JP2007124221A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract


【課題】部品の交換を行なおうとしているときの部品の落下を未然に防止することができる携帯機器を提供する。
【解決手段】加速度センサ1000によりデジタルカメラ1の姿勢を検出する。燃料タンク101を外部に送り出すときに、蓋側を下に向けて持っているときには燃料タンク101を自動的に送り出してしまうと落下してしまう恐れがあるので、加速度センサ1000の姿勢検出結果を受けて内部のCPUはモータによる燃料タンクの送出動作を禁止する様にする。このようにすると、落下により燃料タンク101が破損して燃料タンク101内からメタノールが漏洩しメタノールが空中に飛散するようなことが未然に防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部から所定の部品が取出自在に装填される装填室を有する携帯機器に関する。
携帯機器は、通常、電池からの電力の供給を受けて動作する。このような電池は、取出自在に装填室に装填されるものが多く、中には、交換時に取り出し易い位置まで内部の送出機構により電池が送出されてくるものもある(例えば特許文献1参照)。
また携帯機器には記録メディアが取出自在に装填されるものもあり、このようなものにも送出機構が設けられているものもある。このように部品が装填される装填室が設けられているような携帯機器に送出機構が設けられていると部品の取り出しが行ない易い。
しかしながら、携帯機器は手に持って持ち歩くものであるため、手に持っているときに部品の交換が行なわれることもある。もしも手に持っているときに部品の交換を行なおうとして携帯機器の装填室の挿入口が下方に向いているときに送出機構が誤って作動してしまうと部品が落下してしまう恐れがある。このように手に持っている位置から電池などの部品が落下してしまうと大抵の部品は損傷を受けてしまう。
ところで、デジタルカメラなどにはデジタルカメラの姿勢を加速度センサにより検出して検出した姿勢に応じた画像処理を行なうことができるようにしているものもある。この加速度センサは、姿勢に限らず衝撃や振動などを検出することもできるため、携帯機器に衝撃検出用のセンサや振動検出用のセンサとしてもよく用いられるようになってきている。このような需要の伸びが価格を押し下げ、最近では手ごろな値段で加速度センサを入手することができる様になってきている。
特開平05−93164号公報
本発明は、上記事情に鑑み、部品の交換を行なおうとしているときの部品の落下を未然に防止することができる携帯機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の携帯機器は、外部から所定の部品が取出自在に装填される装填室を有する携帯機器において、
この携帯機器の姿勢を検出する姿勢検出センサと、
上記装填室に装填されている部品を取出しのために外部に送り出す送出機構と、
上記姿勢センサに応じて、上記装填室内の部品が下向きに送り出される姿勢の場合は、上記送出機構によるその部品の送出動作を禁止する禁止制御部とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の携帯機器によれば、前述の加速度センサを上記姿勢検出センサとして用いて部品交換時の携帯機器の姿勢を検出することによって、上記装填室内の部品が下向きに送り出される危険性のあるときには上記禁止制御部によって上記部品の送出動作が禁止される。
そうすると、部品を交換しようとしているときの携帯機器の姿勢が、上記装填室内の部品が横向きあるいは上向きに送り出されるような姿勢であったときには、上記禁止制御部により送出動作が禁止されることなく部品の送出がそのまま行なわれて部品の取りだしが簡単に行なわれるようになり、部品が下向きに送り出される姿勢であったときには、上記禁止制御部により送出動作が禁止されこれから起こるであろう落下という事態が未然に防止されるようになる。
以上説明したように、部品の交換を行なおうとしているときの部品の落下を未然に防止することができる携帯機器が実現する。
また、この携帯機器が上記燃料電池で動作するデジタルカメラであって上記部品は、上記燃料電池を動作させるための燃料タンクであることも、また、この携帯機器が上記燃料電池で動作するカメラ付き携帯電話機であって上記部品が燃料電池を動作させるための燃料タンクであることもある。
そこで、上記部品が燃料電池であった場合には、上記装填室に装填された燃料タンクが空になったことを検出する残量センサをさらに備え、
上記送出機構は、前記装填室に装填されている燃料タンクの空が検出されたことを受けて燃料タンクをその装填室から外部へ送出するものであることが好ましい。
上記送出機構が、上記装填室に装填されている燃料タンクの空が検出されたことを受けて上記燃料タンクをその装填室から外部へ送出するものであると、上記残量センサにより燃料タンクが空になったことが検出されたときに上記送出機構により燃料タンクが自動的に送出される。このような構成であると、必要時に燃料タンクの交換をユーザに促すことができるようになる。
さらに、使用済みの燃料タンクが無条件に送出されるだけでなく、上記禁止制御部によって、上記装填室内の部品が下向きに送り出される姿勢の場合には、上記送出機構による部品の送出動作が禁止されるものであるとなお良い。
上記残量センサによって燃料タンク内の燃料の空状態を検出するときには、燃料タンク内の燃料が完全に無くなっている状態を検出する様になっていない場合もある。もしも燃料タンク内に少しでも燃料が残っていたとすると、燃料タンクの落下により燃料タンクに損傷が与えられた場合にその燃料タンクの中に残っていた燃料が外に漏れてしまって、最悪の場合には外に漏れた燃料が空中に飛散してしまう恐れさえある。
そこで、上記のように上記装填室内の燃料タンクが下向きに送り出される姿勢の場合は上記燃料タンクが落下する恐れがあるので、上記送出機構による燃料タンクの送出動作が禁止され上記燃料タンク内の燃料の空中への漏洩や飛散が未然に防止される。
以上、説明したように、部品の交換を行なおうとしているときの部品の落下を未然に防止することができる携帯機器が実現する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
ここでは本出願人が先に出願している特許文献1のデジタルカメラ1を一例として掲げて説明する。この特許文献1に記載のデジタルカメラ1には電力供給源である二次電池の充電を効率的に行なうために燃料電池が配備されている。
図1、図2は、上記特許文献1の明細書中に掲げられているデジタルカメラ1の外観を示す図であり、図3は、内部の回路構成を示すブロック図である。また、図4は、燃料電池10およびその燃料電池10に燃料を供給するために装填された燃料タンク101周辺の構造を説明する図である。
図1、図2に示すデジタルカメラ1には特許文献1に記載されている構成要素以外に、さらに加速度センサ1000が備えられている。この加速度センサ1000によりこのデジタルカメラ1の姿勢を検出して撮影時の姿勢に応じた画像処理をデジタル信号処理部(図3参照)で好適に行なうことができるように改良している。
そこで、本実施形態ではその加速度センサ1000を活用して、燃料タンク101の交換を行なおうとしているときに燃料タンク101が下向き(図1,図2の上下がひっくり返った状態)に送り出される姿勢になっていることをその加速度センサ1000により検出したときには図1に示すモータ10Mによる燃料タンク101の送出動作を禁止して、これから起こるであろう落下という事態を未然に防止するようにしている。
この加速度センサ1000以外の構成の詳細は特許文献1の明細書中に記載されているが、図1、図2を参照してこのデジタルカメラの構成を簡単に説明する。
図1に示すようにボディ正面右方にレンズ鏡胴11が備えられており、そのレンズ鏡胴11に内蔵されている撮影レンズ110で被写体を捉えることにより撮影が行なわれる。またボディ上面にはシャッタボタン12が備えられていてそのシャッタボタン12により撮影開始の合図が後述するCPUへと伝えられる。また図2に示すように背面側には表示画面LCDほか、操作子OPが多数配備されている。なお図1の側面には電源ジャックほか、外部機器からの接続ケーブルが接続されるコネクタ部等も備えられている。また、フラッシュ発光窓やファインダの対物アドなども図示されている。
また図1に示す様にシャッタボタン12の横方には燃料電池10を動作させるためのメタノールを収容した燃料タンク101が装填される装填室100が設けられている。この装填室100にはスライド自在の蓋102が設けられていて、その蓋102の開閉操作に応じて装填室100に取出自在にその燃料タンク101を装填することも、取り出すこともできるようになっている。
さらに、この例においては装填室100内に燃料タンク101が装填されるときには燃料タンク101が蓋102の部分から装填室100側に向けて少し押し込まれるようにして挿入されたときに後述する送出機構(図1には送出機構の構成要素であるモータ10Mが示されている)によって自動的に燃料タンク101が引き込まれて装填室100に装填されるようになっている。
さらにこの実施形態においては、このデジタルカメラ1により撮影が行なわれ続けて二次電池への充電が行なわれた後、燃料タンク101内のメタノールの残量が少なくなったときには図2に示す表示画面LCD上に表示により警告が表示されるようになっている。もしもその警告を見てユーザによって燃料タンク101の交換が行なわれようとして蓋102が開けられたときには、今度はこれから交換が行なわれることが内部のCPUにより検知され燃料タンク101が、上記送出機構により取り出し易い位置まで自動的に送り出されるようになっている。
ここで、その燃料電池10を備えるデジタルカメラ1の内部の回路構成および動作を、図3を参照して簡単に説明する。
このデジタルカメラ1は二次電池BTからの電力の供給を受けて動作するものであって、この二次電池BTの容量が低下してきたときに上記燃料電池10を作動させて充電を行なうものである。なお図3中の燃料電池部に付されている符号Kはカソード(マイナス極つまり燃料極)を意味し、同じく符号Aはアノード(プラス極つまり空気極)を意味する。
図3に示すように、このデジタルカメラ1の動作は統括的にCPU109により制御されている。CPU109には、シャッタボタン12や電源スイッチ13や操作子群OPからの信号が入力されていてそれらの信号のうちの少なくともいずれか一つの信号に応じた処理が適宜実行されるようになっている。
図1に示すデジタルカメラの電源スイッチ13が投入されると、CPU109はその電源スイッチ13の投入を受けて駆動回路109Aに、撮像素子113に向けてタイミング信号を供給させることによって撮影レンズ110で撮像素子113上に結像させている被写体像を表わす画像データの生成を開始させる。その後継続して所定の間隔でタイミング信号を撮像素子に供給させ続けることにより画像データを後段の処理回路へと所定のタイミングごとに出力させ続ける。このときにはCPU109が駆動回路109Aに、被写界輝度に応じて被写界輝度に応じた光量になるようにシャッタ111や絞り112を常に駆動させ撮影中においては最適露出になるように調節した被写体像を撮像素子113上に結像させる様にしている。
こうして撮影レンズ110で捉えている被写体を最適露出で撮像素子113上に結像させておいて、CPU109は、駆動回路109Aに、撮像素子113に向けて所定のタイミング(例えば33msごと)ごとにタイミング信号を供給させて後段のアナログ信号処理回路114へと撮像素子113で生成された画像信号を所定のタイミングごとに次々と出力させている。この所定のタイミングごとに生成されている画像信号を画像表示部118にまで供給して画像表示部118が備える表示画面LCD上にその画像信号に基づく画像を次々と切り替えて表示することにより表示画面LCD上にスルー画を表示する様にしている。
このスルー画を表示するのに適した画像信号にするにあたって撮像素子113以降の各回路では適宜信号処理が行なわれており、撮像素子113のすぐ後にあるアナログ信号処理回路114では、撮像素子113からの画像信号に乗っている雑音が低減され、次のA/D変換回路114では、アナログ信号の画像信号が後段の処理部で処理し易い様にデジタルの画像信号に変換されている。
また次のデジタル信号処理部115では、画像表示部での表示に適した画像信号であるYC信号への変換が行なわれいて、このYC信号に変換された画像信号がバッファメモリであるテンポラリメモリ117に所定のタイミングごとに書き換えられる様にして記憶される。このように上記テンポラリメモリ117内の画像信号が所定のタイミングごとに書き換えられる訳であるから、書き換えられる度に書き換えられた画像信号が画像表示部118に供給され、画像表示部118が備える表示画面LCD上には撮影レンズ110で捉えている画像がスルー画として表示される様になる。
こうしてスルー画の表示が行なわれているときにシャッタボタン12が操作されたら、CPU109はその操作を受けてシャッタボタン12が押されたときのタイミングで駆動回路109Aに撮像素子113に向けて露光開始信号を供給させる。さらに所定のシャッタ秒時を経た後、今度は駆動回路109Aに露光終了信号を撮像素子113に向けて供給させてその撮像素子113で生成された画像信号をアナログ信号処理回路114へと出力させる。
アナログ信号処理回路114では、ノイズの低減等の処理が行なわれ、ノイズの低減などの処理が行なわれた画像信号が次段のデジタル信号処理回路115へと供給される。このデジタル処理回路115では、YC信号への変換処理等の信号処理が行なわれ、さらに圧縮画像部119に信号処理された画像信号が供給される。また圧縮伸張部119では画像信号の圧縮が行なわれ内蔵メモリ(又はメモリカード)120に圧縮画像信号が記録される。
この例ではこのような動作をするデジタルカメラ1が備える電力供給用の二次電池BTを充電するために燃料電池10が配備されている。
本実施形態においては、本発明にいうところの携帯機器が図1に示すデジタルカメラ1に該当し、本発明にいう部品が、二次電池BTを充電するための燃料電池10に燃料を供給する燃料タンク101に該当する。
なお図3には図1に示すフラッシュ発光窓からフラッシュを発光するフラッシュ部FLも図示されている。
ここで図4を参照して燃料電池10についてその概要を簡単に説明しておく。
図4に示す燃料電池10は、燃料タンク101内のメタノール水溶液と空気中の酸素との化学反応により起電力を得る直接メタノール型燃料電池と呼ばれるものである。上記燃料タンク101は、水素イオン生成用のメタノールを貯留しておく貯留部101Aとそのメタノールから生成された水素イオンと酸素との反応により生成された水を回収するための回収部101Bとを備えている。この燃料タンク101が装填室100に装填されると、燃料タンク101の貯留部101Aから供給口Hを通って燃料電池10の燃料室10Aにメタノールが供給される。本実施形態では、このメタノールが燃料室10Aに供給されている状態にあるときに、二次電池BTの容量が低下したことをCPU109が検知したときにはコンバータCON(図3参照)に指示して二次電池BTと燃料電池10とを接続することにより燃料電池10に二次電池BTの充電を開始させている。このときには燃料電池10が有する電池セル10Cの燃料極側の化学反応により生成された電子が電極(不図示)を経由して二次電池BTに流れ込むことによって充電が行なわれる様になっている。また、このときには燃料電池10内にもコンバータCONを介して電子が流れ込むようになるため、燃料電池10内の燃料極側と空気極側双方ともに活発に化学反応が進み、その電池セル10C内の化学反応の進行に応じて生成された水が空気室10Bから排出口Dを通って水回収部101Bに排出される様にもなっている。
ここで図4を参照して燃料電池10が備える電池セル10Cの構造も簡単に説明しておく。
図4に示す様に、電池セル10Cの両端側にはカーボンペーパ層11C,12Cが設けられており、これらのカーボンペーパ層11C,12Cは、双方とも空気室10Bと電池セル10C、燃料室10Aと電池セル10Cとを隔離するための隔壁として作用している。さらにそれらのカーボンペーパ層11C,12Cの内側には化学反応の反応速度を速めるための触媒層11T,12Tがそれぞれ設けられている。以降の説明においては空気室側の触媒層を空気極触媒層11Tと記載し、燃料室側の触媒層を燃料極触媒層12Tと記載する。
さらに本実施形態の燃料電池には、空気極触媒層11Tと燃料極触媒層12Tとの間にプロトン伝導膜(PR)が設けられている。メタノール側で生成されたプロトン(ここでは水素イオンH+)は、このプロトン伝導膜PRを透過することができるが、電子(e)はこのプロトン伝導膜PRを透過することができない。このようにプロトン伝導膜PRを設けておくと、二次電池BTへの充電が行なわれないときには燃料室10A側で生成された電子が空気室10B側に供給されないため、空気室10B側の化学反応が進行しなくなって燃料室10A側のメタノールの消費が抑えられる。もしも上記状態にあるときにコンバータCONを介して二次電池BTが接続されて充電が開始されたら、電子(e−)がコンバータCONを通って二次電池BTに供給され充電が行なわれるとともに、燃料電池10の空気室10Bにも電子が流入して空気極側の化学反応の進行とともに燃料室10A側の化学反応も進行してプロトン(H)と電子(e)とが継続的に空気室10B側に供給されるようになって充電が行なわれ続けることになる。
ここで、いままで文章で説明してきた燃料電池10が備える電池セル10C内の化学反応を、化学反応式を用いてわかり易く説明する。
燃料タンク101が取出自在に装填室100に装填されてメタノールが燃料室10A内に供給されている状態にあるときには燃料室10A側のメタノールと燃料触媒層12Tとの間で次のような化学反応が始まる。
CHOH+HO → CO+6H++e 化式1
そうすると上記化式1中のプロトン(H+)がプロトン伝導膜PRを透過して空気室11A側に流入する様になる。この様になっているときにCPU109がコンバータCONを作動させ燃料電池10と二次電池BTを接続すると燃料電池の燃料室側からコンバータCONを通って電子(e)が空気極側(+極)に流入するようになって空気室10B側で次のような反応が起こり始める。
2H +1/2O + 2e→HO 化式2
上記化式2の化学反応が起こり始めると、発電作用により両電極間に1.185V程度の電位差が生じることになる。さらに化式2の反応が進むとその反応により水が生成され生成された水が次々と排出口から排出されて燃料タンクの水回収部101Bに水が回収されることになる。
このように二次電池BTの容量が低下する度に燃料電池により充電が行なわれるとなると、充電回数が増えていくにつれて燃料電池内のメタノールがどんどんと消費されてしまう。もしも充電回数が相当数になってしまって燃料電池の電力が消費され続けると燃料タンク内のメタノールが最終的には無くなってしまう。そこで本実施形態ではメタノールを収容した燃料タンク101を取出自在に装填することができるようにしている。
しかし、メタノールが供給されている最中に燃料タンク101が引き抜かれてしまうと有毒なメタノールが人の肌にかかってしまう恐れがあるので、特許文献1の明細書中にも記載があるようにメタノールを供給する供給口1A付近にメタノールが流れているかどうかを検出する燃料供給検出センサSN(図3参照)を設けてメタノールが燃料タンク101内に未だあるうちは、CPU109がその流れの検出を受けてフラッパソレノイドFS(図3参照)を励磁することによりそのソレノイドの可動接点AMを下降させその可動接点AMの一端側に設けた引っ掛け部をスライド式の蓋102側のフックHKに引っ掛けて蓋102を開けることができないようにしている。
この様にしておくと、誤ってメタノールがあるうちに蓋102が開けられ燃料タンク101が取り外されることにより燃料タンク101内のメタノールが漏れたり飛散したりすることが防止される。
さらに、この例では、上記燃料供給検出センサSNによりメタノールが燃料タンク101内に在るかどうかを検出して燃料タンク101内にメタノールがもうないということがCPU109によって検知されたら表示画面LCD上に警告を発するとともにその警告に応じて燃料タンク101の交換がユーザの手によって行なわれようとして蓋102が開放されたときにモータ10Mを回転させることによりその燃料タンクを自動的に外部へと送り出す様にしている。この様にしておくと燃料タンク101が取り出し易くなり燃料タンクの交換が行ない易くなる。
ただし、燃料供給検出センサSNにより燃料タンク101内に燃料がもうないと判定されたとしても、燃料タンク101内の端にメタノールが僅かでも残っているケースが在り得る。もしもこのようなケースに蓋102を下に向けたまま燃料タンク101が送り出されてくると、燃料タンク101を取り出そうとしたときに燃料タンク101が落下してしまって残っていたメタノールが漏洩さらには空中に飛散してしまう恐れがある。
そこで本実施形態では、図1に示すデジタルカメラ1が加速度センサ1000を備えていることを活用して、CPU109がその加速度センサ1000による姿勢検出を受けて装填室100内の燃料タンク101が下向きに送り出される姿勢であると判定した場合は、モータ10Mに指示を出さずにその燃料タンクの送出動作を禁止して燃料タンク101の送出をモータ10Mに行なわせないようにしている。本実施形態においては、上記加速度センサ1000が本発明にいう姿勢検出センサにあたる。
このモータ10Mを含む送出機構については特許文献1の明細書中に記載があるが、本明細書でも簡単に説明しておく。
図5は、送出機構の構成を説明する図である。
特許文献1の明細書中の記載にあるように、燃料タンク101の水回収部101B側の外壁にラックGRを取り付けて燃料タンク101を装填室100に装填するときにそのラックGRを燃料室100内に設けたモータ10MのギアヘッドGHに噛合させることにより自動的に燃料タンク101を装填することができるようにしている。
また、燃料タンク101内にメタノールがもうないとCPU109が判定して蓋102のロックを解除した後、蓋102が開けられときに開閉検出スイッチDET(図3参照)がONしたら、CPU109はモータ10Mを装填時とは逆の方向に回転させることにより燃料タンク101を少しだけ外部に送り出すように頭だしを行なう様にしている。
本実施形態では、この蓋102が開けられて検出スイッチDET(図3参照)がONしたことを受けてCPU109がモータ10Mに指示を出すときに、加速度センサ1000(図1、図3参照)の姿勢検出結果を参照して、モータ10Mを作動させると燃料タンク101が落下する危険性があると判定した場合には、モータ10Mに指示を行なわずに燃料タンク101の送出動作を禁止するようにしている。
このようにしておくと、燃料タンク101を交換しようとしているときのデジタルカメラ1の姿勢が、上記装填室100内の部品が横向きあるいは上向きに送り出されるような姿勢(図5(b)に示す点線の矢印方向)であったときには、CPU109により送出動作が禁止されることなく燃料タンク101の送出がそのまま行なわれて燃料タンク101の取り出しが簡単に行なわれるようになる。
また、燃料タンク101が下向きに送り出される姿勢であったときには、CPU109により送出動作が禁止されこれから起こるであろう落下という事態が未然に防止されるようになる。本実施形態においては本発明にいう禁止制御部がCPUにあたる。
以上、説明したように、部品の交換を行なおうとしているときの部品の落下を未然に防止することができる携帯機器、この例ではデジタルカメラが実現する。
また、図1、図2、図3に示す例では、取出自在に装填室に装填される燃料タンク101を例に上げて説明したが、通常の電池やメモリカードが装填室に取出自在に装填されるようなものもある。このような場合には、燃料タンクの様に危険性はなく、電池やメモリカードの破損のみを考えればよいので、次図に示す構造でも十分に事足りる。
図6、図7は、筐体側の姿勢に応じてスライド蓋を開けることができないようにする構造を説明する図である。
図6(a)、図6(b)に示すように、スライド蓋2に係合孔21を設けてその孔21に係合する係合ピン31を筐体3側に設けるという簡単な構造で、筐体3の姿勢に応じてスライド蓋2を開けることができない様にしている。
図7(a)に示す様にスライド蓋2を閉めた状態にして筐体3を下向きにすると、係合ピンが係合孔に落下して係合するのでスライド蓋2を開けようとしても開けることができない。これに対し、図7(b)に示す様にスライド蓋2を閉めた状態にして筐体3を上向きにすると、係合ピン31が係合孔21から筐体3側に落下して係合が解かれるのでスライド蓋2をあけることができるようになる。
このような簡単な構造でも通常の電池やメモリカードなどのように危険性のない部品であれば部品が落下するということが起こらない様にすることができる。
以上説明したように、部品であるメモリカードや普通の電池の交換を行なおうとしているときメモリカードや電池の落下を未然に防止することができる携帯機器が実現する。
最後に第二実施形態を説明する。
図8は、本発明にいう携帯機器がカメラ付き携帯電話機4であって、本発明にいう部品が、燃料電池に燃料を供給する燃料タンク401であった場合の例を示す図である。
図8には、燃料タンク401が装填される装填室400が示されている。図8には図1の構成とほぼ同等であることが分かるように燃料電池40が収容されている場所と装填室500との位置関係も示されている。
このようなカメラ付き携帯電話機4にも、図1,図2に示すデジタルカメラ1と同様の構成が適用される。
本発明の一実施形態であるデジタルカメラを正面斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態であるデジタルカメラを背面斜め後方から見た斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの内部の回路構成を示す図である。 燃料電池10およびその燃料電池10に燃料を供給するために装填された燃料タンク101周辺の構造を説明する図である。 送出機構の構成を説明する図である。 筐体側の姿勢に応じてスライド蓋を開けることができないようにする構造を説明する図である。 図6に示す構造のうちの主要な部分を拡大して示した図である。 第二実施形態を説明する図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
10 燃料電池
10A 燃料室
10B 空気室
10C 電池セル
10M モータ
GH ギアヘッド
GR ラック
H 供給口
D 排出口
101 燃料タンク
101A 貯留部
101B 水回収部
102 スライド蓋
11 レンズ鏡胴
110 撮影レンズ
12 シャッタボタン
13 電源スイッチ
1000 加速度センサ(姿勢検出センサ)

Claims (4)

  1. 外部から所定の部品が取出自在に装填される装填室を有する携帯機器において、
    この携帯機器の姿勢を検出する姿勢検出センサと、
    前記装填室に装填されている部品を取出しのために外部に送り出す送出機構と、
    前記姿勢センサにより、前記装填室内の部品が下向きに送り出される姿勢が検出されている場合に、前記送出機構による該部品の送出動作を禁止する禁止制御部とを備えたことを特徴とする携帯機器。
  2. この携帯機器は、燃料電池で動作するデジタルカメラであり、前記部品は、燃料電池を動作させるための燃料を収容した燃料タンクであることを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
  3. この携帯機器は、燃料電池で動作するカメラ付き携帯電話機であり、前記部品は、燃料電池を動作させるための燃料を収容した燃料タンクであることを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
  4. 前記装填室に装填された燃料タンクが空になったことを検出する残量センサをさらに備え、
    前記送出機構は、前記装填室に装填されている燃料タンクの空が検出されたことを受けて該燃料タンクを該装填室から外部へ送り出すものであることを特徴とする請求項2又は3記載の携帯機器。
JP2005312879A 2005-10-27 2005-10-27 携帯機器 Withdrawn JP2007124221A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012209241A (ja) * 2011-03-13 2012-10-25 Seiko Instruments Inc 燃料電池

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