JP2007126052A - 車両用エアベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張時における膨張部の展開長を上方に延長しつつ、ショルダアンカを通過するウエビングの厚みを薄くして、ウエビング操作時の操作感を向上させることを目的とする。
【解決手段】乗員14の胸部14Bに対応した乗員拘束用ウエビング16と、該乗員拘束用ウエビング16に設けられ、膨張時に乗員14の頭部14Hに対応する位置まで展開するように折り畳まれた膨張部18と、該膨張部18を覆うと共に該膨張部18の上端18Bを越えて延設された延長部20Aを有し、膨張部18の膨張に伴って膨張可能な伸縮カバー20と、該伸縮カバー20の延長部20Aを補強して該延長部20Aがショルダアンカ44を通過できるようにする非伸張性のシート部材22と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗員拘束用ウエビングに設けられた膨張部を有する車両用エアベルト装置に関する。
エアベルトのバッグ(膨張部)を少なくとも長手方向と直交する折り畳み線に沿って折り畳んでメッシュウエビング(伸縮カバー)内に収納することで、エアベルトのバッグをベルトガイド(ショルダアンカ)に通過させないようにしながら、しかもウエビング(バッグ)の膨張部長さ(展開長)をより一層長くした車両用エアベルト装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−187514号公報
しかしながら、上記した従来例では、ウエビングの展開長を長くすることができるものの、通常時にウエビングの袋状部を覆って該袋状部を帯状に保形すると共にバッグの膨張時に展開するカバーがショルダアンカを通過する構成であるため、ウエビング操作時の操作感については未だ改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、膨張時における膨張部の展開長を上方に延長しつつ、ショルダアンカを通過するウエビングの厚みを薄くして、ウエビング操作時の操作感を向上させることを目的とする。
請求項1の発明は、乗員の胸部に対応した乗員拘束用ウエビングと、該乗員拘束用ウエビングに設けられ、膨張時に乗員の頭部に対応する位置まで展開するように折り畳まれた膨張部と、該膨張部を覆い、かつ該膨張部の上端を越えて延設された延長部を有し、前記膨張部の膨張に伴って膨張可能な伸縮カバーと、該伸縮カバーの前記延長部を補強して該延長部がショルダアンカを通過できるようにする非伸張性のシート部材と、を有している。
請求項1に記載の車両用エアベルト装置では、膨張部が膨張した際に、折り畳まれていた部分が乗員の頭部に対応する位置まで展開し、膨張部の膨張に伴って伸縮カバーも膨張する。即ち、膨張部を折畳み状態の上端よりも上方まで展開させることで、膨張部の展開長を上方に延長することができる。
また、伸縮カバーのうち膨張部を覆っていない延長部が非伸張性のシート部材により補強されているので、伸縮カバーを非伸張性のカバーで覆って補強しなくても通常のウエビングと同様の非伸張性を確保でき、延長部の形状を薄い帯状に保持することができる。このため、伸縮カバーの延長部をショルダアンカに円滑に通過させることが可能であり、ベルト操作時の操作感を向上させることが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用エアベルト装置において、前記シート部材は、前記伸縮カバー内に挿入され、かつ該伸縮カバーに対して前記膨張部の膨張時に分離可能に結合されていることを特徴としている。
請求項2に記載の車両用エアベルト装置では、シート部材が伸縮カバーに対して膨張部の膨張時に分離可能に結合されているので、膨張部の展開を妨げないようにでき、膨張部を所定の範囲、即ち乗員の頭部に対応する位置まで展開させることができる。また、シート部材が伸縮カバー内に挿入されているので、通常使用時にシート部材が露出せず、外観的にも優れている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用エアベルト装置において、前記シート部材は、前記伸縮カバーの内周面に結合されていることを特徴としている。
請求項3に記載の車両用エアベルト装置では、シート部材が伸縮カバーの内周面に結合されているので、伸縮カバーの延長部のうち該シート部材が結合された部分を非伸張性とすることができる。延長部の内周面の全長に渡ってシート部材を結合した場合には、該延長部を全体的に非伸張性とすることができ、延長部を通常のウエビングと同様にショルダアンカに通過させることができる。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用エアベルト装置において、前記シート部材は、前記延長部以外の前記伸縮カバーを覆う非伸張性のカバー及び該伸縮カバーに共に結合され、前記伸縮カバー及び前記シート部材は、前記膨張部の膨張時に前記カバーと分離可能であることを特徴としている。
請求項4に記載の車両用エアベルト装置では、延長部以外の伸縮カバーが非伸張性のカバーで覆われており、該カバーで覆われた部分、即ち膨張部を含む部分は厚みが増している。このため、該カバーで覆われた膨張部はショルダアンカを通過しないが、延長部は厚みが少ないためショルダアンカを通過することができる。
また、シート部材がカバー及び伸縮カバーに共に結合され、該伸縮カバー及びシート部材は、膨張部の膨張時にカバーと分離可能であるので、通常時はシート部材が挿入された伸縮カバーの延長部からカバーで覆われた膨張部までが通常のウエビングと同様に非伸張性を有しており、膨張部の膨張時には、伸縮カバー、シート部材及びカバーが互いに分離することで、該シート部材やカバーに妨げられることなく、膨張部が乗員の頭部に対応する位置まで展開することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用エアベルト装置によれば、膨張時における膨張部の展開長を上方に延長しつつ、ショルダアンカを通過するウエビングの厚みを薄くして、ウエビング操作時の操作感を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の車両用エアベルト装置によれば、膨張部を所定の範囲、即ち乗員の頭部に対応する位置まで展開させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の車両用エアベルト装置によれば、伸縮カバーの延長部のうち該シート部材が結合された部分を非伸張性とすることができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載の車両用エアベルト装置によれば、通常時はシート部材が挿入された伸縮カバーの延長部からカバーで覆われた膨張部までが通常のウエビングと同様に非伸張性を有しており、膨張部の膨張時には、伸縮カバー、シート部材及びカバーが互いに分離することで、該シート部材やカバーに妨げられることなく、膨張部が乗員の頭部に対応する位置まで展開することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る車両用エアベルト装置10は、車両用シート12に着座する乗員14を拘束するためのシートベルトの一種であり、乗員拘束用ウエビング16と、膨張部18と、伸縮カバー20と、シート部材22(図2)と、を有している。
車両用シート12は、図示しないシートフレームを有し乗員14が着座するシートクッション24と、乗員14の背中を支えるシートバック26と、該シートバック26の上部に設けられたヘッドレスト28とを備えており、フロアパネルに設けられたシートレール上に車両前後方向に摺動可能に設けられている(図示せず)。
シートクッション24の車室外側側部にはラップアウタリトラクタ30が、また、シートクッション24の車室中央側側部にはバックル装置32が、例えば夫々車両前後方向に揺動可能に枢着されている。バックル装置32内、又はバックル装置32の外部には、膨張部18に対するガス供給源である、例えばインフレータが配設されている(図示せず)。インフレータがバックル装置32の外部、例えばシートクッション24の下部に設けられる場合には、該インフレータとバックル装置32とはガス供給管34により接続される。
乗員拘束用ウエビング16は、乗員14の胸部14Bに対応する帯状部材であって、センターピラー内に配設されたリトラクタ(図示せず)に巻取り可能に構成され、乗員14による装着時には、該乗員14の体格に合わせて該リトラクタから引き出すことができるようになっている。
乗員拘束用ウエビング16の例えば先端には、バックル装置32に嵌込み可能に構成されたタングプレート36が設けられている。タングプレート36には、膨張部18へのガス導入口である差込み部38が設けられ、タングプレート36をバックル装置32に嵌め込んだ際には、差込み部38もバックル装置32の所定の差込み穴(図示せず)へ差し込まれ、バックル装置32側から膨張部18へインフレータからのガスを供給できるようになっている。
車両用シート12の車室外側側部に設けられたラップアウタリトラクタ30からは、乗員14の腰部14Wに対応するラップベルト40を引き出すことができるようになっており、該ラップベルト40の先端はタングプレート36に接続されている。なお、ラップベルト40と乗員拘束用ウエビング16を1本のウエビングとして構成し、乗員14の体格に合わせてタングプレート36を移動できるようにしてもよい。
膨張部18は、乗員拘束用ウエビング16に設けられ、膨張時に乗員14の胸部14Bから頭部14Hに対応する位置まで展開するように折り畳まれた袋体である。具体的には、膨張部18は、乗員拘束用ウエビング16と同等の帯状に折り畳まれており、特に、図2に示されるように、膨張部18のうち、膨張時に乗員14の頭部14H(図1)の側方へ突出するように展開する上端部18Aは、厚さ方向断面において下方、即ち図1におけるタングプレート36側に折り込まれている。これにより、通常使用時においては膨張部18の全長は比較的短く、膨張時には上端部18Aが突出して展開し、展開長が延長されるようになっている。また、膨張部18は、伸縮カバー20に覆われており、該伸縮カバー20を覆うカバー42と共に、例えば幅方向の両側において、一定以上の内圧が作用した場合に破断する制御用縫製、所謂ティアシーム(図示せず)を用いて縫製されている。
なお、図2に示されるように、本実施形態では、膨張部18はシート部材22を介して結合部50において乗員拘束用ウエビング16の端部に連結されているが、リトラクタからタングプレート36まで乗員拘束用ウエビング16を設け、該乗員拘束用ウエビング16に膨張部18を重ねて設けてもよい。
伸縮カバー20は、図2に示されるように、膨張部18を覆い、該膨張部18の上端18Bを越えて延設された延長部20Aを有し、膨張部18の膨張に伴って膨張可能な、例えば袋状のメッシュウエビングであり、延長部20Aは、カバー42よりも上方、即ち乗員拘束用ウエビング16の巻取り方向に突出している。また、伸縮カバー20は、延長部20Aの上端の結合部50においてシート部材22の端部と共に乗員拘束用ウエビング16に例えば縫い合わされて結合されている。延長部20Aは、カバー42に被覆されていないため、カバー42で被覆された部分よりも薄くなっている。
図2,図3に示されるように、シート部材22は、伸縮カバー20の延長部20Aを補強して該延長部20Aがショルダアンカ44を通過できるようにするための、例えばポリエステル製の非伸張性の帯状部材であって、例えば乗員拘束用ウエビング16と同等の引張り強度を有している。また、シート部材22は、伸縮カバー20内に挿入され、かつ該伸縮カバー20に対して膨張部18の膨張時に分離可能に結合されている。具体的には、シート部材22の下端は、折畳み状態における膨張部18の上端18B付近の結合部54において、例えば接着又は縫製により結合され、かつシート部材22は、結合部54に近いカバー42の上端の結合部52において、伸縮カバー20と共にティアシーム46により縫い合わされて結合されている。そして、膨張部18の膨張時には、結合部52においてティアシーム46が破断して、カバー42、伸縮カバー20及びシート部材22が互いに分離するようになっている。
シート部材22の上端は、伸縮カバー20における延長部20Aの上端の結合部50において、該伸縮カバー20と共に乗員拘束用ウエビング16に例えば縫製により結合されており、結合部50における乗員拘束用ウエビング16、膨張部18及び伸縮カバー20との結合状態は、膨張部18の膨張時にも維持されるようになっている。
なお、シート部材22を、伸縮カバー20における例えば延長部20Aの内周面にティアシーム(図示せず)又は接着剤を用いて結合し、膨張部18の膨張時に該内周面から分離するようにしてもよい。伸縮カバー20の延長部20Aのうち、シート部材22が結合された部分を非伸張性とすることができ、延長部20Aの内周面の全長に渡ってシート部材22を結合した場合には、該延長部20Aを全体的に非伸張性とすることができ、延長部20Aを通常のウエビングと同様にショルダアンカ44に通過させることができるからである。
(作用)
図3に示されるように、車両用エアベルト装置10では、通常使用時において、延長部20A以外の伸縮カバー20が非伸張性のカバー42で覆われており、該カバー42で覆われた部分、即ち膨張部18を含む部分は厚みが増している。このため、該カバー42で覆われた膨張部18はショルダアンカ44を通過しない。一方、伸縮カバー20のうち膨張部18を覆っていない延長部20Aについては、非伸張性のシート部材22により補強されているため、通常のウエビングと同様の非伸張性が確保されており、非伸張性のカバー42で覆って補強する必要がない。このため、延長部20Aの形状は薄い帯状に保持され、カバー42で覆われた部分よりも厚みが少なくなっているので、ショルダアンカ44を円滑に通過することができ、該延長部20Aをリトラクタへ格納することも可能となる。
シート部材22は、伸縮カバー20内に挿入されているので、通常使用時に該シート部材22が露出せず、外観的にも優れている。また、カバー42により伸縮カバー20が延長部20Aまで覆われている場合と比較して、リトラクタへの乗員拘束用ウエビング16の引出し及び巻取りのストローク量が増加するので、乗員拘束用ウエビング16の操作時の操作感に優れている。
一方、車両の衝突を図示しないセンサが検知すると、インフレータに点火電流が流れ、該インフレータの点火装置が作動して、該インフレータから多量のガスが噴出する。この多量のガスは、バックル装置32からタングプレート36の差込み部38を通じて膨張部18内へ供給され、その圧力によって膨張部18を帯状に維持していたティアシームが破断し、図4に示されるように、該膨張部18が乗員14の胸部14Bから頭部14Hに対応する位置まで膨張する。
このとき、図5に示されるように、カバー42の上端の結合部52では、該上端を伸縮カバー20及びシート部材22と共に縫合していたティアシーム46がガスの圧力により破断することで、カバー42、伸縮カバー20及びシート部材22が互いに分離し、折り畳まれていた膨張部18の上端部18Aが、伸縮カバー20の延長部20Aへ向かって矢印U方向に突出するように展開している。結合部52において、伸縮カバー20、シート部材22及びカバー42が互いに分離することで、膨張部18の膨張がシート部材22やカバー42に妨げられることがなく、膨張部18は乗員14の頭部14Hに対応する位置まで速やかに展開することができる。伸縮カバー20は伸張性のあるメッシュウエビングであるので、膨張部18の膨張に伴って膨張することができ、延長部20Aの長さよりも上端部18Aの展開長の方が長い場合でも、該上端部18Aの展開を妨げない。
一方、結合部50における各々の部材の結合状態は、膨張部18の膨張時にも維持されるので、シートベルトとしての張力を維持することができ、乗員14の慣性力を支持することができる。
このように、車両用エアベルト装置10によれば、膨張部18を折畳み状態の上端18Bよりも上方まで展開させることで、膨張部18の展開長を上方に延長して膨張領域を拡大することができ、これによって、側面衝突等により頭部14Hに車室外側への慣性力が作用したときに、該慣性力を膨張部18により吸収することができる。例えば前面衝突時における乗員14の胸部14Bの慣性力も、膨張部18により吸収される。また、車両用エアベルト装置10では、膨張時における膨張部18の展開長を上方に延長できるだけでなく、ショルダアンカ44を通過するウエビングの厚みを薄くして、ウエビング操作時の操作感を向上させることが可能である。
なお、上記実施形態では、乗員拘束用ウエビング16に膨張部18を取り付けた構造について説明したが、乗員拘束用ウエビング16の中間部又は一部を膨張部18で構成し、この膨張部18が乗員拘束用ウエビング16としての役目を有する構造としてもよい。
また、上記実施形態では、予め折り込まれた上端部18Aが乗員14の頭部14Hに対応する位置へ展開するものとして説明したが、胸部膨張部と頭部膨張部を別個に設けて、例えば別々のインフレータで夫々膨張させる構造としてもよい。この場合に、膨張タイミングをずらしたり、前方衝突や側面衝突といった衝突形態に応じて一方のみを膨張させたりする構成としてもよい。
また、膨張部18は、乗員拘束用ウエビング16の長手方向に取付け位置を調節可能に配置してもよい。
更に、車両用エアベルト装置10では、伸縮カバー20がベルト張力を受け持つので、必ずしもシート部材22の下端を膨張部18に連結する必要はなく、通常のベルト操作時において伸縮カバー20内で相対的に移動しないように、該伸縮カバー20に対して例えば縫製又は接着によって予め固定しておけばよい。
車両用シートに乗員が着座し、車両用エアベルト装置を装着した状態を示す斜視図である。 カバーの上端付近における膨張部の折畳み状態と、カバー、伸縮カバー、シート部材及び乗員拘束用ウエビングの結合状態を示す断面図である。 シート部材により補強された伸縮カバーの延長部がショルダアンカを通過している状態を示す断面図である。 図1に状態において、車両用エアベルト装置が作動し、膨張部が乗員の胸部から頭部に対応する位置まで膨張した状態を示す斜視図である。 カバーの上端において、ガスの圧力によりティアシームが破断して、該カバー、伸縮カバー及びシート部材が分離し、膨張部の上端部が伸縮カバーの延長部へ向かって展開した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 車両用エアベルト装置
12 車両用シート
14 乗員
14B 胸部
14H 頭部
16 乗員拘束用ウエビング
18 膨張部
18B 上端
20 伸縮カバー
20A 延長部
22 シート部材
42 カバー
44 ショルダアンカ

Claims (4)

  1. 乗員の胸部に対応した乗員拘束用ウエビングと、
    該乗員拘束用ウエビングに設けられ、膨張時に乗員の頭部に対応する位置まで展開するように折り畳まれた膨張部と、
    該膨張部を覆うと共に該膨張部の上端を越えて延設された延長部を有し、前記膨張部の膨張に伴って膨張可能な伸縮カバーと、
    該伸縮カバーの前記延長部を補強して該延長部がショルダアンカを通過できるようにする非伸張性のシート部材と、
    を有することを特徴とする車両用エアベルト装置。
  2. 前記シート部材は、前記伸縮カバー内に挿入され、かつ該伸縮カバーに対して前記膨張部の膨張時に分離可能に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアベルト装置。
  3. 前記シート部材は、前記伸縮カバーの内周面に結合されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用エアベルト装置。
  4. 前記シート部材は、前記延長部以外の前記伸縮カバーを覆う非伸張性のカバー及び該伸縮カバーに共に結合され、
    前記伸縮カバー及び前記シート部材は、前記膨張部の膨張時に前記カバーと分離可能であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用エアベルト装置。
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