JP4522914B2 - 内燃機関のegr制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気系に還流される排気の還流量を制御する内燃機関のEGR制御装置に関する。
従来、内燃機関のEGR制御装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この内燃機関は、ディーゼルエンジンタイプのものであり、その吸気管と排気管との間に延びるEGR通路と、このEGR通路を開閉する電磁制御弁タイプのEGR弁などを備えている。また、EGR制御装置は、実際の新気量を検出する新気量センサと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサと、アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、これらのセンサおよびEGR弁が電気的に接続された制御ユニットを備えている。
このEGR制御装置では、制御ユニットにより、以下に述べるようにEGR制御が実行される。まず、エンジン回転数およびアクセル開度に応じて、燃料噴射量が算出され、この燃料噴射量およびエンジン回転数に応じて、目標新気量が算出される。次いで、目標新気量およびエンジン回転数に応じて、制御入力の基本値が算出され、目標新気量と実際の新気量との偏差が値0に収束するように、PID制御アルゴリズムにより、補正値が算出される。そして、以上の基本値と補正値の和を制御入力として算出し、この制御入力をEGR弁に入力することにより、実際の新気量が目標新気量に収束するように、排気の還流量(以下「排気還流量」という)が制御される。
特開2001−165001号公報
EGR制御に用いるEGR弁の場合、構造上の理由により、これを介して還流可能な排気量に限界があるので、内燃機関が過渡運転状態にあって、吸気変動が過大になると、EGR量が適切な値に制御されず、実際の新気量が目標新気量に到達しない状態が継続することがある。すなわち、目標新気量と実際の新気量との偏差の絶対値が、値0に収束することなく、比較的、大きな値に保持されることがある。そのような状態が発生した場合、上記従来のEGR制御装置では、補正値がPID制御アルゴリズムにより算出されるので、PID制御アルゴリズムのI項の積分値の絶対値が増大し、補正値の絶対値が必要以上に過大な値となってしまう。その結果、内燃機関の運転状態が変化し、目標新気量が補正値の絶対値を低減すべき値に変化した場合、I項の積分値の絶対値が減少するのに時間がかかることで、補正値が適切な値まで戻るのに時間がかかってしまい、その間、制御入力が不適切な値となることで、EGR制御の制御精度が低下する可能性がある。これと同様に、内燃機関がアイドル運転状態にあって、目標新気量が極めて小さい値になった場合にも、実際の新気量が目標新気量に到達しない状態が継続することがあり、その場合にも、上記と同様の問題が発生する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、内燃機関が過渡運転状態などにある場合でも、高い制御精度を確保できる内燃機関のEGR制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る内燃機関3のEGR制御装置1は、吸気系(吸気通路4)に還流される排気の還流量を調整する排気還流装置6と、内燃機関3の運転状態を表す第1の運転状態パラメータ(アクセル開度AP、エンジン回転数NE)に応じて、排気還流装置6への制御入力EGR_CMDの基本値EGR_FFを算出する基本値算出手段(ECU2、基本値算出部21)と、吸気系から内燃機関3の燃焼室内に吸入される吸気量を表す吸気量パラメータ(実新気量M_ACT)を検出する吸気量パラメータ検出手段(ECU2、エアフローセンサ10)と、吸気量パラメータの目標となる目標吸気量パラメータ(目標新気量M_CMD)を、内燃機関の運転状態を表す第2の運転状態パラメータ(アクセル開度AP、エンジン回転数NE)に応じて設定する目標吸気量パラメータ設定手段(ECU2、目標新気量算出部22)と、設定された目標吸気量パラメータおよび検出された吸気量パラメータの一方と他方との偏差(新気量偏差DM)が無くなるように、所定のフィードバック制御アルゴリズムにより補正値EGR_FBを算出する補正値算出手段(ECU2、補正値算出部24)と、算出された補正値EGR_FBで基本値EGR_FFを補正することにより、制御入力EGR_CMDを算出する制御入力算出手段(ECU2、加算要素25)と、算出された制御入力により排気還流装置6を制御する制御手段(ECU2)と、を備え、補正値算出手段は、基本値EGR_FFが所定範囲(EGR_LIMIT_L<EGR_FF<EGR_LIMIT_H)内にあるか否かを判定する判定手段(ECU2、補正値算出部24、ステップ4,5)と、判定手段により基本値が所定範囲内にないと判定されたとき(ステップ4または5の判別結果がYESのとき)には、補正値EGR_FBを初期化する初期化手段(ECU2、補正値算出部24、ステップ9)と、を有することを特徴とする。
この内燃機関のEGR制御装置によれば、EGR弁への制御入力の基本値が、第1の運転状態パラメータに応じて算出され、目標吸気量パラメータが、第2の運転状態パラメータに応じて設定され、補正値が、目標吸気量パラメータおよび吸気量パラメータの一方と他方との偏差が無くなるように、所定のフィードバック制御アルゴリズムにより算出され、この補正値で基本値を補正することにより、制御入力が算出され、この制御入力により排気還流装置が制御される。この場合、補正値がフィードバック制御アルゴリズムにより算出されるので、前述したように、内燃機関が過渡運転状態にあって、目標吸気量パラメータおよび吸気量パラメータの一方と他方との偏差の絶対値が比較的、大きな値に保持されると、補正値の絶対値が増大してしまう可能性がある。これに対して、このEGR制御装置によれば、制御入力の基本値が所定範囲内にないと判定されたときには、補正値が初期化されるので、この所定範囲を適切に設定することにより、内燃機関が過渡運転状態およびアイドル運転状態などにあることで、目標吸気量パラメータおよび吸気量パラメータの一方と他方との偏差の絶対値が比較的、大きな値に保持された場合でも、従来と異なり、補正値の初期化によって補正値の絶対値が必要以上に過大な値となるのを回避しながら、制御入力を適切な値として算出できる。また、そのような状態から、内燃機関の運転状態が変化し、第1の運転状態パラメータが変化することで、基本値が所定範囲外の値から所定範囲内の値に変化した際には、その変化直後から、初期化された補正値を用いて、制御入力の算出を開始することができ、それにより、従来と異なり、制御入力を迅速に適切な値として算出することができる。以上により、高い制御精度を確保することができる(なお、本明細書における「吸気量パラメータの検出」における「検出」は、センサなどによりこれを直接検出することに限らず、吸気量パラメータを算出することを含む。また、「吸気量パラメータ」は、内燃機関の燃焼室内に吸入される新気量または排気還流量に相当する)。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る内燃機関のEGR制御装置について説明する。図1は、本実施形態のEGR制御装置1およびこれが適用された内燃機関(以下「エンジン」という)3の概略構成を示している。同図1に示すように、EGR制御装置1は、ECU2を備えており、このECU2は、後述するように、エンジン3の運転状態に応じて、EGR制御などを含む各種の制御処理を実行する。
このエンジン3は、図示しない車両に搭載された多気筒ディーゼルエンジンであり、その吸気通路4(吸気系)には、エアフローセンサ10およびターボチャージャ5が設けられている。このエアフローセンサ10は、例えば熱線式エアフローメータで構成され、吸気通路4内を流れる新気の流量を表す検出信号をECU2に出力する。ECU2は、このエアフローセンサ10の検出信号に基づき、エンジン3の図示しない燃焼室内に実際に吸入されたと推定される新気量(以下「実新気量」という)M_ACTを算出する。なお、本実施形態では、エアフローセンサ10が吸気量パラメータ検出手段に相当し、実新気量M_ACTが吸気量パラメータに相当する。
また、ターボチャージャ5は、吸気通路4のエアフローセンサ10よりも下流側に設けられたコンプレッサブレード5aと、排気通路7の途中に設けられたタービンブレード5bと、2つのブレード5a,5bを一体に連結する軸5cと、複数の可変ベーン5d(2つのみ図示)と、これらを内蔵するハウジング(図示せず)などを有している。このターボチャージャ5では、排気通路7内の排気によってタービンブレード5bが回転駆動されると、これと一体のコンプレッサブレード5aも同時に回転することにより、吸気通路4内の新気が加圧される。すなわち、過給動作が実行される。
また、可変ベーン5dは、ターボチャージャ5が発生する過給圧を変化させるためのものであり、ハウジングのタービンブレード5bを収容する部分の壁に回動自在に取り付けられている。可変ベーン5dは、ECU2に接続されたアクチュエータ(図示せず)に機械的に連結されている。ECU2は、アクチュエータを介して可変ベーン5dの開度を変化させ、タービンブレード5bに吹き付けられる排気量を変化させることによって、タービンブレード5bの回転速度すなわちコンプレッサブレード5aの回転速度を変化させ、それにより、過給圧を制御する。
さらに、エンジン3には、排気還流装置6が設けられている。この排気還流装置6は、吸気通路4および排気通路7の間に接続されたEGR通路6aと、このEGR通路6aを開閉するEGR弁6bなどで構成されている。EGR通路6aの一端は、排気通路7のタービンブレード5bよりも上流側の部分に開口し、他端は、吸気通路4のコンプレッサブレード5aよりも下流側の部分に開口している。
また、EGR弁6bは、リニア電磁弁で構成され、ECU2からの後述するリミット後制御入力EGR_CMD_OUTに応じて、そのリフトが最大値と最小値との間でリニアに変化するように構成されており、それにより、EGR通路6aの開度すなわち排気還流量を最大値と最小値との間で変化させる。
さらに、エンジン3には、燃焼室に臨むように燃料噴射弁8が取り付けられている。この燃料噴射弁8は、ECU2に電気的に接続されており、ECU2により、その開弁時間および開弁タイミングが制御され、それにより、燃料噴射制御が実行される。
さらに、ECU2には、アクセル開度センサ11およびクランク角センサ12がそれぞれ接続されている。このアクセル開度センサ11は、車両の図示しないアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号をECU2に出力する。なお、本実施形態では、アクセル開度APが、第1および第2の運転状態パラメータに相当する。
一方、クランク角センサ12は、マグネットロータおよびMREピックアップで構成されており、図示しないクランクシャフトの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。このCRK信号は、所定クランク角(例えば10゜)毎に1パルスが出力され、ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。なお、本実施形態では、エンジン回転数NEが、第1および第2の運転状態パラメータに相当する。
また、TDC信号は、各気筒のピストン(いずれも図示せず)が吸気行程のTDC位置よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号であり、所定クランク角毎に1パルスが出力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、前述した各種のセンサ10〜12の検出信号などに応じて、エンジン3の運転状態を判別するとともに、運転状態に応じて、後述するように、EGR制御などを実行する。
なお、本実施形態では、ECU2が、基本値算出手段、吸気量パラメータ検出手段、目標吸気量パラメータ設定手段、補正値算出手段、制御入力算出手段、制御手段、判定手段および初期化手段に相当する。
次に、本実施形態のEGR制御装置1について説明する。このEGR制御装置1は、図2に示すように、EGRコントローラ20を備えており、このEGRコントローラ20は、具体的には、ECU2により構成されている。
EGRコントローラ20は、排気還流量を制御するためのリミット後制御入力EGR_CMD_OUTを算出するものであり、図2に示すように、基本値算出部21、目標新気量算出部22、減算要素23、補正値算出部24、加算要素25およびリミッタ26を備えている。
この基本値算出部21(基本値算出手段)では、以下に述べるように、制御入力EGR_CMDの基本値EGR_FFが算出される。まず、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに応じて、図3に示すマップを検索することにより、燃料噴射量QINJを算出する。このマップでは、燃料噴射量QINJは、アクセル開度APが大きいほど、またはエンジン回転数NEが高いほど、より大きい値に設定されている。次いで、この燃料噴射量QINJおよびエンジン回転数NEに応じて、図4に示すマップを検索することにより、基本値EGR_FFを算出する。このマップでは、基本値EGR_FFは、燃料噴射量QINJが多いほど、またはエンジン回転数NEが高いほど、より大きい値に設定されているとともに、後述する所定の下限値EGR_LIMIT_L以上で、所定の上限値EGR_LIMIT_H以下の範囲内の値になるように設定されている。
一方、目標新気量算出部22では、以下に述べるように、目標新気量M_CMDが算出される。まず、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに応じて、前述した図3のマップを検索することにより燃料噴射量QINJを算出し、次いで、この燃料噴射量QINJおよびエンジン回転数NEに応じて、図5に示すマップを検索することにより、目標新気量M_CMDを算出する。このマップでは、目標新気量M_CMDは、燃料噴射量QINJが多いほど、またはエンジン回転数NEが高いほど、より大きい値に設定されている。
なお、本実施形態では、目標新気量算出部22が目標吸気量パラメータ設定手段に相当し、目標新気量M_CMDが目標吸気量パラメータに相当する。
次に、減算要素23において、新気量偏差DMが、実新気量から目標新気量を減算した値M_ACT−M_CMDとして算出される。なお、本実施形態では、新気量偏差DMが、目標吸気量パラメータおよび吸気量パラメータの一方と他方との偏差に相当する。
また、補正値算出部24では、以上のように算出された新気量偏差DMおよび基本値EGR_FFに基づき、補正値EGR_FBが算出される。具体的には、後述するように、基本値EGR_FFが所定の上下限値EGR_Limit_H,EGR_Limit_Lで規定される所定の範囲内の値であるときには、新気量偏差DMが値0に収束するように、後述するPID制御アルゴリズムにより、補正値EGR_FBが算出される。一方、基本値EGR_FFが上記所定の範囲内の値でないときには、補正値EGR_FBが値0に初期化される。なお、本実施形態では、補正値算出部24が、補正値算出手段、判定手段および初期化手段に相当する。
さらに、加算要素25では、以上のように算出された基本値EGR_FFおよび補正値EGR_FBを互いに加算することにより、制御入力EGR_CMDが算出される。なお、本実施形態では、加算要素25が制御入力算出手段に相当する。
次いで、リミッタ26において、後述するように、所定の上下限値EGR_LIMIT_H,EGR_LIMIT_Lをそれぞれ上限値および下限値とするリミット処理を制御入力EGR_CMDに施すことにより、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTが算出される。
次に、図6を参照しながら、ECU2により実行されるEGR制御処理について説明する。本処理は、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTを算出するものであり、前述したEGRコントローラ20での算出処理に相当し、タイマ設定により所定周期(例えば20msec)で実行される。なお、以下の説明において算出される各種の値は、ECU2のRAM内に記憶されるものとする。
この処理では、まず、ステップ1(図では「S1」と略す。以下同じ)で、燃料噴射量QINJを、前述したように、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに応じて、図3のマップを検索することにより算出する。
次いで、ステップ2で、基本値EGR_FFを、前述したように、燃料噴射量QINJおよびエンジン回転数NEに応じて、図4のマップを検索することにより算出する。その後、ステップ3で、目標新気量M_CMDを、前述したように、燃料噴射量QINJおよびエンジン回転数NEに応じて、図5のマップを検索することにより算出する。
次に、ステップ4に進み、基本値EGR_FFが所定の下限値EGR_LIMIT_L以下であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、ステップ5に進み、基本値EGR_FFが所定の上限値EGR_LIMIT_H以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOで、EGR_LIMIT_L<EGR_FF<EGR_LIMIT_Hが成立しているときには、ステップ6に進み、補正値EGR_FBを算出する。
この補正値EGR_FBの算出は、具体的には、図7に示すように、PID制御アルゴリズムを適用した手法により実行される。まず、ステップ20で、RAMに記憶されている新気量偏差DMおよびI項積分値SUMIの値をそれぞれ、新気量偏差の前回値DMZおよびI項積分値の前回値SUMIZとして設定する。
次いで、ステップ21で、新気量偏差DMを、実新気量と目標新気量との偏差M_ACT−M_CMDに設定する。その後、ステップ22で、P項ゲインKP、I項ゲインKIおよびD項ゲインKDをそれぞれ、新気量偏差DMに応じて、図示しない3つのマップを検索することにより算出する。なお、これらの3つのゲインKP,KI,KDはいずれも正の値として算出される。
次に、ステップ23で、比例項FBPを、P項ゲインと新気量偏差の積KP・DMに設定する。その後、ステップ24に進み、積分項FBIを、I項ゲインと新気量偏差の積KI・DMに設定する。
次いで、ステップ25に進み、I項積分値SUMIを、その前回値と積分項の和SUMIZ+FBIに設定する。その後、ステップ26で、微分項FBDを、新気量偏差の今回値と前回値との偏差にD項ゲインを乗算した値KD(DM−DMZ)に設定する。
次に、ステップ27に進み、補正値EGR_FBを、比例項とI項積分値と微分項との和(FBP+SUMI+FBD)に設定した後、本処理を終了する。
以上のように、この補正値EGR_FBの算出処理では、新気量偏差DM>0のときには、比例項FBPおよび積分項FBIがいずれも正値として算出されるので、新気量偏差DM>0が成立し続けると、補正値EGR_FBが正側に増大し続ける。一方、新気量偏差DM<0のときには、比例項FBPおよび積分項FBIがいずれも負値として算出されるので、新気量偏差DM<0が成立し続けると、補正値EGR_FBが負側に減少し続け、その絶対値が増大し続ける。
図6に戻り、ステップ6で以上のように補正値EGR_FBを算出した後、後述するステップ10に進む。
一方、ステップ5の判別結果がYESで、EGR_FF≧EGR_LIMIT_Hのときには、ステップ7に進み、目標新気量M_CMDが実新気量M_ACT以下であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、前述したようにステップ6を実行した後、後述するステップ10に進む。
一方、ステップ7の判別結果がYESで、M_CMD≦M_ACTであるときには、補正値EGR_FBの算出を中止し、これを初期化すべきであるとして、ステップ9に進み、補正値EGR_FB、I項積分値SUMIおよび新気量偏差DMをいずれも値0に初期化する。その後、後述するステップ10に進む。
以上のように、EGR_FF≦EGR_LIMIT_HおよびM_CMD≦M_ACTがいずれも成立しているときに、ステップ9で補正値EGR_FBおよびI項積分値SUMIなどを値0に初期化するのは、以下の理由による。すなわち、EGR_FF≦EGR_LIMIT_Hが成立している場合、排気還流量が最大値に制御されている状態となり、そのような状態で、M_CMD=M_ACTが成立し、実新気量M_ACTが目標新気量M_CMDに到達したときには、補正値EGR_FBによる基本値EGR_FFの補正が不要になるためである。また、排気還流量が最大値に制御されている状態で、M_CMD<M_ACTが成立している場合、すなわちDM>0が成立している場合、補正値EGR_FBの算出を継続すると、制御入力EGR_CMDを増大させるべく、補正値EGR_FBおよびI項積分値SUMIが増大し続けるので、それを回避するためである。
一方、ステップ4の判別結果がYESで、EGR_FF≦EGR_LIMIT_Lのときには、ステップ8に進み、目標新気量M_CMDが実新気量M_ACT以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、前述したステップ6に進み、補正値EGR_FBを算出した後、後述するステップ10に進む。
一方、ステップ8の判別結果がYESで、M_CMD≧M_ACTであるときには、補正値EGR_FBの算出を中止し、これを初期化すべきであるとして、前述したようにステップ9を実行した後、後述するステップ10に進む。
以上のように、EGR_FF≦EGR_LIMIT_LおよびM_CMD≧M_ACTがいずれも成立しているときに、ステップ9で補正値EGR_FBおよびI項積分値SUMIなどを値0に初期化するのは、以下の理由による。すなわち、EGR_FF≦EGR_LIMIT_Lが成立している場合、排気還流量が最小値に制御されている状態となり、そのような状態で、M_CMD=M_ACTが成立し、実新気量M_ACTが目標新気量M_CMDに到達したときには、補正値EGR_FBによる基本値EGR_FFの補正が不要になるためである。また、排気還流量が最小値に制御されている状態で、M_CMD>M_ACTが成立している場合、すなわちDM<0が成立している場合、補正値EGR_FBの算出を継続すると、制御入力EGR_CMDを減少させるべく、補正値EGR_FBの絶対値およびI項積分値SUMIの絶対値が増大し続けるので、それを回避するためである。
以上のステップ6または9に続くステップ10では、制御入力EGR_CMDを、基本値と補正値の和EGR_FF+EGR_FBに設定する。次いで、この制御入力EGR_CMDに、以下に述べるステップ11〜15のリミット処理を施すことにより、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTを算出する。
すなわち、ステップ11で、制御入力EGR_CMDが所定の下限値EGR_LIMIT_L以下であるか否かを判別し、この判別結果がNOのときには、ステップ12に進み、制御入力EGR_CMDが所定の上限値EGR_LIMIT_H以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOで、EGR_LIMIT_L<EGR_CMD<EGR_LIMIT_Hであるときには、ステップ13に進み、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTを制御入力EGR_CMDに設定した後、本処理を終了する。
一方、ステップ12の判別結果がYESで、EGR_CMD≧EGR_LIMIT_Hであるときには、ステップ14に進み、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTを所定の上限値EGR_LIMIT_Hに設定した後、本処理を終了する。
一方、ステップ11の判別結果がYESで、EGR_CMD≦EGR_LIMIT_Lであるときには、ステップ15に進み、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTを所定の下限値EGR_LIMIT_Lに設定した後、本処理を終了する。
次に、以上のように構成された本実施形態のEGR制御装置1による制御結果について説明する。図8は、本実施形態のEGR制御装置1による制御結果の一例を示しており、図9は、比較のために、補正値EGR_FB、I項積分値SUMIおよび新気量偏差DMの初期化を行うことなく、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTを算出した場合の制御結果の一例を示している。
まず、図9を参照すると、この比較例の制御結果では、時刻t11以降、減速走行状態となり、アクセル開度APが減少すると、それに伴って、目標新気量M_CMDが減少し、それにより、基本値EGR_FFおよび補正値EGR_FBが増大することで、実新気量M_ACTが減少する。このように減速状態となった場合、エンジン3では、過給圧制御を中止しても、ターボチャージャ5のコンプレッサブレード5aが慣性力により回転することで、過給圧が若干残存するため、排気が還流されにくいことで、実新気量M_ACTは目標新気量M_CMDになかなか収束せず、その結果、補正値EGR_FBは増大し続ける。そして、制御入力EGR_CMDが上限値EGR_LIMIT_Hに達した時点(時刻t12)以降、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTは、制御入力EGR_CMDを上限値EGR_LIMIT_Hで制限した値として算出されることにより、上限値EGR_LIMIT_Hに保持されるものの、補正値EGR_FBは、上述した理由により増大し続ける。
その後、加速走行状態に移行すると、アクセル開度APが増大し始めた時点(時刻t13)以降、目標新気量M_CMDが増大することで、基本値EGR_FFおよび補正値EGR_FBが減少し始めるものの、補正値EGR_FBが正値から値0に変化するまでの間(時刻t13〜t14)は、制御入力EGR_CMDが上限値EGR_LIMIT_Hより大きい値に保持される。それにより、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTは上限値EGR_LIMIT_Hに保持されることで、実新気量M_ACTは増大することなく、減少し続ける。すなわち、実新気量M_ACTは目標新気量M_CMDから乖離してゆく状態となる。
そして、補正値EGR_FBが正値から値0に変化し(時刻t14)、さらに負値に変化した以降、実新気量M_ACTが増大し始め、そして、実新気量M_ACTが目標新気量M_CMDに到達した時点(時刻t15)以降、補正値EGR_FBが値0となる。
一方、図8を参照すると、本実施形態の制御結果では、時刻t1以降、減速走行状態にあって、アクセル開度APが減少すると、それに伴って、目標新気量M_CMDが減少し、それにより、基本値EGR_FFおよび補正値EGR_FBが増大することで、実新気量M_ACTが減少する。このように減速状態になった場合、前述したように、エンジン3では、過給圧が若干残るため、排気が還流されにくいことで、実新気量M_ACTは目標新気量M_CMDに収束しないことにより、補正値EGR_FBが増大し続ける。そして、制御入力EGR_CMDが上限値EGR_LIMIT_Hに達した時点(時刻t2)以降、リミット後制御入力EGR_CMD_OUTは上限値EGR_LIMIT_Hに設定され、さらに、基本値EGR_FFが上限値EGR_LIMIT_Hに達した時点(時刻t3)以降、補正値EGR_FBは、値0に初期化される。
その後、加速走行状態となり、アクセル開度APが増大し始めた時点(時刻t4)以降、目標新気量M_CMDが増大することで、基本値EGR_FFが減少し始めるとともに、補正値EGR_FBは、アクセル開度APが増大し始めた時点から負値として算出される。それにより、制御入力EGR_CMDすなわちリミット後制御入力EGR_CMD_OUTも減少することで、実新気量M_ACTも、アクセル開度APが増大し始めた時点から増大し始め、時刻t5で、目標新気量M_CMDに到達する。
このように、本実施形態のEGR制御装置1による制御結果では、図9の比較例と異なり、アクセル開度APが増大し始めた時点から、実新気量M_ACTは目標新気量M_CMDに追従するように制御されることによって、アクセル開度APが増大し始めた時点で、実新気量M_ACTが増大を開始し、それにより、実新気量M_ACTが目標新気量M_CMDに到達するのに要する時間(t4〜t5)も、図9の比較例の時間(時刻t13〜t15)よりも短縮されていることが判る。すなわち、EGR制御の精度が向上していることが判る。
以上のように、本実施形態のEGR制御装置1によれば、補正値EGR_FBが新気量偏差DMが値0に収束するように、PID制御アルゴリズムにより算出され、この補正値EGR_FBで基本値EGR_FFを補正することにより、制御入力EGR_CMDが算出される。この場合、EGR_FF≦EGR_LIMIT_HおよびM_CMD≦M_ACTがいずれも成立しているとき、または、EGR_FF≦EGR_LIMIT_LおよびM_CMD≧M_ACTがいずれも成立しているときには、補正値EGR_FB、I項積分値SUMIおよび新気量偏差DMの初期化条件が成立しているとして、これらがいずれも値0に初期化されるので、エンジン3が過渡運転状態およびアイドル運転状態などにあることで、新気量偏差DMの絶対値が比較的、大きい値に保持されたときでも、従来と異なり、補正値EGR_FBの初期化によって、補正値EGR_FBの絶対値が必要以上に過大な値となるのを回避しながら、制御入力EGR_CMDを適切な値として算出できる。
これに加えて、上記の初期化条件が成立した場合、補正値EGR_FB、I項積分値SUMIおよび新気量偏差DMがいずれも初期化されるので、アクセル開度APまたはエンジン回転数NEが変化することで、基本値EGR_FFが上記初期化条件が成立しない値(EGR_LIMIT_L<EGR_FF<EGR_LIMIT_H)に変化した場合には、その変化直後、初期化された補正値EGR_FB、I項積分値SUMIおよび新気量偏差DMを用いて、制御入力EGR_CMDの算出を開始することができ、それにより、従来と異なり、制御入力EGR_CMDを迅速に適切な値として算出することができる。以上により、EGR制御において、高い制御精度を確保することができる。
なお、実施形態は、エンジン3の燃焼室内に吸入される実新気量M_ACTを、吸気量パラメータとして用いた例であるが、これに代えて、排気還流装置6により排気通路7から吸気通路4に実際に還流される排気還流量を、吸気量パラメータとして用いてもよい。その場合には、目標新気量M_CMDに代えて、目標排気還流量を用いるとともに、新気量偏差DMに代えて、目標排気還流量と実排気還流量との偏差を用いればよい。
また、実施形態は、目標吸気量パラメータおよび検出された吸気量パラメータの一方と他方との偏差として新気量偏差DMを用いた例であるが、これに代えて、目標新気量と実新気量との偏差M_CMD−M_ACTを用いてもよい。その場合には、前述したPID制御アルゴリズムにおいて、比例項ゲインKP、積分項ゲインKIおよび微分項ゲインKDをいずれも負値に設定すればよい。
さらに、実施形態は、所定のフィードバック制御アルゴリズムとしてPID制御アルゴリズムを用いた例であるが、本願発明における所定のフィードバック制御アルゴリズムはこれに限らず、目標吸気量パラメータおよび検出された吸気量パラメータの一方と他方との偏差を値0に収束させるものであればよい。例えば、所定のフィードバック制御アルゴリズムとして、PI制御アルゴリズムなどの一般的なフィードバック制御アルゴリズムや、スライディングモード制御アルゴリズムおよびバックステッピング制御アルゴリズムなどの応答指定型制御アルゴリズムを用いてもよい。
また、実施形態は、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに応じて、マップを検索することにより燃料噴射量QINJを算出し、これとエンジン回転数NEに応じて、マップを検索することにより、基本値EGR_FFを算出した例であるが、基本値EGR_FFの算出手法はこれに限らず、エンジン3の運転状態を表す第1の運転状態パラメータに応じて、基本値EGR_FFを算出するものであればよい。例えば、EGR弁6bの上流側および下流側におけるEGR通路6a内の圧力を検出する2つの圧力センサを設け、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに応じて、マップを検索することにより目標新気量M_CMDを算出し、上記2つの圧力センサにより検出された2つの検出圧力と目標新気量M_CMDと基本値EGR_FFとの関係を定義したモデルに基づき、基本値EGR_FFを算出してもよい。この場合、2つの検出圧力、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEが第1の運転状態パラメータに相当する。
さらに、実施形態は、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEを第2の運転状態パラメータとして用いた例であるが、第2の運転状態パラメータはこれらに限らず、エンジン3の運転状態を表すものであればよい。
また、実施形態は、補正値EGR_FBを初期化する際、これを初期値としての値0に設定した例であるが、補正値EGR_FBを初期値としての正または負の一定値に設定してもよい。
さらに、実施形態は、補正値EGR_FBを初期化する条件として、基本値EGR_FFと比較する所定範囲を、制御入力EGR_CMDの制限範囲(所定の上下限値EGR_LIMIT_H,EGR_LIMIT_Lで規定される範囲)と同じ範囲に設定した例であるが、基本値EGR_FFと比較する所定範囲を、制御入力EGR_CMDの制限範囲と異なる範囲に設定してもよい。
また、実施形態は、本願発明のEGR制御装置1をディーゼルエンジンタイプの内燃機関3に適用した例であるが、本願発明のEGR制御装置はこれに限らず、ガソリンエンジンなどの排気還流装置を備えた内燃機関に適用可能である。
本発明の一実施形態に係るEGR制御装置およびこれを適用した内燃機関の概略構成を示す模式図である。 EGRコントローラの概略構成を示すブロック図である。 燃料噴射量QINJの算出に用いるマップの一例を示す図である。 基本値EGR_FFの算出に用いるマップの一例を示す図である。 目標新気量M_CMDの算出に用いるマップの一例を示す図である。 EGR制御処理を示すフローチャートである。 補正値EGR_FBの算出処理を示すフローチャートである。 本願発明のEGR制御処理による制御結果の一例を示すタイミングチャートである。 比較のための制御結果の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 EGR制御装置
2 ECU(基本値算出手段、吸気量パラメータ検出手段、目標吸気量パラメータ設
定手段、補正値算出手段、制御入力算出手段、制御手段、判定手段、初期化手段

3 内燃機関
4 吸気通路(吸気系)
6 排気還流装置
10 エアフローセンサ(吸気量パラメータ検出手段)
21 基本値算出部(基本値算出手段)
22 目標新気量算出部(目標吸気量パラメータ設定手段)
24 補正値算出部(補正値算出手段、判定手段、初期化手段)
25 加算要素(制御入力算出手段)
AP アクセル開度(第1および第2の運転状態パラメータ)
NE エンジン回転数(第1および第2の運転状態パラメータ)
M_ACT 実新気量(吸気量パラメータ)
M_CMD 目標新気量(目標吸気量パラメータ)
DM 新気量偏差(目標吸気量パラメータおよび吸気量パラメータの
一方と他方との偏差)
EGR_FF 基本値
EGR_FB 補正値
EGR_CMD 制御入力
EGR_LIMIT_H 上限値(所定範囲を規定する値)
EGR_LIMIT_L 下限値(所定範囲を規定する値)

Claims (1)

  1. 吸気系に還流される排気の還流量を調整する排気還流装置と、
    内燃機関の運転状態を表す第1の運転状態パラメータに応じて、前記排気還流装置への制御入力の基本値を算出する基本値算出手段と、
    前記吸気系から前記内燃機関の燃焼室内に吸入される吸気量を表す吸気量パラメータを検出する吸気量パラメータ検出手段と、
    当該吸気量パラメータの目標となる目標吸気量パラメータを、前記内燃機関の運転状態を表す第2の運転状態パラメータに応じて設定する目標吸気量パラメータ設定手段と、
    当該設定された目標吸気量パラメータおよび前記検出された吸気量パラメータの一方と他方との偏差が無くなるように、所定のフィードバック制御アルゴリズムにより補正値を算出する補正値算出手段と、
    当該算出された補正値で前記基本値を補正することにより、前記制御入力を算出する制御入力算出手段と、
    当該算出された制御入力により前記排気還流装置を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記補正値算出手段は、
    前記基本値が所定範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    当該判定手段により前記基本値が前記所定範囲内にないと判定されたときには、前記補正値を初期化する初期化手段と、
    を有することを特徴とする内燃機関のEGR制御装置。
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