞬時トルク相当値を積分し、負荷仕事量を算出するようにしても良い。この場合、クルーズ走行時には、負荷仕事量に基づいて燃料噴射量を補正する。
上記実施の形態では、気筒別仕事量を算出するためのフィルタ手段として帯域フィルタ(BPF)を用いたが、他のフィルタ手段に変更することも可能である。例えば、LPFやHPFを用いても良い。このとき、LPFやHPFを規定する伝達関数の応答周波数ωとして燃焼周波数とすることで、所望とする瞬時トルク相当値の算出が可能となり、この瞬時トルク相当値により気筒別仕事量が算出できる。
また、エンジンの気筒別仕事量を算出する手法を他の手法に変更しても良い。例えば、エンジン回転速度や負荷等のエンジン運転情報をパラメータとして取得するとともに、数式やマップ等を用いて気筒別仕事量を推定することも可能である。
上記実施の形態では、ディーゼルエンジンを搭載した車両に本発明を具体化したが、これに代えて、ガソリンエンジンを搭載した車両に本発明を具体化しても良い。この場合、クルーズ走行時(定速走行時)においてスロットルアクチュエータを制御対象とし、該スロットルアクチュエータによるスロットル開度の操作により吸入空気量を制御して車速フィードバック制御を実施すると良い。
発明の実施の形態におけるエンジン制御システムの概略を示す構成図である。 気筒別仕事量を算出するための制御ブロックを示す図である。 回転速度、瞬時トルク相当値及び気筒別仕事量の推移を示すタイムチャートである。 気筒別仕事量の算出処理を示すフローチャートである。 クルーズ制御処理を示すフローチャートである。 気筒別仕事量と燃料補正量との関係を示す図である。 本実施の形態におけるクルーズ制御をより具体的に示すタイムチャートである。
符号の説明
10…エンジン、11…インジェクタ、19…回転速度センサ、20…ECU、30…クルーズ設定装置、M1…フィルタ手段、M2…積分手段。

Claims (8)

  1. 車両の速度を目標値に一致させるべく、エンジンに装備されたアクチュエータ装置を操作して車速フィードバック制御を実施する定速走行制御手段を備えた車両の定速走行制御装置において、
    前記エンジンの各気筒の仕事量又はそれに相関する情報を取得する取得手段と、
    車両の定速走行時に、前記取得手段により取得した前記エンジンの仕事量等の情報に基づいて前記アクチュエータ装置の操作量を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の定速走行制御装置。
  2. 前記目標値を基準に車速フィードバック制御の不感帯領域を設定しておき、
    前記定速走行制御手段は、車速が前記不感帯領域を超えて変化する場合に、前記アクチュエータ装置の操作による車速フィードバック制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両の定速走行制御装置。
  3. 前記補正手段は、前記取得手段により取得した仕事量等の情報と、車両の平坦路走行時を基準に設定した基準値との差が大きいほど、前記アクチュエータ装置の操作量に対する補正量を大きくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の定速走行制御装置。
  4. 前記補正手段は、前記取得手段により取得した仕事量等の情報と、車両の平坦路走行時を基準に設定した基準値との差が所定値未満であれば、前記アクチュエータ装置の操作量を補正しないことを特徴とする請求項1乃至3のいずかに記載の車両の定速走行制御装置。
  5. 前記アクチュエータ装置の操作量に対する補正量として上限値を定めたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両の定速走行制御装置。
  6. 前記補正手段は、車両の定速走行時において前記仕事量等の情報に基づいて前記アクチュエータ装置の操作量を補正する際、その補正開始当初に補正制限を加えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の車両の定速走行制御装置。
  7. 前記エンジンのクランク軸の回転速度を逐次算出する回転速度算出手段を備えた制御装置において、
    前記取得手段は、
    前記回転速度算出手段により算出した回転速度を、前記エンジンの燃焼周波数に基づき設定した周波数にてフィルタ処理して瞬時トルク相当値を算出する手段と、
    該算出した瞬時トルク相当値に基づいて前記エンジンの仕事量等の情報を算出する手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車両の定速走行制御装置。
  8. 前記取得手段は、前記瞬時トルク相当値を気筒ごとに一定区間積分して気筒ごとの燃焼、慣性力、負荷等による各々の仕事量又はその総和を算出することを特徴とする請求項7に記載の車両の定速走行制御装置。
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