JP2004098801A - 洗車機 - Google Patents

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Yukiyoshi Hihara
日原 幸芳
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Yasui Corp
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Abstract

【課題】乾燥用ノズルの空気吹出角度を変更するに際し、空気吹出角度の変更幅を大きくとることができ、吹出空気の圧力変化も小さくすること。
【解決手段】洗車機10において、洗車機フレーム10Aに送風手段40を支持し、トップノズル23の長手方向の端部に設けた空気取入口23Aを、送風手段40を送風口41Aに対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、送風手段40にノズル揺動手段50を支持し、ノズル揺動手段50をトップノズル23に連結したもの。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗車機では、ワンボックス車、RV車のように車両の前面や後面が垂直に近い車両等の洗車時、乾燥工程でそれらの前後面に空気を吹付けて水滴を除去するため、乾燥用ノズルに設けた空気吹出口の空気吹出角度を当該車両の車形データに基づいて変更する必要があり、従来技術として、特許文献1〜3のそれぞれに記載のものが提案されている。
【0003】
特許文献1の洗車機は、ダクトホースが固定的に接続された乾燥用ノズルをダクトホースとともに該ノズル軸まわりで揺動し、その空気吹出方向を変更可能とする。しかしながら、乾燥用ノズルがダクトホースとともに揺動するから、その最大揺動幅、ひいては空気吹出角度の変更幅に限界がある。
【0004】
特許文献2の洗車機は、乾燥用ノズルの空気吹出口に取付けた揺動ノズルを揺動し、その空気吹出方向を変更可能とする。しかしながら、乾燥用ノズルから吹出される空気を揺動ノズルの内面に衝突させてその吹出角度を変更するものであり、吹出角度によって吹出空気の圧力が変化してしまう。例えば、車両の上面等の水辺面に対する吹出圧力は大きく、前後面等の垂直面に対する吹出圧力は小さく、車両の各部で水滴除去性能や乾燥性能が一様にならない。
【0005】
特許文献3の洗車機は、乾燥用ノズルの本体に蛇腹管を介して空気吹出口を取付け、空気吹出口を揺動させてその空気吹出方向を変更可能とする。しかしながら、乾燥用ノズルの本体から蛇腹管を介して空気吹出口に入った空気が、空気吹出口の内面に衝突してその吹出角度を変更するものであり、吹出角度によって吹出空気の圧力が変化してしまう。この場合にも、車両の上面等の水平面に対する吹出圧力は大きく、前後面等の垂直面に対する吹出圧力は小さく、車両の各部で水滴除去性能や乾燥性能が一様にならない。
【0006】
【特許文献1】
登録実用新案第3012607号公報(8頁、図1)
【0007】
【特許文献2】
特開平10−236285号公報(4頁、図2)
【0008】
【特許文献3】
特公平4−76819号公報(1頁、第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、乾燥用ノズルの空気吹出角度を変更するに際し、空気吹出角度の変更幅を大きくとることができ、吹出空気の圧力変化も小さくすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、乾燥用ノズルの外周に長手方向に沿う空気吹出口を設け、空気吹出口の空気吹出角度を変更可能にする洗車機において、洗車機フレームに送風手段を支持し、乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、送風手段にノズル揺動手段を支持し、ノズル揺動手段を乾燥用ノズルに連結し、ノズル揺動手段を駆動することにて乾燥用ノズルを揺動させ、その空気吹出方向を制御する制御手段を有してなるものである。
【0011】
請求項2の発明は、乾燥用ノズルの外周に長手方向に沿う空気吹出口を設け、空気吹出口の空気吹出角度を洗車対象車両の車形データに基づいて変更可能にする洗車機において、洗車機フレームに送風手段を支持し、乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、送風手段にノズル揺動手段を支持し、ノズル揺動手段を乾燥用ノズルに連結し、車形データに基づいて、ノズル揺動手段を駆動することにて乾燥用ノズルを揺動させ、その空気吹出方向を制御する制御手段を有してなるものである。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記送風手段を洗車機フレームに設けたノズル昇降手段に支持したものである。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記送風手段がブロワにダクトホースを介して接続された送風配管であり、該送風配管の送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合したものである。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記送風手段がブロワであり、ブロワの送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合したものである。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において更に、前記乾燥用ノズルが円形ノズルであるようにしたものである。
【0016】
【作用】
請求項1、2の発明によれば下記▲1▼、▲2▼の作用がある。
▲1▼乾燥用ノズルの空気吹出角度を変更するに際し、乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動させる。従って、乾燥用ノズルはダクトホース等を伴うことなく、送風手段の送風口に対し回転自由に結合するものになり、その最大揺動幅、ひいては空気吹出角度の変更幅を大きくとることができる。
【0017】
▲2▼乾燥用ノズルの長手方向と端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動する。従って、乾燥用ノズルを揺動させても、送風手段の送風口から乾燥用ノズルに入った空気に新たな圧力損失を生ずることがなく、吹出空気の圧力変化を小さくできる。
【0018】
請求項3の発明によれば下記▲3▼の作用がある。
▲3▼乾燥用ノズルを送風手段の送風口に結合し、送風手段をノズル昇降手段に支持して昇降させるとともに、乾燥用ノズルをノズル揺動手段により揺動させる。
従って、洗車機を車両に対し相対移動させるとき、乾燥用ノズルを車両の車形に倣うように昇降させるとともに、該ノズルの揺動によってその空気吹出方向を車両の車形に対し水滴を追い払う如くに除去する方向に制御させることができる。
これにより、ワンボックス車、RV車のように垂直に近い面を有する車両においても、水滴を確実に除去できる。
【0019】
請求項4の発明によれば下記▲4▼の作用がある。
▲4▼乾燥用ノズルを結合する送風手段がブロワにダクトホースを介して接続された送風配管であるものとしたから、洗車機フレームの側に支持したブロワからの送風を複数のダクトホースを介して複数の送風先へ分岐できる。また、送風手段をノズル昇降手段に支持するとき、ブロワがノズル昇降手段に載架されず、ノズル昇降手段の小型化を図ることができる。
【0020】
請求項5の発明によれば下記▲5▼の作用がある。
▲5▼乾燥用ノズルを結合する送風手段がブロワであるものとしたから、ブロワと乾燥用ノズルを直結し、送風配管系を簡素化できる。
【0021】
請求項6の発明によれば下記▲6▼の作用がある。
▲6▼乾燥用ノズルを円形ノズルにすることにより、乾燥用ノズルの流路抵抗を低減し、乾燥用ノズルを流れる空気の圧力損失を低減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態の洗車機を示す正面図、図2は乾燥用ノズルの揺動手段を示す正面図、図3は図2のIII−III線に沿う矢視図、図4は空気吹出状態を示す正面図、図5は空気吹出状態の比較例を示す正面図、図6は車両の後面よりの乾燥行程を示す模式図、図7は車両の前面よりの乾燥行程を示す模式図、図8は第2実施形態の洗車機を示す正面図である。
【0023】
(第1実施形態)(図1〜図7)
洗車機10は、図1に示す如く、洗車場に設けた左右のレール11、11上を往復走行することにて、洗車対象車両1の外周に沿って移動する門型の洗車機フレーム10Aを有し、洗浄液供給装置、ブラシ装置、乾燥装置を備える。
【0024】
洗車機10は、車両1の車形を検出する車形検出装置(不図示)を付帯的に備える。車形検出装置は、例えば、洗車機10の往復方向の前端寄りで、洗車エリアを挟む洗車機フレーム10Aの左右両側に投光センサ群と受光センサ群を対向設置し、投光センサ群の鉛直方向に沿う検出ライン上に縦列配置させた各投光センサからも投光が車両1に遮られるか否かを、受光センサ群の鉛直方向に沿う検出ライン上に縦列配置させた各受光センサで検知することにより、検出ライン上での車体の有無を検出し、この検出結果を車形データとしてメモリに格納する。
【0025】
洗車機10は、制御手段(不図示)により、車形検出装置の検出結果である車形データに基づいて、洗浄液供給装置、ブラシ装置、乾燥装置を作動させ、車両1の洗車を行なう。
【0026】
以下、洗車機10の乾燥装置について詳述する。
洗車機10は、乾燥装置として、洗車機フレーム10Aの左右両側に左右各1基のブロワ21、21を固定的に支持し、各ブロワ21にダクトホース22を介して接続されたトップノズル23を洗車機フレーム10Aの天井下に昇降可能に支持し、トップノズル23の外周の下面に長手方向に沿う空気吹出口24を設けている。尚、洗車機10は、各ブロワ21にダクトホース25を介して接続されたサイドノズル26を洗車機フレーム10Aの左右両側に支持している。
【0027】
洗車機10は、洗車機フレーム10Aにノズル昇降手段30を設置している。
ノズル昇降手段30は、洗車機フレーム10Aの左右両側に左右の昇降レール31を設け、各昇降レール31に左右の昇降架台32を嵌合し、昇降モータ33によりチェーン等を介して左右の昇降架台32を昇降可能にする。
【0028】
洗車機10は、洗車機フレーム10Aに設置されたノズル昇降手段30の左右の昇降架台32に左右の送風手段40を支持している。左右の送風手段40は、左右のブロワ21にダクトホース22を介して接続されたダクト継手等の左右の送風配管41である。左右の送風配管41は、支持枠42により固定的に連結され、左右の支持アーム43により左右の昇降架台32に支持される。
【0029】
洗車機10は、トップノズル23を円筒状の円形ノズルとし、長手方向の左右両端部に空気取入口23Aを設け、両空気取入口23Aのそれぞれを左右の送風配管41の送風口41Aに対し、相対的に該トップノズル23の中心軸まわりで揺動(回動)可能に結合している。このとき、左右の送風配管41の送風口41Aの内周に軸受とシール部を有してなる回転継手41Bが設けられ、トップノズル23の左右の空気取入口23Aの外周を各回転継手41Bに気密に差し込み、かつ相対回転可能に軸支している。尚、左右の送風配管41をつなぐ支軸をトップノズル23の中心軸上に設け、トップノズル23の両端部に設けた軸受をその支軸に支持させるとともに、トップノズル23の左右の空気取入口23Aを左右の送風配管41の送風口41Aに気密かつ相対回転可能に差し込むものでも良い。
【0030】
これにより、洗車機10では、トップノズル23の両端部が送風手段40を介して左右の昇降架台32に支持され、昇降モータ33の駆動によりトップノズル23を昇降可能にする。
【0031】
また、洗車機10では、図4に示す如く、ブロワ1が圧送する空気をダクトホース22から送風配管41を介してトップノズル23に送給するとき、空気の流れを送風配管41で90度変化させ、ダクトホース22の側からトップノズル23に入る空気の流れ方向を該トップノズル23の中心軸方向に沿う方向に指向させる。
【0032】
このとき、洗車機10は、トップノズル23の空気流路23B内における長手方向の中央部に整流板44を設けている。整流板44は左右両側に湾曲面状の整流部44A、44Aを備える。整流板44の整流部44Aは、トップノズル23の長手方向の両端部の空気取入口23Aから空気流路23Bに入り、空気流路23Bの中央部に到達した空気の該トップノズル23に沿う流れを、該トップノズル23の空気吹出口24の側に指向させる。
【0033】
洗車機10は、図2、図3に示す如く、送風手段40を構成する送風配管41の支持枠42にノズル揺動手段50を支持する。ノズル揺動手段50は、支持枠42に固定される揺動モータ51を有し、揺動モータ51に結合されたピニオン52をトップノズル23の長手方向の中央部の外周に固定した円弧状ラック53に噛合いさせる。支持枠42に固定した揺動格納検出器54は、ピニオン55に取付けた回転板55に臨み、ピニオン52の回転角度、ひいてはトップノズル23の揺動角度を検出する。56はカバーである。尚、ノズル揺動手段50は支持枠42に支持したシリンダをトップノズル23にリンク結合する等の他の機構により構成するものでも良い。
【0034】
洗車機10において、制御手段は、車形データに基づいて、ノズル揺動手段50を駆動することにより、トップノズル23を適宜の揺動角度だけ揺動させ、トップノズル23の空気吹出口24から吹出る空気吹出角度を変更し、その空気吹出方向を制御する。
【0035】
洗車機10の乾燥行程では、制御手段が洗車機10を車両1に対し相対移動させるとき、車形データをメモリから取込み、この車形データに基づいて、ノズル昇降手段30を制御することによってトップノズル23を車両1の車形に倣うように昇降させるとともに、ノズル揺動手段50を制御することによってトップノズル23の空気吹出口24からの空気吹出方向が車両1の表面上の水滴を追い払う如くに除去することとなる方向に制御する。
【0036】
洗車機10の乾燥方式として、車両1の後面から乾燥するタイプ、前面から乾燥するタイプ、洗車機10の往路と復路の双方で乾燥するタイプがある。図6は後面から乾燥する洗車機10において、トップノズル23の移動軌跡と空気吹出方向の推移を示す。図7は前面から乾燥する洗車機10において、トップノズル23の移動軌跡と空気吹出方向の推移を示す。図6、図7において、洗車機10の往路又は復路の片側行程だけでみても、トップノズル23の揺動角度幅として180度近い角度が必要になる。ノズル揺動手段50によるトップノズル23の揺動角度幅を180度を超えるものに設定することにより、往路と復路の双方で、トップノズル23を最適揺動角度に設定できる。
【0037】
本実施形態によれば、ブロワ21から送風される空気を前述の如くの送風経路によりトップノズル23の空気吹出口24から吹出すこととしたから以下の作用がある。
【0038】
▲1▼ブロワ21からの送風をダクトホース22を介してトップノズル23に導くものであるから、1基のブロワ21からの送風を複数のダクトホース22、25により複数の送風先(トップノズル23、サイドノズル26)へ分岐できる。また、ブロワ21をトップノズル23に直結しないから、ノズル昇降手段30にブロワ21の荷重を付加させることがなく、ノズル昇降手段30の小型化を図ることができる。
【0039】
▲2▼トップノズル23の長手方向の端部に設けた空気取入口23Aをダクトホース22の側に結合し、ダクトホース22の側からトップノズル23に入る空気の流れ方向を該ノズル軸方向に沿う方向に指向させた。従って、図4に示す如く、トップノズル23の長手方向において空気吹出口24から吹出される吹出風量分布をほぼ一様に均等化できる。車両1の上面乾燥用として車幅に対応するように、ノズル軸方向長さを長くしたトップノズル23においても、風量分布を上述の如くに均等化でき、車両の乾燥効果も車幅方向で均一化できる。尚、図5に示した従来構造(トップノズル23の長手方向の中間部の上部外周にダクトホース22、22を接続したもの)では、空気吹出口24からの吹出風量分布がダクトホース22の下部において強く、トップノズル23の上端部、両ダクトホース22の中央部で極端に弱くなる。
【0040】
▲3▼トップノズル23の長手方向の両端部に設けた空気取入口23Aに対し、ダクトホース22を接続することにより、トップノズル23の長手方向の吹出風量分布をより一様に均等化できる。
【0041】
▲4▼トップノズル23の長手方向の中央部に整流板44の整流部44Aを設けたから、トップノズル23の両端部の空気取入口23Aから取入れた空気が中央部で互いに衝突することによる圧力損失を生じることなく、空気吹出口24の側にスムースに整流し、トップノズル23の長手方向の吹出風量分布をより一様に均等化できる。
【0042】
本実施形態によれば、トップノズル23をノズル揺動手段50によって前述の如くに揺動させるようにしたから以下の作用がある。
【0043】
▲1▼トップノズル23の空気吹出角度を変更するに際し、トップノズル23の長手方向の端部に設けた空気取入口23Aを、送風手段40の送風口41Aに対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動させる。従って、トップノズル23はダクトホース22等を伴うことなく、送風手段40の送風口41Aに対し回転自由に結合するものになり、その最大揺動幅、ひいては空気吹出角度の変更幅を大きくとることができる。
【0044】
▲2▼トップノズル23の長手方向と端部に設けた空気取入口23Aを、送風手段40の送風口41Aに対し相対的にそのノズル軸まわりで揺動する。従って、トップノズル23を揺動させても、送風手段40の送風口41Aからトップノズル23に入った空気に新たな圧力損失を生ずることがなく、吹出空気の圧力変化を小さくできる。
【0045】
▲3▼トップノズル23を送風手段40の送風口41Aに結合し、送風手段40をノズル昇降手段30に支持して昇降させるとともに、トップノズル23をノズル揺動手段50により揺動させる。従って、洗車機10を車両1に対し相対移動させるとき、トップノズル23を車両1の車形に倣うように昇降させるとともに、該ノズル23の揺動によってその空気吹出方向を車両1の車形に対し水滴を追い払う如くに除去する方向に制御させることができる。これにより、ワンボックス車、RV車のように垂直に近い面を有する車両1においても、水滴を確実に除去できる。
【0046】
▲4▼トップノズル23を結合する送風手段40がブロワにダクトホース22を介して接続された送風配管41であるものとしたから、洗車機フレーム10Aの側に支持したブロワ21からの送風を複数のダクトホース22を介して複数の送風先へ分岐できる。また、送風手段40をノズル昇降手段30に支持するとき、ブロワ21がノズル昇降手段30に載架されず、ノズル昇降手段30の小型化を図ることができる。
【0047】
▲5▼トップノズル23を円形ノズルにすることにより、トップノズル23の流路抵抗を低減し、トップノズル23を流れる空気の圧力損失を低減できる。
【0048】
(第2実施形態)(図8)
図8の洗車機100が図1〜図7の洗車機10と異なる点は、洗車機10の左右のブロワ21、ダクトホース22及び送風配管41の組を、左右の直結ブロワ101に代えたことにある。
【0049】
洗車機100では、送風手段40がブロワ101であり、ブロワ101の送風口101Aに回転継手101Bを介してトップノズル23の長手方向の両端部の空気取入口23Aを結合した。送風口101Aと空気取入口23Aの結合構造は洗車機10におけると同様である。尚、サイドノズル26にも直結ブロワ102を直結させた。
【0050】
洗車機100によれば、洗車機10におけると同様の作用を奏することに加え、トップノズル23を結合する送風手段40がブロワ101であるものとしたから、ブロワ101とトップノズル23を直結し、送風配管系を簡素化できる。
【0051】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、乾燥用ノズルは円形ノズルに限らず、角筒状の角形ノズルであっても良い。また、洗車機を車両に対して走行する移動式に限らず、移動する車両に対して洗車場に固定設置される固定式であっても良い。
【0052】
また、洗車対象車両の車両データは、下記(a)〜(c)により検出できる。
(a)投光センサ群と受光センサ群により前述の如くに車形形状をスキャンニングし、車両縦方向の断面形状から車両各部位の傾斜量を車形データとして算出する方法。
【0053】
(b)トップノズルが車両形状を倣い制御することにより生ずるノズルの昇降量(位置変化量)と洗車機の走行距離のベクトルから推定される車両の推定傾斜量を基に車形データを算出する方法。
【0054】
(c)トップブラシが車両形状を倣い制御することにより生ずるブラシの昇降量(位置変化量)と洗車機の走行距離のベクトルから推定される車両の推定傾斜量を基に車形データを算出する方法。
【0055】
但し、本発明の洗車機は車形検出装置を備えることを必須としないし、乾燥用ノズルの空気吹出角度を車形データに基づいて変更することに限定されない。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、乾燥用ノズルの空気吹出角度を変更するに際し、空気吹出角度の変更幅を大きくとることができ、吹出空気の圧力変化も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の洗車機を示す正面図である。
【図2】図2は乾燥用ノズルの揺動手段を示す正面図である。
【図3】図3は図2のIII−III線に沿う矢視図である。
【図4】図4は空気吹出状態を示す正面図である。
【図5】図5は空気吹出状態の比較例を示す正面図である。
【図6】図6は車両の後面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【図7】図7は車両の前面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【図8】図8は第2実施形態の洗車機を示す正面図である。
【符号の説明】
10 洗車機
10A 洗車機フレーム
21 ブロワ
22 ダクトホース
23 トップノズル(乾燥用ノズル)
23A 空気取入口
24 空気吹出口
30 ノズル昇降手段
40 送風手段
41 送風配管
41A 送風口
50 ノズル揺動手段
100 洗車機
101 ブロワ
101A 送風口

Claims (6)

  1. 乾燥用ノズルの外周に長手方向に沿う空気吹出口を設け、空気吹出口の空気吹出角度を変更可能にする洗車機において、
    洗車機フレームに送風手段を支持し、
    乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、
    送風手段にノズル揺動手段を支持し、
    ノズル揺動手段を乾燥用ノズルに連結し、
    ノズル揺動手段を駆動することにて乾燥用ノズルを揺動させ、その空気吹出方向を制御する制御手段を有してなることを特徴とする洗車機。
  2. 乾燥用ノズルの外周に長手方向に沿う空気吹出口を設け、空気吹出口の空気吹出角度を洗車対象車両の車形データに基づいて変更可能にする洗車機において、
    洗車機フレームに送風手段を支持し、
    乾燥用ノズルの長手方向の端部に設けた空気取入口を、送風手段の送風口に対し相対的に該ノズル軸まわりで揺動可能に結合し、
    送風手段にノズル揺動手段を支持し、
    ノズル揺動手段を乾燥用ノズルに連結し、
    車形データに基づいて、ノズル揺動手段を駆動することにて乾燥用ノズルを揺動させ、その空気吹出方向を制御する制御手段を有してなることを特徴とする洗車機。
  3. 前記送風手段を洗車機フレームに設けたノズル昇降手段に支持した請求項1又は2に記載の洗車機。
  4. 前記送風手段がブロワにダクトホースを介して接続された送風配管であり、該送風配管の送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合した請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前記送風手段がブロワであり、ブロワの送風口に回転継手を介して乾燥用ノズルの長手方向の端部を結合した請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  6. 前記乾燥用ノズルが円形ノズルである請求項1〜5のいずれかに記載の洗車機。
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JP2007186161A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Fulta Electric Machinery Co Ltd 洗車機のトップノズル
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JP2022032126A (ja) * 2020-08-11 2022-02-25 株式会社洲本整備機製作所 洗浄機

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