JP2007120982A - Tftアレイ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】TFTアレイ検査装置において、メインチャンバ(MC)を小型化すると共に、ガラス基板のZ方向に移動速度を高め、良好なスループットを得る。
【解決手段】TFTアレイ検査装置は、ガラス基板用ステージ2とステージ駆動機構と、メインチャンバ1の上方に設けた電子銃ユニット3を備える。ガラス基板検査用ステージ2はメインチャンバ1内に設け、ステージ駆動機構が備えるZステージ駆動機構7の少なくとも駆動モータ7aをメインチャンバ1外に設ける。Zステージ駆動機構は、メインチャンバ1の外部に設けられたZ軸駆動用モータ7aによって駆動され、メインチャンバ1内に設けられたZステージ2dをZ方向に移動する。駆動モータをメインチャンバの外部に設けることによって、大きな出力トルクを有する駆動モータの使用を可能として、Zステージの駆動速度を高め、ガラス基板の検査のスループットを高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、TFTアレイ検査装置に関し、特に検査装置内でガラス基板をZ方向に移動する機構に関する。
LCD等の半導体製造では、TFTアレイ検査装置によって製造したTFTアレイの検査を行っている。
TFTアレイ検査装置は、例えば、TFTアレイが形成されたTFT基板に電子線を照射するなどによってTFTアレイの検査を行っている。このTFTアレイ検査装置は、TFT基板のアレイ検査を行うメインチャンバ(MC)と、このメインチャンバ(MC)とゲートを介して接続され、検査装置の外部から導入したガラス基板をメインチャンバ(MC)内に搬入あるいは、検査済みのガラス基板をメインチャンバ(MC)から搬出するロードロックチャンバ(LL)を備えている。
このロードロックチャンバ(LL)は内部にガラス基板搬送用パレットを備え、ローラ搬送機構やロボットハンド等のガラス基板搬送機構によって、ガラス基板をこのガラス基板搬送用パレットに載置した状態で搬送する。
また、メインチャンバ(MC)内にはガラス基板を検査するための電子銃ユニット、ガラス基板に検査用信号を印加するためのプローバフレーム、検査時においてガラス基板の隅々まで電子銃ユニットの下方へ移動させるためのXYθステージを備える。
ガラス基板の検査は、ガラス基板をロードロックチャンバ(LL)からメインチャンバ(MC)内のXYθステージ上へ移動させた後、XYθステージの移動によってガラス基板をプローバフレームとのコンタクト位置に移動させ、移動位置において、プローバフレームを下降させてプローバフレームのプローブピンをガラス基板上の電極と接触させる。このガラス基板にプローブフレームをコンタクトさせた状態で、XYθステージを移動させながら、ガラス基板に電子銃ユニットから電子線を照射することによりガラス基板上に電子線を走査させることで行う。
図7は、従来のTFTアレイ検査装置のメインチャンバ内の概略構成を説明するための図である。図7において、メインチャンバ1内には、ガラス基板(図7には示していない)をメインチャンバ1内で移動するXYθステージ12、ガラス基板に検査用信号を印加するプローバフレーム6、プローバフレーム6を接触させた状態のガラス基板に電子線を照射する電子銃ユニット3を備える。XYθステージ12は、θステージ12a,Xステージ12b、Yステージ12cを備える。
図8,9において、プローバフレーム6はメインチャンバ1内において保持部5によって保持されている。メインチャンバ1内にガラス基板10を導入し、XYθステージ12上に載置した後(図9(a),(b))、プローバフレーム6を保持部5からガラス基板10上に移動して、ガラス基板10とプローバフレーム6とを接触させる(図9(c))。
その後、スライド機構4によって、ガラス基板をXYθステージ12に載置した状態で電子銃ユニット3の下方位置まで移動させる(図9(d))。ガラス基板10を移動させた後、XYθステージ12を駆動することによって電子銃ユニット3から照射される電子線をガラス基板上で走査し、得られる検出信号によって基板のアレイ検査を行う(図9(a))。
検査後、スライド機構4によって、ガラス基板10をXYθステージ12と共に保持部5の下方位置に移動させ(図9(b))、プローバフレーム6を上昇させて保持部5に保持させ(図9(c))、ガラス基板10をメインチャンバ1の外部に搬出させる(図9(d))。
TFTアレイ検査装置では、ロードロックチャンバ(LL)からメインチャンバ(MC)内へガラス基板を導入し、導入したガラス基板とプローバフレームとの接触をさせる操作と、プローバフレームと接触させたガラス基板に電子銃ユニットから照射される電子線を走査させる操作との二つの操作をメインチャンバ(MC)内で行う必要があり、さらに、精度よく検査を行うために、ガラス基板及びプローバフレームと電子銃ユニットとの距離は小さいことが求められている。
そこで、従来のTFTアレイ検査装置では、前記した図7に示すように、電子銃ユニットの下方位置で電子線を走査させる位置と、プローバフレームを電子銃ユニットと干渉しない位置に退避させ、プローバフレームとのガラス基板とを接触させる位置を分けて備え、この二つの位置の間でXYθステージを移動可能とする構成としている。
そのため、従来のTFTアレイ検査装置では、プローバフレームの退避場所にXYθステージを移動させるストローク分だけ、実際の検査に必要なスペースよりも大きなスペースが必要となり、メインチャンバ(MC)が大型化するという問題がある。
そこで、このような問題を解決する一構成として、従来のXYθステージのZ方向に駆動するZステージを加えたガラス基板用ステージが考えられる。
図10はこのZステージを加えた構ガラス基板用ステージを備えるTFTアレイ検査装置の一例を説明するための図である。
ガラス基板用ステージ2は、θステージ2a,Xステージ2b、Yステージ2cに加えてZ方向に移動するZステージ2dを備える。この各方向の移動ステージは、ガラス基板用ステージ2の全体を移動させるスライド機構4上に、下方から上方に向かって順にYステージ2c(あるいはXステージ2b)、Xステージ2b(あるいはYステージ2c)、Zステージ2d、θステージ2aが設けられて構成され、θステージ2aはZステージ2dによってZ方向(上下方向)に移動可能としている。
ガラス基板用ステージ2は、この構成によって、θステージ2a上にガラス基板(図示していない)を載置した状態で、その下方に設けたZステージ2dによってZ方向に移動可能としている。
通常、メインチャンバ(MC)1内で用いる駆動モータとしては真空用ステッピングモータが用いられる。上記したZステージ2dを駆動する駆動源として真空用ステッピングモータを用いた場合には、以下のような点を考慮する必要が生じる。
一般に使用される真空用ステッピングモータは出力トルクが小さいため、Zステージの駆動速度を高めることが難しく、ガラス基板の検査においてスループットを高めることが難しくなると予想される。
出力トルクが大きいな真空用ステッピングモータを用いることによって、Zステージの駆動速度及び検査のスループットの問題を解消することが考えられるが、真空用ステッピングモータのサイズや消費電力あるいは発生熱量は、出力トルクが大きくなるほど大きくなるため、TFTアレイ検査装置のサイズが大型化し、消費電力が大きくなり、また、発生した熱による変形等の対策を考慮しなければならないといった新たな問題が発生することになる。
そこで、本発明は前記した従来の問題点を解決し、TFTアレイ検査装置において、メインチャンバ(MC)を小型化すると共に、ガラス基板のZ方向に移動速度を高め、良好なスループットを得ることを目的とする。
本発明は、ガラス基板をZ方向に移動させる駆動機構を備えると共に、その駆動機構が備える駆動モータをメインチャンバ(MC)の外部に設けることによって、大きな出力トルクを有する駆動モータの使用を可能として、Zステージの駆動速度を高め、ガラス基板の検査のスループットを高める。
本発明のTFTアレイ検査装置は、ガラス基板用ステージとステージ駆動機構と、メインチャンバの上方に設けた電子銃ユニットを備える。
ガラス基板検査用ステージはメインチャンバ内に設ける。また、ステージ駆動機構はZステージを駆動するZステージ駆動機構が備え、このZステージ駆動機構の少なくとも駆動モータをメインチャンバ外に設ける。Zステージ駆動機構は、メインチャンバの外部に設けられたZ軸駆動用モータによって駆動され、メインチャンバ内に設けられたZステージをZ方向に移動する。
Zステージ駆動機構は、ZステージをZ方向に移動するZ軸シャフトを備える。このZ軸シャフトは、一端はメインチャンバ内においてZステージと当接自在とし、他端はメインチャンバ外においてZ軸駆動用モータにより駆動可能とする。Z軸シャフトはZ軸駆動用モータの駆動力によってZ方向に上昇あるは下降し、上昇時においてその先端に当接したZステージをZ方向に上昇させる。
また、Zステージ駆動機構は、ZステージのZ方向の位置を定め、Zステージと電子銃ユニットとの間を所定間隔に規定するZ方向位置決め機構を備える。このZ方向位置決め機構が規定する所定間隔は、ガラス基板をガラス基板用ステージ上に載置する低位位置と、ガラス基板を前記電子銃ユニットに近接させる高位位置の少なくとも2つを備える。
低位位置では、ガラス基板用ステージと電子銃ユニットとの間には、ガラス基板を搬入してステージ上に載置するに十分な間隔が形成される。また、上位位置では、ガラス基板用ステージ上に載置されたガラス基板と電子銃ユニットとの間を接近させることができ、これによって、検査精度を高めることができる。
また、Z方向位置決め機構の形態はスペーサとすることができ、Zステージの下方位置において、支持高さを可変とし、メインチャンバ内に備える。このスペーサをZステージの下方位置に挟み込むことで、Zステージの高さ位置を規定する。このとき、スペーサに異なる厚さ部分を設けることで支持高さを可変とし、上位位置と下位位置を規定する。
本発明によれば、メインチャンバ(MC)を小型化すると共に、ガラス基板のZ方向に移動速度を高め、良好なスループットを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
TFTアレイ検査装置は、TFTアレイのガラス基板のアレイ検査を行うメインチャンバ(MC)、外部とTFTアレイ検査装置との間でガラス基板の搬出入を行うロードロック室(LL)を備える。また、ロードロックとメインチャンバとの間でガラス基板の搬送を行う搬送チャンバを有する構成としてもよい。
ロードロック室(LL)や搬送チャンバは、メインチャンバ(MC)等のチャンバ間でガラス基板の搬送を行う手段であり、例えば搬送ロボットや搬送ローラを用いることができる。なお、搬送チャンバは必ずしも必要ではなく、搬送ロボットや搬送ローラをロードロックチャンバ内あるいはメインチャンバ内に設置する構成としてもよい。
メインチャンバは、ガラス基板のTFTアレイ検査を行うための機構を備える。この基板検査の機構は、TFTアレイ検査装置が通常に備える機構とすることができ、例えば、ガラス基板上で電子ビーム等の荷電粒子ビームを走査させる荷電粒子ビーム源やガラス基板用ステージ、荷電粒子ビームの走査によって試料から放出される二次電子等を検出する検出器などを備える。
以下、本発明のTFTアレイ検査装置の形態について、図1〜図6を用いて説明する。なお、ここでは、TFTアレイ検査装置の構成の内で、主にガラス基板用ステージのステージ機構について示し、その他の構成については簡略化してあるいは省略して説明する。
また、図1〜図5は本発明のTFTアレイ検査装置の一形態を示している。
図1において、本発明のTFTアレイ検査装置の形態は、メインチャンバ1内に、ガラス基板(図1には示していない)をメインチャンバ1内で移動するガラス基板用ステージ2、ガラス基板に検査用信号を印加するプローバフレーム6、プローバフレーム6を接触させた状態のガラス基板に電子線を照射して走査する電子銃ユニット3、プローバフレーム6を保持する保持部5、ガラス基板用ステージ2が備えるZステージ2dのZ方向の位置を定めるZ方向位置決め機構を備える。
ガラス基板用ステージ2は、θステージ2a,Xステージ2b、Yステージ2cに加えてZ方向に移動するZステージ2dを備える。この各方向の移動ステージは、ガラス基板用ステージ2の全体を移動させるスライド機構4上に、下方から上方に向かって順にYステージ2c(あるいはXステージ2b)、Xステージ2b(あるいはYステージ2c)、Zステージ2d、θステージ2aが設けられて構成され、θステージ2aはZステージ2dによってZ方向(上下方向)に移動可能としている。
Zステージ2dは、Zステージ駆動部7によってZ方向に移動自在としている。Zステージ駆動部7は、Z軸シャフト7a、Z軸駆動用モータ7b、ボールネジ7cを備える。Z軸シャフト7aは、一端はZステージ2dの下面と当接可能とし、他端はZ軸駆動用モータ7bに駆動される。Z軸シャフト7aは、Z軸駆動用モータ7bの駆動によってZ方向に移動し、上昇時には、Zステージ2dの下面と当接してZステージ2dを上昇させる。Z軸シャフト7aのZ方向に移動は、Z軸シャフト7aの軸方向に沿って設けられたボールネジ7cをZ軸駆動用モータ7bで駆動することで行うことができる。
ガラス基板用ステージ2は、この構成によって、θステージ2a上にガラス基板を載置した状態で、その下方に設けたZステージ2dがZステージ駆動部7で駆動されることによってZ方向に移動可能としている。
本発明のTFTアレイ検査装置の形態は、Zステージ2dをZ方向に支持し、ガラス基板用ステージ2と電子銃ユニット3との間を所定間隔に規定するZ方向位置決め機構としてスペーサ8を備える。
このスペーサ8は、メインチャンバ(MC)1内において、Zステージ2dの下方位置において支持高さを可変とする。スペーサ8は、ステップの高さが異なる段部を備えた構成とすることができ、Zステージ2dの下方に挟み込むステップの高さを変更することによって、Z方向位置決め機構が規定する所定間隔を変えることができる。この所定間隔としては、ガラス基板をガラス基板用ステージ上に載置する低位位置と、ガラス基板を電子銃ユニットに近接させる高位位置の2つとすることができる。
低位定位に設定した場合には、ガラス基板用ステージと電子銃ユニットとの間に十分な間隔を確保することができるため、ガラス基板をガラス基板用ステージ上に載置する操作を容易に行うことができる。
また。高位定位に設定した場合には、ガラス基板用ステージ上に載置したガラス基板を電子銃ユニットに十分接近させることができ、走査精度を高めることができる。
また、ガラス基板用ステージ2はスライド機構4上でスライド可能とする。このスライド機構4によるスライド動作は、ガラス基板上に電子線を走査させるためのものであり、そのストロークは走査に要する量があれば十分である。
したがって、メインチャンバ(MC)1の横方向の内寸法は、プローバフレームと前記したストロークの長さの和で定めることができる。
例えば、ガラス基板用ステージ2の横方向のストローク長Sは電子銃ユニット3の配置間隔Dとすることができ、メインチャンバの同横方向の内寸は、少なくともストローク長Sとガラス基板の走査方向の長さとの和とすることができる。
また、メインチャンバ(MC)1には、プローバフレーム6を保持する保持部5が設けられている。この保持部5は、ガラス基板用ステージ2の上方に設けられ、プローバフレーム6を保持すると共に、ガラス基板用ステージ2上に載置したガラス基板とプローバフレーム6との接触を行う。
ガラス基板用ステージ2上に載置したガラス基板をプローバフレーム6に接触させるには、ガラス基板用ステージ2をプローバフレーム6の下方位置に位置合わせした後、Zステージ2dを上昇させ、保持部5に保持したプローバフレーム6に下方から当接させることで行うことができる。
ガラス基板用ステージをプローバフレーム6に接触させた後、更に上昇させることができ、これによって、ガラス基板用ステージと電子銃ユニット3との距離を縮めることができる。
なお、Zステージ2dを上昇させ、θステージ2aをプローバフレーム6に接触させる際に保持部5が干渉する場合には、保持部5を移動させて干渉を避けることができる。
以下、本発明のTFTアレイ検査装置の形態のガラス基板用ステージの動作について図2〜図6を用いて説明する。なお、図2はガラス基板をメインチャンバ(MC)内に導入してからプローバフレーム位置への移動までの動作を示し、図3はガラス基板をプローバフレームに接触させてから走査位置までの移動の動作を示し、図4,図5は走査からプローバフレームを取り外す動作を示し、図6はガラス基板をメインチャンバ(MC)から導出する動作を示している。
はじめに、メインチャンバ(MC)1の外部(例えば、ロードロックチャンバ(LL))からガラス基板10を導入する。このガラス基板10の導入は、図示しない搬送ロータや搬送ロボット等の搬送機構によって行うことができる。このとき、メインチャンバ(MC)1では、ガラス基板用ステージ2をスライド機構4に沿って、搬送されたガラス基板10を受け取る位置に移動させておく。なお、このガラス基板10の導入時には、プローバフレーム6は保持部5に保持されている。
また、Zステージ2dとXステージ2bとの間には、スペーサ8が挿入されている。この段階では、スペーサ8は低位高さを規定するステップ部分が挟まれ、ガラス基板10と電子銃ユニット3との間に十分な間隔が得られる(図2(a),図2(b))。
メインチャンバ(MC)1内に導入されたガラス基板10は、スライド機構4によってガラス基板用ステージ2を移動させることにより、プローバフレーム6の下方位置に位置決めされる。このとき、プローバフレーム6の下端と、ガラス基板10の上端との間には、間隔が開けられているため、ガラス基板用ステージ2の移動に伴って、ガラス基板10がプローバフレーム6と干渉することはない(図2(c))。
ガラス基板10がプローバフレーム6の下方位置に位置決めされた後、Zステージ駆動部7のZ軸駆動用モータ7bを駆動してZ軸シャフト7aを上昇させ、ガラス基板用ステージ2のZステージ2dを上昇させる。この上昇動作によって、Zステージ2dはスペーサ8による支持から離れ、Zステージ2d上に支持されるθステージ2a及びガラス基板10をプローバフレーム6に向かって上昇させ、ガラス基板10はプローバフレーム6と接触する。
この接触では、ガラス基板10に設けられた電極と、プローバフレーム6に設けられたプローバピン(図示していない)とが電気的に接触し、プローバフレーム6からプローバピンを介してガラス基板10の検査用の信号を印加することが可能となる。
ガラス基板10をプローバフレーム6に接触させた後、ガラス基板10の走査動作に支障が生じる場合には、保持部5をガラス基板10と干渉しない位置に退避させる。この保持部5の退避動作は、例えば、Zステージ2dをわずかに上昇させて、プローバフレーム6を保持部5から浮かせた後、保持部5を退避位置に移動させることで行うことができる(図3(a))。
この状態で、スペーサ8の低位高さのステップ部分から高位高さのステップ部分に交換した後(図3(b))、Zステージ駆動部7のZ軸駆動用モータ7bを駆動してZ軸シャフト7aを下降させ、ガラス基板用ステージ2のZステージ2dを下降させる。この下降動作によって、Zステージ2dはスペーサ8の高位高さのステップ部分により支持され、ガラス基板10はプローバフレーム6と接触した状態で、電子銃ユニット3と近接した高さ位置に保持される(図3(c))。
この状態で、ガラス基板用ステージ2を駆動して、ガラス基板10を電子銃ユニット3に対して移動させる。ガラス基板10を移動さると共に、各移動位置における電子銃ユニット3から照射される電子線を振らせることによって、ガラス基板10上で電子線を走査させることができる(図4(a))。
走査動作が完了した後、ガラス基板用ステージ2をスライド機構4によってプローバフレーム6を保持する初期位置に戻し(図4(b))、Zステージ駆動部7のZ軸駆動用モータ7bを駆動してZ軸シャフト7aを上昇させ、ガラス基板用ステージ2のZステージ2dを上昇させる。
Zステージ2dを上昇させることで、θステージ2a上のガラス基板10とプローバフレーム6を上昇させる。この上昇によって、プローバフレーム6は、保持部5による保持高さよりもわずかに高い位置に持ち上げられ、また、スペーサ8とZステージ2dの下面との間に隙間が形成され、スペーサ8の移動が可能となる(図4(c))。
退避させておいた保持部5を移動させてプローバフレーム6を保持させ、Zステージ2dを下降させる。このZステージ2dの下降によってガラス基板10とプローバフレーム6との接触が外れ、プローバフレーム6は保持部5に保持され、一方ガラス基板10はθステージ2aに載せられた状態で下降する。また、スペーサ8を高位位置から低位位置となるようにずらす(図5(a))。
Zステージ駆動部7のZ軸駆動用モータ7bを駆動してZ軸シャフト7aを下降させ、ガラス基板用ステージ2のZステージ2dを下降させる。この下降動作によって、ガラス基板10とプローバフレーム6との接触が解かれて離れ、また、Zステージ2dはスペーサ8の低位高さのステップ部分により支持される(図5(b))。
ガラス基板10を下降させ、プローバフレーム6との間に十分な間隔を確保した後、ガラス基板用ステージ2をスライド機構4によって、ガラス基板10を搬出する位置まで移動させ(図6(a))、搬送機構によってガラス基板10をロードロックチャンバ(LL)(図示していない)に導出させる(図6(b))。
したがって、本発明のTFTアレイ検査装置では、ガラス基板を退避させるための移動範囲を余分に用意する必要がなく、従来のTFTアレイ検査装置よりも小型とすることができる。
本発明のTFTアレイ検査装置が備えるガラス基板用ステージの機構は、TFT基板に限らず、他の半導体基板に適用することができる。
本発明のTFTアレイ検査装置の形態を説明するための図である。 本発明のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 本発明のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 本発明のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 本発明のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 本発明のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 従来のTFTアレイ検査装置を説明するための図である。 従来のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 従来のTFTアレイ検査装置の動作を説明するための概略断面図である。 TFTアレイ検査装置において、Zステージを備える構成を説明するための概略断面図である。
符号の説明
1…メインチャンバ(MC)、2…ガラス基板用ステージ、2a…θステージ、2b…Xステージ、2c…Yステージ、2d…Zステージ、3…電子銃ユニット、4…スライド機構、5…保持部、6…プローバフレーム、7…Zステージ駆動部、7a…Z軸シャフト、7b…Z軸駆動用モータ、7c…ボールネジ、8…スペーサ、10…ガラス基板、12…XYθステージ、12a…θステージ、12b…Xステージ、12c…Yステージ。

Claims (5)

  1. TFT基板のアレイ検査を行うTFTアレイ検査装置において、
    ガラス基板用ステージとステージ駆動機構と、メインチャンバの上方に設けた電子銃ユニットを備え、
    前記ガラス基板検査用ステージをメインチャンバ内に設け、
    前記ステージ駆動機構の内、Zステージを駆動するZステージ駆動機構が備える少なくともZ軸駆動用モータをメインチャンバ外に設けることを特徴とする、TFTアレイ検査装置。
  2. 前記Zステージ駆動機構は、ZステージをZ方向に移動するZ軸シャフトを備え、
    前記Z軸シャフトは、一端はメインチャンバ内において前記Zステージと当接可能であり、他端はメインチャンバ外において前記駆動モータにより駆動されることを特徴とする請求項1に記載のTFTアレイ検査装置。
  3. 前記Zステージ駆動機構は、
    ZステージのZ方向の位置を定め、ガラス基板用ステージと前記電子銃ユニットとの間を所定間隔に規定するZ方向位置決め機構を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のTFTアレイ検査装置。
  4. 前記Z方向位置決め機構が規定する所定間隔は、少なくとも
    ガラス基板をガラス基板用ステージ上に載置する低位位置と、
    ガラス基板を前記電子銃ユニットに近接させる高位位置の2つを備えることを特徴とする、請求項3に記載のTFTアレイ検査装置。
  5. 前記Z方向位置決め機構は、Zステージの下方位置において支持高さを可変とするスペーサをメインチャンバ内に備えることを特徴とする、請求項3又は4に記載のTFTアレイ検査装置。
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