JP2007120723A - トルク断続装置 - Google Patents

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JP2007120723A
JP2007120723A JP2005317418A JP2005317418A JP2007120723A JP 2007120723 A JP2007120723 A JP 2007120723A JP 2005317418 A JP2005317418 A JP 2005317418A JP 2005317418 A JP2005317418 A JP 2005317418A JP 2007120723 A JP2007120723 A JP 2007120723A
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信二 池谷
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Abstract

【課題】 ドグクラッチを入り易くすると共に外れ難くし、且つ強度低下を抑制すること
を可能とする。
【解決手段】 相対回転可能な回転軸3及び歯車5,7相互の回転連動遮断をドグクラッ
チ11,13の対向する突歯15,17の係脱により行うトルク断続装置1において、ド
グクラッチ11,13の突歯15,17を、周方向所定間隔毎に高低を有するように形成
し、突歯15,17の噛み合い面の頂部を曲面で形成したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、常時噛み合い式歯車変速装置等のトルク断続装置に関する。
この種のトルク断続装置であるドグクラッチは、変速装置に使用されることから、互い
に相対回転を有する状態において結合操作され、結合後同一回転となるような使用態様で
ある。
このことから、結合操作の容易性は、クラッチ歯相互の歯先隙間の大きさが主因子とな
る。隙間が小さいと、わずかな回転差が有るだけで、クラッチが弾かれ、結合できないこ
とになる。
一方、クラッチ歯相互の歯先隙間を大きくすると、回転時に一方の歯が相手側のある歯
から次の歯へ回転方向へ移行する間にクラッチは軸方向へ十分に進むため、大きな回転差
が有っても、結合操作が可能となる。
しかし、噛み合い時のバックラッシュが増加する結果、駆動系に衝撃トルクが作用し、
異常音の発生や耐久性の低下を招く。さらに、歯もとの厚さが減少し強度低下を招く。
ここで、従来のトルク断続装置としては、例えば図11に示すようなものがある。図11は、トルク断続装置として、例えば常時噛み合い式歯車変速装置101を示したものである。
図11において、その一部を説明すると、例えばメインシャフト103と、カウンタシャフト105とが併設され、メインシャフト103には第2,第4速用歯車107がスプライン係合によってスライド可能に支持されている。メインシャフト103には、第2,第4速用歯車107に隣接して、第5速用歯車109が相対回転可能に支持されている。カウンタシャフト105には、第5速用歯車109に噛み合う第5速用歯車111がスプライン係合し、一体回転可能に支持されている。
前記第2,第4速用歯車107と第5速用歯車109との間は、ドグクラッチ113に
よって係脱可能となっている。ドグクラッチ113は、第2,第4速用歯車107と第5
速用歯車109との対向面にそれぞれ設けられた突歯115,117で構成されている。
この突歯115,117は、同一構成となっており、例えば第5速用歯車109の突歯1
17で説明すると、図12のようになっている。すなわち、第5速用歯車109の側面に、
突歯117が周方向に一定間隔で複数、例えば6個設けられている。
そして、前記第2,第4速用歯車107がシフトレバーの操作によって、第5速用歯車
109側へ移動操作されると、突歯115が突歯117に係合し、ドグクラッチ113が
噛み合い状態となる。このドグクラッチ113の噛み合いによって、メインシャフト10
3から第2,第4速用歯車107、第5速用歯車109,111を介して、カウンタシャ
フト105へトルク伝達を行うことができる。
この従来のドグクラッチ113は、前記各突歯115,117の噛み合い面が周方向で
それぞれ平行となっているため、加工が容易で安価である。しかし、突歯115及び突歯
117の噛み合い状態で、大きなトルクが作用すると突歯115及び突歯117の結合が
外れ易いという欠点を有する。
この問題を解決するためには、突歯115及び突歯117の噛み合い分力が相互の結合
方向に作用するよう、突歯115及び突歯117の噛み合い面に勾配を設ければ良い。
しかし、このような突歯115及び突歯117は結合操作の容易性に影響する歯先隙間
を平行歯と同一にした場合、歯元厚さが薄くなり、さらに結合状態において、バックラッ
シュが増加し、異常音の発生や耐久性の低下を招くとの問題を発生する。
このように、結合操作の容易性と結合の確実性(抜けにくさ)、突歯115及び突歯1
17の強度およびバックラッシュとは互いにトレードオフの関係にある。
実開昭59−164859号公報
解決しようとする問題点は、ドグクラッチの噛み合いを円滑に行わせることはできるが
、外れやすいという反面、噛み合い面に傾斜面を設けて外れ難くすると強度低下、バック
ラッシュ増を招く恐れがある点である。
本発明は、ドグクラッチの噛み合いを容易に行わせることができると共に、外れ難くす
ると共に、強度低下を抑制し、且つバックラッシュ増を抑制するためにドグクラッチの突
歯を周方向所定間隔毎に高低を有するように形成し、突歯の頂部を曲面で形成したことを最も主要な特徴とする。
本発明のトルク断続装置は、ドグクラッチの突歯を周方向所定間隔毎に高低を有するよ
うに形成したため、高さの高い突歯相互間の周方向の間隔が広くなって、回転体相互間の突歯の噛み合いを容易に行わせることができる。しかも、突歯の頂部を曲面で形成したので、かみ合いに際して相手クラッチが、頂部を離れるとき図5に示すように、突歯に下向きの速度成分Aが生じているので確実にかみ合わせることができる。
さらに、前記突歯の曲面で形成された頂部と、突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成したから、万一かみ合いに失敗したときがあっても、前記アール面で、歯は相手の歯をスムーズに乗り越えることができるため、衝撃の発生を阻止し耐久性を保持できトルク断続装置としての性能の劣化阻止を図ることかできる。
また、前記突歯が、周方向1歯毎に高低を有するように形成された場合は、突歯相互の噛み合いを確実に容易にしながら、確実に外れにくくすることができる。
しかも前記相対回転可能な回転歯が、一方が回転軸であり、他方が該回転軸に相対回転可能に嵌合する歯車である場合は、常時噛み合い式歯車変速装置等において、回転軸と歯車相互間のトルク伝達において、ドグクラッチを入り易く、且つ外れ難くすることができる。
ドグクラッチを入り易くすると共に外れ難くし、且つ強度低下を抑制するという目的を簡単な構造で実現した。
図1は、常時噛み合い式歯車変速装置等の一部として用いられるトルク断続装置の断面
図である。図1のように、トルク断続装置1は、相対回転可能な回転体として回転軸3と
、歯車5,7と、スライドリング9とを備えている。
前記回転軸3は、例えば常時噛み合い式歯車変速装置のメインシャフトであり、前記歯
車5,7が変速用歯車として回転軸3に相対回転可能に支持されている。前記スライドリ
ング9は、歯車5,7間に配置され、前記回転軸3にスプライン係合している。従って、
スライドリング9は、歯車5,7間で回転軸心に沿った方向(図1の矢印方向)へ往復移
動操作することができる。スライドリング9には、フォークが係合し、操作レバーの操作
によりフォークを介しスライドリング9を回転軸心に沿った方向へ往復移動操作すること
ができる。
前記歯車5,7と前記スライドリング9との間には、それぞれドグクラッチ11,13
が設けられている。ドグクラッチ11,13は、例えば同一構成となっており、突歯15
,17,19,21によって構成されている。
しかも、各突歯15、17の各頂部は、図2、図3及び図4に示すように、曲率半径を一定とした曲面で形成されている。従って、かみ合いに際して相手クラッチが、頂部を離れるとき図5に示すように、突歯に下向きの速度成分Aが生じているので確実にかみ合わせることができる。
さらに、前記突歯15、17の曲面で形成された頂部と、突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。従って、万一かみ合いに失敗したときがあっても、前記アール面で、歯は相手の歯をスムーズに乗り越えることができるため、衝撃の発生を阻止し耐久性を保持できて、トルク断続装置としての性能の劣化阻止を図ることかできる。
図2に示す例において各突歯15、17の各頂部の曲面は、曲率半径を一定とした曲面で形成すると共に、この平面の外端部と突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。
また、図3に示す例において各突歯15、17の各頂部の曲面は、中央部は曲率半径を一定とした曲面で形成すると共に、左右両側は平面で形成し、この各平面の外端部と突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。
さらに、図4示す例において各突歯15、17の各頂部の曲面は、放物曲面で形成すると共に、この曲面の各外端部と突歯の立ち上がり部との交差部はアール面で形成してある。
本トルク断続装置の好ましい例をドグクラッチ11を代表して説明すると、ドグクラッチ11は、図6のようになっている。図6は、ドグクラッチ11の展開断面図である。
図6のように、突歯15,17は、周方向所定間隔毎、本実施例では1歯毎に高低を有するように形成されている。この高低は、歯車5側面、スライドリング9側面からの突歯15,17の高さ(回転軸3の回転軸芯に沿った方向での高さ)となっている。本実施例では、突歯15において高さの高い突歯部23と同低い突歯部25とが、周方向へ1歯置きに連接されている。同様に、突歯17において高さの高い高突歯27と同低い低突歯29とが周方向へ1歯置きに連接されている。
従って、突歯17側の高突歯27の歯先の歯幅Bに対し、相手側の突歯15の高突歯2
3相互の間隔Aは、本実施例に置いて3倍を上回る大きさとなっている。
しかも、各突歯15、17の各頂部は、曲率半径を一定とした曲面で形成されている。従って、かみ合いに際して相手クラッチが、頂部を離れるとき図5に示すように、突歯に下向きの速度成分Aが生じているので確実にかみ合わせることができる。
さらに、前記突歯の曲面で形成された頂部と、突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。従って、万一かみ合いに失敗したときがあっても、前記アール面で、歯は相手の歯をスムーズに乗り越えることができるため、衝撃の発生を阻止し耐久性を保持できて、トルク断続装置としての性能の劣化阻止を図ることかできる。
図7は、ドグクラッチ11の要部拡大展開断面図である。図7をも参照すると、前記突
歯15,17の各頂部の曲面は、曲率半径を一定とした曲面で形成すると共に、この平面の外端部と突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。また、前記突歯15,17の噛み合い面には、各高突歯23,27、各低突歯25,29の歯先側から歯元側の肉厚方向内側へ傾斜する傾斜面31,33が設けられている。傾斜面31,33の傾斜角度は、ほぼ同一に設定されている。低突歯25,29の傾斜面33は、高突歯23,27の高さH1と同等の高さとしたときの歯先側である先端35から歯元側へ傾斜するように形成されている。これによって、高突歯23,27の歯元側の歯厚W1と、低突歯25,29の歯元側の肉厚W2とを同一に設定することができる。但し、歯厚W1,W2は、強度が維持できる限り異ならせることも可能である。
しかも、低突歯25,29の高さH2を高突歯23,27の高さH1よりも寸法hだけ
低くしたことによって、前記A対Bの関係を作ることができると共に、傾斜面31,33
の設定によって、低突歯25,29の歯先先端37での歯厚を、回転方向に対して低突歯
25,29の歯厚方向に片側で寸法Sだけ小さくすることができる。このれによって、高
突歯23及び低突歯25間、高突歯27及び低突歯29間の回転方向の間隔を寸法Sだけ
大きくすることができる。
従って、例えば一方の突歯15の高低突歯23,25間に他方の突歯17の高突歯27
が噛み合い始めようとするときに、寸法Sだけ噛み合いに余裕が出るため、噛み合いをよ
り円滑に行わせることができる。
次に作用を説明する。操作レバーによって、スライドリング9を操作し、例えばドグク
ラッチ11を噛み合わせ操作すると、突歯17が突歯15に噛み合い、回転軸3と歯車5
との間のトルク伝達をスライドリング9、ドグクラッチ11を介して行わせることができ
る。
前記スライドリング9を反対側へ操作したときにも、ドグクラッチ13が噛み合い、回
転軸3のトルクをスライドリング9、ドグクラッチ13を介し歯車7へ伝達することがで
きる。
しかも、各突歯15、17の各頂部は、図示したように、曲率半径を一定とした曲面で形成されている。従って、かみ合いに際して相手クラッチが、頂部を離れるとき図5に示すように、突歯に下向きの速度成分Aが生じているので確実にかみ合わせることができる。
さらに、前記突歯15、17の曲面で形成された頂部と、突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。従って、万一かみ合いに失敗したときがあっても、前記アール面で、歯は相手の歯をスムーズに乗り越えることができるため、衝撃の発生を阻止し耐久性を保持できて、トルク断続装置としての性能の劣化阻止を図ることかできる。
さらに前記のように、相対回転下においてのドグクラッチ11,13の結合の容易さは、歯先相互の隙間の大きさによる。本実施例の当該隙間は、実質的に高突歯23,27相互のみで考えることができるため、A寸法とB寸法との差となり、非常に大きなものとなる。
従って、相対回転の大きいときにおいても、レバー操作により、高突歯23,27相互
が確実に噛み合いを開始する。高突歯23,27相互が噛み合うと、相対回転がなくなる
ため、レバー操作に基ずき、歯は完全に結合する方向へ移動する。このとき、傾斜面31
,33により当該アクションをサポートし、よりスムーズに且つ確実に結合させることが
できる。
そしてドグクラッチ11(13)が、完全に噛み合ったときのバックラッシは傾斜面3
1,33間の小さなものにすることができる。
このように本実施例においては、噛み合い開始時歯(高突歯23,27)先隙間が大き
く、噛み合い終了時には歯間(高突歯23及び低突歯25間に対する相手の低突歯27又
は高突歯29)相互の隙間が小さくなる。さらに、歯噛み合い部に傾斜面31,33を有
するため、噛み合い開始から完全結合までのアクションをスムーズに且つ、確実なものと
することができる。
しかも、例えば高突歯27が相手側の高低突歯23,25間に噛み合おうとするとき、
高低突歯23,25間の間隔に図3の寸法Sだけ余裕ができ、噛み合い途中においても噛
み合いを極めて円滑に行わせることができ、全体として円滑なかみ合わせを行わせること
ができる。
前記突歯15,17の噛み合い後は、傾斜面31,33相互の突き当たりによって、噛
み合いの抜けが抑制され、噛み合いを外れ難くすることができる。
さらに、低突歯25,29に斜面33を設けても、低突歯25,29の歯元の肉厚W2
を高突歯23,27の歯元の肉厚W1と同等にすることができ、ドグクラッチ11,13
としての強度を確実に維持することができる。また、結合状態において、バックラッシュ
の増加を抑制し、異常音の発生や耐久性の低下を抑制することができる。
図8は、突歯の形状の変形例を示したものであり、(a)は第1の変形例の噛み合い状
態断面図、(b)は第2の変形例の噛み合い状態断面図、(c)は第3の変形例の噛み合
い状態断面図である。
図8では、各突歯15、17の各頂部の曲面の例を3例挙げて説明する。
第1の変形例では、(a)のように、各突歯15、17の各頂部の曲面は、曲率半径を一定とした曲面で形成すると共に、この平面の外端部と突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。また、突歯15A側の高低突歯の歯元に半径方向に沿った平行部39を設けたものである。
従って、かみ合いに際して相手クラッチが、頂部を離れるとき図5に示すように、突歯に下向きの速度成分Aが生じているので確実にかみ合わせることができる。
さらに、前記突歯の曲面で形成された頂部と、突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。従って、万一かみ合いに失敗したときがあっても、前記アール面で、歯は相手の歯をスムーズに乗り越えることができるため、衝撃の発生を阻止し耐久性を保持できて、トルク断続装置としての性能の劣化阻止を図ることかできる。
第2の変形例では、(b)のように、各突歯15、17の各頂部の曲面は、中央部は曲率半径を一定とした曲面で形成すると共に、左右両側は平面で形成し、この各平面の外端部と突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成してある。また、突歯17Bの低突歯29Bの歯先面41を回転方向に傾斜形成した。歯先面41に対向して、突歯15Bの歯元間の面43も傾斜形成し、歯先面41に平行に設定している。突歯15Bの低突歯25Bと突歯17Bの歯元間の面についても同様に形成されている。
第3の変形例では、(c)のように、各突歯15、17の各頂部の曲面は、放物曲面で形成すると共に、この曲面の各外端部と突歯の立ち上がり部との交差部はアール面で形成してある。また、突歯17C側の低突歯29Cの歯先面45,47を回転方向前後に対称に傾斜形成した。この歯先面45,47に対応して、突歯15C側の歯元間の面49,51も対応して対称に傾斜形成されている。突歯15Cの低突歯25Cと突歯17C側の歯元間の面についても同様に形成されている。
図9は、実施例2に係り、ドグクラッチの要部拡大展開断面図である。なお、実施例1
と対応する構成部分には同符号又は同符号にDを付して説明する。
本実施例では、各突歯15、17の各頂部の曲面は、曲率半径を一定とした曲面で形成する一方、突歯15D,17Dの高低突歯23D,25D、27D,29Dの回転方向一側の噛み合い面は、回転軸芯に沿った方向の平行面51,53、55,57とした。
図10は、実施例3に係り、ドグクラッチの要部拡大展開断面図である。なお、実施例1と対応する構成部分には同符号又は同符号にEを付して説明する。
本実施例でも、各突歯15、17の各頂部の曲面は、曲率半径を一定とした曲面で形成する一方、突歯15E,17Eの高突歯23E,27Eの先端部の回転方向両側に回転軸芯に沿った方向の平行面59,61を設けたものである。平行面59,61は、高低突歯23E,25,27E,29の高さの差hと同一の寸法で形成されている。但し、平行面59,61をより大きく形成し、或いはより小さく形成することもできる。
尚、上記実施例1,3では、傾斜面31,33を回転方向で対称に形成したが、入力ト
ルクの特性に応じて高低突歯の両側の傾斜面の角度を変えることもできる。
上記実施例では常時噛み合い式歯車変速装置に適用するトルク断続装置として説明した
が、ドグクラッチを用いる他のトルク断続装置に適用することも可能である。
常時噛み合い式歯車変速装置に用いるトルク断続装置を示す断面図である。 ドグクラッチの展開断面説明図である。 ドグクラッチの展開断面説明図である。 ドグクラッチの展開断面説明図である。 ドグクラッチの作動状態を示す展開断面説明図である。 ドグクラッチの展開断面図である(実施例1)。 ドグクラッチの要部拡大展開断面図である(実施例1)。 (a)は第1の変形例に係るドグクラッチの要部拡大展開断面図、(b)は第2の変形例に係るドグクラッチの要部拡大断面図、(c)は第3の変形例に係るドグクラッチの要部拡大断面図である(実施例1)。 ドグクラッチの要部拡大展開断面図である(実施例2)。 ドグクラッチの要部拡大展開断面図である(実施例3)。 常時噛み合い式歯車変速装置の断面図である(従来例)。 歯車の斜視図である(従来例)。
符号の説明
1 トルク断続装置
3 回転軸(回転体)
5,7 歯車(回転体)
9 スライドリング
11,13 ドグクラッチ
15,15A,15B,15C,15D,17,17A,17B,17C,17D,1
9,21 突歯
23,23D,23E,27,27D,27E 高突歯
25,25A,25B,25C,25D,29,29A,29B,29C,29D 低
突歯
31,33 傾斜面

Claims (4)

  1. 相対回転可能な回転体相互の回転連動遮断をドグクラッチの対向する突歯の係脱により
    行うトルク断続装置において、
    前記ドグクラッチの突歯を、周方向所定間隔毎に高低を有するように形成し、
    前記突歯の頂部を曲面で形成した、
    ことを特徴とするトルク断続装置。
  2. 前記突歯の曲面で形成された頂部と、突歯の立ち上がり部との交差部をアール面で形成したことを特徴とするトルク断続装置。
  3. 請求項1記載のトルク断続装置であって、
    前記突歯は、周方向一歯毎に高低を有するように形成したことを特徴とするトルク断続
    装置。
  4. 請求項1記載のトルク断続装置であって、
    前記相対回転可能な回転体は、一方が回転軸であり、他方が該回転軸に相対回転可能に
    嵌合する歯車であることを特徴とするトルク断続装置。
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