JP2004306878A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗車機の乾燥行程で、洗車機フレームの内板等に付着していた水滴が車両表面に再付着することを回避し、乾燥効率を向上すること。
【解決手段】洗車機フレーム12に支持される送風手段40と、送風手段40に接続されるトップノズル16を該ノズル軸まわりで揺動可能にするノズル揺動手段50と、ノズル揺動手段50を駆動してトップノズル16の空気吹出口24からの空気吹出方向を制御する制御手段とを有してなる洗車機10であって、制御手段が、トップノズル16による乾燥動作開始前段階で、ノズル揺動手段50を駆動し、トップノズル16の空気吹出方向を洗車機フレーム12の内板等に向けて該内板等を水切り可能にするもの。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗車機では、特許文献1に記載の如く、トップブラシ等による車両のブラッシング行程後の乾燥行程で、トップノズル等の乾燥用ノズルから車両の前後面に空気を吹付て水滴を除去する。
【0003】
【特許文献1】
特公平4−76819(1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、ブラッシング行程で、トップブラシの回転により周辺に飛散した洗浄水滴の一部が、洗車機フレームの洗浄水滴飛散防止壁等の内板等に付着する。
【0005】
このため、乾燥行程では、トップブラシの空気吹出口から吹出される空気により車両の前後面の水滴を除去して車両表面を乾燥させた直後に、洗車機フレームの洗浄水滴飛散防止壁等の内板等に付着していた水滴やトップブラシに残存していた水滴が落下し、乾燥済の車両表面に再付着することがある。従って、乾燥効率が低く、乾燥行程後に車両表面の残留水滴を拭き取る必要を生ずる。
【0006】
本発明の課題は、洗車機の乾燥行程で、洗車機フレームの内板等に付着していた水滴が車両表面に再付着することを回避し、乾燥効率を向上することにある。
【0007】
本発明の他の課題は、洗車機の乾燥行程で、洗浄用ブラシに残存していた水滴が車両表面に再付着することを回避し、乾燥効率を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、洗車機フレームに支持される送風手段と、送風手段に接続される乾燥用ノズルを該ノズル軸まわりで揺動可能にするノズル揺動手段と、ノズル揺動手段を駆動して乾燥用ノズルの空気吹出口からの空気吹出方向を制御する制御手段とを有してなる洗車機であって、制御手段が、乾燥用ノズルによる乾燥動作開始前段階で、ノズル揺動手段を駆動し、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗車機フレームの内板等に向けて該内板等を水切り可能にするようにしたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記制御手段が、ノズル揺動手段により、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗車機フレームの内板等に対して揺動させながら、該内板等を水切り可能にするようにしたものである。
【0010】
請求項3の発明は、洗車機フレームに支持される送風手段と、送風手段に接続される乾燥用ノズルを該ノズル軸まわりで揺動可能にするノズル揺動手段と、ノズル揺動手段を駆動して乾燥用ノズルの空気吹出口からの空気吹出方向を制御する制御手段とを有してなる洗車機であって、制御手段が、乾燥用ノズルによる乾燥動作開始前段階で、洗浄用ブラシを空転させるとともに、ノズル揺動手段を駆動し、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗浄用ブラシに向けて該洗浄用ブラシを水切り可能にするようにしたものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記乾燥用ノズルの空気取入口を、送風手段の送風口に対し該ノズル軸まわりで揺動可能に結合したものである。
【0012】
【作用】
請求項1、2の発明によれば下記▲1▼〜▲3▼の作用効果がある。
▲1▼洗浄用ブラシによる車両のブラッシング行程後、乾燥行程の開始前段階で、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗車機フレームの内板等に向けて該内板等を水切りする。従って、これに続く乾燥行程で、乾燥用ノズルの空気吹出口から吹出される空気が車両の前後面の水滴を除去して車両表面を乾燥させた直後に、洗車機フレームの内板等からの水滴の落下がなく、乾燥済の車両表面に水滴が再付着することがない。
【0013】
▲2▼制御手段が、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗車機フレームの内板等に対して揺動させながら、該内板等を水切り可能にする。これにより、乾燥用ノズルから吹出される空気は、洗車機フレームの内板等に付着している水滴を追い払う如くにスムースに除去する。
【0014】
▲3▼制御手段が、乾燥用ノズルによる乾燥動作開始前段階でノズル揺動手段を駆動し、上述▲1▼、▲2▼の乾燥用ノズルによる水切り作用を、ブラッシング行程後の適時のタイミングで自動的に実行できる。
【0015】
請求項3の発明によれば下記▲4▼、▲5▼の作用効果がある。
▲4▼洗浄用ブラシによる車両のブラッシング行程後、乾燥行程の開始前段階で、洗浄用ブラシを空転させるとともに、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗浄用ブラシに向けて該洗浄用ブラシを水切りする。従って、これに続く乾燥行程で、乾燥用ノズルの空気吹出口から吹出される空気が車両の前後面の水滴を除去して車両表面を乾燥させた直後に、洗浄用ブラシからの水滴の落下がなく、乾燥済の車両表面に水滴が再付着することがない。
【0016】
▲5▼制御手段が、乾燥用ノズルによる乾燥動作開始前段階でノズル揺動手段を駆動し、上述▲4▼の乾燥用ノズルによる水切り作用を、ブラッシング行程後の適時のタイミングで自動的に実行できる。
【0017】
請求項4の発明によれば下記▲6▼の作用効果がある。
▲6▼乾燥用ノズルを送風手段の送風口に対し回転自由に結合し、乾燥用ノズルの最大揺動幅を大きくとることができる。従って、洗車機フレームの内板等や洗浄用ブラシのための水切りに対し最適となる方向に、乾燥用ノズルの空気吹出方向を制御できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は洗車機を示す正面図、図2は図1のII−II線に沿う模式矢視図、図3はトップノズルの揺動手段の示す正面図、図4はトップブラシとトップノズルを示す側面図、図5は図3のV−V線に沿う矢視図、図6はトップノズルの揺動角度位置を示す模式図、図7は車両の後面よりの乾燥行程を示す模式図、図8は車両の前面よりの乾燥行程を示す模式図、図9はトップノズルによる洗車機フレームの内板等の水切り動作を示す側面図、図10はトップノズルによるトップブラシの水切り動作を示す側面図である。
【0019】
洗車機10は、図1、図2に示す如く、洗車場に設けた左右のレール11上を往復走行することにて、両レール11の間の床面上に停車させた車両(自動車)1に沿って移動する門型走行フレーム12を有する。洗車機10は、フレーム12において車両1が進入してくる前端側から順に、サイドブラシ13、トップブラシ14、ロッカーブラシ15、トップノズル16、サイドノズル17を備える。
【0020】
サイドブラシ13、トップブラシ14及びロッカーブラシ15は、車両をブラッシング処理する洗浄用回転ブラシを構成し、それらの回転軸の周囲にブラシを植毛して構成される。洗車機10は、清水供給管やワックス供給管等の配管類をフレーム12に備え、清水やワックスの供給下で、サイドブラシ13、トップブラシ14及びロッカーブラシ15をフレーム12に近接する待機位置から車両1の側に移動し、サイドブラシ13の回転により車両1の側面を、トップブラシ14の回転により車両1の上面を、ロッカーブラシ15の回転により車両1の下まわりをブラッシング洗浄する。
【0021】
トップノズル16とサイドノズル17は、ブラッシング処理された車両1を乾燥処理する乾燥ノズルを構成し、トップノズル16とサイドノズル17をフレーム12に近接する待機位置から車両1の側に移動し、それらの吹出口を車両1の表面に対する適宜の角度にチルトして傾け、トップノズル16が吹出す圧縮空気を車両1の上面に吹付けてこれを乾燥し、サイドノズル17が吹出す圧縮空気を車両1の側面に吹付けてこれを乾燥する。
【0022】
洗車機10は、車両1の車形を検出する車形検出装置(不図示)を付帯的に備える。車形検出装置は、例えば、洗車機10の前端寄りで、洗車エリアを挟む洗車機フレーム12の左右両側に投光センサ群と受光センサ群を対向設置し、投光センサ群の鉛直方向に沿う検出ライン上に縦列配置させた各投光センサからの投光が車両1に遮られるか否かを、受光センサ群の鉛直方向に沿う検出ライン上に縦列配置させた各受光センサで検知することにより、検出ライン上での車体の有無を検出し、この検出結果を車形データとしてメモリに格納する。
【0023】
洗車機10は、制御手段(不図示)により、車形検出装置の検出結果である車形データに基づいて、洗浄液供給装置、サイドブラシ13、トップブラシ14、ロッカーブラシ15、トップノズル16、サイドノズル17を作動させ、車両1の洗車を行なう。
【0024】
以下、洗車機10の乾燥装置について詳述する。
洗車機10は、乾燥装置として、洗車機フレーム12の左右両側に左右各1基のブロワ21、21を固定的に支持し、各ブロワ21にダクトホース22を介して接続されたトップノズル16を洗車機フレーム12の天井下に昇降可能に支持し、トップノズル16の外周の下面に長手方向に沿う空気吹出口24を設けている。尚、洗車機10は、各ブロワ21にダクトホース25を介して接続されたサイドノズル17を洗車機フレーム12の左右両側に支持している。
【0025】
洗車機10は、洗車機フレーム12にノズル昇降手段30を設置している。ノズル昇降手段30は、洗車機フレーム12の左右両側に左右の昇降レール31を設け、各昇降レール31に左右の昇降架台32を嵌合し、昇降モータ33によりチェーン等を介して左右の昇降架台32を昇降可能にする。
【0026】
洗車機10は、洗車機フレーム12に設置されたノズル昇降手段30の左右の昇降架台32に左右の送風手段40を支持している。左右の送風手段40は、左右のブロワ21にダクトホース22を介して接続されたダクト継手等の左右の送風配管41である。左右の送風配管41は、支持枠42により固定的に連結され、左右の支持アーム43により左右の昇降架台32に支持される。
【0027】
洗車機10は、トップノズル16を円筒状の円形ノズルとし、長手方向の左右両端部に空気取入口16Aを設け、両空気取入口16Aのそれぞれを左右の送風配管41の送風口41Aに対し、相対的に該トップノズル16の中心軸まわりで揺動(回動)可能に結合している。このとき、左右の送風配管41の送風口41Aの内周に軸受とシール部を有してなる回転継手41Bが設けられ、トップノズル16の左右の空気取入口16Aの外周を各回転継手41Bに気密に差し込み、かつ相対回転可能に軸支している。尚、左右の送風配管41をつなぐ支軸をトップノズル16の中心軸上に設け、トップノズル16の両端部に設けた軸受をその支軸に支持させるとともに、トップノズル16の左右の空気取入口16Aを左右の送風配管41の送風口41Aに気密かつ相対回転可能に差し込むものでも良い。
【0028】
これにより、洗車機10では、トップノズル16の両端部が送風手段40を介して左右の昇降架台32に支持され、昇降モータ33の駆動によりトップノズル16を昇降可能にする。
【0029】
また、洗車機10では、図3に示す如く、ブロワ1が圧送する空気をダクトホース22から送風配管41を介してトップノズル16に送給するとき、空気の流れを送風配管41で90度変化させ、ダクトホース22の側からトップノズル16に入る空気の流れ方向を該トップノズル16の中心軸方向に沿う方向に指向させる。
【0030】
このとき、洗車機10は、トップノズル16の空気流路16B内における長手方向の中央部に整流板44を設けている。整流板44は左右両側に湾曲面状の整流部44A、44Aを備える。整流板44の整流部44Aは、トップノズル16の長手方向の両端部の空気取入口16Aから空気流路16Bに入り、空気流路16Bの中央部に到達した空気の該トップノズル16に沿う流れを、該トップノズル16の空気吹出口24の側に指向させる。
【0031】
洗車機10は、図3、図5に示す如く、送風手段40を構成する送風配管41の支持枠42にノズル揺動手段50を支持する。ノズル揺動手段50は、支持枠42に固定される揺動モータ51を有し、揺動モータ51に結合したスプロケット車52に巻回した歯付ベルト53をトップノズル16の長手方向の中央部における外周に巻き回すとともに、該歯付ベルト53の両端部をトップノズル16における空気吹出口24の両側傍部に固定する。支持枠42に固定した揺動角度検出器54は、スプロケット車52に取付けた回転板55に臨み、スプロケット車52の回転角度、ひいてはトップノズル16の揺動角度を検出する。56はカバーである。尚、ノズル揺動手段50は支持枠42に支持したシリンダにより歯車列を介してスプロケット車52を駆動する等の他の機構により構成するものでも良い。
【0032】
洗車機10において、制御手段は、車形データに基づいて、ノズル揺動手段50を駆動することにより、トップノズル16を適宜の揺動角度だけ揺動させ、トップノズル16の空気吹出口24から吹出る空気吹出角度を変更し、その空気吹出方向を制御する。本実施形態において、制御手段は、トップノズル16の空気吹出口24の空気吹出角度を水平方向において洗車機10の後方に臨ませる原点位置と、水平方向において洗車機10の前方に臨ませる第12チルト位置の間で、15度ずつの多段階をなす各角度位置に位置付けるように、トップノズル16の揺動角度位置を制御する。
【0033】
洗車機10の乾燥行程では、制御手段が洗車機10を車両1に対し相対移動させるとき、車形データをメモリから取込み、この車形データに基づいて、ノズル昇降手段30を制御することによってトップノズル16を車両1の車形に倣うように昇降させるとともに、ノズル揺動手段50を制御することによってトップノズル16の空気吹出口24からの空気吹出方向が車両1の表面上の水滴を追い払う如くに除去し得る方向となるようにトップノズル16の揺動角度位置を制御する。
【0034】
洗車機10の乾燥方式として、車両1の後面から乾燥するタイプ、前面から乾燥するタイプ、洗車機10の往路と復路の双方で乾燥するタイプがある。図7は後面から乾燥する洗車機10において、トップノズル16の移動軌跡と空気吹出方向の推移を示す。図8は前面から乾燥する洗車機10において、トップノズル16の移動軌跡と空気吹出方向の推移を示す。図7、図8において、洗車機10の往路又は復路の片側行程だけでみても、トップノズル16の揺動角度幅として180度近い角度が必要になる。ノズル揺動手段50によるトップノズル16の揺動角度幅を180度以上に設定することにより、往路と復路の双方で、トップノズル16を最適揺動角度に設定できる。
【0035】
しかるに、洗車機10にあっては、図4に示す如く、ブラッシング行程で、トップブラシ14等の回転により周辺に飛散する洗浄水滴が、洗車機10の周囲に及ぶことを回避するため、飛散防止壁18をフレーム12の外郭に吊下げ設置するとともに、トップノズル16の側に及ぶことを回避するため、トップブラシ14の待機領域に対してトップノズル16の待機領域を仕切る仕切板19をフレーム12に吊下げ設置している。仕切板19のトップブラシ14に臨む内板の下端には、樋19Aが設けられ、仕切板19の該内板に飛散して付着した水滴を車両1の車幅外側に排水し、この水滴が車両1の表面の側に落下することを回避する。
【0036】
ところが、トップブラシ14からトップノズル16の側に飛散する洗浄水滴の全てを仕切板19により遮蔽することができず、トップノズル16の外周に水滴の付着を生ずる。また、洗車機フレーム12に設置した飛散防止壁18のトップノズル16、トップブラシ14に臨む内板等にもトップブラシ14から飛散した洗浄水滴の付着を生ずる。また、トップブラシ14にはブラッシング行程後にも洗浄水滴の残存を生ずる。本実施形態では、トップノズル16の外周に付着した水滴、洗車機フレーム12の内板等に付着した水滴、トップブラシ14に残存する水滴が、ブラッシング行程に続く乾燥行程で車両1の表面の側に落下することを回避するため、下記(A)〜(C)の構成を具備する。
【0037】
(A)トップノズル16の外周の水切り
洗車機10は、図3〜図5に示す如く、送風手段40の支持枠42にワイパーホルダ60を固定し、ワイパーホルダ60にゴム板等からなるワイパー61を設けた。ワイパー61は、トップノズル16の外周に当接し、トップノズル16の長手方向の全長に延在する。ワイパー61は、トップノズル16に対するトップブラシ14の側(洗車機10の前方側)で、前述の第12チルト位置に位置付けられるトップノズル16の空気吹出口24に干渉することのない上半部側に配置される。
【0038】
洗車機10の制御手段は、トップブラシ14によるブラッシング行程終了後、トップノズル16による乾燥動作開始前段階で、ノズル揺動手段50を駆動し、トップノズル16を例えば原位置と第12チルト位置との間で1往復回以上ワイパー61に対し往復回転させ、トップノズル16の外周をワイパー61により水切りする。
【0039】
本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
▲1▼トップブラシ14等による車両1のブラッシング行程後、乾燥行程の開始前段階で、トップノズル16がワイパー61に対し回動せしめられ、ワイパー61の水切り作用により、トップノズル16の外周に付着していた水滴が掻き取り除去される。従って、これに続く乾燥行程で、トップノズル16の空気吹出口24から吹出される空気が車両1の前後面の水滴を除去して車両1の表面を乾燥させた直後に、トップノズル16の外周からの水滴の落下がなく、乾燥済の車両1の表面に水滴が再付着することがない。
【0040】
▲2▼制御手段がトップノズル16による乾燥動作開始前段階でノズル揺動手段50を駆動し、上述▲1▼のワイパー61による水切り作用を、ブラッシング行程後の適時のタイミングで自動的に実行する。
【0041】
▲3▼トップノズル16を送風手段40の送風口41Aに対し回転自由に結合し、トップノズル16の最大揺動幅を大きくとることができる。従って、トップノズル16の外周の周方向の広い範囲に付着している水滴をワイパー61により掻き取り除去できる。
【0042】
▲4▼トップノズル16を円形状にすることにより、ワイパー61をトップノズル16の外周に単に当接することにより、該ワイパー61による水切り作用を実施できる。
【0043】
(B)洗車機フレーム12の内板等の水切り
洗車機10の制御手段は、図9に示す如く、トップブラシ14によるブラッシング行程終了後、トップノズル16による乾燥動作開始前段階で、ノズル揺動手段50を駆動し、トップノズル16(このとき、本実施形態では、トップノズル16を待機領域に位置付けるが、トップノズル16はノズル昇降手段30により洗車機フレーム12の内板等に対し適宜高さ位置に固定され、又は一定高さ範囲での昇降を繰り返されても良い)の空気吹出方向を洗車機フレーム12に設置した飛散防止壁18のトップノズル16、トップブラシ14に臨む内板等(飛散防止壁18の内板に沿って設けられている配管類等の周辺部材も含む)に向け、該内板等に付着している水滴を吹き飛ばして水切りする。
【0044】
本実施形態では、制御手段が、ノズル揺動手段50により、トップノズル16を例えば第1チルト位置と第3チルト位置との間で1往復回以上、飛散防止壁18の内板等に対し往復回転させ、該内板等を水切りする。
【0045】
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
▲1▼トップブラシ14等による車両1のブラッシング行程後、乾燥行程の開始前段階で、トップノズル16の空気吹出方向を洗車機フレーム12の内板等に向けて該内板等を水切りする。従って、これに続く乾燥行程で、トップノズル16の空気吹出口24から吹出される空気が車両1の前後面の水滴を除去して車両1の表面を乾燥させた直後に、洗車機フレーム12の内板等からの水滴の落下がなく、乾燥済の車両1の表面に水滴が再付着することがない。
【0046】
▲2▼制御手段が、トップノズル16の空気吹出方向を洗車機フレーム12の内板等に対して揺動させながら、該内板等を水切り可能にする。これにより、トップノズル16から吹出される空気は、洗車機フレーム12の内板等に付着している水滴を追い払う如くにスムースに除去する。
【0047】
▲3▼制御手段が、トップノズル16による乾燥動作開始前段階でノズル揺動手段を駆動し、上述▲1▼、▲2▼のトップノズル16による水切り作用を、ブラッシング行程後の適時のタイミングで自動的に実行できる。
【0048】
▲4▼トップノズル16を送風手段40の送風口41Aに対し回転自由に結合し、トップノズル16の最大揺動幅を大きくとることができる。従って、洗車機フレーム12の内板等のための水切りに対し最適となる方向に、トップノズル16の空気吹出方向を制御できる。
【0049】
(C)トップブラシ14の水切り
洗車機10の制御手段は、図10に示す如く、トップブラシ14によるブラッシング行程終了後、トップノズル16による乾燥動作開始前段階で、清水やワックスの供給を停止し、トップブラシ14を待機領域にて空転させるとともに、ノズル揺動手段50を駆動し、トップノズル16(このとき、本実施形態ではトップノズル16を待機領域に位置付けるが、トップノズル16はノズル昇降手段30によりトップブラシ14に対する適宜高さ位置に固定され、又は一定高さ範囲での昇降を繰り返されても良い)の空気吹出方向をトップブラシ14の外周(トップブラシ14の外周の下半部で洗車機10の後方に臨む領域)の接線方向に向け、該トップブラシ14に残存している水滴を吹き飛ばして水切りする。
【0050】
本実施形態では、制御手段が、ノズル揺動手段50により、トップノズル16を第11チルト位置に固定してトップブラシ14を水切りする。ノズル揺動手段50により、トップノズル16を例えば第10チルト位置と第12チルト位置との間で1往復回以上、トップブラシ14に対し往復回転させ、トップブラシ14を水切りするものでも良い。
【0051】
尚、ノズル揺動手段50によるトップブラシ14の空転方向は、該トップブラシ14の外周の下半部で洗車機10の後方に臨む領域における該トップブラシ14の移動方向が、トップノズル16からの空気吹出方向に対向する方向となる方向(図10のトップブラシ14に付した矢印の向き)に設定される。
【0052】
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
▲1▼トップブラシ14等による車両1のブラッシング行程後、乾燥行程の開始前段階で、トップブラシ14を空転させるとともに、トップノズル16の空気吹出方向をトップブラシ14に向けて該トップブラシ14を水切りする。従って、これに続く乾燥行程で、トップノズル16の空気吹出口24から吹出される空気が車両1の前後面の水滴を除去して車両1の表面を乾燥させた直後に、トップブラシ14からの水滴の落下がなく、乾燥済の車両1の表面に水滴が再付着することがない。
【0053】
▲2▼制御手段が、トップノズル16による乾燥動作開始前段階でノズル揺動手段50を駆動し、上述▲1▼のトップノズル16による水切り作用を、ブラッシング行程後の適時のタイミングで自動的に実行できる。
【0054】
▲3▼トップノズル16を送風手段40の送風口41Aに対し回転自由に結合し、トップノズル16の最大揺動幅を大きくとることができる。従って、トップブラシ14のための水切りに対し最適となる方向に、トップノズル16の空気吹出方向を制御できる。
【0055】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、乾燥用ノズルは円形ノズルに限らず、角筒状の角形ノズルであっても良い。また、洗車機を車両に対して走行する移動式に限らず、移動する車両に対して洗車場に固定設置される固定式であっても良い。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、洗車機の乾燥行程で、洗車機フレームの内板等に付着していた水滴が車両表面に再付着することを回避し、乾燥効率を向上することができる。
【0057】
また、本発明によれば、洗車機の乾燥行程で、洗浄用ブラシに残存していた水滴が車両表面に再付着することを回避し、乾燥効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は洗車機を示す正面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う模式矢視図である。
【図3】図3はトップノズルの揺動手段の示す正面図である。
【図4】図4はトップブラシとトップノズルを示す側面図である。
【図5】図5は図3のV−V線に沿う矢視図である。
【図6】図6はトップノズルの揺動角度位置を示す模式図である。
【図7】図7は車両の後面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【図8】図8は車両の前面よりの乾燥行程を示す模式図である。
【図9】図9はトップノズルによる洗車機フレームの内板等の水切り動作を示す側面図である。
【図10】図10はトップノズルによるトップブラシの水切り動作を示す側面図である。
【符号の説明】
10 洗車機
12 洗車機フレーム
14 トップブラシ(洗浄用ブラシ)
16 トップノズル(乾燥用ノズル)
16A 空気取入口
24 空気吹出口
40 送風手段
41A 送風口
50 ノズル揺動手段

Claims (4)

  1. 洗車機フレームに支持される送風手段と、
    送風手段に接続される乾燥用ノズルを該ノズル軸まわりで揺動可能にするノズル揺動手段と、
    ノズル揺動手段を駆動して乾燥用ノズルの空気吹出口からの空気吹出方向を制御する制御手段とを有してなる洗車機であって、
    制御手段が、乾燥用ノズルによる乾燥動作開始前段階で、ノズル揺動手段を駆動し、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗車機フレームの内板等に向けて該内板等を水切り可能にする洗車機。
  2. 前記制御手段が、ノズル揺動手段により、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗車機フレームの内板等に対して揺動させながら、該内板等を水切り可能にする請求項1に記載の洗車機。
  3. 洗車機フレームに支持される送風手段と、
    送風手段に接続される乾燥用ノズルを該ノズル軸まわりで揺動可能にするノズル揺動手段と、
    ノズル揺動手段を駆動して乾燥用ノズルの空気吹出口からの空気吹出方向を制御する制御手段とを有してなる洗車機であって、
    制御手段が、乾燥用ノズルによる乾燥動作開始前段階で、洗浄用ブラシを空転させるとともに、ノズル揺動手段を駆動し、乾燥用ノズルの空気吹出方向を洗浄用ブラシに向けて該洗浄用ブラシを水切り可能にする洗車機。
  4. 前記乾燥用ノズルの空気取入口を、送風手段の送風口に対し該ノズル軸まわりで揺動可能に結合した請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
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