JP2007126102A - 車両の車体上面乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フレームに上面乾燥ノズルを昇降可能に設け、この上面乾燥ノズルと送風機とを可撓性ダクトにより接続した、車両の車体上面乾燥装置において、送風機から上面乾燥ノズルに設けた空気噴出口までの空気抵抗を小さくすることができ、乾燥効果を大幅に向上させる。
【解決手段】 送風機24に通じる可撓性ダクト23と上面乾燥ノズル7との間に、この上面乾燥ノズル7と共に昇降可能な中継ダクト19を設け、上面乾燥ノズル7は、中継ダクト19に対して前後方向に回転可能であり、上面乾燥ノズル7の空気流入口10は、中継ノズル19内を通して可撓性ダクト23に常時連通され、また上面乾燥ノズル7の空気噴出口9は、常時外部に開口されていて向きを変えられる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、濡れた車体上を乾燥する上面乾燥ノズルを備えた、車両の車体上面乾燥装置に関する。
従来、車両の車体上面乾燥装置において、フレームに上面乾燥ノズルを昇降可能に設け、上面乾燥ノズルと送風機とが可撓性ダクトで接続された車両の車体上面乾燥装置において、乾燥効果を向上させるために、上面乾燥ノズルの空気噴出方向を変えることができるようにしたものは知られている(特許文献1、2参照)。
登録実用新案第3012607号公報 特開2004−98801号公報
上記特許文献1に記載される車体上面乾燥装置は、可撓性ダクト(フレキシブルダクト)202の上面乾燥ノズル(ノズル体)に接続されている側が上面乾燥ノズルとともに回転するようになっている。
また、上記特許文献2に記載される車体上面乾燥装置は、上面乾燥ノズル(トップノズル)の左端および右端に左右一対の送風配管が結合されており、これらの送風配管に可撓性ダクト(ダクトホース)が接続されている。そして、送風配管は上方から流入した空気を横方向へ流すように管路が90度屈曲している。また上面乾燥ノズルでは、横方向から流入した空気を下方向へ流すように空気の流れを90度屈曲させて、上面乾燥ノズルに設けた空気吹出口から噴射するようにしている。
ところが、上記特許文献1に記載される車体上面乾燥装置は、可撓性ダクトの上面乾燥ノズルに接続されている側が、上面乾燥ノズルとともに回転するので、上面乾燥ノズルが下限付近にあるときに、空気噴出方向を前方あるいは後方へ向けようとすると、可撓性ダクトを長くする必要があり、その可撓性ダクトの空気抵抗が大きくなり、乾燥効果が低下するという問題があった。
また、上記特許文献2に記載される車体上面乾燥装置は、送風配管と上面乾燥ノズルとで空気の流れを90度屈曲させるので、その屈曲部で空気抵抗が大きくなり、乾燥効果が低下するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、送風機から上面乾燥ノズルに設けた空気噴出口までの空気抵抗を小さくできて、乾燥効果を向上できる新規な車体上面乾燥装置を提供することを目的とする。
上記目的達成するため、請求項1記載の発明は、フレームに上面乾燥ノズルを昇降可能に設け、この上面乾燥ノズルと送風機とを可撓性ダクトにより接続した、車両の車体上面乾燥装置において、
前記可撓性ダクトと前記上面乾燥ノズルとの間に、この上面乾燥ノズルと共に昇降可能な中継ダクトを設け、上面乾燥ノズルは、前記中継ダクトに対して前後方向に回転可能であって、この上面乾燥ノズルの上部に設けた空気流入口は、中継ノズル内を通して前記可撓性ダクトに常時連通され、また上面乾燥ノズルの下部に設けた空気噴出口は、常時外部に開口されていて、車体上面に対して向きを変えられるようにしたことを特徴としている。
請求項1項記載の発明によれば、送風機から上面乾燥ノズルに設けた空気噴出口までの空気抵抗を小さくすることができ、乾燥効果を前記従来のものよりも大幅に向上させることができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1〜9は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は、本発明車両の車体上面乾燥装置を備えた洗車機の側面図、図2は、図1の2矢視の車体上面乾燥装置の側面図、図3は、図1の3矢視仮想線囲い部分の拡大図、図4は、図3の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、図3の5−5線に沿う拡大断面図、図6は、図3の6矢視の一部破断斜視図、図7は、上面乾燥ノズルの回転位置を示す断面図、図8は、乗用車タイプの車両の乾燥過程を示す図、図9は、ワンボックスタイプの車両の乾燥過程を示す図である。
図1,2において、洗車機本体1は、車両Vを跨ぎ得る門型のフレーム2を備え、この門型フレーム2に設けられた左右一対の前車輪3,3および左右一対の後車輪4,4は、地上に敷設される左右一対の走行レール5,5上を回転する。前車輪3,3には、走行モータ6,6がそれぞれ減速伝動機構を介して連結され、これらの走行モータ6,6を駆動して、門型フレーム2を往復走行させることができる。
門型フレーム2には、車両Vの車体上面に空気を噴射して該車体上面を乾燥する上面乾燥ノズル7が配設され、この上面乾燥ノズル7は、後述する一対の台車11,11により支持される支持軸8により昇降可能、かつ前後方向に回転可能に支持されている。また、上面乾燥ノズル7は、門型フレーム2の左右方向に長く形成されていて、その横断面が、図4,5に示すように円形をしており、その上面乾燥ノズル7の中心を前記支持軸8が長手方向に貫通している。上面乾燥ノズル7には、その下部に長手方向に延びる空気噴出口9が設けられている。また上面乾燥ノズル7の上部には、空気噴出口9に対向した位置で、左右方向に間隔をあけて左右一対の空気流入口10,10が設けられている。
図3に示すように、上面乾燥ノズル7の左右両端面を閉じる側板7a,7bは、下に向かって外側に広がるように傾斜しており、それらの側板7a,7bには、横方向に延びるボス7A,7Bが固定され、これらのボス7A,7Bに、前記支持軸8が貫通しており、これにより、上面乾燥ノズル7は、支持軸8により回転可能に支持される。
図1,3に示すように、一方のボス7Aよりも門型フレーム2の側部フレーム2A側において、支持軸8にモータ支持板25が取付けられており、このモータ支持板25には減速機付きモータ26が設けられている。減速機付きモータ26の出力軸には駆動歯車27が設けられており、この駆動歯車27はボス7Aに固定した被動歯車28に噛み合っている。減速機付きモータ26の駆動によれば、上面乾燥ノズル7を、支持軸8まわりに前後方向に回転することができ、後に述べるように、乾燥ノズル7に設けた空気噴出口9を下方、後方および前方に向けることができる(図7参照)。
なお、減速機付きモータ26の近傍には、空気噴出口9の空気噴出方向が、下方、後方および前方に位置したことを検出する従来公知の検出装置(図示せず)が設けられており、門型フレーム2に設けられた制御装置(図示せず)により、検出装置の検出信号に基づいて、空気噴出口9の空気噴出方向を下方、後方および前方に向けるように制御されるようになっている。
図1,2に示すように、支持軸8の両端には、対をなす台車11,11がそれぞれ固定されており、これらの台車11,11には、一対のローラ12,12がそれぞれ上下の間隔をあけて回転可能に設けられている。門型フレーム2の側部フレーム2A、2Bには、上下方向に延びる対をなすガイドレール13,13が設けられており、これらのガイドレール13,13に、前記一対のローラ12,12がそれぞれ転動可能に設けられており、これにより、台車11,11は、ガイドレール13,13に案内されて昇降される。
門型フレーム2の上部フレーム2Cには、左右方向に延びる昇降軸15が軸受b,bを介して回転自在に支持されている。また、上部フレーム2Cには、昇降軸15の一方の端部に近づけて、上面乾燥ノズル7を昇降させる昇降モータ14が設けられ、この昇降モータ14は伝動機構を介して昇降軸15に連結されている。昇降軸15の両端部には、駆動スプロケット16,16が固着され、また側部フレーム2A、2Bの下部には、前記駆動スプロケット16,16に対応する被動スプロケット17,17が回転可能に設けられており、駆動スプロケット16、16と被動スプロケット17,17間には、チエン18,18がそれぞれ巻掛けられている。チエン18,18の両端18A,18Bは、前記台車11,11の上下にそれぞれ取付けられている。そして、昇降モータ14を上昇駆動すると、上面乾燥ノズル7が上昇し、また昇降モータ14を下降駆動すると、上面乾燥ノズル7が下降する。
図3〜6に示すように、上面乾燥ノズル7上部の空気流入口10,10は、中継ダクト19,19で覆われている。各中継ダクト19,19は、上面乾燥ノズル7を収めるボックス状のダクト本体19−1,19−1と、その上面に固定されて上方に延びるエルボ状の一対の入口ダクト19−2,19−2とを備えており、ダクト本体19−1,19−1と、入口ダクト19−2,19−2とは、相互に連通されている。入口ダクト19−2,19−2の上端には、空気取入口20,20が開口されており、その空気取入口20,20には、可撓性ダクト23,23の下流端が接続されている。可撓性ダクト23,23の上流端は門型フレーム2の側部フレーム2A,2Bに設けられる送風機24,24に接続されている。前記中継ダクト19,19のダクト本体19−1,19−1には支持部材22,22が固定されている。この支持部材22,22は、上面乾燥ノズル7の空気流入口10,10を貫通して、上面乾燥ノズル7内に延びており、その下端に断面コ字状の軸受部22A,22Aが固定されている。これらの軸受部22A,22Aには、前記支持軸8が貫通しており、該支持軸8は、軸受部22A,22Aに固定されている。したがって、前記中継ダクト19,19は支持軸8と一体とされていて、これらは、上面乾燥ノズル7に対して前後方向に相対回転できるようにされている。
図4〜6に示すように、ボックス状のダクト本体19−1,19−1の、支持軸8を横切る方向の側板19A,19Aには、下面を開放した優弧状の切欠孔21a,21aが開口されており、該切欠孔21a,21aの半径は、上面乾燥ノズル7の外周面の半径よりも若干大きく設定されている。そして、前記優弧状の切欠孔21a,21aには、上面乾燥ノズル7が、閂状に回転可能に貫通されており、上面乾燥ノズル7の外周面と、切欠孔21a,21aとの間の隙間をできるだけ小さくしてあり、さらに優弧状の切欠孔21a,21aの端縁21b,21bは、上面乾燥ノズル7の外周面に気密に接触するようにしてある。したがって、上面乾燥ノズル7の外周面と切欠孔21a,21aとの間から漏れる空気量は可及的に低減される。
また、上面乾燥ノズル7の上部に設けられる空気流入口10は、常に中継ダクト19,19内に収まっていて可撓性ダクト23,23と連通するようにされており、また上面乾燥ノズル7の下部に設けられる空気噴出口9は、常に中継ダクト19の外部にあって下向きに開口されている。
上面乾燥ノズル7の空気噴出口9は、図7(A)に示すように、垂直方向の下向きに空気を噴出する状態(以下、下方という)と、図7(B)に示すように、垂直方向から45度後方に傾けて下向きに空気を噴出する状態(以下、後方という)と、図6(C)に示すように、垂直方向から45度前方に傾けて下向きに空気を噴出する状態(以下、前方という)とを取り得るようにされている。
図7(A)に示すように空気を下方に空気を噴出するとき、また図7(B)に示すように、空気を空気噴出口9から後方へ噴出するとき、さらに図7(C)に示すように、空気を空気噴出口9から前方へ噴出するときの何れの場合にも、空気流入口10は、優弧状の切欠孔21a,21a内に収まっており、上面乾燥ノズル7内に流入した空気が中継ダクト19から外部に漏れ出すことが殆どない。
なお、図2において、31はトップブラシ、32はサイドブラシ、33は側面乾燥ノズル、34,35は洗浄水流噴射管であり、何れも従来公知のものである。
つぎに、第1実施例の作用について説明する。
まず、図8を参照して、前記上面乾燥装置を用いて、乗用車タイプの車両Vの車体を乾燥する場合を説明する。
上面乾燥ノズル7は図示されない車両上面検出装置の検出により、車両Vの車体上面形状に沿って昇降制御されるものとする。
車両上面乾燥装置を設けた門型フレーム2は、車両Vの後方から前方へ後進させながら上面乾燥ノズル7による車体上面の乾燥が行なわれる。
上面乾燥ノズル7を下限位置(ア)にし、空気噴出口9の空気噴出方向を後方にする。ここで、送風機24,24を駆動して、空気噴出口9から空気を噴出させながら門型フレーム2を後進(図8、左方向)させる。そして、上面乾燥ノズル7が車両Vの後面上端に対応する位置(イ)になるまで門型フレーム2を後進させる。これにより、車両Vの車体後面を乾燥させる。
上面乾燥ノズル7が位置(イ)に達したら、空気噴出口9の空気噴出方向が下方になるように、上面乾燥ノズル7を回転させる。そして、上面乾燥ノズル7がトランク後端に対応する位置(ウ)からボンネット先端に対応する位置(エ)になるまで空気噴出口9の空気噴出方向を下方にして、門型フレーム2を後進させる。これにより、車両Vの車体上面を乾燥させる。
上面乾燥ノズル7が位置(エ)に達したら、上面乾燥ノズル7を、その空気噴出口9が前方になるように回転させる。そして、上面乾燥ノズル7が車両Vの車体前面の上端に対応する位置(オ)から空気噴出口9の空気噴出方向を前方にして、門型フレーム2を後進させる。これにより、車両Vの車体前面を乾燥させる。
つぎに、図9(A),(B)および(C)を参照して、前記上面乾燥装置を用いて、ワンボックスタイプの車両Vの車体を乾燥する場合を説明する。
上面乾燥ノズル7は図示されない車両上面検出装置の検出により、車両Vの車体上面形状に沿って昇降制御されるものとする。
上面乾燥ノズル7を上限位置(カ)から車両Vの天井面に対応する位置(キ)まで下降させる。ここで、送風機24,24を駆動して、空気噴出口9から空気を噴出させ、空気噴出口9の空気噴出方向を下方にして、門型フレーム2を後進〔図9(A)、左方向〕させる。そして、上面乾燥ノズル7が天井面の後端を所定距離だけ過ぎた位置(ク)に達したら、門型フレーム2を前進〔図9(B)、右方向〕させる。
つぎに、上面乾燥ノズル7が天井面の後端に対応する位置(ケ)に達したら、空気噴出口9の空気噴出方向が後方になるように、上面乾燥ノズル7を回転させる。そして、上面乾燥ノズル7が後面上端に対応する位置(コ)から、空気噴出口9の空気噴出方向を後方にして門型フレーム2を前進させる。上面乾燥ノズル7が下限位置(サ)になり、さらに、車両Vの後端から所定距離の位置(シ)に上面乾燥ノズル7が達するまで、門型フレーム2を前進させる。
上面乾燥ノズル7が位置(シ)に達すると、門型フレーム2を後進〔図9(C)、左方向〕させる。そして、上面乾燥ノズル7が車両Vの車体後面の上端に対応する位置(ス)になるまで、空気噴出口9の空気噴出方向を後方にして、門型フレーム2を後進させる。これにより、位置(シ)から位置(ス)までの上面乾燥ノズル7の移動により車両Vの車体後面を乾燥させる。
上面乾燥ノズル7が位置(ス)に達したら、上面乾燥ノズル7を、空気噴出口9の空気噴出方向が下方になるように回転させる。そして、上面乾燥ノズル7が車体の上面後端に対応する位置(セ)から上面乾燥ノズル7がフロントガラス先端に対応する位置(ソ)になるまで、空気噴出口9の空気噴出方向を下方にして、門型フレーム2を後進させる。これにより、車両Vの天井面およびフロントガラスを乾燥させる。
上面乾燥ノズル7が位置(ソ)に達したら、上面乾燥ノズル7を、空気噴出口9の空気噴出方向が前方になるように回転させる。そして、上面乾燥ノズル7が車両Vの車体前面の上端に対応する位置(タ)から空気噴出口9の空気噴出方向を前方にして、門型フレーム2後進させる。これにより、車両Vの車体前面を乾燥させる。
しかして、この第1実施例によれば、送風機24,24から可撓性ダクト23,23、中継ダクト19,19を経て上面乾燥ノズル7へと流れる空気の流れ態様が変わることがなく、しかも、その流れ方向が屈曲することがないので、送風機24,24から上面乾燥ノズル7の空気噴出口9までの空気抵抗を小さくできて、乾燥効果を向上できる。
つぎに、本発明の第2実施例を、図10〜12を用いて説明する。
図10は、前記第1実施例の図3に対応する車体上面乾燥装置の正面図、図11は、図10の11−11線に沿う断面図、図12は、図10の12−12線に沿う断面図であり、前記第1実施例と同じものには同じ符号が付されている。
この第2実施例は、上面乾燥ノズルおよび中継ダクトの構造が前記第1実施例と相違していて、他は、第1実施例と同じである。
上面乾燥ノズル107は、前記第1実施例と同じく、横断面が円形をしており、上面乾燥ノズル107の中心を支持軸8が長手方向に貫通している。そして、上面乾燥ノズル107の左右両端面の側板107a,107bにはボス107A,107Bが固定されており、これらのボス107A,107Bが支持軸8に回転可能に貫通支持されている。また、上面乾燥ノズル107の下部には、その長手方向に延びて下向きに開口する空気噴出口109が設けられている。また上面乾燥ノズル107の上部には、空気噴出口109に対向した位置に空気流入口110が開口されている。
上面乾燥ノズル7107の空気流入口110は、前記第1実施例の中継ダクト19よりも長い一つの中継ダクト119で覆われている。
一つの中継ダクト119は、上面乾燥ノズル7を収めるボックス状のダクト本体119−1と、その上面の長手方向に間隔をあけて固定されるエルボ状の一対の入口ダクト119−2,119−2とよりなり、ダクト本体19−1と、入口ダクト19−2,19−2とは、相互に連通されている。入口ダクト119−2,119−2の上端には、空気取入口120,120が開口されており、この空気取入口120,120には、可撓性ダクト23,23の下流端が接続され、可撓性ダクト23,23の上流側は側部フレーム2A,2Bに設けた送風機24,24にそれぞれ接続されている。
前記中継ダクト119のダクト本体119−1には、支持部材122,122が固定されている。この支持部材122の軸受部122Aは支持軸8に固定されている。支持部材122,122の支持軸8への固定構造は、前記第1実施例と同じである。
図11に示すように、ボックス状のダクト本体119−1の、左右側板119A,119Aには、第1実施例と同じく下面を開放した優弧状の切欠孔121a,121aが開口されており、該切欠孔121a,121aの半径は、上面乾燥ノズル107の外周面の半径よりも若干大きく設定されている。そして前記優弧状の切欠孔121a,121aには、上面乾燥ノズル7が、閂状に回転可能に貫通されており、上面乾燥ノズル107の外周面と、切欠孔121a,121aとの間の隙間をできるだけ小さくしてあり、さらに優弧状の切欠孔121a,121aの端縁121b、121bは、上面乾燥ノズル7の外周面に気密に接触するようにしてある。したがって、上面乾燥ノズル107の外周面と切欠孔121a,121aとの間から漏れる空気量は可及的に低減される。
上面乾燥ノズル107の空気噴出口109の空気噴出方向は、前記第1実施例の空気噴出口9と同じである。また、空気噴出口109の空気噴出方向を後方または前方に向けたときの、空気流入口110と切欠孔121a,121aとの関係は前記第1実施例の空気流入口10と切欠孔21a,21aとの関係と同じである。
図10に示すように、一方のボス107Aよりも側部フレーム2A側において、支持軸8にモータ支持板25が取付けられており、このモータ支持板25には減速機付きモータ26が設けられている。減速機付きモータ26の出力軸には駆動歯車27が設けられており、この駆動歯車27はボス107Aに固定した被動歯車28に噛み合っている。減速機付きモータ26の駆動によれば、上面乾燥ノズル7を、支持軸8まわりに回転することができ、乾燥ノズル107に設けた空気噴出口109を下方、後方および前方に向けることができる。
なお、減速機付きモータ26の近傍には、空気噴出口109に空気噴出方向が、下方、後方および前方に位置したことを検出する従来公知の検出装置(図示せず)が設けられており、門型フレーム2に設けられた制御装置(図示せず)により、検出装置の検出信号に基づいて、空気噴出口109の空気噴出方向を下方、後方および前方に向けるように制御されるようになっている。
前記構成を備えた第2実施例は、前記第1実施例と同じ作用を奏する。
しかして、この第2実施例によれば、送風機24,24から可撓性ダクト23,23、中継ダクト119を経て上面乾燥ノズル107へと流れる空気の流れ態様が変わることがなく、しかも、その流れ方向が屈曲することがないので、送風機24,24から上面乾燥ノズル107に設けた空気噴出口109までの空気抵抗を少なくすることができ、乾燥効果を向上できる。
つぎに、本発明の第3実施例を、図13〜15を用いて説明する。
図13は、前記第1実施例の図3に対応する車体上面乾燥装置の正面図、図14は、図13の14−14線に沿う断面図、図15は、図13の15−15線に沿う断面図であり、前記第1実施例と同じものには同じ符号が付されている。
この第3実施例は、上面乾燥ノズルおよび中継ノズルの構造が前記第1実施例と相違していて、他は、第1実施例と同じである。
上面乾燥ノズル207は、前記第1実施例と同じく、横断面が円形をしており、上面乾燥ノズル207の中心を支持軸8が長手方向に貫通している。そして、上面乾燥ノズル207の左右両端面の側板207a,207bにはボス207A,207Bが固定されており、これらのボス207A,207Bが支持軸8に回転可能に貫通支持されている。また、上面乾燥ノズル207の下部には、その長手方向に延びて下向きに開口する空気噴出口209が設けられている。また上面乾燥ノズル207の上部には、空気噴出口209に対向した位置に、左右一対の空気流入口210,210が設けられている。
上面乾燥ノズル207の一対の空気流入口210,210は、一つの中継ダクト219で覆われている。この中継ダクト219は、図13に示すように、上面乾燥ノズル207よりも若干長く形成されており、その左右両端がボス251,251で支持軸8に固定されている。中継ダクト219は、ダクト本体219−1と、一対の入口ダクト219−2,219−2とよりなり、それらは相互に連通されている。中継ダクト219の空気取入口220,220には、可撓性ダクト23,23の下流端が接続されている。また、この可撓性ダクト23,23の上流側は、前記第1実施例と同じく側部フレーム2A,2Bに設けた送風機24,24に接続されている。
図14,15に示すように、中継ダクト219のダクト本体219−1は、上面乾燥ノズル207の上半部を覆って、断面チャンネル状に形成されており、このダクト本体219−1内には、空気流入口210,201を左右両側から挟むように、対をなす側板219−1A,219−1Aが固定されている。また、ダクト本体219−1の開放下面には空気流入口210,210に対応する位置の前後にそれぞれカバー部材253(合計4箇)がボルトで固定されている。カバー部材253の側板253A,253Aと、ダクト本体219−1の側板219−1A,219−1Aとで空気流入口210,210の左右両側を覆う側板219A,219Aを構成しており、これらの側板219A,219Aには、図13,14に示すように、優弧状の切欠孔221a,221aが形成されており、この切欠孔221a,221aの中心は、上面乾燥ノズル207の中心と一致している。そして、この上面乾燥ノズル207は、切欠孔221a,221a内を前後方向に回転可能である。優弧状の切欠孔221a,221aの半径は、上面乾燥ノズル207の外周面の半径よりも若干大きいが、それらの直径差をできるだけ小さくして、上面乾燥ノズル207と切欠孔221a,221a間の隙間から漏れる空気量をできるだけ小さくするように設定されている。また、切欠孔221a,221aの端縁221b、221bと、上面乾燥ノズル207の外周面との隙間から漏れる空気量を少なくするように設定される。
上面乾燥ノズル207の空気噴出口209の空気噴出方向は、前記第1実施例の空気噴出口9と同じである。また、空気噴出口209の空気噴出方向を後方または前方に向けたときの、空気流入口210と切欠孔221aとの関係は、前記第1実施例の空気流入口10と切欠孔21aとの関係と同じである。
図13に示すように、中継ダクト219の一端には、減速機付きモータ26が設けられている。減速機付きモータ26の出力軸には駆動歯車27が設けられており、この駆動歯車27はボス207Aに固定した被動歯車28に噛み合っている。減速機付きモータ26の駆動によれば、上面乾燥ノズル207を、支持軸8まわりに回転することができ、乾燥ノズル207に設けた空気噴出口209を下方、後方および前方に向けることができる。
なお、減速機付きモータ26の近傍には、空気噴出口209に空気噴出方向が、下方、後方および前方に位置したことを検出する従来公知の検出装置(図示せず)が設けられており、門型フレーム2に設けられた制御装置(図示せず)により、検出装置の検出信号に基づいて、空気噴出口209の空気噴出方向を下方、後方および前方に向けるように制御されるようになっている。
前記構成を備えた第3実施例は、前記第1実施例と同じ作用を奏する。
しかして、この第3実施例によれば、送風機24,24から可撓性ダクト23,23、単一の中継ダクト219を経て上面乾燥ノズル207へと流れる空気の流れ態様が変わることがなく、しかも、その流れ方向が屈曲することがないので、送風機24,24から上面乾燥ノズル207に設けた空気噴出空気噴出口209までの空気抵抗を小さくすることができ、乾燥効果を向上できる。
つぎに、本発明の第4実施例を、図16〜18を用いて説明する。
図16は、前記第1実施例の図3に対応する車体上面乾燥装置の正面図、図17は、図16の17−17線に沿う断面図、図18は、図16の18−18線に沿う断面図であり、前記第1実施例と同じものには同じ符号が付されている。
この第4実施例は、前記第3実施例と概ね同じ構造を備えているので、以下に、第3実施例と相違している構造について説明する。
この第4実施例は、左右に分離した一対の支持軸8,8を備え、これらの支持軸8,8は一対の台車11,11にそれぞれ片持支持されている。そして、支持軸8,8に上面乾燥ノズル307両端のボス307A,307Bが回転可能に支持されており、上面乾燥ノズル307は、一対の支持軸8,8まわりに前後方向に回転可能である。
上面乾燥ノズル307の上部には、左右方向に長い一つの空気流入口310が開口され、その下部には、空気噴出口309が開口されている。空気流入口310は、中継ダクト319により覆われている。中継ダクト319のダクト本体319−1の開口下面には、長いカバー部353がボルトで固定されている。ダクト本体319−1に設けた側板319−1Aとカバー部353に設けた側板353Aとで中継ダクト319の側板319Aが構成されている。側板319Aの構造は、前記第3実施例と同じであって、すなわち側板319Aに設けた切欠孔321aに上面乾燥ノズル30が貫通して設けられる。
中継ダクト319は、ボス351,351で左右一対の支持軸8,8にそれぞれ固定されている。
そして、この第4実施例は、前記第1実施例の作用と同じである。
しかして、この第4実施例によれば、送風機24,24から可撓性ダクト23,23、中継ダクト319を経て上面乾燥ノズル307へと流れる空気の流れ態様が変わることがなく、しかも、その流れ方向が屈曲することがないので、送風機24,24から上面乾燥ノズル307に設けた空気噴出口309までの空気抵抗を小さくすることができ、乾燥効果を向上できる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記第1〜4実施例では、洗車機本体を車両に対して移動させる、所謂移動式の洗車機に本発明を実施した場合を説明したが、車両を自走あるいはコンベアなどの移送手段により移動させるようにした洗車機にも本発明を実施できることは勿論である。
また、前記第1〜3実施例は、一本の支持軸8が上面乾燥ノズル7,107,207を貫通されるが、第4実施例と同様に上面乾燥ノズル7,107,207を貫通させずに、左右一対の支持軸8としてもよい。
さらに、前記第4実施例は、左右に分離した一対の支持軸8,8としているが、前記第1〜3実施例と同様に、上面乾燥ノズル307を貫通させた一本の支持軸8としてもよい。
本発明車両の車体上面乾燥装置を備えた洗車機の正面図(第1実施例) 図1の2矢視の車体上面乾燥装置の側面図(第1実施例) 図1の3矢視仮想線囲い部分の拡大図(第1実施例) 図3の4−4線に沿う拡大断面図(第1実施例) 図3の5−5線に沿う拡大断面図(第1実施例) 図3の6矢視の一部破断斜視図(第1実施例) 上面乾燥ノズルの回転位置を示す断面図(第1実施例) 乗用車タイプの車両の乾燥過程を示す図(第1実施例) ワンボックスタイプの車両の乾燥過程を示す図(第1実施例) 第1実施例の図3に対応する車体上面乾燥ノズルの正面図(第2実施例) 図10の11−11線に沿う拡大断面図(第2実施例) 図10の12−12線に沿う拡大断面図(第2実施例) 第1実施例の図3に対応する車体上面乾燥ノズルの正面図(第3実施例) 図13の14−14線に沿う拡大断面図(第3実施例) 図13の15−15線に沿う拡大断面図(第3実施例) 第1実施例の図3に対応する車体上面乾燥ノズルの正面図(第4実施例) 図16の17−17線に沿う拡大断面図(第4実施例) 図16の18−18線に沿う拡大断面図(第4実施例)
符号の説明
2・・・・・・・・・・・・・・フレーム(門型フレーム)
7,107,207,307・・上面乾燥ノズル
9,109,209,309・・空気噴出口
10,110,210,310・・空気流入口
19,119,219,319・・中継ダクト
23・・・・・・・・・・・・・・可撓性ダクト

Claims (1)

  1. フレームに上面乾燥ノズルを昇降可能に設け、この上面乾燥ノズルと送風機とを可撓性ダクトにより接続した、車両の車体上面乾燥装置において、
    前記可撓性ダクトと前記上面乾燥ノズルとの間に、この上面乾燥ノズルと共に昇降可能な中継ダクトを設け、上面乾燥ノズルは、前記中継ダクトに対して前後方向に回転可能であって、この上面乾燥ノズルの上部に設けた空気流入口は、中継ノズル内を通して前記可撓性ダクトに常時連通され、また上面乾燥ノズルの下部に設けた空気噴出口は、常時外部に開口されていて、車体上面に対して向きを変えられるようにしたことを特徴とする、車両の車体上面乾燥装置。
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