JP2004237932A - 洗車機 - Google Patents

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Kazumasa Watanabe
和雅 渡辺
Fukumatsu Yoneyama
福松 米山
Hideo Sano
日出男 佐野
Masaaki Takahashi
雅明 高橋
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Abstract

【課題】洗車機において、簡易な構成により、車両の側面上部の水滴を除去すること。
【解決手段】洗車機フレーム10Aに送風手段40を支持し、車両1の上面に臨むトップノズル23の長手方向の端部の空気取入口23Aに、送風手段40の接続部41Aの送風口41Bを接続してなる洗車機10において、送風手段40の上記接続部41Aに、車両1の側面上部に臨むサブトップノズル60を設けたもの。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗車機として、特許文献1に記載の如く、洗車機フレームにブロアと、ブロアにダクトホースを介して接続された複数の送風配管を固定的に支持し、1つの送風配管に車両の上面に臨むトップノズルを接続し、他の送風配管に車両の側面に臨むサイドノズルを接続したものがある。
【0003】
トップノズルは、洗車機フレームに設けたノズル昇降手段に支持され、車両の車形に倣うように昇降し、車両の上面の水滴を除去する。
【0004】
サイドノズルは、洗車機フレームの側壁に固定され、車両の側面の水滴を除去する。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−47931
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の洗車機では、車両の側面に臨むサイドノズルを備えるが、サイドノズルは、トップノズルの昇降動作に干渉しない下位側に配置され、トップノズルの昇降範囲における上昇端側に配置されない。このため、ワンボックス車やRV車のような、車高の高い車両の側面上部の水滴を除去することに困難がある。
【0007】
本発明の課題は、洗車機において、簡易な構成により、車両の側面上部の水滴を除去することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、洗車機フレームに送風手段を支持し、車両の上面に臨む乾燥用ノズルの長手方向の端部の空気取入口に、送風手段の接続部の送風口を接続してなる洗車機において、送風手段の上記接続部に、車両の側面上部に臨むサブ乾燥用ノズルを設けたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記送風手段の接続部が曲り管からなり、曲り管の下向き曲り面にサブ乾燥用ノズルを設けたものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記乾燥用ノズルの長手方向の両端部の空気取入口に、送風手段の接続部の送風口を接続し、該送風手段の両接続部にサブ乾燥用ノズルを設けたものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜3の発明において更に、前記送風手段を洗車機フレームに設けたノズル昇降手段に支持したものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1〜4の発明において更に、前記乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、送風手段にノズル揺動手段を支持し、ノズル揺動手段を乾燥用ノズルに連結し、ノズル揺動手段を駆動することにて乾燥用ノズルを揺動させ、その空気吹出方向を制御する制御手段を有してなるようにしたものである。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1〜5の発明において更に、前記送風手段がブロワにダクトホースを介して接続された送風配管であり、該送風配管の送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合したものである。
【0014】
請求項7の発明は、請求項1〜5の発明において更に、前記送風手段がブロワであり、ブロワの送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合したものである。
【0015】
【作用】
請求項1の発明によれば下記▲1▼の作用効果がある。
▲1▼車両の上面に臨む乾燥用ノズルの端部に接続される送風手段の接続部に、車両の側面上部に臨むサブ乾燥用ノズルを設けた。サブ乾燥用ノズルは、乾燥用ノズルの昇降動作に干渉することなく、車両の上面と同一レベルを含む、車両の側面上部の水滴を確実に除去できる。
【0016】
請求項2の発明によれば下記▲2▼の作用効果がある。
▲2▼サブ乾燥用ノズルが、送風手段の曲り管接続部の下向き曲り面に設けられる。ブロアが圧送する空気の流れを可及的ストレートにサブ乾燥用ノズルの側に圧送して該サブ乾燥用ノズルから噴出すものになり、車両の側面上部の水滴を強力に除去できる。
【0017】
請求項3の発明によれば下記▲3▼の作用効果がある。
▲3▼乾燥用ノズルの両端部に接続される送風手段の接続部にサブ乾燥用ノズルを設けたから、車両の左右両端でその側面上部の水滴を確実に除去できる。
【0018】
請求項4の発明によれば下記▲4▼の作用効果がある。
▲4▼ノズル昇降手段により送風手段を昇降することにより、単一のノズル昇降手段により乾燥用ノズルとサブ乾燥用ノズルを同時に、車両の車形に応じて昇降し、車両の上面及び側面上部の水滴を確実に除去できる。
【0019】
請求項5の発明によれば下記▲5▼〜▲7▼の作用効果がある。
▲5▼乾燥用ノズルの空気吹出角度を変更するに際し、乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動させる。従って、乾燥用ノズルはダクトホース等を伴うことなく、送風手段の送風口に対し回転自由に結合するものになり、その最大揺動幅、ひいては空気吹出角度の変更幅を大きくとることができる。
【0020】
▲6▼乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動する。従って、乾燥用ノズルを揺動させても、送風手段の送風口から乾燥用ノズルに入った空気に新たな圧力損失を生ずることがなく、吹出空気の圧力変化を小さくできる。
【0021】
▲7▼乾燥用ノズルを送風手段の送風口に結合し、送風手段をノズル昇降手段に支持して昇降させるとともに、乾燥用ノズルをノズル揺動手段により揺動させる。従って、洗車機を車両に対し相対移動させるとき、乾燥用ノズルを車両の車形に倣うように昇降させるとともに、該ノズルの揺動によってその空気吹出方向を車両の車形に対し水滴を追い払う如くに除去する方向に制御させることができる。これにより、ワンボックス車、RV車のように垂直に近い面を有する車両においても、水滴を確実に除去できる。
【0022】
請求項6の発明によれば下記▲8▼の作用効果がある。
▲8▼乾燥用ノズルを結合する送風手段がブロワにダクトホースを介して接続された送風配管であるものとしたから、洗車機フレームの側に支持したブロワからの送風を複数のダクトホースを介して複数の送風先へ分岐できる。また、送風手段をノズル昇降手段に支持するとき、ブロワがノズル昇降手段に載架されず、ノズル昇降手段の小型化を図ることができる。
【0023】
請求項7の発明によれば下記▲9▼の作用効果がある。
▲9▼乾燥用ノズルを結合する送風手段がブロワであるものとしたから、ブロワと乾燥用ノズルを直結し、送風配管系を簡素化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態の洗車機を示す正面図、図2は乾燥用ノズルの揺動手段を示す正面図、図3は図2のIII−III線に沿う矢視図、図4は図2のIV−IV線に沿う矢視図、図5は空気吹出状態を示す正面図、図6は車両の後面よりの乾燥行程を示す模式図、図7は車両の前面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【0025】
(第1実施形態)(図1〜図7)
洗車機10は、図1に示す如く、洗車場に設けた左右のレール11、11上を往復走行することにて、洗車対象車両1の外周に沿って移動する門型の洗車機フレーム10Aを有し、洗浄液供給装置、ブラシ装置、乾燥装置を備える。
【0026】
洗車機10は、車両1の車形を検出する車形検出装置(不図示)を付帯的に備える。車形検出装置は、例えば、洗車機10の往復方向の前端寄りで、洗車エリアを挟む洗車機フレーム10Aの左右両側に投光センサ群と受光センサ群を対向設置し、投光センサ群の鉛直方向に沿う検出ライン上に縦列配置させた各投光センサからの投光が車両1に遮られるか否かを、受光センサ群の鉛直方向に沿う検出ライン上に縦列配置させた各受光センサで検知することにより、検出ライン上での車体の有無を検出し、この検出結果を車形データとしてメモリに格納する。
【0027】
洗車機10は、制御手段(不図示)により、車形検出装置の検出結果である車形データに基づいて、洗浄液供給装置、ブラシ装置、乾燥装置を作動させ、車両1の洗車を行なう。
【0028】
以下、洗車機10の乾燥装置について詳述する。
洗車機10は、乾燥装置として、洗車機フレーム10Aの左右両側に左右各1基のブロワ21、21を固定的に支持し、各ブロワ21にダクトホース22を介して接続されたトップノズル23を洗車機フレーム10Aの天井下に昇降可能に支持し、トップノズル23の外周の下面に長手方向に沿う空気吹出口24を設けている。尚、洗車機10は、各ブロワ21にダクトホース25を介して接続されたサイドノズル26を洗車機フレーム10Aの左右両側に支持している。トップノズル23は、本発明の乾燥用ノズルを構成し、車両1の上面に臨む。サイドノズル26は、車両1の側面に臨む。
【0029】
洗車機10は、洗車機フレーム10Aにノズル昇降手段30を設置している。ノズル昇降手段30は、洗車機フレーム10Aの左右両側に左右の昇降レール31を設け、各昇降レール31に左右の昇降架台32を嵌合し、昇降モータ33によりチェーン等を介して左右の昇降架台32を昇降可能にする。
【0030】
洗車機10は、洗車機フレーム10Aに設置されたノズル昇降手段30の左右の昇降架台32に左右の送風手段40を支持している。左右の送風手段40は、左右のブロワ21にダクトホース22を介して接続された曲り管継手等の左右の送風配管41である。左右の送風配管41は、支持枠42により固定的に連結され、左右の支持アーム43により左右の昇降架台32に支持される。
【0031】
洗車機10は、トップノズル23を円筒状の円形ノズルとし、長手方向の左右両端部に空気取入口23Aを設け、両空気取入口23Aのそれぞれを左右の送風配管41の曲り管接続部41Aの送風口41Bに対し、相対的に該トップノズル23の中心軸まわりで揺動(回動)可能に結合している。このとき、左右の送風配管41の曲り管接続部41Aの送風口41Bの内周に軸受とシール部を有してなる回転継手41Cが設けられ、トップノズル23の左右の空気取入口23Aの外周を各回転継手41Cに気密に差し込み、かつ相対回転可能に軸支している。尚、左右の送風配管41をつなぐ支軸をトップノズル23の中心軸上に設け、トップノズル23の両端部に設けた軸受をその支軸に支持させるとともに、トップノズル23の左右の空気取入口23Aを左右の送風配管41の曲り管接続部41Aの送風口41Bに気密かつ相対回転可能に差し込むものでも良い。
【0032】
これにより、洗車機10では、トップノズル23の両端部が送風手段40を介して左右の昇降架台32に支持され、昇降モータ33の駆動によりトップノズル23を昇降可能にする。左右の昇降架台32に支持されている支持アーム43には光センサ等の車両検知器34が吊下げ支持され(図5)、昇降モータ33によるトップノズル23の下降時に、トップノズル23が車両1の屋根面に当たることを監視し、トップノズル23が車両1の屋根面に当たる直前に昇降モータ33によるトップノズル23の下降を停止制御する。
【0033】
また、洗車機10では、図2、図5に示す如く、ブロワ1が圧送する空気をダクトホース22から送風配管41を介してトップノズル23に送給するとき、空気の流れを送風配管41の曲り管継手部41Aで90度変化させ、ダクトホース22の側からトップノズル23に入る空気の流れ方向を該トップノズル23の中心軸方向に沿う方向に指向させる。
【0034】
このとき、洗車機10は、トップノズル23の空気流路23B内における長手方向の中央部に整流板44を設けている。整流板44は左右両側に湾曲面状の整流部44A、44Aを備える。整流板44の整流部44Aは、トップノズル23の長手方向の両端部の空気取入口23Aから空気流路23Bに入り、空気流路23Bの中央部に到達した空気の該トップノズル23に沿う流れを、該トップノズル23の空気吹出口24の側に指向させる。
【0035】
洗車機10は、図2、図3に示す如く、送風手段40を構成する送風配管41の支持枠42にノズル揺動手段50を支持する。ノズル揺動手段50は、支持枠42に固定される揺動モータ51を有し、揺動モータ51に結合されたピニオン52をトップノズル23の長手方向の中央部の外周に固定した円弧状ラック53に噛合いさせる。支持枠42に固定した揺動格納検出器54は、ピニオン52に取付けた回転板55に臨み、ピニオン52の回転角度、ひいてはトップノズル23の揺動角度を検出する。56はカバーである。尚、ノズル揺動手段50は支持枠42に支持したシリンダをトップノズル23にリンク結合する等の他の機構により構成するものでも良い。
【0036】
洗車機10において、制御手段は、車形データに基づいて、ノズル揺動手段50を駆動することにより、トップノズル23を適宜の揺動角度だけ揺動させ、トップノズル23の空気吹出口24から吹出る空気吹出角度を変更し、その空気吹出方向を制御する。
【0037】
洗車機10の乾燥行程では、制御手段が洗車10を車両1に対し相対移動させるとき、車形データをメモリから取込み、この車形データに基づいて、ノズル昇降手段30を制御することによってトップノズル23を車両1の車形に倣うように昇降させるとともに、ノズル揺動手段50を制御することによってトップノズル23の空気吹出口24からの空気吹出方向が車両1の表面上の水滴を追い払う如くに除去することとなる方向に制御する。
【0038】
洗車機10の乾燥方式として、車両1の後面から乾燥するタイプ、前面から乾燥するタイプ、洗車機10の往路と復路の双方で乾燥するタイプがある。図6は後面から乾燥する洗車機10において、トップノズル23の移動軌跡と空気吹出方向の推移を示す。図7は前面から乾燥する洗車機10において、トップノズル23の移動軌跡と空気吹出方向の推移を示す。図6、図7において、洗車機10の往路又は復路の片側行程だけでみても、トップノズル23の揺動角度幅として180度近い角度が必要になる。ノズル揺動手段50によるトップノズル23の揺動角度幅を180度を超えるものに設定することにより、往路と復路の双方で、トップノズル23を最適揺動角度に設定できる。
【0039】
本実施形態によれば、ブロワ21から送風される空気を前述の如くの送風経路によりトップノズル23の空気吹出口24から吹出すこととしたから以下の作用効果がある。
【0040】
▲1▼ブロワ21からの送風をダクトホース22を介してトップノズル23に導くものであるから、1基のブロワ21からの送風を複数のダクトホース22、25により複数の送風先(トップノズル23、サイドノズル26)へ分岐できる。また、ブロワ21をトップノズル23に直結しないから、ノズル昇降手段30にブロワ21の荷重を付加させることがなく、ノズル昇降手段30の小型化を図ることができる。
【0041】
▲2▼トップノズル23の長手方向の端部に設けた空気取入口23Aをダクトホース22の側に結合し、ダクトホース22の側からトップノズル23に入る空気の流れ方向を該ノズル軸方向に沿う方向に指向させた。従って、図5に示す如く、トップノズル23の長手方向において空気吹出口24から吹出される吹出風量分布をほぼ一様に均等化できる。車両1の上面乾燥用として車幅に対応するように、ノズル軸方向長さを長くしたトップノズル23においても、風量分布を上述の如くに均等化でき、車両の乾燥効果も車幅方向で均一化できる。
【0042】
▲3▼トップノズル23の長手方向の両端部に設けた空気取入口23Aに対し、ダクトホース22を接続することにより、トップノズル23の長手方向の吹出風量分布をより一様に均等化できる。
【0043】
▲4▼トップノズル23の長手方向の中央部に整流板44の整流部44Aを設けたから、トップノズル23の両端部の空気取入口23Aから取入れた空気が中央部で互いに衝突することによる圧力損失を生じることなく、空気吹出口24の側にスムースに整流し、トップノズル23の長手方向の吹出風量分布をより一様に均等化できる。
【0044】
本実施形態によれば、トップノズル23をノズル揺動手段50によって前述の如くに揺動させるようにしたから以下の作用効果がある。
【0045】
▲1▼トップノズル23の空気吹出角度を変更するに際し、トップノズル23の長手方向の端部に設けた空気取入口23Aを、送風手段40の送風口41Aに対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動させる。従って、トップノズル23はダクトホース22等を伴うことなく、送風手段40の送風口41Aに対し回転自由に結合するものになり、その最大揺動幅、ひいては空気吹出角度の変更幅を大きくとることができる。
【0046】
▲2▼トップノズル23の長手方向と端部に設けた空気取入口23Aを、送風手段40の送風口41Aに対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動する。従って、トップノズル23を揺動させても、送風手段40の送風口41Aからトップノズル23に入った空気に新たな圧力損失を生ずることがなく、吹出空気の圧力変化を小さくできる。
【0047】
▲3▼トップノズル23を送風手段40の送風口41Aに結合し、送風手段40をノズル昇降手段30に支持して昇降させるとともに、トップノズル23をノズル揺動手段50により揺動させる。従って、洗車機10を車両1に対し相対移動させるとき、トップノズル23を車両1の車形に倣うように昇降させるとともに、該ノズル23の揺動によってその空気吹出方向を車両1の車形に対し水滴を追い払う如くに除去する方向に制御させることができる。これにより、ワンボックス車、RV車のように垂直に近い面を有する車両1においても、水滴を確実に除去できる。
【0048】
▲4▼トップノズル23を結合する送風手段40がブロワにダクトホース22を介して接続された送風配管41であるものとしたから、洗車機フレーム10Aの側に支持したブロワ21からの送風を複数のダクトホース22を介して複数の送風先へ分岐できる。また、送風手段40をノズル昇降手段30に支持するとき、ブロワ21がノズル昇降手段30に載架されず、ノズル昇降手段30の小型化を図ることができる。
【0049】
▲5▼トップノズル23を円形ノズルにすることにより、トップノズル23の流路抵抗を低減し、トップノズル23を流れる空気の圧力損失を低減できる。
【0050】
しかるに、洗車機10にあっては、左右の送風手段40における送風配管41の接続部41Aに、サブトップノズル60を設けている。サブトップノズル60は、本発明のサブ乾燥用ノズルを構成し、車両1の側面上部(車両1の側面寄りの上面を含んでも可)に臨む。
【0051】
本実施形態において、サブトップノズル60は、曲り管接続部41Aの下向き曲り面に設けられる。サブトップノズル60は、先細り四角管状をなし、先端に狭幅矩形状の空気吹出スリット61を開口する。サブトップノズル60は、空気吹出スリット61のスリット幅方向(矩形スリットの短辺に沿う方向)を洗車機10の走行方向(車両1の前後方向)に沿わせ、空気吹出スリット61のスリット長手方向を洗車機10の走行方向に直交する方向に配置するように、接続部41Aに設けられる。これにより、サブトップノズル60の空気吹出スリット61からの空気吹出範囲が車両1の側面上部の上下方向に沿う広い範囲に及ぶ。
【0052】
尚、サブトップノズル60が設けられる接続部41Aは、曲り管であることを必須とせず、ストレート管であっても良い。サブトップノズル60はストレート管接続部41Aの管外周面又は管端面に設けることができる。
【0053】
本実施形態によれば、トップノズル23に接続される送風手段40の接続部41Aにサブトップノズル60を設けたから以下の作用効果がある。
【0054】
▲1▼車両1の上面に臨むトップノズル23の端部に接続される送風配管41の接続部41Aに、車両1の側面上部に臨むサブトップノズル60を設けた。サブトップノズル60は、トップノズル23の昇降動作に干渉することなく、車両1の上面と同一レベルを含む、車両1の側面上部の水滴を確実に除去できる。
【0055】
▲2▼サブトップノズル60が、送風配管41の曲り管接続部41Aの下向き曲り面に設けられる。ブロア21がダクトホース22を介して圧送する空気の流れを可及的ストレートにサブトップノズル60の側に圧送して該サブトップノズル60から噴出すものになり、車両1の側面上部の水滴を強力に除去できる。
【0056】
▲3▼トップノズル23の両端部に接続される送風配管41の接続部41Aにサブトップノズル60を設けたから、車両1の左右両側でその側面上部の水滴を確実に除去できる。
【0057】
▲4▼ノズル昇降手段30により送風配管41を昇降することにより、単一のノズル昇降手段30によりトップノズル23とサブトップノズル60を同時に、車両1の車形に応じて昇降し、車両1の上面及び側面上部の水滴を同時に確実に除去できる。
【0058】
尚、本発明にあっては、送風手段がブロアであり、ブロアの接続部の送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合するとともに、ブロアの上記接続部にサブ乾燥用ノズルを設けるものでも良い。
【0059】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、乾燥用ノズルは円形ノズルに限らず、角筒状の角形ノズルであっても良い。また、洗車機を車両に対して走行する移動式に限らず、移動する車両に対して洗車場に固定設置される固定式であっても良い。
【0060】
また、洗車対象車両の車両データは、下記(a)〜(c)により検出できる。
(a)投光センサ群と受光センサ群により前述の如くに車形形状をスキャンニングし、車両縦方向の断面形状から車両各部位の傾斜量を車形データとして算出する方法。
【0061】
(b)トップノズルが車両形状を倣い制御することにより生ずるノズルの昇降量(位置変化量)と洗車機の走行距離のベクトルから推定される車両の推定傾斜量を基に車形データを算出する方法。
【0062】
(c)トップブラシが車両形状を倣い制御することにより生ずるブラシの昇降量(位置変化量)と洗車機の走行距離のベクトルから推定される車両の推定傾斜量を基に車形データを算出する方法。
【0063】
但し、本発明の洗車機は車形検出装置を備えることを必須としないし、乾燥用ノズルの空気吹出角度を車形データに基づいて変更することに限定されない。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、洗車機において、簡易な構成により、車両の側面上部の水滴を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の洗車機を示す正面図である。
【図2】図2は乾燥用ノズルの揺動手段を示す正面図である。
【図3】図3は図2のIII−III線に沿う矢視図である。
【図4】図4は図2のIV−IV線に沿う矢視図である。
【図5】図5は空気吹出状態を示す正面図である。
【図6】図6は車両の後面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【図7】図7は車両の前面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【符号の説明】
1 車両
10 洗車機
10A 洗車機フレーム
21 ブロア
22 ダクトホース
23 トップノズル(乾燥用ノズル)
23A 空気取入口
24 空気吹出口
30 ノズル昇降手段
40 送風手段
41 送風配管
41A 接続部
41B 送風口
50 ノズル揺動手段
60 サブトップノズル(サブ乾燥用ノズル)

Claims (7)

  1. 洗車機フレームに送風手段を支持し、
    車両の上面に臨む乾燥用ノズルの長手方向の端部の空気取入口に、送風手段の接続部の送風口を接続してなる洗車機において、
    送風手段の上記接続部に、車両の側面上部に臨むサブ乾燥用ノズルを設けたことを特徴とする洗車機。
  2. 前記送風手段の接続部が曲り管からなり、曲り管の下向き曲り面にサブ乾燥用ノズルを設けた請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記乾燥用ノズルの長手方向の両端部の空気取入口に、送風手段の接続部の送風口を接続し、該送風手段の両接続部にサブ乾燥用ノズルを設けた請求項1又は2に記載の洗車機。
  4. 前記送風手段を洗車機フレームに設けたノズル昇降手段に支持した請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前記乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、
    送風手段にノズル揺動手段を支持し、
    ノズル揺動手段を乾燥用ノズルに連結し、
    ノズル揺動手段を駆動することにて乾燥用ノズルを揺動させ、その空気吹出方向を制御する制御手段を有してなる請求項1〜4のいずれかに記載の洗車機。
  6. 前記送風手段がブロワにダクトホースを介して接続された送風配管であり、該送風配管の送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合した請求項1〜5のいずれかに記載の洗車機。
  7. 前記送風手段がブロワであり、ブロワの送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合した請求項1〜5のいずれかに記載の洗車機。
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